JPH0272952A - 証券用複合シート輪転印刷機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は証券類、特に銀行紙幣用の複合シート輪転印刷
機に関する。

〔従来の技術〕

この型の印刷機は欧州特許第０．１３６，９７２号に開
示されている。この公知の印刷機の間接印刷装置は、数
個のオフセット版胴によってインキ着けされたゴム胴及
び該ゴム胴に相互作用する圧胴から成り、そのためシー
トの一面のみの印刷が可能になっている。送り胴及び渡
し胴は圧胴と相互作用し、かつ圧胴のシート（わえ爪は
シートを送り胴から引き継ぎそしてシートを圧胴の外周
に載せながら渡し胴のくわえ爪に挟み込まれるまで運ぶ
。

この配置では、送り胴と渡し胴の間に位置しかつシート
が圧胴上に巻き取られる圧胴の外周域は、圧胴の外周の
半分より実質的に広くなる。さらに渡し胴は同時にシー
ト反転装置のシート反転胴として作用しそしてこのため
に渡し胴は２シ一ト分の長さに相当する大きさを持ち、
それゆえ渡し胴の直径は通例１シートに相当する大きさ
を持つ版胴及び送り胴の直径の２倍であり、一方ゴム胴
及び圧胴は３シ一ト分の版型に適合されており従って版
胴及び送り胴の３倍の直径を持つ。

公知の複合印刷うにおいて、シー１般送装置は、前述の
ように間接印刷装置の圧胴と相互作用しかつ渡し胴とし
て作用するシート反転胴と、シート反転装置に属し１シ
ートの寸法に適合する手刷と、その倍の大きさで周辺に
近接して乾燥装置が配置されている乾燥胴と、見当を修
正する見当合わせ胴と、シートを凹版印刷装置の圧胴へ
と運びかつ見当合わせ胴と同様に１シートの寸法に相当
する大きさを持つ搬送胴とから成る。この搬送装置はチ
ェーングリッパ装置を使用せず、シートがひとつの胴か
ら次の胴へと直接通過して行く相互作用胴をもってのみ
作動するがゆえに、間接印刷装置と凹版印刷装置との間
での全シートの搬送の間に亙り完璧な刷り合せが高度の
信頼性をもって維持され、そのため通常は、起こり得る
見当修正が多くともシートの反転後に必要となり以って
見当合わせ胴によって自動的に修正が達成される。

上記の公知の印刷機においては、シートが反転されずに
シートの同一面が多色オフセット印刷及び多色調凹版印
刷で印刷されるか、もしくはシートが反転されることで
シートの一面に多色オフセット印刷が、そして他面に多
色調凹版印刷が得られるかのいずれかである。

〔発明が解決しようとする課題］ 本発明が基礎とする目的は、請求の範囲の請求項１の前
文に説明される型の複合シート輪転印刷機を、一方で胴
のみから成るシート搬送装置を保持しながら、間接印刷
装置が両面印刷によって作動しかつ多色画像がシートの
２面のそれぞれに与えられるという手段、トシりて設計
することである。

〔課題を解決するための手段］ この目的は以下によって達成される。すなわち、ゴム胴
形式であり数個の版胴を配設する第一胴及び該第一胴と
同じ大きさの第二胴を備える間接印刷装置と、該印刷装
置の後方に続いて設置されかつ搬送胴から成るシート反
転装置（８）と、該シート搬送装置に沿って配置される
乾燥装置（２１）と、前記シート搬送装置の後方に配置
される凹版印刷装置（Ｃ）とを具備し、前記第一の印刷
装置の第二胴は、シートを送る送り胴及びシートを運び
かつシート搬送装置の第一搬送胴を形成する渡し胴と相
互作用し、そして前記２個の胴の間に位置しシートを載
せる前記第二胴の外周域はゴム胴に直面しており、さら
に版胴から生じる多色画像が前記ゴム胴からゴム胴に直
面するシート面に転写される、証券類特に銀行紙幣用の
？Ｍ合レシート輪転印刷機おいて、第二胴がさらにゴム
胴であり、かつ送り胴と渡し胴との間に位置しシートが
巻き取られる第二胴の外周域は多くあっても咳胴の円周
の半分に等しく、また前記第二ゴム胴のシートが巻き取
られる第二胴の外周域沿いには該第二ゴム胴に接触する
数個の版胴が配置され、そのためにこれらの版胴から生
じる多色画像がソートの他面に転写され、さらに渡し桐
、送り胴、及び版胴が同し大きさである、複合シート輪
転印刷機によって目的は達成される。

