JP6827699B2 - キャパシタ用炭素材料及びキャパシタ - Google Patents

キャパシタ用炭素材料及びキャパシタ Download PDF

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Description

本発明は、キャパシタ用炭素材料及びキャパシタに関する。
炭素材料は、キャパシタの電極に使用されることがある。キャパシタとしては、例えば、電気二重層キャパシタ及びハイブリッドキャパシタが知られている。
電気二重層キャパシタは、活性炭を主成分とした一対の分極性電極と、それらの間に介在する非水電解質溶液とを含んでいる。電気二重層キャパシタでは、一対の分極性電極と非水電解質溶液とのそれぞれの界面に電気二重層が形成され、この電気二重層へのイオンの吸着・脱着現象を利用して充放電を行う。
ハイブリッドキャパシタは、一対の電極を有し、いずれか一方の電極の近傍に電気二重層を形成し、もう一方の電極において酸化還元反応を生じさせるキャパシタである。ハイブリッドキャパシタの一例として、リチウムイオンキャパシタが知られている。リチウムイオンキャパシタは、電気二重層キャパシタの分極性電極からなる正極とリチウムイオン二次電池の負極とを組み合わせたキャパシタである。
このようなキャパシタの電極に使用可能な炭素材料として、特許文献1には、炭素ナノチューブ表面全体に金属水酸化物皮膜を形成してなるナノ複合体が記載されている。
特開2009−40674号公報
本発明は、静電容量が大きく且つ耐久性に優れたキャパシタを提供することを目的とする。
本発明の第1側面によると、BET吸着等温式を利用して得られる比表面積が2000m2/g以上であり、ラマン分光測定によって得られる、Gバンドの強度とDバンドの強度との比が1.70以上であり、電気伝導度が10.0S/cm以上であるキャパシタ用炭素材料が提供される。
本発明の第2側面によると、一対の電極とそれらの間に介在した非水電解質溶液とを具備し、前記一対の電極の少なくとも一方は第1側面に係る炭素材料を含有しているキャパシタが提供される。
本発明によると、静電容量が大きく且つ耐久性に優れたキャパシタが提供される。
本発明の一態様に係るキャパシタを概略的に示す断面図。 比表面積と静電容量との関係の一例を示すグラフ。 比表面積と酸化還元電流との関係の一例を示すグラフ。 ラマンG/Dバンド比と酸化還元電流との関係の一例を示すグラフ。 電気伝導度と酸化還元電流との関係の一例を示すグラフ。 電気伝導度とラマンG/Dバンド比との関係の一例を示すグラフ。
以下、本発明の態様について説明する。
図1は本発明の一態様に係るキャパシタを概略的に示す断面図である。
このキャパシタは、リチウムイオンキャパシタである。
図1に示すキャパシタ1は、一対の電極として、正極2と負極3とを含み、更に、セパレータ4と、非水電解質溶液5とを含んでいる。これらは、図示しないセル容器に収容されている。
正極2は、正極集電体21と正極活物質層22とを含んでいる。
正極集電体21は、例えば、導電性材料からなる薄層である。導電性材料としては、例えば、アルミニウムを使用することができる。
正極活物質層22は、正極集電体21上に積層されている。正極活物質層22は、主成分として、炭素材料221を含んでいる。正極活物質層22の全体量に占める炭素材料221の割合は、例えば、80質量%乃至99質量%の範囲内にあり、典型的には、85質量%乃至98質量%の範囲内にある。
この炭素材料221は、比表面積が2000m2/g以上であり、典型的には、2200m2/g以上である。ここで、「比表面積」は、BET吸着等温式(Brunauer, Emmet and Teller's equation)を利用して得られる比表面積、即ち、BET比表面積を意味している。なお、この比表面積に上限値はないが、例えば、3500m2/g以下であり、典型的には、3000m2/g以下である。炭素材料221の比表面積が大きいと、キャパシタのエネルギー密度は大きくなる傾向にある。
