JP6637804B2 - 自動二輪車用空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、不整地走行用の自動二輪車用空気入りタイヤとして特に効果的に用いられる自動二輪車用空気入りタイヤに関するものである。
従来、不整地、特に泥濘地での走行を目的とした自動二輪車用空気入りタイヤとして、トレッド踏面に複数のブロックを配置したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−152973号公報
上記のような自動二輪車用空気入りタイヤにおいては、トラクション性能やコーナリンググリップ性能を両立させることが求められている。
本発明は、トラクション性能及びコーナリンググリップ性能を両立させた自動二輪車用空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の要旨構成は、以下の通りである。
本発明の自動二輪車用空気入りタイヤは、トレッド踏面に複数のブロックが配置され、前記トレッド踏面の展開幅をタイヤ幅方向に6等分した際の、タイヤ赤道面に最も近い2つの領域をセンター領域とし、タイヤ幅方向最外側の2つの領域をそれぞれショルダー領域とし、前記センター領域と前記ショルダー領域との間に位置する2つの領域をそれぞれ中間領域とするとき、少なくとも前記センター領域及び前記中間領域に存在する、タイヤ幅方向の長さがタイヤ周方向の長さより長い幅広ブロックが形成され、少なくとも前記中間領域に存在する、前記幅広ブロックよりタイヤ幅方向の長さが短い幅狭ブロックが形成され、前記トレッド踏面の展開視において、前記幅広ブロックのタイヤ周方向長さをL1、前記幅広ブロックのタイヤ幅方向長さをW1、前記幅狭ブロックのタイヤ周方向長さをL2、前記幅狭ブロックのタイヤ幅方向長さをW2、前記幅広ブロックの踏面の面積をS1、前記幅狭ブロックの踏面の面積をS2、前記面積S1のうち中間領域に位置する踏面の面積をS1M、前記面積S2のうち中間領域に位置する踏面の面積をS2Mとするとき、以下の関係式(A)〜(D)を満たすことを特徴とするものである。
1.5≦W1/L1≦4.0 …(A)
0.5≦W2/L2≦1.5 …(B)
0.3≦S1M/S1≦0.6 …(C)
0.5≦S2M/S2≦1.0 …(D)
本発明の自動二輪車用空気入りタイヤによれば、トラクション性能及びコーナリンググリップ性能を両立させることができる。
ここで、「タイヤ周方向長さL1、L2」は、トレッド踏面の展開視における、ブロックのタイヤ周方向投影長さをいうものとし、「タイヤ幅方向長さW1、W2」は、トレッド踏面の展開視における、ブロックのタイヤ幅方向投影長さをいうものとする。
また、本発明の自動二輪車用空気入りタイヤにあっては、前記中間領域に存在する前記幅広ブロックの個数をN1、前記中間領域に存在する前記幅狭ブロックの個数をN2とするとき、関係式、0.25≦N2/N1≦4.0を満たすことが好ましい。
比N2/N1を上記の範囲とすることにより、トラクション性能及びコーナリンググリップ性能をより一層両立させることができる。
また、本発明の自動二輪車用空気入りタイヤにあっては、前記幅広ブロックと前記幅狭ブロックとがタイヤ周方向略同位相の位置に対で設けられ、
タイヤ周方向の略同位相に位置する前記幅広ブロック及び前記幅狭ブロックは、タイヤ赤道面を境界としてタイヤ幅方向の互いに異なる半部に位置することが好ましい。
この構成によれば、トラクション性能及びコーナリンググリップ性能をさらに両立させることができる。
ここで、「タイヤ周方向略同位相」とは、幅広ブロック及び幅狭ブロックとを互いにタイヤ幅方向に投影した際に重なるタイヤ周方向長さが、幅広ブロックのタイヤ周方向長さL1又は幅狭ブロックのタイヤ周方向長さL2の80%以上であることをいうものとする。
また、本発明の自動二輪車用空気入りタイヤにあっては、前記幅広ブロックのタイヤ周方向の少なくともいずれか一方の壁面のタイヤ径方向に対する傾斜角度は、前記幅広ブロックが少なくとも前記センター領域及び前記中間領域に存在するタイヤ赤道面を境界とするタイヤ幅方向半部において、タイヤ幅方向内側に向かうにつれ漸増することが好ましい。
この構成によれば、路面からの入力の大きいタイヤ赤道面側においてブロックの剛性を確保してブロックの耐久性をより一層向上させることができる。
