JPH0645958A - 無線受信機 - Google Patents
無線受信機Info
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- JPH0645958A JPH0645958A JP8126092A JP8126092A JPH0645958A JP H0645958 A JPH0645958 A JP H0645958A JP 8126092 A JP8126092 A JP 8126092A JP 8126092 A JP8126092 A JP 8126092A JP H0645958 A JPH0645958 A JP H0645958A
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- antenna
- reception
- receiving
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- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】一台で広帯域性および高利得性を兼ね備える受
信アンテナ回路を有する無線受信機を提供する。 【構成】この無線受信機は、同調コンデンサＣ１および
Ｃ２を有するループアンテナ１に無線信号を受けて受信
信号Ｓ１を生じ、この受信信号は受信回路２〜８，１１
〜１４によって受信処理される。この無線受信機の使用
状況により、ループアンテナ１の受信端部１０２には、
上記ループアンテナ１とともに広帯域受信アンテナ回路
を形成する（電圧制御可変容量コンデンサＤ１１を含
む）同調回路１０，または高利得受信アンテナ回路を形
成する（高ＱのコンデンサＣ１１〜Ｃ１３のうちのいず
れか１つをＯＮとする）同調回路９のどちらかを接続す
る。
信アンテナ回路を有する無線受信機を提供する。 【構成】この無線受信機は、同調コンデンサＣ１および
Ｃ２を有するループアンテナ１に無線信号を受けて受信
信号Ｓ１を生じ、この受信信号は受信回路２〜８，１１
〜１４によって受信処理される。この無線受信機の使用
状況により、ループアンテナ１の受信端部１０２には、
上記ループアンテナ１とともに広帯域受信アンテナ回路
を形成する（電圧制御可変容量コンデンサＤ１１を含
む）同調回路１０，または高利得受信アンテナ回路を形
成する（高ＱのコンデンサＣ１１〜Ｃ１３のうちのいず
れか１つをＯＮとする）同調回路９のどちらかを接続す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は広帯域に亘る周波数チャ
ンネルを有する無線信号を受ける無線受信機に関し、特
にどの周波数チャンネルにおいてもアンテナ利得を高く
できる無線受信機に関する。
ンネルを有する無線信号を受ける無線受信機に関し、特
にどの周波数チャンネルにおいてもアンテナ利得を高く
できる無線受信機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の無線受信機は、広帯域受
信用アンテナによって周波数走査される無線信号を受信
する無線受信機と、高利得受信用アンテナによって固定
周波数チャンネルの無線信号を受信する無線受信機の二
つの無線受信機を用意していた。一例として、ループア
ンテナを受信用アンテナとして使用する無線受信機にお
いては、広帯域受信用アンテナとして上記ループアンテ
ナの同調用コンデンサに可変容量ダイオード等の電圧制
御可変容量コンデンサ（以下、バリキャップ）を用い、
上記バリキャップの電圧印加端子に受信する無線信号の
周波数に対応する制御電圧を加えて上記受信用アンテナ
を同調し、アンテナ利得を広帯域に亘って等価的にほぼ
平坦にしている。しかし、上記バリキャップには等価的
に並列抵抗が接続されているために同調用コンデンサと
してはＱが低く、従って上記バリキャップを同調用コン
デンサに用いる広帯域受信用アンテナの利得は低い。一
方、上記ループアンテナの同調用コンデンサに高周波に
おいてＱの高いコンデンサを使用すると高利得アンテナ
が実現でき、このアンテナを受信アンテナに使用するこ
とによって特定の固定周波数においては高アンテナ利得
の無線受信機が得られる。
信用アンテナによって周波数走査される無線信号を受信
する無線受信機と、高利得受信用アンテナによって固定
