JPH06147068A - 自動車用エンジンの遠隔始動装置 - Google Patents

自動車用エンジンの遠隔始動装置

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JPH06147068A
JPH06147068A JP31924692A JP31924692A JPH06147068A JP H06147068 A JPH06147068 A JP H06147068A JP 31924692 A JP31924692 A JP 31924692A JP 31924692 A JP31924692 A JP 31924692A JP H06147068 A JPH06147068 A JP H06147068A
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JP
Japan
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starter motor
engine
voltage value
battery
controller
Prior art date
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Pending
Application number
JP31924692A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Ueki
徹夫 植木
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車用エンジンの始動性向上を図る。 【構成】セルモータを起動後エンジンが始動しない場
合、セルモータを起動してから一定時間内であれば、セ
ルモータの運転を継続する。一定時間経過後は、バッテ
リーの電圧値Vb が、セルモータを起動する時点に於け
る第一の電圧値Va よりも0.1V程度低い値以上であ
る事を条件に、セルモータを再起動させる。但し、この
再起動は2回以内とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る自動車用エンジン
の遠隔始動装置は、駐車場等、屋外に置かれた自動車の
エンジンを、屋内から始動する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】冬期等の寒冷時に、屋外に置かれた自動
車のエンジンを屋内から始動させる、自動車用エンジン
の遠隔始動装置が、例えば実開平2−42102号公報
に記載されている様に従来から知られており、一部で実
際に使用されている。
【0003】遠隔始動装置を利用して自動車用エンジン
を始動する場合には、持ち運び自在な送信器を操作する
事で無線信号を発する。この無線信号は、自動車側に設
けられた受信器により受けられて制御器に送られる。そ
してこの制御器は、上記受信器が上記送信器からの無線
信号を受け、且つ安全等の条件が満たされた場合にの
み、始動指令信号を出す。この始動指令信号に基づい
て、始動装置を構成するイグニッションスイッチが閉じ
られ、セルモータが駆動して、エンジンが始動される。
【0004】冬期等の寒冷時には、自動車用エンジンの
始動性が低下する傾向となるが、この様に、自動車用エ
ンジンの始動性が低下し、1回の試行では上記エンジン
が始動しない場合、上記制御器はセルモータの運転を継
続し、上記エンジンの始動を図る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の様に
エンジンが始動しない場合に於ける上記セルモータを回
転させるタイミングは、図3(A)、或は図3(B)に
示す様になっている。この図(A)、或は図3(B)か
ら解る様に、セルモータは3秒間の休止と、3秒間、或
は10秒間の駆動とを、交互に繰り返す。
【0006】この為、セルモータを回転させているにも
拘らず上記エンジンが始動しない場合に、このエンジン
を始動させるべく上記セルモータを回転させ続けても、
上記休止時間が3秒程度と僅かである為、バッテリーの
電圧が降下したままで回復しない。特に、寒冷時にこの
傾向が著しい。バッテリーの電圧が降下して回復しない
まま、セルモータを再起動させても、クランキング回転
数(セルモータによりエンジンが回転させられる回転速
度)の低下を招き、バッテリーの消耗を早める割に、エ
ンジンを始動しにくくなる。
【0007】本発明の自動車用エンジンの遠隔始動装置
は、上述の様な事情に鑑みて発明されたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用エンジ
ンの遠隔始動装置は、前記実開平2−42102号公報
等に記載された従来装置と同様に、少なくともエンジン
の始動を支持する為の無線信号を発する送信器と、この
送信器からの無線信号を受信する受信器と、この受信器
が無線信号を受けた場合に始動指令信号を出す制御器
と、この始動指令信号に基づいてエンジンを始動させる
べく、セルモータ及びこのセルモータに通電する為のバ
ッテリーを有する始動装置とを備えている。
【0009】特に、本発明の自動車用エンジンの遠隔始
動装置に於いては、上記制御器は以下に述べる機能を有
する。即ち、この制御器は、上記無線信号を受けた場
合、上記始動指令信号を出すと共に、上記バッテリーの
電圧値を読み込んで第一の電圧値として記憶する。そし
て、上記始動指令信号に基づいてセルモータを起動させ
た後エンジンが始動しない場合、上記始動指令信号を発