ここで、「壁面のタイヤ径方向に対する傾斜角度」とは、図5に示すように、トレッド踏面との接続点からブロックの表面までのタイヤ径方向範囲Yのうち、タイヤ径方向外側端からタイヤ径方向内側に80%のタイヤ径方向の領域Y1における、該壁面のタイヤ径方向外側端とタイヤ径方向内側端とを結んだ線分がタイヤ径方向に対してなす傾斜角度θをいうものとする。
また、本発明の自動二輪車用空気入りタイヤにあっては、タイヤ周方向断面において、前記幅広ブロックのタイヤ周方向の少なくともいずれか一方の壁面の底部は、曲率を有し、
前記底部の曲率半径は、前記幅広ブロックが少なくとも前記センター領域及び前記中間領域に存在するタイヤ赤道面を境界とするタイヤ幅方向半部において、タイヤ幅方向内側に向かうにつれて漸増することが好ましい。
この構成によれば、路面からの入力の大きいタイヤ赤道面側においてブロックの剛性を確保してブロックの耐久性をより一層向上させることができる。
ここで、「底部」とは、トレッド踏面との接続点からブロックの表面までのタイヤ径方向範囲Yのうち、タイヤ径方向内側端(トレッド踏面との接続点)からタイヤ径方向外側に20%のタイヤ径方向の領域Y2における部分をいうものとする。
また、本発明の自動二輪車用空気入りタイヤにあっては、前記幅狭ブロックのタイヤ周方向の少なくともいずれか一方の壁面のタイヤ径方向に対する傾斜角度は、タイヤ幅方向内側に向かうにつれ漸増することが好ましい。
この構成によれば、路面からの入力の大きいタイヤ赤道面側においてブロックの剛性を確保してブロックの耐久性をより一層向上させることができる。
また、本発明の自動二輪車用空気入りタイヤにあっては、タイヤ周方向断面において、前記幅狭ブロックのタイヤ周方向の少なくともいずれか一方の壁面の底部は、曲率を有し、
前記底部の曲率半径は、タイヤ幅方向内側に向かうにつれて漸増することが好ましい。
この構成によれば、路面からの入力の大きいタイヤ赤道面側においてブロックの剛性を確保してブロックの耐久性をより一層向上させることができる。
本発明によれば、トラクション性能及びコーナリンググリップ性能を両立させた自動二輪車用空気入りタイヤを提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる自動二輪車用空気入りタイヤのタイヤ幅方向概略断面図である。 本発明の一実施形態にかかる自動二輪車用空気入りタイヤのトレッドパターンを示す展開図である。 本発明の他の実施形態にかかる自動二輪車用空気入りタイヤのトレッドパターンの一部を示す部分展開図である。 (a)図2のトレッドパターンにおける幅広ブロックと、図3のトレッドパターンにおける幅広ブロックと、を対比して示す平面図である。(b)図2のトレッドパターンにおける幅狭ブロックと、図3のトレッドパターンにおける幅狭ブロックと、を対比して示す平面図である。 ブロックの壁面の傾斜角度及び底部の曲率半径について説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に例示説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる自動二輪車用空気入りタイヤ(以下、単にタイヤとも称する)のタイヤ幅方向概略断面図(図2のA−A断面図)である。本発明においては、タイヤの内部構造は、特に限定されるものではないが、一例として、図1に示すように、このタイヤ1は、一対のビード部2と、該ビード部2に連なる一対のサイドウォール部3と、両サイドウォール部3間にトロイド状をなして連なるトレッド部4と、を有している。また、このタイヤは、一対のビード部2に埋設された一対のビードコア2a間にトロイダル状に跨る図示例で2枚のカーカスプライからなるカーカス5のタイヤ径方向外側に、図示例で1層のベルト層からなるベルト6を有している。なお、カーカス構造は、ラジアル構造としても良く、あるいは、バイアス構造としても良い。
図2は、本発明の一実施形態にかかる自動二輪車用空気入りタイヤのトレッドパターンを示す図である。
図2に示すように、このタイヤ1では、トレッド踏面4aに複数のブロック7が配置されている。図示例では、タイヤ赤道面CLを境にしてトレッド踏面4aのタイヤ幅方向一方側と他方側に、該タイヤ赤道面CLに対して、トレッド踏面4aの展開視で線対称なパターンが、タイヤ幅方向半部間でタイヤ周方向に相互にずらされて配置されている。そして、トレッド踏面4aのタイヤ幅方向各半部に2列ずつ、トレッド踏面4a全体で計4列のタイヤ周方向に沿うブロック列が配置されている。
