JPH0565922B2 - - Google Patents

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JPH0565922B2
JPH0565922B2 JP17883184A JP17883184A JPH0565922B2 JP H0565922 B2 JPH0565922 B2 JP H0565922B2 JP 17883184 A JP17883184 A JP 17883184A JP 17883184 A JP17883184 A JP 17883184A JP H0565922 B2 JPH0565922 B2 JP H0565922B2
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Munekatsu Fukuyama
Hideo Suyama
Yutaka Hayata
Shigemi Imakoshi
Yasuhiro Iida
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Sony Corp
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Priority to DE3587992T priority patent/DE3587992T2/de
Priority to EP90123594A priority patent/EP0421489B1/en
Priority to DE8585102282T priority patent/DE3585959D1/de
Priority to DE3588065T priority patent/DE3588065T2/de
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/33Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
    • G11B5/39Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects
    • G11B5/3903Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects using magnetic thin film layers or their effects, the films being part of integrated structures
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/02Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B2005/0002Special dispositions or recording techniques
    • G11B2005/0005Arrangements, methods or circuits
    • G11B2005/001Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure
    • G11B2005/0013Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure of transducers, e.g. linearisation, equalisation
    • G11B2005/0016Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure of transducers, e.g. linearisation, equalisation of magnetoresistive transducers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気抵抗効果型磁気ヘツド装置に係わ
る。
〔従来の技術〕
先ず、第7図を参照して、従来の磁気抵抗効果
(以下MRという)型磁気ヘツド装置のヘツド部
hの構造の一例を説明するに、例えばNi−Zn系
フエライト、Mn−Zn系フエライト等より成る磁
性基板1上に(この基板1が導電性を有する場合
には、これの上に被着されたSiO2等の絶縁層2
