JP2789223B2

JP2789223B2 - 蓋体の開閉装置

Info

Publication number: JP2789223B2
Application number: JP1141252A
Authority: JP
Inventors: 正則沼田
Original assignee: NIFUKO KK
Current assignee: NIFUKO KK
Priority date: 1989-06-05
Filing date: 1989-06-05
Publication date: 1998-08-20
Anticipated expiration: 2013-08-20
Also published as: KR910001205A; US5067625A; KR930006999B1; JPH037636A

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、蓋体の開閉装置に関し、例えば自動車の
センターコンソールボックス等に使用し、運転席と助手
席側から夫々開閉できるようにしたものである。

［従来の技術］従来、この種の開閉装置に関しては、ドア開口や窓開
口等の扉を二方向から開閉できるようしたものが知られ
ている（例えば実開昭56−22273号公報、実開昭56−140
669号公報、実開昭56−174681号公報、実開昭57−62287
号公報、実開昭58−27473号公報、実開昭58−37375号公
報、実開昭61−22878号公報、実願昭63−102047号）。

又、本出願人は、四方向から開閉可能な蓋体の開閉装
置を先に提案している（実願昭63−102047号）。

［発明が解決しようとする課題］しかし、従来の開閉装置は、いずれも扉や蓋体にヒン
ジ軸を出入させるための機構を組込んでいたので、扉や
蓋体の構造が複雑になり、大型化したり、その厚みが増
加してしまったり、或は重量の増加を伴い、比較的小型
で薄型の蓋体には不向きであった。

そこで、本発明は、上記した従来の開閉装置の問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、比較的小型で薄型の蓋体に好適な開閉装置を提供し
ようとするものである。

［課題を解決するための手段］本発明は上記した目的を達成するためのものであり、
以下にその内容を図面に示した実施例を用いて説明す
る。

請求項１に記載の蓋体の開閉装置は、ハウジング
（３）と蓋体（４）との間に、一端部をハウジング
（３）の開口縁部の一端部に、他端部をハウジング
（３）の開口端部の他端部に対応する蓋体（４）の部分
に軸着した第１リンク部材（5a,6a）と、この第１リン
ク部材（5a,6a）と相対向し、第１リンク部材（5a,6a）
の一端部と同じ側の一端部をハウジング（３）の開口縁
部の一端部に対応する蓋体（４）の部分に、他端部をハ
ウジング（３）の開口縁部の他端部に軸着した第２リン
ク部材（5b,6b）とからなるリンク機構（7,8）を設ける
とともに、蓋体（４）を開閉二方向に夫々付勢する２つ
の付勢手段（例えば蔓巻バネ25,25）を設け、ハウジン
グ（３）の開口縁部に、第1,2リンク部材（5a,5b,6a,6
b）を個別に係止可能なロック手段（例えば永久磁石1
8）を設けたことを特徴とする。

請求項２に記載の蓋体の開閉装置は、ハウジング
（３）と蓋体（４）との間に、２つの付勢手段（25,2
5）の付勢力を個々に減衰する２つの制動手段（例えば
回転ダンパー29,29）を設けたことを特徴とする。

［作用］請求項１に記載の蓋体の開閉装置によれば、蓋体
（４）を相対向する両側から開閉することができる。

そして、ロック手段（18）により、蓋体（４）を閉位
置にロックできるばかりでなく、開放時には第1,2リン
ク部材（5a,5b,6a,6b）を択一的に作動させることがで
きる。

さらに、ロック手段（18）の解除操作により、２つの
付勢手段（25,25）が個別に作動し、蓋体（４）は相対
向するいずれか一方に夫々自動的に開放する。

請求項２に記載の蓋体の開閉装置によれば、２つの制
動手段（29,29）が個別に作動し、蓋体（４）は相対向
するいずれか一方に夫々静粛に且つゆっくりと開放す
る。

［実施例］以下に本発明を図面に基づき説明する。

第１〜９図は本発明の基本的な構成を示すもので、図
中、１は自動車の運転席と助手席の間に設けたセンター
コンソールボックスを示し、このコンソールボックス１
は、上面に方形の開口部２を有する中空なハウジング３
と、このハウジング３の開口縁部に軸支され、前記開口
部２の相対向する両側、こゝでは運転席と助手席の左右
両側から夫々上方に開閉可能な蓋体４から成り、前記ハ
ウジング３と蓋体４は夫々プラスチック成形品である。