また、この炭素材料221は、ラマン分光測定によって得られる、Gバンドの強度とDバンドの強度との比が1.70以上であり、典型的には、1.90以上である。以下、このラマン分光測定によって得られる、Gバンドの強度とDバンドの強度との比をラマンG/Dバンド比という。Gバンドは、ラマンスぺクトルにおいて、1600cm-1付近に見られるピークである。Gバンドは、炭素材料221のグラファイト構造に由来する。Dバンドは、ラマンスペクトルにおいて、1300cm-1付近に見られるピークである。Dバンドは、炭素材料221のアモルファス構造に由来する。従って、ラマンG/Dバンド比が大きい炭素材料221は、高度に結晶化している。即ち、この比が大きい炭素材料221は、その構造に欠陥が少ない傾向にある。そして、構造に欠陥が少ない炭素材料221を用いると、キャパシタの耐久性が向上する傾向にある。なお、このラマンG/Dバンド比に上限値はないが、例えば、10.0以下であり、典型的には、3.0以下である。
更に、この炭素材料221は、電気伝導度が10.0S/cm以上であり、典型的には、14S/cm以上である。ここで、電気伝導度は、粉体抵抗測定システムを用いて、4端子法により測定したものである。この測定は、直径が20mmの円形領域に所定量の炭素材料221を敷き詰め、8kN/cm2の圧力を加えた状態で行う。なお、この電気伝導度に上限値はないが、例えば、30S/cm以下であり、典型的には、20S/cm以下である。炭素材料221の電気伝導度が大きいと、キャパシタの耐久性が向上する傾向にある。
この炭素材料221の平均粒径は、例えば、0.1μm乃至10.0μmの範囲内にあり、典型的には、1μm乃至5μmの範囲内にある。この平均粒径は、レーザ回折・散乱法によって求めた粒度分布において、体積積算値が50%となる粒径を意味している。レーザ回折/散乱式粒度分布測定装置としては、株式会社堀場製作所製LA750等を使用することができる。測定サンプルとしては、炭素材料221を水中に分散させたものを用いることができる。
この炭素材料221の全細孔容積は、例えば、0.8cm3/g乃至1.5cm3/gの範囲内にあり、典型的には、0.9cm3/g乃至1.4cm3/gの範囲内にある。この全細孔容積は、温度77Kで測定した窒素吸着等温線において、相対圧力P/P0が1.0のときの窒素吸着量から算出した値である。この窒素吸着等温線は、以下のようにして求めることができる。先ず、77K(窒素の沸点)の窒素ガス中で、窒素ガスの圧力P(mmHg)を徐々に高めながら、各圧力P毎に、炭素材料221の窒素ガス吸着量(mL/mL)を測定する。次いで、圧力P(mmHg)を窒素ガスの飽和蒸気圧P0(mmHg)で除した値を相対圧力P/P0として、各相対圧力P/P0に対する窒素ガス吸着量をプロットすることにより吸着等温線を得ることができる。
この炭素材料221の平均細孔径は、例えば、0.5nm乃至3.0nmの範囲内にあり、典型的には、1.0nm乃至2.0nmの範囲内にある。ここで、平均細孔径は、全細孔容積(V)をBET比表面積(SSA)で除した値に、4を乗じて得られる値(4×V/SSA)である。
このような炭素材料221は、例えば、以下のようにして製造することができる。
先ず、炭素材料221の原料として、固体材料を準備する。この固体材料は、例えば、石炭、ヤシ殻、コークス、ピッチ又は樹脂であり、典型的には、石炭である。
次いで、この固体材料を粉砕機等を用いて粉砕して、1次粉砕材料を得る。この粉砕は、1次粉砕材料の平均粒径が、例えば、50μm乃至150μmの範囲内になるように行う。必要に応じて、固体材料又は1次粉砕材料を炭化処理に供してもよい。
次いで、この1次粉砕材料を賦活処理に供する。この賦活処理は、炭素材料221の比表面積が2000m2/g以上になるように行う。
