JP4690852B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、トレッド面に設けられたブロックの耐久性を向上し、例えばモトクロスレース等の悪路の走行条件下においても良好な性能を発揮し得る空気入りタイヤに関する。
不整地等を走行する車両には、トレッド面にブロックを有するブロックパターンの空気入りタイヤが一般に使用される。これらのブロックの根本部分には、走行時に大きな応力が作用する。このような応力によって、ブロックの根本部分にはクラックが発生しやすく、これが成長するとブロックのちぎれ等の損傷を招く。
従来、ブロックの耐久性を向上させるために、図8に示されるようなブロックbが提案されている。図8は、ブロックbのタイヤ周方向に沿った断面図である。該ブロックbは、路面と接地する踏み面b1と、その回転方向先着側の接地端縁e1からタイヤ半径方向内方にのびる先着側の横壁面b2と、踏み面b1の回転方向後着側の接地端縁e2からタイヤ半径方向内方にのびる後着側の横壁面b3とを含む。
また、先着側の横壁面b2は、前記踏み面b1側の基部b2aと、該基部b2aのタイヤ半径方向の内端i2と溝底c1との間を継ぎかつタイヤ外側に中心を有する凹円弧状の曲面部b2bとからなる。同様に、後着側の横壁面b3は、踏み面b1側の基部b3aと、該基部b3aのタイヤ半径方向の内端i3と前記溝底c2との間を継ぎかつタイヤ外側に中心を有する凹円弧状の曲面部b3bとからなる。各曲面部b2b、b3bは、ブロックbの根本部分での応力集中を緩和し、クラックの発生を抑制している。
しかしながら、不整地路を高速で走行するラリー、モトクロスやバギーレース等にあっては、非常に大きな駆動力がタイヤに作用する。このため、ブロックの根本部分に作用する応力も格段に大きくなり、従来の構成ではブロックの耐久性を十分に維持することができない。
また、下記特許文献1には、ブロックの先着側の横壁面をタイヤ回転方向の先着側に傾けることが記載されている。しかし、この技術もブロックの根本部分の耐久性についてはさらに改善の余地がある。
特開平11−78427号公報
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、少なくとも一つのブロックについて、先着側の基部のタイヤ法線に対する傾斜角度θ1を後着側の基部のタイヤ法線に対する傾斜角度θ2よりも小とし、かつ、先着側の曲面部の曲率半径R1を後着側の曲面部の曲率半径R2よりも小とすることを基本として、駆動力伝達性能を損ねることなくブロックの耐久性を向上しうる空気入りタイヤを提供することを基本としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、トレッド部に、複数個のブロックが設けられた空気入りタイヤであって、少なくとも一つのブロックは、踏み面と、その回転方向先着側の接地端縁からタイヤ半径方向内方にのびる先着側の壁面と、前記踏み面の回転方向後着側の接地端縁からタイヤ半径方向内方にのびる後着側の壁面とを含み、前記各壁面は、前記踏み面側の基部と、該基部のタイヤ半径方向の内端に連なりかつタイヤ外側に中心を有する凹円弧状の曲面部とからなり、かつ、前記先着側の基部のタイヤ法線に対する傾斜角度θ1が、前記後着側の基部のタイヤ法線に対する傾斜角度θ2よりも小さく、かつ、前記先着側の曲面部の曲率半径R1が、前記後着側の曲面部の曲率半径R2よりも小さいことを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記ブロックは、前記踏み面の先着側の接地端縁のタイヤ軸方向に対する角度α1と、前記踏み面の後着側の接地端縁のタイヤ軸方向に対する角度α2との差(α1−α2)が2〜20度である請求項1記載の空気入りタイヤである。
