JPH0221026B2 - - Google Patents

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JPH0221026B2
JPH0221026B2 JP59267174A JP26717484A JPH0221026B2 JP H0221026 B2 JPH0221026 B2 JP H0221026B2 JP 59267174 A JP59267174 A JP 59267174A JP 26717484 A JP26717484 A JP 26717484A JP H0221026 B2 JPH0221026 B2 JP H0221026B2
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JP59267174A
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Hiroshi Hoshino
Minoru Ishikawa
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は2値画像中から所望とする分離画像領
域を抽出し、各分離画像領域に相互に識別可能な
ラベルを効果的に付すことのできる領域ラベリン
グ回路に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
近時、画像処理技術が各種の診断・計測装置に
応用されるようになつてきた。例えば細胞診や粒
子計測等では、入力画像中から特定形状・大きさ
の部分画像だけを分離画像領域として抽出し、こ
れを計測することが行われている。この場合、上
記入力画像中から抽出した複数の分離画像領域を
相互に識別するべく、各分離画像領域にラベルを
付すことが行われる。
例えば第6図aに示す如き2値画像1中から、
画素データが“1”で示される画素の集りを分離
画像領域としてそれぞれ抽出し、各分離画像領域
(分離画像領域を形成する画素群)毎に同図bに
示すように順次ラベル番号を付して、そのラベリ
ングが行われている。
この分離画像領域の抽出は、例えば前記2値画
像を走査してその画素データを順次入力しながら
第7図に示されるようなマスク2を用い、注目画
素とその4方向に隣接する画素の連結性を判断し
て行われる。具体的には、前記2値画像の走査に
よつて画素データが順次入力されることから、走
査点Cの画素データGCと、その画素Cに隣接す
る1走査ライン前の画素Aの画素データGA、お
よび前走査点Bの画素データGBとから、上記画
素Cが画素データ“1”で示されるときの該画素
Cの孤立性を判定し、隣接画素と繋りを持つ画素
を相互にまとめながら前記2値画像中で孤立した
画素データ“1”の集合部分を検出することによ
つて行われる。そして、このようにして抽出され
る分離画像領域に対して、ラベル番号を次々と付
すことによつて、第6図bに示すようなラベリン
グ画像3を得ることが可能となる。
しかしてこのようなラベリング処理は、従来、
第8図に示す如く構成した回路によつて行われて
いる。第8図において連結モード判定部4は、上
述したマスク2を用いて走査点画素の隣接画素と
の連結性を判定するブロツクであり、中間ラベル
生成部5は、上記連結モード判定部4にて検出さ
れた分離画像領域に対してラベル番号カウンタ6
によつて示されるラベル番号を順に付すブロツク
である。そして上記ラベル番号カウンタ6は、1
つの分離画像領域にラベル番号が付される都度イ
ンクリメントされ、順次抽出される分離画像領域
に対して次々と新しいラベル番号を付す如く制御
されている。
ところが、上記の如く構成された従来の領域ラ
ベリング回路にあつては、前記ラベル番号カウン
タ6のハードウエア上の制約等から、例えば使用
可能なラベル番号を(0)から(511)までとす
る等して制限を設けている。然し乍ら、計測対象
の中には上記制約数を遥かに越える数の分離画像
領域が抽出されるものが多々あり、このような場
合には上述したラベリング処理が妨げられた。そ
こで従来、入力画像1を予め複数の処理対象領域
に分割し、各処理対象領域毎に上述したラベリン
グ処理を行う等の工夫を施しているが、その処理
に多大な時間を必要とする等の不具合があつた。