具体的には、先ず、1次粉砕材料に対して、水酸化カリウム粉末と、水酸化ナトリウム粉末とを混合して、混合粉末を得る。水酸化カリウムの量は、100質量部の1次粉砕材料に対して、例えば、100質量部乃至500質量部の範囲内とし、典型的には、200質量部乃至400質量部の範囲内とする。水酸化カリウムの量が少ないと、炭素材料221の比表面積が小さくなる傾向にある。水酸化カリウムの量が多いと、炭素材料221の電気伝導度が低下する傾向にある。また、水酸化ナトリウムの量は、100質量部の1次粉砕材料に対して、例えば、10質量部乃至200質量部の範囲内とし、典型的には、50質量部乃至150質量部の範囲内とする。水酸化ナトリウムの量が少ない又は多いと、炭素材料221のラマンG/Dバンド比が低下する傾向にある。
次いで、この混合粉末を、窒素ガス等の不活性雰囲気下において、例えば、600℃乃至900℃の賦活温度で1時間乃至10時間賦活して、賦活炭を得る。賦活温度が高いと、炭素材料221の電気伝導度は向上するが、ラマンG/Dバンド比が低下し、静電容量が低下する傾向にある。賦活温度が低いと、炭素材料221のラマンG/Dバンド比及び電気伝導度が低下する傾向にある。次いで、この賦活炭を、純水及び酸性溶液で洗浄して、残留するアルカリ成分を除去する。次いで、この賦活炭を乾燥させる。
次いで、この乾燥後の賦活炭を粉砕機等を用いて粉砕して、2次粉砕材料を得る。この粉砕は、2次粉砕材料の平均粒径が、例えば、1μm乃至5μmの範囲内になるように行う。
次いで、この2次粉砕材料を、還元雰囲気下において、例えば、500℃乃至1000℃の温度で1時間乃至6時間熱処理に供して、炭素材料221を得る。2次粉砕材料について高温で熱処理を行うことにより、炭素材料221のラマンG/Dバンド比及び電気伝導度を高めることができる。
このように、水酸化カリウム及び水酸化ナトリウムの1次粉砕材料に対する量、賦活温度及び熱処理温度を調整することによって、所望の比表面積、ラマンG/Dバンド比及び電気伝導度を有する炭素材料221を得ることができる。
正極活物質層22は、この炭素材料221に加え、バインダ及び導電補助剤を更に含んでいてもよい。バインダは、例えば、スチレンブタジエンゴム(SBR)又はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)である。導電補助剤は、例えば、カーボンブラックである。
負極3は、正極2と対向するように設置されている。負極3は、負極集電体31と負極活物質層32とを含んでいる。
負極集電体31は、正極活物質層22を間に挟んで、正極集電体21と向き合っている。負極集電体31としては、例えば、正極集電体21で用いたものと同じものを使用することができる。
負極活物質層32は、正極活物質層22と負極集電体31との間に位置し、負極集電体31上に積層されている。負極活物質層32は、リチウムを吸蔵可能な、炭素系材料又は酸化物系材料等の負極材料321を主成分として含んでいる。炭素系材料は、例えば、黒鉛及びハードカーボンである。酸化物系材料は、例えば、チタン酸リチウムである。負極活物質層32は、正極活物質層22について説明した炭素材料221、バインダ及び導電補助剤を更に含んでいてもよい。バインダ及び導電補助剤としては、例えば、正極活物質層22で用いたものと同じものを用いることができる。
セパレータ4は、正極2と負極3との間に位置し、これらの短絡を防止する。セパレータ4は、例えば、樹脂からなる多孔質シート又は不織布である。多孔質シートを形成する樹脂は、例えば、ポリエチレン及びポリプロピレンである。
非水電解質溶液5は、正極集電体21と負極集電体31との隙間に存在している。非水電解質溶液5は、例えば、リチウム塩と有機溶媒とを含む溶液である。リチウム塩は、例えば、ヘキサフルオロ酸リチウム(LiPF6)、ホウフッ化リチウム(LiBF4)又は過塩素酸リチウム(LiClO4)である。有機溶媒は、例えば、炭酸プロピレン、炭酸エチレン、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、γ−ブチルラクトン、アセトニトリル又はそれらの混合物である。有機溶媒には、例えば、プロピオニトリル、炭酸エチレン、ジメチルスルホキシド、ニトロメタン又はそれらの混合物を更に添加してもよい。
