JPH02293369A - 陶磁器用材料及び陶磁器の製造方法 - Google Patents

陶磁器用材料及び陶磁器の製造方法

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JPH02293369A
JPH02293369A JP1112210A JP11221089A JPH02293369A JP H02293369 A JPH02293369 A JP H02293369A JP 1112210 A JP1112210 A JP 1112210A JP 11221089 A JP11221089 A JP 11221089A JP H02293369 A JPH02293369 A JP H02293369A
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JP
Japan
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slurry
ceramic
phosphate
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cao
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Application number
JP1112210A
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English (en)
Inventor
Shigeharu Takagi
高木 茂栄
Keijiro Shigeru
啓二郎 茂
Takashi Oku
奥 隆司
Yoshifumi Kubota
久保田 喜文
Kozo Mizutani
孝三 水谷
Toyoko Tanaka
田中 豊子
Emiko Tanaka
田中 絵美子
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Sumitomo Cement Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Cement Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、陶磁器用材料及び陶磁器の製造方法に関する
(従来の技術) 例えば、生花に似せたドライクラブや造花などは従来か
らよく見られるが、最近はこれらと共に陶磁器による模
造花なども出回るようになってきている。
従来、陶磁器によって模造花を製作する場合、基本的に
は普通の陶磁器製品と同じ方法で作られており、粘土原
料の可塑性を利用して花弁や葉の形を作り、これを乾燥
させた後焼成するものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の製作方法では、可塑性粘土そ
のものによって花弁や葉の形状を作っていくため、未焼
成の段階で花の形状を保持させるのが難しく熟練を要す
る他、ドライフラワや布又は紙で作った造花などのよう
に、花弁や葉などを実際の生花の形状らしく作ったり、
花弁や葉の表面の細かな模様までを表わすことができな
かった。また、焼成前の成形体の強度を増すために、粘
土原料に有機質のバインダを添加する方法もあるが、そ
れだけでは必ずしも十分とはいえない他、脱バインダ工
程が新たに必要となると共に、脱バインダが不十分であ
ると製品に黒いシミが残ってしまい実用的ではなかウた
そこで、本発明の技術的課題は、未焼成成形体の取扱い
を容易すると共に、基材の形状や模様により似せた陶磁
器製品を簡易な手段によって製作できるようにする点に
ある。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記技術的課題を解決するために、?1に、α
型リン酸3カルシウム、リン酸4カルシウム、CaO−
P2O5−SiO■系の高温焼成物、CaO−P2O5
−SiO■系の高温溶融物のうち、1種又は2種以上を
バインダとして用いた陶磁器用材料を手段とし、 第2に、α型リン酸3カルシウム、リン酸4カルシウム
、CaO−P.Os−SiOz系の高温焼成物、CaO
−P2O5−SiOz系の高温溶融物のうち1種又は2
種以上と、長石、粘土、陶土、雲母のうち1種又は2種
以上との混合物からなる陶磁器用材料を手段とし、 第3に、上記陶磁器用材料を水で混練してスラリとし、