また前記ラベル番号カウンタ6の容量を増やす
ことも考えられているが、回路のハードウエア構
成が相当複雑化することが否めなかつた。
〔発明の目的〕
本発明はこのような事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、画像中から多数
抽出される分離画像領域に効率良くラベルを付す
ことのできる簡易な構成の領域ラベリング回路を
提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、2値画像を走査して画素データを順
次入力し、隣接画素との画素データの繋り関係か
ら上記2値画像中の分離画像領域を検出し、各分
離画像領域毎に相互に識別可能なラベルを付す領
域ラベリング回路において、例えば先にラベルを
付した分離画像領域に対する処理が終了し、その
分離画像領域に付したラベルを用いる必要性がな
つた等の理由により既に不要となつたラベルを、
上記2値画像の走査に応じて、例えば前記2値画
像の1ラインの走査を終了したとき、現ラインお
よび前ラインに出現したラベルを判定する等して
検出し、この不要判定されたラベルを再使用して
なることを特徴とするものである。
例えば上記分離画像領域に対するラベルの付与
を、複数のラベルを格納したラベル・テーブルを
テーブル・アドレス・カウンタによりアドレス指
定して該ラベルを選択的に読出し、且つ上記ラベ
ル・テーブルから1つのラベルを読出す都度、前
記テーブル・アドレス・カウンタをインクリメン
ト(+1)して上記ラベルの読出しを制御して行
うようにする。そして上記不要ラベルの検出時に
は、上記テーブル・アドレス・カウンタをデクリ
メント(−1)すると共に、このデクリメントさ
れたカウンタによつて指定される前記ラベル・テ
ーブルのアドレスに上記不要判定されたラベルを
登録し、この登録されたラベルを前記ラベル・テ
ーブルから再び読出すことによつて、その不要ラ
ベルを再使用するようにしたものである。
〔発明の効果〕
かくして本発明によれば、所謂使用済ラベルを
再使用するのでラベルの絶対数を増やすことな
く、多くの分離画像領域にそれぞれ識別可能なラ
ベルを付すことが可能となる。しかもラベル・テ
ーブルを用いた簡易な制御によつて、且つ比較的
小規模な回路構成によつてラベリングを行うこと
ができる。従つて、入力画像中から分離画像領域
が多数抽出される場合であつても、従来のように
処理対象領域を予め分割する等の工夫を施す必要
がないので、その処理時間が長くなることがな
く、またその処理が繁雑化する不具合もない等の
実用上多大なる効果が奏せられる。
〔発明の実施例〕
以下、図面を参照して本発明の一実施例につき
説明する。
第1図は実施例回路の概略構成を示すもので、
大略的には入力された2値画像を走査し、その画
像データを順次入力して、例えば前述したような
マスク2を用いて画素間の連結性を判定する連結
モード判定部11、テーブル・アドレス・カウン
タ12のアドレス指定を受けてラベル番号テーブ
ル13から選択的に読出されるラベルを、上記判
定検出された画素間の連結モードに従つて走査点
画素に付す中間ラベル生成部14、および前記2
値画像の走査に同期して既に不要となつたラベル
を判定検出する不要ラベル判定部15とにより構
成される。
連結モード判定部11、および中間ラベル生成
部14は、従来回路と同様に構成されるもので、
2値画像の走査点画素の画素データが“1”であ
るとき、その隣接画素の画素データが“1”であ
るか否かを判定している。そしてその画素が上記
隣接画素と連結していないことが検出された場合
には、その画素が分離画像領域として始めて出現
したものであると判定し、中間ラベル生成部14
にて前記ラベル番号テーブル13から読出された
ラベルを付している。また、上記画素がその隣接
画素と連結していると判定した場合には、該隣接
画素には走査の前時点で既にラベルが付されてい
ることから、そのラベルを参照して同じラベルを
付している。尚、この場合、前記マスク2を用い
て4方向の連結性を判定していることから、相互
に異なるラベルが付されていた画素Aと画素Bと
が、画素Cの出現によつて連結され、1つの分離
画像領域であるとして判定される場合がある。こ
のような場合には、中間ラベル生成部14にて、
