JPH059554Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH059554Y2 JPH059554Y2 JP1987114478U JP11447887U JPH059554Y2 JP H059554 Y2 JPH059554 Y2 JP H059554Y2 JP 1987114478 U JP1987114478 U JP 1987114478U JP 11447887 U JP11447887 U JP 11447887U JP H059554 Y2 JPH059554 Y2 JP H059554Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulley
- sheet metal
- pulley part
- cylindrical portion
- vibration ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 13
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 13
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Pulleys (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、自動車エンジンのクランクシヤフト
など各種の回転駆動系に装着され、該回転駆動系
に生起される振動を減衰させるトーシヨナルダン
パの改良に関する。
など各種の回転駆動系に装着され、該回転駆動系
に生起される振動を減衰させるトーシヨナルダン
パの改良に関する。
本願出願人は、先に、実開昭62−92336号公報
に記載されているように、ハブと、前記ハブの外
周側に所定の締め代をもつて嵌着された板金製の
スリーブと、前記スリーブの外周側に配置された
鋳鉄製の第一の振動リングと、前記スリーブの外
周面および前記第一の振動リングの内周面に接着
されたゴム製の弾性体と、前記第一の振動リング
の外周側に嵌着した筒部にプーリ部を一体成形し
た板金製の第二の振動リングと、よりなるトーシ
ヨナルダンパを実用新案登録出願している。
に記載されているように、ハブと、前記ハブの外
周側に所定の締め代をもつて嵌着された板金製の
スリーブと、前記スリーブの外周側に配置された
鋳鉄製の第一の振動リングと、前記スリーブの外
周面および前記第一の振動リングの内周面に接着
されたゴム製の弾性体と、前記第一の振動リング
の外周側に嵌着した筒部にプーリ部を一体成形し
た板金製の第二の振動リングと、よりなるトーシ
ヨナルダンパを実用新案登録出願している。
上記従来技術には次の問題がある。
Ａ プーリ部はこれに無端ベルトの一端を巻架
し、当該ダンパを装着した回転軸から各種の補
機へ回転トルクを伝達するために設けられてい
る。しかして従来技術にはこのプーリ部が一つ
しか無く、よつて多くの無端ベルトを巻架する
ことができなかつた。これは板金製の片持ち梁
式のプーリ部の強度がそれほど大きなものでは
なく該プーリ部の軸方向長さが限られているた
めに一つのプーリ部に巻架し得る無端ベルトの
本数が限られているからである。
し、当該ダンパを装着した回転軸から各種の補
機へ回転トルクを伝達するために設けられてい
る。しかして従来技術にはこのプーリ部が一つ
しか無く、よつて多くの無端ベルトを巻架する
ことができなかつた。これは板金製の片持ち梁
式のプーリ部の強度がそれほど大きなものでは
なく該プーリ部の軸方向長さが限られているた
めに一つのプーリ部に巻架し得る無端ベルトの
本数が限られているからである。
Ｂ 板金製のプーリ部が一種の拡声器として作用
して該プーリ部から大きな放射音が発せられる
ことがあつた。近年、自動車の駆動系には静粛
性が要求されており、放射音の発生はこれを抑
えなければならない。
して該プーリ部から大きな放射音が発せられる
ことがあつた。近年、自動車の駆動系には静粛
性が要求されており、放射音の発生はこれを抑
えなければならない。
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみら
れる問題を解決するために案出されたものであつ
て、この目的を達成するため、ハブと、前記ハブ
の外周側に配置した第一の筒部に第一のプーリ部
を一体成形した板金製の第一の振動リングと、前
記ハブの外周面および前記第一の筒部の内周面に
接着されたゴム製の弾性体と、前記第一の筒部の