正極活物質層22について説明した炭素材料221を含む電極を備えるキャパシタは、静電容量が大きく且つ耐久性に優れている。この理由について、以下に説明する。
一般に、電気二重層キャパシタの静電容量は、電極の表面積に比例すると考えられている。従って、電気二重層キャパシタの電極材料として、賦活処理の条件を最適化することにより比表面積を大きくした活性炭が用いられてきた。
しかしながら、本発明者らは、従来の高比表面積化した炭素材料をキャパシタの電極に用いた場合、低比表面積の炭素材料をキャパシタの電極に用いた場合と比較して、キャパシタの耐久性が低下することを見出している。
この現象が起こる原因は、以下の通りであると本発明者らは考えている。
高比表面積化した活性炭は、例えば、水酸化カリウム及び水酸化ナトリウム等の賦活剤を用いたアルカリ賦活によって製造されることが知られている。特に、水酸化カリウムは活性炭の比表面積を高める能力が高い。しかしながら、比表面積が大きな活性炭を得るべく、十分な量の水酸化カリウムで賦活処理した場合、その結晶構造の破壊が生じ易い。このような構造が破壊された活性炭は、ラマンG/Dバンド比及び電気伝導度が低下する。そして、このような活性炭を電気二重層キャパシタの電極に用いると、電流が電極内を均一に流れず、局所的に高電圧化した部位が発生し易くなる。この高電圧化した部位において、非水電解質溶液は化学反応により、一酸化炭素(CO)ガス、二酸化炭素(CO2)ガス及び水素(H2)ガス等のガスを発生し易くなる。従って、電気二重層キャパシタの耐久性が低下すると考えられる。
なお、非水電解質溶液の反応性は、サイクリックボルタンメトリにより、電極活物質の単位質量当たりの酸化還元電流を求めることによって評価することができる。ここで、電極活物質質量とは、電極の質量から、電極集電体の質量を減じた値である。また、酸化還元電流とは、酸化電流と還元電流との和の値である。電極活物質の単位質量当たりの酸化還元電流が小さいと、非水電解質溶液の反応性が低い傾向にある。
ここではリチウムイオンキャパシタを一例に挙げて説明したが、正極活物質層22について説明した炭素材料221は、ナノハイブリッドキャパシタ等のハイブリッドキャパシタ又は電気二重層キャパシタの電極材料としても、好適に使用することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
<例1>
[炭素材料CM1の製造]
先ず、石炭を粉砕機(株式会社ダルトン社製)を用いて粉砕して、平均粒径がおよそ100μmである1次粉砕材料を得た。次いで、この1次粉砕材料100質量部に、256質量部の水酸化カリウム粉末と、64質量部の水酸化ナトリウム粉末とを混合して、混合粉末を得た。次いで、この混合粉末を、窒素雰囲気下で、2℃/minの昇温速度で加熱し、700℃まで昇温し、700℃に達してから10時間維持して、賦活炭を得た。次いで、この賦活炭を水と0.1Nの硝酸とを用いて洗浄した。次いで、これを110℃の温度で24時間加熱することにより乾燥させた。次いで、この乾燥後の賦活炭を、粉砕機(ユーラステクノ株式会社製)を用いて粉砕して、平均粒径がおよそ3μmである2次粉砕材料を得た。次いで、この2次粉砕材料を、3体積%の濃度で水素を含む窒素雰囲気下で、2℃/minの昇温速度で加熱し、600℃まで昇温し、600℃に達してから5時間維持して、炭素材料CM1を得た。
[電極P1の製造]
この炭素材料CM1を110℃の温度で1時間乾燥させた。次いで、9gの炭素材料CM1と、0.6gのカーボンブラック(デンカブラック(登録商標);デンカ株式会社製)とを3質量%濃度のカルボキシメチルセルロース水溶液に加えて、十分に撹拌した。次いで、この混合液に純水を加えて粘度を調整した。次いで、この混合液にSBRバインダを更に加えて、スラリーを調製した。このスラリーをアルミ集電箔上に、乾燥後の厚みが65μmになるように塗工し、110℃の温度で乾燥器を用いて乾燥させて、電極集電体と電極活物質との積層構造を得た。次いで、この積層構造を2cm2の面積を有するコイン状に打ち抜き、電極P1を得た。
