JP2003214451A - 転がり軸受の取付構造 - Google Patents
転がり軸受の取付構造Info
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Abstract
受2の取付構造に関し、軸体1を転がり軸受2を介して
回転自在に支持するナックル3が、軸受より線膨張係数
の大きい軽金属製であっても、高温時にナックル3と転
がり軸受2の間にクリープが発生するのを防止できる。 【解決手段】 軸体1をナックル3に対して回転自在に
支持する転がり軸受2の取付構造であって、ナックル3
は軽金属製であり、かつ、転がり軸受2を挿入可能な筒
部31を有し、転がり軸受2をナックル3の筒部31に
挿入し、転がり軸受2の外輪23の外周面と筒部31の
内周面との嵌め合い面に、調心用板ばね5を介装したこ
とを特徴とするものである。
Description
の車輪支持装置などに適用する転がり軸受の取付構造に
関する。
8に示す。
タ側(図8における右側)にホイールをボルト止めする
ハブフランジ11を有している。
され、軸体1の車両インナ側(図8における左側)端部
に形成されたねじ部に螺合したナット42にて固定され
ている。
であり、内輪21,22と、外輪23と、内輪21,2
2ならびに外輪23に形成した軌道輪に沿って配置し保
持器にて保持された2列の玉群24,25と、内外輪間
の環状空間を外部から密封するシール部材26,27に
て構成されている。
クル3に固定されている。ナックル3は、転がり軸受2
を挿入可能な取付孔37が形成された筒部31を有して
おり、転がり軸受2を筒部31の取付孔37内に車両ア
ウタ側から挿入し、外輪23の車両インナ側端部23a
をナックル3の環状突部32に当接する。さらに、筒部
31の車両アウタ側の内周面に形成した溝33にスナッ
プリング4を嵌合し、スナップリング4を外輪23の車
両アウタ側端部23bに当接し、外輪23を環状突部3
2とスナップリング4にて挟み込んでナックル3に固定
する。
を介してナックル3に対して正確に位置決めされて回転
自在に支持される。
持装置においては、転がり軸受2ならびにナックル3
は、鉄系材料にて構成されている。
量化を図るため、鉄系材料であったナックル3をアルミ
ニウム等の軽金属にて形成する提案が成されている。
3と軽金属製のナックル3とでは、線膨張係数が異なる
ため、高温時に外輪23とナックル3の間に隙間が発生
する。すなわち、軽金属は鉄系材料に比べ線膨張係数が
大きく、高温時におけるナックル3の筒部31の軸心方
向の延びが、外輪23のそれに比べて大きくなり、筒部
31の環状突部32とスナップリング4の軸方向間隔
が、外輪23の軸方向寸法より大きくなるため、軸方向
に隙間が発生する。
径寸法よりも大きくなるため、両者の間に径方向の隙間
が発生してしまう。
軸方向および径方向の隙間が発生すると、外輪23とナ
ックル3の固定強度が低下し、軸体1の回転に伴って外
輪23がナックル3に対して回転方向に摺動する、いわ
ゆるクリープが発生する。
転自在に支持する支持部材が、軸受より線膨張係数の大
きい軽金属製であっても、高温時に支持部材と転がり軸
受の間にクリープが発生するのを防止できる転がり軸受
の取付構造を提供することを目的とする。
体を支持部材に対して回転自在に支持する転がり軸受の
取付構造であって、前記支持部材は転がり軸受の外輪よ
りも線膨張係数が大きい材料で構成され、かつ、前記転
がり軸受を挿入可能な筒部を有し、前記転がり軸受を前
記支持部材の筒部に挿入し、前記転がり軸受の外輪の外
周面と前記筒部の内周面との嵌め合い面に、前記筒部の
線膨張時に前記嵌め合い面に締め代を与える径方向に伸
縮可能な軸受保持部材を介装したものである。
によると、転がり軸受の外輪に比べ線膨張係数が大きい
軽金属製の支持部材は、高温時における径方向の延び
が、外輪のそれに比べて大きくなり、転がり軸受の外輪
と支持部材の間に径方向隙間が発生する。しかし、外輪
と支持部材の間に隙間が発生しても、外輪と支持部材の
嵌め合い面に径方向に伸縮可能な軸受保持部材を介装し
てあるので、軸受保持部材にて嵌め合い面に締め代を与
えることができる。これにより、外輪と支持部材の固定
強度が低下せず、軸体の回転に伴って外輪が支持部材に
対して回転方向に摺動する、いわゆるクリープの発生を
防止できる。
溝を形成し、前記周溝に軸受保持部材を収納してもよ
い。
して回転自在に支持する転がり軸受の取付構造であっ
て、前記支持部材は転がり軸受の外輪よりも線膨張係数
が大きい材料で構成され、かつ、前記転がり軸受を挿入
可能な筒部を有し、前記転がり軸受を前記支持部材の筒
部に挿入し、前記転がり軸受の軸方向両端部に、前記筒
部の軸方向端面に当接して前記筒部の軸方向への線膨張
を規制する固定部材を設けたものである。
