JPH03257836A - 合成樹脂封止型電子部品におけるモールド部の成形方法 - Google Patents
合成樹脂封止型電子部品におけるモールド部の成形方法Info
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- JPH03257836A JPH03257836A JP5596590A JP5596590A JPH03257836A JP H03257836 A JPH03257836 A JP H03257836A JP 5596590 A JP5596590 A JP 5596590A JP 5596590 A JP5596590 A JP 5596590A JP H03257836 A JPH03257836 A JP H03257836A
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- electronic component
- lead frame
- mold
- molding
- hole
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Landscapes
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、半導体チップ等の部分を熱硬化性合成樹脂製
のモールド部にて封止した合成樹脂封止型電子部品にお
いて、前記モールド部を成形する方法に関するものであ
る。
のモールド部にて封止した合成樹脂封止型電子部品にお
いて、前記モールド部を成形する方法に関するものであ
る。
一般に、この種の合成樹脂封止型電子部品lは、第19
図及び第20図に示すように、半導体チ・ツブ2に対す
る複数本のリード端子3を、前記半導体チップ2の部分
を封止した熱硬化性合成樹脂製のモールド部4における
左右両側面4a、4bから突出する形態にしており、そ
の製造に際しては、一つの電子部品を構成する複数本の
リード端子を、長手方向に一定ピッチの間隔で一体的に
造形した成るリードフレームを使用し、このリードフレ
ームにおける各電子部品の箇所について、半導体チップ
のグイボンディング及びワイヤーポインディング等の各
種の加工を施したのち、前記各電子部品の箇所に、モー
ルド部を成形するようにしている。
図及び第20図に示すように、半導体チ・ツブ2に対す
る複数本のリード端子3を、前記半導体チップ2の部分
を封止した熱硬化性合成樹脂製のモールド部4における
左右両側面4a、4bから突出する形態にしており、そ
の製造に際しては、一つの電子部品を構成する複数本の
リード端子を、長手方向に一定ピッチの間隔で一体的に
造形した成るリードフレームを使用し、このリードフレ
ームにおける各電子部品の箇所について、半導体チップ
のグイボンディング及びワイヤーポインディング等の各
種の加工を施したのち、前記各電子部品の箇所に、モー
ルド部を成形するようにしている。
そして、従来、前記モールド部4の成形は、例えば特開
昭58−43552号公報等に記載され、且つ、第21
図及び第22図に示すように、一つの電子部品1を構成
する複数本のリード端子3を一体的に造形するための抜
き孔5を、長手方向に一定ピッチPの間隔で打ち抜き加
工したリードフレーム9を、上下一対の成形金型6.7
にて挟み付けたのち、前記成形金型6,7の合せ面にお
けるいずれか一方又は両方に凹み形成した成形用キャビ
ティー8内に、熱硬化性の合成樹脂を溶融状態で注入す
ることによって行うようにしていることは周知の通りで
ある。
昭58−43552号公報等に記載され、且つ、第21
図及び第22図に示すように、一つの電子部品1を構成
する複数本のリード端子3を一体的に造形するための抜
き孔5を、長手方向に一定ピッチPの間隔で打ち抜き加
工したリードフレーム9を、上下一対の成形金型6.7
にて挟み付けたのち、前記成形金型6,7の合せ面にお
けるいずれか一方又は両方に凹み形成した成形用キャビ
ティー8内に、熱硬化性の合成樹脂を溶融状態で注入す
ることによって行うようにしていることは周知の通りで
ある。
しかし、前記モールド部4の成形に際して、上下一対の
成形金型6.7の相互間には、これらのずれを防止する
