JP2000096086A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液体洗浄剤組成物

Info

Publication number
JP2000096086A
JP2000096086A JP10269478A JP26947898A JP2000096086A JP 2000096086 A JP2000096086 A JP 2000096086A JP 10269478 A JP10269478 A JP 10269478A JP 26947898 A JP26947898 A JP 26947898A JP 2000096086 A JP2000096086 A JP 2000096086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
washing
detergent composition
weight ratio
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10269478A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kobashi
仁 小橋
Sachiko Fukushima
幸子 福嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOF Corp filed Critical NOF Corp
Priority to JP10269478A priority Critical patent/JP2000096086A/ja
Publication of JP2000096086A publication Critical patent/JP2000096086A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生分解性に優れ、機械力が小さい場合でも優
れた洗浄力を発揮し洗い上がりの風合いに優れるととも
に、低温においても充分な流動性を有し、外観復元性も
確保された洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 下記の成分(a)〜(d)を含有し、
(a)/(b)の重量比が2/1〜20/1、(b)/
(c)の重量比が1/3〜4/1であり、{(c)+
(d)}/{(a)+(b)}の重量比が1/5〜2/
1であることを特徴とする液体洗浄剤組成物。 (a)非イオン性界面活性剤 (b)エステル結合もしくはアミド結合を有し、かつ分
子中に1個以上の炭素数12〜22のアシル基を有する
三級アミン塩または四級アンモニウム塩型カチオン界面
活性剤 (c)テルペン (d)アルコール系有機溶剤

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体洗浄剤組成物に
関し、さらに詳しくは生分解性に優れ、機械力が小さい
場合でも優れた洗浄力を発揮し洗い上がりの風合いに優
れるとともに、低温安定性と外観復元性に優れた液体洗
浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年省資源、省エネルギーおよび省スペ
ースを目的として洗浄剤の高濃度化が図られているとと
もに、使用時の使い易さから液体洗浄剤の消費量が増加
しており良好な特性や性能を有する液体洗浄剤の開発が
望まれている。また衣類の洗浄においては被洗物の多様
化に対応して、一般家庭においてもつけ置き洗いや洗濯
機のウールコースやドライマークコースを使用した洗浄
など洗濯の方法の多様化も進み、それに適した液体洗浄
剤の開発が望まれている。
【0003】液体洗浄剤に用いられる界面活性剤として
はアニオン界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界
面活性剤、カチオン界面活性剤などが挙げられる(洗剤
・洗浄の事典:朝倉書店、1990年発行、103〜1
42ページ)。シルク製品、ウール製品、おしゃれ着な
どのデリケートな衣類の洗浄に対して充分な洗浄力を示
すとともに洗い上がりの風合いに優れる洗浄剤としては
特開平8−48993号公報、8−48994号公報お
よび8−48995号公報にカチオン界面活性剤、非イ
オン性界面活性剤、アミンオキシドおよびグリコールエ
ーテル系溶剤を組み合わせた洗浄剤組成物が開示されて
おり、カチオン界面活性剤としてジ長鎖アルキル四級ア
ンモニウム塩が特定されている。ジ長鎖アルキル四級ア
ンモニウム塩は布帛および衣類を柔軟に仕上げる特性を
有し従来より広く使用されてはいるものの、環境に排出
された際の生分解性が充分ではない。このため代替化合
物の検討がなされており(INFORM、VOL.5、No.1、P.
