JP6730352B2 - ケーブルクランプおよびロボット - Google Patents

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Description

本発明はケーブルクランプおよびロボットに関し、より具体的には、ロボットに取付けるケーブルクランプに関する。
ロボットの先端部にはハンドリング、溶接等の作業のためのツールが取付けられている。このため、ロボットには、ツールに電力、信号等を送信するためのケーブル、ツールに空気、油等の動力源を供給するためのケーブルが配線される。
ここで、ロボットは複数のアーム部材を有し、複数のアーム部材は互いに対して動作する。このため、ロボットの動作によってケーブルの破断、損傷等が生じないように、ケーブルはロボットの動作を考慮した余長を有する。
また、ロボットの動作によって生ずるケーブルの意図しない挙動を防止するために、ロボットにケーブルクランプが固定され、ケーブルの中間部がケーブルクランプに固定される(例えば、特許文献1参照。)。
また、基端側アーム部材の先端部に先端側アーム部材が支持され、先端側アーム部材がその長手軸線周りに回転するロボットにおいて、基端側アーム部材と先端側アーム部材の両方にケーブルクランプが固定されたものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2015−104764号公報 特開2012−240123号公報
特許文献1のロボットは、基端側アーム部材にケーブルクランプが固定され、先端側アーム部材の基端側が基端側アーム部材の先端側に回転可能に支持され、ケーブルクランプに固定されたケーブルの一端が先端側アーム部材の開口部に入っている。このため、先端側アーム部材の回転によってケーブルの破断、損傷等が生じないように、ケーブルクランプと先端側アームとの間に余長が設けられる。
特許文献2のロボットでも、基端側アームに対して先端側アームが回転するので、基端側アーム部材に固定されたケーブルクランプと先端側アーム部材に固定されたケーブルクランプとの間のケーブルに余長が設けられる。
このようにケーブルの余長は必要である。しかし、ケーブルの余長が長いと、ロボットの高速動作の妨げ、ロボットによる作業の邪魔等となる。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされている。本発明の目的の一つは、ケーブルの余長の短縮を図ることが可能なケーブルクランプおよびロボットの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明の第1の態様のケーブルクランプは、ロボットのアームの所定位置に固定されたベース部材と、前記ベース部材に設けられた回転機構と、前記回転機構を用いて前記ベース部材に所定の回転軸線周りに回転可能に支持されたクランプベースとを備え、前記クランプベースは、前記所定の回転軸線に沿った方向に延びる複数の孔であって、ケーブルを前記クランプベースに固定するための固定バンドが挿通可能な複数の孔を有する。
当該態様では、固定バンドによってケーブルがクランプベースに固定される。より具体的には、クランプベースには、複数の孔が設けられており、各孔はクランプベースを回転軸線に沿った方向に貫通している。例えば、ロボットの使用者は、ある孔を挿通した固定バンドの一端をクランプベースにおける前記所定の回転軸線方向の他方の面側に配置した後、固定バンドの一端を他の孔に挿入する。これにより、ケーブルを固定するための固定バンドがクランプベースに巻付けられた状態となる。
また、ケーブルが固定されたクランプベースは回転機構によってベース部材に対して回転可能である。例えば、ベース部材があるアーム部材に固定され、当該アーム部材よりも先端側のアーム部材側にケーブルが接続されており、先端側のアーム部材が動作する時に、先端側アーム部材の動作に応じてクランプベースが回転する。このようにアーム部材の動作にクランプベースが追従するので、その分だけケーブルの余長を短くすることが可能である。
上記態様において、好ましくは、前記ロボットの前記アームが複数のアーム部材を有するものであり、前記ベース部材が、前記複数のアーム部材のうちの1つに固定されており、前記クランプベースの前記回転機構による回転の回転軸線が、前記ベース部材が固定された前記アーム部材よりも1つ先端側のアーム部材の回転軸線と平行である。
先端側のアーム部材がその回転軸線周りの動作を行うと、当該回転軸線周りの方向にケーブルも動く傾向がある。当該態様では、当該回転軸線と回転機構の回転軸線とが平行であるので、クランプベースがケーブルの動きに応じて回転し易い。
