JPH062993U - インバータ素子冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で騒音を発生しなく、信頼性の高い冷却
装置を提供する。 【構成】 インバータ素子４の冷却用ヒートシンク２を
盤体５の外面に装着する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、高周波電源装置等におけるインバータ素子を，効率よく冷却するよ うにしたインバータ素子冷却装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、インバータ素子は通電により発熱し、インバータ素子の温度が所定値 を越えると充分な仕様を発揮しなくなる。そこで、インバータ素子を冷却する手 段として、従来図３及び図４に示すインバータ素子冷却装置が用いられている。

【０００３】 即ち、上下方向に複数の通風路１が形成された冷却用ヒートシンク２の前面３ に複数個のインバータ素子４を装着し、そのヒートシンク２を盤体５に収納し、 ヒートシンク２の下方に空冷用フアン６を設け、そのフアン６によりヒートシン ク２を強制空冷し、インバータ素子４を冷却している。そしてこの一連の動作が 盤体５内で行われるため、盤体５内の温度が上昇する。そこで盤体５に別の換気 用フアン７を取付け、盤体５内の換気を行っている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

従来の前記冷却装置の場合、空冷用フアン６と換気用フアン７を使用している ため、高価であり、かつ、回転機であるため騒音を発生し、装置の信頼性が低下 するという問題点がある。 本考案は、前記の点に留意し、安価で騒音を発生しなく、信頼性の高いインバ ータ素子冷却装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記課題を解決するために、本考案のインバータ素子冷却装置は、インバータ 素子の冷却用ヒートシンクを盤体の外面に装着したものである。

【０００６】

【作用】

前記のように構成された本考案のインバータ素子冷却装置は、インバータ素子 の冷却用ヒートシンクが盤体の外面に装着されているため、盤体の外の空気の対 流による外気温によりヒートシンクが冷却されてインバータ素子が冷却され、空 冷用フアン，換気用フアンを用いなく、安価であり、騒音を発生しなく、故障を 生じなく信頼性が向上する。

【０００７】

【実施例】

１実施例について図１及び図２を参照して説明する。それらの図において図３ 及び図４と同一符号は同一もしくは相当するものを示し、盤体５の一角に上下方 向の欠如部８が形成され、その欠如部８の盤体５の外面に、インバータ素子４を 装着した冷却用ヒートシンク２の前面３が装着されている。この場合、盤体５の 壁板にインバータ素子４が位置する透孔を形成してもよく、また、ヒートシンク ２を盤体５の壁板の外面に装着し、インバータ素子４を盤体５の壁板の内面に装 着し、ヒートシンク２の前面３に対しインバータ素子４を壁板を介して位置させ るようにしてもよい。なお、９は盤体５の前面扉である。

【０００８】 そして、インバータ素子４の温度に対するヒートシンク２の温度の差が大きい 程冷却効果が大きく、また、ヒートシンク２に伝達した熱の拡散速度が早い程好 ましい。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したように構成されているため、つぎに記載する効果を奏 する。 本考案のインバータ素子冷却装置は、インバータ素子４の冷却用ヒートシンク ２が盤体５の外面に装着されているため、盤体５の外の空気の対流による外気温 によりヒートシンク２が冷却されてインバータ素子４を冷却することができ、従 来のような空冷用フアン，換気用フアンを用いる必要がないため、安価であり、 騒音を発生しなく、故障を生じなく、信頼性を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の１実施例の斜視図である。

【図２】図１の一部の背部からの斜視図である。

【図３】従来例の斜視図である。

【図４】図３の一部の斜視図である。

【符号の説明】

２ 冷却用ヒートシンク ４ インバータ素子 ５ 盤体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 インバータ素子の冷却用ヒートシンクを
   盤体の外面に装着したインバータ素子冷却装置。