によると、筒部の軸方向両端が転がり軸受の軸方向両端
部に設けられた固定部材により挟まれているので、高温
時には筒部の軸方向の膨張に伴い、筒部の軸方向両端部
が固定部材をそれぞれ軸方向に押圧し軸力が増加する。
これにより、外輪と支持部材の固定強度が低下せず、軸
体の回転に伴って外輪が支持部材に対して回転方向に摺
動する、いわゆるクリープの発生を防止できる。
がり軸受の取付構造において、軸体が車軸であって、支
持部材が車両のフレームの一部となるナックルである。
形態1について、図1ないし図3を用いて説明する。
の取付構造を適用した内輪回転の車両用の車輪支持装置
の部分断面図、図2は調心用板ばねの斜視図、図3は転
がり軸受の取付構造における作用説明図を示している。
なお、図8に示した例と同一部分は、同一符号を付して
その説明を省略する。
車両インナ側とは図1,図3ないし図7の左側を示し、
車両アウタ側とは同図の右側を示している。
属製のナックル3と転がり軸受2の外輪23との間に、
軸受保持部材となる調心用板ばね5を介装したことを特
徴とするものである。
37の内周面に沿って周溝34を形成し、周溝34内に
調心用板ばね5を嵌合する。
性を有した波形鋼板を、切り欠き53を設けて環状に形
成してなるものであり、内周面に山部51と谷部52が
交互に配置され、径方向に伸縮可能な弾性を有してい
る。
て説明する。
組み立てた転がり軸受2の内輪21,22を、車両イン
ナ側から軸体1の外周面に圧入し、軸体1の車両インナ
側端部に形成したかしめ部12にて、内輪21,22を
軸体1に固定し、軸体1と転がり軸受2を一体化する。
次に、周溝34内に調心用板ばね5を径方向に圧縮した
状態で収納する。そして、ナックル3の筒部31の取付
孔37に、車両アウタ側から軸受1と一体化した転がり
軸受2を挿入し、外輪23の車両インナ側端部23aを
ナックル3の環状突部32に当接させる。
挿入された状態では、調心用板ばね5は周溝34と転が
り軸受2との間に、径方向に圧縮された状態で介装され
る。
に形成した溝33にスナップリング4を嵌合し、スナッ
プリング4を外輪23の車両アウタ側端部23bに当接
する。このようにして、外輪23を環状突部32とスナ
ップリング4にて挟み込んでナックル3に固定する。
に、軽金属製のナックル3は鉄系材料の外輪23に比べ
線膨張係数が大きいため、高温時に外輪23とナックル
3の間に、径方向および軸方向の隙間Sがそれぞれ発生
する。
Sが発生しても、外輪23とナックル3の嵌め合い面に
径方向に伸縮する調心用板ばね5を、径方向に圧縮した
状態で介装してあるので、調心用板ばね5の付勢力によ
り外輪23とナックル3の固定強度が低下せず、軸体1
の回転に伴って外輪23がナックル3に対して回転方向
に摺動する、いわゆるクリープの発生を防止できる。
ついて、図4を用いて説明する。
受の取付構造を適用した車両用の車輪支持装置の部分断
面図を示しており、図8に示した例と同一部分は、同一
符号を付してその説明を省略する。
の筒部31が、転がり軸受2の外輪23に比べて軸方向
に延びないように、筒部31の軸方向両端を固定部材に
て転がり軸受2の外輪23に固定したことを特徴とする
ものである。
にねじ山23cを形成し、ナックル3の筒部31の車両
インナ側の内周に、外輪23のねじ山23cが螺合する
ねじ溝35を形成する。これら、ねじ山23cとねじ溝
35にて、一方の固定部材が構成される。
クル3に固定する際には、まず、外輪23の車両アウタ
側の外周面に形成した溝23eにスナップリング4を嵌
入する。次に、車両アウタ側から転がり軸受2をナック
ル3の筒部31に挿入し、スナップリング4が筒部31
の車両アウタ側端部31aに当接する位置までねじ山2
3cをねじ溝35に螺合する。なお、スナップリング4
と車両アウタ側端部31aが、他方の固定部材となる。
造によると、筒部31はその軸方向両端部が、車両イン
ナ側に形成された一方の固定部材(ねじ山23cとねじ
溝35)と、車両アウタ側に形成された他方の固定部材
(スナップリング4)とにより挟まれているので、高温
時には筒部31の軸方向の膨張に伴い筒部31の車両ア
ウタ側端部31aがスナップリング4を軸方向に押圧す
る軸力が増加する。
膨張することで、外輪23の外周面と筒部31の内周面
との間に径方向の隙間が発生した場合でも、前述の軸方
向の軸力増加分により、外輪23(転がり軸受2)と筒
部31(ナックル3)とを結合することができる。その
結果、高温時に、外輪23とナックル3の固定強度が低
下せず、軸体1の回転に伴って外輪23がナックル3に
対して回転方向に摺動する、いわゆるクリープの発生を
防止できる。
ついて、図5を用いて説明する。
受の取付構造を適用した車両用の車輪支持装置の部分断
面図を示しており、図8に示した例と同一部分は、同一