76〜84、1994)、代替化合物としては分子中に
エステル結合もしくはアミド結合を有しかつ分子中に1
個以上の炭素数12から22のアシル基を有する三級ア
ミン塩もしくは四級アンモニウム塩がその代表として挙
げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の生分解性に問題
のあるジ長鎖アルキル四級アンモニウム塩を、生分解性
に優れた代替化合物に変更し、つけ置き洗いや洗濯機の
ウールコースやドライマークコースなどの機械力が全く
或いはほとんどかからない洗浄条件においても満足のい
く洗浄力と優れた洗い上がりの風合いを与える洗浄剤組
成物を得ることにある。しかしながら生分解性に優れた
代替化合物を用いた組成物は低温において白濁や固化現
象が生じ、室温に戻しても透明な液状に復元する液体洗
浄剤組成物を得ることができなかった。
【0005】本発明は上記の課題を解決し、生分解性に
優れ、機械力が小さい場合でも優れた洗浄力を発揮し洗
い上がりの風合いに優れるとともに、低温においても充
分な流動性を有し、外観復元性も確保された洗浄剤組成
物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は下記
の成分(a)〜(d)を含有し、(a)/(b)の重量
比が2/1〜20/1、(b)/(c)の重量比が1/
3〜4/1であり、{(c)+(d)}/{(a)+
(b)}の重量比が1/5〜2/1であることを特徴と
する液体洗浄剤組成物である。 (a)非イオン性界面活性剤 (b)エステル結合もしくはアミド結合を有し、かつ分
子中に1個以上の炭素数12〜22のアシル基を有する
三級アミン塩または四級アンモニウム塩型カチオン界面
活性剤 (c)テルペン (d)アルコール系有機溶剤
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる成分(a)非
イオン性界面活性剤としては、通常用いられている非イ
オン性界面活性剤を用いることが可能であり、具体的に
はポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシ
アルキレンアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレン
脂肪酸エステル、しょ糖エステル、ポリオキシアルキレ
ンしょ糖エステル、ソルビタンエステル、ポリオキシア
ルキレンソルビタンエステル、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油、アルキル
グリコシドなどが挙げられる。充分な洗浄力を確保する
面からポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好まし
い。またポリオキシアルキレン誘導体におけるオキシア
ルキレン基としてはオキシエチレン基またはオキシプロ
ピレン基が好ましい。オキシエチレン基とオキシプロピ
レン基とが同一分子内に共存することは可能であるが、
本発明における洗浄剤組成物としての性能を発揮するた
めにはオキシエチレン基の重量はオキシプロピレン基の
重量より大きいことが好ましい。これらの非イオン性界
面活性剤は1種または2種以上を組み合わせて使用す
る。本発明で用いられる非イオン性界面活性剤の組成物
中の配合量は少ないと洗浄の際に多量の組成物を使用し
なければならず、また配合量が多いと低温の水への溶解
性が悪くなることが懸念されるため、10〜60重量%
が好ましい。
【0008】本発明に用いる成分(b)のエステル結合
もしくはアミド結合を有し、かつ分子中に1個以上の炭
素数12〜22のアシル基を有する三級アミン塩または
四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤としては、そ
れぞれの化合物に対応したアミン化合物と脂肪酸との縮
合反応によって生成するエステルアミンもしくはアミド
アミンなどの塩またはそれらを四級化したアンモニウム
塩を用いることができる。
【0009】このようなアミン化合物としては、分子中
に2個以上のアルコール性の水酸基もしくはアミノ基を
有するアミンを用いることが可能であり、具体的にはジ
エタノールアミン、メチルジエタノールアミン、エチル
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アミノエ
チルエタノールアミン、アミノプロピルエタノールアミ
ン、アミノプロピルメチルエタノールアミン、1,2−
ジヒドロキシプロピルジメチルアミン、ジエチレントリ
アミン、トリエチルテトラミン、N−アルキルプロピレ
