JPH0226722Y2 - - Google Patents

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JPH0226722Y2
JPH0226722Y2 JP10712284U JP10712284U JPH0226722Y2 JP H0226722 Y2 JPH0226722 Y2 JP H0226722Y2 JP 10712284 U JP10712284 U JP 10712284U JP 10712284 U JP10712284 U JP 10712284U JP H0226722 Y2 JPH0226722 Y2 JP H0226722Y2
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rear wheel
actuator
steering actuator
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wheel steering
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JP10712284U
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、前後輪共操舵できる自動車に用いら
れる後輪用サスペンシヨンに関するものである。
(従来の技術) 後輪を操舵可能とした後輪用サスペンシヨンと
して、実開昭58−192773号に記載されたものがあ
る。
この後輪用サスペンシヨンは、2つのラテラル
リンクを有するストラツトにより後輪を懸架し、
後端がゴムブツシユを介してストラツトのキング
ピン軸上に枢着されたトレーリングアームを設け
ると共に、一方のラテラルリンクを後輪の回転中
心上にてストラツトに枢着し、他方のラテラルリ
ンクにサーボバルブを介して駆動される後輪操舵
用アクチユエータを連結したものである。
また、後輪操舵用アクチユエータとしては、本
出願人が先に出願した車両の後輪転舵装置(特願
昭59−15335号)に用いられている第3図に示す
如きものがある。
16がその後輪操舵用アクチユエータで、これ
は筒形ハウジング17と、このハウジング17の
中心を貫通している操舵ロツド18とを具えてお
り、ハウジング17の両端部には油室17a,1
7bが設けられ、またハウジング17の中央部に
は、油室17a,17bより大きな内径を持つた
反力室17cが、油室17a,17bを連通する
ように設けられている。そして、反力室17c内
にはバネ受け用のフリーピストン19,20が摺
動自在に嵌め込まれ、これらのフリーピストン1
9,20の間に、バネ21が圧縮された状態で介
挿されている。
操作ロツド18は、フリーピストン19,20
とバネ21とを貫通しており、また操舵ロツド1
8には、油室17a,17b内に摺動自在に設け
たピストン18a,18bがそれぞれ固定されて
いて、このピストン18a,18bがフリーピス
トン19,20を挾持している。従つて、操舵ロ
ツド18は、油室17aまたは油室17bにバネ
21の反力を越える力でピストン18aまたはピ
ストン18bを押すことのできる油圧が加わつた
時のみ、右または左に動くことができるようにな
つている。
上記のように構成された後輪操舵用アクチユエ
ータ16の油室17a,17bには、油路22,
23を介して、前輪の操舵を補助するパワーシリ
ンダー24の油室24a,24bがそれぞれ接続
され、この油室24a,24bは、油路25,2
6およびコントロールバルブ27を介してポンプ
28及び油槽29に接続されている。また、コン
トロールバルブ27は、ハンドル30の操作に応
じて油路25,26の一方をポンプ28に接続
し、他方を油槽29に接続するようになつてい
る。
ここで、ハンドル30を例えば左に操舵する
と、油路26がポンプ28に、また油路25が油
槽29にそれぞれ連通されるので、パワーシリン
ダー24の油室24bが高圧になる一方油室24
aが低圧となる。この結果、パワーシリンダー2
4は前輪(図示せず)の左方向への操舵を補助す
るように働く。この時、パワーシリンダー24の
油室24a,24bは、油路22,23を介して
後輪操舵用アクチユエータ16の油室17a,1
7bにも連通されているため、油室17bは高圧
になり油室17aは低圧になる。この結果、後輪
操舵用アクチユエータ16の操舵ロツド18の両
端部を左右後輪にそれぞれ接続しておくことによ
つて、後輪を前輪と逆の右方向に転舵することが
できる。
また、ハンドル30を右に操舵した場合も、同
様にしてパワーシリンダー24は、前輪の右方向
への転舵を補助するように働き、後輪操舵用アク
チユエータ16は、後輪を前輪と逆の左方向に転
