JPH0532803B2 - - Google Patents

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JPH0532803B2
JPH0532803B2 JP11950184A JP11950184A JPH0532803B2 JP H0532803 B2 JPH0532803 B2 JP H0532803B2 JP 11950184 A JP11950184 A JP 11950184A JP 11950184 A JP11950184 A JP 11950184A JP H0532803 B2 JPH0532803 B2 JP H0532803B2
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magnetic
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bias
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Shigemi Imakoshi
Hideo Suyama
Yutaka Hayata
Munekatsu Fukuyama
Tetsuo Sekya
Hiroyuki Uchida
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Sony Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/02Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B5/027Analogue recording
    • G11B5/035Equalising
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/33Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
    • G11B5/39Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気抵抗効果型磁気ヘツド信号再生装
置に係わる。
背景技術とその問題点 先ず、第1図を参照して、従来の磁気抵抗効果
(以下MRという)型磁気ヘツド信号再生装置の
ヘツド部hの構造の一例を説明するに、例えば
Ni−Zn系フエライト、Mn−Zn系フエライト等
より成る磁性基板1上に(この基板1が導電性を
有する場合には、これの上に被着されたSiO2
の絶縁層2を介して)、後述するMR感磁部5に
対してバイアス磁界を与えるためのバイアス磁界
発生用の電流通路となる帯状の導電膜より成るバ
イアス導体3が被着され、このバイアス導体3上
に、絶縁層4を介して例えば、Ni−Fe系合金、
或いはNi−Co系合金等のMR磁性薄膜から成る
MR感磁部5が配される。そして、このMR感磁
部5上に、薄い絶縁層6を介して、各一端が跨り
バイアス導体3及びMR感磁部5を横切る方向に
延在して夫々磁気回路の一部を構成する磁気コア
としての、例えばMoパーマロイから成る対の磁
性層7及び8が被着される。基板1上には、非磁
性の絶縁性保護層9を介して、保護基板10が接
合される。
しかして、一方の磁性層7と基板1の前方端と
の間には、例えば絶縁層6より成る所要の厚さを
有する非磁性ギヤツプスペーサ層11が介在され
て、前方の磁気ギヤツプgが形成される。そし
て、この磁気ギヤツプgが臨むように、基板1、
ギヤツプスペーサ層11、磁性層7、保護層9及
び保護基板10の前方面が研磨されて磁気テープ
の如き磁気記録体との接対面12が形成される。
又、磁気ギヤツプgを構成する磁性層7の後方
端と、他方の磁性層8の前方端とは、夫々MR感
磁部5上に絶縁層6を介して跨るように形成され
るも、両端間には互いに離間する不連続部13が
形成される。両磁性層7及び8の夫々後方端及び
前方端は、絶縁層6の介存によつて電気的には絶
縁されるも、不連続部13において磁気的には結
合されるようなされる。かくして、基板1−磁気
ギヤツプg−磁性層7−MR感磁部5−磁性層8
