JPH06313193A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液体洗浄剤組成物

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JPH06313193A
JPH06313193A JP5104085A JP10408593A JPH06313193A JP H06313193 A JPH06313193 A JP H06313193A JP 5104085 A JP5104085 A JP 5104085A JP 10408593 A JP10408593 A JP 10408593A JP H06313193 A JPH06313193 A JP H06313193A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 つけ置き洗い専用の中性透明液体洗浄剤を提
供する。 【構成】 明細書に示す式(I)の、ヨウ素価が40〜1
00のカチオン界面活性剤1〜5重量%と、式(II)の
ノニオン界面活性剤10〜30重量%と、式(III)の
半極性界面活性剤0.5〜8重量%と、式(IV)のグリ
コールエーテル系溶剤1〜70重量%とを含有すること
を特徴とするつけ置き洗い専用液体洗浄剤組成物。 【効果】 シルクやウール等のデリケートな製品を、収
縮や、風合を損なうことなく、短時間のつけ置き洗いで
簡単に洗浄できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はつけ置き専用の透明な液
体洗浄剤に関する。さらに詳しくは、本発明は、シルク
製品、ウール製品、おしゃれ着などのわずかな汚れでも
洗浄の必要が生じる衣類に対して実用的な洗浄力と形態
保持機能を有し、優れた風合いを損なわず、しかも保存
安定性に優れたつけ置き洗い専用の中性透明の液体洗浄
剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、つけ置き洗いとは、一般に、洗濯
機、手洗い(もみ洗い)等で洗濯する前の予洗のこと
や、酵素を配合し洗浄力を強化した洗剤溶液につけてお
くこと等を指していた。したがって、長時間(例えば、
一晩)つけておかないと十分に汚れが落ちなかったた
め、シルクやウールの衣料をこのように長時間つけてお
くと、衣類が縮むという問題が多々生じていた。
【0003】すなわち、家庭における衣類の洗濯は、従
来よりアニオン界面活性剤あるいはノニオン界面活性剤
を主成分とする洗浄剤で洗浄を行った後、繊維の風合い
および帯電防止能を付与するために、カチオン界面活性
剤を主成分とする柔軟剤で更に柔軟処理を行っている
が、この方法では洗浄および柔軟性付与という2操作が
必要となり煩雑さを伴う。そこで、特公昭47−475
0号公報および特開昭57−126896号公報には、
上記の2操作を同時に行う1液型の洗浄方法が検討され
ている。
【0004】この1液型組成物は主として、ノニオン界
面活性剤あるいは半極性界面活性剤を主成分とし、分子
内に長鎖の飽和基を有するモノアルキルまたはジアルキ
ル型カチオン界面活性剤を柔軟剤成分として配合してい
るものである。この系は配合当初においては常温で透明
であるが、長期にわたり保存すると不溶化物を析出した
り、低温で白濁や沈澱を生じ商品価値を著しく低下させ
る。その結果、性能面では適度な洗浄力と風合いを保持
しながらも、安定性の面で問題がある。そこで、特開平
4−4298号公報および特開平4−153300号公
報には1液型の洗浄方法で適度な洗浄力を有し、優れた
風合いを損なわず、しかも保存安定性に優れた中性透明
液体洗浄剤の記載がなされている。
【0005】しかし、シルク製品、ウール製品、おしゃ
れ着などは通常の洗濯方法(具体的には洗濯機でのマイ
ルドな水流での洗浄方法やもんだり、押したりして手の
動作を加えて洗浄する方法)では洗浄後の衣料が収縮し
たり、型くずれしたりして、衣料の商品価値を著しく低
下させる。そこで、衣料の収縮や型くずれを防止するた
め、つけ置き洗浄法が採用されるが、上記の洗浄剤では
洗浄力が不十分であり、特に、しみ汚れ等部分的に目立
