JP3072868B2 - 画像処理のラベル付け回路 - Google Patents

画像処理のラベル付け回路

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JP3072868B2
JP3072868B2 JP03308546A JP30854691A JP3072868B2 JP 3072868 B2 JP3072868 B2 JP 3072868B2 JP 03308546 A JP03308546 A JP 03308546A JP 30854691 A JP30854691 A JP 30854691A JP 3072868 B2 JP3072868 B2 JP 3072868B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1画面内の2値画像
を、所定のマスクでラスタスキャン方向に走査しなが
ら、注目画素の周囲画素との連結性を主として識別し、
ラベルを求めて付与する画像処理のラベル付け回路に係
り、特に、作業用メモリのメモリ容量の低減、ないしは
発行される仮ラベル(暫定ラベル)の数を低減すること
が可能な画像処理のラベル付け回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロプロセッサ(以降、MP
Uと呼ぶ)等のデジタル処理装置の処理能力の向上によ
り、様々な分野でデジタル処理装置を用いた自動化が図
られている。
【0003】又、画像処理技術の進歩に伴い、例えば、
工場における部品検査や、医療分野における血球の検
査、細胞診等において、検査対象の画像中の部品の数
や、血球、細胞の数を自動的に計数することが行われる
ようになってきている。
【0004】所定の画面内の物体の計数のためには、こ
の画面内の、例えば、白、黒、2値の画像の領域の把握
を行わなければならず、このために、この画面内のそれ
ぞれの画素間の連結性を判定しなければならない。例え
ば、1画面内の2値画像を、所定のマスクでラスタスキ
ャン方向に走査しながら、注目画素の周囲画素との連結
性を主として識別し、例えば黒に相当する各領域毎にラ
ベルを求めて付与する処理が行われている。以降、この
ような処理を、画像処理のラベル付けと呼ぶ。
【0005】このような画像処理のラベル付けによれ
ば、例えば、ラベル付けのなされた各領域毎の面積や、
周囲長さや、主軸モーメントや、主軸角θ等を求めるこ
とが可能である。
【0006】一般に、画像処理のラベル付けは、次のよ
うな3段階の処理である。
【0007】A.暫定ラベル付け(暫定ラベル付け画像
データと、暫定ラベルの修正のための変換関係を示す暫
定ラベルテーブルデータとの生成) B.ラベルテーブル整理 C.最終ラベル付け(本ラベル付画像データの生成)
【0008】なお、以降、1画面内でラスタスキャンす
る開始点から終了点(一般的には画面の左端から右端へ
のスキャン)までの1単位を、ラインと呼ぶ。又、前記
ライン中でのスキャン開始点(通常は左端)からの位置
をアドレスと呼ぶ。注目画素のアドレスを、注目アドレ
スと呼ぶ。注目アドレスの次のアドレス(注目アドレス
+1)は、次注目アドレスと呼ぶ。又、注目画素がある
ライン及びランを、それぞれ、注目ライン、注目ランと
呼ぶ。注目ラインの直前のラインは、前ラインと呼ぶ。
【0009】なお、ランとは、同一ライン中での同一ラ
ベルの付与された画素列である。又、このようなランが
開始するアドレス及び終了するアドレスを、それぞれ、
始点アドレス、終点アドレスと呼ぶ。
【0010】なお、暫定ラベルとは、最終的に確定され
るまでのラベルであり、本ラベルとは最終的に確定した
ラベルである。又、注目ランに最初に付与されるラベル
で、次には暫定ラベルに更新されるラベルを仮ラベルと
呼ぶ。過去に発行されたラベル中で最新のラベル(一般
には過去に発行されたラベル中で値が最大のラベル)
を、新ラベルと呼ぶ。
【0011】前述の画像処理のラベル付けの技術として
は、様々な技術が開示されている。
【0012】例えば、特開平2−48778では、注目
画素とこれに隣接する画素とからなる一般的な2値マス
クを用いると共に、隣接する画素が属する隣接ランに付
されるラベルを代表するランラベルと、隣接ランが複数
存在している場合に、隣接ランのラベルのうち最も新し
いラベルである連結ラベルとの2値マスク状態を仮ラベ
ル選択制御部にて比較し、正当性を検査してラベル付け
を行うという技術が開示されている。即ち、この技術で
は、注目画素とこれに隣接する画素とからなるマスク内
の画素のみならず、このマスク外の画素のラベルをも用
いて正当性を検査してラベル付けを行うというものであ
る。
【0013】この特開平2−48778によれば、画像
処理のラベル付け回路における仮ラベル(あるいは暫定
ラベルに相当)付けに際し、この仮ラベルの数(種類)
が大幅に増加してしまい、結果として処理途中で仮ラベ
ルのオーバーフローが発生してしまったり、仮ラベル同
士の連結等を目的とする統合処理部の負担が大きくなっ
てしまったりすることを防止することができる。
【0014】又、特開昭62−77687では、暫定ラ
ベル付け画像データ等、画像処理のラベル付け回路にお
ける画像データの構成を、同一ラベルとされる連続画素
の始点座標データと、該連続画素の終点座標データと、
該連続画素のラベル値を記憶する識別子データとにより
構成するという技術が開示されている。
【0015】この特開昭62−77687の技術によれ
ば、画像処理のラベル付け回路における作業用メモリ等
のメモリ容量の低減を図ることが可能である。
【0016】又、特開昭62−9478では、m ×n 画
素のマスクを用いて、ラスタスキャン型の所定の画像中
の各領域へのラベル付けを行うラベリングプロセッサに
おいて、MAX・MIN型のラベル関係テーブル(本発
明の暫定ラベルテーブルにほぼ相当)を用いることによ
り、作業用メモリへのメモリアクセス回数の低減を図る
という技術が開示されている。
【0017】このMAX・MIN型のラベル関係テーブ
ルは、テーブルアドレスが変換元ラベルであり、テーブ
ルデータが変換先ラベルであり、各テーブルアドレスへ
は該テーブルアドレスの値よりも小さい値であるテーブ
ルデータのみが書き込まれているものである。
【0018】又、この特開昭62−9478では、ラベ
ル分離検出部を備え、異なるラベル値である2つの連続
する画素が合流するJOINT点において、MAX・M
IN型テーブルのMAXとMINが等しくないことが検
出された場合には、分離検出フラグをセットするように
している。この分離検出フラグがセットされた場合に
は、ラベル関係テーブルのテーブル変換を繰り返すよう
にして、同一物体であるにも拘らず部分的に異なるラベ
リングが行われ、分離してしまうことを防止するように
している。
【0019】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、前述の
特開平2−48778には、連結している画素に異なる
ラベルが付与されてしまうという問題がある。
【0020】図21は、従来の画像処理のラベル付け回
路のラベル付け経過を示す線図である。
【0021】この図21においては、特開平2−487
78によるラベル付けの経過が示されている。即ち、こ
の図21では、符号G1から符号G5へと進むに従っ
て、1画面内の2値画像に対するラベル付けが進行す
る。