舵するように働かせることができる。
さらに、アクチユエータ16内のバネ21によ
りフリーピストン19,20を付勢し、後輪を常
時中立位置に付勢していることで、前輪のパワー
シリンダーから何らかの故障により油圧が供給さ
れない時でも、後輪は中立位置に維持され、車両
の走行継続を可能としている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前記実開昭58−192773号に記載
された後輪用サスペンシヨンにおいては、後輪操
舵用アクチユエータを駆動するサーボバルブある
いはその制御装置が故障すると、直ちに走行継続
不可能となつてしまう。また、前記先願に係る後
輪用サスペンシヨンにおいても、バネ21の作用
により通常の走行は継続となるが、悪路等の路面
の凹凸で過大な横力が加わつてもバネ21が圧縮
されて後輪が転舵することのないようバネ21を
かなり強いものとする必要があり、このため、後
輪操舵用アクチユエータを大型化する必要性と、
この後輪操舵用アクチユエータの車体への支持部
を大幅に強化する必要とが生じる。
実開昭58−192773号で記載された後輪用サスペ
ンシヨンでは一方のラテラルリンクを後輪の回転
中心上にてストラツトに枢着し車輪に加わる横力
の多くを一方のラテラルリンクにて支持させ、後
輪操舵用アクチユエータの小型化を計つている
が、先願に記載されたように後輪操舵用アクチユ
エータ内に確実な中立位置維持のために強い大型
のバネを設けるとバネの収納のためにアクチユエ
ータは大型化し、さらに強いバネに抗して後輪操
舵をする力を出せるだけの大きさのアクチユエー
タとするために、後輪操舵用アクチユエータを十
分小型化することは難しい。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上述の問題点を解決するためになされ
たもので、横力を支持する2本のリンクを有する
ストラツトにより後輪を懸架して2本のリンクの
内荷重分担率の少ない一方のリンクに後輪操舵用
アクチユエータを設けた後輪用サスペンシヨンに
おいて、後輪操舵用アクチユエータに該アクチユ
エータを中立位置に付勢するバネを設けると共
に、他方のリンクをストラツト上端の揺動中心と
後輪の回転中心を通る垂線の地面との交点と最大
のニユーマチツクトレール分車両後方の横力の作
用中心とに囲まれる領域内に配置したものであ
る。
(作用) 上述の如くした本考案後輪用サスペンシヨン
は、後輪に加わる横力の大部分をストラツト上端
の揺動中心と後輪の回転中心を通る垂線の地面と
の交点と最大のニユーマチツクトレール分車両後
方の横力の作用中心とに囲まれる領域内に配置し
た他方のリンクで支持するため、一方のリンクに
設けた後輪操舵用アクチユエータ内のバネに加わ
る力は小さくバネを小型化できると共に、後輪操
舵用アクチユエータでバネ力に抗して後輪操舵す
るための力も小さくできる。従つて、後輪操舵用
アクチユエータを相乗的に小型化できるという作
用を有している。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
第1図は本考案後輪用サスペンシヨンの一実施
態様を示す平面図で、図中1は自動車の車体、2
は後輪、矢印Aは車体の前方を示している。車体
1の縦軸に対し直角に配したリンク3の一端は、
弾性体製のブツシユ4を介して車体1に回動自在
に枢支し、リンク3の他端はボールジヨイント5
を介してストラツト7の下端を固着され後輪2を
軸支する軸受け6に接続する。ボールジヨイント
5の位置は第2図にて示すように、ストラツト7
の上端部の揺動中心Bと、後輪2の回転中心2a
より下した垂線が地面8と交る点Cとを結んだ線
分B−Cと、点Cより最大のニユーマチツクトレ
ール分車両の後方の、後輪に加わる横力の作用中
心Dと前記の点Bとを結んだ線分B−Dとの二線
分に挾まれた範囲内とする。
ここで、最大のニユーマチツクトレールは、当
該車両の走行可能な車速範囲で得られる値であ
り、実際に計測することで得られる値である。
また、車体1の前後方向に配置するラジアスロ
ツド9の前端は、弾性体製のブツシユ10を介し
て車体1に回動自在に枢支し、ラジアスロツド9
の後端は、リンク3のボールジヨイント5を固定
した方の端部に、弾性体製ブツシユ11を介して
回動自在に接続する。
軸受け6はストラツト7の下端部に固定し、ス
トラツト7の上端部は、弾性体12を介し点Bを
中心に揺動できるように車体1に枢支する。また
軸受け6は、後輪2を回転自在に枢支する。さら
に、軸受け6にはアーム6aを後方に向けて突設
し、リンク3とほぼ平行に配置するリンク13の
一端を、ボールジヨイント14を介してアーム6
aの端部に接続する。ボールジヨイント14の位
