JPH0586020U - ワーク・中間ロール用軸受ユニット - Google Patents

ワーク・中間ロール用軸受ユニット

Info

Publication number
JPH0586020U
JPH0586020U JP3441292U JP3441292U JPH0586020U JP H0586020 U JPH0586020 U JP H0586020U JP 3441292 U JP3441292 U JP 3441292U JP 3441292 U JP3441292 U JP 3441292U JP H0586020 U JPH0586020 U JP H0586020U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball bearing
shaft
outer cylinder
total width
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3441292U
Other languages
English (en)
Inventor
兆 丸山
英和 ▲濱▼崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp filed Critical NTN Corp
Priority to JP3441292U priority Critical patent/JPH0586020U/ja
Publication of JPH0586020U publication Critical patent/JPH0586020U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄鋼用テンションレベラーのワークロールま
たは中間ロールの支持に用いる軸受ユニットに適用され
る。仮組みしたアンギュラ玉軸受を取外さずに、間座に
よる総幅修正が行えるようにする。 【構成】 ロール軸1aに取付けられた外筒2と、この
外筒2内に配置したシャフト3との間に、その環状突部
7の両側においてアンギュラ玉軸受8および深溝玉軸受
10を配置する。このアンギュラ玉軸受8の内輪と環状
突部7との間に総幅調整用間座9を介在させる。アンギ
ュラ玉軸受8の外輪は、外筒2に形成された当たり面5
に係合させる。深溝玉軸受10は、止め環12で外筒2
に対して抜け止めし、深溝玉軸受10の内輪とシャフト
3の環状突部7との間に予圧ばね15を介在させる。こ
のように、総幅調整用間座9をアンギュラ玉軸受8の内
輪側に配置することにより、アンギュラ玉軸受8を取外
さずに総幅調整用間座9の取外しを可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、鉄鋼用テンションレベラーのワークロールまたは中間ロールの支 持に使用されるワーク・中間ロール用軸受ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、圧延された素材鋼板の巻きぐせ除去および板圧の均一化等のために、図 2に示す矯正レベラー51および伸長レベラー52からなるテンションレベラー 53を用いている。これら矯正レベラー51および伸長レベラー52は、素材鋼 板Wを押し付けるワークロール54と、このロール54に順次転接する中間ロー ル55およびバックアップロール56とで構成される。 素材鋼板Wの押し付けのためにワークロール54に作用するラジアル荷重はバ ックアップロール56で支持し、ワークロール54および中間ロール55は、い ずれもアキシャル荷重のみを支持するロール支持構造とする。
【0003】 このようなワークロール54および中間ロール55の支持構造として、図3に 示す構造が採られている。すなわち、ロール54(55)の両端に軸受ユニット 57を取付け、軸受ユニット57の外筒58から突出したシャフト59をハウジ ング60の軸支持孔61に遊嵌させる。軸受ユニット57は、シャフト59に対 して外筒58を回転自在に、かつアキシャル荷重の支持を可能に構成したもので ある。
【0004】 軸支持孔61とシャフト59との間のラジアル隙間は、ロール54が中間ロー ル55あるいはバックアップロール56に支持されることから、外径面の摩耗や 、ロール外径を研磨再使用した場合の自由度を持たせるために、十分に大きく設 定される。軸支持孔61とシャフト59とのアキシャル方向の隙間は、ロール5 4の伸びを吸収するために設けられる。 ロール54は、このように両端の軸受ユニット57のシャフト59を軸支持孔 61で受けるため、全長L0を所定寸法に押える必要があり、そのため各軸受ユ ニット57は、総幅Lを調整可能な構造とされる。