【0022】この図21において、1画面の画素は、合
計(3×9=27)個の画素となっている。又、該図2
1において、×印は、2値のレベルが“1”となってい
る画素を示している。又、数字は仮ラベルあるいは暫定
ラベルを示し、“F”は2値のレベルが“1”であると
判定され、ラベル付けは保留となっている画素を示す。
【0023】この図21において、まず符号G1では、
3行9列の合計27画素で構成されている画面の1行目
の符号 g1 までラベル付けされている。なお、1行目の
画素のラベル付けでは他の行(次の行等)との連結性が
不明であるため、9列目の画素の2値のレベルが“1”
(×)であっても、ラベル付けはされず、“F”とされ
る。
【0024】符号G2では、符号 g2 までのラベル付け
が完了している。前ライン9列目の画素と注目ラインの
7列目〜9列目の画素に“1”の仮ラベル付けがなされ
ている。又、注目ラインの1列目〜3列目の画素は、
“F”とされている。
【0025】符号G3では、符号 g3 までのラベル付け
が完了している。この符号G3の段階では、前記G2の
段階で“F”とされた画素の仮ラベルが、3行目の3列
目〜5列目の画素と共に“2”とされている。
【0026】符号G4では、符号 g4 までラベル付けさ
れている。この符号G4の段階では、1行目及び2行目
で“1”の仮ラベルの画素との連結が判定され、3行目
で3列目〜6列目の画素の仮ラベルが“1”とされてい
る。
【0027】符号G5では、全ての画素に対するラベル
付けが完了する。
【0028】符号G5で示されるように、当該特開平2
−48778のラベル付けによれば、本来同一のラベル
とされるべき画素に異なるラベルが付与されてしまって
いる。即ち、該符号G5において、仮ラベル“1”の画
素と仮ラベル“2”の画素とは、共に“1”の仮ラベル
が付与されなければならない。
【0029】又、特開昭62−77687では、注目ラ
ンとの連結性を判定していない(これから判定する)前
ラインのランが複数である場合の処理が全く言及されて
おらず、実際の画像処理を行う点で問題を有している。
【0030】又、前述の特開昭62−9478では、各
画素のラベルの記憶を各画素毎に行っていると推定さ
れ、画像処理のラベル付け回路内部における作業用メモ
リのメモリ容量が多くなってしまうという問題がある。
【0031】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、作業用メモリのメモリ容量の低減を
図ることが可能な、画像処理のラベル付け回路を提供す
ることを第1課題とする。
【0032】あるいは、本発明は、発行される仮ラベル
(暫定ラベル)の数を低減することが可能な、画像処理
のラベル付け回路を提供することを第2課題とする。
【0033】
【課題を達成するための手段】本発明は、1画面内の2
値画像を、所定のマスクでラスタスキャン方向に走査し
ながら、注目画素の周囲画素との連結性を主として識別
し、ラベルを求めて付与する画像処理のラベル付け回路
において、前記注目画素のラスタスキャン方向の位置を
示すアドレスカウンタと、ラスタスキャン方向ほぼ1ラ
イン分の各ランの始点アドレス、仮ラベル、及び注目ラ
ンと前ラインのランとの非連結性を示す連結フラグを格
納するFIFO型の仮ラベルランメモリと、前記アドレ
スカウンタの値と、前記仮ラベルランメモリから順次読
み出される少なくとも1個以上の各ランの始点アドレス
とを比較して、前記注目画素と前ラインのランとの連結
性を判定する連結判定部とを備え、これらを用いて、注
目画素の周囲画素との連結性を判定することにより、前
記第1課題を達成したものである。以降、この発明を第
1発明と呼ぶ。
【0034】又、1画面内の2値画像を、所定のマスク
でラスタスキャン方向に走査しながら、注目画素の周囲
画素との連結性を主として識別し、ラベルを求めて付与
する画像処理のラベル付け回路において、前記注目画素
のラスタスキャン方向の位置を示すアドレスカウンタ
と、ラスタスキャン方向ほぼ1ライン分の各ランの始点
アドレス、仮ラベル、及び注目ランと前ラインのランと
の非連結性を示す連結フラグを格納するFIFO型の仮
ラベルランメモリと、前記アドレスカウンタの値と、前
記仮ラベルランメモリから順次読み出される少なくとも
1個以上の各ランの始点アドレスとを比較して、前記注
目画素に対して左上の左参照ランの暫定ラベルを決定す
る暫定ラベル選択部とを備え、当該ラベル付け回路の次
段の暫定ラベル本ラベル変換処理の負担を減少したこと
により、前記第2課題を達成したものである。以降、こ
の発明を第2発明と呼ぶ。
【0035】
【作用】本願の第1発明及び第2発明は、注目画素の周
囲画素との連結性を識別するための、既に仮ラベルの付
与された画素を、同一ライン中での同一ラベルが付与さ
れた画素列単位、即ちラン単位に、始点アドレス及び仮
ラベルのFIFO型の仮ラベルランメモリに記憶するよ
うにしている。従って、画素単位にラベルを格納する場
合に比べ、作業用メモリのメモリ容量の低減を図ること
ができる。
【0036】又、このようなFIFO型の仮ラベルラン
メモリを用いることにより、注目ラン(注目画素)との
連結性が判定されていない(これから判定する)前ライ
ンのランが複数であっても、適切な連結判定を行うこと
ができる。
【0037】なお、注目ランとの連結性が判定されてい
ない(これから判定する)前ラインのランの数は、ラス
タスキャン方向のほぼ1ライン分のランの数であるが、
これは常に一定ではない。従って、仮ラベルランメモリ
に記憶できるランの数、即ち該仮ラベルランメモリの記
憶容量は、ラスタスキャン方向のほぼ1ライン分のラン
の数のピークを考慮して決定する。
【0038】なお、本願第1発明及び第2発明では、入
力される2値画像のラベル“0”の部分(背景部分)
は、仮ラベル“0”のランとして前記仮ラベルランメモ
リに書き込む。これにより、前記仮ラベルランメモリに
書き込まれるランのデータの構成は、始点アドレスと仮
ラベルとの構成、即ち、終点アドレスが不要となってい
る。更に、このような始点アドレスと仮ラベルとのデー
タ構成によれば、ランの連結性の判定や、ラベルの決定
の処理をより単純にすることができる。
【0039】又、本願第1発明では、FIFO型の仮ラ
ベルランメモリを用いると共に、注目画素のラスタスキ
ャン方向の位置を示すアドレスカウンタの値との比較に
より、該注目画素と前ラインのランとの連結性を判定す
る際、該仮ラベルランメモリから順次読み出される少な
くとも1個以上のランの始点アドレスと比較するように
している。例えば、前記仮ラベルランメモリから順次読
み出される2個のランの始点アドレスと、前記アドレス
カウンタの値とを比較して注目画素の連結性を判定する
ようにした場合には、前ラインの2個のランとの連結性
を判定することができる。あるいは、前記仮ラベルラン
メモリから順次読み出される3個あるいはそれ以上のラ
ンの始点アドレスとアドレスカウンタの値とを比較して
注目画素との連結性を判定する場合には、該注目画素と
前ラインの3個のランあるいはそれ以上のランとの連結
性を判定することができる。
【0040】なお、前述の特開昭62−77687で
も、座標の比較により連結を判定しているが、比較され
る座標が本発明とは異なっており、このため、比較する
手段の構成も異なっており、前述の本発明の作用効果は
ない。
【0041】なお、本願の第2発明は、特に、前述のよ