ここで、図1、図2に示すように、トレッド踏面4aの展開幅(両トレッド端TE間)をタイヤ幅方向に6等分した際の、タイヤ赤道面CLに最も近い2つの領域をセンター領域Cとし、タイヤ幅方向最外側の2つの領域をそれぞれショルダー領域Sとし、センター領域Cとショルダー領域Sとの間に位置する2つの領域をそれぞれ中間領域Mとする。
図2に示すように、このタイヤは、少なくともセンター領域C及び中間領域Mに存在する、タイヤ幅方向長さがタイヤ周方向長さより長い幅広ブロック7aと、少なくとも中間領域Mに存在する、幅広ブロック7aよりタイヤ幅方向の長さが短い幅狭ブロック7bとが、タイヤ周方向に交互に配列されたセンターブロック列が、タイヤ幅方向半部間でタイヤ周方向に位相をずらし、複数列(図示例では、トレッド幅方向各半部に1列ずつ、トレッド踏面4a全体で計2列)形成されている。本実施形態では、幅広ブロック7aのタイヤ幅方向長さW1が、センターブロック列においてタイヤ周方向に隣り合う幅狭ブロック7bのタイヤ幅方向長さW2の約2倍であり、図示例では、幅広ブロック7aのタイヤ幅方向内側端部は、タイヤ赤道面CL上に位置し、幅広ブロック7aのタイヤ幅方向外側端部は、幅狭ブロック7bのタイヤ幅方向外側端部とタイヤ幅方向略同位置に存在する。また、図示例では、タイヤ幅方向一方の半部における幅広ブロック7aと他方の半部における幅狭ブロック7bとが、タイヤ周方向の略同位置にあり、上記他方の半部における幅広ブロック7aと上記一方の半部における幅狭ブロック7bとも、タイヤ周方向の略同位置にある。なお、図示例では、幅広ブロック7aは、センター領域C及び中間領域Mのみに存在しているが、幅広ブロック7aのタイヤ幅方向外側端部は、ショルダー領域S内に存在していても良い。また、幅広ブロック7aのタイヤ幅方向内側端部は、センター領域C内でタイヤ赤道面CLよりタイヤ幅方向外側に位置していても良く、また、タイヤ赤道面CLを越えてタイヤ幅方向他方の半部に存在していても良い。また、図示例では、幅狭ブロック7bは、中間領域Mのみに存在している(すなわち、幅狭ブロック7b全体が中間領域M内に存在している)が、そのタイヤ幅方向内側端部がセンター領域C内に存在していてもよく、また、そのタイヤ幅方向外側端部がショルダー領域S内に存在していてもよい。
また、図2に示すように、このタイヤ1では、タイヤ幅方向各半部に、少なくともショルダー領域Sに存在する(この例では、ショルダー領域Sのみに位置する)側方ブロック7cが形成され、該側方ブロック7cがタイヤ周方向に複数配置されてなる側方ブロック列が、図示例で1列(すなわち、トレッド踏面4a全体では2列)配置されている。本実施形態においては、2列の側方ブロック列は、タイヤ周方向の位相が揃っている。一方で、センターブロック列と側方ブロック列とは、幅広ブロック7a又は幅狭ブロック7bと、側方ブロック7cとがタイヤ幅方向に投影した際に、互いに重なる部分を有しないように、タイヤ周方向に位相差を設けて配置されており、これにより、コーナリング時に作用する周方向に対するエッジ成分を確保して、コーナリンググリップ性能を確保することができる。
なお、図2に示すように、本実施形態では、幅広ブロック7a、幅狭ブロック7b及び側方ブロック7cが、点Xを中心とした点対称な配置となっており、この点対称なパターンがタイヤ周方向に繰り返し配列されている構成となっている。
次に、幅広ブロック7aについて詳細に説明する。図2に示すように、幅広ブロック7aは、トレッド踏面4aの展開視で、タイヤ幅方向の長さがタイヤ周方向の長さより長い、略矩形状の形状をなしている。また、図2に示すように、幅広ブロック7aには、幅広ブロックのタイヤ幅方向中心に、1つの凹部8が形成されている。図示例では、凹部8は周方向細溝8として形成されており、周方向細溝8は、該幅広ブロック7aのタイヤ周方向両端まで延びている。なお、「タイヤ幅方向中心」とは、幅広ブロック7aのタイヤ幅方向の一方側の端部と他方側の端部とのタイヤ幅方向の中点位置をいう。
また、図2に示すように、幅広ブロック7aに形成された周方向細溝8の両側には、図示例でそれぞれ1つの突起9が形成されている。図1に示すように、突起9が形成された部分は、幅広ブロック7aの他の部分の高さより高くなっている。さらに、トレッド踏面4aの展開視において、突起9は、タイヤ周方向長さよりタイヤ幅方向長さの方が長い、横長の形状をなしている。また、突起9の周縁には、突起周縁凹部10が形成されている。
