JPH0592554U - ダンパ - Google Patents
ダンパInfo
- Publication number
- JPH0592554U JPH0592554U JP4477692U JP4477692U JPH0592554U JP H0592554 U JPH0592554 U JP H0592554U JP 4477692 U JP4477692 U JP 4477692U JP 4477692 U JP4477692 U JP 4477692U JP H0592554 U JPH0592554 U JP H0592554U
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- Japan
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- sensor plate
- sleeve
- damper
- integrally molded
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハブ1、スリーブ2、弾性体3、質量体4お
よびセンサープレート5よりなるダンパについて、部品
点数を削減する。 【構成】 スリーブ2とセンサープレート5を磁性体に
より一体成形し、これにより部品点数を削減する。また
センサープレート5をゴム状弾性材製の被覆体で覆って
大気と遮断し、これによりセンサープレート5が錆びる
のを防止する。
よびセンサープレート5よりなるダンパについて、部品
点数を削減する。 【構成】 スリーブ2とセンサープレート5を磁性体に
より一体成形し、これにより部品点数を削減する。また
センサープレート5をゴム状弾性材製の被覆体で覆って
大気と遮断し、これによりセンサープレート5が錆びる
のを防止する。
Description
【0001】
本考案は、自動車エンジンのクランクシャフト等各種の回転駆動系に生起され る振動を吸収減衰するダンパの改良に関する。
【0002】
従来から、図8に示すように、ハブ1に嵌着したスリーブ2に弾性体3を介し て質量体4を接続してなり、ハブ1にセンサープレート5を嵌着したブッシュタ イプのトーショナルダンパが知られている。ハブ1、スリーブ2および質量体4 はそれぞれ所定の金属により成形され、弾性体3は所定のゴム状弾性材により成 形されている。センサープレート5は磁性体により環状に成形され、図9に示す ように、その外周縁に磁気センサ(図示せず)に対して被検知部として作用する 所要数(図は一つのみを示している)の突起6を有している。
【0003】
上記従来技術には、センサープレート5が単品として構成されているために部 品点数が多いという問題がある。
【0004】
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され たものであって、この目的を達成するため、請求項1に示すように、ハブに嵌着 したスリーブに弾性体を介して質量体を接続してなり、更にセンサープレートを 有するダンパにおいて、前記スリーブと前記センサープレートを一体成形したこ とを特徴とするダンパを提供する。
【0005】 また請求項2に示すように、ハブに嵌着したスリーブに弾性体を介して質量体 を接続してなり、更にセンサープレートを有するダンパにおいて、前記スリーブ と前記センサープレートを一体成形し、前記センサープレートをゴム状弾性材製 の被覆体で覆ったことを特徴とするダンパを提供する。
【0006】 また請求項3に示すように、質量体に嵌着したスリーブに弾性体を介してハブ を接続し、前記スリーブとセンサープレートを一体成形したことを特徴とするダ ンパを提供する。
【0007】
スリーブとセンサープレートを磁性体により一体成形し、これにより部品点数 を削減する。また請求項2における被覆体はセンサープレートを大気と遮断して センサープレートが錆びるのを防止するものである。
【0008】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
【0009】 図1および図2に示すように、スリーブ2とセンサープレート5が磁性体によ り一体成形されて断面略L字形を呈する一体成形品が形成され、この一体成形品 がハブ1の外周に嵌着されている。センサープレート5はその外周縁に所要数の 突起6を有している。3は弾性体、4は質量体である。磁性体の具体例としては 板金を挙げることができる。 しかして、このダンパによれば、スリーブ2とセンサープレート5を磁性体に より一体成形したために、従来技術に対して部品点数を削減することが可能であ る。一体成形品は断面略L字形を呈し、よってプレス加工により容易に成形する ことが可能である。
【0010】 スリーブ2とセンサープレート5とよりなる磁性体製の一体成形品は、図3ま たは図4に示すように、プーリ7,8を更に一体に成形されたものであっても良 い。プーリ7,8はこれに無端ベルト(図示せず)を巻架して、シャフトから各 種の補機(ともに図示せず)へ回転トルクを伝達するものである。尚、この図3 および図4ではそれぞれセンサープレート5の外径寸法D1 がスリーブ2の外径 寸法D2 より大きくなっているが(D1 >D2 )、この外径寸法の大小関係は反 対(すなわちD1 <D2 )であっても良い。
【0011】 図5および図6に示すように、スリーブ2とセンサープレート5が磁性体によ り一体成形されて断面略L字形を呈する一体成形品が形成され、この一体成形品 がハブ1の外周に嵌着されている。またセンサープレート5が突起6を含めてそ の全体をゴム状弾性材製の被覆体9により覆われている。3は弾性体、4は質量 体である。磁性体の具体例としては板金を挙げることができる。 被覆体9は弾性体3と同じ種類のゴム状弾性材によって弾性体3と同時に加硫 成形され、弾性体3と一体に繋っている。また環状を呈する被覆体9は外径寸法 を全周に亙って同じ寸法に設定されている。 しかして、このダンパによれば、先ずスリーブ2とセンサープレート5を磁性 体により一体成形したために、従来技術に対して部品点数を削減することが可能 である。一体成形品は断面略L字形を呈し、よってプレス加工により容易に成形 することが可能である。またセンサープレート5をゴム状弾性材製の被覆体9で 覆って大気と遮断したために、センサープレート5が錆びるのを防止することが 可能である。被覆体9には緩衝作用があり、これによってもセンサープレート5 を保護することができる。上記したように被覆体9を弾性体3と同時に成形すれ ばその成形に特に多くの手間が掛かるわけではない。また上記したように被覆体 9の外径寸法を全周に亙って同じ寸法に設定すれば回転時の空気抵抗を低減する ことができる。