うに注目画素に対して前ラインの複数のランの連結性を
判定した際の、注目画素に対して左上の欄の暫定ラベル
を決定することができるようになっている。従って、こ
の発明によれば、当該ラベル付け回路において次段の暫
定ラベル本ラベル変換処理の負担を減少することが可能
である。
【0042】図1は、本発明の要旨を示すブロック図で
ある。
【0043】本発明の画像処理のラベル付け回路は、主
に、アドレスカウンタ11b と、ラベル決定回路10
と、仮ラベルランメモリ14とにより構成されている。
又、前記仮ラベルランメモリ14から順次読み出される
各ランの始点アドレスを一時的に記憶するために、右参
照レジスタ16と、必要に応じて、中参照レジスタ22
と、左参照レジスタ17とを備える。
【0044】前記アドレスカウンタ11b は、注目画素
のラスタスキャン方向の位置をカウントする。
【0045】前記仮ラベルランメモリ14は、ラスタス
キャン方向のほぼ1ライン分の各ランの始点アドレス、
仮ラベル、及び注目ランと前ラインのランとの非連結性
を示す連結フラグを格納するFIFO型のメモリであ
る。なお、この仮ラベルランメモリのレコード数は、少
なくとも、1ライン中に発生すると予想されるラン数の
ピークを考慮して決定される。
【0046】前記右参照レジスタ16と、中参照レジス
タ22と、左参照レジスタ17とは、それぞれ、アドレ
ス及びラベルが記憶される。又、前記仮ラベルランメモ
リ14から読み出されたランのアドレス及びラベルは、
順に、右参照レジスタ16、中参照レジスタ22、左参
照レジスタ17をシフトしていく。
【0047】前記ラベル決定回路10は、主に、連結判
定部10a と、ラベル決定部10bとにより構成されて
いる。
【0048】例えば本願の第1発明として、注目画素と
前ラインのランとの連結性を判定する場合には、連結判
定部10a を、少なくとも右参照レジスタ16のアドレ
ス、必要に応じて中参照レジスタ22のアドレス及び左
参照レジスタ17のアドレスと、前記アドレスカウンタ
11b の値とを比較する。
【0049】従って、このような本願の第1発明によれ
ば、作業用メモリである仮ラベルランメモリ14へのラ
ベル等の書き込みはラン毎となっているので、画素毎と
した場合に比べ、記憶容量を減少することができる。
又、本発明によれば、ラベル決定回路10で行われる比
較処理は、アドレスカウンタ11b に対して、仮ラベル
ランメモリ14から順次読み出されるランの始点アドレ
スを比較するというものであり、前述の特開昭62−7
7687の始点アドレスと終点アドレスの如く1個のラ
ンに2種類のアドレスがあって、複数のランの2種類の
アドレスを比較することに比べて、比較的容易に行うこ
とができる。従って、この場合には、より効果的に仮ラ
ベルあるいは暫定ラベルを決定することができる。
【0050】又、例えば本願の第2発明として、まず、
連結判定部10a は、右参照レジスタ16のアドレス
と、中参照レジスタ22のアドレスと、左参照レジスタ
17のアドレスと、アドレスカウンタ11b とを比較し
て、注目画素あるいは右参照ランと、中参照ランあるい
は左参照ランが連結するか判定する。この判定で、連結
有りとされた場合には、ラベル決定部10b は、右参照
レジスタ16のラベル、中参照レジスタ22のラベル、
あるいは左参照レジスタ17のラベルのうち、連結有り
とされたランのラベル同士を比較して、場合によって
は、中参照ランや左参照ランのラベルをも変更する。
【0051】このような本願の第2発明のラベル付け回
路によれば、当該ラベル付け回路の次段の暫定ラベル本
ラベル変換処理の負担を減少することができる。
【0052】なお、図2は、注目画素と、注目ランと、
注目ラインと、前ラインと、右参照ランと、中参照ラン
と、左参照ランとの関係を説明するための線図である。
【0053】この図2において、注目画素1は、ライン
i 且つアドレスj の画素である。なお、このラインi 及
びアドレスj は、それぞれ、注目ラインあるいは注目ア
ドレスである。
【0054】又、右参照ランは、始点アドレスが(j +
1)以上で、且つ、前ライン(i −1)中で、始点アド
レスが最小のランである。この図2では、右参照ラン
は、前ライン(i −1)のラベル“6”のランである。
【0055】中参照ランは、始点アドレスがj 以下で、
且つ、前ライン(i −1)中で始点アドレスが最大のラ
ンである。この図2では、中参照ランは、前ライン(i
−1)のラベル“0”のランである。
【0056】左参照ランは、前記中参照ランの左隣のラ
ンである。図2では、左参照ランは、前ライン(i −
1)のラベル“5”のランである。
【0057】なお、右参照ランの始点アドレス、中参照
ランの始点アドレス、及び左参照ランの始点アドレス
等、それぞれのランの始点アドレスを、単にランのアド
レスとも呼ぶ。
【0058】なお、仮ラベルランメモリ14でラン毎に
暫定ラベルへの書替え有無を示す連結フラグを備えるよ
うにした場合には、後述する本発明の実施例で詳細に説
明するように、暫定ラベル決定をより効果的に行うこと
ができる。
【0059】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0060】図3は、本発明の第1実施例の全体ブロッ
ク図である。
【0061】この図3に示される如く、本実施例の画像
処理のラベル付け回路は、処理部として主に、画素デー
タ入力部11と、連結判定部12と、連結ラベル比較部
13と、仮ラベル選択部19と、暫定ラベル1選択部2
0と、暫定ラベル2選択部24とにより構成されてい
る。
【0062】又、本実施例の画像処理のラベル付け回路
は、カウンタあるいはレジスタとして主に、新ラベルカ
ウンタ18と、前注目ラン仮ラベルレジスタ25と、注
目ランレジスタ21と、右参照ランレジスタ16と、中
参照ランレジスタ22と、左参照ランレジスタ17と、
外部出力レジスタ23とにより構成されている。
【0063】又、本実施例の画像処理のラベル付け回路
は、メモリあるいはテーブルとして主に、仮ラベルラン
メモリ14と、暫定ラベルテーブル15とにより構成さ
れている。
【0064】なお、この図3において、矢印の付された
波線は画素データの流れを示し、矢印の付された実線は
アドレスの流れを示し、矢印の付された間隔の大きい破
線はラベルの流れを示し、矢印の付された太線はフラグ
の流れを示し、矢印の付された間隔の細かい破線は制御
信号の流れを示す。
【0065】以下、これらの構成要素の説明を、図4〜
図12を用いてより詳細に説明する。
【0066】図4は、前記第1実施例の画素データ入力
部のブロック図である。
【0067】この図4において、画素データ入力部11
は、変化点検出回路11a と、始点アドレスレジスタ1
1b と、アドレスカウンタ11cとを備えている。
【0068】画像処理のラベル付けが開始されると、ラ
スタスキャン方向に走査される1画面内の2値画像の各
画素が、順次入力端子T1から入力される。即ち、この
入力端子T1からは、走査された各画素の2値(“0”
であるか“1”であるか、即ち“白”であるか“黒”で
あるか)の値が入力される。
【0069】なお、入力端子T1 から入力される2値画
像は、以降の説明では、背景が“0”(あるいは
“白”)であるとする。
【0070】前記変化点検出回路11a は、入力端子T
1から入力される画素の値(2値)が前回入力された画
素の値と異なる場合に、変化点信号CDFを出力する。
