JP2000154476A - 繊維製品用水性仕上げ剤組成物 - Google Patents

繊維製品用水性仕上げ剤組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリエステルやシルク等を素材としたオシャ
レ着衣料などの繊維製品に好ましい柔軟性としなやか
さ、滑らかさを付与する繊維製品用水性仕上げ剤組成物
を提供する。 【解決手段】 (A)ポリオキシアルキレン変性シリコ
ーンおよび(B)分子内に少なくとも1個の炭素数6〜
26の飽和あるいは不飽和の炭化水素基を有するアミン
化合物またはその中和物または4級化物、または、カチ
オン性を示すグアニジン化合物、またはカチオン性を示
す両性界面活性剤、半極性界面活性剤あるいはこれらの
混合物を含み、成分(A):成分(B)の重量比が9
9.1:0.1〜50:50である、繊維製品用水性仕
上げ剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣料などの繊維製
品に使用する仕上げ剤に関する。特に、本発明は、仕上
がりに柔軟性、しなやかさ、滑らかさを要求されるポリ
エステル等の化学繊維やシルク等の天然繊維を素材とし
たオシャレ着衣料類などの各種の繊維製品に使用するの
に好適な、繊維製品用水性仕上げ剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、洗濯後の繊維製品に柔軟性を
付与することを目的として、様々な4級アンモニウム塩
を主成分として含む繊維製品用仕上げ剤が用いられてい
る。4級アンモニウム塩としては、ジ長鎖型の4級アン
モニウム塩が一般に使用されている。しかしながら、ジ
長鎖型の4級アンモニウム塩を主成分とする繊維製品用
仕上げ剤は、綿製品に対しては良好な柔軟性付与効果が
得られるものの、オシャレ着用衣類に使用されるポリエ
ステルやシルク等の織維への柔軟効果は少なく、また、
しなやかさや滑らかさを付与する効果も小さい。また、
繊維製品用仕上げ剤の各種の特性を向上させることを目
的として、シリコーン系化合物を4級アンモニウム塩と
併用することが試みられている。例えば、特開平1−1
62878号公報には、水分散性陽イオン性柔軟剤と、
特定のシロキサンからなる非イオン性柔軟剤を含む、水
性基材織物用コンディショニング処方物が開示されてい
る。また、特開平2−191774号公報には、4級ア
ンモニウム塩と特定のシリコーン誘導体を含有すること
を特徴とする、濃縮型の衣料用柔軟仕上剤が開示されて
いる。しかしながら、ポリエステルやシルク等の繊維製
品に優れた柔軟性、しなやかさ、なめらかさを付与する
することが可能な繊維製品用仕上げ剤は得られていない
のが現状であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、ポリエステル等の化学繊維やシルク等を素材とした
オシャレ着衣料などの各種の繊維製品や衣料などに優れ
た柔軟性、しなやかさ、なめらかさを付与することが可
能な繊維製品用水性仕上げ剤組成物を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の目的
を達成するために鋭意検討した結果、ポリオキシアルキ
レン変性シリコーンと長鎖炭化水素基を有するアミン化
合物及び/またはカチオン基を有する化合物を特定の比
率で併用することにより、上記課題を達成することがで
きることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、
本発明は、(A)ポリオキシアルキレン変性シリコーン
またはそれらのの混合物、(B)分子内に少なくとも1
個の炭素数6〜26の飽和または不飽和の炭化水素基を
有する、カチオン基含有化合物またはアミン化合物ある
いはこれらの混合物を含有し、成分(A):成分(B)
の重量比が99.9:0.1〜50:50であることを
特徴とする、繊維製品用水性仕上げ剤組成物を提供す
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で用いる成分(A)は、ポ
リオキシアルキレン変性シリコーンの1種または2種以
上の混合物である。好ましくは、一般式(I)で表され
る変性シリコーンが用いられる。
【0006】
【化2】
【0007】(式I中、Rは同一でも異なっていてもよ
