JPH04339618A - 複合成形用スクリュー式樹脂射出装置 - Google Patents

複合成形用スクリュー式樹脂射出装置

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JPH04339618A
JPH04339618A JP2630691A JP2630691A JPH04339618A JP H04339618 A JPH04339618 A JP H04339618A JP 2630691 A JP2630691 A JP 2630691A JP 2630691 A JP2630691 A JP 2630691A JP H04339618 A JPH04339618 A JP H04339618A
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screw
resin
molding machine
composite molding
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Nobuhiro Katsuno
勝野 宣広
Toru Shimizu
清水 通
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/47Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
    • B29C45/50Axially movable screw
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C2045/1685Making multilayered or multicoloured articles mounting of the additional injection unit

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多材料、多色成形の如
き複合成形に用いられるスクリュー式樹脂射出装置に関
し、特に一般的な射出成形機と組み合わされて用いられ
る複合成形用スクリュー式樹脂射出装置に用いられるス
クリュー式樹脂射出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多材料、多色成形の如き複合成形は、一
般に、個別の一次成形用金型と二次成形用金型とを用い
、その各成形用金型に樹脂(樹脂材料)を個別に射出充
填するスクリュー式樹脂射出装置を予め複数個有してい
る専用機により行われてる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多材料、多色成形の如
き複合成形を行う専用機にあっては、複数個のスクリュ
ー式樹脂射出装置の各々が熱可塑性樹脂の射出を行うこ
とができる油圧駆動式のものになっており、このため複
合成形用専用機は、多くの場合、通常の射出成形機に比
して大型で、高価なものになっている。これは多材料、
多色成形の如き複合成形品の製造コストを高くする原因
なる。
【0004】特に熱可塑性樹脂による気密用ケース、カ
バーの如き成形品主体に、ガスケット、Oリング等のシ
ール部材に代えて、弾性シールのためのゴム材等を比較
的少量、二次成形工程にて射出成形する場合等には、ゴ
ム材等の射出は熱可塑性樹脂の射出を行うことができる
本格的なスクリュー式樹脂射出装置を必要とせず、これ
は射出圧等が低い簡易のスクリュー式樹脂射出装置によ
り充分に行えるにも拘らず、熱可塑性樹脂の射出を行う
ことができる本格的なスクリュー式樹脂射出装置を複数
個備えた大型の複合成形用専用機により行われている。
【0005】本発明は、従来の複合成形に於ける上述の
如き問題点に着目してなされたものであり、通常の既存
の射出成形機にアタツチメント式に組み付けられことに
より通常の既存の射出成形機を簡便な複合成形用のダブ
ルインジェクション成形機とすることができる複合成形
用スクリュー式樹脂射出装置を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、一次成形品に一次成形品を構成する樹脂と
