JP2578827Y2 - トラック等の後輪操舵装置 - Google Patents

トラック等の後輪操舵装置

Info

Publication number
JP2578827Y2
JP2578827Y2 JP1992014284U JP1428492U JP2578827Y2 JP 2578827 Y2 JP2578827 Y2 JP 2578827Y2 JP 1992014284 U JP1992014284 U JP 1992014284U JP 1428492 U JP1428492 U JP 1428492U JP 2578827 Y2 JP2578827 Y2 JP 2578827Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axle housing
rear axle
leaf spring
chassis frame
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992014284U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0564058U (ja
Inventor
祥三 川沢
克司 松田
興明 林田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP1992014284U priority Critical patent/JP2578827Y2/ja
Publication of JPH0564058U publication Critical patent/JPH0564058U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2578827Y2 publication Critical patent/JP2578827Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トラック等における後
輪操舵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近来、高速走行時の操舵安定性を向上す
るために、前輪の操舵に連動して後輪を操舵するように
した種々の四輪操舵システム及び装置が提案されてい
る。しかしながら、後輪が剛性の車軸管又はリヤアクス
ルハウジングの車巾方向両端部分に支持され、かつ同リ
ヤアクスルハウジングが重ね板ばね装置を介して車台フ
レームに懸架されているトラック等の後輪操舵は、上記
のように車巾方向の両端部を重ね板ばね装置を介して車
台フレームに連結されているリヤアクスルハウジングそ
れ自体を、操舵時に車体前後方向中心線上の回転中心の
周りに廻動させなければならないので、技術上種々の困
難な問題が発生する。従来、後輪操舵時における上記リ
ヤアクスルハウジングの上記回転中心の周りの廻動を可
能ならしめるために上記重ね板ばね装置を車台フレーム
に対し支持する板ばね支持ブラケットに対し摩擦的に摺
動させるようにした構造が既に提案されている。しか
し、この既提案の構造では、リヤアクスルハウジングの
操舵摺動時に、大型大重量の重ね板ばね装置全体を前後
方向に摩擦的に摺動させなければならないので、車台フ
レーム側の板ばね支持ブラケットの摺動面の摩耗が著し
く、かつ操舵用の油圧シリンダ装置及び関連する油圧制
御弁や圧油源が大型化し、重量が増大すると共に、高価
となる不具合がある。また、この既提案の構造では、後
輪操舵によってリヤアクスルハウジングが上記回転中心
の周りに廻動した状態で、リヤアクスルハウジングを中
立位置に戻そうとする力が生起されないため、舵角を設
定角度に制御しかつ保持することが困難であり、この点
からも油圧シリンダ装置の一層の大型化が必要となる欠
点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、後輪がリヤ
アクスルハウジングの車巾方向両端部分に支持されたト
ラック等における高速走行時の操縦安定性を向上するこ
とができる構造簡単かつ小型軽量で、しかも安価であっ
て耐久性が優れた後輪操舵装置を提供することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、車台フレーム、車巾方向の両端部に後輪