ためのガイド機構が設けられる一方、リードフレーム9
は、両成形金型6,7のうち一方の成形金型に対してピ
ン等にて位置決めするように構成されているものの、前
記両成形金型6.7の相互間におけるガイド機構にはガ
タ付きが存在することに加えて、リードフレーム9の一
方の成形金型に対する位置決め用ピン等にもガタ付きが
存在するものであるから、リードフレーム9を両成形金
型6.7にて挟み付けた場合に、リードフレーム9と両
成形金型6,7との間に、前記ガイド機構及び位置決め
ピン等におけるガタ付きのために、第21図に二点鎖線
で示すように、ガタ付き寸法δだけのずれが発生し、こ
のずれた状態のままでモールド部4が成形されることに
なる。
成形金型6.7の相互間には、これらのずれを防止する
ためのガイド機構が設けられる一方、リードフレーム9
は、両成形金型6,7のうち一方の成形金型に対してピ
ン等にて位置決めするように構成されているものの、前
記両成形金型6.7の相互間におけるガイド機構にはガ
タ付きが存在することに加えて、リードフレーム9の一
方の成形金型に対する位置決め用ピン等にもガタ付きが
存在するものであるから、リードフレーム9を両成形金
型6.7にて挟み付けた場合に、リードフレーム9と両
成形金型6,7との間に、前記ガイド機構及び位置決め
ピン等におけるガタ付きのために、第21図に二点鎖線
で示すように、ガタ付き寸法δだけのずれが発生し、こ
のずれた状態のままでモールド部4が成形されることに
なる。
すなわち、モールド部4の成形に際して、リードフレー
ム9と両成形金型6,7との間に前記のようにガタ付き
にてずれが発生し、モールド部4の成形するためのキャ
ビティー8が、リードフレームAに対して前記ガタ付き
寸法δだけずれることになり、この状態でモールド部4
が成形されることにより、成形されたモールド部4は、
リードフレーム9における各リード端子3に対して前記
したガタ付き寸法δだけずれることになるから、モール
ド部4における左右両側端面4c、4dから各リード端
子3までの寸法Sは、比較的に厳格に規定されているに
もかかわらず、当該寸法Sが、前記したガタ付き寸法δ
のために、第23図に示すように、寸法S、、s、に大
きくなったり゛、小さくなったりするように変化するか
ら、前記モールド部4における左右両側端面4c、4d
から各リード端子3までの寸法Sのバラ付きが可成り大
きくなり、換言すると、前記寸法Sにおける寸法精度が
著しく低いと言う問題があった。
ム9と両成形金型6,7との間に前記のようにガタ付き
にてずれが発生し、モールド部4の成形するためのキャ
ビティー8が、リードフレームAに対して前記ガタ付き
寸法δだけずれることになり、この状態でモールド部4
が成形されることにより、成形されたモールド部4は、
リードフレーム9における各リード端子3に対して前記
したガタ付き寸法δだけずれることになるから、モール
ド部4における左右両側端面4c、4dから各リード端
子3までの寸法Sは、比較的に厳格に規定されているに
もかかわらず、当該寸法Sが、前記したガタ付き寸法δ
のために、第23図に示すように、寸法S、、s、に大
きくなったり゛、小さくなったりするように変化するか
ら、前記モールド部4における左右両側端面4c、4d
から各リード端子3までの寸法Sのバラ付きが可成り大
きくなり、換言すると、前記寸法Sにおける寸法精度が
著しく低いと言う問題があった。
また、前記成形金型6,7における両方の合せ面に、第
24図に示すように、キャビティー8′8′を各々設け
て、この両キャビティー8′8′によってモールド部4
を成形する場合には、この両キャビティー8’、8’が
、リードフレーム9と両成形金型6,7との間に前記の
ようなずれが発生することによって、食い違い状になり
、従って、この両キャビティー8’、8’内で成形され
るモールド部4は、第25図〜第27図に示すように、
その上半分の部分と下半分の部分とが互いに段違い状に
ずれた形状になるから、電子部品1の商品価値が大幅に
低下すると言う問題があるばかりか、前記電子部品1の
モールド部4における幅寸法W及び長さ寸法りのうちい
ずれか一方又は両方が、これらに本来要求されている規
定寸法よりも、前記ガタ付き寸法δだけ大きくなること
