JPH0412032B2 - - Google Patents

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JPH0412032B2
JPH0412032B2 JP56150607A JP15060781A JPH0412032B2 JP H0412032 B2 JPH0412032 B2 JP H0412032B2 JP 56150607 A JP56150607 A JP 56150607A JP 15060781 A JP15060781 A JP 15060781A JP H0412032 B2 JPH0412032 B2 JP H0412032B2
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Isao Shimizu
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Hitachi Ltd
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Priority to MY559/86A priority patent/MY8600559A/xx
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    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L28/00Passive two-terminal components without a potential-jump or surface barrier for integrated circuits; Details thereof; Multistep manufacturing processes therefor
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/0203Particular design considerations for integrated circuits
    • H01L27/0214Particular design considerations for integrated circuits for internal polarisation, e.g. I2L
    • H01L27/0229Particular design considerations for integrated circuits for internal polarisation, e.g. I2L of bipolar structures
    • H01L27/0233Integrated injection logic structures [I2L]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L27/0214Particular design considerations for integrated circuits for internal polarisation, e.g. I2L
    • H01L27/0229Particular design considerations for integrated circuits for internal polarisation, e.g. I2L of bipolar structures
    • H01L27/0233Integrated injection logic structures [I2L]
    • H01L27/0244I2L structures integrated in combination with analog structures

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  • Power Engineering (AREA)
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)
  • Bipolar Transistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は半導体集積回路装置およびその製造方
法に関する。特に本発明の具体的な半導体集積回
路装置は一つの半導体基体内にリニア回路とIIL
(Integrated Injection Logic)回路とが構成さ
れているものである。
本発明者は上記回路構成を有する電源制御用半
導体集積回路装置(以下、半導体集積回路装置を
ICと称す。)を考えた。この電源制御用ICは、例
えば機械工作ロボツトに使用されるものであつ
