JPH0231122B2 - - Google Patents

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JPH0231122B2
JPH0231122B2 JP59211162A JP21116284A JPH0231122B2 JP H0231122 B2 JPH0231122 B2 JP H0231122B2 JP 59211162 A JP59211162 A JP 59211162A JP 21116284 A JP21116284 A JP 21116284A JP H0231122 B2 JPH0231122 B2 JP H0231122B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic
producing
flower
flexible sheet
artificial
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59211162A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6189312A (ja
Inventor
Kyomasa Arai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
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Publication of JPS6189312A publication Critical patent/JPS6189312A/ja
Publication of JPH0231122B2 publication Critical patent/JPH0231122B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) この発明は、装飾或は美術工芸品等として用い
られる陶磁器製造花の製造方法に関する。
(従来技術) 陶花を製造する方法として、粘土等を薄板状に
展延させたものを用いる、古典的な手間と時間を
要するものもあるが、最近、陶紙を用いる方法が
開発された。陶紙とは陶土と紙の原料であるパル
プとを混練りして抄紙機で抄き上げた、焼成する
と陶磁器となる紙であるから、これを花の原型に
裁断して水に湿した後、コテを用いて造形を行
い、乾燥させた後窯に入れて焼成させれば陶花が
得られるものである。
しかるに、陶紙は今だ極めて高価である上に材
厚が0.3m/m以上と薄さに限度があるので、複
雑な形状を有する花(例えばカーネーシヨンやバ
ラ等)を模写した陶磁器製造花を造ることが極め
て困難であるという欠点があつた。
また、極めて脆いのでよほど注意しないと製造
中に花弁が欠けてしまう等の問題もあつた。
(発明の技術的課題) この発明は、安価、かつ簡単容易に製造できる
極めて複雑な形状を有する陶磁器製造花の製造方
法を提供することを技術的課題とする。
尚、この明細書において造花とは花部単体、或
は花部、蕾部、実部、茎部、葉部及び根部等の全
部或は一部を含むものとする。
(技術的手段) 上述した技術的課題を達成するためにこの発明
は、可燃性の布や紙等の可撓性製シートで造つた
造花を骨材とし、この骨材に塗布させた陶磁器用
泥漿を乾燥させた後焼成させ、前記骨材を燃焼さ
せつつ前記泥漿を骨材の形状に陶磁器化させるも
のである。
この発明はさらに、布や紙等の可撓性製シート
を用いて造花を造り、この造花に凝固剤を塗布さ
せて硬化させ、次いでこれに陶磁器用泥漿を塗布
させて乾燥させた後、公知の陶磁器の製造方法を
施して焼成するものであり、この発明はこの焼成
の後にさらに、釉薬を施釉するか、或は陶芸用絵
具で絵付けして乾燥させた後、再度焼成させるも
のである。
この発明はさらに可撓性製シートをポリエステ
ルタフタやシルキーや和紙で構成し、造花の茎部
をニクロム線やタンカル線等のような耐熱線を芯
材とすることにより構成したものである。
(作用) 上記のごとくに構成することにより、焼成によ
つて骨材の部分が燃焼蒸発して、原型をそのまま
残して陶磁器用泥漿の部分が陶磁器として残り、
複雑な形状をそのまま残した薄い肉厚の陶磁器製
の造花となるものである。
これにさらに釉薬を施釉するか、或は陶芸用絵
具で絵付けして焼成することにより色彩豊かな陶
花を得ることができるものである。
実施例 1 合成繊維であるポリエステルタフタからなる薄
い可撓性製シートを用いて、ホンコンフラワーを
造る要領でカーネーシヨンの造花を造り、これを
360c.c.の水に10cm角の陶糊を入れて煮沸させたも
のをガーゼで漉して造つた凝固剤中に浸漬させた
後取り出して乾燥硬化させる。しかる後、これを