を介して)、後述するMR感磁部5に対してバイ
アス磁界を与えるためのバイアス磁界発生用の電
流通路となる帯状の導電膜より成るバイアス導体
3が被着され、このバイアス導体3上に、絶縁層
4を介して例えば、Ni−Fe系合金、或いはNi−
Co系合金等のMR磁性薄膜から成るMR感磁部5
が配される。そして、このMR感磁部5上に、薄
い絶縁層6を介して、各一端が跨りバイアス導体
3及びMR感磁部5を横切る方向に延在して夫々
磁気回路の一部を構成する磁気コアとしての、例
えばMoパーマロイから成る対の磁性層7及び8
が被着される。基板1上には、非磁性の絶縁性保
護層9を介して、保護基板10が接合される。
しかして、一方の磁性層7と基板1の前方端と
の間には、例えば絶縁層6より成る所要の厚さを
有する非磁性ギヤツプスペーサ層11が介在され
て、前方の磁気ギヤツプgが形成される。そし
て、この磁気ギヤツプgが臨むように、基板1、
ギヤツプスペーサ層11、磁性層7、保護層9及
び保護基板10の前方面が研磨されて磁気テープ
の如き磁気記録媒体との対接面12が形成され
る。
又、磁気ギヤツプgを構成する磁性層7の後方
端と、他方の磁性層8の前方端とは、夫々MR感
磁部5上に絶縁層6を介して跨るように形成され
るも、両端間には互いに離間する不連続部13が
形成される。両磁性層7及び8の夫々後方端及び
前方端は、絶縁層6の介存によつて電気的には絶
縁されるも、不連続部13において磁気的には結
合されるようなされる。かくして、基板1−磁気
ギヤツプg−磁性層7−MR感磁部5−磁性層8
−基板1の閉磁路から成る磁気回路が形成され
る。
このようなMR型磁気ヘツド部hにおいては、
その磁気記録媒体と対接する前方ギヤツプgから
の信号磁束が上述の磁気回路を流れることによつ
て、この磁気回路中のMR感磁部5の抵抗値が、
この信号磁束による外部磁界に応じて変化する。
そこで、MR感磁部5に検出電流を流し、この抵
抗値変化をこのMR感磁部5の両端の電圧変化と
して検出して、磁気媒体上の記録信号の再生を行
う。
この場合、MR感磁部5が磁気センサーとして
線形に動作し、且つ高感度とするためには、この
MR感磁部5を磁気的にバイアスする必要があ
る。このバイアス磁界は、バイアス導体3への通
電によつて発生する磁界と、MR感磁部5に通ず
る検出電流によつてそれ自体が発生する磁界とに
よつて与えられる直流磁界である。
即ち、この種のMR型磁気ヘツド装置は、第8
図にその概略的構成を示すように、MR感磁部5
に、バイアス導体3への直流電流iBの通電によつ
て発生した磁界と、MR感磁部5への検出電流iMR
の通電によつて発生した磁界とによつてバイアス
磁界HBが与えられた状態で、前述した磁気媒体
からの信号磁界HSが与えられる。そして、この
信号磁界HSによる抵抗変化に基づくMR感磁部5
の両端電圧、すなわちA点の電位の変化を、低域
阻止用コンデンサ16が介して増幅器14に供給
して増幅して出力端子15より出力するものであ
る。
第9図は、このMR感磁部5に与える磁界H
と、その抵抗値Rとの関係を示す動作特性曲線図
を示し、この曲線は、磁界Hの絶対値が小さい範
囲−HBR〜+HBRにおいて上に凸の2次曲線を示
すが、磁界Hの絶対値が大となつて、この範囲か
ら外れると、MR感磁部5を構成するMR磁性薄
膜の中央部分の磁化が磁気回路方向に飽和しはじ
め、2次曲線から離れてその抵抗Rは最小値Rnio
に漸近する。因みに、この抵抗Rの最大値Rnax
は、MR磁性薄膜の磁化がすべて電流方向に向い
た状態に於ける値である。そして、この動作特性
曲線における2次曲線の特性部分で、前述したバ
イアス磁界HBが与えられた状態で、第9図にお
いて符号17を付して示す磁気媒体からの信号磁
界が与えられるようにして、これに応じて同図中
符号18で示す抵抗値変化に基づく出力を得るよ
うにしている。この場合は、信号磁界の大きさが
大となるほど2次高調波歪が大となることが分
る。
又、上述のMR型磁気ヘツド装置における第2
図のA点の電位は、MR感磁部5の抵抗の固定分
と変化分との合成によつて決まる電位となるが、
この場合、その固定分は98%程度にも及ぶもので
あり、この抵抗の固定分の温度依存性が大きいの
で、A点における電位の温度ドリフトが大きいと
いう欠点がある。このMR感磁部5の抵抗値R
は、 R=Ro(1+αcos2θ) ……(1) (但し、Roは抵抗の固定分、αは最大抵抗変