【0071】前記アドレスカウンタ11b は、入力端子
T1から入力された画素のラスタスキャン方向(通常は
水平方向)の位置をカウントする。即ち、該アドレスカ
ウンタ11b は、各ラインの走査の前にリセットされて
値が“0”となり、この後、各ラインの終了点まで、入
力端子T1から画素が入力される毎にカウントアップ
(値を“1”だけ増加)していく。なお、該アドレスカ
ウンタ11b の値は、注目画素アドレスACTとして読
み出される。
【0072】前記始点アドレスレジスタ11c は、注目
ランの始点アドレスを保持する。即ち、該始点アドレス
レジスタ11c は、前記変化点検出回路11a から変化
点信号CDFが入力されると、このときの前記アドレス
カウンタ11b の値が書き込まれる。なお、注目画素の
レベルが“1”(×)の場合のみ、該始点アドレスレジ
スタ11c の値は、始点アドレスASとして読み出され
る。
【0073】図5は、前記第1実施例の連結判定部12
のブロック図である。
【0074】該連結判定部12では、注目画素と、中参
照ランあるいは右参照ランとの連結の有無を判定する。
該連結判定部12は、主に、中参照ラン比較器12a
と、右参照ラン比較器12b とにより構成されている。
【0075】前記中参照ラン比較器12a は、前記注目
画素アドレスACTと、後述する中参照ランアドレスA
Cとを比較して、注目画素と中参照ランとが連結有りと
判定された場合には、中参照ラン連結信号CACを出力
する。
【0076】前記右参照ラン比較器12b は、前記注目
画素アドレスACTと、後述する右参照ラン始点アドレ
スとを比較して、注目画素と右参照ランとの連結の有無
を判定する。該右参照ラン比較器12b は、注目画素と
右参照ランとが連結すると判定した場合には、右参照ラ
ン連結信号CARを出力する。
【0077】図6〜図8は、全体として前記第1実施例
の連結ラベル比較部のブロック図となる。
【0078】これら図6〜図8に示されるように、連結
ラベル比較部13は、主に、前注目ラン仮ラベル比較器
13a と、中参照ランラベル比較器13b と、右参照ラ
ンラベル比較器13c と、仮ラベル選択判定器13d
と、新ラベルカウンタ制御器13e と、暫定ラベルテー
ブル制御器13f と、注目ラン連結フラグ制御器13g
と、新ラベル接続フラグ制御器13h と、注目ラン連結
フラグ13i と、新ラベル接続フラグ13j と、暫定ラ
ベル1選択判定器13k と、暫定ラベル2選択判定器1
3m とを備えている。
【0079】まず図6において、前記前注目ラン仮ラベ
ル比較器13a は、後述する新ラベルカウンタ18が出
力する新ラベルLNと、後述する前注目ラン仮ラベルレ
ジスタ25が出力する仮ラベルLBとを比較して、仮ラ
ベル一致信号CLTを出力する。
【0080】前記中参照ランラベル比較器13b は、後
述する新ラベルLNと、後述する中参照ランレジスタ2
2が出力する中参照ランラベルLCとを比較して、中ラ
ベル一致信号CLCを出力する。
【0081】前記右参照ランラベル比較器13c は、後
述する仮ラベル選択部19が出力する仮ラベルLTと、
後述する右参照ランレジスタ16が出力する右参照ラン
ラベルLRとを比較して、右ラベル一致信号CLRを出
力する。
【0082】図7において、前記仮ラベル選択判定器1
3d 、前記新ラベルカウンタ制御器3e 、前記暫定ラベ
ルテーブル制御器13f は、それぞれ所定の処理(図1
3〜図19を用いて、総括的に後述する)を行って、そ
れぞれ、仮ラベル選択信号CLT、新ラベルカウンタ制
御信号CLN、暫定ラベルテーブル制御信号CZTを出
力する。
【0083】前記注目ラン連結フラグ制御器13g は、
所定の制御条件(図13〜図19を用いて、総括的に後
述する)に従って、前記注目ラン連結フラグ13i のセ
ットないしはリセットを行う。なお、該注目ラン連結フ
ラグ13i の状態は、注目ラン連結フラグ信号CFCと
して出力される。又、この注目ラン連結フラグ信号CF
Cによる連結フラグを用いることにより、連結性をより
効果的に判定できる。
【0084】前記新ラベル接続フラグ制御器13h は、
所定の制御条件(図13〜図19を用いて、総括的に後
述する)に従って、前記新ラベル接続フラグ13j のセ
ットないしはリセットを行う。なお、該新ラベル接続フ
ラグ13j の状態は、新ラベル接続フラグ信号CFNと
して出力される。
【0085】図8において、前記暫定ラベル1選択判定
器13k 、暫定ラベル2選択判定器13m は、それぞれ
所定の処理(図13〜図19を用いて、総括的に後述す
る)を行って、それぞれ暫定ラベル1選択信号CZ1、
暫定ラベル2選択信号CZ2を出力する。
【0086】図9は、本第1実施例の、仮ラベル選択部
19、注目ランレジスタ21、前注目ラン仮ラベルレジ
スタ25、仮ラベルランメモリ14の周辺のブロック図
である。
【0087】この図9に示されるように、仮ラベル選択
部19は、前記仮ラベル選択判定器13d が出力する仮
ラベル選択信号CLTに従って、後述する新ラベルカウ
ンタ18が出力する新ラベルLN、後述する右参照ラン
レジスタ16が出力する右参照ランラベルLR、あるい
は後述する左参照ランレジスタ17が出力する左参照ラ
ンラベルLLのいずれか1のラベルを選択して、これを
仮ラベルLTとして出力する。
【0088】前記注目ランレジスタ21は、前記始点ア
ドレスレジスタ11cが出力する始点アドレスASと、
前記仮ラベル選択部19が出力する仮ラベルLTと、前
記注目ラン連結フラグ13i が出力する注目ラン連結フ
ラグ信号CFCとを保持するレジスタである。該注目ラ
ンレジスタ21は、後述する仮ラベルランメモリ14に
格納する前の現在注目しているランの、アドレス、ラベ
ル、及び連結フラグを保持する。
【0089】なお、該注目ラン連結フラグ制御器13g
は、注目ランが参照ランに連結していると判定された場
合に、注目ラン連結フラグ13i をセットする。
【0090】前記前注目ラン仮ラベルレジスタ25は、
前記注目ランレジスタ21が出力するラベルを保持し
て、これを仮ラベルLBとして出力する。即ち、該前注
目ラン仮ラベルレジスタ25は、現在注目しているラン
の1つ前のランに付けられた仮ラベルを保持するレジス
タである。
【0091】前記仮ラベルランメモリ14は、FIFO
型のメモリであり、前記図4の変化点検出回路11a か
ら変化点信号CDFが出力される毎に、前記注目ランレ
ジスタ21から出力される各ランの始点アドレス、連結
フラグ及び前記前注目ラン仮ラベルレジスタ25が出力
する仮ラベルLBを順次格納する。なお、該仮ラベルラ
ンメモリ14から読み出されるランのデータは、前ライ
ンランアドレスA2、前ラインラン仮ラベルL2、前ラ
インラン連結フラグF2とする。
【0092】図10は、本第1実施例の、前記右参照ラ
ンレジスタ、前記暫定ラベル1選択部、前記中参照ラン
レジスタ、前記左参照ランレジスタ、前記暫定ラベル2
選択部、前記外部出力レジスタの周辺のブロック図であ
る。
【0093】この図において、前記右参照ランレジスタ
16は、注目画素の走査が進むに従って、前記アドレス
カウンタ11b から出力される注目画素アドレスACT
の値が、当該右参照ランレジスタ16に保持されている
ランの始点アドレスの値より“1”だけ小さくなると、
右参照ランとなるべきランのデータを前記仮ラベルラン
メモリ14から読み出してこれを保持する。なお、前記