上記態様において、好ましくは、前記ロボットの前記アームが複数のアーム部材を有するものであり、前記ベース部材が、前記複数のアーム部材のうちの1つに固定されており、前記クランプベースの前記回転機構による回転の回転軸線と、前記ベース部材が固定された前記アーム部材の回転軸線とが、平行ではない。
ベース部材が固定されたアーム部材よりも1つ先端側のアーム部材の回転軸線は、ベース部材が固定されたアーム部材の回転軸線と90°異なる方向に延びていることが多い。また、先端側のアーム部材がその回転軸線周りの動作を行う時に、当該回転軸線周りの方向にケーブルも動く傾向がある。当該態様では、回転機構の回転軸線とベース部材が固定されたアーム部材の回転軸線とが平行でないので、クランプベースがケーブルの動きに応じて回転し易い。
第2の態様は、水平多関節型ロボットにおける上下方向に長い円筒状のアーム部材に取付けられるケーブルクランプであって、前記円筒状のアーム部材の上端に固定されたベース部材と、前記ベース部材に回転機構を介して取付けられ、前記ベース部材に対して前記円筒状のアーム部材の中心軸線周りに回転可能であるクランプベース部と、を備え、前記クランプベース部には、前記中心軸線に沿った方向に延び、前記円筒状のアーム部材内に配置されるケーブルが挿通する貫通孔と、前記中心軸線と直交する方向に延びる複数の孔であって、前記ケーブルを前記クランプベース部に固定するための固定バンドが挿通可能な複数の孔と、が形成されている。
第2の態様では、ある孔を挿通した固定バンドの一端を他の孔に挿入することにより、ケーブルを固定するための固定バンドがクランプベース部に巻付けられた状態となる。
円筒状のアーム部材は、その基端側のアーム部材に対して、中心軸線周りに回転するので、円筒状のアーム部材の外周面側にケーブルを配置すると、円筒状のアーム部材の回転によってケーブルが円筒状のアーム部材に巻付く。これに対し、当該態様では、ケーブルの一端側が円筒状のアーム部材内の空間に配置され、円筒状のアーム部材の回転時にクランプベースが回転する。このため、ケーブルの余長を短くすることが可能である。
第3の態様は、水平多関節型ロボットにおける上下方向に長い円筒状のアーム部材に取付けられるケーブルクランプであって、前記円筒状のアーム部材の下端部に前記円筒状のアーム部材の中心軸線周りに回転する回転部材が取付けられており、前記円筒状のアーム部材の上端に固定されたベース部材と、前記ベース部材に回転機構を介して取付けられ、前記ベース部材に対して前記円筒状のアーム部材の中心軸線周りに回転可能であるクランプベース部と、を備え、前記クランプベース部には、前記中心軸線に沿った方向に延び、前記円筒状のアーム部材内に配置されるケーブルが挿通する孔と、前記中心軸線と直交する方向に延びる複数の孔であって、前記ケーブルを前記クランプベース部に固定するための固定バンドが挿通可能な複数の孔と、が形成されている。
第2の態様では、ある孔を挿通した固定バンドの一端を他の孔に挿入することにより、ケーブルを固定するための固定バンドがクランプベース部に巻付けられた状態となる。
円筒状のアーム部材の下端の回転部材は円筒状のアーム部材に対して回転する。このため、ケーブルの一端側が回転部材側に接続されていると、回転部材の回転によってケーブルが円筒状のアーム部材に巻付く。これに対し、当該態様では、ケーブルの一端側が円筒状のアーム部材内の空間に配置され、回転部材の回転時にクランプベースが回転する。このため、ケーブルの余長を短くすることが可能である。
上記態様において、好ましくは、前記ロボットの前記アームが複数のアーム部材を有し、前記ベース部材が、前記複数のアーム部材のうち最も先端のアーム部材、先端から2つ目のアーム部材、又は先端から3つ目のアーム部材に固定されている。
このようにアームの先端側にケーブルクランプのベース部材が固定されるが、ケーブルクランプが簡易な構造を有しているので、アームの先端側の軽量化を図る上で有利である。
上記態様において、好ましくは、前記回転機構による前記クランプベースの回転の抵抗となる摩擦力を調整する摩擦力調整機構を有する。
当該構成を用いると、ロボットの動作が速い時のクランプベースの意図しない回転を抑制することができる。
本発明の第2の態様は、前記ケーブルクランプが取付けられたロボットである。
本発明によれば、ケーブルの余長の短縮を図ることが可能である。
本発明の第1実施形態のケーブルクランプおよびロボットの概略構成図である。 第1実施形態のケーブルクランプの一部断面斜視図である。 第1実施形態のケーブルクランプの使用状態を示す図である。 第1実施形態に用いるロボットのブロック図である。 本発明の第2実施形態のケーブルクランプおよびロボットの概略構成図である。 第2実施形態のケーブルクランプの一部断面斜視図である。 第2実施形態のケーブルクランプの使用状態を示す図である。 第2実施形態に用いるロボットのブロック図である。 第1実施形態のケーブルクランプの変形例の断面図である。