〔作　用］ 間接印刷装置での送り胴と渡し胴の構造及び配置の結果
、ゴム胴として設計された第二胴のシートこ覆われない
自由な外周域は、数個の、特に３個もしくは４個のオフ
セット版胴及びそれらのインキ装置をこの外周域沿いに
設備できる程度に広がり、それゆえ間接印刷装置を通過
するシートは第一ゴム胴に直面する面だけではなく第二
ゴム胴に当接する面にも、いずれの場合も簡単な方法で
多色印刷を受は取る。銀行紙幣が関係する場合にはこれ
らの多色印刷はそれぞれ好ましくは多色刷安全背景であ
り、これは凹版印刷装置においてシートの一面に主図案
を表す多色調凹版印刷をもって完全なものとなる。従っ
てこの印刷機をもって一作業工程において完全な銀行紙
幣印刷を生み出すことが可能となり、この印刷において
はシートの表面は多色刷主図案と多色刷安全背景を持ち
かつ裏面は多色刷安全背景を持つが、これは特に低価格
の銀行紙幣においてしばしば慣習的である。

さらに、しかしながら主図案は、間接印刷装置の少なく
とも１個の版胴が湿オフセット印刷版、好ましくは湿凹
版印刷版の形で主図案を持って装備されさえすれば、シ
ートの裏面にもまた生み出すことができる。

本発明による印刷機の目的にかなった実施例は、特許請
求の範囲の従属的請求項から明らかになる。

特に目的にかなう実施例は、間接印刷装置が変換可能で
かつ配置次第で多色オフセット印刷もしくは多色集合印
刷をシートの一面上に生み出すことを可能にするものと
して、請求項１１に説明される。

〔実施例〕

本発明を図面に関連して典型的な実施例によって以下に
詳細に説明する。

第１図によれば、複合シート輪転印刷機は、シー　ｌ−
が最初に通過する間接印刷装置Ａと、次に続く胴のみか
ら成るシート搬送装置Ｂと、該シート搬送装置Ｂの終端
でシートが送り込まれる凹版印刷装置Ｃとから成る。

間接印刷装置Ａは、両面印刷によって作動する印刷装置
であるが、互いに鉛直上方に配置し相互作用する２個の
ゴム胴３及び５を持ち、これらゴム胴はオフセット印刷
版を担持する数個の版胴１２．１５及び７，１０にそれ
ぞれ接触しており、そしてこれらのゴム胴間でシートが
両面に同時印刷される。数個の搬送胴１と、ゴム胴３に
相互作用する１個の送り胴２とを経て、シートはゴム胴
３上に移送されかつシートくわえ爪によって巻き取られ
る。２個のゴム胴３及び５０回転方向を矢印で示す。ゴ
ム胴３によって巻き取られたシートは、２個のゴム胴間
の印刷位置を通過した後に、ゴム胴３と相互作用しかつ
シート搬送装置Ｂの最初の搬送胴を形成する渡し胴１８
によって把持される。

送り胴２と渡し胴１８との間に位置し、かつシートが巻
き取られるゴム胴３の外周域は、多くともゴム胴３の円
周の半分に等しい広さであり、考察中の実施例において
は、はぼ１３５’の角度に亙って広がっている。一般に
、この外周域は約１５０゜以下の角度に亙って広がって
いれば有益と言える。

渡し胴１８は送り胴２、版胴７，１０及び１２．１５と
同じ直径を持つが、版胴は従来のように、ただ１個の印
刷版を担持しかつその円周長が１シートの寸法に適合す
る手刷である。ゴム胴３及び５は各々３シートを受は取
るよう意図されており、よって３倍の大きさを持つ。