て、そのICチツプ平面パターンは概略第1図に
示す通りである。すなわち、第1図に示すよう
に、この電源制御用ICは半導体基体1内に形成
されたIIL回路を構成するIIL素子部(IIL
ELEMENTS PORTION)2と、そのIIL素子
部2を取り囲むように半導体基体1内に形成され
たリニア回路を構成するリニア素子部
(LINEAR ELEMENTS PORTION)3とから
成つている。そして、特にIIL素子部2は高速動
作する高速IIL素子部2aと低速動作する低速IIL
素子部2bによつて構成されている。さらに、こ
れら高速IIL素子部2a、低速IIL素子部2bは第
2図に示すような具体的な論理回路を構成してい
るものである。すなわち、第2図に示した論理回
路はインバータINVと、継続接続されたn個の
フリツプ・フロツプ回路F/F−1,F/F−
2,F/F−3,…,F/F−nとより成り、分
周回路を構成している。この分周回路において、
入力線Aには例えば400KHzのクロツク信号が印
加され、入力線Bにはリセツト信号が印加され
る。そして、出力線Cにはn個のフリツプ・フロ
ツプ回路によつて分周された信号が取り出され
る。
インバータINVの具体的な回路は、第3a図
に示すようにPNPトランジスタQ1と複数の出力
(コレクタ)OUT1〜OUT3を有するNPNトラン
ジスタQ2とより成り、周知のIILインバータ回路
を構成するものである。すなわち、第3a図の
IILインバータ回路は第3b図に示すような論理
回路として表現できるので、第2図のインバータ
INVは具体的に第3a図に示したIILインバータ
回路においてトランジスタQ2の出力部(コレク
タ)OUT1〜OUT3が共通接続されたものであ
る。なお、トランジスタQ2の出力部の共通接続
はインバータINVの駆動能力を向上させるため
である。
一方、それぞれのフリツプ・フロツプ回路F/
F−1,F/F−2,F/F−3,…,F/F−
nは第4図に示すように複数のインバータINV
1〜INV8によつて構成されたものである。そ
して、それぞれのインバータINV1〜INV8は
前記インバータINVと同様に第3a図に示した
IILインバータ回路を構成している。第4図に示
した1つのフリツプ・フロツプ回路F/Fにおい
て、トリガ端子Tにはクロツク信号が、リセツト
端子Rにはリセツト信号がそれぞれ印加される。
そして、出力端子Qからフリツプ・フロツプ回路
F/Fの出力信号が引き出される。一方、出力端
子からは出力端子Qから引き出された信号とは
逆相の出力信号が引き出される。しかし、この出
力端子は第2図に示すように分周回路には使用
されない。
かかる分周回路において、高速かつ低消費電力
化を計るために高速IIL素子部2aと低速IIL素子
部2bとをそれぞれ異なるインジエクシヨン電流
で駆動する方法が考えられた。例えば、400KHz
〜100KHzのクロツク信号が印加される高速IIL素
子部(インバータINV、フリツプ・フロツプ回
路F/F−1,F/F−2)2a内は高速動作が
可能なように第3a図に示したインジエクシヨン
電流Iioj(1IILインバータ回路あたりのインジエク
シヨン電流)を20〜30μAとし、一方、100KHz以
下のクロツク信号が印加される低速IIL素子部
(フリツプ・フロツプ回路F/F−3,…,F/
F−n)2b内は高速動作する必要がない理由に
よりインジエクシヨン電流を小さくし、消費電力
をできるだけ低下させるためにそのインジエクシ
ヨン電流Iiojを5〜6μAとした。
ところが、上記異なるインジエクシヨン電流を
得るために別々のインジエクシヨン電流源をIC
内に構成したため、素子数が増加し、またインジ
エクシヨン電流源とIIL素子部とを接続するため
の配線数が増加し、ICの集積密度を低下させる
という問題があつた。尚、この種の考え方で公知
な技術として特開56−58257号公報によつて開示
された技術がある。すなわち、かかる公報によれ
ば、I2Lゲート部を複数のブロツクに分割し、各
ブロツクに独立にインジエクタ電流を供給するよ
うにしたことを骨子とするものである。
本発明は高速かつ低消費電力化のみならずかか
る問題点をも解決するために成し得たものであ
る。
すなわち、本発明の基本的な目的は高速かつ低
消費電力化を計つた高密度なIIL素子部を有する
半導体集積回路装置を提供することにある。
本発明の他の目的は上記IIL素子部とその周辺
に配置されたリニア素子部とを有する半導体集積
回路装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は上記IIL素子部とリ
ニア素子部とを有する半導体集積回路装置の製造
方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の半導体集積
