JPH03171410A - 記録再生兼用薄膜磁気ヘッド - Google Patents

記録再生兼用薄膜磁気ヘッド

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JPH03171410A
JPH03171410A JP31138389A JP31138389A JPH03171410A JP H03171410 A JPH03171410 A JP H03171410A JP 31138389 A JP31138389 A JP 31138389A JP 31138389 A JP31138389 A JP 31138389A JP H03171410 A JPH03171410 A JP H03171410A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は磁気・ヘッドに係り、特に記録密度の向上ある
いは狭トラッグ化に適し、高感度・高SN比の信号記録
再生を可能にするとともに作製の容易な記録再生兼用の
薄膜磁気ヘッドに関する。
(従来の技術) 近年の磁気記録の高密度化に伴って、トラッ?幅が10
μm以下の薄膜磁気ヘッドの実現が要求されるようにな
って来た。一般に、トラック幅が狭くなければ出力が低
下する。この低下分は媒体の保磁力を大きくするこ,と
と、コイ゛ル巻数を増やすことで補うことができるが、
従来の■誘導型の薄膜磁気ヘッドの場合、ヘッド効率を
下げずに巻数を増やすには、従来よりコイルピッチをつ
める必要があり、コイル線幅の減少に伴うコイル抵抗の
増加をコイル厚さを増やすことで対処しなければならな
い。このため、より繊細な薄膜加工技術が必要となり、
薄膜磁気ヘッドが高価なものになってしまう。また、コ
イルの巻数を増せば出力は増加するが、それに伴いヘッ
ドのインピーダンスノイズも増加するため、再生信号の
SN比の問題から巻数の増加には限度があった。
一方、記録は従来のリング状の薄膜磁気ヘッドを使用し
、再生にはこの磁気コアを共用するかあるいは別の磁気
コアを利用し、磁気コアの磁気抵抗効果を利用して高感
度の信J;3Trg生をす5 る方法と、アクティブヘッドの原理として知られるよう
に記録媒体からの信号磁界に応じた磁極の高周波透磁率
の鋭敏な変化を電圧変化に変換して信号1を高感度に再
生する方法が提案されでいる(特開昭57−86407
号公報)。これらの場合、コイル巻数を増やさなくても
記録時の電流を増やせば十分記録でき、再坐時には、コ
イルを用いずに記録媒体からの信号磁界(洩れ磁界)に
対応した出力を検出できる。そこで、この方式による作
製が容易な記録再生兼用の薄膜磁気ベッドの実現が待ち
望まれている。
(発明が解決しようとする課題) このように従来の誘導型の薄膜磁気ヘッドは、コ}イル
巻数の増加に限度があり、今後の狭トラック化に対して
十分な再生出力が得られないとう欠点を有し・ていた。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、高い
記録密度で記録された信号を高感度にしかも高SN比を
もって記録再生でさ、しかも作製の容易な記録再生兼用
薄膜磁気ヘッドを6 提供することである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の記録再坐兼用薄膜磁気ヘッドは第一に、基板上
に下磁極および該下磁極上に磁気ギャップを介して設け
られた上磁極からなるリング状の薄膜磁気コアと、この
薄膜磁気コアと磁気的に結合する薄膜コイルを形成し、
さらに上磁極および下磁極の少なくとも一方の上に電気
的に絶縁された状態で形成された磁気抵坑効果を示す利
料からなる磁性膜および永久磁石膜またはバイアス用薄
膜コイルを順次形成して構成され、紀録■j7には薄膜