ンジアミンなどを挙げることができる。またこれらアミ
ン化合物と反応してエステルもしくはアミドを与える脂
肪酸またはそのメチルエステルとしては具体的に、ヤシ
油、パーム核油、パーム油、大豆油、ひまわり油、菜種
油、綿実油、ひまし油、とうもろこし油、トール油、牛
脂、豚脂、魚油もしくはこれらの油脂を水素添加して得
られる硬化油脂を加水分解することによって生じる脂肪
酸が挙げられる。加えてこれらの脂肪酸を蒸留などの手
法によって分離された単体脂肪酸も用いることができ、
具体的にはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、オレイン酸、ベヘン酸、エルカ酸などや
半合成酸としてのイソステアリン酸および石油化学由来
の合成脂肪酸またはそれらのメチルエステルなども使用
可能である。これらの脂肪酸は1種または2種以上を組
み合わせて使用することも可能である。使用する脂肪酸
の炭素数が12〜22の脂肪酸またはメチルエステルで
ある必要があるが、充分な洗い上がりの風合いを確保す
る面から炭素数16〜22の脂肪酸またはそのメチルエ
ステルが好ましい。
【0010】本発明に用いるアミン化合物の塩を形成す
る酸成分の具体的な例としては硫酸、硝酸、塩酸、過塩
素酸、りん酸、ポリりん酸などが挙げられる。
【0011】四級アンモニウム塩を誘導する方法として
は三級アミンを四級化することが一般的であり、具体的
にはメチルクロリド、ジメチル硫酸やジエチル硫酸を反
応させる方法や三級アミン塩にアルキレンオキシドを反
応させる方法などがある。本発明に用いる成分(b)の
エステル結合もしくはアミド結合を有し、かつ分子中に
1個以上の炭素数12〜22のアシル基を有する三級ア
ミン塩または四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤
の具体例としては、トリエタノールアミンと硬化牛脂脂
肪酸とのジエステルとジメチル硫酸もしくはジエチル硫
酸との反応によって得られる四級アンモニウム塩、メチ
ルジエタノールアミンと牛脂脂肪酸とのジエステルとメ
チルクロリドとの反応によって得られる四級アンモニウ
ム塩、メチルジエタノールアミンとステアリン酸とのジ
エステルアミン塩をアルキレンオキシドによって得られ
る四級アンモニウム塩などが好ましく、本発明の組成物
中での成分(b)の配合量は1〜10重量%が好まし
い。
【0012】本発明の組成物中において成分(a)と成
分(b)との重量比(a)/(b)は、機械力が小さい
場合でも優れた洗浄力を発揮するとともに、洗い上がり
の風合いを両立するためには特に重要であり、その比率
は2/1〜20/1であることが必要であり、好ましく
は5/2〜15/1である。2/1未満であると充分な
洗浄力が得られず、20/1を越えると洗い上がりの良
好な風合いが得られない。
【0013】本発明に用いる成分(c)のテルペンとし
ては、モノテルペン、セスキテルペン、ジテルペン、テ
ルペンアルコール、テルペンケトンなどが挙げられる。
これらの具体的な例としてはミルセン、オシメン、リモ
ネン、テルピノレン、テルピネン、サビネン、カレン、
ピネン、カンフェンなどのモノテルペン;クルクメン、
カジネンなどのセスキテルペン;カンホレン、ミレンな
どのジテルペン;シトロネロール、ゲラニオール、ネロ
ール、リナロールなどのテルペンアルコール;ヨノン、
メントン、ピペリテノン、カロンなどのテルペンケトン
が挙げられる。これらのテルペンは1種または2種以上
を組み合わせて使用する。これらテルペンの中でも充分
な外観復元性を確保する面でリモネンおよびテルピネン
が好ましく、リモネンが特に好ましい。本発明の組成物
中の配合量としては2〜15重量%が好ましい。
【0014】本発明の組成物中における成分(b)と成
分(c)との重量比(b)/(c)は、低温安定性と外
観復元性を確保するためには特に重要であり、(b)/
(c)の重量比率は1/3〜4/1であることが必要で
あり、好ましくは2/5〜3/1である。1/3未満で
あると充分な低温安定性と外観復元性を確保することが
できず、4/1を越えるとゲル化など性状に好ましくな
い現象が現れる。
【0015】本発明に用いる成分(d)のアルコール系
有機溶剤としては通常のアルコールを用いることが可能
であり、一価アルコール、二価アルコール、三価以上の
アルコールおよびアルコキシアルコールなどが挙げられ
る。これらの具体的な例としてはエタノール、プロパノ
ール、イソプロパノール、3−メチル−3−メトキシ−
1−ブタノール、ベンジルアルコールなどの一価アルコ
ール;エチレングリコール、プロピレングリコール、