回路装置は、第1のインジエクシヨン電流で動作
させる第1のIIL素子部と、第1のインジエクシ
ヨン電流とは異なる第2のインジエクシヨン電流
で動作させる第2のIIL素子部とを有し、上記第
1、第2のIIL素子部に対するインジエクシヨン
領域は一つのインジエクシヨン電流源に接続さ
れ、上記第2のIIL素子部に対するインジエクシ
ヨン領域には第2のインジエクシヨン電流を得る
ための手段が接続されていることを特徴とするも
のである。
以下、本発明を具体的な実施例を用いて詳細に
説明する。
第5図は本発明に係るICの部分的な平面図で
あり、特に第2図に示した高速IIL素子部2aと
低速IIL素子部2bより成るIIL素子部を詳細に示
している。
第5図において、1はシリコンより成る半導体
基体であつて、この半導体基体1内にはリング状
の半導体領域3が形成されている。この半導体領
域3によつて取り囲まれた島領域4内に高速IIL
素子部2aと低速IIL素子部2bとが存在してい
る。これらIIL素子部2a,2bは、選択的に形
成された細長いインジエクシヨン領域5と、この
インジエクシヨン領域5に沿つて両側に形成され
た複数のベース領域B1,B2…Bnと、それぞれの
ベース領域B1,B2…Bn内に選択的に形成された
複数の出力領域(コレクタ領域)OUT1
OUT2,OUT3とを含んでいる。すなわち、これ
らの領域によつて第3a図に示したIILインバー
タ回路を複数個(m個)構成している。例えば、
第3a図に示した一つのIILインバータ回路中の
PNP型トランジスタQ1は第5図においてインジ
エクシヨン領域5をエミツタとし、島領域4をベ
ースとし、そしてベース領域B1をコレクタとし
たラテラル構造のトランジスタより成つている。
そして、NPN型トランジスタQ2は島領域4をエ
ミツタとし、ベース領域B1をベースとし、そし
て出力領域OUT1,OUT2,OUT3をコレクタと
したインバース構造のトランジスタより成つてい
る。
第5図に示したICで注目すべきことは、上記
高速IIL素子部2aと低速IIL素子部2bとが一つ
のインジエクシヨン電流源7によつて駆動され、
抵抗部Rによつて低速IIL素子部2bのためのイ
ンジエクシヨン電流を高速IIL素子部2aのため
のインジエクシヨン電流から異ならしめている点
にある。すなわち、第5図に示した本発明の具体
的なICによれば、高速IIL素子部2aおよび低速
IIL素子部2aのそれぞれに対して別々のインジ
エクシヨン電流源が設けられていない。
インジエクシヨン電流源7は高速IIL素子部2
aのためのインジエクシヨン部5aにアルミニウ
ムのような高導電性の金属層によつて電気的に接
続されている。そして、インジエクシヨン部5a
の表面には高速IIL素子部2a内の各IIL素子に流
れ込むインジエクシヨン電流が均一となるように
アルミニウムのような高導電性の金属層6aが被
着されている。
低速IIL素子部2b内には低速IIL素子部2bの
ためのインジエクシヨン電流を決定づけている抵
抗部Rが存在している。この抵抗部Rはインジエ
クシヨン領域5の一部を利用したものであつて、
単にインジエクシヨン領域5の幅を一部狭くし、
その部分に金属層を被着させないようにすること
によつて得られたものである。そして、低速IIL
素子部2bのためのインジエクシヨン部5bの表
面にはインジエクシヨン部5aと同様に低速IIL
素子部2b内の各IIL素子に流れ込むインジエク
シヨン電流が均一となるようにアルミニウムのよ
うな高導電性の金属層6bが被着されている。さ
らに、金属層6a,6b(第1層目の配線層)上
には層間絶縁膜(図示せず)が被着され、そして
その層間絶縁膜上には例えば、太い実線で示した
ように金属層6a,6bを交差する第2層目の配
線層がLa,Lb形成されている。特に第5図に示
すようにインジエクシヨン領域5が直線に形成さ
れ、複数のIIL素子に対して共通に使用するIIL素
子部を有するICにおいては、配線レイアウトを
容易にし、かつ集積密度を向上するために上述し
たように2層配線構造にする必要がある。
次に、第6図を用いて本発明の目的が達成でき
る理由を説明する。第6図は第5図のICをほぼ
等価的に示したIIL回路図である。
第6図において、高速IIL素子部2a内の各IIL
素子(IILインバータ)INV,INV1…INV17には
インジエクシヨン部5aの表面に金属層6aが被
着されているため等しいインジエクシヨン電流
Iiojaが流れる。また、低速IIL素子部2b内の各
IIL素子INV18…INVnにもインジエクシヨン部5
bの表面に金属層6bが被着されているため等し
いインジエクタ電流Iiojbが流れる。しかし、抵
抗Rの存在によりB点の電圧はA点の電圧よりも
低くなる。このため、インジエクタ電流Iiojbは