送り胴２及び渡し胴１８の配置と構成を以って、ゴム胴
３のシー１−が巻き取られる第二胴の上方外周域は少な
くとも該ゴム胴円周の半分の大きさであるが、考察中の
実施例において、それはほぼ２２５゜の角度に亙って広
がりかつ適応する数個の版胴（考案中実施例においては
４個の版胴）のために十分な間隔を提供しており、さら
に第１図によれば、そのうら２個の版胴１２はゴム胴３
の鉛直中心線の右側に、かつ＋Ｖりの２個の版胴は鉛直
中心線の左側に配置される。

考察中の実施例において、版胴１２及び１５はン易オフ
セット版を担持するものと想定する。これらはインキ装
置１３及び１６によって各々インキ着けされ、かつ湿し
装置１３′及び１６′によって各々水着けされる。イン
キ装置１３及び湿し装置１３’はインキ装置台１４に収
納され、かつインキ装置１６及び湿し装置１６’はイン
キ装置台１７に収納される。

他方のゴム胴５は４個のオフセット印刷版を担持する版
胴と相互作用し、かつ第１図によれば、その内の３個の
版胴７はゴム胴５の鉛直中心線の右側に装着され、そし
てもう１個の版胴１０は鉛直中心線の左側に装着される
。これらの版胴もまた湿オフセット版を担持すると想定
する。３個の版胴７は、着脱可能なインキ装置台９内の
インキ装置８及び湿し装置「と相互作用し、一方版胴１
０はインキ装置１１及び湿し装置１１′と相互作用する
。

さらに第１図によれば、送り胴２及び先行する搬送胴１
の周辺に近接して毛羽吸い取り装置３２があるが、シー
トの両面に作用するこれらの吸い取り装置はさらに連続
する少なくとも２個の搬送胴ｌの周辺に近接して配置す
ることもできる。さらに、ゴム胴３及びゴム胴５の下方
外周域には自動ゴム洗浄装置４及び６があるが、もちろ
んこれらは印刷装置の印刷工程の間は、ゴム胴から離脱
した非作動位置を呈する。

考察中の実施例において、搬送装置Ｂは９個の搬送胴を
持つが、これらは具体的には、渡し胴１８、胴１９、印
刷されたシートの両面の乾燥用に乾燥装置２１を周辺に
近接して配置する４個の洞２０、シート反転装置に属す
るシート反転胴２２、見当合わせ胴として作用し同時に
シーｔ・反転装置の一部として作動する胴２３、そして
シートを凹版印刷装置Ｃに導くもう１つの胴２４である
。胴１８゜１９、２０．２３．２４はいずれも１シート
に適合する同じ大きさを持つが、一方でシート反転胴２
２は２シートの寸法に適合し、それゆえ２倍の直径を持
つ。

上記のシート反転装置は公知であり、かつその機能は例
えば欧州特許第０．１３６，９７２号に開示されている
。矢印方向に回転する胴２２上に置かれるシートが反転
されないとすれば、シートは胴２３によって通常の方法
で直接搬送され、胴２３のくわえ爪は胴２２上に現われ
るシートの先端を把持する。シートの反転が実行されれ
ば、シートは、胴２２と胴２３との間の挟み部を完全に
通過した後、胴２３上に回転自在に装着されかつ対応制
御されるくわえ爪によって後端を把持され、そして胴２
３上へと直線矢印上方向に引張られ、以ってシートの今
までの後端は胴２２のくわえ爪から同時に解放されるシ
ートの先端になる。

胴２３は、見当合わせ胴としての作用において、シート
位置の正確な見当からの起こり得るずれの修正を確実に
する。このような見当合わせの装置及びその機能は前記
の欧州特許第０．１３６，９７２号に開示されている。

第１図に示す実施例において、搬送装置Ｂの全ての胴及
びその前方に配置される送り胴２と搬送胴Ｉは、少なく
ともほぼ水平に互いに並んだ状態かもしくは水平面上に
設置される。