コイルに記録電流を供給し、再生時には磁性膜に薄膜コ
イルおよび永久磁石膜あるいはバイアス用コイルを用い
てバイアス磁界を印加しつつ、磁性膜の磁気抵抗効果を
利用して再生を行なうようにしたことを特徴とする。
本発明の記録再生兼用薄膜磁気ヘッドは第二に、県板上
に形成された丁磁極および該下磁極」二に磁気ギャップ
を介して設けられた上磁極からなるリング状の薄膜磁気
コアと、この薄膜磁気コアと磁気的に結合され、記録時
に記録電流か供給される薄膜コイルと、上磁極および下
磁極の少なくとも一方の上に電気的に絶縁された状態で
形成された磁性膜と、この磁性膜と共に共振回路を構成
するキャパンタンス素了と、前記ノ(振川路にi:”S
周波信号を供給する千段と、磁気記録媒体からの信号磁
束による磁性膜の高周波透磁率の変化に応じた該共振回
路の高周波出力電圧の変化を検出する信号検波回路とを
具備することを特徴とする。
本発明の記録再生兼用薄膜磁気ヘッドは第三に、基板上
に形成された下磁極および該下磁極上に磁気ギャップを
介して設けられた上磁極からなり、これら下磁極および
上磁極の少なくとも一方は、磁気ギャップからリアギャ
ップの方向に凰板と略平行に第1の磁性膜、絶縁性の第
2の磁性膜および第3の磁性膜が磁気的に結合した状態
で形成されてなるリング状の薄膜磁気コアと、第2の磁
性膜の両面に形成された第1および第2の電極膜と、薄
膜磁気コアと磁気的に結合され、記録時に記録電流が供
給される薄膜コイルと、第2の磁性膜と第1および第2
の電極膜により形成されるキャパシタンス素子に並列に
接続され、該キャパシタンス素子とともに共振回路を構
成するインダクタンス素子と、共振回路に高周波信号を
供給する手段と、磁気記録媒体からの信号磁束による第
2の磁性膜の高周波透磁率の変化に応じた該共振回路の
高周波出力電圧の変化を検出する信号検波回路とを具備
することを特徴とする。
本発明の記録再生兼用薄膜磁気ヘッドは第四に、基板上
に形成された下磁極および該下磁極上に磁気ギャップを
介して設けられた上磁極からなるリング状の薄膜磁気コ
アと、薄膜磁気コアと磁気的に結合され、記録時に記録
電流か供給される薄膜コイルと、下磁極および上磁極の
少なくとも一方の磁極の磁気記録媒体に対向する先端部
のトラック幅方向両端に接続された薄9 膜リード線と、この薄膜リード線と共に共振回路を構成
するキャパシタンス素子と、共振回路に高周波信号を供
給する手段と、磁気記録媒体からの信号磁束による少な
くとも一方の磁極の先端部の高周波透磁率の変化に応じ
た該共振回路の高周波出力電圧の変化を検出する信号検
波回路とを具備することを特徴とする。
(作用) 本発明においては、共通のリング状薄膜磁気コアを記録
・再坐に兼用するため、ヘッドの作製が容易になる。
また、磁気コアと磁気的に結合する磁性膜を下磁極およ
び上磁極の少なくとも一方の上またはこれらの磁極の一
部として形成し、この磁性膜を磁気抵抗効果素子または
磁気記録媒体からの信号磁界による鋭敏な高周波透磁率
変化を示す素子として利用するか、あるいは下磁極およ
び上磁極の少なくとも一方の磁極の先端部の磁気記録媒
体からの信号磁界による鋭敏な高周波透磁率変化を利用
して再生を行なうことにより、10 従来の誘導型薄膜磁気ヘッドと比べて高感度・高SN比
の信号再生をすることができる。
この結果、高密度化あるいは狭いトラック化への対応が
し易くなり、しかも信号再生には誘導原理を用いないた
め、大きな再生出力を得るようにリング状薄膜磁気コア
に結合する記録用の薄膜コイルの巻線数を大きくする必
要がなく、ヘッドの小形化が容易になるとともに、記録
と再坐の効率が大幅に向上する。
さらに、再生時に磁気抵抗効果または高周波透磁率の変
化を示す磁性膜にはそれぞれ直流電流、高周波電流を流