[セルC1の製造]
この電極P1を正極とし、金属リチウム箔を負極とし、これらを30μmセルロース系セパレータを挟んで対向させた。次いで、これらを、1.5モル/Lの濃度でLiPF6を含有させたプロピレンカーボネート溶液とともに容器に封入して、セルを形成した。以下、このセルをセルC1という。
<例2>
賦活温度を700℃から750℃に変更したこと以外は、例1に記載したのと同様の方法により、炭素材料CM2、電極P2及びセルC2を得た。
<例3>
賦活温度を700℃から750℃に変更し、熱処理温度を600℃から800℃に変更したこと以外は、例1に記載したのと同様の方法により、炭素材料CM3、電極P3及びセルC3を得た。
<例4>
水酸化カリウムを加えず、水酸化ナトリウムの量を64質量部から320質量部に変更し、賦活温度を700℃から750℃に変更したこと以外は、例1に記載したのと同様の方法により、炭素材料CM4、電極P4及びセルC4を得た。
<例5>
水酸化カリウムの量を256質量部から320質量部に変更し、水酸化ナトリウムを加えず、賦活温度を700℃から600℃に変更したこと以外は、例1に記載したのと同様の方法により、炭素材料CM5、電極P5及びセルC5を得た。
<例6>
賦活温度を700℃から600℃に変更したこと以外は、例1に記載したのと同様の方法により、炭素材料CM6、電極P6及びセルC6を得た。
<例7>
水酸化カリウムの量を256質量部から320質量部に変更し、水酸化ナトリウムを加えず、賦活温度を700℃から750℃に変更したこと以外は、例1に記載したのと同様の方法により、炭素材料CM7、電極P7及びセルC7を得た。
<例8>
炭素材料CM1の代わりに、炭素材料CM8として、市販の活性炭(MSP−20:関西熱化学株式会社製)を用いたこと以外は、例1に記載したのと同様の方法により、電極P8及びセルC8を得た。
<例9>
水酸化カリウムの量を256質量部から100質量部に変更し、水酸化ナトリウムを加えず、賦活温度を700℃から750℃に変更したこと以外は、例1に記載したのと同様の方法により、炭素材料CM9、電極P9及びセルC9を得た。
<例10>
40kgの粒状ヤシ殻活性炭を、900℃の温度で2時間に渡って水蒸気賦活した。なお、この粒状ヤシ殻活性炭の賦活前のBET吸着等温式を利用して得られる比表面積は、1000m2/gであった。次いで、この賦活炭を粉砕機(株式会社ダルトン社製)を用いて粉砕して、平均粒径がおよそ100μmである1次粉砕材料を得た。次いで、この1次粉砕材料を、粉砕機(ユーラステクノ株式会社製)を用いて粉砕して、平均粒径がおよそ5μmである炭素材料CM10を得た。
炭素材料CM1の代わりに、炭素材料CM10を用いたこと以外は、例1に記載したのと同様の方法により、電極P10及びセルC10を得た。
<評価方法>
[比表面積測定]
炭素材料CM1乃至CM10について、BET吸着等温式を利用して比表面積を測定した。具体的には、先ず、各炭素材料を115℃の温度で1時間以上加熱することにより乾燥させた後、0.015gの各炭素材料を比表面積測定装置(Quadrasorb SI:Quantachrome Instruments社製)にセットした。次いで、各炭素材料を、真空条件下、200℃の温度で3時間加熱することにより更に乾燥させた。次いで、各炭素材料にマイナス196℃の温度で圧力を変化させながら窒素ガスを吸着させ、各圧力時の吸着量を測定して、窒素吸着等温線を得た。次いで、この窒素吸着等温線における相対圧力が0乃至0.1の範囲について、BET法により解析し、各比表面積を算出した。
この結果を、表1に示す。
[ラマンG/Dバンド比測定]