凹版印刷装置Ｃは、シートが搬送胴２４から移行する圧
胴２５と、該圧胴２５に相互作用しかつ凹版印刷版を担
持する版胴２６と、インキ装置２８によって異なる色に
インキ着けされかつ版胴２６の凹版印刷版をインキ着け
する４個の型版ローラ２７と、インキ拭取り装置３０と
から成る。インキ装置２８は全て着脱可能なインキ装置
台２９に装着される。凹版印刷装置Ｃで印刷されたシー
トは、その後すぐに搬送装置３）、特にチェーングリッ
パ装置によって受は取られる。

上述の印刷装置を以って、銀行紙幣はその２面の各々に
安全背景を表わす４色オフセット印刷が与えられ、さら
にシート反転装置の調節次第で１面に主図案として４色
鋼凹版印刷が供給される。

適切であれば、シートの他面にも印刷装置Ａにおいて主
図案がさらに与えられるが、この目的は１個の版胴によ
って満たされ、この場合この版胴は好ましくは主図案を
持つ凹版印刷版を備え、かつ版胴の凹部の外表面が対応
する湿し装置によって水着けされ、以って二〇版胴は印
刷版のインキ着けの問いかなる色も受は取らない。

第２図による印刷機は第１図による印刷機と異なってお
り、ここでは第１図による搬送胴１が他の公知のシート
送り装置３３によって、例えばシート搬送帯によって置
き替えられている。該シート送り装置３３の終端で、シ
ートは静止胴３３ａ及び送り胴２を経由してゴム胴３へ
移行する。第１図による印刷機と更に異なる点は、ただ
１個の版胴１２がインキ装置と共に間接印刷装置への上
部インキ装置台１４に装着され、その代わり３個の版胴
１５が各々のインキ装置と共に他のインキ装置台１７に
装着されていることである。この印刷機において、ゴム
胴３のシートが通過する外周域はおよそ１４５°の角度
に亙って広がる。間接印刷装置Ａとシート搬送装置Ｂと
凹版印刷装置Ｃとの残りの構成部品は全て、第１図に示
す典型的な実施例と共通である。

第３図に示す典型的な実施例による印刷機において、間
接印刷装置への下半分は集合印刷工程（オルロワー０ｒ
ｌｏｆ−工程とも言う）により印刷を行ない、これに対
して上半分は第１図及び第２図による実施例のものと同
様にオフセット印刷工程により印刷を行なう。静止胴３
３ａを持つシー１−送り装Ｗ３３は、シートがここから
送り胴２へと移行するが、これは第２図による印刷装置
のシート送り装置に相当する。シート搬送装置Ｂにおい
て、シート反転胴２２の前には４個の手刷のみがあるが
、これらはすなわち渡しｌ１ｆｉｌ　ｌ　８とそれに続
く３個の胴２０であり、乾燥装置２１が４個の手刷全て
に近接して周辺に配置されている。

シートＩｌｌ送装置Ｂの残りの部分と凹版印刷装置Ｃは
、第１図及び第２図による典型的な実施例に一致する。

シートの１面に色集合印刷を行うために、第３図による
間接印刷装置への下半分は以下のように設計されている
。

２個のゴム胴３及び５は互いに離脱している。

ゴム胴５に当接する版胴１０は、完成印刷図案を持つ集
合印刷版を担持する。該版胴ｌＯとゴム胴３との間には
、画像転写胴３４の形式で追加小胞があり、これは版胴
１０及びゴム胴３の双方に当接する。ゴム胴５の鉛直中
心線の右側には、第３図によれば４個の版胴７が配置さ
れており、これら版胴はインキ装置８によって異なる色
にインキ着けされる色分は版を担持する。さらに、各イ
ンキ装置８には湿し装置「があり、湿オフセット印刷版
が使用されるときには湿し装置がこの印刷版を水着けす
る。