すわけであるが、これら磁性膜と薄膜磁気コアとは電気
的に絶縁されて構成すれば、ヘッドの効率を犠牲にする
ことがなく、しかも直流電流あるいは高周波電流が薄膜
磁気コアあるいはヘッドから磁気記録媒体に漏電するこ
とがないため、不必要なノイズを発生することもない。
(実施例) 第1図は本発明の第1の実施例に係る記録再11 生兼用薄膜磁気ヘッドの断面図である。基板1上に下磁
極2、磁気ギャップ3、絶縁層4、1ターン以上の薄膜
コイル5および上磁極6が順次形成されている。下磁極
2および上磁極6によって、薄膜磁気コアが形成されて
いる。上磁極6の基板1に対して略平行な部分の上面に
、非磁性絶縁層7を介して磁気抵抗効果を有する磁性膜
8が形成されている。磁性膜8の上には非磁性絶縁層9
を介して永久磁石膜(または薄膜コイル)10が形成さ
れ、この永久磁石膜(または薄膜コイル)10によって
磁性膜8にバイアス磁界を印加できるように構成されて
いる。
磁気記録媒体(図示せず)への信号記録は、薄膜コイル
5へ記録電流を流すことによって行われる。一方、磁気
記録媒体に記録された信号の再生は、磁性膜8により信
号磁界を検出することにより行なわれる。なお、薄膜コ
イル5は記録時のみならず再生時に磁性膜8にバイアス
磁界を印加するためのバイアス用コイルとして12 も利用することができる。
この記録再生兼用薄膜磁気ヘッドは、従来の単一誘導形
薄膜磁気ヘッドよりも高感度にして高SN比の信号再l
IP.ができるため、高密度・高SN比の記録再生に適
している。しかも、再生には本質的に高感度が期待でき
る磁気抵抗効果を利用するため、誘導型のものと異なり
、薄膜コイル5の巻線数を特別大きくする必要がなく、
信号記録に十分なだけの数にすればよい。これにより、
ヘッドの小形化が容易になるとともに、記録再生効率が
向上する。一方、下磁極2および上磁極6によって構成
される薄膜磁気コア全体は記録・再生兼用であるから、
ヘッドの製造工程は従来の誘導型薄膜磁気ヘッドと比べ
て特別複雑になることもない。
なお、本実施例の磁気ヘッドで最大の再生感度を得るた
めには、上磁極6および磁性膜8が重なり合う位置での
両者の厚みと、これら厚みの比を適切に組み合わせるこ
とによって、磁性膜8に鎖交する磁気記録媒体からの信
号磁束の13 ?と、信号磁束による磁化回転量の積を最大にすること
によって得ること力■《できる。非磁性絶縁層9および
永久磁石膜(または薄膜コイル)10の形成、または薄
膜コイル5をバイアス磁界印加用に使用するこ゛とは、
必要に応じて省略しても差し支えない。また、非磁性絶
縁層7、磁性膜8、非磁性絶縁層9および永久磁石膜(
または薄膜コイル)10は本実施例では上磁極6の上に
形成されているが、これらを上磁極6と下磁極2の両方
の上面、あるいは下磁極2の上面だけに形成してもよい
第2図は第1図の実施例を変形した本発明の第2の実施
例に係る記録再生兼用薄膜磁気ヘッドを示す断面図であ
り、第1図の実施例との違いは磁気抵抗効果を有する磁
性膜8が非磁性絶縁層7を介して下磁極2の上に形成さ
れている点であり、第1図の実施例と同様の効果を有す
る。
第3図は本発明の第3の丈施例に係る記録再生兼用薄膜
磁気ヘッドの断面図であり、基板14 ]上に下磁極2、磁気ギャップ3、絶縁層4、1ターン
以上の薄膜コイル5、上磁極が順次形成されている基本
構迭は第1図および第2図の実施例と同様である。本実
施例では、金属性の第1の磁性膜]]、絶縁性の第2の
磁性膜12および金属性の第3の磁性膜13がこの順に
磁気ギャップ3からリアギャップの方向にこれらの一部
分が重なりあ−2で十分に磁気批抗が代くなるように接
合形成されることによって上磁極が構成されている。絶
縁性の磁性膜12の上面に磁性膜8が形成され、磁仕膜