つ汚れを除去する効果に劣る。また、シルク製品、ウー
ル製品、おしゃれ着などには、衣料の風合・形態保持機
能に優れ、かつ洗浄機能にも優れる洗浄方法および洗浄
剤が求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のつけ
置き洗いとは異なり、極めて短時間、例えば、10〜3
0分の浸漬で、シルクやウール等デリケートな衣類の縮
み等の不都合が生じずに汚れを落とし、風合いも良く洗
濯して仕上げるための洗浄剤、すなわち、シルク製品、
ウール製品、おしゃれ着などに対して実用的な洗浄力と
形態保持機能を有し、洗浄後の衣料に優れた柔軟性と風
合いを付与すると共に、常温および低温において安定な
つけ置き洗い専用の中性透明液体洗浄剤を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(I):
【0008】
【化5】
【0009】(式中、R1およびR2は炭素数12〜24
のアルキル基もしくはアルケニル基、R3およびR4はメ
チル基、エチル基、ポリオキシエチレン基またはポリオ
キシプロピレン基、Xはハロゲン原子、CH3SO4また
はC25SO4を意味する)で示される化合物から選ばれ
る1種または2種以上の混合物であって、ヨウ素価が4
0〜100のカチオン界面活性剤1〜5重量%と、 式(II):
【0010】
【化6】
【0011】(式中、R5は炭素数10〜20のアルキ
ル基もしくはアルケニル基、または炭素数6〜12のア
ルキル基をもつアルキルフェニル基、nは5〜15を意
味する)で示されるノニオン界面活性剤10〜30重量
%と、 式(III):
【0012】
【化7】
【0013】(式中、R6は炭素数10〜22のアルキ
ル基、R7およびR8はメチル基、エチル基またはヒドロ
キシエチル基を意味する)で示される半極性界面活性剤
0.5〜8重量%と、 式(IV):
【0014】
【化8】
【0015】(式中、R9は炭素数1〜4のアルキル
基、R10は炭素数1〜2のアルキレン基、R11およびR
12は水素またはメチル基を意味する)で示されるグリコ
ールエーテル系溶剤1〜70重量%とを含有することを
特徴とするつけ置き洗い専用液体洗浄剤組成物を提供す
るものである。
【0016】式(I)におけるR1およびR2は同一でも異
なっていてもよく、炭素数12〜24、好ましくは16
〜20の直鎖状または分枝鎖状のアルキル基またはアル
ケニル基である。炭素数が12未満の場合は、洗浄後の
布地に充分な柔軟性や風合いを与えることができず、炭
素数が24を超えると低温で透明に溶解しない。
【0017】R3およびR4は同一でも異なっていてもよ
く、メチル基、エチル基またはポリオキシエチレン基も
しくはポリオキシプロピレン基であり、好ましくはメチ
ル基である。ポリオキシエチレン基もしくはポリオキシ
プロピレン基の付加モル数は好ましくは1〜5、特に好
ましくは1〜3である。
【0018】Xはハロゲン原子、CH3SO4またはC2
5SO4である。好ましくは、ハロゲン原子である。ハ
ロゲン原子としては塩素、臭素またはヨウ素が挙げら
れ、好ましくは塩素である。
【0019】式(I)で示されるカチオン界面活性剤は第
4級アンモニウム塩であり、具体的にはジオレイルジメ
チルアンモニウムクロリド、オレイン酸や牛脂脂肪酸由
来あるいは大豆油脂肪酸由来の混合不飽和アルキル基の
ジアルキルジメチルアンモニウムクロリドなどが挙げら
れるが、特にジオレイルジメチルアンモニウムクロリド
が好ましい。該カチオン界面活性剤は単独でも、2種以
上を混合してもよく、用いるカチオン界面活性剤全体と
してのヨウ素価は40〜100、好ましくは60〜90
である。このカチオン界面活性剤を含む系は透明である
が、ヨウ素価が40未満の場合、その原因は明らかでな
いが、0〜10℃で白濁沈澱物が析出する。該カチオン
界面活性剤の含有量は組成物中に1〜5重量%である。
1重量%未満であると洗浄後の繊維に柔軟性が付与され
ず、5重量%を超えると低温で白濁沈澱物が析出しやす
くなり、かつ洗浄力が低下し、再汚染しやすくなる。
【0020】式(II)におけるR5は炭素数10〜20