本発明の第1実施形態に係るケーブルクランプ50が、図面を用いながら以下説明されている。
本実施形態のケーブルクランプ50は、図1に示されるように、垂直多関節型の6軸ロボットであるロボット10に取付けられている。ロボット10は、アーム20と、制御装置30と、アーム20の先端に取付けられたツール40とを備えている。
本実施形態では、ツール40は、通常ロボットに用いられるツールであり、加工ツール、組立に用いるツール、測定ツール、各種センサ、ビジョンシステム用のカメラ等である。加工ツールは、例えば、電動ドリル等の穴あけツール、先端にタップが付いているねじ形成ツール、電動研磨ツール、塗装ガン等の塗装ツール、サーボガン等の溶接ツール等である。組立に用いるツールは、例えば、電動ドライバ、ピンを把持して穴に挿入するツール等である。測定ツールは、例えば、膜厚測定器、超音波を用いた内部検査器、硬度測定器、非接触式の温度計、接写式のカメラ等である。
アーム20は、複数のアーム部材21,22,23,24,25,26および複数の関節を備えている。また、アーム20は、複数の関節をそれぞれ駆動する複数のサーボモータ21a,22a,23a,24a,25a,26aを備えている(図4参照)。各サーボモータ21a,22a,23a,24a,25a,26aとして、回転モータ、直動モータ等の各種のサーボモータが用いられ得る。各サーボモータ21a,22a,23a,24a,25a,26aはその作動位置および作動速度を検出するための作動位置検出装置を有し、作動位置検出装置は一例としてエンコーダである。作動位置検出装置の検出値は制御装置30に送信される。
本実施形態では、アーム部材21の基端側は図示しない基部によって支持され、アーム部材21はサーボモータ21aによって基部に対してJ1軸線周りに回転する。アーム部材22の基端側はアーム部材21の先端側によって支持され、アーム部材22はサーボモータ22aによってJ2軸線周りに回転する。アーム部材23の基端側はアーム部材22の先端側によって支持され、アーム部材23はサーボモータ23aによってJ3軸線周りに回転する。
また、アーム部材24の基端側はアーム部材23の先端側によって支持され、アーム部材24はサーボモータ24aによってJ4軸線周りに回転する。アーム部材25の基端側又は中間部はアーム部材24の先端側によって支持され、アーム部材25はサーボモータ25aによってJ5軸線周りに回転する。アーム部材26の基端側はアーム部材25の先端側によって支持され、アーム部材26はサーボモータ26aによってJ6軸線周りに回転する。
本実施形態では、アーム部材22、アーム部材23、およびアーム部材25は、その基端側又は中間部を中心として、一端側が所定の軌道上を移動する。一方、アーム部材21,アーム部材24,およびアーム部材26の基端側から先端側に延びる軸線は、J1軸線、J4軸線、およびJ6軸線にそれぞれ沿っている。つまり、アーム部材21,アーム部材24,およびアーム部材26は、その基端側から先端側に延びる軸線周りに回転する。前述のJ1軸線〜J6軸線周りのアーム部材21〜26の動きを本実施形態では回転と称する。
制御装置30は、図4に示されるように、プロセッサ等を有する制御部31と、表示装置32と、不揮発性ストレージ、ROM、RAM等を有する記憶部33と、キーボード、タッチパネル、操作盤等である入力装置34と、信号の送受信を行うための送受信部35と、各サーボモータ21a,22a,23a,24a,25a,26aにそれぞれ接続されたサーボ制御器36とを備えている。入力装置34および送受信部35は入力部として機能する。
また、制御装置30は通信ケーブル41(図1、図3)を介してツール40に接続されており、ツール40は制御装置30によって制御される。
本実施形態では、制御装置30はロボット10の動作を制御するロボット制御装置である。一方、制御装置30は、ロボット制御装置内又はロボット制御装置外に設けられた制御装置であって、上記の構成を有する制御装置であればよい。
記憶部33にはシステムプログラム33aが格納されており、システムプログラム33aは制御装置30の基本機能を担っている。また、記憶部33には動作プログラム33bが格納されている。制御部31は、動作プログラム33bに基づき、各サーボモータ21a,22a,23a,24a,25a,26aおよびツール40を駆動するための制御指令をサーボ制御器36およびツール40に送信する。これにより、ロボット10のアーム20およびツール40が動作プログラム33bに基づく動作を行う。
図2に示されるように、ケーブルクランプ50は、アーム20の所定位置に固定されたベース部材51と、ベース部材51に設けられた回転機構としてのベアリング52と、ベアリング52を用いてベース部材51に回転可能に支持されたクランプベース53とを備えている。