例えばラベル番号の若い方にそのラベルを統一す
る等のラベル修正が行われる。
具体的には、例えば第2図にその処理アルゴリ
ズムを示すように、1走査ラインの画素数が
(512)である場合、先ず画素制御値Nを零(0)
に初期設定し(ステツプ21)、前記マスク2の
処理対象画素(走査点位置の画素)Cの画素デー
タが“1”であるか否かを判定する(ステツプ2
2)。そして画素Cが“1”でない場合(“0”の
場合)には、ラベリング対象とする画素でないと
して、前記画素制御値Nをインクリメントし(ス
テツプ23)、その値Nが1走査ラインの最終画
素であるか否かを判定し(ステツプ24)、最終
画素でないことを確認して次の走査点画素に対す
る処理を上記ステツプ22から繰返す。
しかして画素Cが“1”である場合には、次の
ステツプ25として1走査ライン前の画素Aの画
素データが“1”であるか否かを判定し、更にそ
の判定結果に応じてステツプ26またはステツプ
27にて1走査点前の画素Bの画素データが
“1”であるか否かを判定する。これらの判定処
理によつて前記画素Cが“1”である場合の、隣
接画素との連結性が次の4つのモードに分類され
る。
その1つは、画素A,Bが共に“0”である場
合である。この場合には、画素Cが新たに出現し
た分離画像領域を形成するものであると判定し、
ステツプ28に示すように前記ラベル番号テーブ
ル13からその指定アドレスTAに格納されてい
るラベル番号を読出し、これをラベリングする。
その後、ステツプ29にて上記指定アドレスTA
をインクリメントして前記ステツプ23に結合
し、次の画素に対する処理に控える。
また画素Bのみが“1”の場合には、画素Cが
上記画素Bに連結して同じ分離画像領域を形成す
るものであると判定され、ステツプ30にて画素
Cに画素Bと同じラベル番号を付し後、次の画素
に対する処理に控える。同様にして、画素Aのみ
が“1”の場合には、画素Aに付されたラベル番
号を画素Cに付す。
また前記画素A,Bが共に“1”の場合には、
画素Cはその両者にそれぞれ連結していると判定
される。この場合には、その処理の前段階で上記
画素A,Bにそれぞれ異なるラベル番号が付され
ていることがあるので、ステツプ32にて先ずそ
のラベル番号を相互に判定し、例えば若い番号の
ラベルに統一する。その後、ステツプ33で、画
素Cに上記統一したラベル番号を付し、次の画素
に対する処理に控える。このようにして先に付さ
れたラベルの修正を行いながら、相互に連結した
複数の画素には、順次同じラベルが付されること
になる。
中間ラベル生成部14では、このようにして先
に走査された画素と連結性を持たない画素が出現
したときにのみ、前記ラベル番号テーブル13か
ら読出される新しいラベルを付し、先に走査され
た画素と連結性を持つ画素が出現したときには、
その画素に付されたラベルを参照して同じラベル
を付している。
一方、ラベル番号テーブル13は、例えば25
6のアドレスを持ち、そのアドレス領域に(0)
〜(255)からなるラベル番号を予め格納して構
成されている。そしてこのラベル番号テーブル1
3は、前記不要ラベル判定部15が後述するよう
にして不要ラベルを検出したとき、その不要判定
されたラベル番号をテーブル・アドレス・カウン
タ12によつて指定されるアドレスに格納するも
のとなつている。
しかして、このラベル番号テーブル13をアド
レス制御するテーブル・アドレス・カウンタ12
は、例えば前記連結モード判定部11の制御を受
けて、前記ラベル番号テーブル13から1つのラ
ベルが読出される都度、そのカウント値がインク
リメント(+1)され、また前記不要ラベル判定
部15が不要ラベルを検出する都度、そのカウン
ト値がデクリメント(−1)される。上述した不
要ラベルのラベル番号テーブル13への書込み
(登録)は、このデクリメント制御に同期して行
われ、そのデクリメントされたアドレスに該不要
判定されたラベルの登録が行われるようになつて
いる。このようなテーブル・アドレス・カウンタ
12により、上述した如く不要判定されたラベル
の登録が行われるラベル番号テーブル13がアド
レス指定され、その該当アドレスに格納されたラ
ベル番号が前記中間ラベル生成部14に読出され
る。従つて、不要判定されてラベル番号テーブル