周波数チャンネルの無線信号を受信する無線受信機の二
つの無線受信機を用意していた。一例として、ループア
ンテナを受信用アンテナとして使用する無線受信機にお
いては、広帯域受信用アンテナとして上記ループアンテ
ナの同調用コンデンサに可変容量ダイオード等の電圧制
御可変容量コンデンサ（以下、バリキャップ）を用い、
上記バリキャップの電圧印加端子に受信する無線信号の
周波数に対応する制御電圧を加えて上記受信用アンテナ
を同調し、アンテナ利得を広帯域に亘って等価的にほぼ
平坦にしている。しかし、上記バリキャップには等価的
に並列抵抗が接続されているために同調用コンデンサと
してはＱが低く、従って上記バリキャップを同調用コン
デンサに用いる広帯域受信用アンテナの利得は低い。一
方、上記ループアンテナの同調用コンデンサに高周波に
おいてＱの高いコンデンサを使用すると高利得アンテナ
が実現でき、このアンテナを受信アンテナに使用するこ
とによって特定の固定周波数においては高アンテナ利得
の無線受信機が得られる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この従来の無線受信機
では、広帯域受信用アンテナを用いるとアンテナ利得が
低く、また高利得アンテナを用いるとアンテナ回路のＱ
が高いため周波数特性が急峻であるので、一台の無線受
信機で広帯域受信性と高利得受信性を両立させることが
できず、受信周波数走査性および受信感度の劣悪のため
の情報伝達の信頼性のどちらかが欠けるという欠点があ
った。
では、広帯域受信用アンテナを用いるとアンテナ利得が
低く、また高利得アンテナを用いるとアンテナ回路のＱ
が高いため周波数特性が急峻であるので、一台の無線受
信機で広帯域受信性と高利得受信性を両立させることが
できず、受信周波数走査性および受信感度の劣悪のため
の情報伝達の信頼性のどちらかが欠けるという欠点があ
った。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の無線受信機は、
先端部および受信端部にそれぞれ同調コンデンサを接続
し無線信号を受けて前記受信端部に受信信号を生じるル
ープアンテナと、前記受信信号を受信処理する受信回路
とを有する無線受信機において、さらに、前記ループア
ンテナの受信端部と接地間に接続可能な電圧制御可変容
量コンデンサと、前記ループアンテナの受信端部と接地
間に接続可能な少なくとも１個のコンデンサと、前記電
圧制御可変容量コンデンサおよび前記コンデンサのうち
のいずれか一つを前記受信端部に切替接続するコンデン
サ切替手段とを備えている。
先端部および受信端部にそれぞれ同調コンデンサを接続
し無線信号を受けて前記受信端部に受信信号を生じるル
ープアンテナと、前記受信信号を受信処理する受信回路
とを有する無線受信機において、さらに、前記ループア
ンテナの受信端部と接地間に接続可能な電圧制御可変容
量コンデンサと、前記ループアンテナの受信端部と接地
間に接続可能な少なくとも１個のコンデンサと、前記電
圧制御可変容量コンデンサおよび前記コンデンサのうち
のいずれか一つを前記受信端部に切替接続するコンデン
サ切替手段とを備えている。
【０００５】また、前記受信回路が位相同期ループの誤
差電圧信号によって周波数制御された電圧制御発振器か
ら局部発振信号を出力するシンセサイザを有し、前記電
圧制御可変容量コンデンサの電圧印加端子に前記誤差電
圧信号対応の電圧が加えられてもよい。
差電圧信号によって周波数制御された電圧制御発振器か
ら局部発振信号を出力するシンセサイザを有し、前記電
圧制御可変容量コンデンサの電圧印加端子に前記誤差電
圧信号対応の電圧が加えられてもよい。
【０００６】さらに、前記受信回路が、前記受信処理さ
れた信号に応答して前記シンセサイザの出力する局部発
振信号の周波数を制御する受信周波数制御回路を備えて
いてもよい。
れた信号に応答して前記シンセサイザの出力する局部発
振信号の周波数を制御する受信周波数制御回路を備えて
いてもよい。
【０００７】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００８】図１は本発明の一実施例のブロック図であ
る。また、図２および図３は、それぞれ図１の実施例に
おける高利得アンテナ回路の利得周波数特性を示す図お
よび広帯域アンテナ回路の利得周波数特性を示す図であ