8の上面にこれにバイアス磁界を印加するための永久磁
石膜(または薄膜コイル)10が非磁性絶縁層9を介し
て形成されている。
この実施例の記録再生兼用薄膜磁気ヘッドにおいても、
第1および第2の実施例と同様に磁性膜8および絶縁性
磁性膜12の膜厚と、これらの比を適切に設定すること
により、従来の誘導型薄膜磁気ヘッドよりも高感度・高
SN比をもって信号の再生をすることができるほか、先
15 の実施例と同様の効果を得ることができる。
第4図は本発明の第4の実施例に係る記録再生兼用薄膜
磁気ヘッドを示す斜視図であり、第1図の実施例におけ
る磁気抵抗効果を−Hする磁性膜8を、磁界によって高
周波透磁率が鋭敏に変化する素子として利用するもので
ある。この磁性膜8のトラック幅方向の両端には、薄膜
リド線2(1  1,20  2が電気的に接続され、
磁性膜8と薄膜リード線20−1.20−2がインダク
タンス素子を構成している。このインダクタンス素子は
、キャパシタンス素子15とともに高周波共振回路を構
成し、この高周波共振回路に高周波信号供給源17と信
号検波回路16が接続されている。
本実施例における磁気記録媒体への信号記録は以上の実
施例と同様になされる。一方、磁気記録媒体に記録され
た信号の再生は、信号磁束が磁性膜8に流入することに
よる磁性膜8の高周波透磁率の鋭敏な変化により、高周
波信号供給源17からヘッドを励振する高周波信号を共
16 振回路に供給することによって該共振回路より発生する
高周波出力電圧が急峻に変化し、この変化を信号検波回
路〕6で検波ずることによって行なわれる。
本実施例によれば、従来の誘導型薄膜磁気ヘッドに比較
しては勿論、第1図〜第3図の実施例よりも更に高感度
・高SN比て再生がてきる他、第1図〜狛3図に示す夫
施例と同碌の効果を得ることができる。なお、必要に応
じて磁性膜8の上にこれにバイアス磁界を印加するため
の永久磁石膜かバイアス印加用の薄膜コイルを配置形成
しても差し支えない。
第5図は第4図に示す実施例を変形した本発明の第5の
実施例に係る記録再生兼用薄膜磁気ヘッドを示す斜視図
であり、高周波透磁率か鋭敏に変化する磁性膜3が下磁
極2の上に非磁性絶縁層7を介して形成されている。本
実施例の記録再生兼用薄膜磁気ヘッドは、第4図に示す
実施例と同様の効果を有する。なお、必要に応じて磁性
膜8の上に、これにバイアス磁界を印]7 加するための永久磁石膜かバイアス印加用の薄膜コイル
を配置形成しても一向に差し支えない。
第6図は第3図に示ず丈施例を変形した本発明の第6の
実施例に係る記録再生兼用薄膜磁気ヘッドを示す斜視図
であり、上磁極の一部を或ず絶縁性磁性膜12の上に、
fs号磁界によって高周波透磁率が鋭敏に変化する磁性
膜8を形成したものである。本実施例は、第4−および
第5図の実施例と回様の効果を有する。
第7図は第2図に示す実施例を変形した本発明の第7の
実施例に係る記録再生兼用薄膜磁気ヘッドを示す斜視図
であり、下磁極2の上に非磁性の絶縁層7を介して信号
磁界によって高周波透磁率が鋭敏に変化する磁性膜8が
形成され、さらに磁性膜8の上に非磁性絶縁層18を介
して薄膜コイル1つが形成されている。磁性膜8と薄膜
コイル1つはインダクタンス素子を形成し、このインダ
クタンス素子はギヤパシタンス素子15とともに高周波
共振回路を構或する。
その他の構或は第4図〜第6図に示す実施例と18 同様であり、作用効果もそれらの丈施例と同球である。
第8図は本発明の第8の実施例に係る記録再生兼用薄膜
磁気ベッドを示す前面図であり、基板1゛主に下磁極2
、磁気ギャップ3、絶縁層4、l夕−ン以上の薄膜コイ
ル5、上磁極および保護層22が順次形成されている。
上磁極は磁気ギャップ3からリアギャップの方向に基板
1と略平行に、金属性の第1の磁性膜6−1、絶縁性の