必要に応じて酸、塩類、顔料を混入した陶磁器用材料を
手段とし、 第4に、上記スラリを基材の表面に付着させ、これを硬
化させたのちに焼成し、基材の形状がそのまま保持され
た硬化体を得るようにした陶磁器の製造方法を手段とし
ている。
ここで(:aO−P.O.−SiO■系の化合物は、酸
化カルシウム、リン酸及びケイ酸を含む種々の組み合せ
が可能であり、特にケイ酸が加わることによって強度を
増すことができる。また、これら化合物の高温焼成物お
よび高温溶融物は、いずれも適当な粒径に粉砕されてか
らバインダとして用いられる。
このバインダは、そのまま水で混練しスラリにしても陶
磁器用材料として用いられるが、これに長石、粘土、陶
土、雲母のうち1種または2種以上を混ぜることによっ
て、陶磁器製品に艶や光沢などを付与することのできる
良質の陶磁器用材料を得ることができる。
上記のα型リン酸3カルシウム、リン酸4カルシウム、
CaO−P2O.−SiO.系の高温焼成物、CaO−
P2O.−SiO2系の高温溶融物の粉砕物、又はこれ
らに長石、粘土、陶土・、雲母などを混合した陶磁器用
材料は、いずれも水で混練することにより反応して硬化
する水硬性材料であるが、水と一緒に酸やその塩を添加
した場合には硬化が促進される。酸および塩には、公知
の種々のものが適用されるが、特にリン酸およびリン酸
塩が好ましく、これらは硬化を促進するだけでなく、リ
ン酸イオンが水和生成物の構造内に組込まれて、耐熱性
も一緒に向上させる。上記粉体に添加する水の量は、基
材にスラリを付着する方法によって幾分異なるが、粉体
10重量部に対して約2〜5重量部が基準となる。
また、上述した陶磁器用材料は透明性を有するが、陶磁
器に所望の色彩を付与するために、上記スラリに種々の
顔料が加えられる場合もあり、主に無機顔料が用いられ
る。
つぎに、上記陶磁器用材料を用いて陶磁器を製作する場
合について説明する。
先ず、陶磁器の基材となり得る対象は、高温で焼成した
時に燃えてなくなってしまうものであれば何でもよく、
紙、布、木材、合成樹脂、合成ゴム及び炭素材料は勿論
、花や草木などの植物のようなものも対象となる。
これらの基材に対して、その表面全体に上述したスラリ
を付着させる必要があるが、付着方法としては、スラリ
の入った容器中に基材を浸漬させたり、基材にスラリを
吹き付けたり、篩や刷毛等で基材にスラリを薄く均質に
塗布等の方法がある。
スラリを付着させた後は、水蒸気又は加温によって硬化
させ、次いで12O0°C前後で焼成する。この時、中
の基材は燃えてしまうが、外側の陶磁器材料が焼結して
残り、基材の形状をそのまま保持した陶磁器ができあが
ることになる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
(実施例1) バインダとして、α型リン酸3カルシウムとリン酸4カ
ルシウムの混合粉末を用い、陶磁器製の模造花を試作し
た。
α型リン酸3カルシウムとリン酸4カルシウムの混合物
は、ハイトロキシアパタイトを12O0°C以上の高温
で脱水熱分解して得られる熱分解法によって生成した。
なお、ハイドロキシアバタイトは、水酸化カルシウムの
スラリにリン酸を滴下して得るか(湿式合成法)、ある
いは第2リン酸カルシウムと炭酸カルシウムを12O0
℃で焼成してα型リン酸3カルシウムとリン酸4カルシ
ウムの混合物を合成し、これを水と混合して水利反応さ
せることによって得られる。このような方法で得られた
α型リン酸3カルシウムとリン酸4カルシウムの混合物
は、カルシウムとリンのモル比が1.55であった。
次に、上記バインダ100重量部に対して、正長石2O
0重量部を混合して陶磁器材料とした。
そして更に、この陶磁器材料100重量部を3%のリン
酸溶液40重量部で混練してスラリとした。このスラリ
を篩によってバラの花弁に薄く塗布し、水蒸気中にて1
時間養生して硬化させた。
そして、このバラの花を電気炉内に入れ、1時間で12
O0°Cに昇温させた後12O0°Cに保持して1時間
焼成し、その後8時間かけて室温まで冷却して陶磁器製
の模造花を得た。
このようにして得られた模造花は、バラの生花自体は燃
えてしまっているが、バラの生花と同一形状のものが得
られ、また花弁の厚みも0.5〜1mmと薄く、更にス
ラリか薄く塗布されているために、花弁の模様までもく
っきりと表われる。なお、バラの花をスラリに浸漬させ
た場合、スラリを吹き付けた場合にも、上述と同様の磁