符号を付してその説明を省略する。
であり、高温時に軽金属製のナックル3の筒部31が、
転がり軸受2の外輪23に比べて軸方向により大きく膨
張する現象を利用して、筒部31と外輪23との間でク
リープが発生するのを防止したことを特徴とするもので
ある。
ックル3の筒部31に圧入する。そして、外輪23の車
両インナ側の外周面に形成した溝23gに、一方の固定
部材となるスナップリング4を嵌合し、スナップリング
4を筒部31の車両インナ側端部31bに当接する。次
に、外輪23の車両アウタ側の外周に形成したねじ溝2
3fに、他方の固定部材となる環状のナット6を螺合
し、筒部31の車両アウタ側端部31aに締結する。こ
のようにして、ナックル3に固定した転がり軸受2の内
輪に軸体1を車両アウタ側から挿入し、ナット42にて
固定する。
造によると、筒部31はその軸方向両端部が、車両イン
ナ側に形成された一方の固定部材(スナップリング4)
と、車両アウタ側に形成された他方の固定部材(ナット
6)とにより挟まれているので、高温時には筒部31の
軸方向の膨張に伴い筒部31の車両アウタ側端部31a
がナット6を、筒部31の車両インナ側端部31bがス
ナップリング4をそれぞれ軸方向に押圧し軸力が増加す
る。
膨張することで、外輪23の外周面と筒部31の内周面
との間に径方向の隙間が発生した場合でも、前述の軸方
向の軸力増加分により、外輪23(転がり軸受2)と筒
部31(ナックル3)とを結合することができる。その
結果、高温時に、外輪23とナックル3の固定強度が低
下せず、軸体1の回転に伴って外輪23がナックル3に
対して回転方向に摺動する、いわゆるクリープの発生を
防止できる。
る際に、車両インナ側から転がり軸受2をナックル3の
筒部31に圧入してもよい。
ついて、図6を用いて説明する。
受の取付構造を適用した車両用の車輪支持装置の部分断
面図を示しており、図8に示した例と同一部分は、同一
符号を付してその説明を省略する。
であり、高温時に軽金属製のナックル3の筒部31が、
転がり軸受2の外輪23に比べて軸方向により大きく膨
張する現象を利用して、筒部31と外輪23との間でク
リープが発生するのを防止したことを特徴とするもので
ある。
ックル3の筒部31に圧入する。そして、他方の固定部
材となる環状の押圧部材7を、外輪23の車両アウタ側
端部23bならびに筒部31の車両アウタ側端部31a
に当接させ、ボルト8を挿通して外輪23のねじ孔23
hに締結する。さらに、外輪23の車両インナ側の外周
面に形成した溝23gに、一方の固定部材となるスナッ
プリング4を嵌合し、スナップリング4を筒部31の車
両インナ側端部31bに当接させる。このようにして、
ナックル3に固定した転がり軸受2の内輪に軸体1を車
両アウタ側から挿入し、ナット13にて固定する。
造によると、筒部31はその軸方向両端部が、車両イン
ナ側に形成された一方の固定部材(スナップリング4)
と、車両アウタ側に形成された他方の固定部材(押圧部
材7)とにより挟まれているので、高温時には筒部31
の軸方向の膨張に伴い筒部31の車両アウタ側端部31
aが押圧部材7を、筒部31の車両インナ側端部31b
がスナップリング4をそれぞれ軸方向に押圧し軸力が増
加する。
膨張することで、外輪23の外周面と筒部31の内周面
との間に径方向の隙間が発生した場合でも、前述の軸方
向の軸力増加分により、外輪23(転がり軸受2)と筒
部31(ナックル3)とを結合することができる。その
結果、高温時に、外輪23とナックル3の固定強度が低
下せず、軸体1の回転に伴って外輪23がナックル3に
対して回転方向に摺動する、いわゆるクリープの発生を
防止できる。
る際に、車両インナ側から転がり軸受2をナックル3の
筒部31に圧入してもよい。
ついて、図7を用いて説明する。
受の取付構造を適用した車両用の車輪支持装置の部分断
面図を示しており、図8に示した例と同一部分は、同一
符号を付してその説明を省略する。
態3において、ナックル3の筒部31と転がり軸受2の
外輪23との間に、実施の形態1で示した調心用板ばね
5等の軸受保持部材を介装したことを特徴とするもので
ある。
定する際に、筒部31の周溝34内に調心用板ばね5を
嵌合しておくものであり、その他の固定作業は実施の形
態3と同様である。
造によると、実施の形態3と同様、筒部31の熱膨張に
伴いナット6とスナップリング4に加わる軸力が増加し
て、クリープの発生を防止できる。さらに、万一、この
軸力が不足した場合でも、外輪23とナックル3の嵌め
合い面に径方向に伸縮可能な調心用板ばね5を圧縮した
状態で介装してあるので、クリープの発生を確実に防止
できる。
板ばね5を介装する構成を、実施の形態2,4に適用し
てもよい。
ものではなく、種々の応用や変形が考えられる。