仮ラベルランメモリ14から読み出された前ラインラン
アドレスA2及び前ラインラン連結フラグH2は、それ
ぞれアドレスあるいはフラグとして該右参照ランレジス
タ16に書き込まれるが、該仮ラベルランメモリ14か
ら読み出された前ラインラン仮ラベルL2は、まず後述
する暫定ラベルテーブル15を用いて所定の暫定ラベル
を求め、これを当該右参照ランレジスタ16のラベルに
書き込む。
【0094】なお、このように注目画素アドレスACT
の値が右参照ランアドレスARの値より“1”だけ小さ
い値となったときには、データが失われないように、F
IFO型メモリである仮ラベルランメモリ14からの読
み出し直前に、前記外部出力レジスタ23に保持されて
いるランのデータは、出力端子T2あるいはT3から外
部に読み出され、前記左参照ランレジスタ17に保持さ
れているランのデータは、前記外部出力レジスタ23に
シフトされ、前記中参照ランレジスタ22に保持されて
いるランのデータは、前記左参照ランレジスタ17にシ
フトされ、前記右参照ランレジスタ16に保持されてい
るランのデータは、前記中参照ランレジスタ22へシフ
トされる。
【0095】なお、このシフトの際、中参照ランレジス
タ22のラベルとしては、暫定ラベル1選択部20の出
力が書き込まれる。該暫定ラベル1選択部は、前記暫定
ラベル1選択判定器13k が出力する暫定ラベル1選択
信号CZ1に従って、前記右参照ランレジスタ16が出
力する右参照ランラベルLR、あるいは前記仮ラベル選
択部19が出力する仮ラベルLT、あるいは後述する新
ラベルカウンタ18が出力する新ラベルLNのいずれか
1つのラベルを選択する。
【0096】又、前記シフトの際、前記外部出力レジス
タ23に書き込まれるランのラベルは、前記暫定ラベル
2選択部24が選択したラベルである。該暫定ラベル2
選択部24は、前記暫定ラベル2選択判定器13m が出
力する暫定ラベル2選択信号CZ2に従って、前記左参
照ランレジスタ17が出力する左参照ランラベルLL、
あるいは前記右参照ランレジスタ16が出力する右参照
ランラベルLRとのいずれか1つのラベルを選択する。
【0097】図11は、本第1実施例に用いられる暫定
ラベルテーブルに関するブロック図である。
【0098】この図11に示される暫定ラベルテーブル
15は、連結したラベルの相互関係を格納したテーブル
である。即ち、ラベルの異なるランの連結の発生が検出
されると、この暫定ラベルテーブル15に、連結したこ
れらランのラベルの相互関係が書き込まれる。又、連結
しているランのラベルの統合の際等には、この暫定ラベ
ルテーブル15の値が読み出される。この暫定ラベルテ
ーブル15の読み出しは、仮ラベルに対して暫定ラベル
を読み出すというものである。
【0099】なお、この暫定ラベルテーブル15へのラ
ベルの相互関係の格納は、前記暫定ラベルテーブル制御
器13f が出力する暫定ラベルテーブル制御信号CZT
に従って行われる。
【0100】図12は、本第1実施例の新ラベルカウン
タに関するブロック図である。
【0101】この新ラベルカウンタ18は、1画面のラ
ベル付けの開始前に値が“1”にリセットされる。この
後、新ラベルが付与される毎に、それぞれの新ラベルの
付与の後、前記新ラベルカウンタ制御器13e が出力す
る新ラベルカウンタ制御信号CLNに従ってカウントア
ップされる。なお、該新ラベルカウンタ18の値は、新
ラベルLNとして出力される。
【0102】図13〜図16は、本第1実施例での処理
内容毎の画素パターンの分類を示す線図である。
【0103】図13では、注目画素に変化が有り、且
つ、右参照ラン及び中参照ランに変化がない画素パター
ンa のグループが示されている。図14では、注目画素
に変化がなく、且つ、中参照ランに変化がある画素パタ
ーンb のグループが示されている。図15には、注目画
素が変化し、且つ、中参照ランが変化するという、注目
画素と中参照ランとの同時変化の画素パターンc のグル
ープが示されている。図16には、注目画素の真上、即
ち前ラインの注目アドレスの中参照ラン中の画素が
“1”から“0”へと変化する画素パターンx のグルー
プが示されている。
【0104】なお、以下の説明では、各構成要素及び各
データを次の略称で示す。又、メモリやレジスタには、
アドレス部とラベル部とフラグ部とを有するものがある
が、[アドレス]、[ラベル]、[フラグ]というよう
に、それぞれの部分を示す。
【0105】(1)仮ラベルランメモリ:TMPMEM アドレス、ラベル、フラグを有する。前記図9の仮ラベ
ルランメモリ14に相当する。
【0106】(2)暫定ラベルテーブル:ZLTBL 前記図11の暫定ラベルテーブル15に相当するテーブ
ル内のデータ。該暫定ラベルテーブルからの暫定ラベル
の読み出しは、次式のように表わす。 ZL[暫定ラベル]=ZLTBL[仮ラベル] …(1)
【0107】(3)注目ランレジスタ:ARUNRG アドレス部、ラベル部、フラグ部を有する。前記図9の
注目ランレジスタ21に相当する。
【0108】(4)右参照ランレジスタ:RRUNRG アドレス部、ラベル部、フラグ部を有する。前記図10
の右参照ランレジスタ16に相当する。
【0109】(5)左参照ランレジスタ:LRUNRG アドレス部、ラベル部を有する。前記図10の左参照ラ
ンレジスタ17に相当する。
【0110】(6)新ラベルカウンタ:NEWLAB 前記図12の新ラベルカウンタ18に相当する。
【0111】(7)アドレスカウンタ:ADRCNT 前記図4のアドレスカウンタ11b に相当する。
【0112】(8)画素データ:PIX 前記図4の入力端子T1から入力される注目画素に相当
する。なお、PIX[アドレス]として、所定の注目ア
ドレスの注目画素を示す。
【0113】(9)前注目ラン仮ラベルレジスタ:TM
PLRG ラベル部のみを有する。前記図9の前注目ラン仮ラベル
レジスタ25に相当する。
【0114】(10)中参照ランレジスタ:CRUNR
G アドレス部、ラベル部を有する。前記図10の中参照ラ
ンレジスタ22に相当する。
【0115】(11)連結フラグ:ATFLAG 前記図7の注目ラン連結フラグ13i に相当する。
【0116】(12)新ラベル接続フラグ:NLFLA
G 前記図7の新ラベル接続フラグ13j に相当する。
【0117】(13)外部出力レジスタ:OUTRG アドレス部とラベル部とを有する。前記図10の外部出
力レジスタ23に相当する。
【0118】以下、図13〜図16に示されるそれぞれ
の画素パターン及びこれらの画素パターンに対応する処
理を説明する。
【0119】まず、図13の画素パターンa のグループ
において、画素パターン a1 は、注目画素が“0”から
“1”へと変化し、且つ、“CRUNRG[ラベル]=
0”である。この画素パターン a1 において、まず、次
式に示される処理が行われる。
【0120】 TMPLRG=ARUNRG[ラベル] (注目ランレジスタの仮ラベルを前注目ラン仮ラベルレジスタへ書き込む) TMPMEM[アドレス]=ARUNRG[アドレス] TMPMEM[ラベル]=TMPLRG TMPMEM[フラグ]=ARUNRG[フラグ] …(2)
【0121】この後、次式が成立する場合には、後述す
る画素パターン x2 の処理を行う。
【0122】 if(ADRCNT=CRUNRD[アドレス]) …(3)
【0123】成立しない場合には、連結フラグをセット
する。
【0124】ATFLAG=1 …(4)