く、いずれも炭素数1〜4の飽和あるいは不飽和の炭化
水素基を表し、Rは炭素数1〜4の飽和あるいは不飽
和の炭化水素基を表し、Rは水素原子または炭素数1
〜4の飽和あるいは不飽和の炭化水素基を表し、Xはポ
リオキシアルキレン基を表し、Lは0〜5の数を表し、
Mは1〜100の数を表し、Nは10〜1000の数を
表す。)
【0008】一般式(I)において、Rで表される置換
基は、互いに同一でも異なっていてもよく、いずれも炭
素数1〜4の飽和あるいは不飽和の直鎖又は分岐の炭化
水素基である。置換基Rとしては、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基などの飽和炭化水素基が好ま
しく、中でもメチル基が好ましい。Rで表される置換
基は、炭素数1〜4の飽和あるいは不飽和の直鎖又は分
岐の炭化水素基である。置換基Rとしては、メチレン
基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基などの飽和
炭化水素基が好ましく、中でもプロピレン基が好まし
い。Rで表される置換基は、水素原子または炭素数1
〜4の飽和あるいは不飽和の直鎖又は分岐の炭化水素基
である。置換基Rが炭化水素基である場合には、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などの飽和炭化
水素基が好ましい。置換基Rが水素原子であるのが特
に好ましい。
【0009】また、一般式(I)において、Xはポリオ
キシアルキレン基を表す。ポリオキシアルキレン基X
は、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリ
オキシブチレン基等であってもよく、あるいはオキシエ
チレン単位、オキシプロピレン単位、またはオキシブチ
レン単位などが、ブロック状あるいはランダムに配列し
てなる基であってもよい。好ましくは少なくともポリオ
キシエチレンン基を含有し、ポリオキシエチレン鎖の部
分の重量割合が、シリコーン分子全体の重量を基準とし
て10%以上50%未満であるシリコーンである。さら
に、ポリオキシエチレン鎖の部分の重量割合が、シリコ
ーン分子全体の重量を基準として15%〜45%であ
り、さらに好ましくは20%〜35%のものが特に好ま
しい。ポリオキシエチレン基をこの範囲で有するシリコ
ーンは、繊維製品に特に好ましい柔軟性、しなやかさ、
なめらかさを付与する。また、ポリオキシアルキレン基
Xの重量を基準とするポリオキシエチレン鎖の部分の重
量割合は、50%〜100%であるのが好ましく、80
〜100%が特に好ましい。最も好ましいのはXがポリ
オキシエチレン基であるポリエーテルシリコーンであ
る。さらに、一般式(I)において、L、MおよびN
は、いずれも各繰返し単位の数を表し、Lは0〜5、好
ましくは0〜1であり、Mは1〜100、好ましくは1
〜50であり、Nは10〜1000、好ましくは20〜
500である。なお、一般式(I)で表される変性シリ
コーンは、各繰返し単位がブロック状に配列しているブ
ロックコポリマーの構造を有するものであってもよく、
あるいは、各繰返し単位がランダムに配列しているラン
ダムコポリマーの構造を有するものであってもよい。一
般式(I)で表される変性シリコーンの製造方法は特に
限定されるものではないが、一般に、Si−H基を有す
るシリコーンオイルと炭素−炭素二重結合を末端に有す
るポリエーテルとの付加反応により、製造することがで
きる。
【0010】本発明で用いる成分(A)の変性シリコー
ンの分子量は、3,000〜200,000の範囲であ
るのが好ましく、5,000〜100,000の範囲で
あるのがさらに好ましい。成分(A)の変性シリコーン
は、好ましくは本発明の仕上げ剤組成物中に0.5〜3
0重量%配合するのが好適であり、さらに好ましくは1
〜20重量%配合される。この範囲で、十分な仕上げ効
果を得られ、また、特に良好な粘度の水性仕上げ剤が得
られる。
【0011】本発明で用いる成分(B)は、分子内に少
なくとも1個の炭素数6〜26の飽和または不飽和の長
鎖炭化水素基を有するカチオン基を含有する化合物また
はアミン化合物あるいはこれらの混合物である。これら
の例としては、分子内に少なくとも1個の炭素数6〜2
6の飽和あるいは不飽和の炭化水素基を有するアミン化
合物またはその中和物または4級化物、または、カチオ