また次に、幅狭ブロック7bについて、図2に示すように、幅狭ブロック7bは、トレッド踏面4aの展開視で、幅広ブロック7aよりタイヤ幅方向の長さが短い、略六角形状の形状をなしている。そして、図2に示すように、幅狭ブロック7bには、図示例で1つの突起9が形成されている。図1に示すように、突起9が形成された部分は、幅狭ブロック7bの他の部分の高さより高くなっている。さらに、トレッド踏面4aの展開視で、突起9は、幅狭ブロック7bに略相似な、略六角形状の形状をなしている。また、突起9の周縁には、突起周縁凹部10が形成されている。
また次に、側方ブロック7cについて、図2に示すように、側方ブロック7cは、トレッド踏面4aの展開視で、略台形状の形状をなしている。そして、図2に示すように、側方ブロック7cには、図示例で1つの突起9が形成されている。図1に示すように、突起9が形成された部分は、側方ブロック7cの他の部分の高さより高くなっている。さらに、トレッド踏面4aの展開視で、突起9は、側方ブロックに略相似な、略台形状の形状をなしている。また、突起9の周縁には、突起周縁凹部10が形成されている。
ここで、図2に示すように、このタイヤ1は、トレッド踏面4aにおいて、ブロック7を区画する、トレッド踏面4a全体に跨る溝部が形成されている。本実施形態では、タイヤ赤道面CLを境界とするタイヤ幅方向各半部において、センターブロック列と側方ブロック列とのタイヤ幅方向の間に、タイヤ周方向に連続して延びる周方向溝11が、それぞれ1本ずつ(すなわち、トレッド踏面4a全体では2本)形成されている。
さて、本実施形態の自動二輪車用空気入りタイヤは、トレッド踏面の展開視において、幅広ブロック7aのタイヤ周方向長さをL1、幅広ブロック7aのタイヤ幅方向長さをW1、幅狭ブロック7bのタイヤ周方向長さをL2、幅狭ブロック7bのタイヤ幅方向長さをW2、幅広ブロック7aの踏面の面積(幅広ブロック7aの周縁で囲まれた部分の面積を指し、凹部8、突起9、突起周縁凹部10を含む)をS1、幅狭ブロック7bの踏面の面積(幅狭ブロック7bの周縁で囲まれた部分の面積を指し、突起9、突起周縁凹部10を含む)をS2、面積S1のうち中間領域に位置する踏面の面積をS1M、面積S2のうち中間領域に位置する踏面の面積をS2Mとするとき、
以下の関係式(A)〜(D)を満たしている。
1.5≦W1/L1≦4.0 …(A)
0.5≦W2/L2≦1.5 …(B)
0.3≦S1M/S1≦0.6 …(C)
0.5≦S2M/S2≦1.0 …(D)
以下、本実施形態の自動二輪車用空気入りタイヤの作用効果について説明する。
本実施形態の自動二輪車用空気入りタイヤによれば、まず、1.5≦W1/L1≦4.0の関係を満たす幅広ブロック7aが、センター領域C及び中間領域Mに存在するため、タイヤ周方向に対するエッジ成分を大きく確保して、トラクション性能を向上させることができる。すなわち、比W1/L1が1.5未満だと、タイヤ周方向に対するエッジ成分が減少するため、トラクション性能が悪化する。また、比W1/L1が4.0超だと、幅広ブロック7aの耐久性が悪化する。なお、比W1/L1を1.5未満としても、W1とL1とを共に大きくすればタイヤ周方向に対するエッジ成分は確保することができるものの、周方向ブロック剛性が過大となり、ブロックのタイヤ周方向への適度な倒れ込みが得られなくなって、トラクション性能が低下してしまう。また、比W1/L1を4.0超としても、W1とL1とを共に小さくすれば耐久性を確保することができるものの、タイヤ周方向に対するエッジ成分が減少して、トラクション性能が悪化してしまう。
さらに、幅広ブロック7aの踏面の面積S1と、面積S1のうち中間領域Mに位置する踏面の面積S1Mとが、0.3≦S1M/S1≦0.6の関係を満たすことにより、旋回時と直進時の両方でトラクション性能を向上させることができる。すなわち、比S1M/S1が、0.3未満の場合には、旋回時のトラクション性能が悪化する。また、比S1M/S1が、0.6超の場合には、センター領域Cに存在する幅広ブロック7a部分が減少するため、直進方向のトラクションが十分に発揮できない場合がある。
ここで、自動二輪車用空気入りタイヤでは、コーナリング時にタイヤを取り付けた車体を傾斜させるため、中間領域Mにおけるエッジ成分の寄与が大きい。