【0012】 図7に示すように、スリーブ2とセンサープレート5が磁性体により一体成形 されて断面略L字形を呈する一体成形品が形成され、この一体成形品が質量体4 の内周に嵌着されている。スリーブ2の内周に弾性体3が加硫接着され、弾性体 の内周にハブ1が接着されている。センサープレート5はその外周縁に所要数の 突起6を有している。磁性体の具体例としては板金を挙げることができる。 しかして、このダンパによれば、スリーブ2とセンサープレート5を磁性体に より一体成形したために、従来技術に対して部品点数を削減することが可能であ る。一体成形品は断面略L字形を呈し、よってプレス加工により容易に成形する ことが可能である。
【0013】
本考案は次の効果を奏する。すなわち請求項1ないし請求項3に共通して、ス リーブとセンサープレートを磁性体により一体成形したために、従来技術に対し て部品点数を削減することができる。また請求項2については、更にセンサープ レートをゴム状弾性材製の被覆体で覆って大気と遮断したために、センサープレ ートが錆びるのを防止することができる。
【図1】本考案の第一実施例に係るダンパの半裁断面図
【図2】図1におけるセンサープレートのA方向矢視図
【図3】本考案の第二実施例に係るダンパの半裁断面図
【図4】本考案の第三実施例に係るダンパの半裁断面図
【図5】本考案の第四実施例に係るダンパの半裁断面図
【図6】図5におけるセンサープレートのB方向矢視図
【図7】本考案の第五実施例に係るダンパの半裁断面図
【図8】従来例に係るダンパの半裁断面図
【図9】図8におけるセンサープレートのC方向矢視図
1 ハブ 2 スリーブ 3 弾性体 4 質量体 5 センサープレート 6 突起 7,8 プーリ 9 被覆体
Claims (3)
- 【請求項1】 ハブ(1)に嵌着したスリーブ(2)に
弾性体(3)を介して質量体(4)を接続してなり、更
にセンサープレート(5)を有するダンパにおいて、前
記スリーブ(2)と前記センサープレート(5)を一体
成形したことを特徴とするダンパ。 - 【請求項2】 ハブ(1)に嵌着したスリーブ(2)に
弾性体(3)を介して質量体(4)を接続してなり、更
にセンサープレート(5)を有するダンパにおいて、前
記スリーブ(2)と前記センサープレート(5)を一体
成形し、前記センサープレート(5)をゴム状弾性材製
の被覆体(9)で覆ったことを特徴とするダンパ。 - 【請求項3】 質量体(4)に嵌着したスリーブ(2)
に弾性体(3)を介してハブ(1)を接続し、前記スリ
ーブ(2)とセンサープレート(5)を一体成形したこ
とを特徴とするダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4477692U JPH0592554U (ja) | 1992-03-19 | 1992-06-05 | ダンパ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-23177 | 1992-03-19 | ||
JP2317792 | 1992-03-19 | ||
JP4477692U JPH0592554U (ja) | 1992-03-19 | 1992-06-05 | ダンパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0592554U true JPH0592554U (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=26360497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4477692U Pending JPH0592554U (ja) | 1992-03-19 | 1992-06-05 | ダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0592554U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006022280A1 (ja) | 2004-08-24 | 2006-03-02 | Nok Corporation | トリガプレート付きダンパ |
JP2007107637A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Nok Corp | トルク変動吸収ダンパ |
JP2007170476A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Nok Corp | 駆動軸用ダンパ |
JP2015010654A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | Nok株式会社 | 回転変動吸収ダンパ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57157861A (en) * | 1981-03-24 | 1982-09-29 | Yaskawa Electric Mfg Co Ltd | Torque transmission wheel |
JPS6121917B2 (ja) * | 1981-01-13 | 1986-05-29 | Fumio Usui | |
JPS63112645A (ja) * | 1986-10-29 | 1988-05-17 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP4477692U patent/JPH0592554U/ja active Pending
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JP4716012B2 (ja) * | 2005-10-14 | 2011-07-06 | Nok株式会社 | トルク変動吸収ダンパ |
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JP2015010654A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | Nok株式会社 | 回転変動吸収ダンパ |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990928 |