JPH056477Y2 - - Google Patents

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JPH056477Y2
JPH056477Y2 JP5968487U JP5968487U JPH056477Y2 JP H056477 Y2 JPH056477 Y2 JP H056477Y2 JP 5968487 U JP5968487 U JP 5968487U JP 5968487 U JP5968487 U JP 5968487U JP H056477 Y2 JPH056477 Y2 JP H056477Y2
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は管継手に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
従来、水(湯を含む)等の液体を送る配管に使
用されるユニオンやフランジ部等の管継手として
は、第8図のような構造のものが使用されてき
た。即ち、袋ナツト41にて、外鍔42付の第1
部材43と、雄ネジ部44付の第2部材45を、
締付けて接続していたが、その接合面46,46
は同図のように、段付部をもつて、環状内径側対
応面47,47と外径側対応面48,48に区画
して、ガスケツト49を該外径側対応面48,4
8相互間に介装して、外部漏洩を防止していた。
かつ、同図で明らかなように、第1部材43と第
2部材45の孔内周面にのみ、内周樹脂コーテイ
ング層A,Aが施されていた。
従つて、第8図では、環状内径側対応面47,
47に於て、「発錆」の問題を生じた。
そこで、本考案者等はその発錆防止のために、
第9図のような管継手を検討した。即ち、第9図
に示すように、ガスケツト49を、内径側対応面
47,47に介装した。ところが、一般に鋳造品
である袋ナツト41、第1部材43及び第2部材
45は、寸法誤差、あるいは偏心等の形状の誤差
が、かなり大きい。そこで、環状内径側対応面4
7が、上記各誤差があてつも露出して、水等の液
に接触しないように対策をたてねばならない。そ
のために同図に示す如く、ガスケツト49の内径
Dを、第1部材43・第2部材45の内径d,d
よりも小さく設定せねばならない。
上述の各誤差が、管継手の組立状態で集積して
も、常に、環状内径側対応面47,47を露出さ
せないようにするには、ガスケツト49の内径D
は、かなり小さくなり、通常の場合、ガスケツト
49が管継手内方へ大きく突出状となる。そのた
めに、圧力損失が増加する欠点を有することとな
る。さらに、粉や粒体を含む液体を送る配管や、
排水用配管に用いたときに「粉粒体」や「ごみ」
が引掛りやすい。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、従来のこのような問題点を解決する
ために、孔内周面を内周樹脂コーテイング層にて
被覆した第1部材と、孔内周面を内周樹脂コーテ
イング層にて被覆した第2部材と、該第1部材と
該第2部材との接続状態において該第1部材の接
合面及び/又は該第2部材の接合面に設けられた
凹所によつて形成される内径方向開口状の環状凹
溝内へ圧縮介装されるガスケツトとを、備えた管
継手に於て、上記第1部材の接合面と孔内周面と
の角部、及び、上記第2部材の接合面と孔内周面
との角部に、夫々、アール面取り又は角面取りが
形成され、かつ、上記凹所の隅部には所定形状の
逃げ部が凹設され、該各角部及び隅部を含む接合
面の一部乃至全体に、端面樹脂コーテイング層が
被覆され、上記孔内周面の内周樹脂コーテイング
層と連続状に形成されている。
〔作用〕
内径側の各角部に面取りを設けたから、内周樹
脂コーテイング層と端面樹脂コーテイング層と
が、均一な肉厚で、確実に連続され、角部からの
発錆は確実防止される。
さらに、内径側対応面(ガスケツト面)の隅部
には、逃げ部を凹設したことにより、、端面樹脂
コーテイング層が、隅部に於て、厚く付着するこ
とが防止出来て、ガスケツトがこの端面樹脂コー
テイング層全面と均等に圧接され、シール性能は