1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラ
エチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプ
ロピレングリコールなどの二価アルコール;グリセリ
ン、しょ糖、ブドウ糖、ソルビトール、ソルビタンなど
の三価以上のアルコールがあり、アルコキシアルコール
としてはエチルセロソルブ、プロピルセロソルブ、ブチ
ルセロソルブ、エチルカルビトール、プロピルカルビト
ール、ブチルカルビトール、ヒドロキシエチルフェノー
ル、エチレングリコールベンジルエーテルなどが挙げら
れる。これらのアルコール系有機溶剤は1種単独あるい
は2種以上を組み合せて使用してもかまわず、本発明の
組成物中の配合量としては2〜50重量%が好ましい。
【0016】本発明の組成物中における成分(c)と成
分(d)および成分(a)および成分(b)の合計との
重量比{(c)+(d)}/{(a)+(b)}は、低温安
定性と外観復元性を確保するためには特に重要であり、
その数値は1/5〜2/1であることが必要であり、好
ましくは1/4〜3/2である。1/5未満であると充
分な低温安定性と外観復元性を確保することができず、
2/1を越えるとそれ以上に増大させてもより良好な効
果は期待できない。
【0017】本発明の洗浄剤組成物においては通常水で
希釈されて使用されるが、本発明の効果を損なわない範
囲において、他の界面活性剤を含有することができ、そ
れらの具体的なものとしてアルキルアミンオキシドや脂
肪酸アルカノールアミドおよびそれらのポリオキシアル
キレン誘導体などの双性界面活性剤やアルキルベタイ
ン、脂肪酸アミドプロピルベタイン、イミダゾリウムベ
タインなどの両性界面活性剤などが挙げられる。また、
一般的に洗浄剤成分に添加されるビルダー、蛍光増白
剤、酵素、再汚染防止剤、キレート剤、漂白剤、防腐
剤、色素、香料、エキスなどを含有することができる。
【0018】
【実施例】本発明を実施例により具体的に説明する。 実施例および比較例 洗浄剤組成物は表1に示した原料を用いて、表2の配合
組成で洗浄剤組成物を調製し、洗浄力試験、洗い上がり
の風合い、低温安定性および外観復元性の評価を行なっ
た。結果についても併せて表2に示した。実施例で行な
った試験法および評価法を以下に示す。
【0019】(1)洗浄力の評価 洗浄力試験は以下の方法に従い行なった。また、使用し
た人工汚染布の組成および洗浄力の評価法は以下の通り
である。 (a)洗浄力試験1 水道水500mlに下記量の洗浄剤組成物を加え、1リ
ットルのビーカーにとり、これに10cm×10cmの
人工汚染布2枚を浸漬し、つけ置き洗いを行なった。洗
浄条件を以下に示した。 〈洗浄条件〉 つけ置き時間 20分間 表2の洗浄剤組成物 (a)非イオン性界面活性剤の使
用量が0.25gとなる計算量 つけ置き温度 20℃ すすぎ 振りすすぎ 脱水 脱水槽の回転が安定してから10秒
【0020】(b)洗浄力試験2 洗濯機(東芝(株)製AW−65VF3)のウールコー
ス中水位で木綿タオル2kgと10×10cmの人工汚
染布を4枚縫い付けた30×30cmの木綿金巾布を洗
濯した。洗浄条件を以下に示した。 〈洗浄条件〉 水量 63リットル 洗浄時間 4分間 表2の洗浄剤組成物 (a)非イオン性界面活性剤の使
用量が31.5gとなる計算量 洗浄温度 20℃ すすぎ ためすすぎ2回 脱水 40秒 〈人工汚染布の汚垢組成(重量%)〉 オレイン酸 15.0 パルミチン酸 7.5 ミリスチン酸 7.5 牛脂硬化油 30.0 コレステロール 10.0 スクワレン 5.0 セチルアルコール 10.0 パラフィン 15.0 この汚垢60重量部にカーボンブラック10.5重量部
を分散させたものを人工汚垢とし、これで白布(木綿金
巾)を汚染し、人工汚染布とした。
【0021】〈洗浄力評価方法〉汚染布を乾燥後、カラ
ーコンピュータ(スガ試験機(株)製)で表面反射率を
測定し、下記の式より洗浄力を計算し、その平均値を次
の2段階で評価した。
【0022】
【数1】
【0023】洗浄力は以下の基準に従い評価を行なっ
た。 ○:洗浄力が良好(洗浄力35%以上) ×:洗浄力が弱い(洗浄力35%未満)
【0024】洗い上がりの風合い評価法 風合い試験を以下の方法に従い行なった。 (a)試験布の作成 洗浄力試験1にて調製された2枚の洗浄後の汚染布を自
然乾燥させ、評価した。 (b)風合いの評価 10名の女性をパネラーとし、試験布の手触りを下記の
基準で対照布(水洗した白布)と一対比較した。10名
の得点を合計し、26点以上の合計値を示したものを風