により、幅寸法W及び長さ寸法りの寸法精度も著しく低
いと言う問題があった。
24図に示すように、キャビティー8′8′を各々設け
て、この両キャビティー8′8′によってモールド部4
を成形する場合には、この両キャビティー8’、8’が
、リードフレーム9と両成形金型6,7との間に前記の
ようなずれが発生することによって、食い違い状になり
、従って、この両キャビティー8’、8’内で成形され
るモールド部4は、第25図〜第27図に示すように、
その上半分の部分と下半分の部分とが互いに段違い状に
ずれた形状になるから、電子部品1の商品価値が大幅に
低下すると言う問題があるばかりか、前記電子部品1の
モールド部4における幅寸法W及び長さ寸法りのうちい
ずれか一方又は両方が、これらに本来要求されている規
定寸法よりも、前記ガタ付き寸法δだけ大きくなること
により、幅寸法W及び長さ寸法りの寸法精度も著しく低
いと言う問題があった。
本発明は、モールド部の成形に際して前記のような問題
を招来することがないようにした成形方法を提供するこ
とを目的とするものである。
を招来することがないようにした成形方法を提供するこ
とを目的とするものである。
この目的を達成するため本発明は、一つの電子部品にお
ける複数本のリード端子を一体的に造形するための抜き
孔を打ち抜き穿設して成るリードフレームを、一対の成
形金型にて挟み付け、前記両成形金型における少なくと
も一方の合せ面に凹み形成したキャビティー内に、合成
樹脂を溶融状態で充填するようにしたモールド部の成形
方法において、前記リードフレームにおける抜き孔を、
電子部品のモールド部における幅寸法及び長さ寸法と等
しくした矩形孔に形成する一方、前記キャビティーの合
せ面に対する開口縁を、前記抜き孔の内周面より適宜寸
法だけ内側に位置し、前記溶融状態の合成樹脂を、抜き
孔の内周面にまで充填することにした。
ける複数本のリード端子を一体的に造形するための抜き
孔を打ち抜き穿設して成るリードフレームを、一対の成
形金型にて挟み付け、前記両成形金型における少なくと
も一方の合せ面に凹み形成したキャビティー内に、合成
樹脂を溶融状態で充填するようにしたモールド部の成形
方法において、前記リードフレームにおける抜き孔を、
電子部品のモールド部における幅寸法及び長さ寸法と等
しくした矩形孔に形成する一方、前記キャビティーの合
せ面に対する開口縁を、前記抜き孔の内周面より適宜寸
法だけ内側に位置し、前記溶融状態の合成樹脂を、抜き
孔の内周面にまで充填することにした。
このようにすると、成形後におけるモールド部の全周囲
には、リードフレームにおける抜き孔によって鍔部が、
当該モールド部の一部として一体的に造形され、この鍔
部が、モールド部における幅寸法及び長さ寸法を構成す
ることになる。
には、リードフレームにおける抜き孔によって鍔部が、
当該モールド部の一部として一体的に造形され、この鍔
部が、モールド部における幅寸法及び長さ寸法を構成す
ることになる。
そして、両成形金型とリードフレームとの間に、両成形
金型の相互間におけるガイド機構のガタ付き、及びリー
ドフレーム成形金型に対する位置決め用ピン等のガタ付
き等によってずれが発生した場合、このずれによって、
前記鍔部の突出高さ寸法が低くなったり、高くなったり
することになる。
金型の相互間におけるガイド機構のガタ付き、及びリー
ドフレーム成形金型に対する位置決め用ピン等のガタ付
き等によってずれが発生した場合、このずれによって、
前記鍔部の突出高さ寸法が低くなったり、高くなったり
することになる。
そこで、前記キャビティーにおける合せ面に対する開口
縁を前記抜き孔の内周面よりも内側に位置するときの寸
法を、前記両成形金型とリードフレームとの間における
最大のガタ付き寸法と略等しくするか、或いは、当該ガ
タ付き寸法よりもやや太き(することにより、キャビテ
ィーが、リードフレームにおける抜き孔の内周面を越え
て外側にはみ出すようにずれることがないのであり、−
方、前記リードフレームにおける抜き孔と、この抜き孔
によって形成される各リード端子との位置関係は不変で
あるから、モールド部における左右両端面から各リード
端子までの寸法が、両成形金型とリードフレームとの間
にずれが発生することのために、大きくなったり小さく