してから一定時間内は上記セルモータの運転を継続させ
る。又、この一定時間が経過した後は上記セルモータを
停止させると共に、セルモータを停止させた時点以後に
於ける上記バッテリーの電圧値を随時読み込む。そし
て、この電圧値が上記第一の電圧値から所定電圧値を減
じた値以上である事を条件に、所定回数を越えない範囲
で上記セルモータを再起動させる。
【0010】
【作用】上述の様に構成される自動車用エンジンの遠隔
始動装置によれば、制御器が始動指令信号を発する事に
より始動装置を構成するセルモータを起動させたにも拘
らず、上記エンジンが始動しない場合、上記始動指令信
号を発してから一定時間内であれば、上記エンジンを始
動させるべくセルモータの運転を継続する。
【0011】上記一定時間内にエンジンが始動せず、こ
の一定時間が経過した場合には、それ以上セルモータを
運転し続けても、バッテリーの電圧が徒に降下するのみ
と考えられるので、上記セルモータを停止させる。これ
と共に、このセルモータを停止させた時点以後のバッテ
リーの電圧値を随時読み込み、先に記憶した第一の電圧
値と比較する。そして、セルモータ停止後に随時読み込
まれる電圧値が、上記第一の電圧値から所定電圧値を減
じた値以上になった場合、即ち、バッテリーの電圧が或
る程度回復した場合に、セルモータを再起動させる。但
し、このセルモータの再起動は所定回数内に留める。
【0012】この為、上記バッテリーの電圧値を徒に降
下させ、エンジンの始動を不可能にする事を防止出来
る。
【0013】
【実施例】本発明の自動車用エンジンの遠隔始動装置
は、図1に示す様に、少なくともエンジンの始動を指示
する為の無線信号を発する送信器1と、この送信器1か
らの無線信号を受信する受信器2と、この受信器2が無
線信号を受けた場合にのみ始動指令信号を出す制御器3
と、上記制御器3からの始動指令信号に基づいてエンジ
ンを始動させる始動装置4とを備えている。この始動装
置4は、図1に示す様にセルモータ5、及びこのセルモ
ータ5に通電する為のバッテリー6を有している。又、
このバッテリー6には、その電圧を検出する検出手段が
設けられており、上記制御器3にバッテリー6の電圧値
を入力自在としている。
【0014】更に、本発明の自動車用エンジンの遠隔始
動装置に於いては、上記制御器3に以下の様な機能を付
設している。即ち、この制御器3は上記無線信号を受け
た場合に、上記始動指令信号を出すと共に、上記検出手
段から入力されたバッテリーの電圧値を、第一の電圧値
a として記憶する。そして、上記始動指令信号に基づ
いてセルモータ5を起動させた後エンジンが始動しない
場合、上記制御器3は、このセルモータ5が起動してか
らの経過時間が一定時間内(例えば5〜10秒程度)で
あれば、上記セルモータ5の運転を続ける。
【0015】一方、上記一定時間が経過した場合は、先
ずセルモータ5を停止させ、次いで上記検出手段を介し
てバッテリー6の電圧値を随時読み込む。そして、この
随時読み込むバッテリー6の電圧値Vb と上記第一の電
圧値Va とを、制御器3に設けた比較回路により比較す
る。上記電圧値Vb が、第一の電圧値Va から所定電圧
値α(例えば0.1(V)程度)を減じた値以上(Vb
≧Va −α……式)であれば、制御器3は予め設定さ
れた所定回数(例えば2回程度)を限度として、上記セ
ルモータ5を再起動させる。
【0016】更に、図示の実施例に於いては、上記一定
時間が経過してセルモータ5が停止した時点からの経過
時間を測定している。そして、上記制御器3は、前述し
た各機能に加え、電圧値Vb が上記式を満たさない場
合であっても上記経過時間が、所定時間(例えば30
秒)を越えたならば、セルモータ5を再起動させる機能
を有する。この場合に於いても、セルモータ5の起動は
上記所定回数を越えない。
【0017】上述の様に構成される本発明の自動車用エ
ンジンの遠隔始動装置の基本的な作用は、前述した従来
装置と同様、以下の通りである。
【0018】自動車用エンジンの遠隔始動装置を起動さ
せると、制御器3中に組み込まれたRAMに記憶されて
いる判断条件を制御器3の制御回路中に移し込む、所謂
初期設定が行なわれる。この初期設定を行なった後、受
信器2が送信器1からの無線信号を受け、安全等の条件
が満たされると、エンジンの遠隔始動が行なわれる。
【0019】即ち、初期設定後に上記制御器3は、受信
器2が送信器1からの無線信号を受けているか否かを常
に判断し、受信器2が無線信号を受けていると判断され
る場合には、エンジンの始動停止を制御する。即ち、上
記送信器1から受信器2に、エンジンを始動すべき旨を
指示する無線信号が送り込まれると、上記始動装置4に
よってエンジンが始動される。
【0020】更に、本発明の自動車用エンジンの遠隔始
動装置に於いては、制御器3に前述した各機能を持たせ
ている為、エンジンが始動しない場合に図2に示す様に
作動する。
【0021】即ち、受信器2が送信機1からエンジンの
遠隔始動を行なう旨の信号を受けると、制御器3は前記
検出手段を介してバッテリー6の電圧値を読み込み、第
一の電圧値Va として記憶する。これと共に、エンジン
を始動させるべく、始動装置4を構成するセルモータ5
を起動する。尚、上記第一の電圧値Va の読み込み、記
憶は、上記セルモータ5を起動する直前に行なうのが好
ましい。更に、上記セルモータ5の起動と共にタイマー
が経過時間の測定を開始する。
【0022】上記制御器3は、上記セルモータ5を起動
する事に伴なってエンジンが始動するか否かを検出す
る。寒冷時でエンジンの始動性が低下しており、上記エ
ンジンが始動しない場合、制御器3は上記タイマーが測