ン性を有するグアニジン化合物、または酸性領域でカチ
オン性を示す両性界面活性剤、半極性界面活性剤があげ
られる。前記長鎖炭化水素基は、鎖中にエステル基、逆
エステル基、アミド基、逆アミド基、エーテル基を有し
ていてもよい。なお、これらの長鎖炭化水素基は、通常
工業的に使用される牛脂由来の未水添脂肪酸や不飽和部
を水添或いは部分水添して得られる脂肪酸、パーム椰
子、油椰子などの植物由来の未水添脂肪酸や脂肪酸エス
テル或いは不飽和部を水添或いは部分水添して得られる
脂肪酸や脂肪酸エステル等を使用することにより、導入
することができる。
【0012】成分(B)の具体的な化合物としては、た
とえば、次の一般式(II)〜(IV)で表されるアミ
ン化合物およびその中和物または4級化物や一般式
(V)で示されるグアニジン化合物、または一般式(V
I)〜(VIII)で表されるカチオン性を示す化合物
を挙げることができる。
【0013】
【化4】
【0014】
【化5】
【0015】
【化6】
【0016】
【化7】
【0017】
【化8】
【0018】
【化9】
【0019】
【化10】
【0020】(式II〜VIII中、Rは、エステル
基などの分断基を含まない炭素数6〜26、好ましくは
6〜22の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐の炭化水素基
であって、不飽和の炭化水素基である場合にはそのシス
/トランス比は40/60〜100/0であるのが好ま
しく、Rは、RまたはRであり、Rは、炭素数
1〜3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基あるい
は−(CH−CH(Y)−O)−H(式中、Yは水
素又はCHであり、は2〜10の数である)で表さ
れる基であり、Rは、エステル基、逆エステル基、ア
ミド基、逆アミド基またはエーテル基で分断された炭素
数6〜26の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐の炭化水素
基であって、不飽和の炭化水素基である場合にはそのシ
ス/トランス比は40/60〜100/0であるのが好
ましく、RおよびRは、RまたはRである。R
は、(CHまたは(CH−(CH(O
H))−(CH(式中、は1〜6の数である)
で表される基であり、R10は、水素またはCOOR
AはCl、CHCOO、DL−ピロリドンカルボ
ン酸イオン等のアニオンを示す。TはCOO基またはS
基である。)
【0021】好ましいB成分は、一般式(II)〜(I
V)で表されるアミン化合物の中和物または4級化物、
一般式(V)で示されるグアニジン化合物であり、最も
好ましいのは、前記4級化物とグアニジン化合物であ
る。上記B成分は、各々単独で用いても良いし、混合物
として用いることもできる。
【0022】アミン化合物の中和は、通常の酸を用いて
行う。酸としては、具体的には塩酸、硫酸、リン酸等の
無機酸、酢酸、安息香酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク
酸等の有機酸を挙げることができる。アミン化合物の4
級化物は、過アルキル化法により長鎖アルキル基を有す
る3級アミンに更にアルキル基を結合することにより得
てよい。過アルキル化剤としてはジメチル硫酸又は塩化
ベンジルを使用することができる。また、これらの過ア
ルキル化剤の代わりに、沃化メチル、塩化メチル、塩化
エチル、臭化ブチル等の低級ハロゲン化アルキル、ジエ
チル硫酸、又はエピクロロヒドリン等を使用してもよ
い。アミン化合物の4級化物はまた、低級3級アミンに
長鎖ハロゲン化アルキルを作用させることにより得ても
よい。長鎖ハロゲン化アルキルは、鎖中にエーテル結合
を有するものであってもよい。長鎖ハロゲン化アルキル
の代わりに、脂肪酸のクロロメチルエステル、クロロエ
チルエステル、又はクロロプロピルエステル等のクロロ
アルキルエステル、あるいはクロロメチル化酸アミド等
を使用してもよい。
【0023】成分(B)は、本発明の仕上げ剤組成物中
に0.05〜30重量%配合するのが好適であり、さら
に好ましくは0.1〜5重量%配合される。この範囲
で、仕上げ効果とともに、特に良好な粘度を有する水性
仕上げ剤を得ることができる。
【0024】本発明の繊維製品用水性仕上げ剤組成物中
の成分(A):成分(B)の重量比は、99.1:0.
