JPH0211301A - 化粧板の製法 - Google Patents

化粧板の製法

Info

Publication number
JPH0211301A
JPH0211301A JP16379488A JP16379488A JPH0211301A JP H0211301 A JPH0211301 A JP H0211301A JP 16379488 A JP16379488 A JP 16379488A JP 16379488 A JP16379488 A JP 16379488A JP H0211301 A JPH0211301 A JP H0211301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
picture
wood
decorative
transparent synthetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16379488A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Otani
大谷 弘一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP16379488A priority Critical patent/JPH0211301A/ja
Publication of JPH0211301A publication Critical patent/JPH0211301A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Finished Plywoods (AREA)
  • Printing Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、テーブル、カウンター、家具、音響器ケース
等の木製什器や床材、壁材等の木質建材、車内装備品な
どの表面材として好適に用いられる化粧板の製法に関し
、木材小片および硬化性樹脂により形成された木材片・
合成樹脂複合化粧板を写真撮影し、ついで、この撮影さ
れた写真原板、もしくは写真製版により印刷されたらの
を、基板上に貼着して模様形成板とし、さらに、この模
様形成板の上に、透明合成樹脂層を形成することによっ
て、簡易にしかも低コストで、利用価値のある化粧板を
製造できるようにしたものである。
[従来の技術] 先に、本出願人は、特願昭62−117522号および
特願昭62−132338号などにおいて、木材小片お
よび硬化性樹脂とを混合後、硬化し、その表面を研削す
ることにより木材片・合成樹脂複合化粧板を製造する方
法を提案している。
この方法は、硬化性樹脂液に充填剤を混合した混練物を
平板状となし、この上から木材小片を散布し、ついで加
熱加圧し、表面研削することにより化粧板を製造するも
のであるので、木材小片に由来する木目模様が、無駄な
く効果的に化粧板表面に現出し、木目模様の強調された
美麗な化粧板が得られるというものである。
[発明が解決しようとする課M] しかしながら、この製法による化粧板にあっては、実物
の木材を使用しているため、実物感および美観について
は極めて優れているが、その製造に際して工程が多く、
時間および経費がかかり、安価に製造することが難しい
という欠点がある。
よって、本発明では、上記問題を解消し、木材片・合成
樹脂複合化粧板の色彩模様を原版に利用することにより
、簡易にしかも低コストで、利用価値のある化粧板を製
造できる方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明では、多数の木材小片と硬化性樹脂液を混合して
加熱加圧し、硬化させた硬化成形物の表面を研削し、こ
の研削面上に透明合成樹脂膜を形成してなる木材片・合
成樹脂複合化粧板の表面を写真撮影し、この撮影された
写真そのものらしくはこの写真から写真製版により印刷
された化粧紙を基板上に貼着し、さらにこの写真または
化粧紙の上に透明合成樹脂層を形成することをその解決
手段とした。
以下、本発明の化粧板の製法の例を、図面とともに詳細
に説明する。
第1図は、本発明における木材片・合成樹脂複合化粧板
lの断面図であり、図中符号2は樹脂組成物、符号3は
木材小片である。
まず、硬化性樹脂液である未硬化状態のペースト状樹脂
組成物2を用意する。この樹脂には、不飽和ポリエステ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、
エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、アク
リル樹脂等の硬化前の状態が液状である熱硬化性樹脂が
主に用いられ、これに必要に応じて適宜の充填剤、着色
剤等の添加剤が添加され使用される。ここでの充填剤に
は、炭酸カルシウム、タルク、酸化チタン、シリカ、ガ
ラス粉末などが使用され、その配合量は、樹脂液100
重量部に対して、100〜400重量部程度とされる。
また、着色剤には、木材小片3の色調と同系統の黄色系
、茶色系、褐色系の色調の染料、顔料等が好ましいが、
これ以外の色調のものでもよい。この添加墳は、通常の
範囲でよく、特に限定されることはない。
この樹脂組成物2に、木材小片3を混合して混練したの
ち、この混合物を平板状に成形し、ホットプレスなどを
使用して加熱加圧し、硬化成形物4を形成する。この木
材小片3としては、黒タン、ブナ、ナラ、トチ、セン、
タモ、カエデ、カバ、カシなどの広葉樹、スギ、ヒノキ
、マツ、スブルース、アガチスなどの針葉樹などの木材
小片が用いられ、その形状は、特に限定されるものでは
ない。また、この木材小片3の大きさは、その形状を直
方体状とした場合、幅3〜7111111.好ましくは
5〜6+l1m1長さ3〜20II1m1好ましくは1
2〜20 mm1厚さ0.2〜3mm、好ましくは0.
2〜11111、から、幅20〜25mm、長さ20〜
100IIII111好ましくは30〜60mff11
厚さ0.2〜3mm1好ましくは0.2〜1@1111
までの偏平なものが望ましく、円柱状であれば径5〜l
 00 mm、厚さ0.2〜511In程度とされ、破
砕片であれば幅1〜41、長さ3〜30ml11、好ま
しくは5〜30mm、厚さ0゜2〜3 mm1好ましく
は0.2〜1mm程度が望ましい。また、この木材小片
3は、樹種の異なるらの、色調の異なる乙のなどが、混
入されていてもよい。
このほか、木材小片3には、必要に応じて寸法安定化処
理を施したものを用いることもでき、また、ポリエチレ
ングリコールや液状樹脂中に有機ハロゲン系防腐jMを
混入しておき、寸法安定化処理と防腐処理とを同時に行
うこともできる。また、木材小片3には、その一部また
は全部を、黒色系、茶色系など各種の色調に着色処理し
たものを用いることもできるが、木材の自然色を活かす
こともまた好ましい。着色処理は、染料、顔料などの色
剤を、水または有機溶剤などの溶剤に溶解した色剤濃度
0.1〜10重量%程度の着色液に、多数の木材小片を
浸漬する方法などが用いられろ。着色液を加温して着色
液の浸透を促し、濃色に着色することらできる。また、
萌記寸法安定化処理の際に、種々の液状樹脂中に色剤を
溶解しておき、寸法安定化処理と同時に着色処理を行う