有田磁器土を水に溶かして造つた陶磁器用泥漿中
に浸漬させて取り出し、再び乾燥させ、これに透
明釉薬を施釉して乾燥させた後、これを耐熱綿で
支えつつ(花弁の間にも耐熱綿を介挿させた)鞘
筒内へ収納させ、該鞘筒ごと電気炉内(窯)内へ
入れてほぼ4時間を要して1200℃にまで昇温させ
た後、自然冷却させたら、乳白色をおびた原型と
全く同一の形状を保つた美しい肌合いを持つカー
ネーシヨンの磁器製の造花を得ることができた。
次いで、これに再度色彩釉薬を施釉して乾燥
後、再び上述したように鞘筒内へ収納させて電気
炉内へ入れ、1000℃に達した段階で加熱を中止さ
せ、自然冷却するのを待つて取り出して見たら、
色あざやかな、かつ複雑な形状をそのまま残した
カーネーシヨンの磁器製の造花を得ることができ
た。
実施例 2 合成繊維であるシルキーからなる薄い可撓性製
シートを用いて、これもホンコンフラワーを造る
要領でバラの造花を造り、次いでニカワ液からな
る凝固剤へ浸漬させた後乾燥硬化させ、実施例1
のようにして焼成させたところ、これまた、乳白
色の美しい肌合いを持ち、かつ複雑な形状をその
まま残したバラの磁器製の造花、或は美しい色彩
を持つたバラの磁器製の造花を得ることができ
た。
実施例 3 骨材として造花用に用いられる和紙からなる薄
い可撓性製シートを用いてユリの花の造花を造
り、色彩釉薬を陶芸用絵具に代えて絵付けしたの
みで、他は実施例2と同じ条件で実施したとこ
ろ、同様に原型をそのまま保つたユリの磁器製の
造花を得ることができた。
実施例 4 実施例1のように、ポリエステルタフタからな
る可撓性製シートを用いたバラの花部と葉部を造
り、ニクロム線にポリエステルタフタを巻いて茎
の部分を造り、花部と葉部の部分については実施
例1と同じ凝固剤中に浸漬させて乾燥硬化させた
後、有田磁器土を用いた泥漿に浸し、取り出して
乾燥させて茎部へ葉と花部を陶糊を用いて接着さ
せ、しかる後実施例1と同じ条件で焼成したとこ
ろ、原型を完全にとどめたままで、葉と茎と花部
のある磁器製の造花を得ることができた。
実施例 5 ポリエステルタフタを用いたユリの花の造花を
造り、これを実施例1と同じ凝固剤に浸して乾燥
硬化させた後、予め色彩釉薬を泥漿に含ませたも
のの中へ浸漬させ、取り出して乾燥させた後、実
施例と同じ条件で1200℃にまで昇温させ、電気炉
をOFFさせて自然冷却させたところ、色あざや
かな色彩を持つユリの磁器製の造花を得ることが
できた。
以上の実施例から、骨材には焼成時に燃焼して
しまうものであれば、これを用いて造花を造れる
材質のものであれば足り、とくに限定はないが、
表面に附着させる陶磁器用泥漿の分量に比して材
厚が厚い場合には、焼成時に型がくずれてしまい
原型をとどめた磁器製の造花を得ることができな
かつた。
また、焼成時の温度、加熱時間、温度勾配等に
ついては、骨材や凝固剤の種類、材厚さらには陶
磁器用泥漿の種類、性質、及び釉薬の種類、性質
等によつて各々異なり、実施例に挙げたものに限
定されるものではないことは当然である。
さらに、実施例では磁器土を泥漿として用いた
ものを示したが、陶土を用いて陶器製の造花を造
ることができることは言うまでもない。しかし、
この場合は素焼きをするとかなり脆いので取り扱
いに細心の注意を要する。
尚、上記した実施例においては、塗布の実施例
として、骨材を凝固剤や泥漿等の液中に浸漬させ
る場合のみを挙げたが、これ以外に吹き付ける方
法、ハケを用いて塗る方法等があり、塗布とはこ
れらの全てを含むものである。
葉や茎を有する陶磁器製の造花を造る場合に、
上述した実施例の他に、茎部の芯材となるニクロ
ム線やタンカル線に予め葉や花部を取りつけてお
けば、陶糊を用いる必要はないであろう。
また、この場合には、ニクロム線やタンカル線
に直接陶磁器用泥漿を塗布させても良い。
その他、釉薬或は色彩の方法は、実施例に挙げ
たもの以外の種々の公知方法が応用できることは
いうまでもない。
(効果) 以上詳細に説明したようにこの発明は、安価、
かつ容易に肉厚の薄い極めて複雑な形状を持つた
陶磁器製造花を製造できるという効果を奏し得
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 布や紙等の可撓性製シートで造つた造花を骨
    材とし、この骨材に塗布させた陶磁器用泥漿を乾
    燥させた後焼成させ、前記骨材を燃焼させつつ前
    記泥漿を骨材の形状に陶磁器化させることを特徴
    とする、陶磁器製造花の製造方法。 2 可撓性製シートがポリエステルタフタであ
    る、特許請求の範囲第1項記載の陶磁器製造花の
    製造方法。 3 可撓性製シートがシルキーである、特許請求
    の範囲第1項項記載の陶磁器製造花の製造方法。 4 可撓性製シートが和紙である、特許請求の範