なったりすることを確実に回避できるのである。
縁を前記抜き孔の内周面よりも内側に位置するときの寸
法を、前記両成形金型とリードフレームとの間における
最大のガタ付き寸法と略等しくするか、或いは、当該ガ
タ付き寸法よりもやや太き(することにより、キャビテ
ィーが、リードフレームにおける抜き孔の内周面を越え
て外側にはみ出すようにずれることがないのであり、−
方、前記リードフレームにおける抜き孔と、この抜き孔
によって形成される各リード端子との位置関係は不変で
あるから、モールド部における左右両端面から各リード
端子までの寸法が、両成形金型とリードフレームとの間
にずれが発生することのために、大きくなったり小さく
なったりすることを確実に回避できるのである。
従って、本発明によると、モールド部の成形に際して、
当該モールド部における左右両端面から各リード端子ま
での寸法が変化することがなく、前記寸法の寸法精度を
高い値に保持した状態でモールド部を成形することがで
きるのである。
当該モールド部における左右両端面から各リード端子ま
での寸法が変化することがなく、前記寸法の寸法精度を
高い値に保持した状態でモールド部を成形することがで
きるのである。
また、モールド部を成形するキャビティーを、両成形金
型の両方に設けた場合においても、両成形金型における
キャビティーが、両成形金型とリードフレームとの間に
ずれが発生することのために、前記リードフレームにお
ける抜き孔の内周面を越えるように食い違い状にずれる
ことがなく、従って、両キャビティーによって成形され
るモールド部のうち上半分の部分と下半分の部分とが互
いに段違い状にずれた形態になることはないから、両成
形金型とリードフレームとの間に発生するずれのために
、電子部品における商品価値が低下すること、及びモー
ルド部における幅寸法及び長さ寸法が大きくなることを
確実に防止できるのである。
型の両方に設けた場合においても、両成形金型における
キャビティーが、両成形金型とリードフレームとの間に
ずれが発生することのために、前記リードフレームにお
ける抜き孔の内周面を越えるように食い違い状にずれる
ことがなく、従って、両キャビティーによって成形され
るモールド部のうち上半分の部分と下半分の部分とが互
いに段違い状にずれた形態になることはないから、両成
形金型とリードフレームとの間に発生するずれのために
、電子部品における商品価値が低下すること、及びモー
ルド部における幅寸法及び長さ寸法が大きくなることを
確実に防止できるのである。
以下、本発明の実施例を図面(第1図〜第8図)につい
て説明するに、図において符号19は、薄金属板製のリ
ードフレームを示し、該リードフレーム19には、一つ
の電子部品11を構成する複数本のリード端子13を造
形するための抜き孔15が、当該リードフレーム19の
長手方向に一定ビッチPの間隔で打ち抜き穿設されてお
り、この各抜き孔15におけるリードフレーム19の長
手方向と直角な方向の幅寸法W1を、電子部品11にお
ける幅寸法Wと等しくする一方、前記各抜き孔15にお
けるリードフレーム19の長手方向の長さ寸法L1を、
電子部品11における長さ寸法りと等しくする。
て説明するに、図において符号19は、薄金属板製のリ
ードフレームを示し、該リードフレーム19には、一つ
の電子部品11を構成する複数本のリード端子13を造
形するための抜き孔15が、当該リードフレーム19の
長手方向に一定ビッチPの間隔で打ち抜き穿設されてお
り、この各抜き孔15におけるリードフレーム19の長
手方向と直角な方向の幅寸法W1を、電子部品11にお
ける幅寸法Wと等しくする一方、前記各抜き孔15にお
けるリードフレーム19の長手方向の長さ寸法L1を、
電子部品11における長さ寸法りと等しくする。
また、図面において符号16.17は、電子部品11に
おけるモールド部14を成形するための上下一対の成形
金型を示し、該両成形金型16゜17のうち上側の成形
金型16の下面に、キャビティー18を凹み形成するに
おいて、このキャビティー18におけるリードフレーム
19の長手方向と直角な方向の幅寸法W!及びリードフ
レーム19の長手方向の長さ寸法り、を、前記抜き孔1
5における幅寸法W1及び長さ寸法り、よりも小さい寸