第2の磁性膜6−2、そして金属性の第3の磁性膜6−
3が、これらの順に磁気的に良好な結合ができるように
基板1の面に対して略垂訂な面で五いに接して構成され
そいる。第2の磁性膜6−2の払板1ど垂直方向の両面
には導電性の良好な亀極膜21”1,212が形成され
、これら電極膜2’l−1.21−2は第1の磁仕膜6
−1と第3の磁性膜6−3さらに薄膜コイル5とは電気
的に導通しないように形成され、第2の磁性膜6−2と
これら電極膜21−1.21−2がキャパシタンス素子
を形成し1つ ている。このキャパシタンス素子にインダクタンス素子
22が並列に接続されて共振口路が構成され、こめ共振
回路に高周波信号供給源17と信号検波向路16が接続
されている。
磁気記録媒体への信号記録は、以上の実施例と同様、薄
膜コイル5に記録電流を流すことによってなされる。一
方、記録された信号の再生は高周波信号供給源17から
共振回路に高周波を供給し、且つ磁気記録媒体上の記録
磁化からの信号磁束(ミより共振回路に粘合する第2の
磁性H6−2の鋭敏な高周波透磁率の変化に応じた、共
振回路からの高周波出力電圧の変化を信号検波向路16
により検波することで行われる。
この場合、.信号再生■.fに高い再生感度を得るため
に、必要に応じて薄膜コイル5を第2の磁性膜6−2に
適切なバイアス磁界を印加するためのコイルとして使用
する。従って、再生は従来の誘導型薄膜磁気ヘッドと比
較して極めて高感度・高SN比をもって行うことができ
るため、高密度化・狭トラック化に適している。しかも
、20 ?の再生には誘導原理を利用しないため、高出力を10
る目的で薄膜コイル5の巻練数を増やす必要がなく、■
ヘッドの小形化が容易である。その結果、記録と再生の
効率向上が図られ、さらにはリング状の磁気コアを記録
と再生に兼用するため構造が簡単で、作製も容易である
という利点を持つ。
第9図は昂8図に示す失施例を変形した本発明の第9の
実施例に係る記龜再生兼用薄膜磁気ヘッドであり、上磁
極を成す第1の磁性膜61、第2の磁性膜6−2そして
第3の磁性6一3が、二の[@に磁気ギャップ3からリ
アギャップの方向に基板1と略平行にそれぞれの一部を
重ねて接続され、しかもこれらが磁気的に良好な粘合が
できるようにJJ & 1の四にχ・1して略垂直な面
でそれぞれが接して構成されている。その他の構成と作
用効果は第8図の実施例と同様である。
第10図は第8図に示す実施例を変形した本発明の第1
0の実施例に係る記録再生兼用薄膜21 磁気ヘッドであり、下磁極を成す第1の磁性膜2−1、
絶縁性あ第2の磁性膜2−2そして第3の磁性膜2二3
がこの順に磁気ギャップ3からリアギャップの方向に基
板1と略平行にそれぞれの二部を重ねて接続され、しか
もこれ4が磁気的に良好な結合めくできるように基板1
の面に対して略垂直な面でそれぞれが接している。
その他の構成と作用効果は第8図の実施例と同様である
第11図は本発明の第11の実施例に係る記録再生兼用
薄膜磁気ヘッドを示す斜現図であり、基板1上に下磁極
2、磁気ギヤ・シプ3、絶縁層4、薄膜コイル5、上磁
極6が薄膜プロセスによって順次形成されている。下磁
極2の磁気ギャップ領域のトラック幅方向両端には、薄
膜リード線24−1および24−2がこの両端に電気的
に導通するように接続され、これら薄膜リード線24−
1.24−2はキャバシタンス素子23と共に高周波共
振回路を構成している。
この共振回路には、高周波信号供給源17と信2 2 号検波回路16か接続されている。
磁気記録媒体への信号記録は以上の丈施例と間+,l、
〆fレ脱コイル5に記録電流を流すことによって行なわ
れる。一方、記録された信号の信号再生はヘッドか磁気
記録媒体から信号磁束を拾うことによる、ド磁I!i!