色分は版は切り取った凸版を持ち、該凸版は各々インキ
着けされまた特有の色で印刷されるように集合印刷版の
凸版区域に一致しており、さらに該凸版は多色画像を色
が相互に並んだ状態でゴム胴５に転写するが、該ゴムＩ
Ｆ１５は色集合胴としで機能しかつそれ自体が版胴１０
の重合印刷版をインキ着けする。このインキ着けされた
集合印刷版の多色画像は、画像転写胴３４によって、ゴ
ム胴３と画像転写胴３４との間を通過するシートに転写
される。集合印刷版は活版印刷版から成ることが望まし
いが、湿オフセット印刷版から成っても良く、この場合
は該印刷版は湿し装置によって水着けされ、そして版胴
１０の回転方向において示すところでは、？！シ装置は
画像転写胴３４との接触点の後方並びにゴム胴５との接
触点の前方に設置される。

画像転写胴３４がゴム胴３の外周に容易に適応し得るよ
うにゴム胴５は上方に位置するゴム胴３に関してやや外
側に、すなわち第３図によればやや右側に分出して配置
される。この結果、ゴム胴５の外周上にはその鉛直中心
線の右側に色分は版を担持する４個の版胴７の設置場所
があり、そのためこの典型的実施例ではゴム胴５は５個
の版胴全てと相互作用する。

この相対的配置によって、ゴム胴３へのシート送りは第
１図及び第２図による印刷機に関していくぶん上方にず
れており、ゆえにシートが通過しかつ送り胴２と渡し胴
１８との間に位置するゴム胴３の外周域はいくぶん広く
なっている。考察中の実施例においては、これは胴の外
周の半分に等しいが、適切であればある程度半分よりや
や狭くしても良い。ゴム胴３の上方の自由な外周域には
、３個の版胴があるが、すなわち鉛直中心線の右側には
版胴１２がインキ装置台１４のインキ装置１３と共にあ
り、そして鉛直中心線の左側には２個の版胴１５がイン
キ装置台１７のインキ装置１６と共にある。

従ってシートは、ゴム胴３と画像転写胴３４との間の挾
み部を通過する際に、シートの一面に３色オフセット印
刷を、そしてシートの他面に４色集合印刷を得る。その
結果安全背景は銀行紙幣の両面にこのようにして異なる
印刷工程で生み出されるが、すなわち画像に重なり合っ
た色を与えるオフセット印刷工程と画像に相互に並んだ
色を与える集合印刷工程による。

第４図から第６図は印刷機のもう一つの典型的実施例を
例示するが、そこでは間接印刷装置Ａは変換可能でかつ
３つの異なる印刷位置を呈することができる。第４図か
ら第６図による印刷機は、第３図で既に説明した印刷機
と同一のシートａ送装置Ｂと同一の凹版印刷装置Ｃと、
そして本質的に同一構造の印刷装置Ａとを持つ。同じ部
分は同し参照符号で示す。

相異点は、ゴム胴５がオフセット印刷位置（第５図及び
第６図）と集合印刷位置（第４図）との間で調節可能で
あること、画像転写胴３４がゴム胴３及び版胴１０の双
方に当接する作動位置とこれらの２個の胴から離脱する
非作動位置との間で調節可能であること、版胴ｌＯが同
様に調節可能でかつ連動するインキ装置１１を持ちかつ
オフセット印刷版（第５図及び第６図）か集合印刷版（
第４図）かのいずれかを担持すること、そして最後にゴ
ム胴５に接触する版胴７がオフセット印刷版（第５図及
び第６図）か色分は版（第４図）かのいずれかを担持す
ることである。

静止胴３３ａを持つシート送り装置３３は、第３図によ
る印刷機と同一のものである。ゴム胴５は、インキ装置
１１を持つ版胴１０に加えさらにまた各々インキ装置８
を持つ４個の版胴７をゴム胴５の鉛直中心線の右側に位
置して配設する。また、第３図による印刷機におけると
同様に、ゴム胴３はオフセット版を担持する３個の版胴
１２及び１５によってインキ着けされる。