1〜50:50の範囲内である。好ましくは99:1〜
70:30の範囲内であり、この範囲で、特に良好なポ
リエステル、シルクへのしなやかさが得られる。
【0025】本発明の仕上げ剤組成物には、本発明の効
果を妨げない範囲で、通常の家庭用仕上げ剤に使用され
ている添加剤などを使用することができる。そのような
添加剤として、具体的には、ノニオン活性剤、ヘキサン
酸とグリセリンまたはペンタユリスリトールとの部分エ
ステル化物や、食塩、塩化アンモニウム、塩化カルシウ
ム、塩化マグネシウム、塩化カリウム等の水溶性塩、エ
チルアルコール、イソプロピルアルコール、エチレング
リコール、プロピレングリコール、イソプロピングリコ
ール、ヘキシレングリコール等の溶剤、尿素、殺菌剤、
酸化防止剤、染料、顔料、炭化水素、セルロース誘導
体、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、香料等が挙げられる。
【0026】本発明の繊維製品用水性仕上げ剤組成物
は、(A)成分、(B)成分および必要に応じて任意成
分を、水または水性溶媒中に溶解あるいは分散させるこ
とにより、調製することができる。この場合、使用可能
な溶媒としては、エタノール、イソプロピルアルコール
等の低級アルコール、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、グリセリン、ヘキシレングリコール等の多
価アルコールなどが挙げられる。また、本発明の繊維製
品用水性仕上げ剤組成物は、実際に繊維製品の仕上げを
行う際の全使用水量に対し、(B)成分の濃度が0.5
ppm〜30ppmとなるよな量で使用するのが望まし
く、1ppm〜15ppmとなるような量で使用するの
がさらに望ましい。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、特定の変性シリコーン
とアミン化合物またはその中和物または4級化物、また
は、カチオン性を有するグアニジン化合物、またはカチ
オン性を示す両性界面活性剤、半極性界面活性剤を特定
の比率で併用することにより、ポリエステル等の化学繊
維やシルク等の天然繊維を素材としたオシャレ着衣料な
どの各種繊維製品に優れた柔軟性、しなやかさ、なめら
かさを付与することができる。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。 〔成分A〕表1に示す構造を有する本発明の変性シリコ
ーンA−1〜A−6を準備した。
【0029】
【表1】
【0030】〔成分B〕表2に示す構造を有する本発明
のカチオン性化合物またはアミン化合物B−1〜B−1
7を準備した。
【0031】
【表2】
【0032】上記B−1、およびB−7記載の長鎖炭化
水素基は、炭素数18の飽和脂肪酸を原料とした。B−
2記載の長鎖炭化水素基は、炭素数16の飽和脂肪酸を
原料とした。また、B−3〜B−6、B−8〜B−10
記載のアシルオキシエチル基、B−6,B−10記載の
アシルアミノプロピル基、B−11記載のアシルアミノ
エチル基のアシル部分、およびB−11の長鎖炭化水素
基は、炭素数18の飽和脂肪酸と炭素数18の不飽和基
を1個有する不飽和脂肪酸とを混合したものを原料と
し、最終的に、飽和アシル(または炭化水素基)/不飽
和アシル(または不飽和炭化水素基)の割合が、重量比
で60/40であり、また、不飽和アシル(または不飽
和炭化水素基)の立体異性体のシス/トランス比は75
/25であった。さらに、B12、B13、B16、B
17記載の長鎖炭化水素基およびB15記載のアシルア
ミノプロピル基のアシル部分、は炭素数12の飽和脂肪