!2の磁気ギャップ領域の高周波特性の変化により高周
波信号供給源17により励起された共振回路に生しる高
周波出力電江の変化を、f.−i号検波回路]6て検出
することで高感度になされる。このように同一の薄膜磁
気コアで記録と再生を行うことができるため、ヘッドの
作製が容易であるばかりか、信号の再生は従来の誘導型
薄膜磁気ヘッドよりも高感度・高SN比をもって行なう
ことができる。なお、薄膜リード線24  1−,24
−2は上磁極6の磁気ギャップ領域に接続しても良く、
しかも上磁極6と下磁極2の任意の1立置の両端に接続
しても一向に箆し支えない。
第12図は本発明の第12の丈施例に係る記録再生兼用
薄膜磁気ヘッドを示したものであり、2 3 薄膜リード線24−1.24−2が第11図の丈施例と
同様に下磁極2の磁気ギャップ3の領域のトラック幅方
向両端に接続されると共に、下磁極2の磁気ギャップ3
の領域のトラック幅方向の幅が、磁気ギャップ3の領域
で下磁極2と重なる上磁極6のトラック幅方向の幅より
も広くされ、磁気ギャップ3の領域において下磁地2の
上磁極6と重ならない部分25−1.25−2に、薄膜
り−1・線24−1,24−2がそれぞれ電気的に接続
された構造を有する。
その他の構造は第11図の実施例と全く同様である。
本実施例によれば、薄膜リード線2 4−1 .24−
2の接続を第11図の実施例よりも容易に実現すること
ができるのみならず、下磁極2の磁気ギャップ3の領域
での磁気的な安定性を増すことが容易となるなどの利点
がある。
[発明の効果コ 本発明によれば、従来の誘導型薄膜磁気ヘッドよりも高
感度・高SN比の信号再生か可能に24 なるため、より高密度て狭l・ラックの記録再生が可能
となる。
また、再生には誘導原理を用いないためリング状の磁気
コアに鎖交する薄膜コイルの巻線数を大きくずる必要も
なく、ヘットの小形化が容易になり、その結果として記
録・再生の効率が向上し、しかも磁気コア全体を記録と
再生に兼川するために、従宋の誘導型薄膜磁気ヘッドと
同様に特に繁雑な製逍王程を必要としない。
さらには、信号の再生に用いる磁気抵抗効果を有する材
料または信号磁界によって高周波透磁率か鋭敏に変化す
る利料からなる磁性膜は、薄膜磁気コアに対して絶縁さ
れて形成されるため、これらの磁性膜に流すDC電流あ
るいは高周波電流が薄膜磁気コアあるいは磁気記録媒体
に漏電することかなく、不必要なノイズの発生を伴わな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第12図はそれそれ本発明の実施例に係る記録
再生兼用薄膜磁気ヘッドの構成を示25 す図てある。 1・基板、2・・・下磁極、3・磁気ギャップ、4・・
・絶縁層、5・・・薄膜コイル、6・・・」二磁極、7
・・・非磁性絶縁層、8・・・磁性膜、9・・・非磁性
絶縁層、10・・・永久磁石膜またはバイアス用薄膜コ
イル、]1・金属性の第1の磁性膜、12・・・絶縁性
の第2の磁性膜、13・・・金属性の朶3の磁性膜、1
5・・キャパシタンス素子、16・・信号検波M路、1
7・・・高周波信号{jt給源、18・・・非磁性絶縁
層、1つ・・・薄膜コイル、2 0 − 1. ,20
−2・・・薄膜リード線、21−1.21.−2・・・
電極膜、22・・・保i1W、23・・・インダクタン
ス素子、24−1.21−2・・・薄膜リード線、25
−1.25−2・・・リード線の接続部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板と、この基板上に形成された下磁極および該
    下磁極上に磁気ギャップを介して設けられた上磁極から
    なるリング状の薄膜磁気コアと、この薄膜磁気コアと磁
    気的に結合する薄膜コイルと、前記上磁極および前記下
    磁極の少なくとも一方の上に電気的に絶縁された状態で
    形成された磁気抵抗効果を示す材料からなる磁性膜と、