上記ハウジング３と蓋体４の間には、第4,5図に示す
ように、一端部をハウジング３の開口縁部の一端部に、
他端部をハウジング３の開口縁部の他端部に対応する蓋
体４の部分に軸着した第１リンク部材5a,6aと、この第
１リンク部材5a,6aと相対向し、第１リンク部材5a,6aの
一端部と同じ側の一端部をハウジング３の開口縁部の一
端部に対応する蓋体４の部分に、他端部をハウジング３
の開口縁部の他端部に軸着した第２リンク部材5b,6bと
からなる前側、後側リンク機構7,8を設ける。

上記前側リンク機構７は開口部２を挟んで前後に対向
するハウジング３の前側側壁９の上縁に位置し、後側リ
ンク機構８は、開口部２を挟んで前後に対向するハウジ
ング３の後側側壁10の上縁に位置する。

そして、蓋体４には、第4,7図に示すように、下面が
開放した中空ケース状で、その内部には、上記各リンク
機構7,8が夫々下から嵌り込む間隔において、蓋体４の
前縁部11の内側面に対向する前方リブ12と、後縁部13の
内側面に対向する後方リブ14を設ける。

まず、前側リンク機構７について説明すると、ハウジ
ング３の前側側壁９の左右両端部には、第５図に示すよ
うに、その上縁から上に延びた一対の軸受片15,15を設
け、各軸受片15の上端部には、第1,2リンク部材5a,5bを
夫々軸着する各固定軸16a,16bを、前側側壁９の厚み方
向に軸止する。

第1,2リンク部材5a,5bは、金属製で、その全長が一対
の固定軸16a,16bの間隔より少し長く、該固定軸16a,16b
の軸方向の両側に少し離れて対向する。

蓋体４の前縁部11と対向する第１リンク部材5aは、右
側端部を、同じ側の固定軸16aに軸止すると共に、反対
側の左側端部を、同じ側の固定軸16bの軸線上に離れて
位置する可動軸17aにより、前縁部11の内面に軸止す
る。上記第１リンク部材5aと固定軸16a,16bを挟んで相
対向する第２リンク部材5bは、左側端部を、同じ側の固
定軸16bに軸止すると共に、反対側の右側端部を、同じ
側の固定軸16aの軸線上に離れて位置する可動軸17bによ
り、前縁部11に対向する前方リブ12の対向面に軸止す
る。

そして、ハウジング３の前側側壁９のほゞ中央には、
第6,7図に示すように、第1,2リンク部材5a,5bの真下
に、金属製のリンク部材5a,5bを吸引するロック部材と
しての永久磁石18を埋設状に固定する。又、ハウジング
３の左右の側壁19,20の外面には、第１図に示すよう
に、そのほゞ中央上部に蓋体４の下縁に指が下から引掛
かるように浅く窪んだガイド溝21を形成する。一方、蓋
体４の左右の縁部22,23には、第５図に示すように、蓋
体４が開く際に該縁部22,23が軸受片15に当るのを避け
るため、その下端からコ字形の切欠部24を形成する。

前記後側リンク機構８の第1,第２リンク部材6a,6b
は、第５図に示すように、上記した前側リンク機構７の
第1,2リンク部材5a,5bとハウジング３の開口部２を挟ん
で同一の配置関係にある。

すなわち、蓋体４の後方リブ14と対向する第１リンク
部材6aは、右側端部を、同じ側の固定軸16cに軸止する
と共に、反対側の左側端部を、同じ側の固定軸16dの軸
線上に離れて位置する可動軸17cにより、後縁部13に対
向する後方リブ14の対向面に軸止する。又、上記第１リ
ンク部材6aと固定軸16c,16dを挟んで相対向する第２リ
ンク部材6bは、左側端部を、同じ側の固定軸16dに軸止
すると共に、反対側の右側端部を、同じ側の固定軸16c
の軸線上に離れて位置する可動軸17dにより、後縁部13
の内面に軸止する。

