JP2570596Y2 - 防食フランジ継手とバタフライバルブの接続構造 - Google Patents

防食フランジ継手とバタフライバルブの接続構造

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JP2570596Y2
JP2570596Y2 JP1991106181U JP10618191U JP2570596Y2 JP 2570596 Y2 JP2570596 Y2 JP 2570596Y2 JP 1991106181 U JP1991106181 U JP 1991106181U JP 10618191 U JP10618191 U JP 10618191U JP 2570596 Y2 JP2570596 Y2 JP 2570596Y2
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flange
joint
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synthetic resin
butterfly valve
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厚雄 溝口
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Mitsubishi Plastics Inc
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  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Lift Valve (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はバタフライバルブとのフ
ランジ接合が簡単、かっ確実に行えると共に、弁体を回
転させて流通路を開放したときに、弁体が継手のフラン
ジ面と接触するのを防止した防食フランジ継手とバタフ
ライバルブの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の防食フランジ継手とバタフライ
バルブの接続構造として、例えば図3に断面図で示した
如く、被接続管bが螺合される金属製継手本体1aの内
面に雌ねじを設けると共に該継手本体1aの一端部外周
にフランジ2aを設け、該フランジ2aの接合面を合成
樹脂層3aで被覆すると共に該合成樹脂層3aから連続
して前記雌ねじの内面側に延出した筒状体31aを設
け、該筒状体31aと雌ねじとの間に被接続管bの端部
が嵌挿される隙間を形成した防食フランジ継手aにバタ
フライバルブcを接続したものが提案されている。また
防食フランジ継手自体の構造としては、実願平1−14
9117号(実開平3−88086号)のマイクロフイ
ルムの様に合成樹脂被覆層とフランジ端面の楔溝とを凹
凸嵌合させたもの及び実願昭62−125890号(実
開昭64−31284号)のマイクロフイルムの様に防
食コアのねじ部側内面角にベルマウス状の曲面を形成し
たものは知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この防
食フランジ継手aにバタフライバルブcをフランジ接合
する場合、両方のフランジの間にガスケット4aを介在
させて芯合わせをしなければならないので、接続作業に
手間がかかるという煩わしさがあった。また、この防食
フランジ継手aは金属製継手本体1aの内面に筒状体3
1aが設けられているためにその内径が通常のサイズよ
りも小径となっており、バタフライバルブcの弁体1c
を回転させて流通路を開放したときに、フランジ2aの
接合面を被覆している合成樹脂層3aと筒状体31aと
が交差する角部×に弁体1cが接触するという問題があ
った。本考案は,かかる課題を解決したものであって、
フランジ接合が簡単、かっ確実に行えると共に、バタフ
ライバルブの弁体を回転させたときに弁体がフランジ面
と接触することのない防食フランジ継手とバタフライバ
ルブの接続構造を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の防食フランジ継
手とバタフライバルブの接続構造は、被接続管が螺合さ
れる金属製継手本体の内面に雌ねじを設けると供に該継
手本体の一端部外周にフランジを設けたフランジ継手で
あって、フランジの接合面を合成樹脂層で被覆し、該合
成樹脂層から連続して前記雌ねじの内部側に延出した筒
状体を設けると共に該筒状体と雌ねじとの間に被接続管
の端部が嵌挿される隙間を形成し、また前記フランジの
接合面を被覆した合成樹脂層の表面にガスケットを固着
すると共に筒状体の内径よりも大きい径の弁体を有する
バタフライバルブを接続し、また合成樹脂層およびガス
ケットが筒状体の内周面と交差する角部には、弁体を回
転させたときに弁体が接触しない様に切欠を設けたこと
を特徴とするものである。
【0005】
【作用】フランジの接合面を被覆した合成樹脂層の表面
にガスケットを固着したので、バタフライバルブをフラ
ンジ接合するときにガスケットの芯合わせが不要であ
る。また、合成樹脂層およびガスケットが筒状体の内周
面と交差する角部に弁体に応じた切欠を設けたので、バ
タフライバルブの弁体を回転させたときに弁体がフラン
ジ面と接触しない。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図面にて詳細に説明する。図
1は本考案の一実施例に用いる防食フランジ継手の断面