第４図による集合印刷位置において、ゴム胴５はゴム胴
３から離脱しており、そして版胴１０ば、完成印刷図案
を持つ集合印刷版を担持しかつゴム胴５に当接しかつ配
設されるインキ装置１１から分離しているが、これは例
えば隣接するインキローラもしくは転写ローラを離脱さ
せるという簡単な方法で得ることができる。画像転写胴
３４は作動位置を呈している。４個の版胴７は色分は版
を担持する。第４図による集合印刷位置及び生み出され
た集合印刷画像は、第３図により説明された印刷機の相
対配置及びそこで得られる集合印刷画像に正確に一敗す
る。

第５図によるオフセット印刷位置において、ゴム胴５は
第１図による印刷機と同様にゴム胴３に対し押圧されて
おり、そして版胴１０は配設されたインキ装置１１にイ
ンキ着けされるオフセット印刷版を担持しかつゴム胴５
に当接しかつ該ゴム胴をインキ着けする。版胴７は同様
にオフセット印刷版を備えている。画像転写胴３４は非
作動位置を呈し、そこでは版胴１０及びゴム胴３の双方
から離脱している。この場合、ゴム胴３及び５の間の挟
み部を通過するシートはその上面に３色オフセット印刷
を、またその下面に５色オフセット印刷を与えられる。

第６図は印刷装置Ａのもう一つのオフセット印刷位置を
示すが、ここではゴム胴３及び５は再度互いに押しつけ
られ、それに反して版胴１０はゴム胴５から離脱し、そ
して作動位置を呈しかつゴム胴３に押圧される画像転写
胴３４と相互作用する。版胴１０はオフセット印刷版を
担持し、該オフセット印刷版は配設されるインキ装置１
１にインキ着けされかつその画像は画像転写胴３４によ
ってシートに転写される。４個の版胴７はゴム胴５をイ
ンキ着けするオフセット印刷版を担持する。

従ってシートは、ゴム胴３及び５０間の挟み部において
、まず上面に３色オフセット印刷を、そして下面に４色
オフセット印刷を受は取り、その後さらに画像転写胴３
４によって下面に単色オフセット印刷を受は取る。