化率、θはMR感磁部5における電流方向と磁化
方向とのなす角度である)で表され、例えばMR
感磁部5が81Ni−19Fe(パーマロイ)合金による
厚さ250ÅのMR磁性薄膜から成る場合のαの実
測値はα=0.017程度である。このαの値は、
MR感磁部5のMR磁性薄膜の膜厚や材料によつ
て多少の相違はあるものの高々α=0.05程度であ
る。一方、この抵抗の固定分Roは Ro=Ri(1+aΔt) ……(2) (但し、Riは抵抗の初期値で、aは温度係数、
Δtは温度変化分である)で与えられ、上述のMR
感磁部5の例における温度係数aの実測値は、a
=0.0027/deg程度である。このことは直流磁界
の検出において大きなノイズとなる。
更に、この種のMR型磁気ヘツド部による場
合、上述したようにその温度係数が大きいため
に、例えばMR感磁部5への通電、或いはバイア
ス導体3へのバイアス電流等によつて発生する熱
が、ヘツド部の磁気記録媒体との摺接によつて不
安定に放熱されてヘツドの温度が変化する場合、
大きなノイズ、所謂摺動ノイズを生ずることにな
る。
又、第8図の構成における増幅器14が低イン
ピーダンス入力を呈する場合、MR感磁部5及び
コンデンサ16から成る高域通過フイルタのカツ
トオフ周波数をoとすると、このコンデンサ1
6に必要な容量Cは、RをMR感磁部5の抵抗と
すると、 C=1/Rωo ……(3) (ωo=2πo)となる。今、MR感磁部5が前
述した厚さ250Åのパーマロイより成り、その長
さが50μmとなると、その抵抗Rは120Ω程度とな
るので、o=1kHzとすると、コンデンサ16と
してはC=1.3μFという大きな値のものが必要と
なり、特にマルチトラツク型のデジタルオーデイ
オ信号用磁気ヘツド装置を構成する場合には問題
となるものである。
又、磁気回路における透磁率、特に比較的肉薄
で断面積が小さい磁性層7及び8における透磁率
は、これができるだけ大であることが望まれ、こ
の透磁率は外部磁界が零のとき最大となるので、
上述したようなバイアス磁界を与えることは透磁
率の低下を招来する。
上述の直流バイアス式MR型磁気ヘツド装置
は、有効トラツク幅が広く、狭トラツク化が容易
であるという利点がある反面、直線性が悪く、直
流再生が困難で、摺動ノイズが大きく、バルクハ
ウゼンノイズが大きく、出力のばらつきが大きい
という欠点がある。
その他の従来のMR型磁気ヘツド装置として
は、差動式MR型磁気ヘツド装置、バーバポール
式MR型磁気ヘツド装置等が提案されている。差
動式MR型磁気ヘツド装置は、そのMR型磁気ヘ
ツド部に於いて、MR感磁部を一対設け、一部の
MR感磁部に対しては共通のバイアス導体により
互いに逆のバイアス磁界を与え、一対のMR感磁
部に同じ信号磁界を与えて、一対のMR感磁部か
ら信号磁界に対応した差動出力が得られるように
なし、その差動出力を差動増幅器に供給し、その
差動増幅器より再生信号を得るようにしたもので
ある。
この差動式MR型磁気ヘツド装置は、直流再生
が可能(但し、オフセツトのばらつきが大きい)、
バルクハウゼンノイズが少ない、2次高調波歪が
除去される。出力のばらつきが少ない、回路とし
ては差動増幅器だけで良いという利点がある反
面、摺動ノイズの軽減効果が小さく、有効トラツ
ク幅が狭く、狭トラツク化が困難であるという欠
点がある。
又、バーバーポール式MR磁気ヘツド装置は、
そのMR型磁気ヘツド部に於けるMR感磁部に、
その長手方向に斜めとなる如く、金等より成る多
数の互いに平行な導体バーを被着形成したもので
ある。
このバーバーポール式MR型磁気ヘツド装置
は、バルクハウゼンノイズが少なく、出力のばら
つきが少なく、回路としては増幅器だけで良いと
いう利点がある反面、直流再生が困難、摺動ノイ
ズが大きい、狭トラツク化が困難、有効トラツク
幅があまり広くないという欠点がある。
そこで、上述した欠点を解消ないしは改善する
ために、先に本出願人は新規な磁気抵抗効果型磁
気ヘツド装置を特願昭59−38980号として出願し
た。
以下に第10図を参照して、先に提案したMR
型磁気ヘツド装置の一例を説明する。この例にお
いては、そのMR型磁気ヘツド部hは第7図及び
第8図で説明したと同様の構成を採るもので、第
10図において第7図及び第8図と対応する部分
に同一符号を付して重複説明を省略する。この例
においては、MR型磁気ヘツド部hのバイアス導