また請求項3記載の発明は、前記ブロックは、前記先着側の壁面と前記後着側の壁面との間をタイヤ軸方向内側で継ぐ内の側壁面を有するとともに、トレッド端からトレッド接地幅の25%の領域であるショルダー領域に配されたショルダーブロックの前記内の側壁面は、前記踏み面側に位置しかつタイヤ法線に対して0〜45度でタイヤ軸方向内側に傾く内の基部と、この内の基部のタイヤ半径方向の内端に連なりかつタイヤ外側に中心を有する曲率半径が2〜30mmの凹円弧状の内の曲面部とからなる請求項1又は2に記載の空気入りタイヤである。
また請求項4記載の発明は、前記踏み面は、タイヤ赤道側のタイヤ周方向長さが、トレッド接地端側のタイヤ周方向長さよりも大きい平面視略台形状をなす請求項1ないし3のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
また請求項5記載の発明は、前記先着側の基部は、先着側の接地端縁から溝底側に向かって先着側に傾斜するとともに、前記後着側の基部は、後着側の接地端縁から溝底側に向かって後着側に傾斜する請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
また請求項6記載の発明は、前記傾斜角度の差(θ2−θ1)は、1〜25度である請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
また請求項7記載の発明は、前記曲率半径の比(R2/R1)は、1.1〜40.0である請求項1乃至6のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
本発明の空気入りタイヤは、ブロックにおいて、先着側の壁面については、基部の傾斜角度θ1及び曲面部の曲率半径R1を相対的に小とすることにより、大きな駆動力を確保する。他方、後着側の横壁面については、基部の傾斜角度θ2及び曲面部の曲率半径R2を相対的に大とすることにより、ブロックの大変形を抑制し、ブロックの根元部分への作用する応力を軽減する。これにより、本発明の空気入りタイヤは、駆動力伝達性能を損ねることなくブロックの耐久性が向上される。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1は本実施形態の空気入りタイヤの断面図、図2はそのトレッド面の展開図、図3は図2のX部拡大図、図4はそのB−B’断面図(タイヤ周方向に沿った断面図)である。なお図1は、図2のA−A’位置の断面である。
空気入りタイヤ1は、トレッド部2と、その両側からタイヤ半径方向内方にのびる一対のサイドウォール部3、3と、該サイドウォール部3の内方に連なるビード部4、4とを有する。本実施形態の空気入りタイヤ1は、モトクロスなど不整地走行用として用いられる自動二輪車用のものが例示される。また本実施形態の空気入りタイヤ1は、車両に装着される際の回転方向が定められる。その回転方向は、図において符号Rで表される。
空気入りタイヤ1は、少なくとも1枚のカーカスプライ6Aからなるカーカス6によって補強される。カーカスプライ6Aには、例えば有機繊維コードが好適に用いられる。図示はしていないが、ラジアルやバイアス等、タイヤの構造に応じてトレッド部2の内部には、ブレーカやベルト層などが適宜配置される。
前記トレッド部2には、複数個のブロック7が設けられる。図2から明らかなように、ブロック7は比較的疎らに設けられる。このようなブロック疎分布配置は、各々のブロック7の接地圧を高め、特に泥濘地等において路面へのくい込み量を大とすることにより高い駆動力を確保する。また、疎らなブロック配置によって、ブロック7、7間に巾の広い溝8(凹所)が形成され、泥土排出性が高められる。
上述のようなブロックの疎分布配置は、トレッド面2aの全面積S(溝8を全て埋めた仮想の表面積)に対する全ブロックの踏み面9の表面積Sbの比(Sb/S)によって定量的に把握できる。特に好ましい態様としては、前記比(Sb/S)が、0.2以上、より好ましくは0.3以上であり、上限については、好ましくは0.8以下、より好ましくは0.6以下、さらには0.5以下が望ましい。