【0005】 図4は、その軸受ユニット57の一例を示す。外筒58は一端がロール軸60 に外嵌状態に固定され、嵌合面に冷却水の浸入防止用のOリング71が設けられ ている。シャフト59は、中間部に環状突部59aを有し、その内側(ロール軸 60端側)と外筒58との間に複数のアンギュラ玉軸受62が設けられる。アン ギュラ玉軸受62の外輪と外筒58の内径面の段差部58aとの間には総幅Lを 調整するための総幅調整用間座70を介在させる。シャフト59の環状突部59 aよりも外側(ハウジング60側)には深溝玉軸受63を設け、その外輪を両側 の間座64,65と共に止め環66で外筒58に固定する。内側の間座64はグ リース漏れ止めフランジ64aを有し、外側の間座65には断面V形の弾性シー ル67が取付けられる。また、深溝玉軸受63とシャフト59の環状突部59a との間には、ばね座68と予圧ばね69とを介在させる。
【0006】 この軸受ユニット57は、組立に際して総幅Lを調整するために、総幅調整用 間座70,アンギュラ玉軸受62,およびシャフト59を仮組みして総幅Lを測 定し、一旦分解した後に、総幅調整用間座70の幅を修正して本組立を行ってい る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記の分解過程で、総幅調整用間座70を取り出すためにはアンギュ ラ玉軸受62の全体を外筒58から取り出す必要があり、分解や本組立に手間が かかるという問題点がある。また、グリース漏れ止めフランジ64aを有する間 座64がアンギュラ玉軸受62と深溝玉軸受63との間に設けられるため、部品 点数が多くなるという問題点がある。
【0008】 この考案の目的は、仮組みしたアンギュラ玉軸受を取外さずに、間座による総 幅修正が行えて、組立時の総幅修正作業が行い易く、また部品点数の削減が図れ るワーク・中間ロール用軸受ユニットを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案のワーク・中間ロール用軸受ユニットは、総幅調整用間座をアンギュ ラ玉軸受の内輪側に配置したものである。すなわち、ロール軸に一端が外嵌状態 に取付けられた外筒と、この外筒内に配置したシャフトとの間に、シャフト外周 の環状突部の内側および外側において各々アンギュラ玉軸受および転がり軸受を 配置し、前記アンギュラ玉軸受の内輪と前記環状突部との間に総幅調整用間座を 介在させる。アンギュラ玉軸受の外輪は、外筒の前記一端の近傍に形成された当 たり面に係合させる。前記転がり軸受は止め環で外筒に対して抜け止めすると共 に、この転がり軸受の内輪とシャフトの環状突部との間に予圧ばねを介在させる 。
【0010】
【作用】
この構成によると、ロールのアキシャル荷重は、アンギュラ玉軸受を介してシ ャフトに支持され、また予圧ばねによって前記アンギュラ玉軸受の予圧が得られ る。総幅調整用間座は、アンギュラ玉軸受のグリース漏れ止めを兼用する。 組立に際しては、外筒に対してアンギュラ玉軸受,総幅調整用間座,およびシ ャフトを仮組みして、総幅を測定し、分解後に総幅調整用間座の幅を修正して本 組立を行う。このとき、総幅調整用間座はアンギュラ玉軸受の内輪側に配置され ていて、アンギュラ玉軸受よりもシャフトの外端側となるため、アンギュラ玉軸 受を取外すことなく、総幅調整用間座による総幅の修正が行える。
【0011】
【実施例】
この考案の一実施例を図1に基づいて説明する。ロール1は、図2のテンショ ンレベラーにおけるワークロール54または中間ロール56となるものであり、 両端に段付きのロール軸1aが突出している。このロール1の両端に、外筒2お よびシャフト3を有する軸受ユニット4が設けられる。シャフト3は、外筒2か ら突出した部分が、図3と共に前述したようにハウジング60の軸支持孔61に 支持される。
【0012】 図1において、外筒2は一端2aがロール軸1aに外嵌状態に取付けられるも のであり、内部には一端2aの近傍に仕切り壁2bを有すると共に、この仕切り 壁2bの外周の厚肉部分により他端側へ向く当たり面5が形成されている。また 、外筒2の周壁には空気孔6が仕切り壁2bの近傍に位置して設けてある。
【0013】 シャフト3は軸方向中間部に環状突部7を有し、外筒2内に配置されて一部が 外筒2から突出している。環状突部7よりも内側において、シャフト3と外筒2 との間に複数個のアンギュラ玉軸受8を設け、最内側のアンギュラ玉軸受8の外 輪を外筒2の前記当たり面5に係合させると共に、最外側のアンギュラ玉軸受8 の内輪と環状突部7との間に総幅調整用間座9を介在させてある。各アンギュラ 玉軸受8は、ロール1からシャフト3側に作用するアキシャル荷重を支持する向 きとしてある。総幅調整用間座9は、グリース漏れ止めフランジ9aを外周に有 するリング状のものである。