法にすることにより、当該キャビティー18の下側成形
金型17に対する合せ面への開口縁18aを、前記抜き
孔15の内周面15aよりも適宜寸法Aだけ内側に位置
するように構成する。
おけるモールド部14を成形するための上下一対の成形
金型を示し、該両成形金型16゜17のうち上側の成形
金型16の下面に、キャビティー18を凹み形成するに
おいて、このキャビティー18におけるリードフレーム
19の長手方向と直角な方向の幅寸法W!及びリードフ
レーム19の長手方向の長さ寸法り、を、前記抜き孔1
5における幅寸法W1及び長さ寸法り、よりも小さい寸
法にすることにより、当該キャビティー18の下側成形
金型17に対する合せ面への開口縁18aを、前記抜き
孔15の内周面15aよりも適宜寸法Aだけ内側に位置
するように構成する。
そして、モールド部14の成形に際しては、前記リード
フレーム19を、半導体チップ12のダイボンディング
及びワイヤーボンディング等の各種の加工を施したのち
、前記上下一対の成形金型16.17にて、第4図及び
第6図に示すように、挾み付け、この状態で、キャビテ
ィー18内に、溶融状態の熱硬化性合成樹脂を、当該熱
硬化性合成樹脂が前記抜き孔15における内周面15a
に密着する状態まで充填する。
フレーム19を、半導体チップ12のダイボンディング
及びワイヤーボンディング等の各種の加工を施したのち
、前記上下一対の成形金型16.17にて、第4図及び
第6図に示すように、挾み付け、この状態で、キャビテ
ィー18内に、溶融状態の熱硬化性合成樹脂を、当該熱
硬化性合成樹脂が前記抜き孔15における内周面15a
に密着する状態まで充填する。
次いで、前記リードフレーム19における各リード端子
13の間の部分及び外側の部分に、第8図に斜線を施し
た複数個のパンチ20にて矩形孔20aを打ち抜いて、
各リード端子13にモールド部14外への延長部分を造
形したのち、各電子部品11を、当該電子部品11にお
ける各リード端子13を切断して、リードフレーム19
から切り離すことにより、第9図〜第12図に示すよう
な電子部品11を得るのである。
13の間の部分及び外側の部分に、第8図に斜線を施し
た複数個のパンチ20にて矩形孔20aを打ち抜いて、
各リード端子13にモールド部14外への延長部分を造
形したのち、各電子部品11を、当該電子部品11にお
ける各リード端子13を切断して、リードフレーム19
から切り離すことにより、第9図〜第12図に示すよう
な電子部品11を得るのである。
この電子部品11におけるモールド部14の成形に際し
て、リードフレーム19における抜き孔15を、その幅
寸法W1及び長さ寸法L1の矩形孔に構成する一方、キ
ャビティー18における開口縁18aを、前記抜き孔1
5における内周面15aよりも適宜寸法Aだけ内側に位
置するように構成したことにより、電子部品11におけ
るモールド部14の周囲には、突出高さ寸法Aの鍔部2
1が、当該モールド部14の一部として一体的に造形さ
れるのであり、この場合において、前記矩形状の抜き孔
15における幅寸法WI及び長さ寸法L1を、電子部品
11のモールド部14における幅寸法W及び長さ寸法り
と等しい寸法に構成したことにより、前記鍔部21が、
モールド部14における所定の幅寸法W及び長さ寸法り
を構成することになる。
て、リードフレーム19における抜き孔15を、その幅
寸法W1及び長さ寸法L1の矩形孔に構成する一方、キ
ャビティー18における開口縁18aを、前記抜き孔1
5における内周面15aよりも適宜寸法Aだけ内側に位
置するように構成したことにより、電子部品11におけ
るモールド部14の周囲には、突出高さ寸法Aの鍔部2
1が、当該モールド部14の一部として一体的に造形さ
れるのであり、この場合において、前記矩形状の抜き孔
15における幅寸法WI及び長さ寸法L1を、電子部品
11のモールド部14における幅寸法W及び長さ寸法り
と等しい寸法に構成したことにより、前記鍔部21が、
モールド部14における所定の幅寸法W及び長さ寸法り
を構成することになる。
前記の成形に際して、両成形金型16.17とリードフ
レーム19との間に、両成形金型16゜17の相互間に
おけるガイド機構のガタ付き、及びリードフレーム19