従って、前側リンク機構７の第１リンク部材5aと後側
リンク機構８の第１リンク部材6aが、前側リンク機構７
の第２リンク部材5bと後側リンク機構８の第２リンク部
材6bが同一の軸承関係にあり、夫々が組みを成す。

そして、組立てた状態のコンソールボックス１は、第
２図に示すように、運転席と助手席の間のフロアパネル
に固定する。

つぎに、上記した構成を有するコンソールボックス１
の動作を説明する。

先ず、第１図に示すように、閉じた状態の蓋体４を開
くには、開きたい側からハウジング３の左右の側壁19,2
0にある浅く窪んだガイド溝21に指を沿って入れ、指を
蓋体４の下縁に引掛けるようにして、上方に持上げれば
よい。

例えば、蓋体４の左側の左縁部22を持上げると、第８
図に示すように、第１リンク部材5a,6aが固定軸16a,16c
を支点に、蓋体14と一体に上方に旋回し、右上に開く。
このとき、第２リンク部材5b,6bは、左側が固定軸16b,1
6dに軸着されていることから旋回できず、永久磁石18に
吸着したまゝ横わった状態を維持する。尚、永久磁石18
により、蓋体４を開く際に第２リンク部材5b,6bが、第
１リンク部材5a,6aと同時に上方に持上がり、蓋体４が
開かないようになるのを防止している。

そして、蓋体４の最大開放位置は、蓋体４の外面がハ
ウジング３の右側壁20の上縁に当ることで規制する（第
１図に一点鎖線で示した状態参照）。

そして、蓋体４を閉じると、第１リンク部材5a,6aは
固定軸16a,16cを支点に蓋体４と一体に下方に旋回し、
蓋体４の下縁がハウジング３の開口上縁に当接した位置
で閉位置となり、第１リンク部材5a,6aが永久磁石18に
吸着される（第1,6,7図）。従って、自動車の走行時の
振動などで、蓋体４が不容易に開くことがない。

又、蓋体４を反対側の右側から開くと、第９図に示す
ように、第２リンク部材5b,6bが固定軸16b,16dを支点
に、蓋体４と一体に上方に旋回して、左上に開き、この
とき第１リンク部材5a,6aは旋回しない。そして、閉じ
る際には、第２リンク部材5b,6bが同様に固定軸16b,16d
を支点に、蓋体４と一体に下方に旋回して閉じる。

尚、図面を示したコンソールボックス１を90度回転さ
せて取付ければ、前席と後部座席から蓋体４を開閉する
ようにもできる。

第10〜18図は、本発明の一実施例を示すもので、本実
施例のものは、蓋体４の自動開放装置を備えている。

上記開放装置は、蓋体４を開放二方向に夫々付勢する
２つの付勢手段と、両付勢手段の付勢力を個々に減衰す
る２つの制動手段と、両付勢手段の付勢力に抗して蓋体
４を閉位置にロックすると共に、解除操作により蓋体４
の一方向の開放を可能とするロック手段からなる。

つぎに、前側リンク機構７に関連する構成から説明す
ると、上記付勢手段には、第12図に示すように、例えば
蔓巻バネ25を使用する。

まず、ハウジング３の前側側壁９の内面には、アーム
26の一端部を旋回軸27により軸止し、この旋回軸27を支
点にアーム26が上方に旋回することで、その他端自由端
部により蓋体４の前方リブ12の下縁を下から押上げるよ
うにする。そして、上記蔓巻バネ25は、アーム26の旋回
軸27に通し、その一端をアーム26に、他端を撓めた状態
で前側側壁９に固定した係止片28に引掛けて、蔓巻バネ
25の復元力によりアーム26を旋回軸27を支点に上方に旋
回するように付勢する。

前記制動手段には、オイル等の粘性抵抗を利用した回
転ダンパー29を使用し、上記アーム26に旋回軸27を中心
としたセクターギア30を一体に設け、このセクターギア
30の外周の外歯30′に噛合う歯車31を固定した前記回転
ダンパー29を、ハウジング３の前側側壁９の内面に固定
する。

