JPH0439734Y2 - - Google Patents

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JPH0439734Y2
JPH0439734Y2 JP1986200393U JP20039386U JPH0439734Y2 JP H0439734 Y2 JPH0439734 Y2 JP H0439734Y2 JP 1986200393 U JP1986200393 U JP 1986200393U JP 20039386 U JP20039386 U JP 20039386U JP H0439734 Y2 JPH0439734 Y2 JP H0439734Y2
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JP
Japan
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lid
armrest
shaft
opening
storage section
Prior art date
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JP1986200393U
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JPS63103451U (ja
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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、外方に開口する収納部を内蔵した自
動車用シートのアームレストの構造に関するもの
である。
(従来技術) 従来の自動車用シートの中には、シートバツク
側部にアームレストを設けたものがある。さらに
最近では、このアームレストに電話器やその他の
小物を収納するための収納部を内設したものも用
いられている(例えば特開昭60−36742号公報、
実開昭60−36743号公報参照)。
ところが、これらの従来の構造において、上記
収納部の開口部を開閉する蓋は、一般に、その端
部が上記開口部の縁部に回動自在に取付けられて
おり、使用者が手動で蓋を手前に回動させること
により開閉する、いわゆる扉式の構造か、あるい
は本体から完全に蓋を取外す取外し式の構造とな
つているため、取外し式の場合は、蓋の開閉に煩
わしい作業を行わなければならず、また扉式の場
合には、蓋が回動するスペースを必要とする上
に、使用者も蓋の開閉のために大きな動作を行わ
なければならない不都合があつた。
(考案の目的) 本考案は上記事情に鑑み、内部に収納部を有す
る自動車用アームレストにおいて、上記収納部の
開口部を、場所を取らずに簡単な操作で開閉する
ことができる構造を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案は、自動車用シートのシートバツク側部
に回動自在に支持され、外方へ開口する収納部を
内部に有するアームレストにおいて、このアーム
レストの幅方向に延び両端がアームレスト内に軸
支されるシヤフトと、このシヤフトに一端が固定
され他端に係合部を有しシヤフトの回転により巻
きとられて上記収納部の開口部を開閉する蓋とを
備え、この蓋が上記開口部を覆つた状態で上記係
合部を係止する係止部をアームレスト本体に有す
るとともに、上記シヤフトの回転を上記蓋を巻き
とる方向に付勢する付勢手段を備えたものであ
る。なお、上記シヤフトには、上記付勢手段の付
勢力によるシヤフトの回転を制動する制動手段を
設けてもよい。
このような構成によれば、上記付勢手段の付勢
力に反して蓋を引出して開口部を覆い、その係合
部をアームレスト本体の係止部に係止させること
により、収納部の開口部を閉じることができ、逆
にこの係合を外せば、上記付勢手段の付勢力を受
けてシヤフトが回転することにより、蓋が所定の
速度で巻きとられ、開口部を開放することができ
る。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、シートクツシヨン1と、このシート
クツシヨン1に対して回動するシートバツク2と
からなる自動車用シートを示している。シートバ
ツク2には、その側部から突出する回動軸(図示
せず)を設けており、この回動軸を中心として回
動自在にアームレスト3を支持している。この回
動軸には、アームレスト3の回動を、同図に示さ
れるような前方突出位置、略垂直位置、および後
方突出位置の3つの位置で係止する適宜のストツ
パ手段を設けている。
このアームレスト3は、第2図に示されるよう
に、フレーム3a、パツド3b、およびこれらを
覆う表皮3cからなり、さらにその内部には、フ
レーム3aに底面が固定されるトレイ4、および
このトレイ4の上方の開口部3b間の空間からな
る、小物等を収納するための収納部5を有する。
収納部5は、アームレスト3が上記後方突出位置
(第1図実線)にある状態で上方に開口する構造
となつており、この収納部の開口部3dを開閉す
るように、シヤフト6により巻きとられる蓋7を
アームレスト3に設けている。また、アームレス
ト3の端部側における上記開口部3dの縁部に
は、この開口部3dを覆つた状態にある蓋7の端
部を係止するための突起8(係止部)を設けてい
る。
シヤフト6は、アームレスト3の基部において
その幅方向に伸び、両端がアームレスト3本体に
軸支されている。蓋7は、一端がこのシヤフト6
に固定されている。第4図に示されるように、そ
の本体は樹脂により形成され、厚肉部7aおよび
薄肉部7bとを交互に有し、表面は、熱溶着9に
より固定される表皮7cで覆われている。このよ
うに形成されることにより、シヤフト6によつて
巻取り可能な強度および弾性を有するようになつ
ている、また蓋7の他端には、取付部材7dを設
け、この取付部材7dに、軸11を中心に回動す
るフツク10(係合部)を設けている。このフツ
ク10の頭部にはノブ10aを設けており、また
フツク10の回動は、スプリング等の適宜の手段
により第2図の半時計回りの方向に付勢してい
る。なお、上記開口部3dの長さ方向の両縁部に