る。
る。また、図２および図３は、それぞれ図１の実施例に
おける高利得アンテナ回路の利得周波数特性を示す図お
よび広帯域アンテナ回路の利得周波数特性を示す図であ
る。
【０００９】図１の無線受信機は、先端部１０１にコン
デンサＣ１，受信端部１０２に可変容量コンデンサＣ２
を同調用コンデンサとして備えるループアンテナ１によ
って無線信号を受け、受信端部１０２に生じる受信信号
Ｓ１をコンデンサＣ３を介してＲＦアンプ２に受ける。
受信信号Ｓ１は、ＲＦアンプ２により増幅され、フィル
タ３によって帯域制限され、第１ミクサ４によりシンセ
サイザ１１からの第１局部発振信号Ｓ３と混合されて第
１中間周波数信号Ｓ２に変換される。第１中間周波数信
号Ｓ２は、フィルタ５によって帯域制限され、第２ミク
サ６により発振器７からの第２局部発振信号Ｓ５と混合
されて第２中間周波数信号Ｓ４に変換される。第２中間
周波数信号Ｓ４は、ＩＦ回路１２により復調されて復調
信号Ｓ６を生じる。デコーダ１４および制御部１３は、
復調信号Ｓ６の信号処理を行い、アンテナ特性を制御す
るスイッチ信号Ｓ７〜Ｓ１０および受信周波数を制御す
る周波数制御信号Ｓ１１を生じる。
デンサＣ１，受信端部１０２に可変容量コンデンサＣ２
を同調用コンデンサとして備えるループアンテナ１によ
って無線信号を受け、受信端部１０２に生じる受信信号
Ｓ１をコンデンサＣ３を介してＲＦアンプ２に受ける。
受信信号Ｓ１は、ＲＦアンプ２により増幅され、フィル
タ３によって帯域制限され、第１ミクサ４によりシンセ
サイザ１１からの第１局部発振信号Ｓ３と混合されて第
１中間周波数信号Ｓ２に変換される。第１中間周波数信
号Ｓ２は、フィルタ５によって帯域制限され、第２ミク
サ６により発振器７からの第２局部発振信号Ｓ５と混合
されて第２中間周波数信号Ｓ４に変換される。第２中間
周波数信号Ｓ４は、ＩＦ回路１２により復調されて復調
信号Ｓ６を生じる。デコーダ１４および制御部１３は、
復調信号Ｓ６の信号処理を行い、アンテナ特性を制御す
るスイッチ信号Ｓ７〜Ｓ１０および受信周波数を制御す
る周波数制御信号Ｓ１１を生じる。
【００１０】ここで、図１のシンセサイザ１１は、誤差
電圧信号Ｓ１１によって周波数制御される電圧制御発振
器（ＶＣＯ）２１と、このＶＣＯ２１の出力する第１局
部発振信号Ｓ３を制御部１３からの周波数制御信号Ｓ７
の制御により分周比が決定される分周器（１／Ｎ）２２
と、基準信号を発生する基準発振器２４と、分周器２２
からの分周器出力の位相と基準発振器２４の出力する基
準信号の位相とを比較する位相比較器（ＣＯＭＰ）２３
と位相比較器２３からの位相信号を低域信号成分のみ通
過させて上記誤差電圧信号Ｓ１１を生じる低域通過フィ
ルタ２５とを有する位相同期ループ発振器型のシンセサ
イザである。
電圧信号Ｓ１１によって周波数制御される電圧制御発振
器（ＶＣＯ）２１と、このＶＣＯ２１の出力する第１局
部発振信号Ｓ３を制御部１３からの周波数制御信号Ｓ７
の制御により分周比が決定される分周器（１／Ｎ）２２
と、基準信号を発生する基準発振器２４と、分周器２２
からの分周器出力の位相と基準発振器２４の出力する基
準信号の位相とを比較する位相比較器（ＣＯＭＰ）２３
と位相比較器２３からの位相信号を低域信号成分のみ通
過させて上記誤差電圧信号Ｓ１１を生じる低域通過フィ
ルタ２５とを有する位相同期ループ発振器型のシンセサ
イザである。
【００１１】また、図１のループアンテナ１は、受信端
部１０２に二つの同調回路９および１０を上記可変コン
デンサＣ２と並列に接続している。同調回路９は、受信
端部１０２に接続可能な３つのコンデンサ回路からな
る。即ち、このコンデンサ回路は、コンデンサＣ１１と
スイッチ信号Ｓ７の供給により閉となるスイッチＳＷ１
１のと組，コンデンサＣ１２とスイッチ信号Ｓ８の供給
により閉となるスイッチＳＷ１３との組，およびコンデ
ンサＣ１２とスイッチ信号Ｓ９の供給により閉となるス
イッチＳＷ１３との組からなる。一方、同調回路１０
は、受信端部１０２に接続可能な一つのコンデンサ回路
である。即ち、このコンデンサ回路は、受信端部１０２
に接続されたスイッチ信号Ｓ１０の供給により閉となる
スイッチＳＷ１１，このスイッチＳＷ１１に縦続に接続
され最終端が接地されているコンデンサＣ１４およびバ
リキャップＤ１１，および一端がコンデンサＣ１４とバ