−基板1の閉磁路から成る磁気回路が形成され
る。
このようなMR型磁気ヘツド部hにおいては、
その磁気記録媒体と対接する前方ギヤツプgから
の信号磁束が上述の磁気回路を流れることによつ
て、この磁気回路中のMR感磁部5の抵抗値が、
この信号磁束による外部磁界に応じて変化する。
そこで、MR感磁部5に検出電流を流し、この抵
抗値変化をこのMR感磁部5の両端の電圧変化と
して検出して、磁気媒体上の記録信号の再生を行
う。
この場合、MR感磁部5が磁気センサーとして
線形に動作し、且つ高感度とするためには、この
MR感磁部5を磁気的にバイアスする必要があ
る。このバイアス磁界は、バイアス導体3の通電
によつて発生する磁界と、MR感磁部5に通ずる
検出電流によつてそれ自体が発生する磁界とによ
つて与えられる直流磁界である。
即ち、この種のMR型磁気ヘツド装置は、第2
図にその概略的構成を示すように、MR感磁部5
に、バイアス導体3への直流電流iBの通電によつ
て発生した磁界と、MR感磁部5への検出電流iMR
の通電によつて発生した磁界とによつてバイアス
磁界HBが与えられた状態で、前述した磁気媒体
からの信号磁界HSが与えられる。そして、この
信号磁界HSによる抵抗変化に基づくMR感磁部5
の両端電圧、すなわちA点の電位の変化を、低域
阻止用コンデンサ16を介して増幅器14に供給
して増幅して出力端子15より出力するものであ
る。
第3図は、このMR感磁部5に与える磁界H
と、その抵抗値Rとの関係を示す動作特性曲線図
を示し、この曲線は、磁界Hの絶対値が小さい範
囲−HBR〜+HBRにおいて上に凸の2次曲線を示
すが、磁界Hの絶対値が大となつて、この範囲か
ら外れると、MR感磁部5を構成するMR磁性薄
膜の中央部分の磁化が磁気回路方に飽和しはじ
め、2次曲線から離れてその抵抗Rは最小値Rnio
に漸近する。因みに、この抵抗Rの最大値Rnax
は、MR磁性薄膜の磁化がすべて電流方向に向い
た状態に於ける値である。そして、この動作特性
曲線における2次曲線の特性部分で、前述したバ
イアス磁界HBが与えられた状態で、第3図にお
いて符号17を付して示す磁気媒体からの信号磁
界が与えられるようにして、これに応じて同図中
符号18で示す抵抗値変化に基づく出力を得るよ
うにしている。この場合は、信号磁界の大きさが
大となるほど2次高調波歪が大となることが分
る。
又、上述のMR型磁気ヘツド装置における第2
図のA点の電位は、MR感磁部5の抵抗の固定分
と変化分との合成によつて決まる電位となるが、
この場合、その固定分は98%程度にも及ぶもので
あり、この抵抗の固定分の温度依存性が大きいの
で、A点における電位の温度ドリフトが大きいと
いう欠点がある。このMR感磁部5の抵抗値R
は、 R=Ro(1+α cos2θ) ……(1) (但し、Roは抵抗の固定分、αは最大抵抗変
化率、θはMR感磁部5における電流方向と磁化
方向とのなす角度である)で表され、例えばMR
感磁部5が81Ni−19Fe(パーマロイ)合金による
厚さ250ÅのMR磁性薄膜から成る場合のαの実
測値はα=0.017程度である。このαの値は、
MR感磁部5のMR磁性薄膜の膜厚や材料によつ
て多少の相違はあるものの高々α=0.05程度であ
る。一方、この抵抗の固定分Roは Ro=Ri(1+aΔt) ……(2) (但し、Riは抵抗の初期値で、a温度係数、
Δtは温度変化分である)で与えられ、上述のMR
感磁部5の例における温度係数aの実測値は、a
=0.0027/deg程度である。このこと直流磁界の
検出において大きなノイズとなる。
更に、この種のMR型磁気ヘツド部による場
合、上述したようにその温度係数が大きいため
に、例えばMR感磁部5への通電、或いはバイア
ス導体3へのバイアス電流等によつて発生する熱
が、ヘツド部の磁気記録媒体との摺接によつて不
安定に放熱されてヘツドの温度が変化する場合、
大きなノイズ、所謂摺動ノイズを生ずることにな
る。
又、第2図の構成における増幅器14が低イン
ピーダンス入力を呈する場合、MR感磁部5及び
コンデンサ16から成る高域通過フイルタのカツ
トオフ周波数をfoとすると、このコンデンサ16
に必要な容量Cは、RをMR感磁部5の抵抗とす