【0125】画素パターン a2 は、注目画素が“0”か
ら“1”へと変化し、且つ、“CRUNRG[ラベル]
≠0”である場合である。この画素パターン a2 では、
前記(2)式の処理を行った後、仮ラベル選択部の選択
信号をCRUNRG[ラベル]にセットする。
【0126】画素パターン a3 は、注目画素が“1”か
ら“0”へと変化し、且つ“CRUNRG[ラベル]=
0”である場合である。この画素パターン a3 では、前
記(2)式の処理を行った後、連結フラグのリセット
等、次式に示される処理を行う。
【0127】 ATFLAG=0 if(TMPLRG=NEWLAB then NEWLAB++ NLFLAG=0 …(5)
【0128】なお、上記(5)式中のNEWLAB++
は、NEWLABのインクリメント(値を“1”だけ増
加する)することを示す。
【0129】画素パターン a4 は、注目画素が“1”か
ら“0”へと変化し、且つ、“CRUNRG[ラベル]
≠0”である場合である。この画素パターン a4 では、
前記(2)式の処理を行った後、次式に示されるような
処理を行う。
【0130】 if(CRUNRG[ラベル]=NEWLAB) then NLFLAG=1 …(6)
【0131】図14の画素パターンb のグループにおい
て、まず画素パターン b1 は、注目画素が“0”のまま
で、且つ、中参照ランが“0”から“1”へと変化する
場合である。この画素パターン b1 では、次式に示され
る処理を行う。
【0132】 if(RRUNRG[フラグ]=0) then (暫定ラベル1選択の選択信号をNEWLABにセットする) …(7)
【0133】 OUTRG[アドレス、ラベル、フラグ] =LRUNRG[アドレス、ラベル、フラグ] LRUNRG[アドレス、ラベル、フラグ] =CRUNRG[アドレス、ラベル、フラグ] CRUNRG[アドレス、ラベル、フラグ] =RRUNRG[アドレス、ラベル、フラグ] RRUNRG[アドレス]=TMPMEM[アドレス] ZLTBL[ラベル]=TMPMEM[ラベル] RRUNRG[ラベル]=ZLTBL[ラベル] RRUNRG[フラグ]=TMPMEM[フラグ] …(8)
【0134】なお、上記(8)式におけるOUTRG、
LRUNRG、CRUNRGへの書き込みは、それぞ
れ、アドレス部、ラベル部、フラグ部全てが同時に行わ
れる。即ち、前記暫定ラベル2選択部24では左参照ラ
ンレジスタ17(LRUNRG)のラベルが選択され、
前記暫定ラベル1選択部20では右参照ランレジスタ1
6(RRUNRG)のラベルが選択される。
【0135】画素パターン b2 は、注目画素が“1”の
ままであり、且つ、中参照ランが“0”から“1”へと
変化する場合である。この画素パターン b2 では、RR
UNRG[フラグ]の値に従って、次のような処理が行
われる。
【0136】(1)画素パターン b2 で、RRUNRG
[フラグ]=0の場合 if(ATFLAG=1) then (暫定ラベル1選択の選択信号をNEWLABにセットする) (仮ラベル選択の選択信号をNEWLABにセットする) ATFLAG=0(連結フラグリセット) else (暫定ラベル1選択の選択信号を仮ラベルへセットする)…(9)
【0137】この後、前記(8)式に示される処理を行
う。
【0138】(2)画素パターン b2 で、RRUNRG
[フラグ]=1の場合 if(ATFLAG=1) then (仮ラベル選択の選択信号をRRUNRG[ラベル]にセットする ) ATFLAG=0(連結フラグリセット) else if(仮ラベル<RRUNRG[ラベル]) then (暫定ラベル1選択の選択信号を仮ラベルにセットする) ZLTBL{RRUNRG[ラベル]}=仮ラベル (これは暫定ラベルテーブルへの書き込み) else (仮ラベル選択を行って、これをRRUNRG[ラベル]へ 書き込む) (暫定ラベル2選択を行って、これをRRUNRG[ラベル ]へ書き込む) if (NLFLAG=1) then ZLTBL{LRUNRG[ラベル]}=RRUNR G[ラベル] …(10)
【0139】この後、前記(8)式の処理を行う。
【0140】画素パターン b3 は、注目画素が“0”の
ままであり、且つ中参照ランが“1”から“0”へと変
化する場合である。この画素パターン b3 では、前記
(8)式に示される処理を行う。
【0141】画素パターン b4 は、注目画素が“1”の
ままであり、且つ、中参照ランが“1”から“0”へと
変化する場合である。この画素パターン b4 では、前記
(8)式の処理を行う。
【0142】図15の画素パターンc のグループにおい
て、まず画素パターン c1 は、注目画素が“0”から
“1”へと変化し、且つ中参照ランが“0”から“1”
へと変化する場合である。この画素パターン c1では、
前記(2)式の処理を行った後、次式に示されるような
一連の処理を行う。
【0143】 if(RRUNRG[フラグ]=0) then (暫定ラベル1選択の選択信号をNEWLABにセットする) (仮ラベル選択の選択信号をNEWLABにセットする) else (仮ラベル選択の選択信号をRRUNRG[ラベル]にセットする) …(11)
【0144】この後、前記(8)式の処理を行う。
【0145】画素パターン c2 は、注目画素が“0”か
ら“1”へと変化し、且つ、中参照ランが“1”から
“0”へと変化する場合である。この画素パターン c2
では、前記(2)式の処理を行った後、仮ラベル選択の
選択信号をCRUNRG[ラベル]にセットする。
【0146】この後、前記(8)式の処理を行う。
【0147】画素パターン c3 は、注目画素が“1”か
ら“0”へと変化し、且つ、中参照ランが“0”から
“1”へと変化する場合である。この画素パターン c3
では、前記(2)式の処理を行った後、連結フラグのリ
セット等、次式に示されるような処理が行われる。
【0148】 ATFLAG=0 if(TMPLRG=NEWLAB) then NEWLAB++ if(RRUNRG[フラグ]=0) then (暫定ラベル1選択の選択信号をNEWLABにセットする) …(12)
【0149】この後、前記(8)式の処理を行う。
【0150】前記画素パターン c4 は、注目画素が
“1”から“0”へと変化し、且つ、中参照ランが
“1”から“0”へと変化する場合である。この画素パ
ターン c4 では、前記(2)式の処理を行った後、次式
に示されるような処理が行われる。
【0151】 if(CRUNRG[ラベル]=NEWLAB) then NLFLAG=1 …(13)
【0152】この後、前記(8)式の処理を行う。
【0153】図16の画素パターンx のグループにおい
て、まず画素パターン x1 は、注目画素の真上の画素、
即ち前ラインの中参照ランでの注目アドレスの画素が
“1”から“0”へと変化し、且つ、注目画素は“0”
のままである場合である。この画素パターン x1 の場合
は、次のような処理が行われる。
【0154】 if(TMPLRG=NEWLAB) then NEWLAB++ NLFLAG=0 …(14)
【0155】画素パター x2 は、注目画素の真上の画
素、即ち前ラインの中参照ランでの注目アドレスの画素
が“1”から“0”へと変化し、且つ、注目画素が
“0”から“1”へと変化する場合である。この画素パ
ターン x2 の場合には、次に示す処理が行われる。
【0156】 (仮ラベル選択の選択信号をLRUNRG[ラベル]にセットする) …(15)