こともできる。
ついで、この硬化成形物4の表面を、サンダー掛けなど
によって研削し、多数の木材小片3・・・を表面に露出
させて、木材小片分散樹脂の研摩面5を形成する。この
木材小片分散樹脂の研摩面5の面積に占める木材小片3
・・・の露出面積の総和は、10〜90%、好ましくは
70〜90%程度とされる。
さらに、この木材小片分散樹脂の研摩面5の表面に、透
明合成樹脂膜6を形成し、木材片・合成樹脂(g合化註
板Iを得る。この透明合成樹脂膜6を形成するには、透
明樹脂フィルムを積層接着もしくは圧着する方法や、不
飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ジアリルフ
タレート樹脂、エポキシ樹脂などからなる透明塗料を厚
さ50〜300μm程度に塗布する方法などが採用され
る。
このように、透明合成樹脂膜6を形成すると、白色がか
って乾燥した外観の研摩面5が、濡れ色になり、美観が
向上する。
以上のようにして製造された木材片・合成樹脂複合化粧
板lを、写真撮影して、ポジフィルムを得、感光紙にこ
のポジフィルムを用いて、府記木材片・合成樹脂複合化
粧板lの色彩模様を露光、発色させて、カラーポジ写真
7を作成する。また、画像原稿を多数複製するためには
、写真原板および製版を作成し、印刷紙に印刷して化粧
紙8に仕上げても良い。第2図に示すような、このカラ
ーポジ写真7もしくは化粧紙8としては、その厚さ力<
100〜500μm程度のものが適当であり、またその
サイズは、基板9と同一になるように、そのまま用いた
り、もしくは伸縮処理を施したり、貼り合わせたりする
などして適宜法められる。
ついで、上記カラーポジ写真7らしくは化粧紙8を上記
基板9上に貼着して、第3図に示すように、模様形成板
IOを作成する。この基板9には、ラワン合板、パーチ
クルポート、ランバーコアボード、ムク材などの木質系
のものや、鉄板、アルミニウム板等の金属系のもの、ま
たは繊維強化合成樹脂板などの樹脂系のもの、もしくは
石膏ボードなどの不燃性板などが用いられ、その厚さは
特に限定されることはなく製品に応じて変化するもので
ある。また、上記カラーポジ写真7もしくは化粧紙8と
、基板9との貼着層11にはビニルウレタン系接着剤な
どが用いられ、その厚さはIOμm程度におさえておく
のが好ましい。
さらに、上記模様形成板10の上に、透明合成樹脂層1
2を形成して、第4図に示すように、目的とする化粧板
13を得る。この透明合成樹脂層12は、無色透明また
は着色透明の樹脂層であり、不飽和ポリエステル樹脂、
ポリウレタン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、エポキシ
樹脂等の熱硬化性樹脂からなるものが使用される。また
、上記模様形成板lOの上に、直接、透明合成樹脂層I
2を形成してもよいが、模様形成板IOと透明合成樹脂
層12との間に、イソシアネート、アクリルラッカーな
どのプライマを、スプレィ等により厚さ4〜5μm程度
、形成することが望ましい。また、プライマのみならず
、紫外線吸収剤が混合された透明の紫外線遮蔽塗料を塗
布し、色彩模様の退色を防止することら可能である。こ
のほか、このプライマおよび紫外線遮蔽塗料の表面に、
」二足透明合成樹脂を、層厚100〜300μm程度と
なるように、フローコータ法、スプレィ法などの周知の
塗布法で塗布し、得られた透明合成樹脂層I2の表面を
空研ぎ、水研きしてして研磨し、パフ加工して磨き、鏡
面仕上げをほどこして、化粧板I3を完成させてもよい
。このように、透明合成樹脂層12を設けて鏡面仕上げ
をおこなうと、この鏡面樹脂層がレンズの役割を果たし
、レンズ効果により化粧板の立体感が増す。
このほか、上記の例では、基板9に、木材片・合成樹脂
複合化粧板の色彩模様の写真7もしくは化粧紙8を貼着
したが、これに限らず、耐燃性を付与するため基板9に
薄鉄板をはり、これに化粧板8を貼着したものや、基板
にチタン紙を貼り、この表面に感光層を形成して、写真
発色処理により、木材片・合成樹脂複合化粧板lの色彩
模様を形成したものなどを用いることができる。
また、透明合成樹脂層12を形成する硬化性樹脂が硬化
しないうちに、あらかじめ用意しておいた、色彩模様に
合う凹凸模様を象った型を上から押し当てて樹脂を硬化
させ、型を剥離することにより、美麗なリアル感のある
化粧板を製造することもできる。
[発明の効果] 以上、説明したように、本発明の化粧板の製法は、多数
の木材小片と硬化性樹脂液を混合して加熱加圧し、硬化
させた硬化成形物の表面を研削し、この研削面上に透明
合成樹脂膜を形成してなる木材片・合成樹脂複合化粧板
の表面を写真撮影し、この撮影された写真そのものらし
くはこの写真から写真製版により印刷された化粧紙を基
板上に貼着し、さらにこの写真または化粧紙の上に透明
合成樹脂層を形成することを特徴とすることを特徴とす
るものであるので、−旦製造された木材片・合成樹脂複
合化粧板の色彩模様を原版に利用しているため、色彩模
様全体の違和感が減少する上、さらに色彩模様の深み感
およびウェット感を適宜、表現することができる。また
、ポジフィルムを交換するだけで、種々の色彩模様を形
成できるので、品種の切替えが迅速かつ容易に行え、多
品種生産方式に好適である。したがって、本製法によれ
ば、簡易にしかも低コストで、優れた諸性能を有する化
粧板を提供することかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、本発明の化粧板の製法の一例を
工程順に示す図であり、 このうち第1図、第3図および第4図は概略断面図、 第2図は、正面図である。 l・・・・・・木材片・合成樹脂複合化粧板、7・・・
・・・写真、8・・・・・・化粧紙、9・・・・・・基
板、12・・・・・・透明合成樹脂層、13・・・・・
・化粧板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 多数の木材小片と硬化性樹脂液を混合して加熱加圧し、
    硬化させた硬化成形物の表面を研削し、この研削面上に
    透明合成樹脂膜を形成してなる木材片・合成樹脂複合化
    粧板の表面を写真撮影し、この撮影された写真そのもの
    もしくはこの写真から写真製版により印刷された化粧紙
    を基板上に貼着し、さらにこの写真または化粧紙の上に
    透明合成樹脂層を形成することを特徴とする化粧板の製
    法。
JP16379488A 1988-06-30 1988-06-30 化粧板の製法 Pending JPH0211301A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16379488A JPH0211301A (ja) 1988-06-30 1988-06-30 化粧板の製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16379488A JPH0211301A (ja) 1988-06-30 1988-06-30 化粧板の製法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0211301A true JPH0211301A (ja) 1990-01-16