ると、 C=1/R〓p ……(3) (ωo=2πfo)となる。今、MR感磁部5が前述
した厚さ250Åのパーマロイより成り、その長さ
が50μmとなると、その抵抗Rは120Ω程度となる
ので、fo=1kHzとすると、コンデンサ16とし
てはC=1.3μFという大きな値のものが必要とな
り、特にマルチトラツク型のデジタルオーデイオ
信号用磁気ヘツド装置を構成する場合には問題と
なるものである。
又、磁気回路における透磁率、特に比較的肉薄
で断面積が小さい磁性層7及び8における透磁率
は、これができるだけ大であることが望まれ、こ
の透磁率は外部磁界が零のとき最大となるので、
上述したようなバイアス磁界を与えることは透磁
率の低下を招来する。
上述の直流バイアス式MR型磁気ヘツド装置
は、有効トラツク幅が広く、狹トラツク化が容易
であるという利点がある反面、直線性が悪く、直
流再生が困難で、摺動ノイズが大きく、バルクハ
ウゼンノイズが大きく、出力のばらつきが大きい
という欠点がある。
その他の従来のMR型磁気ヘツド装置として
は、差動式MR型磁気ヘツド装置、バーバーポー
ル式MR型磁気ヘツド装置等が提案されている。
差動式MR型磁気ヘツド装置は、そのMR型磁気
ヘツド部に於いて、MR感磁部を一対設け、一対
のMR感磁部に対しては共通のバイアス導体によ
り同じバイアス磁界を与え、MR感磁部からは同
じ信号磁界によつて差動出力が得られるようにな
し、その差動出力を差動増幅器に供給し、その差
動増幅器より再生信号をえるようにしたものであ
る。
この差動式MR型磁気ヘツド装置は、直流再生
が可能(但し、オフセツトのばらつきが大きい)、
バルクハウゼンノイズが少ない、出力のばらつき
が少ない、回路としては増幅器だけで良いという
利点がある反面、摺動ノイズの軽減効果が小さ
く、有効トラツク幅が狹く、狹トラツク化が困難
であるという欠点がある。
又、バーバーポール式MR型磁気ヘツド装置
は、そのMR型磁気ヘツド部に於けるMR感磁部
に、その長手方向に斜めとなる如く、金等より成
る多数の互いに平行な導体バーを被着形成したも
のである。
このバーバーポール式MR型磁気ヘツド装置
は、バルクハウゼンノイズが少なく、出力のばら
つきが少なく、回路としては増幅器だけで良いと
いう利点がある反面、直流再生が困難、摺動ノイ
ズが大きい、狹トラツク化が困難、有効トラツク
幅があまり広くないという欠点がある。
そこで、上述した欠点を解消ないしは改善する
ために、先に本出願人は新規な磁気抵抗効果型磁
気ヘツド信号再生装置を特願昭59−38980号とし
て出願した。
以下に第4図を参照して、先に提案したMR型
磁気ヘツド信号再生装置の一例を説明する。この
例においては、そのMR型磁気ヘツド部hは第1
図及び第2図で説明したと同様の構成を採るもの
で、第4図において第1図及び第2図と対応する
部分に同一符号を付して重複説明を省略する。こ
の例においては、MR型磁気ヘツド部hのバイア
ス導体3に、直流バイアス電流iBに重畳して高周
波数fcのレベルの小さい交流バイアス電流iAを流
して、直流磁界に重畳して高周波磁界をMR感磁
部5に与える。ここに交流バイアス電流iAの波
形、したがつて交流磁界の波形は正弦波、矩形波
等その波形の如何を問わないものである。
このように、MR感磁部5に直流バイアス磁界
に重畳して交流バイアス磁界が与えられるので、
このMR感磁部5の両端間、即ち第4図における
A点には周波数fcの交流信号が取り出される。
第5図Aは、直流バイアス磁界HBと、信号磁
界HSに交流バイアス磁界HAが重畳された状態で
の磁界HとMR感磁部5の抵抗Rとの関係を示し
ている。ここで交流バイアス磁界HAの変化分ΔH
が小さい時には、或る瞬間での交流バイアス磁界
の変化に対する抵抗変化の大きさΔRは、第5図
Aの2次曲線の微分の絶対値として得られ、第5
図Bに示すように、直流バイアス磁界HBと信号
磁界HSの大きさと出力たる抵抗変化分との関係
は、原理的には直線となる。従つて、第4図にお
けるA点に得られる交流信号の大きさは、直流バ
イアス磁界HBと、磁気記録媒体からの信号HS
和の変化に応じて変化する出力となる。
そして、この出力は、第4図に示すように上述
した周波数fcの成分を通す高域通過フイルタ(前