13に登録されたラベル番号も、そのアドレス制
御によつて読出され、ラベリングに再使用される
ものとなつている。
ところで不要ラベル判定部15によるラベルの
不要判定は、例えば次のようにして行われる。第
3図はその処理アルゴリズムの一例を示すもので
ある。
今、前記2値画像の走査によりラベリング処理
を行いながら、その抽出された分離画像領域に対
する画像処理(計測等)をそのラベル番号に基づ
いて同時に行うものとすると、一般的には1ライ
ン走査を終了する都度、幾つかの抽出された分離
画像領域に対する処理を終了することができる。
この場合、処理を終了した分離画像領域に対して
付されたラベル番号が、その後の処理には不要と
なることから、該ラベル番号を使用済として不要
判定することができる。
そこで不要ラベル判定部15では、例えば前記
2値画像の1ラインの走査が終了する都度、先ず
ステツプ41にてラベル判定制御値Iを、例えば
ラベル番号の大きいものから順に不要判定する如
く初期設定する。そして上記制御値Iで示される
ラベル番号がその前ラインで出現したか否かをス
テツプ42にて調べ、次にステツプ43では同様
にして現ラインの走査で出現したか否かを調べ
る。そして該ラベル番号が前ラインで出現し、且
つ現ラインで出現しなかつた場合、これを前ライ
ンまでに抽出された分離画像領域に対して付され
たものであり、現時点では既に不要になつたもの
であると判定している。そして不要ラベルを判定
検出したとき、ステツプ44にて前述したように
前記テーブル・アドレス・カウンタ12が指すラ
ベル番号テーブル13のアドレスをデクリメント
(−1)し、そのアドレスに上記不要判定したラ
ベル番号を登録している(ステツプ45)。その
後、前記ラベル判定制御値Iをデクリメントし
(ステツプ46)、その制御値Iが零に達しないこ
とを確認して(ステツプ47)、前述したステツ
プ42からの処理を繰返す。従つて、この不要ラ
ベル判定時に複数の不要ラベルが検出される場合
には、不要ラベルが検出される都度、上記アドレ
スのデクリメントと、そのアドレスへの不要判定
されたラベル番号の書込みが行われることにな
る。
以上のようにして本実施例回路では、入力2値
画像を走査し、画素の連結性から分離画像領域を
順次抽出してラベル番号を付すに際して、1ライ
ン走査毎に不要ラベルの判定を行い、不要判定さ
れたラベル番号をラベル番号テーブル13に登録
しながら、該ラベル番号テーブル13のアドレス
を制御して新しく抽出される分離画像領域に次々
とラベル番号を付していくので、使用済として不
要判定されたラベル番号を効果的に再使用するこ
とが可能となる。
次に、その具体例を第4図および第5図を参照
して説明する。
第4図a,bは入力2値画像16と、この2値
画像本回路によつてラベリングしたラベリング画
像17とを対比して示すものであり、第5図a〜
fはそのラベリング処理時におけるラベル番号テ
ーブル13の遷移状態と、その指定アドレスの関
係とを示す図である。尚、2値画像16中におけ
る「1」は、画素データが“1”なる画素を示し
ており、その他の画素の画素データは“0”であ
る。またラベリング画素17中の1,2,……
は、画素に付されたラベル番号を示している。
しかして2値画像16の走査を開始する際、先
ずラベル番号テーブル13は第5図aに示すよう
に初期設定され、その最初のアドレスが矢印
(→)で示すように指定されている。この状態で
前記2値画像16の最初のラインP0の走査する
と、この走査ラインでは画素データ“1”なる画
素が検出されないことから、前述したようにラベ
ルの付与は行われない。従つてテーブル13の状
態変化もない。
その後、2番目のラインP1を走査すると、
“1”なる画素が先ず3つ連続して検出される。
しかしてこの場合には、先ずその最初の画素に対
して前記ラベル番号テーブル13のアドレス指定
されているラベル番号1が付される。このラベル
番号の付与によつてラベル番号テーブル13に対
する指定アドレスがインクリメントされる。そし
て次の画素に対してラベルを付与しようとすると
き、その画素が1つ前の画素に連結していること
から、前記ラベル番号テーブル13からの次のラ
ベル番号の読出しが行われず、1つ前の画素と同
じラベル番号1が付与される。従つてこの時に