限るものではなく、径方向に伸縮可能な各種径方向バネ
や、径方向に伸縮可能なゴム等の弾性体などであっても
よい。
クル3の嵌め合い面の全周に渡って設けられているもの
に限らず、周方向に間欠的に設けられていてもよい。ま
た、軸受保持部材を外輪23の外周面に形成した周溝に
収納して設けてもよい。
2の外輪23に固定する固定部材も、上述の実施の形態
のように、ねじ23c,35とスナップリング4の組合
せ、ナット6とスナップリング4の組合せ、押圧部材7
とスナップリング4の組合せに限るものではなく、筒部
31の転がり軸受2の外輪23に対する軸方向の膨張を
規制可能な部材であればよい。
支持装置に適用した転がり軸受2の取付構造であり、支
持部材はナックル3に相当するものであったが、これに
限るものではない。すなわち、転がり軸受を介して軸体
を支持部材に対して回転自在に支持する構成であれば本
発明を適用でき、支持部材もナックルに限らず、各種ケ
ースや筐体等であってもよい。
の形態に限定されるものではない。例えば、複列外向き
アンギュラ玉軸受以外に、円すいころ等の各種斜接形成
の転がり軸受であっても構わない。
ば、軸体を転がり軸受を介して回転自在に支持する支持
部材が、軸受より線膨張係数の大きい軽金属製であって
も、高温時に支持部材と転がり軸受の間にクリープが発
生するのを防止できるという効果が得られる。
付構造を適用した車両用の車輪支持装置の部分断面図で
ある。
斜視図である。
における作用説明図である。
付構造を適用した車両用の車輪支持装置の部分断面図で
ある。
付構造を適用した車両用の車輪支持装置の部分断面図で
ある。
付構造を適用した車両用の車輪支持装置の部分断面図で
ある。
付構造を適用した車両用の車輪支持装置の部分断面図で
ある。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 軸体を支持部材に対して回転自在に支持
する転がり軸受の取付構造であって、 前記支持部材は転がり軸受の外輪よりも線膨張係数が大
きい材料で構成され、かつ、前記転がり軸受を挿入可能
な筒部を有し、 前記転がり軸受を前記支持部材の筒部に挿入し、 前記転がり軸受の外輪の外周面と前記筒部の内周面との
嵌め合い面に、前記筒部の線膨張時に前記嵌め合い面に
締め代を与える径方向に伸縮可能な軸受保持部材を介装
した転がり軸受の取付構造。 - 【請求項2】 支持部材の筒部の内周面に沿って周溝を
形成し、前記周溝に軸受保持部材を収納したことを特徴
とする請求項1記載の転がり軸受の取付構造。 - 【請求項3】 軸体を支持部材に対して回転自在に支持
する転がり軸受の取付構造であって、 前記支持部材は転がり軸受の外輪よりも線膨張係数が大
きい材料で構成され、かつ、前記転がり軸受を挿入可能
な筒部を有し、 前記転がり軸受を前記支持部材の筒部に挿入し、 前記転がり軸受の軸方向両端部に、前記筒部の軸方向端
面に当接して前記筒部の軸方向への線膨張を規制する固
定部材を設けた転がり軸受の取付構造。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3記載の転がり軸
受の取付構造において、軸体が車軸であって、支持部材
が車両のフレームの一部となるナックルであることを特
徴とする車両用の転がり軸受の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002011104A JP2003214451A (ja) | 2002-01-21 | 2002-01-21 | 転がり軸受の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002011104A JP2003214451A (ja) | 2002-01-21 | 2002-01-21 | 転がり軸受の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003214451A true JP2003214451A (ja) | 2003-07-30 |
Family
ID=27648660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002011104A Pending JP2003214451A (ja) | 2002-01-21 | 2002-01-21 | 転がり軸受の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003214451A (ja) |
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2002
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