インジエクタ電流Iiojaよりも極めて小さくなる。
しかも、低速IIL素子部2b内には多くのIIL素子
が形成されているので抵抗Rでのわずかな電圧降
下でも各IIL素子のインジエクタ電流Iiojbをかな
り小さくすることができる。具体的にこの抵抗R
の値は10Ω〜30Ω程度で充分である。
このような理由により、高速IIL素子部2aで
は充分高いインジエクシヨン電流(Iioj(a)=20〜
30μA)を流すことができ、高速動作が可能とな
り、一方低速IIL素子部2bでは低いインジエク
シヨン電流(Iioj(b)=5〜6μA)を流すことがで
きるので、その部分での消費電力を減少させるこ
とができる。また、上述したように一つの電流源
7で高速IIL素子部2aと低速IIL素子部2bとを
駆動することができるので、それぞれのIIL素子
部に対してインジエクシヨン電流源を設ける必要
がない。それゆえ、レイアウト効率が極めて向上
し、しかもICの集積密度を向上させることがで
きる。
次に、第5図に示したICの製造方法を第7a
図〜第7f図を用いて説明する。第7a図〜第7
f図において、左側の断面部分はリニア素子部内
のバーチカルトランジスタの製造工程を示す。そ
して、右側の断面部分はIIL素子の製造工程を示
し、特に、第5図のA−A′切断部分でのIIL素子
の製造工程を示す。なお、カツコ内には第5図に
対応する記号または番号が記入されている。
(a) まず、第7a図に示すように、比抵抗20〜
50ΩcmのP型シリコン基板10内にアンチモン
のようなN型不純物を選択的に導入し、N+
領域11,12を形成する。さらにN+型領域
12内にはIIL素子中のインバーストランジス
タQ2の電流増幅率を高めるためにリンのよう
な比較的拡散係数の高いN型不純物を選択的に
導入し、N+型領域13を形成する。なお、こ
のN+型領域13はイオン打込みによつて形成
するのがよい。しかる後、シリコン基板10の
表面全体にN-型エピタキシヤル層14を形成
する。このエピタキシヤル層14の比抵抗は
2.5Ωcmであり、そしてその厚さは13μ程度であ
る。
(b) 第7b図に示すように、エピタキシヤル層1
4の表面に絶縁膜、例えば厚さ0.8μを有する二
酸化シリコン(SiO2)膜15を被着する。こ
のSiO2膜15はエピタキシヤル層14の表面
を熱酸化することによつて簡単に形成できる。
そして、SiO2膜15を選択的に除去し、露出
したエピタキシヤル層14内にボロンのような
P型不純物を導入し、アイソレーシヨンのため
のP+型領域16を形成する。そしてさらに、
SiO2膜15を選択的に除去し、露出したエピ
タキシヤル層14内にリンのようなN型不純物
を導入し、N型領域17を形成する。このN型
領域17は前記N+型領域13と同様にインバ
ーストランジスタQ2の電流増幅率を高めるた
めにイオン打込み方法によつて形成する。
(c) 第7c図に示すように、リニア回路を構成す
るトランジスタのコレクタ抵抗を低下させるた
めに、SiO2膜15を選択的に除去し、露出し
たエピタキシヤル層14内にN型不純物(リ
ン)を導入し、そのP型不純物を引き伸し拡散
することによつてN+型領域11に接するN+
領域18を形成する。この引き伸し拡散の時に
N+型領域11,12,13、P+型領域16お
よびN型領域17が引き伸され、N+型領域1
3とN型領域17は互いに接し、またP型領域
16はP型基板10に接する。P型領域16と
P型基板10との接触によつてリニア回路部か
ら電気的に分離された島領域19が形成され
る。
(d) 第7d図に示すように、N型領域17の表面
に形成されたSiO2膜15′を選択的に除去し、
露出したN型領域17内にP型不純物(ボロ
ン)を導入し、シート抵抗13Ω/□のP+型領域
20を形成する。このP+型領域20はIIL素子
内のラテラルトランジスタQ1のインジエクシ
ヨン(エミツタ)領域となる。また、このP+
型領域20はリニア素子部内のラテラルトラン
ジスタのエミツタおよびコレクタ領域(図示せ
ず)と同時に形成される。
(e) 第7e図に示すように、SiO2膜15,1
5′を選択的に除去し、露出したエピタキシヤ
ル層15およびN型領域17内にそれぞれP型
不純物(ボロン)を導入し、シート抵抗
200Ω/□のP型領域21,22,23,2
0′を形成する。P型領域21はリニア素子部
内のバーチカルトランジスタのベース領域とな
る。一方、P型領域22,23はIIL素子内の
ラテラルトランジスタQ1のコレクタ領域およ
びインバーストランジスタQ2のベース領域と
なる。P型領域20′は図から明らかなように
P+型領域20よりも幅広く形成され、P型領
域22,23とともにラテラルトランジスタ
Q1のベース幅を決定づけている。このP型領