を支持したリヤアクスルハウジング、同リヤアクスルハ
ウジングと上記車台フレームとの間に介装された重ね板
ばね装置、車体前後方向中心線に沿って配設されその一
端部を上記リヤアクスルハウジングの車巾方向中央部分
に枢着されると共に他端部を上記車台フレームに夫々枢
着された上方ラジアスロッド、車体の前後方向中心線の
両側に略対称的に配設され夫々の一端を上記リヤアクス
ルハウジングに枢着された左右一対の下方ラジアスロッ
ド、及び同下方ラジアスロッドの他端に夫々連結され、
車両の操舵時に作動して左右の下方ラジアスロッドを前
後反対方向に駆動し上記リヤアクスルハウジングを上記
上方ラジアスロッドの一端部枢着点の周りに廻動させる
一対の後輪操舵アクチュエータを具えてなり、上記重ね
板ばね装置は、その前後端部の一方を、ばね上荷重が吊
下げ方向に作用するように第1のシャックルリンクを介
して車台フレームに対し連結されると共に、上記前後端
部の他方が、ばね上荷重を下支えするように作用する第
2のシャックルリンクを介して車台フレームに対し連結
され、更に上記リヤアクスルハウジングが、上記重ね板
ばね装置の前後方向中央部分より上記第1リンク側に偏
倚した部分で同重ね板ばね装置に締結されていることを
特徴とするトラック等の後輪操舵装置を提案するもので
ある。
【0005】
【実施例】以下本考案の実施例を添付図面について具体
的に説明する。図中符号10はトラック等車両の車台フ
レームであって、車体前後方向に延在する左右一対のサ
イドレール12と、車巾方向に延在し両端を上記左右の
サイドレール12に固着された複数個のクロスメンバ1
4とから構成されている。16は車巾方向両端部分にダ
ブルタイヤ18を支持したリヤアクスルハウジング、2
0はその前端部を第1のシャックルリンク22の上端に
ピン24によって枢着されると共に、後端部を第2のシ
ャックルリンク26の下端にピン28によって枢着され
たメーンリーフスプリング(重ね板ばね装置)である。
【0006】図3の拡大断面図に良く示されているよう
に、上記第1シャックルリンク22はその下端をピン3
0により前部シャックルブラケット32に枢着され、同
ブラケット32は車台フレーム10のサイドレール12
に固着されている。また、上記第2シャックルリンク2
6は、図4の拡大断面図に良く示されているように、そ
の上端をピン34により後部シャックルブラケット36
に枢着され、同ブラケット36は車台フレーム10のサ
イドレール12に固着されている。従って、メーンリー
フスブリング20の前端部には、第1シャックルリンク
22を介して、車体のばね上荷重が吊下げ方向に作用
し、一方メーンリーフスプリング20の後端部には、第
2シャックルリンク26を介して、ばね上荷重が下支え
されるような態様で作用することとなる。38は上記メ
ーンリーフスプリング20の上方に配設され、車両の荷
重が設定荷重以上のときに、その前後両端部分をサイド
レール12に装着されたヘルパストッパ40及び42に
摺接されるヘルパリーフスプリングである。
【0007】上記リヤアクスルハウジング16の車巾方
向両端付近における上側面及び下側面に、図5の拡大斜
視図に示されているラバーパッド部材44が配設されて
いる。上方のラバーパッド部材44上に上方支持部材4
6が装架され、また下方のラバーパッド部材44は下方
支持部材48上に装架されている。上記上方支持部材4
6と下方支持部材48との間にスペーサ50が介装さ
れ、上記メーンリーフスプリング20及びヘルパリーフ
スプリング38の前後方向中央の中心線A−Aより上記
第1シャックルリンク22側に距離dだけ偏倚した即ち
図示の実施例では前方にdだけ偏倚した中心線B−Bの
両側に配置された前後一組のUボルト52を、上記上下
の支持部材46及び48、パイプ状のスペーサ50に挿
通してナット54を締付けることにより、上記リヤアク
スルハウジング16の両端部分が、夫々ラバーパッド部
材44を介してメーンリーフスプリング20及びヘルパ
リーフスプリング38に連結される。
【0008】上記ラバーパッド部材44は、断面形状が
浅いU字状をなす上下一対の鋼板製裏金56及び58
と、これらの裏金間に介装されて焼付固着された浅いU
字状をなすラバーパッド60とから構成されている。上
記のようにUボルト52を締付けた際に、上下の支持部
材46及び48間に所定の長さのスペーサ50が介装さ