外周側に所定の締め代をもつて嵌着した第二の筒
部に第二のプーリ部を一体成形した板金製の第二
の振動リングと、前記第一のプーリ部または前記
第二のプーリ部に接着されたゴム製の質量補充体
と、よりなるトーシヨナルダンパを提供する。
れる問題を解決するために案出されたものであつ
て、この目的を達成するため、ハブと、前記ハブ
の外周側に配置した第一の筒部に第一のプーリ部
を一体成形した板金製の第一の振動リングと、前
記ハブの外周面および前記第一の筒部の内周面に
接着されたゴム製の弾性体と、前記第一の筒部の
外周側に所定の締め代をもつて嵌着した第二の筒
部に第二のプーリ部を一体成形した板金製の第二
の振動リングと、前記第一のプーリ部または前記
第二のプーリ部に接着されたゴム製の質量補充体
と、よりなるトーシヨナルダンパを提供する。
板金製の第一の振動リングと第二の振動リング
のそれぞれにプーリ部を設けて該プーリ部の設置
数を二つとする。またこのプーリ部にゴム製の質
量補充体を接着して慣性質量を補充するとともに
放射音の発生を抑制する。プーリ部が放射音の発
生を抑制し得るのは該プーリ部がゴム製であつて
吸音作用を奏するからである。
のそれぞれにプーリ部を設けて該プーリ部の設置
数を二つとする。またこのプーリ部にゴム製の質
量補充体を接着して慣性質量を補充するとともに
放射音の発生を抑制する。プーリ部が放射音の発
生を抑制し得るのは該プーリ部がゴム製であつて
吸音作用を奏するからである。
つぎに本考案の実施例を図面にしたがつて説明
する。
する。
第１図に示すように、当該トーシヨナルダンパ
は、鋳鉄製のハブ１と、ハブ１の外周側に配置し
た第一の筒部２ａに第一のフランジ部２ｃを介し
て第一のプーリ部２ｂを一体成形した板金製の第
一の振動リング２と、ハブ１の外周面および第一
の筒部２ａの内周面に加硫接着されたゴム製の弾
性体３と、第一の筒部２ａの外周側に所定の締め
代をもつて嵌着した第二の筒部４ａに第二のフラ
ンジ部４ｃを介して第二のプーリ部４ｂを一体成
形した板金製の第二の振動リング４と、第一のプ
ーリ部２ｂの内周面に加硫接着されたゴム製の質
量補充体５と、を有している。第二の筒部４ａを
第一の筒部２ａの外周側に所定の締め代をもつて
嵌着したのは該嵌着により第一の筒部２ａを可塑
的に縮径変形させ、該変形により弾性体３を径方
向に圧縮して該弾性体３の耐久性を高めるためで
ある。
は、鋳鉄製のハブ１と、ハブ１の外周側に配置し
た第一の筒部２ａに第一のフランジ部２ｃを介し
て第一のプーリ部２ｂを一体成形した板金製の第
一の振動リング２と、ハブ１の外周面および第一
の筒部２ａの内周面に加硫接着されたゴム製の弾
性体３と、第一の筒部２ａの外周側に所定の締め
代をもつて嵌着した第二の筒部４ａに第二のフラ
ンジ部４ｃを介して第二のプーリ部４ｂを一体成
形した板金製の第二の振動リング４と、第一のプ
ーリ部２ｂの内周面に加硫接着されたゴム製の質
量補充体５と、を有している。第二の筒部４ａを
第一の筒部２ａの外周側に所定の締め代をもつて
嵌着したのは該嵌着により第一の筒部２ａを可塑
的に縮径変形させ、該変形により弾性体３を径方
向に圧縮して該弾性体３の耐久性を高めるためで
ある。
上記トーシヨナルダンパは次の作用効果を奏す
る。
る。
Ａ 板金製の第一の振動リング２と第二の振動リ
ング４のそれぞれにプーリ部２ｂ，４ｂを設け
たために該プーリ部２ｂ，４ｂの設置数を二つ
にし、この二つのプーリ部２ｂ，４ｂに多くの
無端ベルトを巻架することができる。
ング４のそれぞれにプーリ部２ｂ，４ｂを設け
たために該プーリ部２ｂ，４ｂの設置数を二つ
にし、この二つのプーリ部２ｂ，４ｂに多くの
無端ベルトを巻架することができる。
Ｂ 第一のプーリ部２ｂの内周面にゴム製の質量
補充体５を加硫接着したために慣性質量を補充
するとともに、その吸音作用により放射音の発
生を抑制することができる。ゴム製の質量補充
体５は必要に応じて第二のプーリ部４ｂに接着
しても良く、また第一のプーリ部２ｂおよび第
二のプーリ部４ｂの双方に接着しても良い。
補充体５を加硫接着したために慣性質量を補充
するとともに、その吸音作用により放射音の発
生を抑制することができる。ゴム製の質量補充
体５は必要に応じて第二のプーリ部４ｂに接着
しても良く、また第一のプーリ部２ｂおよび第
二のプーリ部４ｂの双方に接着しても良い。
本考案は次の効果を奏する。
Ａ 板金製の第一の振動リングと第二の振動リン
グのそれぞれにプーリ部を設けたために該プー
リ部の設置数を二つにし、この二つのプーリ部
に多くの無端ベルトを巻架することができる。