酸を原料とした。
【0033】〔仕上げ剤組成物の調製〕以下の表3に示
す組成により、変性シリコーン(A)およびアミン化合
物の中和物または4級化物、または、カチオン性を有す
るグアニジン化合物、またはチオン性を示す両性界面活
性剤、半極性界面活性剤(B)を水に分散または溶解さ
せて、仕上げ剤組成物を調製した。尚、仕上げ剤の組成
物は塩酸又は水酸化ナトリウム使用しpHを3〜7(エ
ステル基を有するB成分または、両性界面活性剤、半極
性界面活性剤を含有する組成物はpH3、他は7)にな
るように調整した。
【0034】〔仕上げ剤組成物の評価方法〕 (1)仕上げ剤による仕上げ処理 デリケートな衣料として市販ブラウス(ポリエステルサ
テン100%)及び、市販シルクパジャマ(シルク10
0%)を市販オシャレ着洗剤「液体アクロン」(ライオ
ン(株)社製)により、電気洗濯機を用いて洗浄した。
次いで、すすぎ2回目に、表3に示す仕上げ剤組成物を
水量30リットルに対して20g加えて、衣料の仕上げ
処理を行った。その後、衣料をハンガーに掛け、20
℃、40%RHの条件で自然乾燥し、以下の評価を行っ
た。 (2)衣料の風合い評価 表3中の比較例1の組成物を使用して仕上げ処理したデ
リケート衣料2種をそれぞれ対照として、柔らかさ
(柔軟性)、滑らかさ、しなやかさを官能による一
対比較を行い、以下に示す基準で評価を行った。 評 点 +2:対照よりはっきり良い +1:対照よりやや良い 0:対照とほぼ同じ −1:対照の方がやや良い −2:対照の方がはっきり良い 評価結果を以下の表3に示す。
【0035】
【表3】 上記実施例で仕上げたポリエステルブラウス、シルクパ
ジャマは、良好な柔軟性、滑らかさ、しなやかさが認め
られた。A−1、A−2、A−4のシリコーンを用いた
もの、さらにアミンの4級化物やグアニジン化合物と組
み合わせた仕上げ剤は、特に優れた効果が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 功恵 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4L033 AC02 AC15 BA54 BA81 BA85 BA96 CA48 CA60

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリオキシアルキレン変性シリコ
    ーンまたはそれらの混合物、(B)分子内に少なくとも
    1個の炭素数6〜26の飽和または不飽和の炭化水素基
    を有する、カチオン基含有化合物またはアミン化合物あ
    るいはそれらの混合物を含有し、成分(A):成分
    (B)の重量比が99.9:0.1〜50:50である
    ことを特徴とする、繊維製品用水性仕上げ剤組成物。
  2. 【請求項2】 成分(A)が、下記一般式(I)で表さ
    れるポリオキシアルキレン変性シリコーンであることを
    特徴とする、請求項1記載の繊維製品用水性仕上げ剤組
    成物。 【化1】 (式中、Rは同一でも異なっていてもよく、いずれも炭
    素数1〜4の飽和あるいは不飽和の炭化水素基を表し、
    は炭素数1〜4の飽和あるいは不飽和の炭化水素基
    を表し、Rは水素原子または炭素数1〜4の飽和ある
    いは不飽和の炭化水素基を表し、Xはポリオキシアルキ
    レン基を表し、Lは0〜5の数を表し、Mは1〜100
    の数を表し、Nは10〜1000の数を表す。)
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