は、前記ラベル番号テーブル13の状態はそのま
ま維持される。そして次の画素に対しても、同様
にしてラベリングが行われる。
その後、数画素をおいて再び“1”なる画素が
検出される。この場合には、前画素および1ライ
ン上の画素との連結性がないことから、新たに出
現した画素であると判定され、前記ラベル番号テ
ーブル13から次のラベル番号2が読出され、該
画素に付与される。同様にして、更に数画素をお
いて検出される“1”なる画素に対しては、ラベ
ル番号テーブル13からラベル番号3が読出さ
れ、これが付与される。そしてこのラインP1
は、3つの画素群を抽出してその走査が終了する
ことから、ラベル番号テーブル13は、4番目の
アドレスが指定された状態で、その読出しを一時
中止することになる。
このようにして1ラインの走査を終了した時点
で、前記不要ラベル判定部15による不要ラベル
の検出処理が行われる。しかし、この場合には前
ラインP0でラベリングが行われていないことか
ら、不要ラベルは検出されない。従つて、次のラ
インP2の走査が開始される。
しかしてこのラインP2の走査時には、画素デ
ータが“1”であるとして検出された画素が、そ
れぞれ1ライン前の画素と連結性を有しているこ
とから、新たなラベリングが行われず、1ライン
前の画素に関連付けられてそれぞれ同じラベル番
号が付される。その後、このラインP2の走査の
終了に伴つて前記不要ラベルの判定が行われる
と、ラベル番号2が不要ラベルとして検出され
る。この不要ラベルの検出によつて第5図bに示
すようにラベル番号テーブル13の指定アドレス
が1つ戻され(デクリメント)、そのアドレスに
上記不要判定されたラベル番号2が登録される。
そしてこのラベル番号2が次に読出されるように
制御される。
しかして次のラインP3を走査すると、このラ
インでは画素検出が行われない。この結果、当然
ラベリングが行われることがなく、前述した不要
ラベルの判定処理に進む。そしてこの不要ラベル
の判定処理では、先ずラベル番号3が不要ラベル
として検出され、前記ラベルデーブル13のアド
レスのデクリメントと、そのアドレスのラベル番
号3の登録が行われ、続いてラベル番号1が不要
ラベルとして検出される。そしてこのラベル番号
1に対しても、前記アドレスのデクリメントと、
そのアドレスへの上記ラベル番号1の登録が行わ
れる。この状態が第5図cに示される。
しかる後、次のラインP4の走査時には、新た
に“1”なる画素が検出されることから、第5図
cに示す指定アドレスのラベル番号から順に読出
され、ラベル番号1,3がそれぞれラベリングさ
れることになる。つまり、先に使用され、その後
不要となつたラベル番号1,3がそれぞれ再使用
されることになる。そしてラインP4の走査終了
時には、ラベル番号テーブル13は第5図dに示
すように3番目のアドレスが指定された状態で待
機することになる。
しかる後、次のラインの走査時には、ラベル番
号2,4が順に読出され、第5図eに示す状態に
ラベル番号テーブル13の状態が変化した後、不
要ラベル判定が再び行われる。そしてこの時に
は、ラベル番号1が再び不要ラベルとして検出さ
れ、第5図fに示すように前記ラベル番号テーブ
ル13に再登録される。
以降、このようなラベリング制御と不要ラベル
の判定、およびその再登録とが順次繰返して実行
され、不要判定されたラベル番号を再使用した第
4図bに示す如きラベリング画像17が得られる
ことになる。
以上説明したように本回路によれば、比較的小
規模な回路構成によつてラベル番号を効果的に制
御しつつ、不要ラベルを判定検出して、これを再
使用することができる。従つてラベル番号テーブ
ル13に準備されたラベルの数より多い分離画像
領域が抽出される場合であつても、これらの分離
画像領域に対して効果的にラベルを付すことがで
きる。そして従来のように、そのハードウエア構
成が大掛りとなつたり、或いはその処理時間が長
くなる等の不具合を招くことがない等の実用上多
大なる効果が奏せられる。
尚、本発明は上述した実施例に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施することができる。例えばラベルは番号
として与える必要はなく、相互に識別可能なもの
であれば良い。またラベル数等は、処理対象画像