ベース部材51は金属材料、プラスチック材料等から成る。本実施形態では、ベース部材51は、複数のボルトBを用いてアーム部材24の外周面に固定されている。なお、ボルトB以外の締結部材、溶接等を用いて、ベース部材51がアーム部材24の外周面に固定されてもよい。
本実施形態では、ベアリング52の内輪および外輪のうちの一方がベース部材51に固定され、ベアリング52の内輪および外輪のうちの他方がクランプベース53に固定されている。これにより、クランプベース53がベース部材51によって支持され、クランプベース53はベース部材51に対してベアリング52の回転軸線周りに回転可能である。
本実施形態では、ベアリング52の回転軸線はJ5軸線と平行であり、ベアリング52の回転軸線はJ5軸線の近傍又はJ5軸線と一致する位置に配置されている。
本実施形態では、ベアリング52は玉軸受等の回転軸受である。回転機構として、ベアリング52の代わりに、摺動軸受を用いることも可能である。また、ベース部材51の一部の円形部又は円弧状部とクランプベース53の一部とがベアリング52を用いずに直接連結され、これにより、クランプベース53がベース部材51に対して前記回転軸線周りに回転してもよい。この場合、クランプベース53の一部およびベース部材51の一部によって回転機構が構成される。
クランプベース53は金属材料、プラスチック材料等から成る。図3に示されるように、クランプベース53は、通信ケーブル41、ツール40に電力を供給するための電力ケーブル42、ツール40に空気、油等の動力源を供給するための動力源供給ケーブル43等を取付ける取付面53aを有する。本実施形態では、クランプベース53の厚さ方向の一方の面が取付面53aである。
図3に示されるように、クランプベース53には、複数の取付孔53bが設けられている。各取付孔53bはクランプベース53を厚さ方向に貫通している。複数の取付孔53bは、後述されているように、固定バンドBAを巻付けるためのバンド巻付け部として機能する。固定バンドBAは通信ケーブル41、電力ケーブル42、動力源供給ケーブル43等をクランプベース53に固定できるものであればよい。固定バンドBAはプラスチック材料、金属材料等から成り、固定バンドBAは例えば周知の結束バンドである。
固定バンドBAとして、紐、両端に面ファスナーを有するベルト、針金、ゴムベルト、ナイロンベルト、これらに類する部材等を用いることも可能である。これらの場合でも、固定バンドBAは通信ケーブル41、電力ケーブル42、動力源供給ケーブル43等をクランプベース53に固定できる。
続いて、本実施形態のケーブルクランプ50を使用する場合について説明する。
先ず、通信ケーブル41、電力ケーブル42、および動力源供給ケーブル43は、その一端がツール40に接続されており、その他端側がアーム部材24に設けられた開口部内に入っている。この時、図3に示されるように、通信ケーブル41、電力ケーブル42、および動力源供給ケーブル43の中間部が、固定バンドBAを用いて、クランプベース53に固定される。
例えば、ロボット10の使用者は、ある取付孔53bを挿通した固定バンドBAの一端をクランプベース53の厚さ方向の他方の面側に配置した後、固定バンドBAの一端を他の取付孔53bに挿入する。これにより、固定バンドBAがクランプベース53に巻付けられた状態となる。続いて、使用者は、通信ケーブル41、電力ケーブル42、および動力源供給ケーブル43の中間部をクランプベース53の取付面53a上に配置し、これらケーブル41,42,43が固定バンドBAの一端側と他端側との間に配置されている状態で、固定バンドBAの一端側と他端側とを連結する。また、使用者は、固定バンドBAの一端側又は他端側を引っ張ることにより、図3に示されるように通信ケーブル41、電力ケーブル42、および動力源供給ケーブル43の中間部をクランプベース53に固定する。
ロボット10が作動する時に、ロボット10のアーム部材25がアーム部材24に対しJ5軸線周りに回転すると、各ケーブル41,42,43の一端側が前記回転に応じて移動する。ここで、ケーブルクランプ50のクランプベース53はベアリング52によって回転可能である。このため、各ケーブル41,42,43の一端側の移動に応じた回転位置にクランプベース53が回転する。このように構成されているので、クランプベース53がベアリング52によって回転しない場合と比較し、ケーブルクランプ50とツール40との間の各ケーブル41,42,43の余長を短くすることができる。また、クランプベース53がベアリング52によって回転しない場合と比較し、ケーブルクランプ50とツール40との間の各ケーブル41,42,43に加わるダメージを低減することができる。