の成形金型16.17に対する位置決め用ピン等のガタ
付き等によってずれが発生し、キャビティー18が、第
5図及び第7図に二点鎖線で示すように、リードフレー
ム19に対してずれた場合、このずれによって、前記鍔
部21の突出高さ寸法Aが低くなったり、高くなったり
することになる。
レーム19との間に、両成形金型16゜17の相互間に
おけるガイド機構のガタ付き、及びリードフレーム19
の成形金型16.17に対する位置決め用ピン等のガタ
付き等によってずれが発生し、キャビティー18が、第
5図及び第7図に二点鎖線で示すように、リードフレー
ム19に対してずれた場合、このずれによって、前記鍔
部21の突出高さ寸法Aが低くなったり、高くなったり
することになる。
そこで、キャビティー18における合せ面に対する開口
縁18aを、前記抜き孔15の内周面15aよりも内側
に位置するときの寸法Aを、前記両成形金型16.17
とリードフレーム19との間における最大のガタ付き寸
法δと略等しくするか、或いは、当該ガタ付き寸法δよ
りもやや大きくすることにより、キャビティー18にお
ける開口縁18aが、リードフレーム19における抜き
孔15の内周面15aを越えて外側にはみ出すようにず
れることがなく、換言すると、このキャビティー18に
よって成形されるモールド部14は、第13図に二点鎖
線で示すように、前記鍔部21の外周面より内側におい
てずれることにとどまるのである。
縁18aを、前記抜き孔15の内周面15aよりも内側
に位置するときの寸法Aを、前記両成形金型16.17
とリードフレーム19との間における最大のガタ付き寸
法δと略等しくするか、或いは、当該ガタ付き寸法δよ
りもやや大きくすることにより、キャビティー18にお
ける開口縁18aが、リードフレーム19における抜き
孔15の内周面15aを越えて外側にはみ出すようにず
れることがなく、換言すると、このキャビティー18に
よって成形されるモールド部14は、第13図に二点鎖
線で示すように、前記鍔部21の外周面より内側におい
てずれることにとどまるのである。
一方、r記す−ドフレーム19における抜き孔15と、
この抜き孔15によって形成される各リード端子13と
の位置関係は不変であるから、モールド部14における
左右両側面14a、14bより突出する各リード端子1
3から前記モールド14における左右両端面14c、1
4dまでの寸法Sが、両成形金型16.17とリードフ
レーム19との間にずれが発生することのために、大き
くなったり小さくなったりすることはなく、当該寸法S
を、一定の寸法に維持することができるのである。
この抜き孔15によって形成される各リード端子13と
の位置関係は不変であるから、モールド部14における
左右両側面14a、14bより突出する各リード端子1
3から前記モールド14における左右両端面14c、1
4dまでの寸法Sが、両成形金型16.17とリードフ
レーム19との間にずれが発生することのために、大き
くなったり小さくなったりすることはなく、当該寸法S
を、一定の寸法に維持することができるのである。
次に、第14図及び第15図は、上下一対の両成形金型
16.17の両方にキャビティー18′18’を凹み形
成して、この両キャビティー1818′にて、電子部品
11におけるモールド14aを成形する場合の実施例を
示すものであり、この実施例においても、両キャビティ
ー18′18′における開口縁18’ a、18’ b
を、リードフレーム19に穿設した抜き孔15の内周面
15aよりも適宜寸法だけ内側に位置するように構成す
ることにより、モールド部14の成形に際して、両成形
金型16.17とリードフレーム19との間にずれが発
生した場合において、両キャビティー18’、18’に
よって成形されるモールド部14のうち上半分の部分と
下半分の部分とは、第17図及び第18図に二点鎖線で
示すように、鍔部21の外周面よりも内側においてずれ
るだけであって、互いに段違い状にずれた形態になるこ
とはないから、両成形金型16.17とリードフレーム
19との間に発生するずれのために、電子部品11にお
ける商品価値が低下すること、及びモールド部14にお
ける幅寸法W及び長さ寸法りが大きくなることを確実に
防止できるのである。
16.17の両方にキャビティー18′18’を凹み形