のアルキル基もしくはアルケニル基、または炭素数が6
〜12のアルキル基をもつアルキルフェニル基であり、
好ましくはアルキル基またはアルケニル基である。した
がって、式(II)で示されるノニオン界面活性剤はエチ
レンオキシドの付加モル数が5〜15、好ましくは7〜
12のポリオキシエチレンアルキルもしくはアルケニル
エーテルまたは炭素数が6〜12、好ましくは8〜10
のアルキル基をもつポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテルである。該ノニオン界面活性剤の含有量は組
成物中に10〜30重量%、好ましくは15〜25重量
%である。10重量%未満では洗浄力が弱くて再汚染し
やすく、低温での安定性が低下する。一方、30重量%
を超えると常温での溶解性が悪くゲル状となりがちであ
る。
【0021】式(III)におけるR6は炭素数10〜2
2、好ましくは12〜18の直鎖状または分枝鎖状アル
キル基であり、特に好ましくは12〜14である。
【0022】R7およびR8はメチル基、エチル基または
ヒドロキシエチル基であり、好ましくはメチル基であ
る。
【0023】式(III)で示される半極性界面活性剤は
系の溶解性、起泡力および洗浄力を改良するために添加
し、その含有量は組成物中に0.5〜8重量%、好まし
くは1〜7重量%である。0.5重量%未満では系の溶
解性が悪く経時で液面に被膜形成することがあり、8重
量%を超えると泡切れが悪くなるばかりでなく、−5℃
における安定性が低下する。
【0024】式(IV)においてR9は炭素数1〜4の直
鎖状または分枝鎖状アルキル基であり、好ましくはメチ
ル基またはエチル基である。 R10は炭素数1〜2のア
ルキレン基であり、好ましくは2である。
【0025】R11およびR12は水素またはメチル基であ
る。式(IV)で示されるグリコールエーテル系溶剤の具
体例としては、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレン
グリコールモノブチルエーテル、イソプロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、イソプロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、3−メトキシブタノール、3−メチ
ル−3−メトキシブタノールなどが挙げられ、イソプロ
ピレングリコールモノメチルエーテル、イソプロピレン
グリコールモノエチルエーテル、3−メトキシブタノー
ル、3−メチル−3−メトキシブタノール等の炭素数3
以上のグリコールエーテルが好ましい。
【0026】該グリコールエーテル系溶剤はつけ置き洗
い時の洗浄力を改良するために添加し、その含有量は組
成物中に1〜70重量%、好ましくは5〜50重量%、
特に好ましくは、8〜30重量%である。1重量%未満
であると洗浄の向上が認められない。
【0027】本発明においては、式(II)〜(IV)
の成分についても、各々、2種以上を併用することがで
きる。また、本発明においては、式(I)で示されるカチ
オン界面活性剤に対する、式(II)で示されるノニオン
界面活性剤と式(III)で示される半極性界面活性剤と
の合計量の重量比が1:20〜1:4であることが好ま
しく、1:13〜1:5であることが更に好ましい。こ
の際、式(I)で示されるカチオン界面活性剤の配合比が
1:20より小さいと繊維に柔軟性を付与する効果が発
現せず、逆に1:4より大きくなると低温安定性が低下
し、また、洗浄力が低下し、再汚染しやすくなる。
【0028】本発明の組成物には、溶解性をさらに改良
するために、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、グリセリン、エタノールなどの可溶化剤を配合する
ことができる。また、洗浄力を向上させるため、あるい
は再汚染を防止するためにポリビニルアルコール、カル
ボキシメチルセルローズ、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルローズ、ヒドロキシブチルセルローズなどの水溶性ポ
リマーを配合することもできる。また、例えば、タンパ