は、開閉時の蓋7の移動を案内するガイド3eを
形成している。
さらに、上記シヤフト6の一端には、第3図に
示されるように、このシヤフト6の回転を付勢す
る渦巻きばね12(付勢手段)を取付けており、
他端には、この渦巻きばね12によるシヤフト6
の回転を制動する制動手段13を設けている。
渦巻きばね12は、一端がシヤフト6の周面に
固定されており、他端がアームレスト3のフレー
ム3aに固定されている。この渦巻きばね12
は、上記シヤフト6の回転を、上記蓋7を巻きと
る方向(第2図矢印参照)に付勢している。
制動手段13は、上記シヤフト6に固定される
ギヤ14、このギヤ14と噛合するギヤ15、お
よびこのギヤ15を上記噛合部分を残して収納
し、アームレスト3の内壁に取付けられるダンパ
16からなつている。そして、上記シヤフト6と
ともにギヤ14が回転すると、このギヤ14と噛
合するギヤ15がダンパ16内の油17中を回転
するようになつている。これによつて、上記渦巻
きばね12の付勢力によるシヤフト6の回転を制
動し、巻取り後半において蓋7が加速されてフレ
ーム3a等に衝撃的に当たることを防いでいる。
次に、上記装置の作用を説明する。まず、第2
図のように蓋7を閉じた状態でアームレスト3を
後方突出位置まで回動させる。この状態で指等に
より上記フツク10のノブ10aを押してフツク
10を軸11回りに回動させると、フツク10と
上記突起8との係合がはずれ、蓋7はガイド3e
に案内されながらシヤフト6により巻きとられ
る。このとき、シヤフト6は渦巻きばね12の付
勢力を受けて回転する。この回転は上記制動手段
13により制動されており、蓋7は低速度で巻き
とられていく。このようにして、蓋7を開けるこ
とができ、収納部6に収納したものを取出すこと
ができる。
逆に、収納部5を閉じる場合には、上記ノブ1
0aを把持しながら渦巻きばね12の付勢力に反
して蓋7をガイド3eに沿つて引出し、フツク1
0を突起8に係合させればよい。このように閉じ
た状態で、アームレスト3を前方突出位置に回動
させることにより、アームレスト3における開口
部3dの裏側の面3fを利用して通常の腕載せと
して使用することができる。
以上のようにこのアームレスト3は、ノブ10
aによるフツク10の回動の操作だけで収納部5
の開閉を行うことができるため、従来のような煩
わしい動作を必要としない。
なお、本考案における「収納部」としては、小
物入れの外、例えば電話収納ボツクス等に対して
も適用可能である。また、アームレスト3の取付
構造も、上記のように後方へ回動可能なものであ
る必要は特になく、通常の前方のみに倒れる構成
のものであつても構わない。
(考案の効果) 以上のように本考案は、収納部を内部に有する
アームレストにおいて、この収納部の開閉を、付
勢手段の付勢力により回転するシヤフトで巻取ら
れる蓋で行うようにしたため、従来のような取外
し式の蓋や、扉式の蓋のように煩わしい操作を必
要とせず、簡単な操作で収納部の開閉を行うこと
ができる。
また、シヤフトに制動手段を設けた場合には、
巻取り後半において、蓋が加速された状態で巻き
とられるのを防止することができ、このときに蓋
がアームレスト本体に衝撃的に当たることを防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるシートの斜
視図、第2図は第3図の−線断面図、第3図
は同アームレストの斜視図、第4図は同アームレ
ストにおける蓋の断面図、第5図は同アームレス
トにおける制動手段の断面図である。 2……シートバツク、3……アームレスト、3
d……開口部、5……収納部、6……シヤフト、
7……蓋、8……突起(係止部)、10……フツ
ク(係合部)、12……渦巻きばね(付勢手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車用シートのシートバツク側部に回動自在
    に支持され、外方へ開口する収納部を内部に有す
    るアームレストにおいて、このアームレストの幅
    方向に延び両端がアームレスト内に軸支されるシ
    ヤフトと、このシヤフトに一端が固定され他端に
    係合部を有しシヤフトの回転により巻きとられて
    上記収納部の開口部を開閉する蓋とを備え、この
    蓋が上記開口部を覆つた状態で上記係合部を係止
    する係止部をアームレスト本体に有するととも
    に、上記シヤフトの回転を上記蓋を巻きとる方向
    に付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする自
    動車用シートのアームレスト構造。
JP1986200393U 1986-12-26 1986-12-26 Expired JPH0439734Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986200393U JPH0439734Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986200393U JPH0439734Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63103451U JPS63103451U (ja) 1988-07-05
JPH0439734Y2 true JPH0439734Y2 (ja) 1992-09-17

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ID=31162863

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986200393U Expired JPH0439734Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

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JPS63103451U (ja) 1988-07-05

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