は異なった樹脂材料、ゴム材料を射出して複合成形を行
う射出成形機に用いられる複合成形用スクリュー式樹脂
射出装置に於いて、内部に射出用シリンダ室を構成し、
一端部に樹脂射出ノズルを有する射出用シリンダ部材と
、前記射出用シリンダ室に回転可能に且つ軸線方向に移
動可能に配置された射出用スクリューと、前記射出用ス
クリューを回転駆動する電動機と、前記射出用スクリュ
ーを軸線方向に駆動する空気圧シリンダ装置とが一つの
組立体として構成され、前記組立体は射出成形機の金型
保持用可動盤の移動を案内するタイバーに取り付けられ
るよう構成されていること特徴とする複合成形用スクリ
ュー式樹脂射出装置によって達成される。
【0007】
【作用】上述の如き構成によれば、組立体が一つのユニ
ット化されたスクリュー式樹脂射出装置として機能し、
これがタイバーに取り付けられることより、通常の既存
の射出成形機が複合成形用のダブルインジェクション成
形機になる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0009】図12は本発明による複合成形用スクリュ
ー式樹脂射出装置を組み付けられた通常の横型射出成形
機の一例を示している。
【0010】横型射出成形機は、基台200上に、熱可
塑性樹脂射出用の油圧駆動式の通常のスクリュー式樹脂
射出装置202と、固定盤204と、タイバー206に
案内されて図にて左右方向に移動可能な可動盤208と
、可動盤208を図にて左右方向に駆動する型締め装置
210とを有している。
【0011】可動盤208には一次二次共通金型212
が固定され、固定盤204にはスライド式金型交換ベッ
ド214、取付板216により一次金型218と二次金
型220とが交換可能に取り付けられている。
【0012】図13に示されている如く、一次金型21
8は複合成形品の主体Mの成形を行うよう構成され、一
次成形時には、一次二次共通金型212と係合する位置
にもたらされ、これに対し二次金型220は複合成形品
の帯状の弾性シール部Sの成形を行うよう構成され、二
次成形時には、図示されている如く、一次二次共通金型
212と係合する位置にもたらされようになっている。
【0013】複合成形品の主体Mの成形のための一次成
形は、スクリュー式樹脂射出装置202よりのPP、P
BT、PC、ABS、PA−6、PA−66の如き熱可
塑性樹脂、或はエポキシ、フェノールの如き熱硬化樹脂
の射出により行われる。
【0014】これに対し複合成形品の弾性シール部Sの
成形のための二次成形は、二次金型220と一次二次共
通金型212とのパーティション部に形成された樹脂注
入孔222に対する液状シリコーン、ウレタン、軟質塩
化ビニル、オレフィン等のゴム、弾性樹脂の射出により
行われ、この射出はタイバー206にブラケット224
により取り付けられた複合成形用スクリュー式樹脂射出
装置226により行われるようになっている。
【0015】図1および図2は複合成形用スクリュー式
樹脂射出装置226をシリコンゴムの如き複液性の反応
硬化型樹脂の射出装置として構成した場合の詳細構造を
示している。射出成形用スクリュー式樹脂射出装置22
6は、前後進基板1上に固定されたシリンダ固定基台3
を有し、シリンダ固定基台3は射出用シリンダ部材5を
水平姿勢にて固定保持している。
【0016】射出用シリンダ部材5は、内部に射出用シ
リンダ室7を構成し、一端部に射出ノズル保持用の先細
のシリンダヘッド部材9を同一軸線上に連接されている
【0017】射出用シリンダ部材5の射出用シリンダ室
7には射出用スクリュー11が自身の中心軸線の周り回
転可能に且つ軸線方向に移動可能に配置されている。射
出用スクリュー11は、図3〜図5によく示されている
如く、比較的大ピッチで、リード角の大きい三角ねじ状
のスクリューポンプ作用部13と、スクリューポンプ作
用部13より前方に設けられスクリューポンプ作用部1
3に比して小ピッチで、リード角が小さい角ねじ状のミ
キシングスクリュー部15とを有している。ミキシング
スクリュー部15には、その軸線方向全域にねじ高さに
等しい深さの矩形断面の軸線溝17が、4個、周方向に
互いに等間隔をおいて設けられている。
【0018】射出用スクリュー11の先端部には、図6