【0014】 シャフト3の環状突部7よりも外端側において、シャフト7と外筒2との間に 転がり軸受である深溝玉軸受10を設け、その外輪を外筒2の内周溝に係合する 止め環12により、外輪間座11と共に抜け止めしてある。外輪間座11には、 断面V形のゴム材等からなる弾性シール13が、シャフト3に接して設けてある 。また、深溝玉軸受10の内輪とシャフト3の環状突部7との間には、ばね座1 4および圧縮コイルばねからなる予圧ばね15を介在させてある。
【0015】 この構成の軸受ユニット4によると、ロール1のアキシャル荷重は、アンギュ ラ玉軸受8を介してシャフト3に支持され、また予圧ばね15によってアンギュ ラ玉軸受8の予圧が得られる。
【0016】 組立に際しては、外筒2に対してアンギュラ玉軸受8,総幅調整用間座9,お よびシャフト3を仮組みして、総幅Lを測定し、一旦分解した後に総幅調整用間 座9の幅を修正して本組立を行う。このとき、総幅調整用間座9はアンギュラ玉 軸受8の内輪側に配置されていて、アンギュラ玉軸受8よりもシャフト3の外端 側となるため、アンギュラ玉軸受8を取外すことなく、総幅調整用間座9を取外 して総幅Lの修正が行える。前記の分解時において、アンギュラ玉軸受8は全体 を外筒2内に残しても良く、また各アンギュラ玉軸受8を外輪と内輪との間で分 解して外輪および転動体を外筒2側に残すと共に、内側内輪が外側の転動体と係 合し、外側内輪のみをシャフト3と共に取り外すようにしても良い。総幅調整用 間座9による幅修正は、調整代を持たせた総幅調整用間座9を切削または研削す ることによって行う。あるいは、各種の厚みの総幅調整用間座9を準備しておい て適宜の厚みのものに取り替えてもよい。
【0017】 外筒2は、当たり面5の形成部分において仕切り壁2bを設けてあるため、冷 却水が軸受ユニット4の内部へ浸入することが防止されて、従来のOリング71 (図4)が不要となり、また空気抜き孔6が設けてあるため、仕切り壁2bが設 けられていてもロール軸1aへの抜き差しが容易になる。 また、この軸受ユニット4によると、総幅調整用間座9がアンギュラ玉軸受8 の外側に位置するため、総幅調整用間座9がアンギュラ玉軸受8のグリース漏れ 止めを兼用する。そのため、従来のアンギュラ玉軸受と深溝玉軸受との間の外輪 間座が不要となり、部品点数を削減しながら、グリース漏れの防止機能を得るこ とができる。
【0018】 なお、前記実施例ではシャフト3の外端側に配置する転がり軸受として深溝玉 軸受10を使用したが、他の形式の転がり軸受を使用しても良い。
【0019】
【考案の効果】
この考案のワーク・中間ロール用軸受ユニットは、総幅調整用間座をアンギュ ラ玉軸受の内輪側に設けてシャフトの外端側に位置させたため、仮組みして総幅 を調整した後、アンギュラ玉軸受を取外すことなく、総幅調整用間座による総幅 の修正が行える。そのため総幅修正作業が簡単になる。また、総幅調整用間座が アンギュラ玉軸受の外端側に位置するため、総幅調整用間座がグリース止めを兼 用し、そのため部品点数が削減されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例にかかるワーク・中間ロー
ル用軸受ユニットの半裁断面図である。
【図2】従来のテンションレベラーの概略側面図であ
る。
【図3】そのワークロールおよび軸受ユニットの外形を
示す一部省略正面図である。
【図4】同軸受ユニットの半裁断面図である。
【符号の説明】
1…ロール、1a…ロール軸、2…外筒、3…シャフ
ト、4…ワーク・中間ロール用軸受ユニット、5…当た
り面、7…環状突部、8…アンギュラ玉軸受、9…総幅
調整用間座、10…深溝玉軸受、12…止め環、15…
予圧ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール軸に一端が外嵌状態に取付けられ
    て前記一端の近傍に他端側へ向く当たり面を有する外筒
    と、この外筒の他端から一部が突出した状態で前記外筒
    内に配置されて軸方向中間部に環状突部を有するシャフ
    トと、前記当たり面に外輪が係合して前記シャフトと前
    記外筒との間に設けられたアンギュラ玉軸受と、このア
    ンギュラ玉軸受の内輪と前記環状突部との間に介在した
    総幅調整用間座と、前記環状突部よりも前記他端側で前
    記シャフトと外筒との間に配置されて止め環によって外
    筒に対し抜け止めされた転がり軸受と、この転がり軸受
    と前記環状突部との間に介在した予圧ばねとを備えたワ
    ーク・中間ロール用軸受ユニット。
