JPH10169649A - 分割形調心転がり軸受装置 - Google Patents
分割形調心転がり軸受装置Info
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- JPH10169649A JPH10169649A JP8328760A JP32876096A JPH10169649A JP H10169649 A JPH10169649 A JP H10169649A JP 8328760 A JP8328760 A JP 8328760A JP 32876096 A JP32876096 A JP 32876096A JP H10169649 A JPH10169649 A JP H10169649A
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- Japan
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- outer ring
- ring half
- lower side
- rolling bearing
- half unit
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C43/00—Assembling bearings
- F16C43/04—Assembling rolling-contact bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C13/00—Rolls, drums, discs, or the like; Bearings or mountings therefor
- F16C13/02—Bearings
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C23/00—Bearings for exclusively rotary movement adjustable for aligning or positioning
- F16C23/06—Ball or roller bearings
- F16C23/08—Ball or roller bearings self-adjusting
- F16C23/082—Ball or roller bearings self-adjusting by means of at least one substantially spherical surface
- F16C23/084—Ball or roller bearings self-adjusting by means of at least one substantially spherical surface sliding on a complementary spherical surface
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C35/00—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
- F16C35/04—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
- F16C35/042—Housings for rolling element bearings for rotary movement
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/24—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly
- F16C19/26—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly with a single row of rollers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2322/00—Apparatus used in shaping articles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】分割形調心転がり軸受装置において、外輪半体
を容易に着脱できメンテナンスがし易いこと。 【解決手段】下側外輪半体４の球面状の外周面４ｂを、
下側軸受箱３の球面溝３ａで滑動自在に受けている。下
側外輪半体４の外周面４ｂにノックピン１４を設け、下
側軸受箱３の球面溝３ａの底部に設けた凹部に遊びを持
って嵌め合わせた。遊びの範囲が調心範囲である。ノッ
クピン１４を中心として下側外輪半体４を回転させ、下
側外輪半体４の両端部４ｃを球面溝３ａから脱出させ
る。この脱出を許容するように、下側軸受箱３をつばな
し形状とした。下側外輪半体４を安定した状態のまま姿
勢変更して取り出し可能な状態にできる。