〜図8に示されている如く、スクリューヘツド部材19
がねじ止め固定されており、またスクリューヘツド部材
19の軸部21にシールリング部材23が軸線方向に移
動可能に外接嵌合している。シールリング部材23は射
出用スクリュー11の先端面がなすシール座面25とこ
れに対向するスクリューヘツド部材19の端面27との
間を軸線方向に移動可能であり、図6に示されている如
く、シール座面25に着座することにより射出用シリン
ダ室7のノズル側とスクリュー側との連通を遮断し、こ
れに対し図7に示されている如く、端面27に着座する
ことによりシール座面25との間の間隙29、軸部21
との間の間隙31およびスクリューヘツド部材19の頭
部33に形成された3個の切り溝35をもって射出用シ
リンダ室7のノズル側とスクリュー側との連通せしめる
ようになっている。軸線溝17と切り溝35の数を偶数
個及び奇数個としたのは、両者の位相をずらせ、混練り
作用を助長するためである。
【0019】シールリング部材23の外周には、これの
外周面と射出用シリンダ部材5の射出用シリンダ室内周
面との間のシールのために、Oリング37が二つ互いに
軸線方向に隔置して設けられている。
【0020】シリンダヘッド部材9の先端部には弁付き
ノズル装置39が取り付けられている。弁付きノズル装
置39は、図9によく示されている如く、シリンダヘッ
ド部材9の先端孔41に軸線方向に移動可能に挿入され
たノズル本体43と、射出用シリンダ室7内にてノズル
本体43の細軸部45に軸線方向に相対変位可能に外接
嵌合したスプール弁リング47と、細軸部45の後端部
に固定された弁座部材49と、ノズル本体43をシリン
ダヘッド部材9に対し閉弁側、即ち図にて左側へ付勢す
る圧縮コイルばね51とを有し、ノズル本体43が成形
用金型とのタッチ圧により圧縮コイルばね51のばね力
に抗してシリンダヘッド部材9に対し図にて右側へ相対
移動することにより、弁座部材49をスプール弁リング
47との当接より離間させて細軸部45に径方向に設け
られた弁孔53をシリンダ室7に対し露呈せしめるよう
になっている。弁孔53は、ノズル本体43の中心部を
軸線方向に延在する誘導孔55およびこれに連続したノ
ズル孔57と連通しており、シリンダ室7の射出用樹脂
を誘導孔55を介してノズル孔57へ導くようになって
いる。
【0021】またノズル本体43の外周にはシール用の
Oリング59が設けられている。
【0022】図1及び図2に示されている如く、射出用
スクリュー11の後端近傍部には樹脂の後方への洩れを
防止するためのOリング61が設けられている。
【0023】射出用スクリュー11の後端部にはプラン
ジャ軸63が同軸に固定連結されている。プランジャ軸
63が射出用シリンダ部材5と嵌合している部分の外周
には樹脂が後方へ洩れることを防止するための逆ねじ6
5が形成されており、またプランジャ軸63とシリンダ
固定基台3との間にはメカニカルシール67が設置され
ている。
【0024】プランジャ軸63は射出用シリンダ部材5
の後端部より後方へ突出しており、この突出部をシリン
ダ固定基台3に固定のベアリング支持部材69より保持
されたリニアモーションベアリング71により自身の中
心軸線の周り回転可能に且つ軸線方向に移動可能に支持
されている。
【0025】プランジャ軸63の後端近傍部にはフラン
ジ73が設けられており、この部分のプランジャ軸63
の外周には、図2によく示されてる如く、駆動アーム7
5の一端部がプランジャ軸63に固定装着されたエンド
リング77とフランジ73との間にニードルスラストベ
アリング79を挟んで相対回転可能に軸線方向に連結さ
れている。
【0026】駆動アーム75は、図2によく示されてい
る如く、射出用シリンダ部材5の径方向に延在し、先端
部にて空気圧シリンダ装置81のシリンダロッド83の
先端部と連結されている。空気圧シリンダ装置81は、
射出用シリンダ部材5の側方にこれと並行して配置され
、シリンダ固定基台3の側壁に固定されている。
【0027】プランジャ軸63の後端部にはこれの中心
部を軸線方向に延在してプランジャ軸63の後端面に開
口している軸受け入れ孔85が形成されている。軸受け
入れ孔85にはトルク伝達型のリニアモーションベアリ