本発明はここに述べた典型的な実施例に限定するもので
なく、特にゴム胴３及び５に相互作用する版胴の数と的
確な配置、及び胴からなるシート搬送装置の構造、及び
凹版印刷装置の構造に関して、多くの代替型の可能性を
提供するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、間接印刷装置がシートの両面に多色オフセッ
ト印刷を与える複合シート輪転印刷機の第一の典型的実
施例を示す。 第２図は第１図による印刷機の代替型を、もう一つのシ
ート送り装置と間接印刷装置の上部ゴム胴上のもう一つ
の版胴配置をもって示す。 第３図は、間接印刷装置が多色オフセット印刷をシート
の一面に、色集合印刷をシートの他面に与える第二の典
型的実施例を示す。 第４図から第６図は、間接印刷装置が変換可能でかつ異
なる印刷組合せを得るための３つの異なる作動位置を呈
することができる第三の典型的実施例を示すが、すなわ
ち下部印刷装置の半分は第４図によれば集合印刷位置を
、第５図によれば第一オフセット印刷位置を、そして第
６図によれば第二オフセット印刷位置を呈する。 Ａ・・・間接印刷装置、　　　Ｂ・・・シート搬送装置
、Ｃ・・・凹版印刷装置、　　２・・・送り胴、３．５
・・・ゴム胴、　　　　？、　１０．１２．１５・・・
版胴、・８．１１．１３．１６・・・インキ装置、８′
、ｔ　ｒ　、１３’、１　Ｇ’・・・温し装置、１８・
・・渡し胴、２０・・・搬送胴、　　　　　２１・・・
乾燥装置、２２・・・反転胴、 ２５・・・圧胴、 ３４・・・画像転写胴。 ２３・・・見当合せ胴、 ２６・・・版胴、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ゴム胴形式であり数個の版胴（７、１０）を配設す
   る第一胴（５）及び該第一胴と同じ大きさの第二胴（３
   ）を備える間接印刷装置（Ａ）と、該印刷装置（Ａ）の
   後方に続いて設置されかつ搬送胴から成るシート搬送装
   置（Ｂ）と、該シート搬送装置に沿って配置される乾燥
   装置（２１）と、前記シート搬送装置の後方に配置され
   る凹版印刷装置（Ｃ）とを具備し、前記第一の印刷装置
   （Ａ）の第二胴（３）は、シートを送る送り胴（２）及
   びシートを運搬しかつシート搬送装置の第一搬送胴を形
   成する渡し胴（１８）と相互作用し、そして前記２個の
   胴の間に位置しシートを載せる前記第二胴の外周域はゴ
   ム胴（５）に直面しており、さらに版胴（７、１０）か
   ら生じる多色画像が前記ゴム胴からゴム胴に直面するシ
   ート面に転写される。証券用の複合シート輪転印刷機に
   おいて、第二胴（３）がさらにゴム胴であり、かつ送り
   胴（２）と渡し胴（１８）との間に位置しシートが巻き
   取られる第二胴の外周域は大きくても該胴の円周の半分
   に等しく、また該第二ゴム胴（３）のシートに覆われな
   い自由な外周域沿いには該第二ゴム胴に接触する数個の
   版胴（１２、１５）が配置されそのためこれらの版胴（
   １２、１５）から生じる多色画像がシートのもう一方の
   面に転写され、さらに渡し胴（１８）、送り胴（２）、
   及び版胴（７、１０、１２、１５）が同じ大きさである
   複合シート輪転印刷機。 ２、渡し胴（１８）は同じ大きさの数個の搬送胴（１９
   、２０）を後方に従え、かつ乾燥装置（２１）は少なく
   とも２個の連続する搬送胴の周辺に近接して配置される
   請求項１に記載のシート輪転印刷機。 ３、シートを送る同じ大きさの数個の相互作用搬送胴（
   １）は送り胴（２）の前方に配置され、かつ毛羽吸い取
   り装置（３２）は好ましくは少なくとも２個の連続する
   搬送胴の周辺に近接して設けられている請求項１に記載
   のシート輪転印刷機。 ４、間接印刷装置（Ａ）の２個のゴム胴（３、５）は少
   なくとも相互にほぼ垂直上方に位置し、かつ送り胴（２
   ）、適切であれば該送り胴の前方に配置される搬送胴（
   １）、渡し胴（１８）、そして該渡し胴の後方に位置す
   る搬送胴（１９、２０）は、少なくとも相互に並んでほ
   ぼ水平に配置されている請求項１に記載のシート輪転印
   刷機。 ５、シート搬送装置内には、シート反転胴（２２）を持
   つシート反転装置と、好ましくはその後方に見当を修正
   しかつ搬送胴として作用する見当合わせ胴（２２）を持
   つ見当合わせ監視装置とが配置されている請求項１に記
   載のシート輪転印刷機。 ６、間接印刷装置（Ａ）の第二ゴム胴（３）は第一ゴム
   胴（５）の上方に位置し、かつ第一ゴム胴及び第二ゴム
   胴に配設される版胴（７、１０；１２、１５）は個々の