の画素数等の仕様に応じて定めれば良いものであ
る。またマスクとして8方向の画素の繋りを判定
するものを用いることも勿論可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例回路の概略構成図、
第2図は分離画像領域の抽出とそのラベリングの
処理アルゴリズムの例を示す図、第3図は不要ラ
ベルの判定検出の処理アルゴリズムの例を示す
図、第4図は2値画像と実施例回路により求めら
れるラベリング画像とを対比して示す図、第5図
はラベル番号テーブルの遷移状態を示す図、第6
図は従来のラベリング処理を示す図、第7図は画
素の連結性を検出する為のマスクの例を示す図、
第8図は従来の領域ラベリング回路の構成例を示
す図である。 11…連結モード判定部、12…テーブル・ア
ドレス・カウンタ、13…ラベル番号テーブル、
14…中間ラベル生成部、15…不要ラベル判定
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2値画像を1ラインづつ走査して画素データ
    を順次入力し、隣接画素との画素データの繋がり
    関係から分離画像領域を検出し、各分離画像領域
    毎にラベルを順に付す領域ラベリング回路におい
    て、 前記2値画像の1ライン走査が終了する都度、
    前ラインで検出された分離画像領域の画素と連続
    性を有している画素が現ラインに存在しない場
    合、前ラインで検出された分離画像領域の画素に
    付されているラベルを不要ラベルとして判定する
    手段と、この不要判定されたラベルを現ラインで
    新たに検出された分離画像領域をなす画素に付与
    して再使用する手段とを具備したことを特徴とす
    る領域ラベリング回路。 2 分離画像領域に対するラベルの付与は、複数
    のラベルを格納したラベル・テーブルをテーブ
    ル・アドレス・カウンタによりアドレス指定する
    ことで該ラベルを選択的に読出し、且つ上記ラベ
    ル・テーブルから1つのラベルを読出す都度、前
    記テーブル・アドレス・カウンタをインクリメン
    トして上記ラベルの読出しを制御して行われ、不
    要判定されたラベルの再使用は、不要ラベルの検
    出時に上記テーブル・アドレス・カウンタをデク
    リメントすると共に、このデクリメントされたカ
    ウンタによつて指定される前記ラベル・テーブル
    のアドレスに上記不要ラベルを登録して行われる
    ものである特許請求の範囲第1項に記載の領域ラ
    ベリング回路。
JP59267174A 1984-12-18 1984-12-18 領域ラベリング回路 Granted JPS61145689A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59267174A JPS61145689A (ja) 1984-12-18 1984-12-18 領域ラベリング回路

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JP59267174A JPS61145689A (ja) 1984-12-18 1984-12-18 領域ラベリング回路

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JPS61145689A JPS61145689A (ja) 1986-07-03
JPH0221026B2 true JPH0221026B2 (ja) 1990-05-11

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KR101429923B1 (ko) 2011-12-06 2014-08-13 엘지디스플레이 주식회사 터치 영역 라벨링 방법 및 그를 이용한 터치 센서 구동 장치

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JPS61145689A (ja) 1986-07-03

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