JPH0544597Y2 - - Google Patents

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JPH0544597Y2
JPH0544597Y2 JP19267487U JP19267487U JPH0544597Y2 JP H0544597 Y2 JPH0544597 Y2 JP H0544597Y2 JP 19267487 U JP19267487 U JP 19267487U JP 19267487 U JP19267487 U JP 19267487U JP H0544597 Y2 JPH0544597 Y2 JP H0544597Y2
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damper
vibration ring
hub
elastic body
ring
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JP19267487U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車エンジンのクランクシヤフト
など各種の駆動系に生起される振動を吸収減衰す
るダンパの改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、この種ダンパの一例として、第3図
に示すように、自動車エンジンのクランクシヤフ
ト(図示せず)に嵌着されるハブ11にリム12
を一体成形し、該リム12の外周に主に捩り振動
を吸収する第1のダンパ部13を設けるととも
に、同リム12の内周に位置するところに主に曲
げ振動を吸収する第2のダンパ部17を設けてな
る複合形のダンパが知られている。第1のダンパ
部13は振動リング14とスリーブ15の間に弾
性体16を加硫接着した3層構造のブツシユを構
成し、該ダンパ部13をあらかじめこのブツシユ
構造に成形してから前記リム12に嵌着する。一
方、第2のダンパ部17は振動リング18と弾性
体19を有し、この弾性体19を直接ハブ11に
加硫接着している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来技術に係るダンパにおいて、ハブ1は
鋳物によつて成形されており、このため機械加工
が必要となつてコストが高くなるとともに製品重
量が重くなる欠点がある。また上記ダンパにおい
て、主に曲げ振動の吸収を担当する第2のダンパ
部17はハブ11に対して弾性体19と振動リン
グ18を軸方向に並べて接続し、図示するように
加硫接着面を十分に広くとることができない形状
に構成されている。このため該ダンパ部17はと
くに弾性体19が破断し易い状況にあり、何らか
の理由によつて該弾性体19が破断すると振動リ
ング18が図上左方向へ飛び出し、思わぬ事故を
生じる危険がある。このため製品によつてはあら
かじめストツパ環(図示せず)を用意し、該スト
ツパ環をリム12の内周に嵌着して振動リング1
8の飛び出しを防止している。
従来技術はこのように振動リング18が飛び出
す危険をそのまま甘受するか、あるいは振動リン
グ18の飛び出しを防止するためだけの理由から
ストツパ環を単独の専用部材として用意してお
り、後者の場合でもその目的は達成し得るものの
他面において部品点数、圧入工程、重量およびコ
ストの増加をもたらしている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみら
れる問題を解消すべく案出されたものであつて、
この目的を達成するため、板金製のハブに複数の
振動リングをそれぞれ弾性体を介して接続してな
る複合形のダンパであつて、特に、円筒形を呈す
る軸方向部の軸方向一端に径方向外方に広がる径
方向部を設けた板金製のハブを有し、前記ハブに
第1の弾性体を介して第1の振動リングを接続
し、前記径方向部と前記第1の振動リングを軸方
向に対向させ、前記径方向部と前記第1の振動リ
ングの間に第2の振動リングを配置し、前記径方
向部と前記第2の振動リングを第2の弾性体を介
して接続したことを特徴とするダンパを提供す
る。
〔作用〕
本考案のダンパにおいてハブは板金によつて成
形されており、このため機械加工は殆どなく、重
量も軽減される。また本考案のダンパにおいて、
弾性体の破断を生じ易い第2のダンパ部の第2の
振動リングは第1のダンパ部の第1の振動リング
とハブの径方向部の間に配置され、該後2者をス
トツパとして飛び出しが防止される。
〔実施例〕
つぎに本考案の実施例を図面にしたがつて説明
する。
第1図に示すように、板金によつて成形された
ハブ1はクランクシヤフト(図示せず)に嵌着さ
れる内径部から軸方向部2と径方向部3を介して
プーリ部4を一体成形してなり、前記軸方向部2
の外周に、主に捩り振動を吸収する第1のダンパ
部5と主に曲げ振動を吸収する第2のダンパ部8
が軸方向に並設配置されている。第1のダンパ部
5は前記軸方向部2と第1の振動リング6の間に
第1の弾性体7を圧入する圧入タイプに構成され
ているが、該ダンパ部5は必要に応じて従来例と
同様なブツシユタイプに代えることができる。第
2のダンパ部8は、ハブの軸方向部2、径方向部
3およびプーリ部4に囲まれるように配置され、
該径方向部3と第2の振動リング9の間に第2の
弾性体10を加硫接着している。この第2のダン
パ部8の第2の振動リング9は第1のダンパ部5
の第1の振動リング6と軸方向に並べられ、該第
1の振動リング6をストツパとして飛び出しが防
止される。
第2図は本考案の第2実施例として、ハブ1の
軸方向部2を軸方向に2分割し、すなわち板金製
のハブ1を符号1aと1bで示す2部材から構成
し、該両部材のそれぞれに第1または第2のダン
パ部5,8の何れか片方を組み付けて組立工程の
最終段階近くで両部材1a,1bを互いに接着す
るように構成したものを示している。すなわちこ
のダンパは、上記第1実施例に係るダンパがハブ
1に対して必ず第2のダンパ部8を第1のダンパ
部5より先に組み付けなければならない手順の規
制があつたのに対してこの規制をなくした点に特
徴を有している。
〔考案の効果〕
本考案のダンパは以上説明したように弾性体の
破断を生じ易い組に属する第2の振動リングを他
の組に属する第1の振動リングとハブの径方向部
の間に配置して前者振動リングの飛び出しを特に
専用のストツパ部材を用いることなく防止する。
またハブは従来技術の鋳物に対して板金によつて
成形されており、機械加工の手間を省いて低コス
トになるとともに軽量の製品を構成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例に係るダンパの
半裁断面図、第2図は本考案の第2の実施例に係
るダンパの半裁断面図、第3図は従来例に係るダ
ンパの半裁断面図である。 1……ハブ、2……軸方向部、3……径方向
部、4……プーリ部、5……第1のダンパ部、6
……第1の振動リング、7……第1の弾性体、8
……第2のダンパ部、9……第2の振動リング、
10……第2の弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒形を呈する軸方向部2の軸方向一端に径方
    向外方に広がる径方向部3を設けた板金製のハブ
    1を有し、前記ハブ1に第1の弾性体7を介して
    第1の振動リング6を接続し、前記径方向部3と
    前記第1の振動リング7を軸方向に対向させ、前
    記径方向部3と前記第1の振動リング7の間に第
    2の振動リング9を配置し、前記径方向部3と前
    記第2の振動リング9を第2の弾性体10を介し
    て接続したことを特徴とするダンパ。
JP19267487U 1987-12-21 1987-12-21 Expired - Lifetime JPH0544597Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19267487U JPH0544597Y2 (ja) 1987-12-21 1987-12-21

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JP19267487U JPH0544597Y2 (ja) 1987-12-21 1987-12-21

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Publication Number Publication Date
JPH0198348U JPH0198348U (ja) 1989-06-30
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JP19267487U Expired - Lifetime JPH0544597Y2 (ja) 1987-12-21 1987-12-21

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JP2003127879A (ja) * 2001-10-22 2003-05-08 Toyoda Mach Works Ltd 電動式パワーステアリング装置
US8156696B2 (en) * 2003-07-15 2012-04-17 Worksafe Technologies Seismically stable flooring

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JPH0198348U (ja) 1989-06-30

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