JPH0514780Y2 - - Google Patents

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JPH0514780Y2
JPH0514780Y2 JP1987055025U JP5502587U JPH0514780Y2 JP H0514780 Y2 JPH0514780 Y2 JP H0514780Y2 JP 1987055025 U JP1987055025 U JP 1987055025U JP 5502587 U JP5502587 U JP 5502587U JP H0514780 Y2 JPH0514780 Y2 JP H0514780Y2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/70Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for change-speed gearing in group arrangement, i.e. with separate change-speed gear trains arranged in series, e.g. range or overdrive-type gearing arrangements
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は釣用リール、詳しくは、スプールの駆
動を変速できるようにした釣用リールに関する。
(従来の技術) 従来、スプールの駆動を変速できるようにした
リールは、特開昭60−207539号公報に見られるよ
うに既に公知である。
この従来のリールは、リールボデイに回転自由
に支持するハンドル軸に第1低速用ギヤを設け、
また、スプールのスプール軸に第2低速用ギヤと
第2高速用ギヤとを軸方向に並列状に設けると共
に、前記リールボデイに、内周面に前記第1低速
用ギヤと噛合可能な内面歯をもち、外周面に前記
第1高速用ギヤと常時噛合する噛合歯をもつたリ
ング状の第1高速用ギヤを回転自由に支持する一
方、前記ハンドル軸をリールボデイに対しスライ
ド可能に支持し、このハンドル軸の押操作により
前記第1低速用ギヤを第2低速用ギヤと噛合させ
てスプールを低速駆動し、又、前記ハンドル軸の
引操作により前記第1低速用ギヤを第1高速用ギ
ヤの内面歯と噛合させて前記スプールを高速駆動
するようにしたものである。
(考案が解決しようとする問題点) 所が、この従来のリールは、ハンドル軸を軸方
向に押、引操作し、該ハンドル軸に設けた第1低
速用ギヤを軸方向に移動させて第2低速用ギヤ、
又は、第1高速用ギヤの内面歯と噛合させるもの
であるから、ハンドル軸を回転させている状態で
は変速操作抵抗が大きくて、変速操作を行うこと
ができないのである。この結果、変速操作を行う
には、ハンドル軸を回転させることなく静止させ
て、前記ハンドル軸を軸方向に移動させる必要が
ある。又、このとき、前記両ギヤにおける各歯の
歯先部分と歯底部分とが符合している場合には問
題なく変速操作を行うことができるのであるが、
前記両ギヤにおける各歯の歯先部分と歯底部分と
が符合せず、各ギヤの側面が接当する場合には、
変速操作が行えないのであり、変速操作するに
は、ハンドル軸を回転操作するか、又はスプール
を回転操作して、前記歯先部分と歯底部分とを一
致させる必要があり、このため、変速操作性が悪
くなる問題があつた。
本考案の目的は、ハンドル軸を回転操作してい
る場合でも、また、ハンドル軸を静止させている
状態で変速操作を行うときの操作抵抗が前記した
従来例のように大きい場合であつても変速操作が
容易に行えると共に、変速操作後、ハンドル軸の
回転操作で自動的に低速と高速とに変速すること
ができるようにする点にある。
(問題点を解決するための手段) しかして、本考案は、リールボデイ1に、スプ
ール3とハンドル軸4とを回転自由に支持して成
る釣用リールにおいて、前記ハンドル軸4周り
と、スプール3の回転中心線周りとに、前記スプ
ール3を低速回転させる1組の第1及び第2低速
用ギヤ5,6と、高速回転させる1組の第1及び
第2高速用ギヤ7,8とを設けて、前記ハンドル