グのそれぞれにプーリ部を設けたために該プー
リ部の設置数を二つにし、この二つのプーリ部
に多くの無端ベルトを巻架することができる。
Ｂ 第一のプーリ部または第二のプーリ部にゴム
製の質量補充体を接着したためにその吸音作用
により放射音の発生を抑制することができる。
製の質量補充体を接着したためにその吸音作用
により放射音の発生を抑制することができる。
第１図は本考案の実施例に係るトーシヨナルダ
ンパの半裁断面図である。 １……ハブ、２……第一の振動リング、２ａ…
…第一の筒部、２ｂ……第一のプーリ部、２ｃ…
…第一のフランジ部、３……弾性体、４……第二
の振動リング、４ａ……第二の筒部、４ｂ……第
二のプーリ部、４ｃ……第二のフランジ部、５…
…質量補充体。
ンパの半裁断面図である。 １……ハブ、２……第一の振動リング、２ａ…
…第一の筒部、２ｂ……第一のプーリ部、２ｃ…
…第一のフランジ部、３……弾性体、４……第二
の振動リング、４ａ……第二の筒部、４ｂ……第
二のプーリ部、４ｃ……第二のフランジ部、５…
…質量補充体。
Claims (1)
- ハブ１と、前記ハブ１の外周側に配置した第一
の筒部２ａに第一のプーリ部２ｂを一体成形した
板金製の第一の振動リング２と、前記ハブ１の外
周面および前記第一の筒部２ａの内周面に接着さ
れたゴム製の弾性体３と、前記第一の筒部２ａの
外周側に所定の締め代をもつて嵌着した第二の筒
部４ａに第二のプーリ部４ｂを一体成形した板金
製の第二の振動リング４と、前記第一のプーリ部
２ｂまたは前記第二のプーリ部４ｂに接着された
ゴム製の質量補充体５と、よりなるトーシヨナル
ダンパ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987114478U JPH059554Y2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987114478U JPH059554Y2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6420555U JPS6420555U (ja) | 1989-02-01 |
| JPH059554Y2 true JPH059554Y2 (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=31355263
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987114478U Expired - Lifetime JPH059554Y2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH059554Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0729327Y2 (ja) * | 1989-12-27 | 1995-07-05 | エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社 | トーショナルダンパ |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5973642A (ja) * | 1982-09-25 | 1984-04-25 | メツツエラ−・カウチユク・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | ねじり振動消滅体 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH034848Y2 (ja) * | 1985-12-02 | 1991-02-07 |
-
1987
- 1987-07-28 JP JP1987114478U patent/JPH059554Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5973642A (ja) * | 1982-09-25 | 1984-04-25 | メツツエラ−・カウチユク・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | ねじり振動消滅体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6420555U (ja) | 1989-02-01 |
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