    この磁性膜上に形成された永久磁石膜またはバイアス用
    薄膜コイルとを具備し、 記録時には前記薄膜コイルに記録電流を供給し、再生時
    には前記磁性膜に前記薄膜コイルおよび永久磁石膜ある
    いはバイアス用薄膜コイルを用いてバイアス磁界を印加
    しつつ、前記磁性膜の磁気抵抗効果を利用して再生を行
    なうことを特徴とする記録再生兼用薄膜磁気ヘッド。
  2. (2)基板と、この基板上に形成された下磁極および該
    下磁極上に磁気ギャップを介して設けられた上磁極から
    なるリング状の薄膜磁気コアと、この薄膜磁気コアと磁
    気的に結合され、記録時に記録電流が供給される薄膜コ
    イルと、前記上磁極および前記下磁極の少なくとも一方
    の上に電気的に絶縁された状態で形成された磁性膜と、
    この磁性膜と共に共振回路を構成するキャパシタンス素
    子と、前記共振回路に高周波信号を供給する手段と、磁
    気記録媒体からの信号磁束による前記磁性膜の高周波透
    磁率の変化に応じた該共振回路の高周波出力電圧の変化
    を検出する信号検波回路とを具備することを特徴とする
    記録再生兼用薄膜磁気ヘッド。
  3. (3)基板と、この基板上に形成された下磁極および該
    下磁極上に磁気ギャップを介して設けられた上磁極から
    なり、これら下磁極および上磁極の少なくとも一方は、
    前記磁気ギャップからリアギャップの方向に前記基板と
    略平行に第1の磁性膜、絶縁性の第2の磁性膜および第
    3の磁性膜が磁気的に結合した状態で形成されてなるリ
    ング状の薄膜磁気コアと、前記第2の磁性膜の両面に形
    成された第1および第2の電極膜と、前記薄膜磁気コア
    に磁気的に結合され、記録時に記録電流が供給される薄
    膜コイルと、前記第2の磁性膜と前記第1および第2の
    電極膜により形成されるキャパシタンス素子に並列に接
    続され、該キャパシタンス素子とともに共振回路を構成
    するインダクタンス素子と、前記共振回路に高周波信号
    を供給する手段と、磁気記録媒体からの信号磁束による
    前記第2の磁性膜の高周波透磁率の変化に応じた該共振
    回路の高周波出力電圧の変化を検出する信号検波回路と
    を具備することを特徴とする記録再生兼用薄膜磁気ヘッ
    ド。
  4. (4)基板と、この基板上に形成された下磁極および該
    下磁極上に磁気ギャップを介して設けられた上磁極から
    なるリング状の薄膜磁気コアと、前記薄膜磁気コアに磁
    気的に結合され、記録時に記録電流が供給される薄膜コ
    イルと、前記下磁極および前記上磁極の少なくとも一方
    の磁極の磁気記録媒体に対向する先端部のトラック幅方
    向両端に接続された薄膜リード線と、この薄膜リード線
    と共に共振回路を構成するキャパシタンス素子と、前記
    共振回路に高周波信号を供給する手段と、磁気記録媒体
    からの信号磁束による前記少なくとも一方の磁極の前記
    先端部の高周波透磁率の変化に応じた該共振回路の高周
    波出力電圧の変化を検出する信号検波回路とを具備する
    ことを特徴とする記録再生兼用薄膜磁気ヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6101067A (en) * 1992-12-17 2000-08-08 Sony Corporation Thin film magnetic head with a particularly shaped magnetic pole piece and spaced relative to an MR element

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