炭素材料CM1乃至CM10について、ラマンG/Dバンド比を測定した。具体的には、先ず、各炭素材料をラマン分光高度計(レニショー株式会社製)の試料台にセットし、各ラマンスペクトルを得た。この測定に際しては、測定範囲は1000乃至2000cm-1であり、励起波長は532nmであり、レーザー光強度は5%であり、照射時間は60秒であり、積算回数は2回であり、対物レンズの倍率は50倍であった。次いで、得られた各ラマンスペクトルについてベースライン補正を行った後、1600cm-1付近のピークをGバンドとし、1300-1付近のピークをDバンドとし、Gバンドの強度をDバンドの強度で割ることにより、ラマンG/Dバンド比を算出した。
この結果を、表1に示す。
[電気伝導度測定]
炭素材料CM1乃至CM10について、電気伝導度を測定した。具体的には、先ず、1.000gの各炭素材料を、粉体抵抗測定システム(MCP−PD51;三菱化学アナリテック株式会社製)にセットした。次いで、各炭素材料に8kN/cm2の圧力を加えたときの電気伝導度を測定した。
この結果を、表1に示す。
[電極活物質の単位体積当たりの静電容量評価]
セルC1乃至C10について、静電容量を測定した。具体的には、先ず、各セルを充放電装置(HJ-1001 SD8;北斗電工株式会社製)にセットした。次いで、各セルを25℃の恒温槽に2時間以上置いて温度を調整した後、1.0mA/cm2の電流密度で、各セルの電圧が3.8Vに達するまで定電流を流して、各セルを充電した。次いで、各セルを10分間休ませた後、1mA/cm2の電流密度で、各セルの電圧が2.2Vに達するまで放電させた。このときの放電容量から、セル当たりの静電容量(F)を算出した。
次いで、このセル当たりの静電容量を電極活物質密度で除することで、電極活物質の単位体積当たりの静電容量を算出した。電極活物質密度は、電極厚み、電極活物質質量及び電極面積から算出した。
この結果を、表1に示す。
[電極活物質の単位質量当たりの酸化還元電流評価]
セルC1乃至C10について、酸化還元電流を測定した。具体的には、先ず、各セルをポテンショスタット/ガルバノスタット(IviumStat;IVIUM社製)にセットした。次いで、各セルについてサイクリックボルタンメトリを実施した。この測定に際しては、電圧範囲は1.8V乃至4.2Vであり、掃引速度は0.02V/秒であり、掃引回数は5回であった。そして、5回目の掃引時において、電圧が4.2Vのときの電流を酸化電流(A)とし、電圧が1.8Vのときの電流を還元電流(A)とした。この酸化電流及び還元電流の和を酸化還元電流(A)とし、この値を電極活物質質量で割ることで、電極活物質の単位質量当たりの酸化還元電流を算出した。
この結果を、表1に示す。
上記表において、「製造条件」という見出しの下方の列のうち、「KOH(質量部)」と表記した列には、100質量部の1次粉砕材料に対する水酸化カリウムの量を記載している。「NaOH(質量部)」と表記した列には、100質量部の1次粉砕材料に対する水酸化ナトリウムの量を記載している。「賦活温度(℃)」と表記した列には、混合粉末を賦活処理した時の温度を記載している。「熱処理温度(℃)」と表記した列には、賦活炭を熱処理した時の温度を記載している。
また、上記表において、「炭素材料」という見出しの下方の列のうち、「比表面積(m2/g)」と表記した列には、上記の比表面積測定を行った結果を記載している。「ラマンG/Dバンド比」と表記した列には、上記のラマンG/Dバンド比測定を行った結果を記載している。「電気伝導度(S/cm)」と表記した列には、上記の電気伝導度測定を行った結果を記載している。
更に、上記表において、「セル」という見出しの下方の列のうち、「静電容量(F/ml)」と表記した列には、上記の静電容量測定により得られた電極活物質の単位体積当たりの静電容量を記載している。「酸化還元電流(A/g)」と表記した列には、上記の酸化還元電流測定により得られた電極活物質の単位質量当たりの酸化還元電流を記載している。