を容易に着脱できメンテナンスがし易いこと。 【解決手段】下側外輪半体４の球面状の外周面４ｂを、
下側軸受箱３の球面溝３ａで滑動自在に受けている。下
側外輪半体４の外周面４ｂにノックピン１４を設け、下
側軸受箱３の球面溝３ａの底部に設けた凹部に遊びを持
って嵌め合わせた。遊びの範囲が調心範囲である。ノッ
クピン１４を中心として下側外輪半体４を回転させ、下
側外輪半体４の両端部４ｃを球面溝３ａから脱出させ
る。この脱出を許容するように、下側軸受箱３をつばな
し形状とした。下側外輪半体４を安定した状態のまま姿
勢変更して取り出し可能な状態にできる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸心に沿って軌道
が分割されたタイプの分割形転がり軸受装置に関する。
が分割されたタイプの分割形転がり軸受装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の分割形転がり軸受装置では、軸
体やロールのネック部に容易に着脱できるように、内
輪、外輪、軸受箱などの各部分が軸心に沿って二分割さ
れている。この軸受を軸体である、例えば製鉄所の連続
鋳造設備のガイドロール等に組み付けるには、二分割さ
れた各部品の下半分をロールに組み付けた後、上半分の
各部品を組み付けてボルトで締め付け一体にする。
体やロールのネック部に容易に着脱できるように、内
輪、外輪、軸受箱などの各部分が軸心に沿って二分割さ
れている。この軸受を軸体である、例えば製鉄所の連続
鋳造設備のガイドロール等に組み付けるには、二分割さ
れた各部品の下半分をロールに組み付けた後、上半分の
各部品を組み付けてボルトで締め付け一体にする。
【０００３】ところで、上記のガイドロールは、鋳造時
の高荷重が負荷されると下方に撓む。また、ロール取付
時に、一対に組み付けた軸受の軸心が鋳造品の送り方向
（この場合は水平方向になる）に微小量ずれることもあ
る。そうした場合、軸受に無理な力を作用させないため
には、軸受の調心性が重要である。従来、この種の分割
形調心転がり軸受装置では、上側外輪半体は上側軸受箱
で兼用され、下側軸受箱で支持される負荷側の下側外輪
半体は自動調心機能を得るべくその外周面が球面状に形
成されている。また、下側外輪半体の調心範囲を規制す
るために、下側外輪半体を受けている下側軸受箱の軸方
向両端部につばを設け、これを下側外輪半体の両端面に
当接させてストッパとしている。
の高荷重が負荷されると下方に撓む。また、ロール取付
時に、一対に組み付けた軸受の軸心が鋳造品の送り方向
（この場合は水平方向になる）に微小量ずれることもあ
る。そうした場合、軸受に無理な力を作用させないため
には、軸受の調心性が重要である。従来、この種の分割
形調心転がり軸受装置では、上側外輪半体は上側軸受箱
で兼用され、下側軸受箱で支持される負荷側の下側外輪
半体は自動調心機能を得るべくその外周面が球面状に形
成されている。また、下側外輪半体の調心範囲を規制す
るために、下側外輪半体を受けている下側軸受箱の軸方
向両端部につばを設け、これを下側外輪半体の両端面に
当接させてストッパとしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように下側外輪半
体の両側部に調心範囲規制用のつばがあると、図７に示
すように、メンテナンスのために下側外輪半体９０を下
側軸受箱９１から取り外すときは、下側外輪半体９１を
その円周方向に回転させなければならず、この際、下側
外輪半体９１の姿勢が滑り易くて不安定となるため、作
業が非常に困難であった。
体の両側部に調心範囲規制用のつばがあると、図７に示
すように、メンテナンスのために下側外輪半体９０を下
側軸受箱９１から取り外すときは、下側外輪半体９１を
その円周方向に回転させなければならず、この際、下側
外輪半体９１の姿勢が滑り易くて不安定となるため、作
業が非常に困難であった。
【０００５】そこで、本発明の課題は外輪半体を容易に
着脱できメンテナンス性に優れた分割形調心転がり軸受
を提供することである。
着脱できメンテナンス性に優れた分割形調心転がり軸受
を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項１記載の分割形調心転がり軸受装置
は、外輪半体の球面状の外周面を、軸受箱半体に形成さ
れた球面溝で滑動自在に受けている分割形調心転がり軸
受装置において、上記球面溝の底部および外輪の外周面
の何れか一方に設けた突部が、他方に設けた凹部に遊び
を持って嵌め合わされており、軸受箱半体の形状は、外
輪半体が突部を中心に回転して外輪半体の周方向両端部
が球面溝から脱出することを許容する形状とされている
ことを特徴とするものである。
め、本発明の請求項１記載の分割形調心転がり軸受装置
は、外輪半体の球面状の外周面を、軸受箱半体に形成さ
れた球面溝で滑動自在に受けている分割形調心転がり軸
受装置において、上記球面溝の底部および外輪の外周面
の何れか一方に設けた突部が、他方に設けた凹部に遊び