軸4と該ハンドル軸周りに設ける第1低速用ギヤ
5及び第1高速用ギヤ7との間に、前記ハンドル
軸4の回転を前記第1低速用ギヤ5及び第1高速
用ギヤ7の一方に選択的に伝えるシフター9を設
けると共に、このシフター9を作動操作する操作
体10と、前記シフター9を前記第1低速用ギヤ
5の方向に付勢する第1ばね21及び前記シフタ
ー9を前記第1高速用ギヤ7の方向に付勢する第
2ばね22をもち、かつ、前記操作体10の一方
向への動作で前記第1ばね21の付勢力が前記第
2ばね22の付勢力より大となり、前記第1ばね
21を介して前記シフター9を第1低速用ギヤ5
の方向に作動させ、前記操作体10の他方向への
動作で前記第2ばね22の付勢力が前記第1ばね
21の付勢力より大となり、前記第2ばね22を
介して前記シフター9を第1高速用ギヤ7の方向
に作動させる待ち機構20を設けたものである。
(作用) 操作体10を一方向に動作することにより、第
1ばね21のシフター9への付勢力が第2ばね2
2の付勢力より大となるため、前記第1ばね21
を介してシフター9を第1低速用ギヤ5の方向に
作動させることができ、また、前記操作体10を
他方向に動作することにより、第2ばね22のシ
フター9への付勢力が第1ばね21の付勢力より
大となるため、前記第2ばね22を介してシフタ
ー9を第1高速用ギヤ7の方向に作動させること
ができるのであり、従つて、ハンドル軸4を回転
操作している場合でも、前記第1ばね21及び第
2ばね22のシフター9への付勢力を変えて変速
操作が行えるのであり、また、前記ハンドル軸4
を静止させている状態で操作体10を動作させる
とき、前記シフター9が前記第1低速用ギヤ5又
は第1高速用ギヤ7と干渉して、噛合部が噛合わ
ない場合でも、前記第1ばね21、第2ばね22
を撓ませて操作体10を動作させることができる
から、その変速操作性を向上できるのであり、ま
た、変速操作後、ハンドル軸4の回転操作で自動
的に低速と高速とに変速することができるのであ
る。
(実施例) 第1〜6図に示した実施例では、所定間隔を置
いて相対向するサイドフレーム1a,1bを備え
たリールボデイ1に、スプール軸2を介してスプ
ール3を回転自由に支持すると共に、前記スプー
ル軸2と平行なハンドル軸4を回転自由に支持
し、このハンドル軸4と、前記スプール軸2と
に、前記スプール3を低速回転させる1組の第1
及び第2低速用ギヤ5,6と、高速回転させる1
組の第1及び第2高速用ギヤ7,8とを軸方向に
並列状に支持して、前記ハンドル軸4と該ハンド
ル軸に支持する第1低速用ギヤ5及び第1高速用
ギヤ7との間に、前記ハンドル軸4の回転を前記
第1低速用ギヤ5及び第1高速用ギヤ7の一方に
選択的に伝えるシフター9を前記ハンドル軸4の
軸方向にスライド自由に設けると共に、このシフ
ター9を作動操作する操作体10と、前記シフタ
ー9を前記第1低速用ギヤ5の方向に付勢する第
1ばね21及び前記シフター9を前記第1高速用
ギヤ7の方向に付勢する第2ばね22をもち、か
つ、前記操作体10の一方向への動作で前記第1
ばね21の付勢力が前記第2ばね22の付勢力よ
り大となり、前記第1ばね21を介して前記シフ
ター9を第1低速用ギヤ5の方向に作動させ、前
記操作体10の他方向への動作で前記第2ばね2
2の付勢力が前記第1ばね21の付勢力より大と
なり、前記第2ばね22を介して前記シフター9
を第1高速用ギヤ7の方向に作動させる待ち機構
20を設けたのである。
以上の構成において、前記ハンドル軸4は、筒
状に形成して、その一端側を前記リールボデイ1
内に突入させ、又、他端側をリールボデイ1の外
方に突出させて、リールボデイ1内への突入端部
に、前記ギヤ5,7を相対回転自由に支持すると
共に、半径方向に貫通するスライド孔4aを設
け、このスライド孔4aに、前記シフター9をス
ライド自由に支持するのである。又、ハンドル軸
4の孔内には、前記操作体10を軸方向に移動自
由に支持すると共に、前記ばね21,22を内装
するのである。
又、前記ギヤ5,7は、前記ハンドル軸4に嵌
合する嵌合孔をもつたリング状に形成してその外
周に多数の歯を設けると共に、前記嵌合孔の一端
側に、前記シフター9と噛合う複数個の噛合部5