このように、本実施形態では、固定バンドBAによってケーブル41,42,43がクランプベース53に固定される。また、ケーブル41,42,43が固定されたクランプベース53はベアリング52によってベース部材51に対して回転可能である。本実施形態では、ベース部材51がアーム部材24に固定され、アーム部材24よりも先端側のアーム部材25側に配置されたツール40にケーブル41,42,43が接続されている。そして、アーム部材25が動作する時に、アーム部材25の動作に応じてクランプベース53が回転する。このようにアーム部材25の動作にクランプベース53が追従するので、その分だけケーブル41,42,43の余長を短くすることが可能であり、ケーブル41,42,43に加わるダメージも低減される。
また、本実施形態では、ベース部材51がアーム部材24に固定されており、クランプベース53のベアリング52による回転の回転軸線が、ベース部材51が固定されたアーム部材24よりも1つ先端側のアーム部材25の回転軸線であるJ5軸線と平行である。
アーム部材25がJ5軸線周りの動作を行うと、J5軸線周りの方向にケーブル41,42,43も動く傾向がある。本実施形態では、J5軸線とベアリング52の回転軸線とが平行であるので、クランプベース53がケーブル41,42,43の動きに応じて回転し易い。
また、本実施形態では、ベース部材51がアーム部材24に固定されており、クランプベース53のベアリング52による回転の回転軸線と、ベース部材51が固定されたアーム部材24の回転軸線であるJ4軸線とが、平行ではない。
ベース部材51が固定されたアーム部材24よりも1つ先端側のアーム部材25の回転軸線であるJ5軸線は、ベース部材51が固定されたアーム部材24の回転軸線であるJ4軸線と90°異なる方向に延びている。また、アーム部材25がJ5軸線周りの動作を行う時に、J5軸線周りの方向にケーブル41,42,43も動く傾向がある。本実施形態では、ベアリング52の回転軸線とベース部材52が固定されたアーム部材24の回転軸線であるJ4軸線とが平行ではないので、クランプベース53がケーブル41,42,43の動きに応じて回転し易い。
また、本実施形態では、ベース部材51が、複数のアーム部材21〜26のうち先端から3つ目のアーム部材24に固定されている。
このようにアーム20の先端側にケーブルクランプ50のベース部材51が固定されるが、ケーブルクランプ50が簡易な構造を有しているので、アーム20の先端側の軽量化を図る上で有利である。なお、本実施形態では、複数のアーム部材21〜26のうち先端から3つ目までがアーム20の先端側である。
なお、ケーブルクランプ50のベアリング52の回転軸線が、J5軸線と異なる位置に配置されていてもよい。例えば、ケーブルクランプ50のベース部材51が、アーム部材24に設けられた開口部とJ5軸線との中間位置に固定されていてもよい。この場合でも前述と同様の効果が達成され得る。
なお、ケーブルクランプ50のベース部材51が例えばアーム部材23、アーム部材25等に固定されてもよい。この場合でも前述と同様の効果が達成され得る。
また、ケーブルクランプ50に、通信ケーブル41、電力ケーブル42、および動力源供給ケーブル43のうち1つ又は複数が固定されてもよく、他のケーブルが固定されてもよい。
本発明の第2実施形態に係るケーブルクランプ50が、図面を用いながら以下説明されている。
第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成には同一の符号が付され、第1実施形態と同様の構成および処理の説明は省略されている。また、第2実施形態も、第1実施形態と同様に変形することができる。例えば、ツール40を他のツールに変更すること、ケーブルクランプ50の回転機構の種類の変更等が可能である。
第2実施形態では、ケーブルクランプ50は水平多関節型のロボット60に取付けられている。ロボット60は、アーム70と、制御装置80と、アーム70の先端に取付けられたツール40とを備えている。
アーム70は、複数のアーム部材71,72,73および複数の関節を備えている。また、アーム70は、複数の関節をそれぞれ駆動する複数のサーボモータ71a,72a,73a,74aを備えている(図8参照)。各サーボモータ71a,72a,73a,74aとして、回転モータ、直動モータ等の各種のサーボモータが用いられ得る。各サーボモータ71a,72a,73a,74aはその作動位置および作動速度を検出するための作動位置検出装置を有し、作動位置検出装置は一例としてエンコーダである。作動位置検出装置の検出値は制御装置80に送信される。