合いが良好な洗浄剤組成物と評価した。 4点:対照布よりもかなり柔らかいと感じた場合 3点:対照布よりもやや柔らかいと感じた場合 2点:対照布と同等と感じた場合 1点:対照布よりやや硬いと感じた場合 0点:対照布よりもかなり硬いと感じた場合
【0025】(3)組成物の低温安定性の評価 洗浄剤組成物80mlを100mlのガラス製バイアル
に秤量し、5℃にて一昼夜保管した後に流動性を下記の
基準で目視により判定を行なった。 ○:組成物の流動性が充分認められた場合 ×:組成物が固化したりゲル状になった場合
【0026】(4)組成物の外観復元性の評価 (3)で低温安定性の評価を目視判定したサンプルを2
0℃で一昼夜保管した後に、流動性および透明性を下記
の基準で目視により判定を行なった。 ○:流動性があり、均一かつ透明である場合 ×:白濁や沈澱など不均一であったり、ゲル状の固まり
が存在した場合
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】実施例1〜9より、本発明の成分を用いた
液体洗浄剤組成物は、いずれも洗浄力、洗い上がりの風
合い、組成物の低温安定性および組成物の外観復元性に
優れていた。比較例1〜7では、十分な性能が得られて
いない。比較例1においては(a)/(b)の値が小さ
いため、洗浄力に劣っている。比較例2においては
(a)/(b)の値が大きいため、洗い上がりの風合い
が劣っている。比較例3においては(b)/(c)の値
が小さいため、組成物の低温安定性および組成物の外観
復元性に劣っている。比較例4においては(b)/
(c)の値が大きいため、組成物の低温安定性および組
成物の外観復元性に劣っている。比較例5においては
{(c)+(d)}/{(a)+(b)}の値が小さいた
め、組成物の低温安定性および組成物の外観復元性に劣
っている。比較例6においては{(c)+(d)}/
{(a)+(b)}の値が大きいため、組成物の外観復元
性に劣っている。比較例7においては(c)成分を含ん
でおらず、(b)/(c)の値が本発明の範囲を外れて
いるため、組成物の低温安定性および組成物の外観復元
性に劣っている。
【0030】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、生分解性に優
れ、小さな機械力においても優れた洗浄効果と洗い上が
りの風合いが良好であることから、種々の洗浄方法にお
いても良好な洗浄効果を発揮できる。また良好な低温安
定性を有するとともに、充分な外観復元性を具備するた
め種々の気候下で使用可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/18 C11D 3/18 3/43 3/43 17/08 17/08

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の成分(a)〜(d)を含有し、
    (a)/(b)の重量比が2/1〜20/1、(b)/
    (c)の重量比が1/3〜4/1であり、{(c)+
    (d)}/{(a)+(b)}の重量比が1/5〜2/
    1であることを特徴とする液体洗浄剤組成物。 (a)非イオン性界面活性剤 (b)エステル結合もしくはアミド結合を有し、かつ分
    子中に1個以上の炭素数12〜22のアシル基を有する
    三級アミン塩または四級アンモニウム塩型カチオン界面
    活性剤 (c)テルペン (d)アルコール系有機溶剤
JP10269478A 1998-09-24 1998-09-24 液体洗浄剤組成物 Pending JP2000096086A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10269478A JP2000096086A (ja) 1998-09-24 1998-09-24 液体洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10269478A JP2000096086A (ja) 1998-09-24 1998-09-24 液体洗浄剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000096086A true JP2000096086A (ja) 2000-04-04

Family