域20′の形成は所定のベース幅を得るために
極めて重要である。すなわち、P型領域20′
とP型領域22,23との形成にあたつては一
つの写真処理用マスクが使用される。それゆ
え、ベース幅のバラツキがなくなる。もし、P
型領域20′を形成しない場合、ラテラルトラ
ンジスタQ1のベース幅はP+型領域20とP型
領域22,23とによつて決定づけられる。し
かし、この場合、P+型領域20とP型領域2
2,23との形成にあたつてはそれぞれ別々な
写真処理用マスクが使用されるので、マスクの
位置合せずれ等によつてベース幅のバラツキが
極めて大きくなる。
(f) 第7f図に示すように、P型領域21,2
2,23の表面に形成されたSiO2膜を選択的
に除去し、露出したP型領域21,22,23
内にN型不純物(リン)を導入し、シート抵抗
13Ω/□のN+型領域24,25,26,27,
28を形成する。N+型領域24は上記バーチ
カルトランジスタのエミツタ領域となる。一
方、N+型領域25,26,27,28は上記
インバーストランジスタQ2の出力領域(コレ
クタ領域)となる。しかる後、各領域24,2
1,18,16,25,26,20,27,2
8に対してそれぞれ電極29〜38を形成す
る。しかる後、図示していないが、シリコン基
板10上に例えばポリイソインドロキナゾリン
ジオン(ポリイミド樹脂)のような耐湿性のす
ぐれた層間絶縁膜を被着し、そしてその層間絶
縁膜上に第2層目の配線層を形成する。第5図
に示した抵抗部Rは第7f図から明らかなよう
にP+型領域20の表面全体に電極を形成して
いないためP+型領域20の一部に存在する。
以上のようにして第5図のICが形成される。
なお、上述した方法において、抵抗部Rを有す
るインジエクシヨン領域5は工程(d)中で形成せ
ず、工程(e)中でP型領域21,22,23と同時
に形成してもよい。
以上の方法から明らかなように、特に、抵抗部
Rの形成はその抵抗部Rのための特別な工程が付
加することなく、単にインジエクシヨン領域20
の一部表面に金属層を被着させないことによつて
容易に達成できる。
本発明によれば、上記実施例にとどまるもので
はなく、以下に述べるような変形例が考えられ
る。
(1) 第5図に示したICは高速IIL素子部と低速IIL
素子部とが縦続接続されたものであるが、第8
図に示すように高速IIL素子部2aと低速IIL素
子部2bとを並列接続したものであつてもよ
い。なお、同図において、第5図と対応する部
分は同じ符号または番号で示した。第8図の
ICは第5図のICと全く同じ方法により形成さ
れる。
(2) 第9図および第10図はそれぞれIIL素子部
の変形構造を示した平面図である。特に、第9
図は第5図に示した高速IIL素子部と低速IIL素
子部とが縦続接続されているIC内に形成され
た抵抗部Rの変形構造を示す。そして、第10
図は第8図に示した高速IIL素子部と低速IIL素
子部とが並列接続されているIC内に形成され
た抵抗部Rの変形構造を示す。これら第9図お
よび第10図において、第5図と対応する部分
は同じ符号または番号で示した。
第9図および第10図に示した抵抗R′は出
力領域(コレクタ領域)OUT1,OUT2と同時
に形成したものである。すなわち、この抵抗部
Rは第7f図に示したN+型領域24,25,
26,27,28と同時にインジエクシヨン領
域5内に選択的に形成される。なお、CH1
CH2,CH3,CH4は絶縁膜(SiO2膜)15に設
けられたコンタクトホールである。
第11図に第9図および第10図のB−
B′切断断面図を示す。同図において、インジ
エクシヨン領域5はリニア素子部内のバーチカ
ルトランジスタのベース領域と同時に形成され
たものである。しかし、このインジエクシヨン
領域5はリニア素子部内のラテラルトランジス
タのエミツタおよびコレクタ領域と同時に形成
されたものでもよい。
この実施例によれば、抵抗部R′とインジエ
クシヨン領域5とがそれぞれN+型領域とP型
領域とより成つているので、電位的に逆バイア
スされる。それゆえ、抵抗部R′は抵抗として
充分使用できる。そして、特に低抵抗値の抵抗
が容易に形成できる。
(3) 第12図は、他のIIL素子部の変形構造を示
した平面図である。そして、第13図は第12
図のC−C′切断断面図である。なお、第12図
において、第5図と対応する部分は同じ符号ま
たは番号で示した。
この実施例によれば、第12図から明らかな
ようにインジエクシヨン領域5とベース領域
B1〜B4とが対向している部分b1〜b4を除いて
出力領域OUT1,OUT2と同時に形成した高不
純物濃度を有するN+型領域100でインジエ
クシヨン領域5とベース領域B1,B2,B3,B4
を取り囲んでいる。
このようなN+型領域100を設けることに