を持って嵌め合わされており、軸受箱半体の形状は、外
輪半体が突部を中心に回転して外輪半体の周方向両端部
が球面溝から脱出することを許容する形状とされている
ことを特徴とするものである。
【０００７】この構成では、突部を中心として外輪半体
を軸受箱半体に対して回転させることにより、外輪半体
の周方向両端部を球面溝から脱出させることができる。
すなわち、安定した状態で外輪半体の姿勢を変更して外
輪半体を取り外し可能な状態にできるので、作業し易
く、したがって外輪半体を取り外し易い。軸受箱半体を
つばなしタイプとすることにより、上記のような外輪半
体の回転態様を容易に許容できる。
を軸受箱半体に対して回転させることにより、外輪半体
の周方向両端部を球面溝から脱出させることができる。
すなわち、安定した状態で外輪半体の姿勢を変更して外
輪半体を取り外し可能な状態にできるので、作業し易
く、したがって外輪半体を取り外し易い。軸受箱半体を
つばなしタイプとすることにより、上記のような外輪半
体の回転態様を容易に許容できる。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を添
付図面を参照しつつ説明する。図１は本発明の一実施形
態として分割形転がり軸受装置の正面断面図であり、図
２および図３は本分割形転がり軸受装置が、例えば連続
鋳造設備の圧延ロールのロールネック部を支持する装置
に適用された状態を示す、図１のＸ−Ｘ線に沿う断面図
の上側部分と下側部分である。
付図面を参照しつつ説明する。図１は本発明の一実施形
態として分割形転がり軸受装置の正面断面図であり、図
２および図３は本分割形転がり軸受装置が、例えば連続
鋳造設備の圧延ロールのロールネック部を支持する装置
に適用された状態を示す、図１のＸ−Ｘ線に沿う断面図
の上側部分と下側部分である。
【０００９】図１，図２および図３を参照して、本分割
形転がり軸受装置Ａでは、上側外輪半体を兼用する上側
軸受箱２と、下側軸受箱３よって支持された半円状の下
側外輪半体４とが組み合わせられて外輪５を構成する一
方、２分割された内輪半体１Ａ，１Ｂを組み合わせて内
輪１を構成しており、これら内輪１と外輪５の軌道面同
士の間に、多数の円筒ころ１５を介在させている。２分
割された内輪１は他の部分よりも細くされたロールネッ
ク部１６に嵌め合わされている。
形転がり軸受装置Ａでは、上側外輪半体を兼用する上側
軸受箱２と、下側軸受箱３よって支持された半円状の下
側外輪半体４とが組み合わせられて外輪５を構成する一
方、２分割された内輪半体１Ａ，１Ｂを組み合わせて内
輪１を構成しており、これら内輪１と外輪５の軌道面同
士の間に、多数の円筒ころ１５を介在させている。２分
割された内輪１は他の部分よりも細くされたロールネッ
ク部１６に嵌め合わされている。
【００１０】図２および図３を参照して、内輪１は外周
中央部に環状凹部６を形成しており、この環状凹部６の
底面によって軌道面６ａを構成している。軌道面６ａを
軸方向に挟んだ両側には、それぞれシール体としてのオ
イルシール７を装着するための一対の環状凹部８が形成
されており、これら環状凹部８のさらに外側には、シー
ル体としてのパッキン９を装着するための一対の環状凹
部１０が形成されている。
中央部に環状凹部６を形成しており、この環状凹部６の
底面によって軌道面６ａを構成している。軌道面６ａを
軸方向に挟んだ両側には、それぞれシール体としてのオ
イルシール７を装着するための一対の環状凹部８が形成
されており、これら環状凹部８のさらに外側には、シー
ル体としてのパッキン９を装着するための一対の環状凹
部１０が形成されている。
【００１１】上側軸受箱２および下側軸受箱３の軸方向
の両端部には、それぞれ有端状のラビリンスリング１１
が固定されており、各ラビリンスリング１１は、ロール
ネック部１６を挟んだロール端面にそれぞれ形成される
凹溝１２にそれぞれ挿入されてラビリンス形のシール構
造を形成している。一方、各ラビリンスリング１１の内
周面は、オイルシール７およびパッキン９による摺接を
受けるシール面１３を構成している。
の両端部には、それぞれ有端状のラビリンスリング１１
が固定されており、各ラビリンスリング１１は、ロール
ネック部１６を挟んだロール端面にそれぞれ形成される
凹溝１２にそれぞれ挿入されてラビリンス形のシール構
造を形成している。一方、各ラビリンスリング１１の内
周面は、オイルシール７およびパッキン９による摺接を
受けるシール面１３を構成している。
【００１２】図３を参照して、下側外輪半体４の内周面
には軌道面４ａが形成されている。また、下側外輪半体
４の外周面４ｂは球面状に形成され、下側軸受箱３の球
面溝３ａに摺動自在に嵌められている。１４は、下側外
輪半体４の外周面に取り付けられたノックピンであり、
球面溝３ａの底部中央に形成された凹部４ｂに、遊びを
持って収容されている。この遊びの範囲が調心範囲とな
っている。
には軌道面４ａが形成されている。また、下側外輪半体
４の外周面４ｂは球面状に形成され、下側軸受箱３の球