本実施形態では、0.5≦W2/L2≦1.5の関係を満たす幅狭ブロック7bが、少なくとも中間領域Mに存在するため、コーナリンググリップ性能を確保することができる。コーナリンググリップ性能を向上させるためには、中間領域Mに存在するブロック(本実施形態では幅狭ブロック7b)のタイヤ幅方向両側に、ブロックが存在しない領域(クリアランス)が存在するのが効果的であるため、中間領域Mには、アスペクト比で見て横長でないブロックを設ける必要がある。比W2/L2が1.5超の場合には、上記クリアランスを確保することができないことに加え、幅方向ブロック剛性が過大となり、ブロックのタイヤ幅方向への適度な倒れ込みが得られなくなり、コーナリンググリップ性能が低下してしまう。一方、比W2/L2が0.5未満の場合には、タイヤ周方向に対するエッジ成分が減少するため、前後方向のトラクション性能が低下する。なお、比W2/L2が1.5超であっても、W2とL2とを共に小さくすればタイヤ幅方向のブロック剛性が大きくなり過ぎることはないものの、タイヤ周方向に対するエッジ成分が減少してトラクション性能が低下してしまう。一方、比W2/L2が0.5未満であっても、W2とL2とを共に大きくすれば、タイヤ周方向に対するエッジ成分を確保してトラクション性能を確保することができるものの、タイヤ周方向のブロック剛性が過大となり、ブロックのタイヤ周方向への適度な倒れ込みが得られなくなって、トラクション性能が悪化してしまう。
さらに、幅狭ブロック7bの踏面の面積S2と、幅狭ブロック7bのうち中間領域Mに存在する部分の踏面の面積S2Mとが、0.5≦S2M/S2≦1.0の関係を満たすことにより、中キャンバー時のグリップ性能を確保することができる。すなわち、比S2M/S2が0.5未満になると、中キャンバー時に使用される中間領域Mに、幅狭ブロック7bの面積に比して、効率的にグリップを発揮できる接地面積が少なくなるので、中キャンバー時のグリップ性能が低下する。
以上のように、本実施形態の自動二輪車用空気入りタイヤによれば、トラクション性能及びコーナリンググリップ性能を両立させることができる。
ここで、中間領域Mに存在する幅広ブロック7aの個数をN1、中間領域Mに存在する幅狭ブロック7bの個数をN2とするとき、関係式、0.25≦N2/N1≦4.0を満たすことが好ましい。比N2/N1が、0.25未満になると、中間領域Mに存在する幅狭ブロック7bの個数が少なくなるため、コーナリンググリップ性能が低下する。比N2/N1が、4.0超になると、中間領域Mに存在する幅広ブロック7aの個数が少なくなるため、トラクション性能が低下する。さらに好ましくは、0.30≦N2/N1≦3.0を満たすことが好ましい。N2とN1の割合をこのように設定することにより、コーナリンググリップ性能とトラクション性能のバランスを良好に保つことができる。
また、本発明の自動二輪車用空気入りタイヤにおいては、図2に示すように、幅広ブロック7aと幅狭ブロック7bとがタイヤ周方向略同位相の位置に対で(1つずつ)設けられ、タイヤ周方向の略同位相の位置する幅広ブロック7a及び幅狭ブロック7bは、タイヤ赤道面CLを境界としてタイヤ幅方向の互いに異なる半部に位置することが好ましい。タイヤ周方向略同位相に位置するブロックの1つを幅狭ブロック7bとすることにより、中間領域Mに存在するブロックのタイヤ幅方向両側に、上記クリアランス(図2に示す実施形態では、対となる幅広ブロック7aと幅狭ブロック7bとの間に存在するクリアランスのタイヤ幅方向の長さは、幅狭ブロック7bのタイヤ幅方向長さW2と略同一である)を設けてコーナリンググリップ性能をより確保することができ、一方で、タイヤ周方向略同位相に位置するブロックの他の1つを幅広ブロック7aとすることにより、タイヤ周方向に対するエッジ成分を確保して、トラクション性能をより確保することができ、従って、トラクション性能及びコーナリンググリップ性能をさらに両立させることができるからである。そして、タイヤ赤道面CLを対称とするタイヤ幅方向半部間での剛性やエッジ成分のバランスを取るため、図2に示すように、タイヤ幅方向半部の1つに着目した際に、幅広ブロック7aと幅狭ブロック7bとがタイヤ周方向に交互に位置するように、タイヤ周方向に隣接する幅広ブロック7aと幅狭ブロック7bとの対を配置することが好ましい。
また、本発明の自動二輪車用空気入りタイヤにおいては、幅広ブロック7aに凹部8を設けることが好ましい。これにより、幅広ブロック7aの剛性を緩和してコーナリンググリップ性能をさらに両立させることができるからである。さらに、本発明の自動二輪車用空気入りタイヤにあっては、凹部8は、本実施形態のように、タイヤ周方向に延びる周方向細溝8であることが好ましい。タイヤ幅方向に対するエッジ成分をさらに確保して、コーナリンググリップ性能をさらに確保することができるからである。なお、タイヤ周方向に対するエッジ成分を確保してトラクション性能をさらに向上させるべく、凹部として、幅広ブロック7aにタイヤ幅方向に延びる幅方向細溝を設けることもできる。さらに、凹部8が複数個設けられてもよい。