置は、リンク3の後方の線分B−Dとリンク3と
の間隔より充分大きな間隔を線分B−Dに対して
とつた、線分B−Dの後方とする。
リンク13の他端は、ボールジヨイント15を
介して後輪操舵用アクチユエータ16の操舵ロツ
ド18に接続する。そして、後輪操舵用アクチユ
エータ16は車体1に固定する。
尚、アクチユエータ16は、前述した先願であ
る特願昭59−15335号のアクチユエータと同様の
バネ21を内蔵した構成であるので、詳細説明は
略す。
上述のようにすることで、本発明後輪用サスペ
ンシヨンでは、後輪に加わる横力の大部分をリン
ク3を介して車体1が支持するため、リンク13
を介して後輪操舵用アクチユエータ16に加わる
力は小さくなるから、後輪操舵用アクチユエータ
16を小型化することができる。
尚、リンク3と車体1との間には弾性体製ブツ
シユ4が介在しているから、外側から後輪2に横
力が作用した場合はリンク3のみが車体1の方に
変位するため、後輪はトーインの状態となる。こ
のトーイン状態は車両の走行安定性上好ましい傾
向であるため、差支えない。
(考案の効果) かくして本考案後輪用サスペンシヨンは、中立
位置保持用のバネを内蔵した後輪操舵用アクチユ
エータを設ける場合に、中立位置保持用のバネを
小型で済ますことができ、それによつて後輪操舵
用アクチユエータがバネに抗して後輪操舵するた
めの力も小さくすることができるから、後輪操舵
用アクチユエータを相乗的に小型化できる。ま
た、この後輪操舵用アクチユエータを車体に取付
ける支持部も特に強化する必要がない。従つて、
本考案の後輪用サスペンシヨンは、小型軽量であ
りながら車両の走行安定性を損なうことがないと
いうすぐれた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案後輪用サスペンシヨンをストラ
ツトを除いた状態で示す平面図、第2図はその側
面図、第3図は先願の後輪操舵用アクチユエータ
を示す平面略図である。 1……車体、2……後輪、2a……回転中心、
3,13……リンク、4,10,11……ブツシ
ユ、5,14,15……ボールジヨイント、6…
…軸受け、6a……アーム、7……ストラツト、
8……地面、9……ラジアスロツド、12……弾
性体、16……後輪操舵用アクチユエータ、18
……操舵ロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横力を支持する2本のリンクを有するストラツ
    トにより後輪を懸架し2本のリンクの内荷重分担
    率の少ない一方のリンクに後輪操舵用アクチユエ
    ータを設けた後輪用サスペンシヨンにおいて、後
    輪操舵用アクチユエータに該アクチユエータを中
    立位置に付勢するバネを設けると共に、他方のリ
    ンクをストラツト上端の揺動中心と後輪の回転中
    心を通る垂線の地面との交点と最大のニユーマチ
    ツクトレール分車両後方の横力の作用中心とによ
    り囲まれる領域内に配置したことを特徴とする後
    輪用サスペンシヨン。
JP10712284U 1984-07-17 1984-07-17 後輪用サスペンシヨン Granted JPS6124205U (ja)

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JP10712284U JPS6124205U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 後輪用サスペンシヨン

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JP10712284U JPS6124205U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 後輪用サスペンシヨン

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JPS6124205U JPS6124205U (ja) 1986-02-13
JPH0226722Y2 true JPH0226722Y2 (ja) 1990-07-20

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JPH07108669B2 (ja) * 1989-09-28 1995-11-22 マツダ株式会社 後輪操舵車両の後輪懸架装置

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JPS6124205U (ja) 1986-02-13

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