【0157】図17及び図18は、本第1実施例の1画
素当りの動作を示すフローチャートである。
【0158】本実施例は、前記図3の全体図や、前記図
4〜図12のブロック図に示される通り、複数の部分で
構成されており、互いに独立して動作するものもあり、
互いに並行動作するものもある。前記図17及び図18
のフローチャートは、このような本実施例の動作を、1
画素に着目して描かれている。又、これら図17及び図
18に示される処理は、前記図4の入力端子T1 から画
素が入力される毎に起動される。
【0159】この図17において、まずステップ104
では、前記図4の入力端子T1から、注目画素となる次
の画素を入力する。又、前記図4のアドレスカウンタ1
1bをインクリメントする。
【0160】ステップ106では、ステップ104で入
力された今回の画素と同様に前回入力された画素とを比
較することにより、前記図4の変化点検出回路11a
は、今回の注目画素が変化点であるか判定する。変化点
である場合には、次のステップ108へ進み、変化点で
ない場合には図18のステップ130へ進む。
【0161】ステップ108では、前記図5の右参照ラ
ン比較器12b において、アドレスカウンタADRCN
Tと、右参照ランレジスタRRUNRGとについて、次
式が成立するか判定する。
【0162】 ADRCNT+1=RRUNRG …(16)
【0163】上記(16)式が成立する場合は、ステッ
プ114へと進み、不成立の場合にはステップ110へ
と進む。
【0164】ステップ110では、前記図5の中参照ラ
ン比較器12a において、アドレスカウンタADRCN
Tと中参照ランレジスタCRUNRGとについて、次式
が成立するか判定する。
【0165】 ADRCNT=CRUNRG …(17)
【0166】上記(17)式が成立する場合にはステッ
プ116へ進み、不成立の場合はステップ118へと進
む。
【0167】ステップ114では、前記図15を用いて
前述した該当する画素パターン c1 〜 c4 に対応する処
理を行う。
【0168】ステップ116では、前記図16を用いて
前述した画素パターンx2 に対応する処理を行う。
【0169】ステップ118では、前記図13を用いて
前述した該当する画素パターン a1 〜 a4 に対応する処
理を行う。
【0170】これらステップ114、116、118を
終了すれば、これら図17及び図18に示される処理を
全て終了する。
【0171】前記ステップ106で変化点ではないと判
定された場合には、図18のフローチャートに示される
処理が行われる。
【0172】この図18において、まずステップ130
では、前記図5の右参照ラン比較器12b において、ア
ドレスカウンタADRCNTと右参照ランレジスタRR
UNRGとについて、次式が成立するか判定する。
【0173】 ADRCNT+1=RRUNRG …(18)
【0174】上記(18)式が成立する場合はステップ
140へ進み、不成立の場合はステップ132へと進
む。
【0175】ステップ132では、前記図5の中参照ラ
ン比較器12a において、アドレスカウンタADRCN
Tと中参照ランレジスタCRUNRGとについて、次式
が成立するか判定する。
【0176】 ADRCNT=CRUNRG …(19)
【0177】上記(19)式が成立する場合はステップ
142へ進み、不成立の場合にはステップ144へと進
む。
【0178】ステップ140では、前記図14を用いて
前述した該当する画素パターン b1 〜 b4 に対応する処
理を行う。
【0179】ステップ142では、前記図16を用いて
前述した画素パターンx1 に対応する処理が行われる。
【0180】なお、図17及び図18におけるADRC
NT、RRUNRG[アドレス]、CRUNRG[アド
レス]は、それぞれ、前記図4〜図12における、注目
画素アドレスACT、右参照ランアドレスAR、中参照
ランアドレスACに相当する。
【0181】前記ステップ140あるいは142の後に
は、これら図17及び図18に示される処理を全て終了
する。
【0182】図19は、本第1実施例のラベル付け経過
を示す線図である。
【0183】この図19は、前記図21の従来のラベル
付け経過に対応して作成されている。
【0184】この図19において、符号×、F、1〜2
は、前記図21の同符号のものと同一のである。
【0185】又、本第1実施例では、“F”とされた画
素を含むランの連結フラグがセットされる。従って、連
結フラグのセットの有無の判定でそのランとその前ライ
ンのランとの連結の有無をすみやかに判定できる。
【0186】この図19において、符号E1からE5へ
と進むに従って、3行9列の画面の各画素へのラベル付
けが進行する。又、この図19での符号E3までのラベ
ル付け経過は、図21のG3までの経過と同じである。
【0187】この図19において、符号E4では、符号
e4 までのラベル付けが完了している。本実施例によれ
ば、注目ランの他のランへの連結性が判定され、注目ラ
ンのラベルが連結先のラベルとなった場合には、該注目
ランに連結している更に別のランのラベルもこれに合せ
て修正される。従って、この符号E4の段階では、連結
されている全ての画素に共通の仮ラベル“1”が付与さ
れている。従って、符号E5で示される最終段階におい
ても、連結している全ての画素には同一の仮ラベル
“1”が付与されている。
【0188】従って、本第1実施例によれば、発行され
る仮ラベルの数を低減することができる。又、本実施例
のFIFO型の仮ラベルランメモリ(作業用メモリ)の
構成は、アドレス部とラベル部とフラグ部のみであり、
構成要素が少なく、メモリ容量の低減を図ることができ
る。
【0189】図20は、本発明の第2実施例のブロック
図である。
【0190】この図20に示されるラベル付け装置に
は、前記第1実施例と同一のラベル付け回路60を備え
ている。又、この第2実施例のラベル付け装置は、イメ
ージメモリ62と、暫定ラベル付きランデータ格納メモ
リ64と、暫定ラベル本ラベル変換回路66と、本ラベ
ル付きランデータ格納メモリ70と、ランドット変換回
路72とを備えており、最終的にラベル付きドット画像
74を出力する。
【0191】前記イメージメモリ62は、1画面分の2
値のドット画像を記憶するメモリである。前記暫定ラベ
ル付きランデータ格納メモリ64は、前記ラベル付け回
路60が出力するランアドレスとランラベルとで構成さ
れた暫定ラベル付きランデータを格納する。即ち、該暫
定ラベル付きランデータ格納メモリは、前記図10の外
部出力レジスタ23から出力端子T2、T3を介して出
力されるデータが格納される。
【0192】前記暫定ラベル本ラベル変換回路66は、
前記ラベル付け回路60の暫定ラベルテーブルを参照し
ながら、前記暫定ラベル付きランデータ格納メモリ64
から1つずつ順に読み出されるランデータの暫定ラベル
を本ラベルへと付け替え、ランアドレスと本ラベルのラ
ンラベルとで構成される本ラベル付きランデータを生成
し、これをFIFO型メモリである前記本ラベル付きラ
ンデータ格納メモリ70へ出力する。
【0193】前記ランドット変換回路72は、前記本ラ
ベル付きランデータ格納メモリ70からランデータを1
つずつ順に読み出しながら、これを本ラベル付きドット
画像へと変換していく。例えば、ある本ラベルのランの
長さが8画素である場合には、この本ラベルが付与され
た合計8個のドットに変換する。