れているので、上記ラバーパッド60には、予め設定さ
れた圧縮力が作用している状態になる。(なお、図示の
実施例では、後輪懸架用の重ね板ばね装置が、メーンリ
ーフスプリング20とヘルパリーフスプリング38とか
ら構成されているが、ヘルパリーフスプリング38は省
略されることもある。)
【0009】上記車台フレーム10のサイドレール12
間に、車体前後方向の中心線に沿って平面形状がV字状
をなす上方ラジアスロッド62が配設され、同ラジアス
ロッドの頂点部はボールジョイント装置64(又は同効
のゴムブッシュ式ジョイント装置)を介して上記リヤア
クスルハウジング16の中央部分に設けられたディファ
レンシャルケーシング66の上側に枢着され、また同ロ
ッドの両脚の自由端部は夫々ボールジョイント装置68
(又は同効のゴムブッシュ式ジョイント装置)を介して
上記車台フレーム10のサイドレール12(又はクロス
メンバ14)に枢着されている。
【0010】図2の側面図に良く示されているように、
上記リヤアクスルハウジング16の車巾方向両端付近の
下側面にブラケット70が溶接等によって固定され、同
ブラケット70にはボールジョイント装置72(又は同
効のゴムブッシュ式ジョイント装置)を介して左右一対
の下方ラジアスロッド74の一端が枢着されている。各
下方ラジアスロッド74の他端は、上記サイドレール1
2のウェブ又は側壁に固着されたブラケット76にピン
78によって枢支された作動レバー80の下端に夫々ピ
ン82を介し枢着されている。更に、上記作動レバー8
0の上端には、左右一対の後輪操舵アクチュエータを形
成する油圧シリンダ装置84のピストン軸86がピン8
8によって枢着され、また同油圧シリンダ装置のシリン
ダ90はピン92によって上記サイドレール12のウェ
ブ又は側壁に枢支されている。
【0011】上記ボールジョイント装置64,68及び
72の具体的構成の一例が図6に例示されている。図中
符号94は相対廻動変位を生起する一方の部材即ち上記
上方ラジアスロッド62又は下方ラジアスロッド74を
示し、96は他方の部材即ちリヤアクスルハウジング1
6又はブラケット70である。他方の部材96に球面部
材98を具えた軸100が支持され、また上記一方の部
材94には、球面部材98に当接するボールシート10
2が支持されている。この構成によって、一方の部材9
4は他方の部材96に対して軸100の軸線に直交する
平面内及び同軸線を含む平面内で夫々自在に廻動するこ
とができる。
【0012】最後に、図8は前記後輪操舵アクチュエー
タ84の作動を制御する装置の概念的構成図である。図
中符号104はステアリングシャフト106に介装され
て操舵角を検出する例えば光パルス非接触型の操舵角セ
ンサ、108は車速センサ、110はヨーレートセン
サ、112は操舵角センサ104の操舵角信号と車速セ
ンサ108の車速信号とヨーレートセンサ110の回頭
信号とを受容して後輪操舵アクチュエータ84を作動さ
せる制御弁114を制御するコントローラ、116は油
圧ポンプである。車両が高速走行しているときに、ステ
アリングホイール118が操作され前輪120が操向さ
れると、操舵角センサ104の操舵角信号と車速センサ
108の車速信号とヨーレートセンサ110の回頭信号
とを受容したコントローラ112が制御弁114に駆動
信号を発して同制御弁が作動される。制御弁114の作
動により油圧ポンプ116から吐出された高圧の作動油
が一対の後輪操舵アクチュエータ84に供給され、同ア
クチュエータ84が左右反対方向即ち左右何れか一方の
アクチュエータが伸長すると他方のアクチュエータが収
縮するように作動する。
【0013】車両の高速走行時の操縦安定性を向上する
ことを目的として後輪を操舵する場合、通常は前輪12
0の操舵方向と同方向に後輪18が僅少舵角例えば1〜
5度程度操舵される。しかし、前輪120の操舵に関連
して、最初前輪120の操舵方向と逆方向に後輪18を
僅かな角度操舵し、瞬時ののち、後輪18を前輪120
の操舵方向と同方向に僅少角度操舵する、等他の後輪操
舵システムを採用することも可能である。
【0014】車両の高速走行中に前輪120が操舵され
ると、前述したようにコントローラ112の指令により
制御弁114が作動して、一対の後輪操舵アクチュエー
タ84が互に反対方向に作動する。各アクチュエータの
ピストン軸86に夫々の一端を連結された作動レバー8