体3に、高周波数cの交流バイアス電流iAを流し
て、直流磁界に重畳して高周波磁界をMR感磁部
5に与える。ここに交流バイアス電流iAの波形、
したがつて交流磁界の波形は正弦波、矩形波等そ
の波形の如何を問わないものである。
このように、MR感磁部5に直流バイアス磁界
に重畳して交流バイアス磁界が与えられるので、
このMR感磁部5の両端間、即ちA点には周波数
cの交流信号が取り出される。
そして、この出力は、コンデンサ16−周波数
cの成分を通す前置増幅器14を介して掛算器2
2に供給され、この信号Xに上述の周波数cの交
流信号Yが掛算される。
このようにすれば、磁気媒体からの信号磁界
HSに応じた信号出力が出力端子15に出力され
る。この場合、交流電流iAの周波数cは、今例え
ば最終的に出力端子15から得る出力の帯域が例
えば0〜40kHz必要である場合、これの3倍以上
の周波数、例えばc=140kHzに選定すれば良い。
第11図Aに、MR感磁部5の磁界対抵抗の特
性曲線を示すが、MR感磁部5に、第11図Bに
示す如き大レベルの矩形波交流磁界HB(t)及び
信号磁界HS(t)の重畳磁界を与えた場合、MR
感磁部5からは第11図Cに示す如き出力電圧V
(t)が得られる。乗算器22に於いて、この出
力電圧V(t)と、第11図Dに示す矩形波交流
電流を掛算することにより、低域通過フイルタ2
1の出力側には、第11図Bの信号磁界HS(t)
に対応した信号出力VO(t)が出力される。
先に提案したMR型磁気ヘツド装置によれば、
直線性にすぐれた歪の小さい出力を得ることがで
き、直流再生が可能で、温度ドリフトが小さく、
摺動ノイズが改善され、有効トラツク幅が大で、
狭トラツク化可能であり、更にコンデンサの容量
を小さくできるなどの利益を有すると共に、ダイ
ナミツクレンジを大きくとることができ、また或
る場合は磁気回路の透磁率低下を回避することも
できる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上述の第10図に示した磁気抵抗効
果型磁気ヘツド装置は、夫々アナログ回路から成
る掛算器、低域通過フイルタを必要とするため多
チヤンネル化の場合、回路規模がそのチヤンネル
数の増加に応じて大きくなつてしまう。
かかる点に鑑み本発明は、掛算器及び低域通過
フイルタを用いた交流バイアス式の磁気抵抗効果
型磁気ヘツド装置に於いて、回路をデジタル化し
て、多チヤンネル化を容易にすることのできるも
のを提案しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
第1の本発明による磁気抵抗効果型磁気ヘツド
装置は、信号磁界の与えられる磁気抵抗効果感磁
部(MR感磁部)5と、そのMR感磁部5に周波
数がcの交流バイアス磁界を与える交流磁界発生
手段3,29と、MR感磁部5の出力を交流バイ
アス磁界に同期する周波数が2cのパルス信号を
用いてサンプルホールドするサンプルホールド回
路32、そのサンプルホールド回路32の出力を
パルス信号を用いてA/D変換するA/D変換器
33及びそのA/D変換器33よりのデジタル信
号をパルス信号を用いてろ波するデジタルフイル
タ34を備える処理回路とを有し、この処理回路
によつて、MR感磁部5の出力のサンプルデジタ
ル値列の1つ置きのサンプルデジタル値の符号を
反転した反転処理サンプルデジタル値列の隣接す
るサンプルデジタル値同志のサンプルデジタル算
術平均値の列よりなるサンプルデジタル算術平均
値列を得るようにしたことを特徴とするものであ
る。
又、第2の本発明による磁気抵抗効果型磁気ヘ
ツド装置は、第1の本発明による磁気抵抗効果型
磁気ヘツド装置に於いて、MR感磁部51,52
……,5oの出力を積分回路451a,452a,…
…,45oa及び451b,452b,……,45ob
供給し、この積分回路の出力をサンプルホールド
回路321a,322a,……,32oa,321b,3
2b,……,32obに供給するようにするもので
ある。
〔作用〕
第1の本発明によれば、サンプルホールド回路
32、A/D変換器33及びデジタルフイルタ3
4を備える処理回路によつて、MR感磁部5の出
力及び周波数がcの交流バイアス磁界と同期した
交流信号の掛け算及びその掛け算出力の平滑化に
相当する信号処理をデジタル的に行うことができ
る。かくして、回路のデジタル化に伴ない、チヤ