又、前記ロック手段は、第２リンク部材5bの可動軸17
bを前方リブ12を貫通させて蓋体４の内部に横に突出さ
せた延長軸部17b′と、この延長軸部17b′に横から引掛
かるフック部32aを有し、ハウジング３の右側壁20に開
設した窓部33を通して出入りするプッシュボタン32と、
このボタン32をスライド可能に保持し、前記右側壁20か
らハウジング３の内部に突出するベース34と、このベー
ス34とボタン32の間で圧縮され、ボタン32を常時、窓部
33からハウジング３の外に向って付勢するコイルスプリ
ング35と、前記ボタン32のフック部32aに対向し、該フ
ック部32aとで第２リンク部材5bの延長軸部17b′を両側
から挟持するＬ字形断面の対向片36から構成する。

一方、後側リンク機構８の開放装置は、上記した前側
リンク機構７のもとで、ハウジング３の開口部２を挟ん
で対称に配置し、アーム26を蓋体４の後方リブ14の下縁
に係合させ、蔓巻バネ25の復元力により蓋体４が右上に
開くようにする。又、プッシュボタン32は、ハウジング
３の左側壁19を貫通させて向って左側に臨ませ、そのフ
ック部32aにより第１リンク部材6aの可動軸17cの延長軸
部17c′を係止する。尚、前側リンク機構７のものと同
一構成部分について同一符号を付して説明を省略する。

つぎに、上記構成を有する組付け状態の開放装置の動
作を説明する。

先ず、閉じた状態の蓋体４を開くには、開きたい側か
らハウジング３の左右の側壁19,20に臨むあるプッシュ
ボタン32を押込めばよい。

例えばハウジング３の左側壁19に臨むプッシュボタン
32を、コイルスプリング35の復元力に抗して押込むと、
該ボタン32が後退し、そのフック部32aが対向片36から
離隔し、第１リンク部材6aの可動軸17cの延長軸部17c′
を釈放する。

このため、蓋体４は、その後方リブ14が蔓巻バネ25の
復元力により上方に旋回するアーム26の自由端部により
下から押上げられて、第１リンク部材5a,6aが固定軸16
a,16cを支点に上方に回動し、蓋体４は右上に開く（第1
7図）。その際、アーム26のセクターギア30が変位する
ことで、それに噛合う回転ダンパー29の歯車31が回転
し、ダンパー29内のオイルの粘性抵抗により、蔓巻バネ
25によるアーム26の旋回力を減衰する。

従って、プッシュボタン32を押すと、蓋体４は静粛に
且つゆっくりと開く。

一方、蓋体４を閉じるには、蓋体４を蔓巻バネ25のバ
ネ力に抗して下向きに押せばよい。蓋体４を下向きに押
すと、第１リンク部材5a,6aは、各固定軸16a,16cを支点
に下方に回動し、閉じる直前にその可動軸17cの延長軸
部17c′が、ハウジングの対向片36とこの対向片36にコ
イルスプリング35の復元力により圧接しているプッシュ
ボタン32のフック部32aの間に上方から割り込み、プッ
シュボタン32をコイルスプリング35の復元力に抗して一
旦、後退させることで、フック部32aと対向片36の間隔
内に嵌り込む（第12図）。このため、蓋体４は、蔓巻バ
ネ25に蓄積した復元力に抗して、閉位置にロックされ
る。

尚、蓋体４を閉じる際にも、回転ダンパー29による制
動力が働くが、回転ダンパー29とアーム26の間にクラッ
チ機構を設けたり、一方向性のダンパーを使用すること
で、蓋体４を閉じる方向には、制動力が働かないように
してもよい。

一方、ハウジング３の右側壁20の臨むプッシュボタン
32を押圧操作した場合にも、同様にして蓋体４は静粛に
且つゆっくりと左上に開く（第18図）。

尚、図面に示した実施例では、自動車のセンターコン
ソールボックス１を例に挙げた説明したが、これに限ら
ずに、自動車の他の小物入れの蓋や扉に利用してもよい
し、又、自動車以外の家具や事務用品や電気機器の蓋や
扉に利用してもよい。

又、上方に開く蓋体４を例に挙げて説明したが、ハウ
ジング３の開口部２が横向きに開放していれば、蓋体４
を左右横向きや上下方向に開くようにしてもよいし、開
口部２が下向きに開放していれば、下に開くようにもで
きる。