Family

ID=15780827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16379488A Pending JPH0211301A (ja) 1988-06-30 1988-06-30 化粧板の製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0211301A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02175101A (ja) 化粧材の製法
JPS6039547B2 (ja) 木目模様を有する化粧板の製造方法
JPH0211301A (ja) 化粧板の製法
JP3055974B2 (ja) 化粧パーティクルボードの製造法
JPH0337504B2 (ja)
JPH0648015A (ja) 化粧材の製法
JP2527205B2 (ja) 象嵌調化粧板の製造方法
JPS62258773A (ja) 化粧板の製造方法及びその加工方法
JP2508165B2 (ja) 化粧合板の端面処理法
JPS606762B2 (ja) 化粧材及びその製造方法
JPH01152001A (ja) 化粧合板の端面処理法
JP2535925B2 (ja) 化粧板
JPH0323330B2 (ja)
JPH028001A (ja) 化粧材
JPH02196655A (ja) 人工杢化粧材
JP2625777B2 (ja) 木質材の製法
JPS6317049A (ja) 化粧板
JPH0661729B2 (ja) 化粧板の製法
JP2693007B2 (ja) 石目調化粧板
JPS631577A (ja) 着色自在な天然木調化粧材の製造方法
JPH01120338A (ja) 曲げ加工が可能な木質化粧板の製造方法
JPH03208950A (ja) 装飾板の製造法
JPS62275771A (ja) 繊細な凹凸模様を有する化粧板の製造方法
JPS605467B2 (ja) 立体感に富む▲つき▼板貼り化粧板の製造方法
JP2005319622A (ja) 木目板の製造方法