よつてインジエクシヨン領域5およびベース領
域B1〜B4の横方向へのキヤリアのもれを少な
くすることができ、より一層、高速かつ低消費
電力化を図ることができる。
(4) 第14図に示すように、それぞれのインジエ
クシヨン部5a,5b,5cに対して異なる抵
抗値をもつた抵抗部Ra,Rb,Rcを接続し、そ
れぞれのインジエクシヨン部5a,5b,5c
に異なるインジエクシヨン電流を得るようにし
てもよい。なお、これら抵抗部Ra,Rb,Rcは
具体的に前記したような種々の構造が採用され
る。
(5) 本発明は第15図に示すように、各IIL素子
2a,2bに対してそれぞれ独立したインジエ
クシヨン領域5a,5bを有するICにも適用
できる。すなわち、各IIL素子2a,2bは金
属層6によつて一つのインジエクシヨン電流源
7に接続されており、特に低速動作を行うIIL
素子2bのインジエクシヨン領域5bには抵抗
Rが形成されている。この抵抗Rもまた具体的
に前記したような種々の構造が採用される。
以上説明して明らかなように、本発明はIIL素
子部を有するICにおいて有効であり、特に第2
図に示した分周回路のように低速IIL素子部2b
内のIIL素子数が高速IIL素子部2a内のIIL素子
数よりも極めて多い場合に極めて有効である。な
ぜならば、抵抗Rの存在によつてIIL素子数の多
い低速IIL素子部2bでの低消費電力化を充分計
ることができるためである。本発明によれば、イ
ンジエクタ領域の一部表面部に金属層を形成させ
ないようにし、さらにはその部分にコレクタ領域
と同時に半導体領域を形成することにより、工程
の増加、さらに占有面積を増大させることなく高
速かつ低消費電力化のIILを有する半導体集積回
路が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に関係しているICチツプの平
面パターン図である。第2図は本発明に関係して
いる論理回路図(分周回路図)である。第3a図
は本発明に関係しているIILインバータ回路図で
ある。第3b図は第3a図の論理回路図である。
第4図は第2図に示したフリツプ・フロツプ回路
をさらに詳しく示した論理回路である。第5図は
本発明の一実施例を示すICの部分平面図である。
第6図は第5図に示したICの概略回路図である。
第7a図乃至第7f図は第5図に示したICの製
造過程を示す断面図である。第8図乃至第10図
はそれぞれ本発明の他の実施例を示すICの部分
平面図である。第11図は第9図および第10図
のB−B′切断断面図である。第12図はさらに
本発明の他の実施例を示すICの部分平面図であ
る。第13図は第12図のC−C′切断断面図であ
る。第14図は本発明の他の実施例を示すICの
概略平面図である。第15図はさらに本発明の他
の実施例を示すICの部分平面図である。 2a……高速IIL素子部、2b……低速IIL素子
部、R,R′……抵抗部、7……インジエクシヨ
ン電流源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一つの半導体基体に、 インジエクシヨン半導体領域と、その領域に沿
    つて配列された複数のベース領域と、そのベース
    領域のそれぞれの中に配置されたコレクタ領域と
    から成る第1のIIL素子部、 前記インジエクシヨン半導体領域と一体的に形
    成された他のインジエクシヨン半導体領域と、そ
    の領域に沿つて配列された複数のベース領域と、
    そのベース領域のそれぞれの中に配置されたコレ
    クタ領域とから成る第2のIIL素子部、 前記インジエクシヨン半導体領域に電気的接続
    された一つのインジエクシヨン電流源、 上記第1、第2のIIL素子部のインジエクシヨ
    ン半導体領域それぞれの表面に被着されて成る金
    属層、とが設けられ、 その第2のIIL素子部のインジエクシヨン半導
    体領域には半導体抵抗領域を成す前記金属層の形
    成されない部分を設け、第2のIIL素子部のイン
    ジエクシヨン電流を第1のIIL素子部のインジエ
    クシヨン電流よりも小さくしたことを特徴とする
    半導体集積回路装置。 2 前記金属層の形成されないインジエクシヨン
    半導体領域部分には前記コレクタ領域と同時に形
    成された半導体領域が形成されて成ることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の半導体集積回
    路装置。
JP56150607A 1981-09-25 1981-09-25 半導体集積回路装置 Granted JPS5852870A (ja)

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