リキャップＤ１１との接続点に接続され他端が接地され
たバリキャップＤ１１に含まれている等価的な抵抗器Ｒ
１１と等価的なコンデンサＣ１５の直列回路からなる。
従って、同調回路１０はＱの低いコンデンサ回路とな
る。なお、このコンデンサ回路の容量値は、シンセサイ
ザ１１からの誤差電圧信号Ｓ１１により制御される。
部１０２に二つの同調回路９および１０を上記可変コン
デンサＣ２と並列に接続している。同調回路９は、受信
端部１０２に接続可能な３つのコンデンサ回路からな
る。即ち、このコンデンサ回路は、コンデンサＣ１１と
スイッチ信号Ｓ７の供給により閉となるスイッチＳＷ１
１のと組，コンデンサＣ１２とスイッチ信号Ｓ８の供給
により閉となるスイッチＳＷ１３との組，およびコンデ
ンサＣ１２とスイッチ信号Ｓ９の供給により閉となるス
イッチＳＷ１３との組からなる。一方、同調回路１０
は、受信端部１０２に接続可能な一つのコンデンサ回路
である。即ち、このコンデンサ回路は、受信端部１０２
に接続されたスイッチ信号Ｓ１０の供給により閉となる
スイッチＳＷ１１，このスイッチＳＷ１１に縦続に接続
され最終端が接地されているコンデンサＣ１４およびバ
リキャップＤ１１，および一端がコンデンサＣ１４とバ
リキャップＤ１１との接続点に接続され他端が接地され
たバリキャップＤ１１に含まれている等価的な抵抗器Ｒ
１１と等価的なコンデンサＣ１５の直列回路からなる。
従って、同調回路１０はＱの低いコンデンサ回路とな
る。なお、このコンデンサ回路の容量値は、シンセサイ
ザ１１からの誤差電圧信号Ｓ１１により制御される。
【００１２】制御部１３からのスイッチ信号Ｓ７が供給
されると、スイッチＳＷ１１が閉じてコンデンサＣ１１
をループアンテナ１の受信端部１０１に接続し、同様に
スイッチ信号Ｓ８によりコンデンサＣ１２を受信端部１
０１に接続し、スイッチ信号Ｓ９によりコンデンサＣ１
３を受信端部１０１に接続する。一方、制御部１３から
のスイッチ信号Ｓ７が供給されると、スイッチＳＷ１４
が閉じてコンデンサＣ１１およびバリキャップＤ１１の
直列回路を受信端部１０１に接続する。
されると、スイッチＳＷ１１が閉じてコンデンサＣ１１
をループアンテナ１の受信端部１０１に接続し、同様に
スイッチ信号Ｓ８によりコンデンサＣ１２を受信端部１
０１に接続し、スイッチ信号Ｓ９によりコンデンサＣ１
３を受信端部１０１に接続する。一方、制御部１３から
のスイッチ信号Ｓ７が供給されると、スイッチＳＷ１４
が閉じてコンデンサＣ１１およびバリキャップＤ１１の
直列回路を受信端部１０１に接続する。
【００１３】次に、図１に加えて図２を参照して同調回
路９がループアンテナ１の受信端部１０２に接続され高
利得アンテナ回路のアンテナ利得の周波数特性を説明す
る。ここで、図１の実施例においてはコンデンサＣ１１
の容量が最も大きく、コンデンサＣ１３の容量が最も小
さい。従って中位のコンデンサＣ１２が受信端部１０２
に接続されると、中心周波数ｆ０において最大利アンテ
ナ利得Ｇ１が得られるが、上下の周波数（ｆ０−Δｆ）
および（ｆ０＋Δｆ）では基準利得Ｇ０より小さいＧ２
に低下する。同様にコンデンサＣ１１およびＣ１３が受
信端部１０２に接続された場合も、同調周波数では高ア
ンテナ利得が得られるが、それ以外の周波数ではアンテ
ナ利得が急峻に低下する。
路９がループアンテナ１の受信端部１０２に接続され高
利得アンテナ回路のアンテナ利得の周波数特性を説明す
る。ここで、図１の実施例においてはコンデンサＣ１１
の容量が最も大きく、コンデンサＣ１３の容量が最も小
さい。従って中位のコンデンサＣ１２が受信端部１０２
に接続されると、中心周波数ｆ０において最大利アンテ
ナ利得Ｇ１が得られるが、上下の周波数（ｆ０−Δｆ）
および（ｆ０＋Δｆ）では基準利得Ｇ０より小さいＧ２
に低下する。同様にコンデンサＣ１１およびＣ１３が受
信端部１０２に接続された場合も、同調周波数では高ア
ンテナ利得が得られるが、それ以外の周波数ではアンテ
ナ利得が急峻に低下する。
【００１４】さらに、図１に加えて図３を参照して同調
回路１０がループアンテナ１の受信端部１０２に接続さ
れた広帯域アンテナ回路のアンテナ利得の周波数特性を
説明する。この場合には、同調の中心周波数ｆ０におい
ても同調回路１０のＱが低いため、アンテナ利得は同調
回路９を接続したときの最大利得Ｇ１より小さい利得Ｇ
３となっている。一方、上下の周波数（ｆ０−Δｆ）お