本実施形態では、アーム部材71の基端側は基部70aによって支持され、アーム部材71はサーボモータ71aによって基部70aに対して上下方向の延びる第1の軸線71b周りに回転する。アーム部材72の基端側はアーム部材71の先端側によって支持され、アーム部材72はサーボモータ72aによって上下方向に延びる第2の軸線72b周りに回転する。アーム部材73は上下方向に延びる円筒部材である。アーム部材73はアーム部材72の先端側によって支持され、アーム部材73はサーボモータ73aによって上下方向に延びる第3の軸線73bに沿って移動する。また、アーム部材73の一部又は全部はサーボモータ74aによって第3の軸線73b周りに回転する。アーム部材73の一部は、例えばアーム部材73の下端部である。この場合、アーム部材73はその下端部に第3の軸線73b周りに回転する回転部材を有することになる。
本実施形態では、アーム部材71およびアーム部材72は、その基端側を中心として、一端側が所定の軌道上を移動する。一方、アーム部材73の一部又は全部は、その中心軸線である第3の軸線73b周りに回転する。これらの第1〜第3の軸線71b〜73b周りのアーム部材71〜73の動きを本実施形態では回転と称する。
制御装置80は、図8に示されているように、第1実施形態の制御装置30と同等である。制御装置80は通信ケーブル41(図5、図7)を介してツール40に接続されており、ツール40は制御装置80によって制御される。第2実施形態では、通信ケーブル41に電力線が含まれている。
ケーブルクランプ50は、第1実施形態と同様のベース部材51、ベアリング52、およびクランプベース53を有する。
第2実施形態では、ベース部材51は複数のボルトBを用いてアーム部材73の上端面に固定されている。また、ベアリング52の回転軸線は第3の軸線73bと平行であり、ベアリング52の回転軸線は第3の軸線73bの近傍又は第3の軸線73bと一致する位置に配置されている。
第2実施形態では、図5および図6に示されるように、ベース部材51の中央部にベース部材51を上下方向に貫通する貫通孔51aが設けられ、クランプベース53にもクランプベース53を上下方向に貫通する貫通孔53cが設けられている。貫通孔53cは貫通孔51aに対応する位置に設けられている。また、貫通孔51aはアーム部材73内の空間に対応する位置に配置されている。
クランプベース53には板状部材から成るケーブル固定部材53dが固定されている。ケーブル固定部材53dの固定はボルト、溶接等により行われる。ケーブル固定部材53dには複数の取付孔53eが設けられ、各取付孔53eはケーブル固定部材53dをその厚さ方向に貫通している。複数の取付孔53eは、後述されているように、固定バンドBAを巻付けるためのバンド巻付け部として機能する。また、クランプベース53に固定されているケーブル固定部材53d等の部材は、クランプベース53の一部であると言える。第2実施形態では、ケーブル固定部材53dの厚さ方向の一方の面に各ケーブル41,43が押付けられる。
続いて、第2実施形態のケーブルクランプ50を使用する場合について説明する。
先ず、通信ケーブル41および動力源供給ケーブル43は、その一端がツール40に接続されており、その他端側がアーム部材72に設けられた開口部内に入っている。この時、図7に示されるように、通信ケーブル41および動力源供給ケーブル43の中間部が、固定バンドBAを用いて、クランプベース53に固定される。
例えば、ロボット60の使用者は、ある取付孔53eを挿通した固定バンドBAの一端をケーブル固定部材53dの厚さ方向の他方の面側に配置した後、固定バンドBAの一端を他の取付孔53eに挿入する。これにより、固定バンドBAがクランプベース53のケーブル固定部材53dに巻付けられた状態となる。続いて、使用者は、通信ケーブル41および動力源供給ケーブル43の中間部をクランプベース53の取付面53a上およびケーブル固定部材53d上に配置する。そして、使用者は、これらケーブル41,43が固定バンドBAの一端側と他端側との間に配置されている状態で、固定バンドBAの一端側と他端側とを連結する。また、使用者は、固定バンドBAの一端側又は他端側を引っ張ることにより、図7に示されるように通信ケーブル41および動力源供給ケーブル43の中間部をクランプベース53に固定する。
ロボット60が作動する時、アーム部材73の一部又は全部がアーム部材72に対し第3の軸線73b周りに回転する。ここで、ケーブルクランプ50のクランプベース53はベアリング52によって回転可能である。このため、クランプベース53はアーム部材73と共に回転せず、各ケーブル41,43の一端側のねじれに応じた回転位置にクランプベース53が回転する。このように構成されているので、クランプベース53がベアリング52によって回転しない場合と比較し、ケーブルクランプ50からアーム部材72側に延びる各ケーブル41,43の余長を短くすることができる。また、クランプベース53がベアリング52によって回転しない場合と比較し、各ケーブル41,43に加わるダメージを低減することができる。