ング87により回転駆動軸89が軸受け入れ孔85に抜
き差し可能に、換言すればプランジャ軸63に対しテレ
スコーピングにトルク伝達関係に嵌合している。
【0028】回転駆動軸89は前後進基板1上に固定さ
れた電動機91の出力軸93とカップリング95により
トルク伝達関係に連結されている。
【0029】シリンダ固定基台3には樹脂供給ブロック
97が固定されている。樹脂供給ブロック97には複液
性の反応硬化型樹脂の射出成形のため、この実施例に於
いては、図10によく示されている如く、計量シリンダ
を兼ねた樹脂材料供給チューブ99が二つ互いに並列に
取り付けられている。樹脂材料供給チューブ99は各々
先端の樹脂吐出口101をもって樹脂供給ブロック97
に設けられた樹脂通路103に連通している。樹脂通路
103は樹脂供給ブロック97に設けられたロータリ弁
105を介して樹脂供給ブロック97の樹脂通路107
、シリンダ固定基台3の樹脂通路109、更に射出用シ
リンダ部材5の中間部に設けられた樹脂供給口111に
選択的に連通するようになっている。
【0030】ロータリ弁105は、手動レバー113に
より回転操作される手動式のものであり、図1および図
11に示されている如き回動位置に於いては、樹脂通路
103と樹脂通路107との連通を確立し、図1および
図11に示されている如き回動位置より図にて反時計廻
りに90度回動された時には樹脂供給ブロック97に形
成された洗浄用溶剤通路115を樹脂通路103と樹脂
通路107とに連通接続し、図1および図11に示され
ている如き回動位置より図にて反時計廻りに180度回
動された時には樹脂通路103と樹脂通路107との連
通を遮断して洗浄用溶剤通路115を樹脂通路107に
連通接続し、樹脂通路103と樹脂通路107との連通
を遮断して洗浄用溶剤通路115を樹脂通路103に連
通接続するようになっている。
【0031】図11に示されている如く、樹脂材料供給
チューブ99は各々、先端側に樹脂取入れ口117を有
しており、樹脂取入れ口117の各々には個別の樹脂材
料タンク119より液状の樹脂材料が樹脂供給パイプ1
21、開閉弁123、樹脂供給パイプ125を介して補
給されるようになっている。
【0032】洗浄用溶剤通路115は樹脂供給ブロック
97に設けられた洗浄用溶剤供給口127に連通しおり
、洗浄用溶剤タンク129より洗浄用溶剤を洗浄用溶剤
供給パイプ131を介して供給されるようになっている
【0033】樹脂材料供給チューブ99には、各々、ピ
ストン133が嵌合しており、ピストン133の図にて
左方への移動により樹脂材料供給チューブ99内の樹脂
材料が樹脂吐出口101より樹脂通路103へ吐出され
るようになっている。
【0034】樹脂供給ブロック97には樹脂材料圧送用
空気圧シリンダ装置135が樹脂材料供給チューブ99
と平行に取り付けられている。樹脂材料圧送用空気圧シ
リンダ装置135はピストンロツド137の先端に連接
プレート139を取り付けられ、連接プレート139に
は二本のプッシュロッド141の一端が各々固定連結さ
れている。プッシュロッド141の各々の先端にはプッ
シュパッド143が取り付けられており、プッシュパッ
ド143は各々樹脂材料供給チューブ99のピストン1
33と当接してこれを図にて左方へ押圧するようになっ
ている。
【0035】プッシュパッド143にはコの字形の位置
検出用ロッド145が取り付けられており、また樹脂供
給ブロック97には樹脂材料供給チューブ99と平行に
スイッチ支持ロッド147が取り付けられている。スイ
ッチ支持ロッド147には位置検出用ロッド145の先
端に取り付けられたスイッチ感応部材153の近接によ
りスイッチングを行う近接スイッチ149、151が取
付位置調整可能に取り付けられている。これによりプッ
シュパッド143、ついては樹脂材料供給チューブ99
のピストン133の軸線方向位置が監視される。
【0036】射出用シリンダ部材5が前方側にて外部に
露呈している部分には、射出シリンダ室7内の樹脂の硬
化防止のため、この実施例に於いては、冷却ジャケット
159が取り付けられている。
【0037】前後進基板1はロッドレス空気圧シリンダ
装置155の移動テーブル157と連結され、ロッドレ
ス空気圧シリンダ装置155により前後進移動されるよ