よび（ｆ０＋Δｆ）においては、それぞれの周波数でル
ープアンテナ１が同調されるように、誤差電圧信号Ｓ１
１をバリキャップＤ１１に加える（一例として、この無
線受信機がシンセサイザ１１からの局部発振信号Ｓ３が
上昇すると第１中間周波数信号Ｓ２の周波数を上昇させ
る受信機ならば、低域通過フィルタ２５からの誤差電圧
信号Ｓ１１の電圧を大きくするとＶＣＯ２１からの第１
局部発振信号Ｓ３の周波数が高くなるようにし、また上
記誤差電圧信号Ｓ１１の電圧上昇につれて上記バリキャ
ップＤ１１の容量値を小さくする）。勿論、バリキャッ
プＤ１１によるアンテナ回路の同調ができるようにコン
デンサＣ１４，Ｃ１５，抵抗器Ｒ１１，およびバリキャ
ップＤ１１の諸定数が選ばれる。従って、どの周波数に
おいてもアンテナ利得が基準利得Ｇ０より大きい広帯域
特性が得られる。
回路１０がループアンテナ１の受信端部１０２に接続さ
れた広帯域アンテナ回路のアンテナ利得の周波数特性を
説明する。この場合には、同調の中心周波数ｆ０におい
ても同調回路１０のＱが低いため、アンテナ利得は同調
回路９を接続したときの最大利得Ｇ１より小さい利得Ｇ
３となっている。一方、上下の周波数（ｆ０−Δｆ）お
よび（ｆ０＋Δｆ）においては、それぞれの周波数でル
ープアンテナ１が同調されるように、誤差電圧信号Ｓ１
１をバリキャップＤ１１に加える（一例として、この無
線受信機がシンセサイザ１１からの局部発振信号Ｓ３が
上昇すると第１中間周波数信号Ｓ２の周波数を上昇させ
る受信機ならば、低域通過フィルタ２５からの誤差電圧
信号Ｓ１１の電圧を大きくするとＶＣＯ２１からの第１
局部発振信号Ｓ３の周波数が高くなるようにし、また上
記誤差電圧信号Ｓ１１の電圧上昇につれて上記バリキャ
ップＤ１１の容量値を小さくする）。勿論、バリキャッ
プＤ１１によるアンテナ回路の同調ができるようにコン
デンサＣ１４，Ｃ１５，抵抗器Ｒ１１，およびバリキャ
ップＤ１１の諸定数が選ばれる。従って、どの周波数に
おいてもアンテナ利得が基準利得Ｇ０より大きい広帯域
特性が得られる。
【００１５】従って、図１の無線受信機は、使用状況に
応じて同調回路９および１０を受信端部１０２に切替え
接続すれば、高利得アンテナ回路および広帯域アンテナ
回路を自由に選べることになる。
応じて同調回路９および１０を受信端部１０２に切替え
接続すれば、高利得アンテナ回路および広帯域アンテナ
回路を自由に選べることになる。
【００１６】図４は図１の実施例の動作フローチャート
である。無線受信機の電源を投入すると（ステップ１０
１）、制御部１３は受信すべき無線信号を捜すためスイ
ッチ信号Ｓ１０を出力しスイッチＳＷ１４をＯＮ，他の
スイッチＳＷ１１〜ＳＷ１３をＯＦＦにする（ステップ
１０２）。このときのアンテナ回路はループアンテナ
１，コンデンサＣ１，Ｃ２および同調回路１０からな
る。また、制御部１３は、入力無線信号の周波数をサー
チするために分周器２２にその分周数を変化させる周波
数制御信号Ｓ７を供給する（ステップ１０３）。する
と、位相比較器２３からの位相信号は低域通過フィルタ
２５を通って誤差電圧信号Ｓ１１になり、ＶＣＯ２１か
らの第１局部発振信号Ｓ３の周波数が変化する。同時に
この誤差電圧信号Ｓ１１がバリキャップＤ１１の容量を
変化させ、このステップ１０３ではアンテナ回路の利得
が複数の周波数間でほぼ一定値を保つことになる（ステ
ップ１０４，図３参照）。
である。無線受信機の電源を投入すると（ステップ１０
１）、制御部１３は受信すべき無線信号を捜すためスイ
ッチ信号Ｓ１０を出力しスイッチＳＷ１４をＯＮ，他の
スイッチＳＷ１１〜ＳＷ１３をＯＦＦにする（ステップ
１０２）。このときのアンテナ回路はループアンテナ
１，コンデンサＣ１，Ｃ２および同調回路１０からな
る。また、制御部１３は、入力無線信号の周波数をサー
チするために分周器２２にその分周数を変化させる周波
数制御信号Ｓ７を供給する（ステップ１０３）。する
と、位相比較器２３からの位相信号は低域通過フィルタ
２５を通って誤差電圧信号Ｓ１１になり、ＶＣＯ２１か
らの第１局部発振信号Ｓ３の周波数が変化する。同時に
この誤差電圧信号Ｓ１１がバリキャップＤ１１の容量を
変化させ、このステップ１０３ではアンテナ回路の利得
が複数の周波数間でほぼ一定値を保つことになる（ステ
ップ１０４，図３参照）。
【００１７】受信すべき無線信号の周波数がデコーダ１