ンネル数の増加に拘わらず、回路規模が大きくな
る虞はない。
又、第2の本発明によれば、MR感磁部51
2,……,5oの出力を積分した後サンプルホー
ルドするので、再生信号のS/Nが大となる。
実施例 以下に、第1図を参照して、本発明の一実施例
を詳細に説明する。ヘツド部hの構成は上述の第
7図及び第8図と同様である。29は交流信号発
生器としての矩形波発生器(正弦波発生器も可)
で、これよりの周波数がcの矩形波信号を電流ド
ライバ31に供給し、これよりの矩形波電流をバ
イアス導体3に流す。
かくして、MR感磁部5よりの出力をコンデン
サ16−前置増幅器14を通じることにより、そ
の出力側に第2図Aに示す如き矩形波信号36が
出力される。
そして、この矩形波信号36をサンプルホール
ド回路32に供給してサンプルホールドする。
尚、サンプルパルス信号はパルス発生器30から
のパルス信号を基にして作られ、これに同期した
所定位相、所定時間幅のパルスである。30はパ
ルス発生器で、矩形波発生器29よりの矩形波信
号に同期し、それの2逓倍の周波数2cのパルス
信号を発生する。そして、このパルス信号をサン
プルホールド回路32にサンプルパルスとして供
給する。第2図Aのa1,a2,……,a24,……は、
矩形波信号36の各サンプル点及びその値を示
す。
このサンプルホールド回路32の出力は、A/
D変換器33に供給されてデジタル信号に変換さ
れる。このA/D変換器33の出力はデジタルフ
イルタ34に供給される。これらA/D変換器3
3及びデジタルフイルタ34には、パルス発生器
30よりのパルス信号が供給される。
次に、デジタルフイルタ34の機能を説明す
る。このデジタルフイルタ34では、第2図A,
Bに示す如く、A/D変換器33よりも、サンプ
ルホールド回路32に於けるサンプル値a1〜a24
に対応するデジタル値のうち、1つ置きのサンプ
ル値、例えばa2,a4,a6,……a22,a24,……に
対応するデジタル値の符号を反転し、サンプル値
a1,−a2,a3,−a4,a5,−a6,……,a21,−a22
……に対応するデジタル値の隣接するもの同士の
算術平均を採つて平滑化する。かくして、デジタ
ルフイルタ34の出力は、第2図Bに示す如く、
算術平均値b1=(a1−a2)/2,b2=(−a2
a3)/2,b3=(a3−a4)/2,……,b22=(−
a22+a23)/2,b23=(a23−a24)/2,……に
対応したデジタル値となる。従つて、このデジタ
ルフイルタ34の出力をD/A変換すれば、第2
図Bの曲線37に示す如く、信号磁界HSに対応
したアナログ信号が得られる。
尚、第1図に於いて、前置増幅器の出力を反転
するインバータ、そのインバータの出力をサンプ
ルホールドするサンプルホールド回路及びその出
力をA/D変換するA/D変換器を付加し、サン
プルホールド回路32及びA/D変換器33に
は、矩形波発生器29よりの矩形波信号を供給
し、新らたに付加したサンプルホールド回路及び
A/D変換器には矩形波発生器29よりの矩形波
信号を180°移相して供給すると共に、A/D変換
器33及び新らたに付加されたA/D変換器の各
出力の供給されるデジタルフイルタ34に、矩形
波発生器29よりの矩形波信号及びこの信号の
180°移相された信号を供給し、このデジタルフイ
ルタ34に於いて、A/D変換器33及び新らた
に付加されたA/D変換器よりの各デジタル値の
時間軸上で隣接するもの同士を順次算術平均する
ようにしても良い。
次に、第3図を参照して、本発明の他の実施例
を説明する。この実施例は、第1図の実施例を多
チヤンネル化した場合で、第3図に於いて、第1
図と対応する部分には同一符号又は同一符号にチ
ヤンネル毎の添字を付して示し、重複説明を一部
省略する。
h1,h2,……,hoは第1、第2、……、第nチ
ヤンネルのヘツド部で、バイアス導体3は共通と
される。サンプルホールド回路321,322,…
…,32oでは、各チヤンネルの前置増幅器14
,142,……,14oの各出力36(第4図A
参照)がサンプルホールド回路321,322,…
…,32oに供給されて、パルス発生器30より
の周波数が2cのパルス信号を基にして作られた
サンプルパルス信号42(第4図B参照)によつ
てサンプリングされてホールドされ、その各ホー
ルド出力がマルチプレクサ40に供給される。
マルチプレクサ40では、各チヤンネルのサン