置増幅器)19を介して整流器20に供給して整
流し、その整流出力を低域通過フイルタ21に供
給するものである。このようにすれば、磁気媒体
からの信号磁界HSに応じて信号出力がとり出せ
る。この場合、交流電流iAの周波数fcは、今例え
ば最終的に出力端子15から得る出力の帯域が0
〜100kHz必要である場合、これより十分高い周
波数、例えばfc=1MHzに選定すれば良い。この
場合高域通過フイルタ19は低域カツトオフ周波
数を100kHzより高く、且つ周波数fc、例えば1M
Hzより低い例えば500kHzに選んでおくものとす
る。しかして、高域通過フイルタの出力を前述し
たように整流器20によつて整流し後、カツトオ
フ周波数が100kHzの低域通過フイルタ21を通
すことにより、出力端子15に0〜100kHzの帯
域の信号が得られる。
このような構成による磁気ヘツド装置において
は、第6図Aに示す外部磁界(信号磁界+バイア
ス磁界)がMR感磁部5に与えられた場合、第4
図における点Bにおいては第6図Bに示すよう
に、周波数fcのキヤリアを信号で振幅変調した出
力が得られ、第6図Cに示すように出力端子15
においては、信号磁界に応じた出力がとり出され
る。
かかる磁気ヘツド信号再生装置によれば、MR
感磁部5の磁界対抵抗2次特性曲線による動作特
性の微分に相当する直線的動作特性による出力が
とり出されるので、否のない再生信号をとり出す
ことができるものである。
又、MR感磁部5の低抗の固定分について温度
依存性が大であつても、MR感磁部5の動作特性
曲線を微分し特性によつているので、この抵抗の
固定分の温度ドリフトによる影響を格段に低減す
ることができる。
更に、上述したようにMR感磁部5の抵抗固定
分の温度依存性による影響を排除したことによつ
て、MR型磁気ヘツド部の前述した磁気媒体との
摺動によるノイズの発生を少なくすることができ
る。
又、かかる磁気ヘツド装置におけるコンデンサ
16は、周波数fcの成分を通過させれば良いか
ら、例えばfc=500kHzとすると、このコンデンサ
16の容量Cは、C=2600pFで良いことになる。
そして、この周波数fcを更に上げれば、この容量
Cは更に小さくできるものである。
第7図は先に提案したMR型磁気ヘツド信号再
生装置の他の例を示し、第7図において第4図と
対応する部分には同一符号を付して重複説明を省
略する。この場合は、バイアス導体3には、直流
バイアス電流は流されずに、交流バイアス電流iA
のみを流すようにする。この動作を模式的に示し
たのが第8図である。この図において、実線の曲
線が、実際のMR感磁部の磁界対抵抗の動作特性
曲線であるが、この特性の2次曲線部分を外挿す
ると破線図示のようになり、これにより最小抵抗
値Rnioに対応する磁界を+Ho及び−Hoとする。
この例では信号磁界HSに重畳して交流バイアス
磁界HAが与えられ、信号磁界の極性と大きさと
に対応し且つ交流バイアス磁界に応じたMR感磁
部5の低抗変化が得られる。
この場合の動作特性曲線は2次曲線で、この
MR感磁部5の抵抗値Rは、次のように表され
る。
R=Rnax−ΔRnax(H/Ho)2 ……(4) ここに、ΔRnaxはΔRnax=ΔRnax−ΔRnaoで与
えられる。MR感磁部5に与えられる磁界Hは、
次式に示すようにバイアス磁界HA(t)と、信号磁
界HS(t)との和で表される。
H(t)=HA(t)+HS(t) ……(5) ここに磁界HA(t)は、バイアス導3に流される
電流によつて得られ、 HA(t)=HAO・sin(ωCt) ……(6) の如く表される。但し、角周波数ωCは次式のよ
うに表される。
ωC=2πfc ……(7) MR感磁部5の出力電圧V(t)は、MR検出電流
をIとすると、 V(t)=I・R ……(8) であり、上記(4)、(5)、(6)式から次のように表され
る。
V(t)=I・Rnax−I・ΔRnax/Ho2×〔HAO 2・si
n2ωC+2HAO・HS(t)×sinωC+{HS(t)}2〕……(9) 次に、この出力電圧V(t)と、交流バイアス磁界
HAと同相同期周波数の信号、例えばsin(ωC t)
を乗算器22によつて乗算する。その出力Vz(t)
