JPS5919054B2 - 施釉による彩飾方法 - Google Patents
施釉による彩飾方法Info
- Publication number
- JPS5919054B2 JPS5919054B2 JP53088738A JP8873878A JPS5919054B2 JP S5919054 B2 JPS5919054 B2 JP S5919054B2 JP 53088738 A JP53088738 A JP 53088738A JP 8873878 A JP8873878 A JP 8873878A JP S5919054 B2 JPS5919054 B2 JP S5919054B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glaze
- small beads
- small
- parts
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は陶磁器或いは琺瑯鉄器、ガラス製品、金属製品
などの表面に美麗な彩飾を立体的に施すための施釉によ
る彩飾方法に関するものである。
などの表面に美麗な彩飾を立体的に施すための施釉によ
る彩飾方法に関するものである。
従来、陶磁器或いは琺瑯鉄器などに施釉によつて彩飾を
施すことは一般に行われており、顔料を混和した色釉或
いは乳濁剤を混和した不透明釉、結晶釉などが知られて
いるが、このような釉による彩飾は何れも平面的な彩飾
に過ぎないために興趣に乏しいものがあつた。本発明は
前記のような従来の施釉による彩飾では企図できない立
体的で美麗な彩飾を陶磁器或い5 は琺瑯鉄器、ガラス
製品、金属製品などの表面に施すためになされたもので
、少量の有機質糊料を混和した釉薬を被彩飾体の表面所
要個所に模様状に塗着してこれに無数の小ビーズを散布
付着させたうえ乾燥し、乾燥後は窯内で焼成して有機質
糊0 料を焼失させるとともに溶着した釉をもつて小ビ
ーズを固着させ、次に、固着している小ビーズ群の外面
から固着面に向けて所望の色調の印刷インキの溶剤溶液
を浸着させることを特徴とするものである。
施すことは一般に行われており、顔料を混和した色釉或
いは乳濁剤を混和した不透明釉、結晶釉などが知られて
いるが、このような釉による彩飾は何れも平面的な彩飾
に過ぎないために興趣に乏しいものがあつた。本発明は
前記のような従来の施釉による彩飾では企図できない立
体的で美麗な彩飾を陶磁器或い5 は琺瑯鉄器、ガラス
製品、金属製品などの表面に施すためになされたもので
、少量の有機質糊料を混和した釉薬を被彩飾体の表面所
要個所に模様状に塗着してこれに無数の小ビーズを散布
付着させたうえ乾燥し、乾燥後は窯内で焼成して有機質
糊0 料を焼失させるとともに溶着した釉をもつて小ビ
ーズを固着させ、次に、固着している小ビーズ群の外面
から固着面に向けて所望の色調の印刷インキの溶剤溶液
を浸着させることを特徴とするものである。
5 本発明における釉薬は被彩飾体としての陶磁器或い
は琺瑯鉄器、ガラス製品、金属製品などの材質の耐熱度
によつて差はあつても低い温度の焼成によつて溶融して
釉となる硼酸釉その他の適当な低火度釉をもつてするの
が好ましいものであるが、υ 何れにしても釉薬中に少
量の有機質糊料例えばふのり或いは澱粉質糊料、膠など
の少量を加えてよく混練することにより混和し、このよ
うな有機質糊料入りの釉薬を筆その他適当な器具を使用
して被彩飾体の表面所要個所に模様状に塗着し、この5
塗着した釉薬が乾燥する以前に例えば透明ガラス製の
粒径0.3〜1m麗程度の小ビーズを散布すれば、小ビ
ーズは釉薬中に混和された有機質糊料の接着力によつて
釉薬層の上面に小ビーズ群となつて付着することとなる
。
は琺瑯鉄器、ガラス製品、金属製品などの材質の耐熱度
によつて差はあつても低い温度の焼成によつて溶融して
釉となる硼酸釉その他の適当な低火度釉をもつてするの
が好ましいものであるが、υ 何れにしても釉薬中に少
量の有機質糊料例えばふのり或いは澱粉質糊料、膠など
の少量を加えてよく混練することにより混和し、このよ
うな有機質糊料入りの釉薬を筆その他適当な器具を使用
して被彩飾体の表面所要個所に模様状に塗着し、この5
塗着した釉薬が乾燥する以前に例えば透明ガラス製の
粒径0.3〜1m麗程度の小ビーズを散布すれば、小ビ
ーズは釉薬中に混和された有機質糊料の接着力によつて
釉薬層の上面に小ビーズ群となつて付着することとなる
。
そこで、乾燥させることによ0 り釉薬の水分を揮散さ
せた後窯業用の窯内で焼成すれば、釉薬中の有機質糊料
は焼失するとともに溶融した釉となつて該釉は小ビーズ
を被彩飾体の表面に接着させ、窯出し後の各小ビーズは
小ビーズ群となつて固着されたものとなる。次に、この
5 固着している小ビーズ群の外面からその固着面に向
けて所望の色調の印刷インキの溶剤溶液を浸着させれば
、焼成によつて有機質糊料を焼失した釉1:、。は無数
の微細な連続気孔を形成された組織のものとなつている
ためにその組織中に浸入した印刷インキの溶剤溶液によ
つて確実に着色され、その色彩は小ビーズ群の個々の小
ビーズ相互間の間隙を通して鮮明に現われるとともに色
彩の一部は透明な各小ビーズに反射するか或いは小ビー
ズを透過することによつて各小ビーズを浮き上らせたよ
うに淡色に輝くものとし、印刷インキの色調の差によつ
て多彩の立体的で美麗な彩飾となつて興趣深いものとな
るものである。