ID=17473011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10269478A Pending JP2000096086A (ja) 1998-09-24 1998-09-24 液体洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000096086A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7141538B2 (en) 2003-04-08 2006-11-28 Kao Corporation Liquid detergent composition
JP2011168731A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Kao Corp 液体洗浄剤組成物
US8288331B2 (en) 2005-06-22 2012-10-16 Kao Corporation Liquid detergent composition comprising a hydrophobic organic solvent
CN115466624A (zh) * 2022-09-16 2022-12-13 宋子云 一种低温下流动性好的表面活性剂及其制备工艺

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7141538B2 (en) 2003-04-08 2006-11-28 Kao Corporation Liquid detergent composition
US8288331B2 (en) 2005-06-22 2012-10-16 Kao Corporation Liquid detergent composition comprising a hydrophobic organic solvent
JP2011168731A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Kao Corp 液体洗浄剤組成物
CN115466624A (zh) * 2022-09-16 2022-12-13 宋子云 一种低温下流动性好的表面活性剂及其制备工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102051276B (zh) 羽绒服清洗剂
DE69630577T2 (de) Vorwasch Fleckenentfernerzusammensetzung mit Tensid auf Basis von Siloxan
SE440664B (sv) Flytande detergent- och mjukgoringsmedelshaltig komposition i enfas-system
RU2423415C2 (ru) Кондиционер для белья, не требующий ополаскивания
CA2118368A1 (en) Liquid fabric softener compositions
CN102304437B (zh) 一种具有彩漂效果的液相洗涤剂
CN111057624A (zh) 一种杀菌护色防串色浓缩洗衣液及其制备方法
KR20190089073A (ko) 직물 처리용 조성물
CN111304021A (zh) 一种中性清洁剂及其制备方法
US5520836A (en) Liquid detergent
ES2353066T3 (es) Composiciones de acondicionador de material textil.
JP3556806B2 (ja) 洗浄剤組成物
CN107129882B (zh) 一种具有洗涤柔软功效的透明洗衣液组合物及其制备方法
JP2000096086A (ja) 液体洗浄剤組成物
EP0826767B1 (en) Laundry detergent composition
JPH06313193A (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH1077575A (ja) 柔軟仕上剤組成物
CH668982A5 (de) Waschmittelzusammensetzung.
EP0724624A1 (en) Fabric conditioner composition
JP2003226900A (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH07242897A (ja) 液体洗浄剤組成物
JP3573312B2 (ja) 洗浄剤組成物
KR100952440B1 (ko) 천연 염색 의류용 액체세제 조성물
KR970008994B1 (ko) 섬유유연제를 함유하는 세제 조성물
JP3124684B2 (ja) 液体洗浄剤組成物