うになっている。
【0038】ロッドレス空気圧シリンダ装置155はベ
ース部材228にあり溝係合してY軸方向(図1にて左
右方向)に移動可能な可動テーブル230に固定されて
いる。可動テーブル230はロックボルト232により
任意のY軸方向位置に固定されるようになっている。可
動テーブル230には上下に各々ブラケット224が設
けられている。ブラケット224は各々、係合孔234
により上下のタイバー206に軸線方向に移動可能に外
接嵌合し、ロックボルト236によりタイバー206の
任意の軸線方向位置(X軸方向、即ち図1の紙面を直角
に貫通する方向)に固定されるようになっている。
【0039】これにより複合成形用スクリュー式樹脂射
出装置226のノズル位置が二次金型220と一次二次
共通金型212とのパーティション部に形成される樹脂
注入孔222(図13参照)に対応する位置に微調整さ
れる。
【0040】複合成形品の弾性シール部Sの成形のため
に、複合成形用スクリュー式樹脂射出装置226により
二次金型220と一次二次共通金型212とのパーティ
ション部の樹脂注入孔222に対し弾性樹脂を射出する
ことは、一次成形完了後に行われ、複合成形用スクリュ
ー式樹脂射出装置226による弾性樹脂の射出時には、
先ずロータリ弁105が図1或は図11に示されている
如き回動位置にある状態にて樹脂材料圧送用空気圧シリ
ンダ装置135が駆動され、プッシュロッド141、プ
ッシュパッド143の各々により各樹脂材料供給チュー
ブ99のピストン133が図にて左方へ押圧され、これ
により各樹脂材料供給チューブ99の樹脂材料が樹脂通
路103、ロータリ弁105、樹脂通路107、109
を通って樹脂供給口111より射出用シリンダ部材5の
射出用シリンダ室7内に送られる。またこれに伴い電動
機91により回転駆動軸89が回転駆動され、これの回
転がトルク伝達型のリニアモーションベアリング87に
よりプランジャ軸63、射出用スクリュー11に伝達さ
れる。これによりこれらが自身の中心軸線廻りに回転し
、射出用シリンダ室7内に送られた樹脂材料が射出用ス
クリュー11のスクリューポンプ作用部13によるスク
リューポンプ作用により射出用シリンダ室7内を前方へ
、即ちミキシングスクリュー部15の部分へ圧送される
【0041】ミキシングスクリュー部15には、その軸
線方向全域に軸線溝17が設けられていることから、ミ
キシングスクリュー部15へ圧送された各樹脂材料供給
チューブ99よりの樹脂材料は各々、圧縮作用を受けつ
つ一部がミキシングスクリュー部15のスクリュー溝に
沿って流れ、残りの樹脂材料が各軸線溝17を進む等し
て、複数個の流れを生じ、そしてこれらが合流し、分流
することが繰り返し生じる。これにより各樹脂材料供給
チューブ99よりの樹脂材料の混練が高効率に満遍なく
行われる。
【0042】混練された樹脂材料は、射出用スクリュー
11の先端部に至り、シールリング部材23を図にて左
方へ押圧し、これを押し開いて間隙29、間隙31およ
びスクリューヘツド部材19の切り溝35を通ってシリ
ンダ室7のノズル側へ流れる。
【0043】尚、この時、シールリング部材23はOリ
ング37による抵抗により回転せず、射出用スクリュー
11とスクリューヘツド部材19とが回転するだけで、
シールリング部材23と射出用スクリュー11とが相対
回転する。これによりシールリング部材23が確実に開
き、樹脂通路としての間隙29が確実に確保される。
【0044】射出用シリンダ室7のノズル側に樹脂材料
が充填されることに応じてその反力が射出用スクリュー
11に図にて右方の力として作用し、これにより射出用
スクリュー11とプランジャ軸63が図にて右方へ後退
する。この後退はリニアモーションベアリング71によ
る案内の下に低抵抗にて行われ、この後退により回転駆
動軸89の軸受け入れ孔89に対する進入量が増大し、
このプランジャ軸63と回転駆動軸89との軸線方向の
相対移動下に於いても、電動機91による回転駆動軸8
9の回転がトルク伝達型のリニアモーションベアリング
87により駆動プランジャ軸63、射出用スクリュー1
1へ滞りなく伝達される。
【0045】またこの時には、射出用スクリュー11の