十分に保ち得る。勿論、第1部材と第2部材は、
端面樹脂コーテイング層にて被覆されると共にさ
らにガスケツトが圧着介装されているから、この
部位からの発錆は確実に防止されることとなる。
また、ガスケツトの内径寸法は大き目に設定する
ことが出来る。けだし、内径側対応面の一部が、
ガスケツトに圧接されないとしても、端面樹脂コ
ーテイング層にて被覆されていて、発錆の心配が
無いからである。
〔実施例〕
以下、図示の実施例を説明する。
第1図に於て、管継手は、第1部材1と第2部
材2と袋ナツト3とガスケツト4とから構成さ
れ、袋ナツト3は、内鍔5と雌ネジ部6を有し、
外面形状が多角柱状である。第1部材1は、袋ナ
ツト3の上記内鍔5に押圧される外鍔7を有する
と共に孔内周面8は内周樹脂コーテイング層Aに
て被覆され、また孔の外部側にはテーパネジ9が
形成された短筒体である。第2部材2は、袋ナツ
ト3の雌ネジ部6に螺合する雄ネジ部10を外周
に有し、孔内周面11を内周樹脂コーテイング層
Aにて被覆され、孔の外部側にはテーパネジ12
が形成された短筒体である。第1図ではこのテー
パネジ12に螺着されるテーパネジ13を有する
樹脂コーテイング管14を示している。
しかして、第1図と第2図に示すように、第1
部材1と第2部材2との接合面15,16に、
夫々段付部17,18をもつて、環状内径側対応
面19,19と環状外径側対応面20,20とに
区画形成する。即ち、図例では、第1部材1は段
付部17をもつて、内径側対応面19を突出状
に、また、第2部材2は段付部18をもつて、外
径側対応面20を突出状とする。
ガスケツト4は、両内径側対応面19,19相
互間に介装される。即ち、第1図と第2図に示す
ように、第1部材1と第2部材2との接続状態に
おいて、該第2部材2の接合面16に、段付部1
8をもつて形成した凹所30と、該第1部材1の
内径側対応面19によつて、内径方向開口状の環
状凹溝24が形成される。この環状凹溝24内に
ガスケツト4が圧縮状に挟持される。
ところで、第2図に示すように、第1部材1及
び第2部材2の内径側対応面19,19の角部2
1…に、約1mm〜5mmのアール面取りR…を設け
る。さらに第2部材2に於て、内径側対応面19
の外周端縁部と段付部18とによつて形成された
隅部22には、三角形状の逃げ部23を凹設し
て、樹脂コーテイング前の基材を構成し(第2図
中の実線が該当する)、その後、上記各角部21,
21,21及び隅部22を含む上記内径側対応面
19,19に、同図中仮想線のように、端面樹脂
コーテイング層Bを被覆形成して、前記孔内周面
8,11の内周樹脂コーテイング層Aと、連続状
に形成する。
実際上は、両コーテイング層A,Bは、同時に
被覆形成するか、あるいは、同一材質のものを
別々の工程にて被覆形成する。なお、場合によつ
ては、両コーテイング層A,Bを、別の材質とす
ることも可能である。そして、粉体塗装であつて
も溶剤塗装であつても自由である。
なお、本考案は第1図と第2図の実施例に限定
されず種々設計変更自由であつて、例えば、第3
図のように、第1部材1と第2部材2の各角部2
1…に各面取りC…を設けるも自由であり、さら
に、第3図では、第2部材2の隅部22には矩形
状に逃げ部23を形成しているが、そのようにす
るも好ましい。
また、第4図のように、隅部22に半円形乃至
円弧状に逃げ部23を形成するも望ましい。
第7図は本考案の独自の作用効果を説明するた
めに示した比較例であり、同図に於て、各角部2
1…を直角として面取りをしない場合には、この
角部21…のコーテイング層が極端に薄くなるこ
とを示し、ここから発錆の虞れがある。さらに、
隅部22に逃げ部を設けないで直角のままとすれ
ば、厚く塗料がたまつて、局部的に厚いコーテイ
ング層となり、このような傾斜したり丸味のある
内径側対応面19,19では、ガスケツト4のシ
ール性能が低下し、液体の外部漏洩が発生する。
この第7図を比較例として、本考案の上記実施例
(第1図〜第4図)と比較すれば、各角部21…
にアール面取りR又は角面取りCを形成する点、