成して、この両キャビティー1818′にて、電子部品
11におけるモールド14aを成形する場合の実施例を
示すものであり、この実施例においても、両キャビティ
ー18′18′における開口縁18’ a、18’ b
を、リードフレーム19に穿設した抜き孔15の内周面
15aよりも適宜寸法だけ内側に位置するように構成す
ることにより、モールド部14の成形に際して、両成形
金型16.17とリードフレーム19との間にずれが発
生した場合において、両キャビティー18’、18’に
よって成形されるモールド部14のうち上半分の部分と
下半分の部分とは、第17図及び第18図に二点鎖線で
示すように、鍔部21の外周面よりも内側においてずれ
るだけであって、互いに段違い状にずれた形態になるこ
とはないから、両成形金型16.17とリードフレーム
19との間に発生するずれのために、電子部品11にお
ける商品価値が低下すること、及びモールド部14にお
ける幅寸法W及び長さ寸法りが大きくなることを確実に
防止できるのである。
なお、前記実施例は、6本のリード端子13を、モール
ド部14における左右両側面より突出して成る電子部品
11に適用した場合を示したが、本発明は、これに限ら
ず、モールド部のにおける一側面、又は全側面より1本
又は複数本のリード端子を突出した他の電子部品に対し
ても適用できることは言うまでもない。
ド部14における左右両側面より突出して成る電子部品
11に適用した場合を示したが、本発明は、これに限ら
ず、モールド部のにおける一側面、又は全側面より1本
又は複数本のリード端子を突出した他の電子部品に対し
ても適用できることは言うまでもない。
第1図〜第18図は本発明の実施例を示し、第1図はリ
ードフレームの平面図、第2図は第1図の■−■視断面
断面図3図は第1図の■−■視断面断面図4図は第2図
においてリードフレームを両成形金型で挟み付けたとき
の断面図、第5図は第4図の拡大図、第6図は第3図に
おいてリードフレームを両成形金型で挟み付けたときの
断面図、第7図は第6図の拡大図、第8図はモールド部
を成形したあとにおけるリードフレームの平面図、第9
図は電子部品の平面図、第1O図は第9図のX−X視測
面図、第11図は第9図のX I −X I視測面図、
第12図は電子部品の斜視図、第13図は電子部品の拡
大平面図、第14図は別の実施例を示す縦断正面図、第
15図は第14図においてリードフレームを両成形金型
で挟み付けたときの断面図、第16図は別の実施例によ
る電子部品の平面図、第17図は第16図のX■−X■
視側面図、第18図は第16図のX■−X■視側面図、
第19図〜第27図は従来の例を示し、第19図は電子
部品の平面図、第20図は第19図のXX−XX視側面
図、第21図はリードフレームの平面図、第22図は2
1図のxxn−xxn視断面断面図23図は電子部品の
平面図、第24図は各々合わせ面にキャビティーを設け
た一対の成形金型でリードフレームを挾みつけたときの
断面図、第25図は電子部品の平面図、第26図は第2
5図のXXVI−XXVI視側面区側面図7図は第25
図のXX■−XX■視側面側面図る。 11・・・・電子部品、12・・・・半導体チップ、1
3・・・・リード端子、14・・・・モールド部、19
・・・・リードフレーム、15・・・・抜き孔、15a
・・・・抜き孔の内周面、16.17・・・・成形金型
、18゜18’ 18’−・・・キャビティー18
a、18a、18’a・・・・キャビティーの開口縁、
21・・・・鍔部。
ードフレームの平面図、第2図は第1図の■−■視断面
断面図3図は第1図の■−■視断面断面図4図は第2図
においてリードフレームを両成形金型で挟み付けたとき
の断面図、第5図は第4図の拡大図、第6図は第3図に
おいてリードフレームを両成形金型で挟み付けたときの
断面図、第7図は第6図の拡大図、第8図はモールド部
を成形したあとにおけるリードフレームの平面図、第9
図は電子部品の平面図、第1O図は第9図のX−X視測
面図、第11図は第9図のX I −X I視測面図、
第12図は電子部品の斜視図、第13図は電子部品の拡
大平面図、第14図は別の実施例を示す縦断正面図、第
15図は第14図においてリードフレームを両成形金型