このように、第2実施形態では、固定バンドBAによってケーブル41,43がクランプベース53に固定される。また、ケーブル41,43が固定されたクランプベース53はベアリング52によってベース部材51に対して回転可能である。本実施形態では、ベース部材51がアーム部材73に固定され、アーム部材73よりも先端側に配置されたツール40にケーブル41,43が接続されている。そして、アーム部材73が動作する時に、アーム部材73の動作に応じてクランプベース53が回転する。このようにアーム部材73の動作にクランプベース53が追従するので、その分だけケーブル41,43の余長を短くすることが可能であり、ケーブル41,43に加わるダメージも低減される。
また、第2実施形態では、円筒状のアーム部材73の一部又は全部がその中心軸線である第3の軸線73b周りに回転するものである。また、ベース部材51がアーム部材73の上端に固定されており、クランプベース53に固定されたケーブル41,43の一端側が円筒状のアーム部材73内の空間に配置されている。
円筒状のアーム部材73は、その基端側のアーム部材72に対して、第3の軸線73b周りに回転する。このため、円筒状のアーム部材73の外周面側にケーブル41,43を配置すると、アーム部材73の一部又は全部の回転によってケーブル41,43がアーム部材73に巻付く。これに対し、第2実施形態では、ケーブル41,43の一端側が円筒状のアーム部材73内の空間に配置され、アーム部材73の回転時にクランプベース53が回転する。このため、ケーブル41,43の余長を短くすることが可能であり、ケーブル41,43に加わるダメージも効果的に低減される。
また、第2実施形態では、ベース部材51が、複数のアーム部材71〜73のうち最も先端のアーム部材73に固定されている。
このようにアーム70の先端側にケーブルクランプ50のベース部材51が固定されるが、ケーブルクランプ50が簡易な構造を有しているので、アーム70の先端側の軽量化を図る上で有利である。なお、第2実施形態では、複数のアーム部材71〜73のうち先端から2つ目までがアーム70の先端側である。
なお、ケーブルクランプ50が他のアーム部材71,72に取付けられてもよい。例えば、ケーブルクランプ50のベース部材51がアーム部材72の下面に取付けられてもよい。この場合、各ケーブル41,43は、アーム部材73内を通過することなく、アーム部材72の開口部からツール40に直接延びていてもよい。このようなケーブル41,43の中間部がケーブルクランプ50のクランプベース53に取付けられることによって、余長の短縮、ケーブル41,43のダメージの低減等の効果が達成される。
また、ツール40は、アーム部材72又はアーム部材71の下面に取付けられたセンサ、カメラ等であってもよい。この場合でも、アーム部材71,72等にケーブルクランプ50を取付け、ケーブルクランプ50のクランプベース53にケーブル41,43の中間部を取付けることによって、余長の短縮、ケーブル41,43のダメージの低減等の効果が達成される。
なお、ケーブルクランプ50に、通信ケーブル41、電力ケーブル42、および動力源供給ケーブル43のうち1つ又は複数が固定されてもよく、他のケーブルが固定されてもよい。
なお、上記様々な実施形態において、取付面53aがベアリング52の回転軸線に対して垂直な平面でなくてもよい。例えば、取付面53aが、ベアリング52の回転軸線に対して垂直な面に対して、45°以下で傾いていてもよい。また、取付面53aが曲面、凹凸を有する面等であってもよい。
また、上記様々な実施形態において、固定バンドBAがクランプベース53に設けられた凸部、凹部等に巻付くことによって、ケーブル41,42,43がクランプベース53に固定されてもよい。
また、上記様々な実施形態において、ケーブル41,42,43の他端側がロボット10,60内を通らずに各種機器に接続されていてもよい。
また、上記様々な実施形態において、ケーブルクランプ50がロボット10,60の内部空間に固定されてもよい。この場合、ケーブル41,42,43がケーブルクランプ50に固定されると、ケーブルクランプ50の近傍のケーブル41,42,43の少なくとも一部がロボット10,60の内部空間内に配置される。
また、上記様々な実施形態において、ケーブルクランプ50が摩擦力調整機構を有していてもよい。例えば、図9に示されるように、クランプベース53を挿通するネジ部品54と、ネジ部品54の先端に設けられた摩擦接触部材54aとを用いて、摩擦力調整機構を実現できる。この場合、ネジ部品54を締込むと、ネジ部品54の先端の摩擦接触部材54aがベアリング52の内輪、ベース部材51等に接触し、当該接触がクランプベース53の回転に対する摩擦力(抵抗力)を生ずる。つまり、摩擦力調整機構は、ベース部材51とクランプベース53との間に発生する摩擦力(抵抗力)を調整することができる。当該構成を用いると、ロボット10,60の動作が速い時のクランプベース53の意図しない回転を抑制することができる。