４によって検出されると（ステップ１０５のＹＥＳ）、
制御部１３はこの検出情報を受けて分周器２２の分周数
を固定し（ステップ１０６）、固定された分周数から受
信信号Ｓ１の周波数を計算する（ステップ１０７）。こ
れと同時に制御部１４はこの受信周波数でのアンテナ利
得を上げるため、スイッチ信号Ｓ１０の供給を停止して
スイッチＳＷ１４をＯＦＦとする（ステップ１０８）。
同時に、受信周波数と予め分かっている同調回路９を含
むアンテナ回路のアンテナ利得特性とから、この受信周
波数においてアンテナ利得が最大となるコンデンサ回路
のスイッチ（ＳＷ１１〜ＳＷ１３のいずれか）をＯＮと
する（ステップ１０９〜Ｓ１１３）。この状態でのアン
テナ利得は、図２のような特性を示す。そして、この無
線受信機は受信動作を開始する（ステップ１１４）。
４によって検出されると（ステップ１０５のＹＥＳ）、
制御部１３はこの検出情報を受けて分周器２２の分周数
を固定し（ステップ１０６）、固定された分周数から受
信信号Ｓ１の周波数を計算する（ステップ１０７）。こ
れと同時に制御部１４はこの受信周波数でのアンテナ利
得を上げるため、スイッチ信号Ｓ１０の供給を停止して
スイッチＳＷ１４をＯＦＦとする（ステップ１０８）。
同時に、受信周波数と予め分かっている同調回路９を含
むアンテナ回路のアンテナ利得特性とから、この受信周
波数においてアンテナ利得が最大となるコンデンサ回路
のスイッチ（ＳＷ１１〜ＳＷ１３のいずれか）をＯＮと
する（ステップ１０９〜Ｓ１１３）。この状態でのアン
テナ利得は、図２のような特性を示す。そして、この無
線受信機は受信動作を開始する（ステップ１１４）。
【００１８】以上の動作フローチャートで説明したよう
に、この無線受信機は、入力無線信号の周波数サーチの
ときにはアンテナ利得が等価的にフラットな周波数特性
を持ち、受信周波数が決定すると高利得のアンテナ利得
を持つことになる。
に、この無線受信機は、入力無線信号の周波数サーチの
ときにはアンテナ利得が等価的にフラットな周波数特性
を持ち、受信周波数が決定すると高利得のアンテナ利得
を持つことになる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、広帯域受
信アンテナ特性の必要な受信チャンネル周波数走査時に
は、同調用コンデンサを比較的平坦なアンテナ利得特性
が等価的に得られるバリキャップに切替え、受信周波数
に応じて上記受信アンテナの同調動作を行うので希望周
波数の信号を探しやすくする効果がある。一方、受信周
波数が確定すると、高いＱの同調用コンデンサを有する
とともに上記受信周波数に対応する高利得受信アンテナ
に切替えるので、必要な周波数での受信機感度を最良に
して情報伝達の信頼性を向上することができるという効
果がある。
信アンテナ特性の必要な受信チャンネル周波数走査時に
は、同調用コンデンサを比較的平坦なアンテナ利得特性
が等価的に得られるバリキャップに切替え、受信周波数
に応じて上記受信アンテナの同調動作を行うので希望周
波数の信号を探しやすくする効果がある。一方、受信周
波数が確定すると、高いＱの同調用コンデンサを有する
とともに上記受信周波数に対応する高利得受信アンテナ
に切替えるので、必要な周波数での受信機感度を最良に
して情報伝達の信頼性を向上することができるという効
果がある。
【図１】本発明の一実施例のブロック図である。
【図２】図１の実施例における高利得アンテナ回路の利
得周波数特性を示す図である。
得周波数特性を示す図である。
【図３】図１の実施例における広帯域アンテナ回路の利
得周波数特性を示す図である。
得周波数特性を示す図である。
【図４】図１の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
１ ループアンテナ ２ ＲＦアンプ ３，５，８ フィルタ ４ 第１ミクサ ６ 第２ミクサ ７ 発振器 ９，１０ 同調回路 １１ シンセサイザ １２ ＩＦ回路 １３ 制御部 １４ デコーダ ２１ 電圧制御発振器（ＶＣＯ） ２２ 分周器（１／Ｎ） ２３ 位相比較器（ＣＯＭＰ） ２４ 基準発振器 ２５ 低域通過フィルタ １０１ 先端部 １０２ 受信端部 Ｃ１〜Ｃ３，Ｃ１１〜Ｃ１５ コンデンサ Ｄ１１ 電圧制御可変容量コンデンサ（バリキャッ
プ） Ｒ１１ 抵抗器 ＳＷ１１〜ＳＷ１４ スイッチ