【0194】以上説明したように、本第2実施例によれ
ば、前述のように様々な特徴を有する前記第1実施例を
用いて、1画面分の2値のドット画像から本ラベル付き
ドット画像を生成することができる。
【0195】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、仮
ラベルランメモリの項目数の減少等、作業用メモリのメ
モリ容量の低減を図ることが可能であるという優れた効
果を得ることができる。あるいは、本発明によれば、ラ
ベル付けと平行して左参照ランの暫定ラベルを決定する
ことができ、発行される暫定ラベルの数を低減すること
ができ、作業用メモリのメモリ容量の低減、当該ラベル
付け回路の次段の暫定ラベル本ラベル変換処理の負担を
減少することができる等の優れた効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の要旨を示すブロック図であ
る。
【図2】図2は、注目画素と注目ランと注目ラインと前
ラインと右参照ランと中参照ランと左参照ランとの関係
を示す線図である。
【図3】図3は、本発明の第1実施例の全体ブロック図
である。
【図4】図4は、前記第1実施例の画素データ入力部の
ブロック図である。
【図5】図5は、前記第1実施例の連結判定部のブロッ
ク図である。
【図6】図6は、前記第1実施例の連結ラベル比較部の
ブロック図の第1部分のブロック図である。
【図7】図7は、前記第1実施例の連結ラベル比較部の
ブロック図の第2部分のブロック図である。
【図8】図8は、前記第1実施例の連結ラベル比較部の
ブロック図の第3部分のブロック図である。
【図9】図9は、前記第1実施例の、仮ラベル選択部と
注目ランレジスタと前注目ラン仮ラベルレジスタと仮ラ
ベルランメモリとの周辺のブロック図である。
【図10】図10は、前記第1実施例の、右参照ランレ
ジスタと暫定ラベル1選択部と中参照ランレジスタと左
参照ランレジスタと暫定ラベル2選択部と外部出力レジ
スタとの周辺のブロック図である。
【図11】図11は、前記第1実施例に用いられる暫定
ラベルテーブルに関するブロック図である。
【図12】図12は、前記第1実施例の新ラベルカウン
タに関するブロック図である。
【図13】図13は、前記第1実施例の画素パターンa
を示す線図である。
【図14】図14は、前記第1実施例の画素パターンb
を示す線図である。
【図15】図15は、前記第1実施例の画素パターンc
を示す線図である。
【図16】図16は、前記第1実施例の画素パターンx
を示す線図である。
【図17】図17は、前記第1実施例の1画素当りの動
作を示すフローチャートの第1部分のフローチャートで
ある。
【図18】図18は、前記第1実施例の1画素当りの動
作を示すフローチャートの第2部分のフローチャートで
ある。
【図19】図19は、前記第1実施例のラベル付け経過
を示す線図である。
【図20】図20は、本発明の第2実施例のブロック図
である。
【図21】図21は、従来のラベル付け回路のラベル付
け経過を示す線図である。
【符号の説明】
10…ラベル決定回路、 10a …連結判定部、 10b …ラベル決定部、 11…画素データ入力部、 11a …変化点検出回路、 11b …アドレスカウンタ、 11c …始点アドレスレジスタ、 12…連結判定部、 12a …中参照ラン比較器、 12b …右参照ラン比較器、 13…連結ラベル比較部、 13a …前注目ラン仮ラベル比較器、 13b …中参照ランラベル比較器、 13c …右参照ランラベル比較器、 13d …仮ラベル選択判定器、 13e …新ラベルカウンタ制御器、 13f …暫定ラベルテーブル制御器、 13g …注目ラン連結フラグ制御器、 13h …新ラベル接続フラグ制御器、 13i …注目ラン連結フラグ、 13j …新ラベル接続フラグ、 13k …暫定ラベル1選択判定器、 13m …暫定ラベル2選択判定器、 14…仮ラベルランメモリ、 15…暫定ラベルテーブル、 16…右参照ランレジスタ、 17…左参照ランレジスタ、 18…新ラベルカウンタ、 19…仮ラベル選択部、 20…暫定ラベル1選択部、 21…注目ランレジスタ、 22…中参照ランレジスタ、 23…外部出力レジスタ、 24…暫定ラベル2選択部、 25…前注目ラン仮ラベルレジスタ、 60…ラベル付け回路、 62…イメージメモリ、 64…暫定ラベル付きランデータ格納メモリ、 66…暫定ラベル本ラベル変換回路、 70…本ラベル付きランデータ格納メモリ、 72…ランドット変換回路、 74…ラベル付きドット画像、 TMPMEM…仮ラベルランメモリ、 ZLTBL…暫定ラベルテーブル、 ARUNRG…注目ランレジスタ、 RRUNRG…右参照ランレジスタ、 CRUNRG…中参照ランレジスタ、 LRUNRG…左参照ランレジスタ、 NEWLAB…新ラベルカウンタ、 ADRCNT…アドレスカウンタ、 a 、 a1 〜 a4 、b 、 b1 〜 b4 、c 、 c1 〜 c4 、x
、 x1 、 x2 …画素パターン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−69878(JP,A) 特開 昭62−77687(JP,A) 特開 平3−103703(JP,A) 特開 昭63−208177(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1画面内の2値画像を、所定のマスクでラ
    スタスキャン方向に走査しながら、注目画素の周囲画素
    との連結性を主として識別し、ラベルを求めて付与する
    画像処理のラベル付け回路において、 前記注目画素のラスタスキャン方向の位置を示すアドレ
    スカウンタと、 ラスタスキャン方向ほぼ1ライン分の各ランの始点アド
    レス、仮ラベル、及び注目ランと前ラインのランとの非
    連結性を示す連結フラグを格納するFIFO型の仮ラベ
    ルランメモリと、 前記アドレスカウンタの値と、前記仮ラベルランメモリ
    から順次読み出される少なくとも1個以上の各ランの始
    点アドレスとを比較して、前記注目画素と前ラインのラ
    ンとの連結性を判定する連結判定部とを備え、 これらを用いて、注目画素の周囲画素との連結性を判定
    することを特徴とする画像処理のラベル付け回路。
  2. 【請求項2】1画面内の2値画像を、所定のマスクでラ
    スタスキャン方向に走査しながら、注目画素の周囲画素
    との連結性を主として識別し、ラベルを求めて付与する
    画像処理のラベル付け回路において、 前記注目画素のラスタスキャン方向の位置を示すアドレ
    スカウンタと、 ラスタスキャン方向ほぼ1ライン分の各ランの始点アド
    レス、仮ラベル、及び注目ランと前ラインのランとの非
    連結性を示す連結フラグを格納するFIFO型の仮ラベ
    ルランメモリと、 前記アドレスカウンタの値と、前記仮ラベルランメモリ
    から順次読み出される少なくとも1個以上の各ランの始
    点アドレスとを比較して、前記注目画素に対して左上の
    左参照ランの暫定ラベルを決定する暫定ラベル選択部と
    を備え、 当該ラベル付け回路の次段の暫定ラベル本ラベル変換処
    理の負担を減少したことを特徴とする画像処理のラベル
    付け回路。
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