図、図2は本考案の他の実施例に用いる防食フランジ継
手の断面図である。本考案はこれら防食フランジ継手に
図3中に示す様なバタフライバルブを接続して得られる
ものである。図中1は鋳鉄等からなる金属製継手本体で
あって、この継手本体1の内面に被接続管が螺合するテ
ーパ状の雌ねじ11を設けると共に、継手本体1の一端
部外周にフランジ2を設ける。そして、フランジ2の接
合面を塩化ビニル樹脂、ポリエチレン等の合成樹脂層3
で被覆し、該合成樹脂層3から連続して前記雌ねじ11
の内面側に延出した筒状体31を設け、該筒状体31と
雌ねじ11との間に被接続管の端部が嵌挿される隙間を
形成する。
【0007】筒状体31はフランジ2の接合面を合成樹
脂層3で被覆する際に射出成形によって一体的に成形さ
れるものであって、図1に示した如くフランジ2の接合
面に蟻溝を設けて、該蟻溝内に合成樹脂を噛み込ませて
おくとよい。このようにすると、筒状体31に軸方向の
応力が作用してもフランジ面から合成樹脂層3が剥離す
ることがない。また、合成樹脂層3およびガスケット4
は、図2に示したようにフランジ2の接合面全体を被覆
したものであってもよい。
【0008】また、フランジ2の接合面を被覆した合成
樹脂層3の表面にガスケット4を固着する。ガスケット
4としては、シリコン、テフロン、クロロプレンゴム、
スチレン・ブタジエンゴム、ネオプレン・ブタジエンゴ
ム等の比較的弾性を有するシール材が使用できる。この
ガスケット3を合成樹脂層3の表面に固着させる。この
とき、合成樹脂層3の表面に蟻溝を設け、該蟻溝にガス
ケット4を噛み込ませておくと合成樹脂層3の表面から
ガスケット4が剥離することがない。
【0009】一方、合成樹脂層3およびガスケット4が
筒状体31の内周面と交差する角部に切欠32を設け
る。切欠32の形状は、図1に示したような円弧面であ
ってもよく、図2に示したようなテーパ面であってもよ
い。要するに、この防食フランジ継手にバタフライバル
ブcを接続して弁体を回転させたときに、合成樹脂層3
およびガスケット4が筒状体31の内周面と交差する角
部に弁体が接触しない形状、大きさの切欠32が設けて
あればよい。そして、これら防食フランジ継手に図3中
に示す様なバタフライバルブcを接続すれば、本考案の
防食フランジ継手とバタフライバルブの接続構造は、得
られるものである。
【0010】本考案の防食フランジ継手とバタフライバ
ルブの接続構造は以上の構成からなっているので、この
フランジ継手に被接続管とバタフライバルブとを接続す
る場合、まず雌ねじ11と筒状体31との隙間の奥部に
水膨脹性ゴムを装着してから雌ねじ11に被接続管を螺
合接続する。次に、フランジ2にバタフライバルブをフ
ランジ接合するだけで接続でき、従来のフランジ継手の
ようにフランジの間にガスケットを介在させてから芯合
わせを行う必要が全くない。また筒状体31の内径より
も大きい径の弁体1cを有するバタフライバルブcを用
いているので、液体はバタフライバルブc内を極めてス
ムーズに流れることができる。
【0011】
【考案の効果】以上のように本考案の防食フランジ継手
バタフライバルブの接続構造は、フランジ面に予めガス
ケットが固着されているので、バタフライバルブをフラ
ンジ接合するときにガスケットの芯合わせが不要とな
り、接続作業が極めて簡単、かっ確実に行なえる。ま
た、フランジの接合面を被覆した合成樹脂層およびガス
ケットが筒状体の内周面と交差する角部に切欠を設けた
ので、弁体を回転させて流通路を開放したときに弁体が
継手のフランジ面と接触して弁体やフランジ面が損傷す
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例に用いる防食フランジ
継手の断面図である。
【図2】図2は本考案の他の実施例に用いる防食フラン
ジ継手の断面図である。
【図3】図3は従来の防食フランジ継手の接続状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 金属製継手本体 2 フランジ 3 合成樹脂層 4 ガスケット 31 筒状体 c バタフライバルブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被接続管が螺合される金属製継手本体
    (1)の内面に雌ねじ(11)を設けると供に該継手本
    体(1)の一端部外周にフランジ(2)を設けたフラン
    ジ継手であって、フランジ(2)の接合面を合成樹脂層
    (3)で被覆し、該合成樹脂層(3)から連続して前記
    雌ねじ(11)の内部側に延出した筒状体(31)を設
    けると共に該筒状体(31)と雌ねじ(11)との間に
    被接続管の端部が嵌挿される隙間を形成し、また前記フ
    ランジ(2)の接合面を被覆した合成樹脂層(3)の表
    面にガスケット(4)を固着すると共に筒状体(31)
    の内径よりも大きい径の弁体(1c)を有するバタフラ
    イバルブcを接続し、また合成樹脂層(3)およびガス
    ケット(4)が筒状体(31)の内周面と交差する角部
    は、弁体(1c)を回転させたときに弁体(1c)が
    接触しない様に切欠(32)を設けたことを特徴とする
    防食フランジ継手とバタフライバルブの接続構造
JP1991106181U 1991-12-24 1991-12-24 防食フランジ継手とバタフライバルブの接続構造 Expired - Lifetime JP2570596Y2 (ja)

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