ク質加水分解酵素、脂質加水分解酵素、デンプン加水分
解酵素、溶菌酵素等のような酵素も配合できる。
【0029】さらに、本発明の組成物には、香料、酵
素、殺菌剤、顔料、染料など、この種の洗浄剤に通常使
用される添加剤を適宜配合することもできる。
【0030】本発明の組成物は、常法により所望の成分
を混合、溶解することにより製造でき、使用に際して
は、通常、本発明の組成物を200〜2000倍容量の
水ないしは温湯(10〜30℃)に添加し、これに被洗
濯物を短時間、例えば、10〜30分つけ置きした後、
すすぐだけで、衣類の縮み等の問題なしに汚れを落とす
ことができ、風合いも良好に洗濯できる。本発明の組成
物は、特に、シルクやウール等、デリケートな洗濯が要
求される製品の洗濯に適している。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、実施例中、濃度と使用量における%は重量%であ
る。また、安定性試験、柔軟性試験、収縮性試験および
洗浄力試験は以下のとおり行った。これらの試験に使用
した水は水道水であり、柔軟性試験、収縮性試験および
洗浄力試験は全てつけ置き洗いを基準として検討し、用
いたシルク布は丹後産の絹100%のサテン織布であ
る。
【0032】安定性試験 液体洗浄剤組成物を約70℃で調製後、約40℃まで冷
却した。これを100ミリリットル容のスクリュー管に
取り、−5℃、0℃、5℃および25℃の恒温槽に1ヶ
月間放置してその外観を目視により判定した。評価基準
は以下の通りである。 ○ 透明、流動性あり △ 半透明、流動性あり × 白濁、結晶析出または固化
【0033】柔軟性試験 30℃の液体洗浄剤組成物の0.1%水溶液500ミリ
リットルの中に、20cm×20cmのシルク布を10
分間浸漬し振り濯ぎを2回行った後、10秒間脱水し風
乾した。この洗浄操作を1サイクルとし、5サイクル繰
返した。5サイクル終了後、低温のアイロンをかけて試
験布とした。この布を判定者8名により、感触による未
洗浄布との一対比較を行い、以下のように判定した。評
価基準は以下の通りである。 ◎ 未洗浄シルク布より非常に柔らかい ○ 未洗浄シルク布より柔らかい △ 未洗浄シルク布よりわずかにかたい × 未洗浄シルク布よりかたい
【0034】収縮性試験 (1) 大きさ30cm×30cmのシルクの未加工布を
20℃、65%RHで4時間以上調湿した。この布に油
性のサインペンで8ヵ所に印をつけそれぞれに番号を付
した後、それぞれの印の間の長さを測定し(タテ a1 O
2 O、a3 O;ヨコ b1 O、b2 O、b3 O)、この長さを原長
とし、供試布とした。図1に供試布の平面図を示す。
【0035】(2) (1)で得た供試布3枚を1つのビー
カー(1リットル)に入れ、つけ置き洗濯を行なった。各
洗剤濃度は0.1%とし、水温は20℃とした。すすぎ
としては、ビーカー(1リットル)の中で振りすすぎを2
回行なった。次いで、この供試布を洗濯機の脱水槽の壁
につけ、回転が安定してから10秒脱水後、網の上にの
せて平干しして乾燥させ、20℃、65%RHで4時間
以上調湿した。更に、先に(1)で付した印について再度
それらの間の長さを測定し(タテ a1 w、a2 w、a3 w;ヨ
コ b1 w、b2 w、b3 w)、これから次式に従って収縮率を
算出した。
【0036】
【数1】
【0037】O.M.: 洗濯前の測定値(原長) W.M.: 洗濯後の測定値
【0038】洗浄力試験 洗浄剤組成物水溶液500ミリリットルに10cm×1
0cmの人工汚染布2枚および白布2枚を浸漬し、浴比
が1:100になるように調整し、ビーカー内でつけ置
き洗浄を行った。洗浄条件および人工汚染布の組成は以
下の通りである。
【0039】<洗浄条件> 洗浄時間 : 20分間 洗浄剤組成物: 0.1% 洗浄温度 : 20℃ すすぎ : 振りすすぎ 脱水 : 脱水槽の回転が安定してから10秒
【0040】<人工汚染布の汚垢組成(%)> オレイン酸 15.0 パルミチン酸 7.5 ミリスチン酸 7.5 牛脂硬化油 30.0 コレステロール 10.0 スクワレン 5.0 セチルアルコール 10.0 パラフィン 15.0