a,7aを設けるのであり、又、前記ギヤ6,8
は前記スプール軸2と一体回転するように支持す
るのである。
又、前記シフター9は、角軸状に形成して前記
スライド孔4aに支持するのであつて、その両端
部に、前記噛合部5a,7aに噛合う噛合部9
a,9aを設けるのである。
又、前記操作体10は、一端部に操作部10a
をもつた軸を用いるのである。
又、前記待ち機構20は、前記シフター9を第
1低速用ギヤ5又は第1高速用ギヤ7に切換える
とき、前記シフター9が前記ギヤ5,7の一方に
接触して、前記噛合部9aが、前記ギヤ5又は7
の噛合部5a,7aに噛合わない場合でも、前記
操作部10aを動作可能とするもので、前記ハン
ドル軸4の回転操作で前記噛合部5a,7aが噛
合うのを待ち、前記ハンドル軸4を回転操作した
とき、前記シフター9を前記第1ばね21又は第
2ばね22の力で自動的に移動させて噛合部9
a,9aを噛合部5a又は7aと噛合させるもの
であつて、前記ばね21,22と、前記シフター
9を受入れる凹入部23aをもつた筒状のばね押
し23とを備え、このばね押し23を前記操作体
10の先端に保持して、前記凹入部23aを前記
シフター9に挿嵌する一方、前記第1ばね21
を、前記シフター9とばね押し23との間に介装
し、又、前記第2ばね22を前記シフター9と前
記ハンドル軸4の軸端に設けるばね受11との間
に介装して、前記第2ばね22の一端を前記ばね
押し23の先端面に当接させると共に、前記第2
ばね22を第1ばね21のばね力よりも強くし
て、第2ばね22により前記シフター9及び操作
体10を第1,3図右方向に付勢し、前記シフタ
ー9の噛合部9aと第1高速用ギヤ7の噛合部7
aとを噛合させるようにしている。そして、前記
操作体10の押操作により、ばね押し23を介し
て第2ばね22を撓ませ、この第2ばね22のシ
フター9への付勢力を減少させると共に、前記第
1ばね21のシフター9への付勢力を増大して、
この第1ばね21の力で前記シフター9を前記第
1低速用ギヤ5方向に移動させるのであつて、こ
のとき、例えばシフター9の噛合部9aと第1低
速用ギヤ5の噛合部5aとが互いに噛合わない場
合には、第1ばね21が撓み、前記操作体10の
操作が可能となるのである。そして、前記スプー
ル3又はハンドル軸4の回転により前記噛合部9
aと噛合部5aとが符合すると、前記第1ばね2
1の力で前記シフター9が移動し、前記噛合部9
aと噛合部5aとが噛合うのである。又、前記操
作体10の押操作を解放すると、第1ばね21の
力で操作体10が第1図右方向に動作し、第1ば
ね21のシフター9への付勢力が減少すると共
に、前記第2ばね22のシフター9への付勢力を
増大して、この第2ばね22の力でシフター9を
第1高速用ギヤ7方向に移動させるのであつて、
このとき、シフター9の噛合部9aと第1高速用
ギヤ7の噛合部7aとが噛合わない場合でも前記
シフター9は第2ばね22の力で常時第1高速用
ギヤ7方向に付勢されているため、前記スプール
3又はハンドル軸4の回転により前記噛合部9a
と7aとが符合すると、前記第2ばね22の力で
シフター9が移動し、前記噛合部9aと7aとが
噛合うのである。
又、前記ハンドル軸4には保持孔12aをもつ
たホルダー12を介して保持レバー13を移動自
由に設け、この保持レバー13に、前記操作体1
0に挿通する長孔13aを設けて、この長孔13
aの一側縁部を前記操作体10に設けた係止部1
0bに係合させて、前記操作体10の押操作位置
を維持するようにしている。
尚、図示したリールは、前記スプール3をスプ
ール軸2に対し回転自由に支持して、これらスプ
ール3とスプール軸2との間にドラツグ制動部材
14aをもつたドラツグ機構14を設けると共
に、前記スプール軸2を軸方向に移動自由とし、
このスプール軸2の一端に設けたドラツグレバー
15の操作により前記スプール軸2を軸方向に移
動させて前記第2低速用ギヤ6又は第2高速用ギ
ヤ8の駆動を、スプール軸2及びドラツグ機構1
4を介してスプール3に伝えるようにしている。
本考案は以上の如く構成するもので、第5図の
如くスプール3の駆動体制が高速になつている状
態から低速に変更する場合、操作体10を左方に