0が互に反対方向に廻動し、一方の作動レバー80の他
端に連結された下方ラジアスロッド74は車体前方に牽
引され、他方の作動レバー80の他端に連結された下方
ラジアスロッド74は車体後方に駆動される。この結
果、図7の概略平面図に示されているように、リヤアク
スルハウジング16はV字状をなす上方ラジアスロッド
62の頂点の周りに設定舵角例えば1°だけ左右何れか
の方向に廻動し操舵されることとなり、技術上良く知ら
れた態様で高速走行時の操縦安定性が改善される。上記
リヤアクスルハウジング16の操舵のための廻動に際し
て、リヤアクスルハウジング16の車巾方向両端付近と
重ね板ばね装置20及び38との間に介装されたラバー
パッド部材44内の浅いU字状をなすラバーパッド60
が、予め適宜の予圧縮を与えられているので、柔軟に剪
断変形を生起することができ、この結果、重ね板ばね装
置20及び38に対しリヤアクスルハウジング16が円
滑に相対回転を行なうことができる。
【0015】従って、後輪操舵時に、重ね板ばね装置を
全体として車体前後方向に摩擦的に摺動させるようにし
た従来の構造に較べて、油圧シリンダ装置84の容量及
び関連する油圧制御弁や圧油源の容量を小さくすること
ができ、油圧装置全体を小型軽量かつ安価なものとする
ことができる。
【0016】また、図2、図3及び図4に示されている
ように、車両のばね上荷重が、メーンリーフスプリング
20の前端部では、第1シャックルリンク22を介して
吊下げ方向に作用し、後端部では、第2シャックルリン
ク26を介して下支え方向に作用すると共に、リヤアク
スルハウジング16が重ね板ばね装置20及び38の前
後方向中央より距離dだけ第1シャックルリンク22側
に偏倚した位置で同板ばね装置に連結されているので、
上記後輪操舵に際して、ばね上荷重がリヤアクスルハウ
ジング16を中立位置に戻すように働くので、舵角の保
持が容易になる利点がある。従って後輪操舵時に、ばね
上荷重によってリヤアクスルハウジング16を中立位置
に戻すような力が働かない前記従来の構造に較べ、舵角
を制御しかつ保持する油圧シリンダ装置84及び関連装
置の容量を小さくし得る利点がある。
【0017】更に、重ね板ばね装置20及び38の前後
両端部を車台フレームに対し摩擦的に摺動させるように
支持する前記従来の構造における板ばね支持ブラケット
のような著しい摩耗を生起する部材がなく、耐久性が優
れている利点がある。
【0018】また、車両の直進中及び操舵時の旋回走行
中の車台フレーム10に対するリヤアクスルハウジング
16の上下運動は、勿論メーン及びヘルパリーフスプリ
ング20及び38が荷重を受ける形で行なわれ、このと
きリヤアクスルハウジング16は上方ラジアスロッド6
2及び下方ラジアスロッド74により上下に平行リンク
運動を行なう。更に、上方ラジアスロッド62がボール
ジョイント装置64及び68(又は同効のゴムブッシュ
式ジョイント装置)によってリヤアクスルハウジング1
6及び車台フレーム10に枢着され、また下方ラジアス
ロッド74が同様のボールジョイント装置72(又は同
効のゴムブッシュ式ジョイント装置)によってリヤアク
スルハウジング16に枢着されているので、凹凸路の走
行又は旋回走行時にリヤアクスルハウジング16が左右
に傾動し又はロール変位を生起しても、その変位が妨げ
られることはない。
【0019】なお、上記実施例では、後車軸が1軸の車
両が例示されているが、後2軸の車両の場合、後前軸及
び後後軸の双方に上記と全く同様の後輪操舵装置が設け
られる。また、後2軸車では、屡々後軸の一方は駆動力
を伝達しないデッドアクスルとして構成されるが、操舵
装置それ自体は例示した駆動輪の場合と実質的に同等で
ある。更に、上記実施例では、リヤアクスルハウジング
16が、その上下両側に配設された浅いU字状のラバー
パッド60を具えたラバーパッド部材44を介して重ね
板ばね装置20及び38に連結されているが、上記ラバ
ーパッド部材44に代え、単純な平板状をなすラバーパ
ッドその他任意形状のラバーパッドを採用することがで
きる。
【0020】
【考案の効果】叙上のように、本考案に係るトラックの
後輪操舵装置は、車台フレーム、車巾方向の両端部に後
輪を支持したリヤアクスルハウジング、同リヤアクスル
ハウジングと上記車台フレームとの間に介装された重ね