【0041】上記汚垢組成物にカーボンブラックを分散
させたものを人工汚垢とした。洗浄率および再汚染率
は、人工汚染布の洗浄前と洗浄後、白布の洗浄前と洗浄
後の各々の反射率をカラーコンピュータで測定し、次式
により洗浄率および再汚染率を算出した。
【0042】
【数2】
【0043】
【数3】
【0044】R0 : 白布の表面反射率 RS : 汚染布の表面反射率 Rw1: 汚染布の洗浄後の表面反射率 Rw2: 白布の洗浄後の表面反射率
【0045】実施例1〜6および比較例1〜7 常法に従って、表1および表2に示す組成の液体洗浄剤
組成物を製造し、各組成物について安定性試験、柔軟性
試験、収縮性試験および洗浄力試験を行なった。結果を
表1および表2に併記する。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】この結果から本発明の液体洗浄剤組成物
は、安定性、柔軟性、収縮防止性、洗浄力とも優れてい
ることが明らかである。洗浄力についてみれば、洗浄率
の差が5%以上あれば目視で明確に識別できる。比較例
5が示すように式(IV)で示されるグリコールエーテル
系溶剤の配合量が1.0%未満の場合は明らかに洗浄性
が劣った。また、比較例2、3および4が示すように式
(IV)で示されるグリコールエーテル系溶剤以外の場合
は明らかに洗浄性が充分発揮されなかったり、安定性面
で性状がゲル化を生じたりした。
【0049】
【発明の効果】本発明の液体洗浄剤組成物はシルク製
品、ウール製品、おしゃれ着などの洗浄に際し、実用的
な洗浄力と形態保持機能を有し、洗浄後の繊維に優れた
柔軟性および風合いを付与することができ、常温および
低温において安定で透明なつけ置き洗い専用の液体洗浄
剤としての形態を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 収縮性試験用の供試布の平面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 3:20)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 (式中、R1およびR2は炭素数12〜24のアルキル基
    もしくはアルケニル基、R3およびR4はメチル基、エチ
    ル基、ポリオキシエチレン基またはポリオキシプロピレ
    ン基、Xはハロゲン原子、CH3SO4またはC25SO
    4を意味する)で示される化合物から選ばれる1種または
    2種以上の混合物であって、ヨウ素価が40〜100の
    カチオン界面活性剤1〜5重量%と、 式(II): 【化2】 (式中、R5は炭素数10〜20のアルキル基もしくは
    アルケニル基、または炭素数6〜12のアルキル基をも
    つアルキルフェニル基、nは5〜15を意味する)で示さ
    れるノニオン界面活性剤10〜30重量%と、 式(III): 【化3】 (式中、R6は炭素数10〜22のアルキル基、R7およ
    びR8はメチル基、エチル基またはヒドロキシエチル基
    を意味する)で示される半極性界面活性剤0.5〜8重
    量%と、 式(IV): 【化4】 (式中、R9は炭素数1〜4のアルキル基、R10は炭素
    数1〜2のアルキレン基、R11およびR12は水素または
    メチル基を意味する)で示されるグリコールエーテル系
    溶剤1〜70重量%とを含有することを特徴とするつけ
    置き洗い専用液体洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 式(IV)で示されるグリコールエーテル
    系溶剤におけるR10がエチレン基である請求項1記載の
    液体洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 式(I)の成分に対する、式(II)と
    (III)の成分の合計量の重量比が1:20〜1:4
    である請求項1記載の液体洗浄剤組成物。
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