また、ブロック7は、そのタイヤ半径方向の最大高さBH(図4に示す)が小さすぎると、不整地において十分な駆動ないし制動力が得られない傾向がある。逆に前記高さBHが大きすぎても、駆動ないし制動時に、ブロック7の根元部分に非常に大きな曲げモーメントが作用してブロック7の耐久性を悪化させる傾向がある。特に限定はされないが、ブロック7の最大高さBHは、好ましくは4.0mm以上、より好ましくは10.0mm以上が望ましく、上限については、好ましくは18.0mm以下、より好ましくは14.0mm以下が望ましい。
図3及び図4に示されるように、本実施形態のブロック7は、タイヤ半径方向の外表面をなしかつトレッド2A面を構成する踏み面9と、タイヤの回転方向の先着側に位置する先着側の壁面10と、前記回転方向の後着側に位置する後着側の壁面11と、前記壁面10と前記壁面11との間をタイヤ軸方向内側で継ぐ内の側壁面12と、前記壁面10と前記壁面11との間をタイヤ軸方向外側で継ぐ外の側壁面13とで構成された略直方体状のものを主体的に含む。
前記踏み面9は、回転方向先着側の接地端縁9a、その反対側に位置する回転方向後着側の接地端縁9b、タイヤ軸方向内側をタイヤ周方向にのびる内の側縁9c及びタイヤ軸方向外側をタイヤ周方向にのびる外の側縁9dにより囲まれる。先着側の接地端縁9aは、タイヤ軸方向に対して角度α1で傾いている。前記角度α1は、例えば1〜10度が好適である。また後着側の接地端縁9bは、先着側の接地端縁9aと逆向きにタイヤ軸方向に対して角度α2で傾いている。その角度α2は例えば−1〜−15度が好適である。これにより、踏み面9は、タイヤ赤道C側のタイヤ周方向長さが、トレッド端2e側のタイヤ周方向長さよりも大きい平面視略台形状で形成される。
前記先着側及び後着側に位置する接地端縁9a及び/又は9bをタイヤ軸方向に対して傾けることにより、駆動時及び制動時において、ブロック7は、踏み面9のほぼ中心を通りかつ該踏み面9と直角なタイヤ法線周りに捻れる。このようなブロック7の捻れは、ブロック7、7間の溝8内に押し固められた泥土をより強固に把持する作用をもたらし、駆動ないし制動時のグリップ力を向上させ得る。
特に好適には、本実施形態のように、先着側の接地端縁9aと、後着側の接地端縁9bとの傾きを逆とし、踏み面9を平面視略台形状として十分な剛性を確保するのが望ましい。好適な例としては、前記角度α1及びα2の差(α1−α2)は2〜20度の範囲であるのが望ましい。なお接地端縁の前記角度α1、α2は、平面視において右上がりの傾斜を正としている。とりわけ、前記角度α1及びα2を逆向きにすることで、ブロック巾方向での変形の仕方が異なり、路面引っ掻き効果が向上する。さらに、前記角度の差(α1−α2)を2〜20度にすることにより、特に駆動力及びサイドフォースが同時に作用する場合のブロック剛性をより高く維持でき、コーナリング中でも大きなサイドフォースを発生させ得る。ばい、前記角度の差(α1−α2)が20度を超える場合、駆動力の低下が生じやすくなる。
前記先着側の壁面10は、先着側の接地端縁9aからタイヤ半径方向内方にのびており、溝8の最も深い溝底に繋がっている。また本実施形態の先着側の壁面10は、実質的に単一の平面からなる踏み面9側の基部10aと、該基部10aのタイヤ半径方向の内端10aiに連なりかつタイヤ外側に中心を有する凹円弧状の曲面部10bとから構成される。
前記後着側の壁面11は、後着側の接地端縁9bからタイヤ半径方向内方にのびており、溝8の前記溝底に繋がっている。また本実施形態の後着側の壁面11も、実質的に単一の平面からなる踏み面9側の基部11aと、該基部11aのタイヤ半径方向の内端11aiに連なりかつタイヤ外側に中心を有する凹円弧状の曲面部11bとから構成される。