ここで、本発明の自動二輪車用空気入りタイヤにおいては、本実施形態のように、幅広ブロック7aの凹部8のタイヤ幅方向両側に、突起9が形成されてなることが好ましい。タイヤ周方向に対するエッジ成分をさらに確保して、さらにトラクション性能を向上させることができるからである。また、タイヤ幅方向に対するエッジ成分をさらに確保して、さらにコーナリンググリップ性能を確保することができるからである。本実施形態では凹部8の両側に突起9が設けられているが、片側のみに突起9が設けられてもよい。なお、本実施形態にように、幅狭ブロック7b及び側方ブロック7cにも、突起9を設けることが好ましく、突起9の周縁に、突起周縁凹部10を設けることが好ましい。
ここで、「突起のタイヤ周方向長さ」とは、トレッド踏面の展開視において、当該突起の寸法をタイヤ周方向に沿って測定した際に最大長さとなる部分の長さをいうものとし、「突起のタイヤ幅方向長さ」トレッド踏面の展開視において、当該突起の寸法をタイヤ幅方向に沿って測定した際に最大長さとなる部分の長さをいうものとする。
また、本発明の自動二輪車用空気入りタイヤにあっては、本実施形態のように、凹部8は周方向細溝8であり、周方向細溝8の深さ/ブロック高さは、0.6以下であることが好ましく、0.35以下であることがより好ましい。周方向細溝8の溝底からの亀裂発生を抑制して幅広ブロック7aの耐久性を確保することができるからである。
図3は、本発明の他の実施形態にかかる自動二輪車用空気入りタイヤのトレッドパターンの一部を示す部分展開図である。
図3に示す実施形態では、まず、幅広ブロック7aが、タイヤ赤道面CLを中心とする一方のタイヤ幅方向半部では、センター領域Cと中間領域Mとに存在し、タイヤ赤道面CLを横断して他方のタイヤ幅方向半部のセンター領域Cにも存在している点で、図1に示すトレッドパターンと異なっている。
また、図3に示す実施形態のタイヤは、タイヤ幅方向においてセンター領域Cと中間領域Mとに存在し、かつ、タイヤ周方向において幅広ブロック7aと幅狭ブロック7bとの間に存在する、凹部12を複数有している点で、図1に示すトレッドパターンと異なっている。
図3に示すように、凹部12は、幅広ブロック7aに隣接する辺が、タイヤ幅方向内側ほど、幅広ブロック7aとのタイヤ周方向の距離が離間するように、タイヤ幅方向に対して傾斜している。また、凹部12は、そのタイヤ幅方向中心位置よりタイヤ幅方向内側において、幅狭ブロック7b側のタイヤ周方向に突出する、平面視略三角形状の突出部を有する形状をなしている。
図4(a)は、図2のトレッドパターンにおける幅広ブロックと、図3のトレッドパターンにおける幅広ブロックと、を対比して示す平面図である。図4(b)は、図2のトレッドパターンにおける幅狭ブロックと、図3のトレッドパターンにおける幅狭ブロックと、を対比して示す平面図である。
図3、図4(a)(b)に示すように、図3に示す実施形態では、幅広ブロック7aのタイヤ周方向の両側の壁面(タイヤ幅方向に延在する壁面)のタイヤ径方向に対する傾斜角度が、幅広ブロック7aが少なくともセンター領域C及び中間領域Mに存在するタイヤ赤道面CLを境界とするタイヤ幅方向半部において、タイヤ幅方向内側に向かうにつれて漸増している。
また、図3に示す実施形態において、幅広ブロック7aは、タイヤ周方向断面において、幅広ブロック7aのタイヤ周方向の両側の壁面の底部が曲率を有し、該底部の曲率半径Rは、幅広ブロック7aが少なくともセンター領域C及び中間領域Mに存在するタイヤ赤道面CLを境界とするタイヤ幅方向半部において、タイヤ幅方向内側に向かうにつれて漸増している。
さらに、図3、図4(a)(b)に示すように、図3に示す実施形態では、幅狭ブロック7bのタイヤ周方向の両側の壁面(タイヤ幅方向に延在する壁面)のタイヤ径方向に対する傾斜角度が、タイヤ幅方向内側に向かうにつれて漸増している。また、タイヤ周方向断面において、幅狭ブロック7bのタイヤ周方向の両側の壁面の底部が曲率を有し、該底部の曲率半径Rは、タイヤ幅方向内側に向かうにつれて曲率半径Rが漸増している。
図3に示す実施形態によれば、路面からの入力の大きいタイヤ赤道面側において幅広ブロック7a及び幅狭ブロック7bの剛性を確保してブロックの耐久性をより一層向上させることができる。