押操作するのであつて、この押操作により待ち機
構20のばね押し23が移動し、このばね押し2
3の先端縁に当接した第2ばね22が撓み、この
第2ばね22のシフター9への付勢力が小さくな
つて、第1ばね21の力でシフター9が第1低速
用ギヤ5方向に移動し、このシフター9の噛合部
9aが第1低速用ギヤ5の噛合部5aと噛合する
のである。従つて、ハンドル軸4の駆動力を、シ
フター9、各低速用ギヤ5,6、スプール軸2及
びドラツグ機構14を介してスプール3に伝達で
き、該スプール3を低速駆動できるのである。
又、このとき、保持レバー13を操作し、該レバ
ー13の長孔13a一側縁部を操作体10の係止
部10bに係合させて、操作体10の操作位置を
維持するのである。
又、第1,3図の如くスプール3の駆動体制が
低速になつている状態から高速に変更する場合、
保持レバー13を操作し、前記操作体10の保持
を解放するのであつて、この解放により第1ばね
21の力で操作体10が第1,3図右方向に動作
し、前記第2ばね22のシフター9への付勢力が
増大して、この第2ばね22の力でシフター9が
第1,3図右方向に移動し、前記シフター9の噛
合部9aが第1高速用ギヤ7の噛合部7aと噛合
するのである。従つて、ハンドル軸4の駆動力
を、シフター9、各高速用ギヤ7,8、スプール
軸2及ドラツグ機構14を介してスプール3に伝
達でき、該スプール3を高速駆動できるのであ
る。
又、前記操作体10を押操作して変速すると
き、第4図の如くシフター9の噛合部9aが第1
低速用ギヤ5の噛合部6aと噛合うことなく、前
記ギヤ5の側面に干渉して操作抵抗が所定以上に
大きい場合、前記操作体10を押操作すると、ば
ね押し23が移動して、該ばね押し23の先端縁
と当接する第2ばね22が撓み、第2ばね22の
シフター9への付勢力がなくなると共に、第1ば
ね21が撓み、該第1ばね21のシフター9への
付勢力が増大するが、シフター9は移動しないの
である。そしてスプール3又はハンドル軸4の回
転により前記噛合部9aと噛合部5aとが符合す
ると、前記第1ばね21の力により前記シフター
9を第1低速用ギヤ5方向に移動させて噛合部9
aを噛合部5aに噛合させることができるのであ
る。
又、前記保持レバー13を操作したとき、第6
図の如く第2ばね22の力で付勢されたシフター
9の噛合部9aが第1高速用ギヤ7の噛合部7a
と噛合うことなく、前記ギヤ7の側面に干渉して
操作抵抗が所定以上に大きい場合、前記第1ばね
21の力によりばね押し23及び操作体10が第
6図右方向に移動し、第2ばね22のシフター9
への付勢力は増大するが、シフター9は移動しな
いのである。そして、スプール3又はハンドル軸
4の回転により前記噛合部9aと噛合部7aとが
符合すると前記第2ばね22の力により前記シフ
ター9を第1高速用ギヤ7方向に移動させて、噛
合部9aを噛合部7aに噛合させることができる
のである。
尚、以上説明した実施例では、待ち機構20に
おける第2ばね22の力を第1ばね21の力より
も強くして一つの操作体10の動作で変速できる
ようにしたが、その他、前記ばね21,22の力
を変えることなく前記操作体10を押、引操作し
て前記第1ばね21、第2ばね22のシフター9
への付勢力を変えて変速するようにしてもよい
し、又、低速切換用の操作体と高速切換用の操作
体とを用いてもよいのであつて、待ち機構20の
構成、及び操作体10の構造は特に制限されるも
のでない。
又、前記ギヤ5,7は、図示した如くハンドル
軸4に支持する他、例えばリールボデイ1に回転
自由に支持してもよいのであり、又、前記ギヤ
6,8は、スプール軸2に支持する他、前記スプ
ール3の一端に支持してもよいのである。
又、前記シフター9は、角軸状に形成する他、
例えばギヤ形状に形成してもよいのであつて、そ
の構造は特に制限されない。
又、本考案のリールは、ドラツグ機構14を備
えていないリールに適用できることは勿論、両軸
受タイプ以外のリールに適用することもできるの
である。
(考案の効果) 以上の如く本考案は、ハンドル軸4周りと、ス
プール3の回転中心線周りとに、前記スプール3
を低速回転させる1組の第1及び第2低速用ギヤ