   ゴム胴の鉛直中心線の両側に各々配置されている請求項
   １に記載のシート輪転印刷機。 ７、送り胴（２）と渡し胴（１８）との間に位置しかつ
   シートが通過する第二ゴム胴（３）の外周域は、１５０
   度以下の角度に亙って広がっている請求項１に記載のシ
   ート輪転印刷機。 ８、間接印刷装置（Ａ）において、第二ゴム胴（３）に
   接触する版胴（１２、１５）はオフセット印刷版を担持
   し、そして第一ゴム胴（５）に配設される版胴（７、１
   ０）は全て同様にオフセット印刷版を担持しかつ該第一
   ゴム胴に接触し、そして全ての版胴は各々インキ装置（
   ８、１１；１３、１６）によって異なる色にインキ着け
   されるシート輪転印刷機であり、さらに２個のゴム胴（
   ３、５）は相互に押圧し合い、かつこれら２個のゴム胴
   の間を通過するシートは両面に同時に多色オフセット印
   刷を得る請求項１に記載のシート輪転印刷機。 ９、間接印刷装置（Ａ）において、第二ゴム胴（３）に
   接触する版胴（１２、１５）はインキ装置（１３、１６
   ）によって各々異なる色にインキ着けされるオフセット
   印刷版を担持し、また第一ゴム胴（５）に配設される版
   胴（７、１０）は全て該第一ゴム胴に接触し、また前記
   版胴のうち１個（１０）は集合印刷版を担持し一方残り
   の版胴（７）はインキ装置（８）によって各々インキ着
   けされる色分け版を担持し、また２個のゴム胴（３、５
   ）は相互に離脱し、そして重ね印刷版を担持する版胴（
   １０）はそれ自体第二ゴム胴（３）に対し押圧される画
   像転写胴（３４）と相互作用するシート輪転印刷機であ
   り、前記第二ゴム胴（３）と前記画像転写胴（３４）と
   の間を通過するシートは一面に多色オフセット印刷を、
   他面に色集合印刷を同時に獲得する請求項１に記載のシ
   ート輪転印刷機。 １０、間接印刷装置（Ａ）において、第一ゴム胴（５）
   に配設される全ての版胴（７、１０）と第二ゴム胴（３
   ）に接触する全ての版胴（１２、１５）はオフセット印
   刷版を担持しかつインキ装置（８、１１；１３、１６）
   によって各々インキ着けされ、また第一ゴム胴（５）に
   配設される版胴のうち１個（１０）は該第一ゴム胴から
   離脱し一方残り全ての版胴（７）は該第一ゴム胴に接触
   し、そして２個のゴム胴（３、５）は相互に押圧し合い
   、さらに第一ゴム胴（５）から離脱する版胴（１０）は
   それ自体第二ゴム胴を押圧する画像転写胴（３４）と相
   互作用するシート輪転印刷機であり、２個のゴム胴（３
   、５）の間を通過するシートは両面に同時に多色オフセ
   ット印刷を獲得しかつシートが第二ゴム胴（３）と画像
   転写胴（３４）との間を通過する間にはシートの一面に
   追加の単色オフセット印刷を獲得する請求項１に記載の
   シート輪転印刷機。 １１、間接印刷装置（Ａ）において、第一ゴム胴（５）
   は第二ゴム胴（３）を押圧するオフセット印刷位置と該
   第二ゴム胴から離脱する集合印刷位置との間で調節可能
   であり、また第一ゴム胴（５）に配設される版胴のうち
   １個（１０）は該第一ゴム胴に当接する位置と該第一ゴ
   ム胴から離脱する位置との間で調節可能であり、また調
   節可能な前記版胴（１０）と第二ゴム胴（３）との間に
   は画像転写胴（３４）が配置され、該画像転写胴は前記
   の２個の胴（３、１０）に接触しかつ調節可能な版胴（
   １０）が生じる色画像を第二ゴム胴（３）に載っている
   シートに転写する作動位置と前記２個の胴（３、１０）
   から離脱した非作動位置との間で調節可能であるシート
   輪転印刷機であって、集合印刷位置においては、第一ゴ
   ム胴（５）に配設される版胴（７、１０）は全て該第一
   ゴム胴に当接し、かつ調節可能な版胴（１０）は集合印
   刷版を担持しかつ該版胴に配設されるインキ装置（１１
   ）から分離し、また残りの版胴（７）はインキ装置（８
   ）に各々インキ着けされる色分け版を担持し、そして画
   像転写胴（３４）はその作動位置を呈しており、さらに
   オフセット印刷位置においては、第一ゴム胴（５）に配
   設される版胴（７、１０）は全てインキ装置（８、１１
   ）に各々インキ着けされるオフセット印刷版を担持し、
   かつ調節可能な版胴（１０）は、第一ゴム胴（５）に当
   接し該第一ゴム胴をインキ着けし同時に画像転写胴（３
   ４）が離脱した非作動位置を呈しているか、或いは版胴
   （１０）は第一ゴム胴（５）から離脱し同時に画像転写
   胴（３４）がその作動位置を呈しているかのいずれかで
   ある、請求項１に記載のシート輪転印刷機。