定する経過時間が、前述した5〜10秒程度の一定時間
に達したか否かを判断し、この経過時間が一定時間内で
あれば、そのままセルモータ5の運転を続け、エンジン
の始動を図る。
【0023】上記経過時間が一定時間に達したならば、
それ以上セルモータ5の運転を継続しても、徒にバッテ
リー6の電圧を降下させるだけと考えられる為、上記制
御器3はセルモータ5の運転を停止する。尚、上記経過
時間が上記一定時間に達したならば、その旨の信号を制
御器に入力した後、上記タイマーをクリアする。
【0024】そして、上記タイマーはセルモータ5の運
転を停止後、直ちに、この時点からの経過時間を測定し
始める。これと共に、制御器3は検出手段を介して、こ
の時点以降に於けるバッテリー6の電圧値Vb を読み込
み、この電圧値Vb と上記第一の電圧値Va とを比較す
る。電圧値Vb が、第一の電圧値Va から所定電圧αを
減じた値以上となった場合、制御器3は、バッテリー6
の電圧が回復したと判断し、上記セルモータ5を再起動
させる。但し、この再起動も上記所定回数を限度とす
る。セルモータ5の再起動をこの回数行なってもエンジ
ンが始動しない場合は、バッテリー6を著しく消耗さ
せ、遠隔操作によらず運転者自身が始動操作を行なって
も、エンジンの始動を不可能にする恐れがある為、それ
以上のエンジンの始動を試みる事を中止する。
【0025】上記電圧値Vb が、前記式を満たさない
場合、制御器3は、上記タイマーが測定する、セルモー
タ5の停止時からの経過時間が、予め定めた所定時間を
越えているか否かを判断する。そして、上記経過時間が
所定時間を越えていない場合、再びバッテリー6の電圧
値を読み込み、前記式を満たすか否かのステップに戻
る。
【0026】上記経過時間が所定時間を越えていると判
断される場合、制御器3は、バッテリー6の電圧に拘ら
ず、セルモータ5を再起動させるステップに戻る。
【0027】本発明の自動車用エンジンの遠隔始動装置
は、上述した様に、バッテリー6の電圧値を検出し、バ
ッテリー6の電圧が或る程度回復したと判断される場合
に、セルモータ5を起動する為、クランキング回転数の
低下を招く様な事がなくなる。
【0028】
【発明の効果】本発明の自動車用エンジンの遠隔始動装
置は、上述の様に構成され作用する為、クランキング回
転数が低下する事を有効に防止し、自動車用エンジンの
始動性向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図。
【図2】同じく作用を示すフローチャート。
【図3】セルモータを回転させるタイミングの2例を示
す図。
【符号の説明】
1 送信器 2 受信器 3 制御器 4 始動装置 5 セルモータ 6 バッテリー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともエンジンの始動を指示する為
    の無線信号を発する送信器と、この送信器からの無線信
    号を受信する受信器と、この受信器が無線信号を受けた
    場合に始動指令信号を出す制御器と、この始動指令信号
    に基づいてエンジンを始動させるべく、セルモータ及び
    このセルモータに通電する為のバッテリーを有する始動
    装置とを備えた自動車用エンジンの遠隔始動装置に於い
    て、上記制御器は、上記無線信号を受けた場合、上記始
    動指令信号を出すと共に、上記バッテリーの電圧値を読
    み込んで第一の電圧値として記憶し、上記始動指令信号
    に基づいてセルモータを起動させた後エンジンが始動し
    ない場合、上記始動指令信号を発してから一定時間内は
    上記セルモータの運転を継続させ、この一定時間が経過
    した後は上記セルモータを停止させると共に、セルモー
    タを停止させた時点以後に於ける上記バッテリーの電圧
    値を随時読み込み、この電圧値が上記第一の電圧値から
    所定電圧値を減じた値以上である事を条件に、所定回数
    を越えない範囲で上記セルモータを再起動させる機能を
    有する事を特徴とする自動車用エンジンの遠隔始動装
    置。
JP31924692A 1992-11-05 1992-11-05 自動車用エンジンの遠隔始動装置 Pending JPH06147068A (ja)

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JPH06147068A true JPH06147068A (ja) 1994-05-27

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JP (1) JPH06147068A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9003787B2 (en) 2011-08-22 2015-04-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus and control method for stirling engine
US9086032B2 (en) 2011-09-26 2015-07-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Stirling engine and engine system comprising stirling engine

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