せた後窯業用の窯内で焼成すれば、釉薬中の有機質糊料
は焼失するとともに溶融した釉となつて該釉は小ビーズ
を被彩飾体の表面に接着させ、窯出し後の各小ビーズは
小ビーズ群となつて固着されたものとなる。次に、この
5 固着している小ビーズ群の外面からその固着面に向
けて所望の色調の印刷インキの溶剤溶液を浸着させれば
、焼成によつて有機質糊料を焼失した釉1:、。は無数
の微細な連続気孔を形成された組織のものとなつている
ためにその組織中に浸入した印刷インキの溶剤溶液によ
つて確実に着色され、その色彩は小ビーズ群の個々の小
ビーズ相互間の間隙を通して鮮明に現われるとともに色
彩の一部は透明な各小ビーズに反射するか或いは小ビー
ズを透過することによつて各小ビーズを浮き上らせたよ
うに淡色に輝くものとし、印刷インキの色調の差によつ
て多彩の立体的で美麗な彩飾となつて興趣深いものとな
るものである。
本発明は以上の説明によつて明らかなように、陶磁器或
いは琺瑯鉄器、ガラス製品、金属製品などの施釉のでき
る材質の製品の表面に従来の施釉による彩飾方法では企
図できない立体的で美麗な彩飾を施すことが容易にでき
るものであつて、花瓶、額皿、装飾置物、照明器具その
他に利用して効果の大なものである。
いは琺瑯鉄器、ガラス製品、金属製品などの施釉のでき
る材質の製品の表面に従来の施釉による彩飾方法では企
図できない立体的で美麗な彩飾を施すことが容易にでき
るものであつて、花瓶、額皿、装飾置物、照明器具その
他に利用して効果の大なものである。
実施例
珪石3部(重量部、以下同じ)、鉛丹4部、硼砂2部、
硼酸2部、陶石1部の調合物を常法により細磨して得ら
れる釉薬200部にふのりの20?水溶液10部を加え
て混練したうえ水10部を加えて混和してなるペースト
状の釉薬を被彩飾体としての既製の陶磁器製花瓶の表面
に筆を使用してバラの木を模様状に描いて塗着し、この
塗着した釉薬が乾燥する以前に透明ガラス製の粒径約0
.511の小ビーズの無数個を振りかけて描かれた全て
の個所に小ビーズ群として散布付着させたうえ自然乾燥
させる。
硼酸2部、陶石1部の調合物を常法により細磨して得ら
れる釉薬200部にふのりの20?水溶液10部を加え
て混練したうえ水10部を加えて混和してなるペースト
状の釉薬を被彩飾体としての既製の陶磁器製花瓶の表面
に筆を使用してバラの木を模様状に描いて塗着し、この
塗着した釉薬が乾燥する以前に透明ガラス製の粒径約0
.511の小ビーズの無数個を振りかけて描かれた全て
の個所に小ビーズ群として散布付着させたうえ自然乾燥
させる。
Claims (1)
- 1 少量の有機質糊料を混和した釉薬を被彩飾体の表面
所要個所に模様状に塗着してこれに無数の小ビーズを散
布付着させたうえ乾燥し、乾燥後は窯内で焼成して有機
質糊料を焼失させるとともに溶着した釉をもつて小ビー
ズを固着させ、次に、固着している小ビーズ群の外面か
ら固着面に向けて所望の色調の印刷インキの溶剤溶液を
浸着させることを特徴とする施釉による彩飾方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53088738A JPS5919054B2 (ja) | 1978-07-20 | 1978-07-20 | 施釉による彩飾方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53088738A JPS5919054B2 (ja) | 1978-07-20 | 1978-07-20 | 施釉による彩飾方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5515969A JPS5515969A (en) | 1980-02-04 |
JPS5919054B2 true JPS5919054B2 (ja) | 1984-05-02 |
Family
ID=13951252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53088738A Expired JPS5919054B2 (ja) | 1978-07-20 | 1978-07-20 | 施釉による彩飾方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919054B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS592547B2 (ja) * | 1980-12-02 | 1984-01-19 | 粕谷製網株式会社 | 網地清掃装置 |
JPH06271335A (ja) * | 1993-03-18 | 1994-09-27 | Okuno Chem Ind Co Ltd | 建築用装飾板ガラス |
CN116874279B (zh) * | 2023-07-18 | 2024-04-16 | 福建省德化县华茂陶瓷有限公司 | 具有镂空绿纹的粉底釉面陶瓷及其制备方法 |
-
1978
- 1978-07-20 JP JP53088738A patent/JPS5919054B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5515969A (en) | 1980-02-04 |
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