面溝３ａに摺動自在に嵌められている。１４は、下側外
輪半体４の外周面に取り付けられたノックピンであり、
球面溝３ａの底部中央に形成された凹部４ｂに、遊びを
持って収容されている。この遊びの範囲が調心範囲とな
っている。
【００１３】下側外輪半体４と下側軸受箱３の斜視図で
ある図４および図３を参照して、下側軸受箱３の球面溝
３ａを軸方向に挟む一対の円弧状部分３ｃには、ラビリ
ンスリング１１のフランジを挿入するための周溝が形成
されているが、突出するような形状、例えばつばは設け
られていない。次いで、図５および図６を参照して、メ
ンテナンス時に、下側軸受箱３から下側外輪半体４を取
り外す際の動作について説明する。まず、図４に示す下
側外輪半体４の取付状態から、図５に示すように、ノッ
クピン１４を中心として（すなわちノックピン１４を通
る鉛直線Ｋの回りに）、下側外輪半体４を球面溝３ａに
沿わせて回転させる。このとき、下側軸受箱３の円弧状
部分３ｃに突出部分がないので、下側外輪半体４の上記
回転が許容される。そして、上記の回転により、下側外
輪半体４の周方向両端部４ｃ，４ｃが図４に示すように
球面溝３ａから脱出するので、図６に示すように、この
周方向両端部４ｃ，４ｃを上方へ持ち上げることによ
り、下側外輪半体４を容易に下側軸受箱４から取り外す
ことができる。
ある図４および図３を参照して、下側軸受箱３の球面溝
３ａを軸方向に挟む一対の円弧状部分３ｃには、ラビリ
ンスリング１１のフランジを挿入するための周溝が形成
されているが、突出するような形状、例えばつばは設け
られていない。次いで、図５および図６を参照して、メ
ンテナンス時に、下側軸受箱３から下側外輪半体４を取
り外す際の動作について説明する。まず、図４に示す下
側外輪半体４の取付状態から、図５に示すように、ノッ
クピン１４を中心として（すなわちノックピン１４を通
る鉛直線Ｋの回りに）、下側外輪半体４を球面溝３ａに
沿わせて回転させる。このとき、下側軸受箱３の円弧状
部分３ｃに突出部分がないので、下側外輪半体４の上記
回転が許容される。そして、上記の回転により、下側外
輪半体４の周方向両端部４ｃ，４ｃが図４に示すように
球面溝３ａから脱出するので、図６に示すように、この
周方向両端部４ｃ，４ｃを上方へ持ち上げることによ
り、下側外輪半体４を容易に下側軸受箱４から取り外す
ことができる。
【００１４】このように本実施形態では、ノックピン１
４を中心に下側外輪半体４を回転させることにより、安
定した状態で下側外輪半体４の姿勢を変更して、下側外
輪半体４の両端部を球面溝３ａから脱出させて取り外し
可能な状態にできる。したがって、下側外輪半体４を取
り外し易く、メンテナンス性に優れている。なお、上記
実施形態では、ノックピン１４を下側外輪半体４に設
け、凹部３ｂを下側軸受箱３に設けたが、ノックピンを
下側軸受箱３に設け、凹部を下側外輪半体４に設けても
良い。
４を中心に下側外輪半体４を回転させることにより、安
定した状態で下側外輪半体４の姿勢を変更して、下側外
輪半体４の両端部を球面溝３ａから脱出させて取り外し
可能な状態にできる。したがって、下側外輪半体４を取
り外し易く、メンテナンス性に優れている。なお、上記
実施形態では、ノックピン１４を下側外輪半体４に設
け、凹部３ｂを下側軸受箱３に設けたが、ノックピンを
下側軸受箱３に設け、凹部を下側外輪半体４に設けても
良い。
【００１５】また、上記実施形態では、上側外輪半体が
上側軸受箱２によって兼用されていたが、上側外輪半体
と上側軸受箱とを別構成しても良い。その他、本発明の
範囲で種々の変更を施すことができる。
上側軸受箱２によって兼用されていたが、上側外輪半体
と上側軸受箱とを別構成しても良い。その他、本発明の
範囲で種々の変更を施すことができる。
【００１６】
【発明の効果】本発明では、外輪半体を安定した姿勢の
ままで取り外し可能な状態にできるので、外輪半体を軸
受箱半体から容易に取り外すことができる結果、メンテ
ナンス性が良い。
ままで取り外し可能な状態にできるので、外輪半体を軸
受箱半体から容易に取り外すことができる結果、メンテ
ナンス性が良い。
【図１】本発明の一実施形態の分割形転がり軸受の正面
断面図である。
断面図である。
【図２】図１のＸ−Ｘ線に沿って切断した、分割形転が
り軸受の上半分を示す断面図である。
り軸受の上半分を示す断面図である。
【図３】図１のＸ−Ｘ線に沿って切断した、分割形転が
り軸受の下半分を示す断面図である。
り軸受の下半分を示す断面図である。
【図４】下側外輪半体が装着された下側軸受箱の斜視図
である。
である。
【図５】下側外輪半体の取り外しの一過程であって下側
外輪半体を下側軸受箱に対して回転させた状態を示す概
略斜視図である。
外輪半体を下側軸受箱に対して回転させた状態を示す概
略斜視図である。
【図６】回転させた下側軸受半体を下側軸受箱から取り
外した状態を示す概略斜視図である。
外した状態を示す概略斜視図である。
【図７】従来の外輪半体を取り外し工程を示す概略図で
ある。
ある。