またブロック7は、先着側の基部10aのタイヤ法線Nに対する傾斜角度θ1が、後着側の基部11aのタイヤ法線Nに対する傾斜角度θ2よりも小さく、かつ、先着側の曲面部10bの曲率半径R1が、後着側の曲面部11bの曲率半径R2よりも小さく作られている。
ここで、先着側の基部10aの傾斜角度θ1は、図4に示されるように、タイヤ赤道に沿った断面において、ブロック7の踏み面9の先着側の接地端縁9aに立てたタイヤ法線Nよりも基面10aが先着側に傾く場合を正とし、基面10aが後着側に傾く場合を負とする。また後着側の基部11aの傾斜角度θ2は、同断面において、ブロック7の踏み面9の後着側の接地端縁9bに立てたタイヤ法線Nよりも基面11aが後着側に傾く場合を正とし、基面11aが先着側に傾く場合を負とする。なおタイヤ法線Nは、いずれも踏み面9と直角である。
本実施形態のブロック7は、先着側の基部10aが、先着側の接地端縁9aから溝8に向かって先着側に傾斜している。また後着側の基部11aは、後着側の接地端縁9bから溝8に向かって後着側に傾斜している。即ち、前記傾斜角度θ1及びθ2が、いずれも正のものが例示される。
図6に示されるように、例えば軟弱な不整地を走行した場合、接地するブロック7は、路面Gを掘り下げ、かつ、先着側の壁面10によって押し固められた泥濘物をせん断することにより大きな駆動力Fを得る。この際、先着側の基面10aの前記傾斜角度θ1及び曲面部10bの曲率半径R1がともに小さいほど、大きな駆動力が得られる。しかしながら、先着側の曲面部10bにおける耐クラック性を向上させるためには、その曲率半径R1は大きいほど良い。発明者らは、これらの駆動力及びブロック7の耐クラック性能を両立させるために、後着側の壁面11の基部11aの傾斜角度θ2及び曲面部11bの曲率半径R2それぞれを、先着側の壁面10の基部10aの傾斜角度θ1及び曲面部10bの曲率半径R1よりも相対的に大とすることを知見した。
本実施形態のブロック7では、図7(A)に示されるように、ブロック7の駆動力Fが比較的小さい走行範囲の場合(例えば軟弱な泥濘地を走行するような場合)、先着側の基部10aは駆動力にほぼ比例して柔軟に変形することができる。これにより、ブロック7の根元部分に応力集中が発生せず、クラック等が抑制される。しかし、図7(B)に示されるように、駆動力がある値を超えて大きくなった場合(例えば固く締まったハード路面を走行するような場合)、後着側の壁面11のいわゆる突っ張り効果によって、先着側の基部10aの角度変化は、駆動力の増加に比例したものよりも小さく抑えられる。これにより、ブロックの駆動力伝達性能(トラクション性能)を損ねることなくブロックの耐久性が向上される。つまり、先着側の基部10aの角度変化は、駆動力と非線形の関係を持っている。
特に限定はされないが、前記傾斜角度の差(θ2−θ1)が小さすぎると、従来のものと差が小さくなり、駆動力と耐クラック性能とを両立させることが困難な傾向があり、逆に前記傾斜角度の差(θ2−θ1)が大きすぎると、ブロック7の先着側と後着側とで剛性差が著しく大となって偏摩耗等が生じやすくなる。このような観点より、前記傾斜角度の差(θ2−θ1)は、好ましくは1度以上、より好ましくは3度以上、さらに好ましくは6度以上が望ましく、上限については、好ましくは25度以下、より好ましくは15度以下、さらに好ましくは10度以下、が望ましい。同様の観点より、前記曲率半径R1、R2の比(R2/R1)は、好ましくは1.1以上、より好ましくは1.2以上が望ましく、上限については、好ましくは40.0以下、より好ましくは20.0以下、さらに好ましくは10.0以下が望ましい。
また、前記先着側の壁面10において、基部10aの傾斜角度θ1や曲面部10bの曲率半径R1の具体的な値については、ブロックの形状や高さBHなどに基づいて適宜決定されるため特に限定されるものではない。しかし、それらの値が小さすぎると、耐久性が悪化する傾向があり、逆に大きすぎてもトラクション性能が低下する。このような観点より、先着側の基部10aの傾斜角度θ1は、好ましくは1度以上、より好ましくは3度以上が望ましく、上限については、好ましくは15度以下、より好ましくは10度以下が望ましい。また曲面部10bの曲率半径R1は、好ましくは3mm以上、より好ましくは6mm以上が望ましく、上限については、好ましくは40mm以下、より好ましくは20mm以下が望ましい。