5,6と、高速回転させる1組の第1及び第2高
速用ギヤ7,8とを設けて、前記ハンドル軸4と
該ハンドル軸周りに設ける第1低速用ギヤ5及び
第1高速用ギヤ7との間に、前記ハンドル軸4の
回転を前記第1低速用ギヤ5及び第1高速用ギヤ
7の一方に選択的に伝えるシフター9を設けると
共に、このシフター9を作動操作する操作体10
と、前記シフター9を前記第1低速用ギヤ5の方
向に付勢する第1ばね21及び前記シフター9を
前記第1高速用ギヤ7の方向に付勢する第2ばね
22をもち、かつ、前記操作体10の一方向への
動作で前記第1ばね21の付勢力が前記第2ばね
22の付勢力より大となり、前記第1ばね21を
介して前記シフター9を第1低速用ギヤ5の方向
に作動させ、前記操作体10の他方向への動作で
前記第2ばね22の付勢力が前記第1ばね21の
付勢力より大となり、前記第2ばね22を介して
前記シフター9を第1高速用ギヤ7の方向に作動
させる待ち機構20を設けたから、前記ハンドル
軸4を回転操作している場合でも、前記第1ばね
21及び第2ばね22のシフター9への付勢力を
変えて変速操作が行えるのであり、また、前記ハ
ンドル軸4を静止させている状態で操作体10を
動作させるとき、前記シフター9が前記第1低速
用ギヤ5又は第1高速用ギヤ7と干渉して、噛合
部が噛合わない場合でも、前記第1ばね21、第
2ばね22を撓ませて操作体10を動作させるこ
とができるから、その変速操作性を向上できるの
であり、また、変速操作後、ハンドル軸4の回転
操作で自動的に低速と高速とに変速することがで
きるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のリールの一実施例を示す要部
のみの拡大断面図、第2図は第1図−線断面
図、第3図はリール全体の一部切欠平面図、第4
図〜第6図は作動説明図である。 1……リールボデイ、3……スプール、4……
ハンドル軸、5……第1低速用ギヤ、6……第2
低速用ギヤ、7……第1高速用ギヤ、8……第2
高速用ギヤ、9……シフター、10……操作体、
20……待ち機構、21……第1ばね、22……
第2ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リールボデイ1に、スプール3とハンドル軸4
    とを回転自由に支持して成る釣用リールにおい
    て、前記ハンドル軸4周りと、スプール3の回転
    中心線周りとに、前記スプール3を低速回転させ
    る1組の第1及び第2低速用ギヤ5,6と、高速
    回転させる1組の第1及び第2高速用ギヤ7,8
    とを設けて、前記ハンドル軸4と該ハンドル軸周
    りに設ける第1低速用ギヤ5及び第1高速用ギヤ
    7との間に、前記ハンドル軸4の回転を前記第1
    低速用ギヤ5及び第1高速用ギヤ7の一方に選択
    的に伝えるシフター9を設けると共に、このシフ
    ター9を作動操作する操作体10と、前記シフタ
    ー9を前記第1低速用ギヤ5の方向に付勢する第
    1ばね21及び前記シフター9を前記第1高速用
    ギヤ7の方向に付勢する第2ばね22をもち、か
    つ、前記操作体10の一方向への動作で前記第1
    ばね21の付勢力が前記第2ばね22の付勢力よ
    り大となり、前記第1ばね21を介して前記シフ
    ター9を第1低速用ギヤ5の方向に作動させ、前
    記操作体10の他方向への動作で前記第2ばね2
    2の付勢力が前記第1ばね21の付勢力より大と
    なり、前記第2ばね22を介して前記シフター9
    を第1高速用ギヤ7の方向に作動させる待ち機構
    20を設けたことを特徴とする釣用リール。
JP1987055025U 1987-04-11 1987-04-11 Expired - Lifetime JPH0514780Y2 (ja)

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JPS63163165U JPS63163165U (ja) 1988-10-25
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