１ 内輪 ２ 上側軸受箱（上側外輪半体，軸受箱半体） ３ 下側軸受箱（軸受箱半体） ３ａ 球面溝 ３ｂ 凹部 ４ 下側外輪半体 ４ｂ 外周面 ４ｃ 端部 ５ 外輪 １４ ノックピン（突部） １５ 円筒ころ（転動体） １６ ロールネック部
Claims (2)
- 【請求項１】外輪半体の球面状の外周面を、軸受箱半体
に形成された球面溝で滑動自在に受けている分割形調心
転がり軸受装置において、 上記球面溝の底部および外輪の外周面の何れか一方に設
けた突部が、他方に設けた凹部に遊びを持って嵌め合わ
されており、 軸受箱半体の形状は、外輪半体が突部を中心に回転して
外輪半体の周方向両端部が球面溝から脱出することを許
容する形状とされていることを特徴とする分割形調心転
がり軸受装置。 - 【請求項２】上記軸受箱半体はつばなしタイプとされて
いることを特徴とする請求項１記載の分割形調心転がり
軸受装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32876096A JP3840297B2 (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | 連続鋳造設備のロール用分割形調心転がり軸受装置 |
| US09/064,087 US5971622A (en) | 1996-12-09 | 1998-04-22 | Divided type rolling bearing unit |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32876096A JP3840297B2 (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | 連続鋳造設備のロール用分割形調心転がり軸受装置 |
| US09/064,087 US5971622A (en) | 1996-12-09 | 1998-04-22 | Divided type rolling bearing unit |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10169649A true JPH10169649A (ja) | 1998-06-23 |
| JP3840297B2 JP3840297B2 (ja) | 2006-11-01 |
Family
ID=26572972
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32876096A Expired - Fee Related JP3840297B2 (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | 連続鋳造設備のロール用分割形調心転がり軸受装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5971622A (ja) |
| JP (1) | JP3840297B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005315340A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Nsk Ltd | 転がり軸受ユニットの密封手段転がり軸受ユニット |
| US8210753B2 (en) | 2007-05-24 | 2012-07-03 | Jtekt Corporation | Cylindrical roller bearing device |
| JP2015021580A (ja) * | 2013-07-22 | 2015-02-02 | 日本精工株式会社 | 軸箱 |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10212056A1 (de) * | 2002-03-19 | 2003-10-02 | Sms Demag Ag | Führungsrolle für eine Stranggießanlage |
| CN100344888C (zh) * | 2004-08-27 | 2007-10-24 | 马鞍山方圆回转支承股份有限公司 | 哈呋式回转支承 |
| US7534048B2 (en) * | 2004-12-31 | 2009-05-19 | Dana Automotive Systems Group, Llc | Center bearing assembly for rotatably supporting a shaft at varying angles relative to a support surface |
| CN100567749C (zh) * | 2006-07-31 | 2009-12-09 | 大连三环复合材料技术开发有限公司 | 风力发电机组主轴调心滑动轴承 |
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