板ばね装置、車体前後方向中心線に沿って配設されその
一端部を上記リヤアクスルハウジングの車巾方向中央部
分に枢着されると共に他端部を上記車台フレームに夫々
枢着された上方ラジアスロッド、車体の前後方向中心線
の両側に略対称的に配設され夫々の一端を上記リヤアク
スルハウジングに枢着された左右一対の下方ラジアスロ
ッド、及び同下方ラジアスロッドの他端に夫々連結さ
れ、車両の操舵時に作動して左右の下方ラジアスロッド
を前後反対方向に駆動し上記リヤアクスルハウジングを
上記上方ラジアスロッドの一端部枢着点の周りに廻動さ
せる一対の後輪操舵アクチュエータを具えてなり、上記
重ね板ばね装置は、その前後端部の一方を、ばね上荷重
が吊下げ方向に作用するように第1のシャックルリンク
を介して車台フレームに対し連結されると共に、上記前
後端部の他方が、ばね上荷重を下支えするように作用す
る第2のシャックルリンクを介して車台フレームに対し
連結され、更に上記リヤアクスルハウジングが、上記重
ね板ばね装置の前後方向中央部分より上記第1リンク側
に偏倚した部分で同重ね板ばね装置に締結されているこ
とを特徴とし、剛性のリヤアクスルハウジングの両端に
後輪を支持した所謂一体型後輪を重ね板ばね装置により
車台フレームに懸架したトラック等の高速走行時におけ
る操縦安定性を向上し得る構造簡単かつ小型軽量で、製
造コストが安く、しかも耐久性が優れ後輪操舵装置を提
供することができるので、実用上有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部平面図である。
【図2】図1に示した後輪操舵装置の側面図である。
【図3】図2に示したメーンリーフスプリング前端部の
車台フレームに対する取付部分の断面図である。
【図4】上記メーンリーフスプリング後端部の車台フレ
ームに対する取付部分の断面図である。
【図5】上記メーンリーフスプリングとリヤアクスルハ
ウジングとの連結部分に介装されるラバーパッド部材の
拡大斜視図である。
【図6】図1及び図2におけるボールジョイント装置の
具体的構造を示した断面図である。
【図7】後輪操舵時のリヤアクスルハウジングの挙動を
示した概略平面図である。
【図8】図1における後輪操舵アクチュエータの作動制
御装置の概略構成図である。
【符号の説明】 10 車台フレーム 12 サイドレール 16 リヤアクスルハウジング 20 メーンリーフスプリング(重ね板ばね装置) 22 第1シャックルリンク 26 第2シャックルリンク 44 ラバーパッド部材 62 上方ラジアスロッド 74 下方ラジアスロッド 84 後輪操舵アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−125480(JP,U) 実開 平3−107385(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 7/14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車台フレーム、車巾方向の両端部に後輪
    を支持したリヤアクスルハウジング、同リヤアクスルハ
    ウジングと上記車台フレームとの間に介装された重ね板
    ばね装置、車体前後方向中心線に沿って配設されその一
    端部を上記リヤアクスルハウジングの車巾方向中央部分
    に枢着されると共に他端部を上記車台フレームに夫々枢
    着された上方ラジアスロッド、車体の前後方向中心線の
    両側に略対称的に配設され夫々の一端を上記リヤアクス
    ルハウジングに枢着された左右一対の下方ラジアスロッ
    ド、及び同下方ラジアスロッドの他端に夫々連結され、
    車両の操舵時に作動して左右の下方ラジアスロッドを前
    後反対方向に駆動し上記リヤアクスルハウジングを上記
    上方ラジアスロッドの一端部枢着点の周りに廻動させる
    一対の後輪操舵アクチュエータを具えてなり、上記重ね
    板ばね装置は、その前後端部の一方を、ばね上荷重が吊
    下げ方向に作用するように第1のシャックルリンクを介
    して車台フレームに対し連結されると共に、上記前後端
    部の他方が、ばね上荷重を下支えするように作用する第
    2のシャックルリンクを介して車台フレームに対し連結
    され、更に上記リヤアクスルハウジングが、上記重ね板