プ） Ｒ１１ 抵抗器 ＳＷ１１〜ＳＷ１４ スイッチ
Claims (3)
- 【請求項１】 先端部および受信端部にそれぞれ同調コ
ンデンサを接続し無線信号を受けて前記受信端部に受信
信号を生じるループアンテナと、前記受信信号を受信処
理する受信回路とを有する無線受信機において、 さらに、前記ループアンテナの受信端部と接地間に接続
可能な電圧制御可変容量コンデンサと、前記ループアン
テナの受信端部と接地間に接続可能な少なくとも１個の
コンデンサと、前記電圧制御可変容量コンデンサおよび
前記コンデンサのうちのいずれか一つを前記受信端部に
切替接続するコンデンサ切替手段とを備えることを特徴
とする無線受信機。 - 【請求項２】 前記受信回路が位相同期ループの誤差電
圧信号によって周波数制御された電圧制御発振器から局
部発振信号を出力するシンセサイザを有し、前記電圧制
御可変容量コンデンサの電圧印加端子に前記誤差電圧信
号対応の電圧を加えることを特徴とする請求項１記載の
無線受信機。 - 【請求項３】 前記受信回路が、さらに、前記受信処理
された信号に応答して前記シンセサイザの出力する局部
発振信号の周波数を制御する受信周波数制御回路を有す
ることを特徴とする請求項２記載の無線受信機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8126092A JPH0645958A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 無線受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8126092A JPH0645958A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 無線受信機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0645958A true JPH0645958A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=13741403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8126092A Pending JPH0645958A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 無線受信機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0645958A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7340274B2 (en) | 2003-11-27 | 2008-03-04 | Nec Corporation | Cellular phone capable of receiving a plurality of broadcast waves |
| US7583942B2 (en) * | 2003-05-20 | 2009-09-01 | Citizen Holdings Co., Ltd. | Tuning device and radio-wave corrected timepiece |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP8126092A patent/JPH0645958A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7583942B2 (en) * | 2003-05-20 | 2009-09-01 | Citizen Holdings Co., Ltd. | Tuning device and radio-wave corrected timepiece |
| US7340274B2 (en) | 2003-11-27 | 2008-03-04 | Nec Corporation | Cellular phone capable of receiving a plurality of broadcast waves |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990615 |