    囲第1項記載の陶磁器製造花の製造方法。 5 造花の茎部はニクロム線やタンカル線等の耐
    熱線を芯材にしていることを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項記載の陶磁器製造花の製造方法。 6 布や紙等の可撓性製シートを用いて造花を造
    り、この造花に凝固剤を塗布させて硬化させ、次
    いでこれに陶磁器用泥漿を塗布させて乾燥させた
    後、公知の陶磁器の製造方法を施して焼成させる
    ことを特徴とする、陶磁器製造花の製造方法。 7 可撓性製シートがポリエステルタフタであ
    る、特許請求の範囲第6項記載の陶磁器製造花の
    製造方法。 8 可撓性製シートがシルキーである、特許請求
    の範囲第6項項記載の陶磁器製造花の製造方法。 9 可撓性製シートが和紙である、特許請求の範
    囲第6項記載の陶磁器製造花の製造方法。 10 造花の茎部はニクロム線やタンカル線等の
    耐熱線を芯材にしていることを特徴とする、特許
    請求の範囲第6項記載の陶磁器製造花の製造方
    法。 11 布や紙等の可撓性製シートを用いて造花を
    造り、この造花に凝固剤を塗布させて硬化させ、
    次いでこれに陶磁器用泥漿を塗布乾燥させた後焼
    成させ、冷却の後釉薬を施釉して乾燥させ再度焼
    成させることを特徴とする、陶磁器製造花の製造
    方法。 12 可撓性製シートがポリエステルタフタであ
    る、特許請求の範囲第11項記載の陶磁器製造花
    の製造方法。 13 可撓性製シートがシルキーである、特許請
    求の範囲第11項記載の陶磁器製造花の製造方
    法。 14 可撓性製シートが和紙である、特許請求の
    範囲第11項記載の陶磁器製造花の製造方法。 15 造花の茎部はニクロム線やタンカル線等の
    耐熱線を芯材にしていることを特徴とする、特許
    請求の範囲第11項記載の陶磁器製造花の製造方
    法。 16 布や紙等の可撓性製シートを用いて造花を
    造り、この造花に凝固剤を塗布させて硬化させ、
    次いでこれに陶磁器用泥漿を塗布乾燥させた後焼
    成させ、冷却の後陶芸用絵具で絵付けして乾燥さ
    せ再度焼成させることを特徴とする、陶磁器製造
    花の製造方法。 17 可撓性製シートがポリエステルタフタであ
    る、特許請求の範囲第16項記載の陶磁器製造花
    の製造方法。 18 可撓性製シートがシルキーである、特許請
    求の範囲第16項記載の陶磁器製造花の製造方
    法。 19 可撓性製シートが和紙である、特許請求の
    範囲第16項記載の陶磁器製造花の製造方法。 20 造花の茎部はニクロム線やタンカル線等の
    耐熱線を芯材にしていることを特徴とする、特許
    請求の範囲第16項記載の陶磁器製造花の製造方
    法。 21 布や紙等の可撓性製シートを用いて造花を
    造り、この造花に凝固剤を塗布させて硬化させ、
    次いでこれに陶磁器用泥漿を塗布乾燥させた後焼
    成させ、冷却の後釉薬を施釉して再度焼成させ、
    冷却の後さらに色彩釉薬を施釉して乾燥の後焼成
    させることを特徴とする、陶磁器製造花の製造方
    法。 22 可撓性製シートがポリエステルタフタであ
    る、特許請求の範囲第21項記載の陶磁器製造花
    の製造方法。 23 可撓性製シートがシルキーである、特許請
    求の範囲第21項記載の陶磁器製造花の製造方
    法。 24 可撓性製シートが和紙である、特許請求の
    範囲第21項記載の陶磁器製造花の製造方法。 25 造花の茎部はニクロム線やタンカル線等の
    耐熱線を芯材にしていることを特徴とする、特許
    請求の範囲第21項記載の陶磁器製造花の製造方
    法。
JP21116284A 1984-10-08 1984-10-08 陶磁器製造花の製造方法 Granted JPS6189312A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5647961A (en) * 1979-09-11 1981-04-30 Rca Corp Video disk reproducer

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5647961A (en) * 1979-09-11 1981-04-30 Rca Corp Video disk reproducer

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