このような観点から、本発明では、幅広ブロック7aのタイヤ周方向の少なくともいずれか一方の壁面のタイヤ径方向に対する傾斜角度は、幅広ブロック7aが少なくともセンター領域C及び中間領域Mに存在するタイヤ赤道面CLを境界とするタイヤ幅方向半部において、タイヤ幅方向内側に向かうにつれ漸増することが好ましい。
この場合、例えば、幅広ブロック7aのタイヤ周方向の壁面の上記タイヤ幅方向半部におけるタイヤ幅方向外側端とタイヤ幅方向内側端とで、上記傾斜角度を5〜25°異ならせることが好ましい。
また、本発明では、タイヤ周方向断面において、幅広ブロック7aのタイヤ周方向の少なくともいずれか一方の壁面の底部が曲率を有し、幅広ブロック7aが少なくともセンター領域C及び中間領域Mに存在するタイヤ赤道面CLを境界とするタイヤ幅方向半部において、該底部の曲率半径Rは、タイヤ幅方向内側に向かうにつれて漸増することが好ましい。
この場合、例えば、幅広ブロック7aのタイヤ周方向の壁面の上記タイヤ幅方向半部におけるタイヤ幅方向外側端とタイヤ幅方向内側端とで、上記曲率半径Rを1〜7mm異ならせることが好ましい。
また、上記と同様の観点から、本発明では、幅狭ブロック7bのタイヤ周方向の少なくともいずれか一方の壁面のタイヤ径方向に対する傾斜角度は、タイヤ幅方向内側に向かうにつれて漸増することが好ましい。
この場合、例えば、幅狭ブロック7bのタイヤ周方向の壁面のタイヤ幅方向外側端とタイヤ幅方向内側端とで、上記傾斜角度を5〜20°異ならせることが好ましい。
また、本発明では、タイヤ周方向断面において、幅狭ブロック7bのタイヤ周方向の少なくともいずれか一方の壁面の底部が曲率を有し、該底部の曲率半径Rは、タイヤ幅方向内側に向かうにつれて漸増することが好ましい。
この場合、例えば、幅狭ブロック7bのタイヤ周方向の壁面のタイヤ幅方向外側端とタイヤ幅方向内側端とで、上記曲率半径Rを1〜5mm異ならせることが好ましい。
<実施例1>
本発明の効果を確かめるため、発明例1〜11にかかるタイヤと、比較例1〜5にかかるタイヤとを試作して、タイヤの性能を評価する試験を行った。上記各タイヤの諸元は、以下の表1に示している。各タイヤは、図1、図2に示すように、トレッド踏面4aに複数のブロック7が配置され、表1に示さない諸元については、各タイヤで共通している。
<トラクション性能>
上記各タイヤを装着した車両で不整地のテストコースを実車走行したときのトラクション性能をライダーの官能評価により評価した。評価結果は、比較例1を100とする指数で相対評価し、数値が大きい程、トラクション性能が優れていることを示す。
<コーナリンググリップ性能>
上記各タイヤを装着した車両で不整地のテストコースを実車走行したときのコーナリンググリップ性能をライダーの官能評価により評価した。評価結果は、比較例1を100とする指数で相対評価し、数値が大きい程、コーナリンググリップ性能が優れていることを示す。
これらの評価結果をタイヤの諸元とともに以下の表1に示している。
Figure 0006637804
表1に示すように、発明例1〜11にかかるタイヤは、いずれも比較例1〜5にかかるタイヤと比較して、トラクション性能及びコーナリンググリップ性能を両立することができていることがわかる。
<実施例2>
次に、ブロック耐久性について、ブロックに発生するクラックに関する評価を行った。
ブロックもげの評価方法は、以下の通りであり、各タイヤの諸元は、以下の表2に示している。なお、発明例12〜16について、表2に示さない諸元については、発明例1と同様である。
<ブロックに発生するクラック>
各タイヤを装着した車両で不整地のテストコースを一定時間走行した際の、各タイヤそれぞれの幅広ブロックおよび幅狭ブロックに発生するクラックの総数を評価した。評価結果は、クラックの総数が少ない方がブロックの耐久性が高いことを示す。
Figure 0006637804
表2に示すように、発明例12〜発明例16は、いずれも発明例1よりも、ブロックに発生したクラックの総数が少なく、ブロックの耐久性が高いことがわかる。さらに、発明例12〜発明例16は、いずれも比較例1より優れたトラクション性能及びコーナリンググリップ性能を発揮することができることがわかる。
なお、発明例1の評価結果も市場への提供には問題のないブロックの耐久性であることを示している。
また、表2においては、発明例1の評価結果を100とした相対値で示している。この便宜上、表2におけるトラクション性能及びコーナリンググリップ性能に関しては、表1における数値を改めて100に換算してある。