後退移動を助けるべく、空気圧シリンダ装置81により
射出用スクリュー11がプランジャ軸63と共に軽く駆
動駆動され、射出用スクリュー11に後退力が与えられ
てよい。この場合、プランジャ軸63は回転しているが
、駆動アーム75とプランジャ軸63とはスラストニー
ドルベアリング77により相対回転可能になっているか
ら、プランジャ軸63の回転駆動と軸線方向駆動とが互
い支障なく両立する。
【0046】射出用シリンダ室7内に所定量の樹脂材料
が充填されると、電動機91による射出用スクリュー1
1の回転、空気圧シリンダ装置135による樹脂材料供
給チューブ99よりの樹脂材料の吐出が停止され、次に
ロッドレス空気圧シリンダ装置155により前後進基板
1が前進移動される。これによりシリンダ固定基台3、
射出用シリンダ部材5、射出用スクリュー11の全体が
前進移動し、ノズル本体43が成形用金型の側壁に当接
し、ノズル孔57が二次金型220と一次二次共通金型
212とのパーティション部の樹脂注入孔222に連通
するようになる。
【0047】これより更に前後進基板1が前進移動され
ることにより、シリンダヘッド部材9がノズル本体43
に対し前進移動し、これによって弁座部材49がスプー
ル弁リング47との当接より離間して弁孔53が射出用
シリンダ室7に対し露呈し、射出用シリンダ室7が誘導
孔55を介してノズル孔57と連通するようになる。
【0048】次に空気圧シリンダ装置81により射出用
スクリュー11が前進駆動される。すると、先ず射出用
シリンダ室7内の樹脂材料の圧力によりシールリング部
材23がスクリューヘッド部材19に対し後退移動して
シール座面25に着座し、射出用シリンダ室7のノズル
側とスクリュー側との連通が遮断される。更に射出用ス
クリューー11が前進駆動されることにより、これがピ
ストンとして作用し、空気圧シリンダ装置81による射
出用スクリュー11の前進推力が射出用シリンダ室7内
の樹脂材料に射出圧力に変換され、射出用シリンダ室7
内の樹脂材料がノズル孔57より樹脂注入孔222へ射
出される。
【0049】この時、射出用シリンダ室7内の樹脂材料
はシールリング部材23の外周と射出用シリンダ部材5
の射出用シリンダ室内周面との間の間隙より後方へ漏洩
逆流するバックフローを生じようとするが、この間隙は
Oリング37により封止されていることから、バックフ
ローの発生が回避される。これにより圧力損失が無くな
り、高い射出圧力が得られるようになる。このことは、
低粘度で、流動性が高く、バックフローを生じ易い液状
樹脂の射出成形に於いて特に有用である。
【0050】シリコンゴムの如き複液性の反応効果型樹
脂の射出成形に於いては、樹脂通路107、109、樹
脂供給口111、射出用シリンダ室7等に混合された樹
脂材料が一定時間以上に亘って停滞すると、これが硬化
反応を生じるから、一定時間、射出を休止する様な場合
は、ロータリ弁105を切り換え、洗浄用溶剤供給口1
27より洗浄用溶剤タンク129の洗浄用溶剤を樹脂通
路107、109、樹脂供給口111、射出用シリンダ
室7等に流し、これらを洗浄用溶剤により簡単に洗浄す
ることができる。
【0051】図14は本発明による複合成形用スクリュ
ー式樹脂射出装置の横型射出成形機に対する取付構造の
他の実施例を示している。この実施例に於いては、横型
射出成形機の上下のタイバー206の各々に挟み込み式
のクランプ部材238が締結ボルト240により着脱可
能に固定され、上下のクランプ部材238が廻り止めの
ため連結ロッド242により互いに連結されている。下
側のクランプ部材238にはボルト244によりブラケ
ット246が固定されており、ブラケット246には調
整ボルト248により複合成形用スクリュー式樹脂射出
装置226が取付高さ調整可能に取り付けられている。
【0052】尚、ブラケット246の先端側は高さ調整
可能な脚体ボルト250により床面より支持されるよう
になっている。
【0053】従って、この実施例に於いては、クランプ
部材238のタイバー206に対する固定位置の調整に
より複合成形用スクリュー式樹脂射出装置226のタイ
バー206の軸線方向(X軸方向、即ち図14の紙面を
直角に貫通する方向)の取付位置が調整され、また調整
ボルト248により複合成形用スクリュー式樹脂射出装