は、次式のように表される。
Vz(t)=V(t)・sin(ωC t)=I・Rnax・sin
(ωCt)−I・ΔRnax/Ho2・〔HAO 2・sin2(ωC
) +2HAO・HS(t)・sin(ωCt)+{HS(t)}2
・sin(ωC t)……(10) そして、これを低域通過フイルタ21に通ずる
と、次(10)においてωC成分を有する項 I・Rnax・sin(ωC t)=0 ……(11) HAO 2・sin2(ωC t)=HAO/2{sin(ωt)−cos
(2ωt)×sin(ωt)}=0……(12) 2HAO・HS(t)・sin2(ωt)=HAO・HS(t)・{1−co
s(2ωt)}=HAO・HS(t)……(R) {HS(t)}2・sin(ωt)=0 (14) となる。従つて、端子15で得られる出力電圧
Vo(t)は、 Vo(t)=−I・ΔRnax×HAO・HS(t)/Ho2 (15) となり、信号磁界HS(t)に比例する電圧が得られ
る。尚、この場合、乗算器22への入力に、信号
磁界HS(t)が含まれていても、出力に混入する虞
は少ないので、高域通過フイルタ19を省略する
こともできる。
かるMR型磁気ヘツド信号再生装置によれば、
外部磁界の極性に応じた出力をとり出せることに
なり、先に例と同様の利点に加えて、ダイナミツ
クレンジが大となるという利点がある。また、こ
の場合、磁気的バイアスを交流成分のみとするこ
とによつて直流バイアスによる磁気回路の透磁率
低下を回避できる利益もある。
先に提案したMR型磁気ヘツド信号再生装置に
よれば、直線性にすぐれた歪の小さい出力を得る
ことができ、直流再生が可能で、温度ドリフトが
小さく、摺動ノイズが改善され、有効トラツク幅
が大で、挾トラツク化可能であり、更にコンデン
サの容量を小さくできるなどの利益を有すると共
に、更に第7図で説明した構成とするときは、ダ
イナミツクレンジを大きくとることができ、また
或る場合は磁気回路の透磁率低下を回避すること
もできる。
ところで、例えば第7図のMR型磁気ヘツド装
置の出力端子15の出力の周波数特性は、磁気テ
ープの走行速度が4.8cm/secの場合、第9図に曲
線aとして示す如く、周波数が1kHz付近でレス
ボンスが最大で、周波数がこれより漸次大又は小
になるにつれて、次第にレスボンスが減少する特
性を有している。上述した他の種々の方式のMR
型磁気ヘツド装置に於いても、出力の周波数特性
に略同様な傾向が見られる。
そこで、MR型磁気ヘツド信号再生装置の出力
の周波数特性を平坦にするには、第9図に曲線b
にて示す如く、曲線aに対し逆の周波数特性をす
るイコライザ回路を出力側に縦続接続することが
考えられる。
ところが、MR型磁気ヘツド信号再生装置で
は、出力レベルが大になるにつれて歪が増加し、
出力レベルが小になるにつれてS/Nが低下する
という特性を呈する。従つて、MR型磁気ヘツド
装置の出力側に上述の如きイコライザ回路を縦続
接続したのでは、出力のレスポンスが最大となる
周波数付近の歪を減少させようとすると、高域の
S/Nが低下するし、高域のS/Nを増大させよ
うとすると、出力のレスポンスが最大となる周波
数付近の歪が増加してしまう。
発明の目的 かかる点に鑑み、本発明は出力の周波数特性が
平坦になると共に、歪が減少し、S/Nが増大す
る磁気抵抗効果型磁気ヘツド信号再生装置を提案
しようとするものである。
発明の概要 本発明による磁気抵抗効果型磁気ヘツド信号再
生装置は、信号磁界の与えられる磁気抵抗効果感
磁部と、磁気抵抗効果感磁部の出力から信号磁界
に応じた信号出力を取出す信号取出し手段と、イ
コライザ回路と、信号取出し手段からの信号出力
をイコライザ回路に供給して得たイコライザ出力
に応じた負帰還磁界を磁気抵抗効果感磁部に与え
る負帰還磁界発生手段とを有し、信号出力の周波
数特性を平坦にするようにしたことを特徴とする
ものである。
かかる本発明によれば、出力の周波数特性が平
坦になると共に、歪が減少し、S/Nが増大する
磁気抵抗効果型磁気ヘツド信号再生装置を得るこ
とができる。
実施例 以下に、第10図を参照して、本発明の一実施
例を説明する。この実施例は、第7図の磁気抵抗
効果型磁気ヘツド信号再生装置に本発明を適用し