表1から明らかなように、セルC1乃至C3は、セルC4乃至C10と比較して、電極活物質の単位質量当たりの酸化還元電流は小さく、且つ、電極活物質の単位体積当たりの静電容量は大きかった。
ここで、電極活物質の単位質量当たりの酸化還元電流は、キャパシタの耐久性を示す値である。具体的には、結晶構造が破壊された活性炭を電極材料に用いると、電極において局所的に高電圧化した部位が発生し易くなる。高電圧化した部位では電解液の分解反応が発生しやすくなり、電極活物質の単位質量当たりの酸化還元電流は大きくなる傾向にある。
従って、炭素材料CM1乃至CM3を電極材料に用いると、炭素材料CM4乃至CM10を電極材料に用いた場合と比較して、静電容量が大きく且つ耐久性に優れたキャパシタを得ることができる。
図2は、比表面積と静電容量との関係の一例を示すグラフである。図2は、例1乃至例10で得られたデータを利用して作成されている。図2に示すグラフにおいて、横軸は炭素材料CM1乃至CM10について得られたBET吸着等温式を利用して得られる比表面積を表し、縦軸はセルC1乃至C10について得られた電極活物質の単位体積当たりの静電容量を表している。
図2に示すように、比表面積が大きい炭素材料を電極材料に用いたセルは、電極活物質の単位体積当たりの静電容量が大きい傾向にある。
図3は、比表面積と酸化還元電流との関係の一例を示すグラフである。図3は、例1乃至例10で得られたデータを利用して作成されている。図3に示すグラフにおいて、横軸は炭素材料CM1乃至CM10について得られたBET吸着等温式を利用して得られる比表面積を表し、縦軸はセルC1乃至C10について得られた電極活物質の単位質量当たりの酸化還元電流を表している。
図3に示すように、比表面積が大きい炭素材料を電極材料に用いたセルは、電極活物質の単位質量当たりの酸化還元電流が大きい傾向にある。
図4は、ラマンG/Dバンド比と酸化還元電流との関係の一例である。図4は、例1乃至例10で得られたデータを利用して作成されている。図4に示すグラフにおいて、横軸は炭素材料CM1乃至CM10について得られたラマンG/Dバンド比を表し、縦軸はセルC1乃至C10について得られた電極活物質の単位質量当たりの酸化還元電流を表している。
図5は、電気伝導度と酸化還元電流との関係の一例を示すグラフである。図5は、例1乃至例10で得られたデータを利用して作成されている。図5に示すグラフにおいて、横軸は炭素材料CM1乃至CM10について得られた電気伝導度を表し、縦軸はセルC1乃至C10について得られた電極活物質の単位質量当たりの酸化還元電流を表している。
図6は、電気伝導度とラマンG/Dバンド比との関係の一例を示すグラフである。図6は、例1乃至例10で得られたデータを利用して作成されている。図6に示すグラフにおいて、横軸は炭素材料CM1乃至CM10について得られた電気伝導度を表し、縦軸は炭素材料CM1乃至CM10について得られたラマンG/Dバンド比を表している。
図4乃至図6に示すように、ラマンG/Dバンド比が大きく且つ電気伝導度が大きい炭素材料を電極材料に用いたセルは、電極活物質の単位質量当たりの酸化還元電流が小さい傾向にある。
1…キャパシタ、2…正極、21…正極集電体、22…正極活物質層、221…炭素材料、3…負極、31…負極集電体、32…負極活物質層、321…負極材料、4…セパレータ、5…非水電解質溶液。

Claims (2)

  1. BET吸着等温式を利用して得られる比表面積が2000m2/g以上であり、ラマン分光測定によって得られる、Gバンドの強度とDバンドの強度との比が1.70以上であり、電気伝導度が10.0S/cm以上であるキャパシタ用炭素材料。
  2. 一対の電極とそれらの間に介在した非水電解質溶液とを具備し、前記一対の電極の少なくとも一方は請求項1に記載の炭素材料を含有しているキャパシタ。
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