置226の高さ方向(Z軸方向)の取付位置が調整され
る。
【0054】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これらに限定される
ものではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能
であることは当業者にとって明らかであろう。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による複合成形用スクリュー式樹脂射出装置は、一つの
組立体としてユニット化され、これが配置位置調整手段
により射出成形機に配置位置調整可能に組み付けられる
ことより、通常の既存の射出成形機が複合成形用のダブ
ルインジェクション成形機になり、これによって複合成
形品の射出成形が簡便に行われ得るようになる。複合成
形用スクリュー式樹脂射出装置は射出成形機の金型保持
用可動盤の移動を案内するタイバーに取り付けられるか
ら、この取り付けのために射出成形機に新な取付構造を
設ける必要がなく、また複合成形用スクリュー式樹脂射
出装置はタイバーより支持された状態にてタイバーに案
内されて取付位置を確実に調整され得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複合成形用スクリュー式樹脂射出
装置をシリコンゴムの如き複液性の反応効果型樹脂の射
出装置として適用した場合の一実施例を一部断面にて示
す側面図。
【図2】図1に示された複合成形用スクリュー式樹脂射
出装置のスクリュー部分の平断面図。
【図3】本発明による複合成形用スクリュー式樹脂射出
装置に用いられる射出用スクリューの一実施例を示す斜
視図。
【図4】本発明による複合成形用スクリュー式樹脂射出
装置に用いられる射出用スクリューの一実施例を示す半
断面図。
【図5】図4の線V−V に沿った断面図。
【図6】本発明による複合成形用スクリュー式樹脂射出
装置に用いられるシールリング部の一実施例を閉状態に
ついて示す拡大断面図。
【図7】図6に示されたシールリング部を開状態につい
て示す拡大断面図。
【図8】図7の線VII−VII に沿った断面図。
【図9】本発明による複合成形用スクリュー式樹脂射出
装置に用いられる弁付きノズル装置の一実施例を示す断
面図。
【図10】図1の線X−X に沿った拡大断面図。
【図11】本発明による複合成形用スクリュー式樹脂射
出装置の樹脂材料供給部分の一実施例を示す部分的断面
図。
【図12】本発明による複合成形用スクリュー式樹脂射
出装置が組み込まれた横型射出成形機の一例を示す平面
図。
【図13】複合成形に用いられる成形用金型の一例を示
す断面図。
【図14】本発明による複合成形用スクリュー式樹脂射
出装置の横型射出成形機に対する取付構造の一実施例を
示す側面図。
【符号の説明】
1  前後進基板 3  シリンダ固定基台 5  射出用シリンダ部材 204  固定盤 206  タイバー 208  可動盤 224  ブラケット 226  複合成形用スクリュー式樹脂射出装置238
  クランプ部材 246  ブラケット 248  調整ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一次成形品に一次成形品を構成する樹
    脂とは異なった樹脂材料、ゴム材料を射出して複合成形
    を行う射出成形機に用いられる複合成形用スクリュー式
    樹脂射出装置に於いて、内部に射出用シリンダ室を構成
    し、一端部に樹脂射出ノズルを有する射出用シリンダ部
    材と、前記射出用シリンダ室に回転可能に且つ軸線方向
    に移動可能に配置された射出用スクリューと、前記射出
    用スクリューを回転駆動する電動機と、前記射出用スク
    リューを軸線方向に駆動する空気圧シリンダ装置とが一
    つの組立体として構成され、前記組立体は射出成形機の
    金型保持用可動盤の移動を案内するタイバーに取り付け
    られるよう構成されていること特徴とする複合成形用ス
    クリュー式樹脂射出装置。
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