及び、隅部22に逃げ部23を形成する点等の構
成の重要性が認識されよう。
次に、第5図は、さらに別の実施例を示し、い
わゆるフランジタイプの管継手の構造とした場合
である。つまり、第1部材1と第2部材2の両接
合面15,16には、段付部17,18をもつて
凹所30,30を形成して、ボルト・ナツト結合
25によつて第1部材1と第2部材2のフランジ
部26,27を締結した接続状態では、上記凹所
30,30によつて、内径方向開口状の環状凹溝
24が形成される。この環状凹溝24の奥部の両
隅部22,22には逃げ部23,23を夫々形成
し、かつ角部21,21にはアール面取りR(又
は角面取りC)を形成する。さらに、この環状凹
溝24の内面全体にコーテイング層が形成されて
いる場合を例示する。そして、ガスケツト4はこ
の環状凹溝24内に挟持される。
また、第6図では、第1部材1には凹所を形成
せず、第2部材2にのみ凹所30を形成して、ボ
ルト・ナツト結合25にて締結した接続状態で
は、一方の上記凹所30と、第1部材1のフラン
ジ部26の端面によつて、環状凹溝24が形成さ
れる。第1部材1のフランジ部26の端面と孔内
周面8との角部にはアール面取りR(又は角面取
りC)を形成し、第2部材2は第5図と同様の形
状・構造とする。
なお、第5図又は第6図のフランジ型に於て、
フランジ部26,27のいずれか一方にネジ孔を
形成して、ボルトのみをもつて締結するも好まし
い(図示省略)。
また、上述のいずれの図示の実施例に於ても、
樹脂コーテイング管14と管継手とを溶接等にて
一体化するも自由であつて、本考案の管継手の定
義に包含されるものとする。
〔考案の効果〕
本考案は上述の構成により、発錆を有効に防止
出来る。かつ、コーテイング加工も容易となり均
一に行ない得る。そしてガスケツト4の内径寸法
は内周樹脂コーテイング層A,Aと略同一寸法と
することが可能で、液体の流れ時の圧力損失が増
大しないで済む。さらに粉粒体等を含む液体の引
掛りも防止出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は要部断面図、第3図と第4図は変形例を示す
拡大断面図、第5図と第6図は夫々別の他の実施
例を示す要部断面図である。第7図は比較例を示
す断面図である。第8図と第9図は従来例を示す
断面図である。 A……内周樹脂コーテイング層、B……端面樹
脂コーテイング層、1……第1部材、2……第2
部材、4……ガスケツト、8,11……孔内周
面、15,16……接合面、21……角部、22
……隅部、23……逃げ部、24……環状凹溝、
R……アール面取り、C……角面取り。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 孔内周面8を内周樹脂コーテイング層Aにて被
    覆した第1部材1と、孔内周面11を内周樹脂コ
    ーテイング層Aにて被覆した第2部材2と、該第
    1部材1と該第2部材2との接続状態において該
    第1部材1の接合面15及び/又は該第2部材2
    の接合面16に設けられた凹所によつて形成され
    る内径方向開口状の環状凹溝24内へ圧縮介装さ
    れるガスケツト4とを、備えた管継手に於て、 上記第1部材1の接合面15と孔内周面8との
    角部21、及び、上記第2部材2の接合面16と
    孔内周面11との角部21に、夫々、アール面取
    りR又は角面取りCが形成され、かつ、上記凹所
    の隅部22には所定形状の逃げ部23が凹設さ
    れ、該各角部21…及び隅部22を含む接合面1
    5,16の一部乃至全体に、端面樹脂コーテイン
    グ層Bが被覆され、上記孔内周面8,11の内周
    樹脂コーテイング層Aと連続状に形成されている
    ことを特徴とする管継手。
JP5968487U 1987-04-20 1987-04-20 Expired - Lifetime JPH056477Y2 (ja)

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