一方、前後にリンク機構7,8を一対設けたが、リンク
機構は片側にだけ設けてもよい。

又、ロック手段も、図面に示した実施例のものに限定
されず、例えば蓋体４の押込み操作によりロック状態が
解除され、そのとき蓋体４が押戻されるいわゆる浮出し
ラッチ等を使用してもよく、そうすれば外部操作用のプ
ッシュボタン32を省くことができる。

一方、第２実施例の付勢手段も、蔓巻バネ25に限ら
ず、スプリングやゼンマイ等を使用してもよいし、又、
付勢手段によりリンク部材或は蓋体４を直接回転駆動す
るようにしてもよく、そうすればアーム26を省くことが
できる。又、アーム26を蓋体４の各リブ12,14に対し夫
々作用させたが、リンク機構7,8に対して作用させても
よい。

さらに、制動手段として回転ダンパー29を使用した
が、回転式であればカバナー等を使用できるし、回転式
に限らず、ピストンシリンダ型のエア、オイル、ガス注
入式のダンパー等を使用してもよい。

［発明の効果］本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記
載する効果を奏する。

請求項１に記載の蓋体の開閉装置によれば、第1,2リ
ンク部材をハウジングと蓋体の間に設けたので、蓋体の
構造を簡単にでき、比較的小型の製品に好適な蓋体の開
閉装置を提供することができる。

そして、ロック手段により、蓋体を閉位置にロックで
きるばかりでなく、第1,2リンク部材の干渉を防止する
ことができる。

さらに、２つの付勢手段により、蓋体を開閉二方向に
夫々自動的に開くようにすることができる。

請求項２に記載の蓋体の開閉装置によれば、２つの制
動手段により、蓋体を開閉方向に夫々静粛に且つゆっく
りと開くようにすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１〜９図は本発明の基本的な構成を示すもので、第１
図は縦断面図、第２図は使用状態を示す斜視図、第３図
は蓋体を開いた状態を示す縦断面図、第４図は蓋体の横
断面図、第５図は同上の一部拡大図、第6,7図は要部断
面図、第8,9図は蓋体を開いた状態を示すリンク機構の
各斜視図、第10〜18図は本発明の一実施例を示すもので第10図は正
面図、第11図は側面図、第12図は縦断面図、第13図は他
の一部縦断面図、第14図は蓋体の横断面図、第15図は蓋
体を開いた状態を示す一部を欠截した側面図、第16図は
蓋体を開いた状態を示す側面図、第17,18図は蓋体を開
いた状態を示すリンク機構の各斜視図である。２……開口部、３……ハウジング、４……蓋体、5a,6a
……第１リンク部材、5b,6b……第２リンク部材、７…
…前側リンク機構、８……後側リンク機構、18……ロッ
ク手段としての永久磁石、25……付勢手段としての蔓巻
バネ、29……制動手段としての回転ダンパー。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】開口部を有するハウジングと、このハウジ
ングの開口縁部に軸支され、前記開口部の相対向する両
側から夫々開閉可能な蓋とからなる蓋体の開閉装置にお
いて、前記ハウジングと前記蓋体との間に、一端部を前記開口
縁部の一端部に、他端部を前記開口端部の他端部に対応
する前記蓋体の部分に軸着した第１リンク部材と、この
第１リンク部材と相対向し、前記第１リンク部材の一端
部と同じ側の一端部を前記開口縁部の一端部に対応する
前記蓋体の部分に、他端部を前記開口縁部の他端部に軸
着した第２リンク部材とからなるリンク機構を設けると
ともに、前記蓋体を開閉二方向に夫々付勢する２つの付
勢手段を設け、前記開口縁部に、前記第1,2リンク部材を個別に係止可
能なロック手段を設けた、ことを特徴とする蓋体の開閉装置。
【請求項２】請求項１に記載の蓋体の開閉装置におい
て、前記ハウジングと前記蓋体との間に、前記２つの付勢手
段の付勢力を個々に減衰する２つの制動手段を設けた、ことを特徴とする蓋体の開閉装置。