器製模造花が得られた。
表1に、本実施例に係る陶磁器材料を用いた場合の未焼
成成形体の曲げ強度と従来の陶磁器材料を用いた場合の
それとを比較して示した。
また、表2には、本実施例に係る製造法によって得た模
造花の特徴を、従来法による陶磁器製模造花との比較で
示した。
表1.未焼成成形体の曲げ強度試験 本1.本発明の陶磁器材料・・・α型リン酸3カルシウ
ムとリン酸4カルシウムの混合物 34% 正長石 66% 本2.従来の陶磁器材料・・・カオリン50%   石
英25%正長石 25% 表2.陶磁器製模造花の特徴 〔実施例2〕 バインダとして、CaO−P2O.−Si02系の粉体
な用いて、陶磁器製の模造花を製造した。
CaO−P2O.−SiO.系のバインダは、ピロリン
酸カルシウム(Ga2P2O,) 5モルに対して、炭
酸カルシウム(CaCO3)  1 6モル、シリカ(
SiOz) 3モルをボールミルにて5時間湿式混合し
、この混合によって得られた粉体を乾燥し、電気炉によ
って1500゜Cで10時間焼成したのち、適当の粒度
に粉砕することによって生成した。このバインダの組成
は、α型リン酸3カルシウムとシリコカーノタイトであ
った。
次に、上述のバインダ100重量部に対して製長石15
0重量部を混合して陶磁器材料とした。
そして更に、この陶磁器材料100重量部を3%のリン
酸溶液40重量部で混練してスラリとした。次いで、こ
のスラリ中にバラの花弁を浸漬し、花弁の表面にスラリ
を薄く付着させた後、水蒸気中にて1時間養生して硬化
させた。そして、上記実施例1と同様、このバラの花を
12O0℃で1時間焼成し、陶磁器製の模造花を得た。
得られた模造花は上記実施例1と同様の特性を有する。
〔効果〕
以上説明したように、本発明に係る陶磁器用材料及び陶
磁器の製造方法によれば、陶磁器の製造に当り、良質粘
土を確保することが次第に困難になってきたという資源
上の問題から開放され、国の内外どこでも陶磁器を生産
することができる。
また本発明によれば、未焼成成形体の強度が大きくその
取扱が容易である他、基材の形状や模様により似せた陶
磁器製品を簡易な手段によって製作でき、透明で極めて
薄く、精密で高強度の陶磁器が生産できる。更に、基材
として紙、布、合成樹脂、合成ゴム、炭素材料および植
物など幅広く利用することができるといった効果がある

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)α型リン酸3カルシウム、リン酸4カルシウム、
    CaO−P_2O_5−SiO_2系の高温焼成物、C
    aO−P_2O_5−SiO_2系の高温溶融物のうち
    、1種又は2種以上をバインダとして用いたことを特徴
    とする陶磁器用材料。
  2. (2)α型リン酸3カルシウム、リン酸4カルシウム、
    CaO−P_2O_5−SiO_2系の高温焼成物、C
    aO−P_2O_5−SiO_2系の高温溶融物のうち
    1種又は2種以上と、長石、粘土、陶土、雲母のうち1
    種又は2種以上との混合物からなる陶磁器用材料。
  3. (3)請求項1又は請求項2の陶磁器用材料を水で混練
    してスラリとし、必要に応じて酸、塩類、顔料などを混
    入したことを特徴とする陶磁器用材料。
  4. (4)請求項3のスラリを基材の表面に付着させ、これ
    を硬化させたのちに焼成し、基材の形状がそのまま保持
    された硬化体を得るようにしたことを特徴とする陶磁器
    の製造方法。
  5. (5)上記スラリの付着方法が、スラリの中に基材を浸
    漬するか、基材にスラリを吹付けるか又は塗布するかの
    方法である請求項4記載の陶磁器の製造方法。
JP1112210A 1989-05-02 1989-05-02 陶磁器用材料及び陶磁器の製造方法 Pending JPH02293369A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2021065252A1 (ja) * 2019-09-30 2021-04-08
WO2021065252A1 (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 植物構造体、並びにそれを用いた建築部材及び内装部材

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