プルホールド回路321,322,……,32o
各サンプリング毎のアナログ出力431,432
……,43o(レベルの違いは無視している)を
第4図Cに示す如く、各サンプルパルスの中間に
位置するシリアル信号に変換した後、A/D変換
器33に供給し、得られたデジタル信号をデジタ
ルフイルタ34に供給する。かくして出力端子4
1には、各チヤンネルのデジタル算術平均信号の
シリアル信号が得られる。出力端子41よりの出
力をデマルチプレクサに供給すれば、各チヤンネ
ル毎のデジタル算術平均信号、即ち各チヤンネル
のMR感磁部51,52,……,5oの信号磁界に応
じたデジタル信号が得られる。
尚、第3図に於いて、各チヤンネルのサンプル
ホールド回路321,322,……,32oに供給
するサンプルパルスの位相を順次所定量ずつ異な
らしめ、その各チヤンネルのサンプルホールド回
路321,322,……,32oの出力をマルチプ
レクサ40に供給して、そこで加算することによ
り、シリアル信号(第4図C参照)を得るように
しても良い。
次に、第5図を参照して、本発明の更に他の実
施例を説明するも、第5図に於いて、第1図及び
第3図と対応する部分には同一符号を付して重複
説明を省略する。各チヤンネルの前置増幅器14
,142,……,14oの出力を夫々積分回路4
1a,452a,……,45oaに直接供給すると共
に、夫々インバータ461,462,……,46o
を介して夫々積分回路451b,452b,……,4
obに供給する。そして、各チヤンネルの積分回
路451a,452a,……,45oa及び451b,4
2b,……,45obの各出力を夫々サンプルホー
ルド回路461a,462a,……,46oa及び461
,462b,……,46obに供給する。サンプルホ
ールド回路461a,462a,……,46oa及び4
1b,462b,……,46obの各出力をマルチプ
レクサ40に供給する。マルチプレクサ40の出
力がA/D変換器33−デジタルフイルタ34の
縦続回路に供給される。
矩形波発生器29よりの矩形波信号がパルス発
生器30に供給されて、その矩形波信号に同期
し、同一周波数で位相差が180°の2相の矩形波信
号が作られる。パルス発生器30よりの例えば正
相の矩形波信号が積分回路451a,452a,…
…,45oa、サンプルホールド回路461a,462
,……,46oa、マルチプレクサ40、A/D
変換器33及びデジタルフイルタ34に供給され
る。又、パルス発生器30よりの逆相の矩形波信
号が積分回路451b,452b,……,45ob、サ
ンプルホールド回路461b,462b,……,46o
、マルチプレクサ40、A/D変換器33及び
デジタルフイルタ34に供給される。
前置増幅器141,142,……,14oの出力
36(第2図A参照)のうち、サンプル点a1
a3,……,a23,……に対応する部分が積分回路
451a,452a,……,45oaによつて積分され、
サンプル点a2,a4,……,a24,……に対応する
部分が積分回路451b,452b,……,45ob
よつて積分される。
次に第6図を参照して、第5図の積分回路及び
サンプルホールド回路の動作を説明する。第6図
Aは前置増幅器の出力36を示し、その一部の矩
形波信号36Aは、その前縁で発生する積分開始
(セツト)パルス53(第6図D参照)によつて
積分が開始され、その後縁の極く僅か手前で発生
するサンプルパルス54(第6図E参照)によつ
て積分出力のサンプルが行なわれ、その後縁で発
生する積分解除(リセツト)パルス55(第6図
F参照)によつて積分が解除される。
マルチプレクサ40では、各チヤンネルのサン
プルホールド回路461a,462a,……,46o
;461b,462b,……,46obの出力が夫々シ
リアル信号化された後、A/D変換器33に供給
されてデジタル信号に変換され、デジタルフイル
タ34に供給される。デジタルフイルタ34で
は、各チヤンネルの信号毎の、時間軸上で隣接す
るデジタルデータ同士の算術平均を行ない、出力
端子41にデジタル算術平均データのシリアル信
号が得られる。この出力端子41よりのシリアル
信号をデマルチプレクサ(図示せず)に供給し
て、各チヤンネルのデータに分離することによ
り、各チヤンネルの信号磁界HS1,HS2,……,
HSoに対応した各チヤンネルのデジタル信号が得
られる。
尚、各チヤンネルに設ける積分回路及びサンプ