JP3441292U 1992-04-24 1992-04-24 ワーク・中間ロール用軸受ユニット Pending JPH0586020U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3441292U JPH0586020U (ja) 1992-04-24 1992-04-24 ワーク・中間ロール用軸受ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3441292U JPH0586020U (ja) 1992-04-24 1992-04-24 ワーク・中間ロール用軸受ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0586020U true JPH0586020U (ja) 1993-11-19

Family

ID=12413482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3441292U Pending JPH0586020U (ja) 1992-04-24 1992-04-24 ワーク・中間ロール用軸受ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0586020U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001187915A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Minebea Co Ltd 軸受装置
JP2020041678A (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 日本精工株式会社 主軸装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001187915A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Minebea Co Ltd 軸受装置
JP2020041678A (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 日本精工株式会社 主軸装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3976340A (en) Device for mounting a radial rolling bearing
US3890854A (en) Rolling bearing assembly, in particular for a steering shaft of an automobile vehicle
US5002406A (en) Sealing structure for a spherical bearing assembly
JPH0586020U (ja) ワーク・中間ロール用軸受ユニット
BRPI1004357B1 (pt) conjunto de mancal e método para prensar um conjunto de mancal e um anel de encosto sobre uma árvore com uma prensa de mancal
JP3974955B2 (ja) 調心輪付きの転がり軸受
JPH0331442Y2 (ja)
JPH10169649A (ja) 分割形調心転がり軸受装置
JPH01312221A (ja) 軸支承方法
JPH06109025A (ja) 割り型軸受
JP2001182754A (ja) 分割型転がり軸受装置
JP2002147447A (ja) 軸受装置
JP2001254735A (ja) 車軸軸受装置
JP3682594B2 (ja) ロ−ルネック用軸受の密封装置とこれを用いた圧延機用ロール
JPS63199917A (ja) 軸受装置
JP2005042764A (ja) 車輪用の円すいころ軸受装置およびその組立方法
WO2017014235A1 (ja) 総ころ形複列円筒ころ軸受
JP2003214451A (ja) 転がり軸受の取付構造
JPH0118931Y2 (ja)
JPH082496Y2 (ja) ころ軸受装置
JP3116515B2 (ja) 環状輪体の取付装置
JPH0632731U (ja) ワーク・中間ロール用軸受ユニット
JP4059268B2 (ja) 車輪支持用転がり軸受ユニット及びその製造方法
JPH051739Y2 (ja)
JP2003028154A (ja) 複列転がり軸受装置