本発明の自動二輪車用空気入りタイヤは、不整地走行用の自動二輪車用空気入りタイヤとして特に効果的に用いられる。
1:タイヤ、 2:ビード部、 2a:ビードコア、 3:サイドウォール部、
4:トレッド部、 4a:トレッド踏面、 5:カーカス、 6:ベルト、
7:ブロック、 7a:幅広ブロック、 7b:幅狭ブロック、 7c:側方ブロック、
8:周方向細溝(凹部)、 9:突起、 10:突起周縁凹部、 11:周方向溝、
12:凹部、13:壁面、CL:タイヤ赤道面、 TE:トレッド端、
C:センター領域、
M:中間領域、S:ショルダー領域

Claims (7)

  1. トレッド踏面に複数のブロックが配置された自動二輪車用空気入りタイヤであって、
    前記トレッド踏面の展開幅をタイヤ幅方向に6等分した際の、タイヤ赤道面に最も近い2つの領域をセンター領域とし、タイヤ幅方向最外側の2つの領域をそれぞれショルダー領域とし、前記センター領域と前記ショルダー領域との間に位置する2つの領域をそれぞれ中間領域とするとき、
    少なくとも前記センター領域及び前記中間領域に存在する、タイヤ幅方向の長さがタイヤ周方向の長さより長い幅広ブロックが形成され、
    少なくとも前記中間領域に存在する、前記幅広ブロックよりタイヤ幅方向の長さが短い幅狭ブロックが形成され、
    前記トレッド踏面の展開視において、前記幅広ブロックのタイヤ周方向長さをL1、前記幅広ブロックのタイヤ幅方向長さをW1、前記幅狭ブロックのタイヤ周方向長さをL2、前記幅狭ブロックのタイヤ幅方向長さをW2、前記幅広ブロックの踏面の面積をS1、前記幅狭ブロックの踏面の面積をS2、前記面積S1のうち中間領域に位置する踏面の面積をS1M、前記面積S2のうち中間領域に位置する踏面の面積をS2Mとするとき、
    以下の関係式(A)〜(D)を満たすことを特徴とする、自動二輪車用空気入りタイヤ。
    1.5≦W1/L1≦4.0 …(A)
    0.5≦W2/L2≦1.5 …(B)
    0.3≦S1M/S1≦0.6 …(C)
    0.5≦S2M/S2≦1.0 …(D)
  2. 前記中間領域に存在する前記幅広ブロックの個数をN1、前記中間領域に存在する前記幅狭ブロックの個数をN2とするとき、
    関係式、0.25≦N2/N1≦4.0を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
  3. 前記幅広ブロックと前記幅狭ブロックとがタイヤ周方向略同位相の位置に対で設けられ、
    タイヤ周方向の略同位相に位置する前記幅広ブロック及び前記幅狭ブロックは、タイヤ赤道面を境界としてタイヤ幅方向の互いに異なる半部に位置する、請求項1又は2に記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
  4. 前記幅広ブロックのタイヤ周方向の少なくともいずれか一方の壁面のタイヤ径方向に対する傾斜角度は、前記幅広ブロックが少なくとも前記センター領域及び前記中間領域に存在するタイヤ赤道面を境界とするタイヤ幅方向半部において、タイヤ幅方向内側に向かうにつれ漸増する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
  5. タイヤ周方向断面において、前記幅広ブロックのタイヤ周方向の少なくともいずれか一方の壁面の底部は、曲率を有し、
    前記底部の曲率半径は、前記幅広ブロックが少なくとも前記センター領域及び前記中間領域に存在するタイヤ赤道面を境界とするタイヤ幅方向半部において、タイヤ幅方向内側に向かうにつれて漸増する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
  6. 前記幅狭ブロックのタイヤ周方向の少なくともいずれか一方の壁面のタイヤ径方向に対する傾斜角度は、タイヤ幅方向内側に向かうにつれ漸増する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
  7. タイヤ周方向断面において、前記幅狭ブロックのタイヤ周方向の少なくともいずれか一方の壁面の底部は、曲率を有し、
    前記底部の曲率半径は、タイヤ幅方向内側に向かうにつれて漸増する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
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