ルホールド回路を夫々1個とし、マルチプレクサ
40又はデジタルフイルタ34に於いて、サンプ
ルデータの1サンプル置きの符号反転を行なうよ
うにしても良い。
〔発明の効果〕
上述せる本発明によれば、掛算器及び低域通過
フイルタを用いた交流バイアス式の磁気抵抗効果
型磁気ヘツド装置に於いて、回路をデジタル化し
て、多チヤンネル化を容易にすることのできるも
のを得ることができる。
又、特にMR感磁部の出力を積分してからサン
プルホールドすることにより、再生信号のS/N
を大にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁気抵抗効果型磁気ヘツ
ド装置の一実施例を示すブロツク線図、第2図は
その動作説明に供する波形図、第3図は本発明に
よる磁気抵抗効果型磁気ヘツド装置の他の実施例
を示すブロツク線図、第4図はその動作説明に供
する波形図、第5図は本発明の更に他の実施例を
示すブロツク線図、第6図はその動作説明に供す
る波形図、第7図は従来の磁気抵抗効果型磁気ヘ
ツド装置のヘツド部の構造を示す断面図、第8図
は従来の磁気抵抗効果型磁気ヘツド装置を示す回
路図、第9図はその説明に供する特性曲線図、第
10図は先に提案した磁気抵抗効果型磁気ヘツド
装置を示すブロツク線図、第11図はその説明に
供する特性曲線図及び波形図である。 3,31,32,……,3oはバイアス導体、5,
1,52,……,5oは磁気抵抗効果型感磁部、
32,321,322,……,32o,321a,32
2a,……,32oa,321b,322b,……,32ob
はサンプルホールド回路、33,331,332
……,33oはA/D変換器、34,341,34
,……,34oはデジタルフイルタ、40はマル
チプレクサ、451a,452a,……,45oa,4
1b,452b,……,45obは積分回路である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 信号磁界の与えられる磁気抵抗効果感磁部
    と、該磁気抵抗効果感磁部に周波数がcの交流バ
    イアス磁界を与える交流磁界発生手段と、 上記磁気抵抗効果感磁部の出力を上記交流バイ
    アス磁界に同期する周波数が2cのパルス信号を
    用いてサンプルホールドするサンプルホールド回
    路、該サンプルホールド回路の出力を上記パルス
    信号を用いてA/D変換するA/D変換器及び該
    A/D変換器よりのデジタル信号を上記パルス信
    号を用いてろ波するデジタルフイルタを備える処
    理回路とを有し、 該処理回路によつて、上記磁気抵抗効果感磁部
    の出力のサンプルデジタル値列の1つ置きのサン
    プルデジタル値の符号を反転した反転処理サンプ
    ルデジタル値列の隣接するサンプルデジタル値同
    志のサンプルデジタル算術平均値の列よりなるサ
    ンプルデジタル算術平均値列を得るようにしたこ
    とを特徴とする磁気抵抗効果型磁気ヘツド装置。 2 信号磁界の与えられる磁気抵抗効果感磁部
    と、該磁気抵抗効果感磁部に周波数がcの交流バ
    イアス磁界を与える交流磁界発生手段と、 上記磁気抵抗効果感磁部の出力が供給される積
    分回路と、 該積分回路の出力を上記交流バイアス磁界に同
    期する周波数が2cのパルス信号を用いてサンプ
    ルホールドするサンプルホールド回路、該サンプ
    ルホールド回路の出力を上記パルス信号を用いて
    A/D変換するA/D変換器及び該A/D変換器
    よりのデジタル信号を上記パルス信号を用いてろ
    波するデジタルフイルタを備える処理回路とを有
    し、 該処理回路によつて、上記積分回路の出力のサ
    ンプルデジタル値列の1つ置きのサンプルデジタ
    ル値の符号を反転した反転処理サンプルデジタル
    値列の隣接するサンプルデジタル値同志のサンプ
    ルデジタル算術平均値の列よりなるサンプルデジ
    タル算術平均値列を得るようにしたことを特徴と
    する磁気抵抗効果型磁気ヘツド装置。
JP17883184A 1984-03-01 1984-08-28 磁気抵抗効果型磁気ヘツド装置 Granted JPS6157012A (ja)

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