で挟み付けたときの断面図、第16図は別の実施例によ
る電子部品の平面図、第17図は第16図のX■−X■
視側面図、第18図は第16図のX■−X■視側面図、
第19図〜第27図は従来の例を示し、第19図は電子
部品の平面図、第20図は第19図のXX−XX視側面
図、第21図はリードフレームの平面図、第22図は2
1図のxxn−xxn視断面断面図23図は電子部品の
平面図、第24図は各々合わせ面にキャビティーを設け
た一対の成形金型でリードフレームを挾みつけたときの
断面図、第25図は電子部品の平面図、第26図は第2
5図のXXVI−XXVI視側面区側面図7図は第25
図のXX■−XX■視側面側面図る。 11・・・・電子部品、12・・・・半導体チップ、1
3・・・・リード端子、14・・・・モールド部、19
・・・・リードフレーム、15・・・・抜き孔、15a
・・・・抜き孔の内周面、16.17・・・・成形金型
、18゜18’ 18’−・・・キャビティー18
a、18a、18’a・・・・キャビティーの開口縁、
21・・・・鍔部。
Claims (1)
- (1).一つの電子部品における複数本のリード端子を
一体的に造形するための抜き孔を打ち抜き穿設して成る
リードフレームを、一対の成形金型にて挟み付け、前記
両成形金型における少なくとも一方の合せ面に凹み形成
したキャビティー内に、合成樹脂を溶融状態で充填する
ようにしたモールド部の成形方法において、前記リード
フレームにおける抜き孔を、電子部品のモールド部にお
ける幅寸法及び長さ寸法と等しくした矩形孔に形成する
一方、前記キャビティーの合せ面に対する開口縁を、前
記抜き孔の内周面より適宜寸法だけ内側に位置し、前記
溶融状態の合成樹脂を、抜き孔の内周面にまで充填する
ことを特徴とする合成樹脂封止型電子部品におけるモー
ルド部の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5596590A JPH03257836A (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 合成樹脂封止型電子部品におけるモールド部の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5596590A JPH03257836A (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 合成樹脂封止型電子部品におけるモールド部の成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03257836A true JPH03257836A (ja) | 1991-11-18 |
Family
ID=13013792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5596590A Pending JPH03257836A (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 合成樹脂封止型電子部品におけるモールド部の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03257836A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6370548A (ja) * | 1986-09-12 | 1988-03-30 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置用リ−ドフレ−ム |
-
1990
- 1990-03-07 JP JP5596590A patent/JPH03257836A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6370548A (ja) * | 1986-09-12 | 1988-03-30 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置用リ−ドフレ−ム |
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