    ばね装置の前後方向中央部分より上記第1リンク側に偏
    倚した部分で同重ね板ばね装置に締結されていることを
    特徴とするトラック等の後輪操舵装置。
JP1992014284U 1992-02-01 1992-02-01 トラック等の後輪操舵装置 Expired - Lifetime JP2578827Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992014284U JP2578827Y2 (ja) 1992-02-01 1992-02-01 トラック等の後輪操舵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992014284U JP2578827Y2 (ja) 1992-02-01 1992-02-01 トラック等の後輪操舵装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0564058U JPH0564058U (ja) 1993-08-24
JP2578827Y2 true JP2578827Y2 (ja) 1998-08-20

Family

ID=11856800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992014284U Expired - Lifetime JP2578827Y2 (ja) 1992-02-01 1992-02-01 トラック等の後輪操舵装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2578827Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02125480U (ja) * 1989-03-27 1990-10-16
TWM253056U (en) * 2004-02-13 2004-12-11 Optimum Care Int Tech Inc Compact chip packaging structure

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0564058U (ja) 1993-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5366035A (en) Rear wheel steering device and method for rear wheel steering
US5320192A (en) Rear wheel steering device
JP2569933B2 (ja) 車両の後輪操舵装置
JP2578827Y2 (ja) トラック等の後輪操舵装置
JP2569935B2 (ja) トラック等における後輪操舵装置
JP2578826Y2 (ja) トラツク等の後輪操舵装置
JP2917710B2 (ja) トラツク等の後輪操舵装置
JP2522456B2 (ja) 車両における後輪操舵装置
JPH05105108A (ja) 車両の後輪操舵装置
JP2943540B2 (ja) トラツク等の後輪操舵装置
JP2800611B2 (ja) トラック等の後輪操舵装置
JP2737581B2 (ja) トラツク等の後輪操舵装置
JP2569934B2 (ja) トラック等の後輪操舵装置
JP2534009Y2 (ja) トラック等の後輪操舵装置
JP2800546B2 (ja) トラツク等の後輪操舵装置
JPH06206573A (ja) トラツク等の後輪操舵装置
JPH0564061U (ja) トラツク等の後輪操舵装置
JPH0564060U (ja) トラツク等の後輪操舵装置
JPH0535546U (ja) トラツクの後輪操舵装置
JP2836433B2 (ja) トラック等の後輪操舵装置
JP3207027B2 (ja) 車両の後輪操蛇装置
JPH05262256A (ja) トラツク等の後輪操舵装置
JPH0564059U (ja) トラツク等の後輪操舵装置
JP2552248Y2 (ja) トラック等の後輪操舵装置
JPH0537652U (ja) トラツク等の後輪操舵装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980428