また、クランプベース53をベース部材51に対して所定の回転位置に付勢する付勢部材を設けることも可能である。当該構成を用いると、付勢部材が無い場合に比べてケーブル41,42,43の位置決めが容易になる場合がある。
なお、ロボット10,60の代わりに、パラレルリンクロボットにケーブルクランプ50を取付けることが可能である。パラレルリンクロボットは、例えば、それぞれ複数のアーム部材を有する複数のアームと、複数のアームによって支持された手首部材とを有する。また、手首部材は、複数のアームの先端によって支持された固定側部材と、固定側部材に対して回転する回転部材とを有する。複数のアームを構成する複数のアーム部材の何れかにケーブルクランプ50を取付けることも可能であり、固定側部材にケーブルクランプ50を取付けることも可能である。これらの場合でも前述と同様の作用効果が達成され得る。
10 ロボット
20 アーム
21〜26 アーム部材
30 制御装置
40 ツール
41 通信ケーブル
42 電力ケーブル
43 動力源供給ケーブル
50 ケーブルクランプ
51 ベース部材
52 ベアリング
53 クランプベース
53a 取付面
53b 取付孔
53c 貫通孔
53d ケーブル固定部材
53e 取付孔
60 ロボット
70 アーム
71〜73 アーム部材
80 制御装置
BA 固定バンド

Claims (8)

  1. ロボットのアームの所定位置に固定されたベース部材と、
    前記ベース部材に設けられた回転機構と、
    前記回転機構を用いて前記ベース部材に所定の回転軸線周りに回転可能に支持されたクランプベースとを備え、
    前記クランプベースは、前記所定の回転軸線に沿った方向に延びる複数の孔であって、ケーブルを前記クランプベースに固定するための固定バンドが挿通可能な複数の孔を有する、ケーブルクランプ。
  2. 前記ロボットの前記アームが複数のアーム部材を有し、
    前記ベース部材が、前記複数のアーム部材のうちの1つに固定されており、
    前記所定の回転軸線が、前記ベース部材が固定された前記アーム部材よりも1つ先端側のアーム部材の回転軸線と平行である、請求項1に記載のケーブルクランプ。
  3. 前記ロボットの前記アームが複数のアーム部材を有し、
    前記ベース部材が、前記複数のアーム部材のうちの1つに固定されており、
    前記所定の回転軸線と、前記ベース部材が固定された前記アーム部材の回転軸線とが、平行ではない、請求項1に記載のケーブルクランプ。
  4. 水平多関節型ロボットにおける上下方向に長い円筒状のアーム部材に取付けられるケーブルクランプであって、
    記円筒状のアーム部材の上端に固定されたベース部材と
    前記ベース部材に回転機構を介して取付けられ、前記ベース部材に対して前記円筒状のアーム部材の中心軸線周りに回転可能であるクランプベース部と、を備え、
    前記クランプベース部には、前記中心軸線に沿った方向に延び、前記円筒状のアーム部材内に配置されるケーブルが挿通する貫通孔と、前記中心軸線と直交する方向に延びる複数の孔であって、前記ケーブルを前記クランプベース部に固定するための固定バンドが挿通可能な複数の孔と、が形成されているケーブルクランプ。
  5. 水平多関節型ロボットにおける上下方向に長い円筒状のアーム部材に取付けられるケーブルクランプであって、
    前記円筒状のアーム部材の下端部に前記円筒状のアーム部材の中心軸線周りに回転する回転部材が取付けられており、
    記円筒状のアーム部材の上端に固定されたベース部材と
    前記ベース部材に回転機構を介して取付けられ、前記ベース部材に対して前記円筒状のアーム部材の中心軸線周りに回転可能であるクランプベース部と、を備え、
    前記クランプベース部には、前記中心軸線に沿った方向に延び、前記円筒状のアーム部材内に配置されるケーブルが挿通する孔と、前記中心軸線と直交する方向に延びる複数の孔であって、前記ケーブルを前記クランプベース部に固定するための固定バンドが挿通可能な複数の孔と、が形成されているケーブルクランプ。
  6. 前記ロボットの前記アームが複数のアーム部材を有し、
    前記ベース部材が、前記複数のアーム部材のうち最も先端のアーム部材、先端から2つ目のアーム部材、又は先端から3つ目のアーム部材に固定されている、請求項1に記載のケーブルクランプ。
  7. 前記回転機構による前記クランプベースの回転の抵抗となる摩擦力を調整する摩擦力調整機構を有する、請求項1〜6の何れかに記載のケーブルクランプ。
  8. 請求項1〜7の何れかに記載のケーブルクランプが取付けられたロボット。
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