た場合で、第10図に於いて第7図と対応する部
分には同一符号を付して重複説明を省略する。即
ち、低域通過フイルタ21により信号出力を第9
図の曲線aの周波数特性を有するイコライザ回路
23に供給し、これよりの電流をバイアス導体3
に流して、このバイアス導体3(別個のバイアス
導体を設けて、これに電流を流すこともできる)
から負帰還磁界HFBを発生させて、MR感磁部5
に与えるようにする。
かかるイコライザ回路23の回路例を第13図
に示す。24,25は夫々入出端子、31は演算
増幅器で、入力端子24を、抵抗器26及びコン
デンサ27の直列回路、抵抗器28及びコンデン
サ29の直列回路並びに抵抗器30の並列回路を
通じて演算増幅器31の反転入力端子に接続し、
その非反転入力端子を接地する。出力端子25及
び演算増幅器31の反転入力端子間に、抵抗器3
2及びコンデンサ33の直列回路並びに抵抗器3
4の並列回路を接続する。尚、回路素子の定数例
は第13図に図示の通りであるが、磁気テープの
走行速度、その磁性材料、磁気ヘツド装置の方式
の如何によつて異なる。
尚、本発明を上述の第4図及び第2図の方式の
MR型磁気ヘツド信号再生装置に適用した場合
を、夫々第11図及び第12図に示す。この場合
も第10図と同様に、低域通過フイルタ21又は
増幅器14よりの信号出力を第9図の曲線aの周
波数特性を有するイコライザ回路23に供給し、
これよりの電流をバイアス導体3に流して、この
バイアス導体3から負帰還磁界HFBを発生させ
て、MR感磁部5に与えるようにする。その他差
動式、バーバーポール式、無バイアス式MR型磁
気ヘツド装置にも本発明を適用できる。尚、これ
らの詳細説明は省略する。
上述せる本発明によれば、出力の周波数特性が
平坦になると共に、歪が減少し、S/Nが増大す
る磁気抵抗効果型磁気ヘツド信号再生装置を得る
ことができる。
尚、再生信号はデジタルオーデイオ信号に限ら
ず、デジタルビデオ信号、アナログオーデイオ/
ビデオ信号等も可能である。
発明の効果 上述せる本発明によれば、出力の周波数特性が
平坦になると共に、歪が減少し、S/Nが増大す
る磁気抵抗効果型磁気ヘツド信号再生装置を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の説明に供する磁気抵抗効果型
磁気ヘツド信号再生装置の略線的拡大断面図、第
2図は従来の磁気抵抗効果型磁気ヘツド信号再生
装置の構成図、第3図は磁気抵抗効果型感磁部の
特性曲線図、第4図は先に提案した磁気抵抗効果
型磁気ヘツド信号再生装置の一例の構成図、第5
図はその動作特性曲線図、第6図はその動作の説
明に供する波形図、第7図は先に提案した磁気抵
抗効果型磁気ヘツド信号再生装置の他の例の構成
図、第8図はその説明に供する特性曲線図、第9
図は本発明の説明に供する特性曲線図、第10図
〜第12図は本発明による磁気抵抗効果型磁気ヘ
ツド信号再生装置の各実施例を示す構成図、第1
3図はそのイコライザ回路の具体例を示す回路図
である。 hは磁気ヘツド部、1は基板、3はバイアス導
体、5は磁気抵抗効果感磁部、7及び8は磁性
層、19は高域通過フイルタ、20は整流器、2
1は低域通過フイルタ、22は乗算器、23はイ
コライザ回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 信号磁界の与えられる磁気抵抗効果感磁手段
    と、該磁気抵抗効果感磁手段の出力から上記信号
    磁界に応じた信号出力を取出す信号取出し手段
    と、イコライザ回路と、上記信号取出し手段から
    の信号出力を上記イコライザ回路に供給して得た
    イコライザ出力に応じた負帰還磁界を上記磁気抵
    抗効果感磁手段に与える負帰還磁界発生手段とを
    有し、上記信号出力の周波数特性を平坦にするよ
    うにしたことを特徴とする磁気抵抗効果型磁気ヘ
    ツド信号再生装置。
JP11950184A 1984-06-11 1984-06-11 磁気抵抗効果型磁気ヘッド信号再生装置 Granted JPS60263301A (ja)

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