また、前記後着側の壁面11においても、基部11aの傾斜角度θ2や曲面部11bの曲率半径R2の具体的な値は特に限定されるものではない。しかし、それらの値が小さすぎると、大きな外力が作用した際に、ブロック7の変形を抑制する効果が不足しやすく、逆に大きすぎるとブロック7の後着側の剛性が過度に上昇し、ブロックの先着側に偏摩耗が生じやすくなる。このような観点より、後着側の基部11aの傾斜角度θ2は、好ましくは3度以上、より好ましくは6度以上が望ましく、上限については、好ましくは30度以下、より好ましくは15度以下が望ましい。また曲面部11bの曲率半径R2は、好ましくは6mm以上、より好ましくは10mm以上が望ましく、上限については、好ましくは60mm以下、より好ましくは40mm以下が望ましい。
またトレッド部2は、中央部側のクラウン領域CRと、その両側のショルダ領域SHとを含む。本明細書において、ショルダ領域SHは、トレッド端2eからトレッド接地幅TWの25%の範囲の領域とする。またブロック7は、前記クラウン領域CRに配されるクラウンブロック7Aと、ショルダ領域SHに配されるショルダブロック7Bとを含む。なおショルダブロック7Bは、その重心位置がショルダ領域SHに、クラウンブロック7Aはその重心位置がクラウン領域CRにそれぞれ含まれる。
本実施形態では、これらの全てのブロック7A及び7Bが、上述のように各傾斜角度及び曲率半径を限定された先着側の壁面10及び後着側の壁面11を具えている。また、クラウンブロック7Aは、主に駆動力ないし制動力が作用するため、前記先着側の壁面10及び後着側の壁面11の構成を限定すれば足りる。よって、内、外の側壁面12及び13については、任意の形態で実施しうる。
他方、タイヤのトラクションが高められているため、ショルダブロック7Bは、従来に比して大きな横力が作用する。このような横力に対応させるため、ショルダブロック7Bの内の側壁面12は、実質的に単一の平面からなりかつ踏み面9側に位置する内の基部12aと、この内の基部12aのタイヤ半径方向の内端12aiに連なりかつタイヤ外側に中心を有する内の曲面部12bとで構成される。
内の基部12aは、前記内の側縁9cに立てたタイヤ法線Nに対して、好ましくは1度以上、より好ましくは3度以上の傾斜角度θ3で、溝8側がタイヤ軸方向内側(タイヤ赤道C側)に傾けられている。また、前記内の曲面部12bは、その曲率半径R3が、好ましくは2mm以上、より好ましくは10mm以上で凹円弧面で構成される。
このような内の側壁面12は、大きな横力が作用しても、内、外の側壁面12、13の曲面部でのクラックを抑制でき、ひいてはブロックの耐久性を向上しうる。
ここで、前記内の基部12aの前記傾斜角度θ3や内の曲面部12bの曲率半径R3が大きすぎてもコーナリング中の横力によるブロックの変形が過度に抑えられてしまい、パターンのエッジ効果を損ねて充分なコーナリング力を発揮できない傾向があるため、好ましくない。このような観点より、前記傾斜角度θ3は、好ましくは30度以下、より好ましくは10度以下が望ましく、また前記曲率半径R3は、好ましくは40mm以下、より好ましくは20mm以下が望ましい。
なお、前記トレッド接地幅TWは、原則として正規状態のタイヤに正規荷重を負荷してキャンバー角0度で平面に接地させた状態でのトレッド面2aの接地端間のタイヤ軸方向の最大距離とするが、タイヤが本実施形態のように自動二輪車用の場合、例外的に、正規状態においてトレッド面2aのタイヤ軸方向の最外端であるトレッド端2e、2e間のタイヤ軸方向距離をトレッド接地幅とする。
また、正規状態とは、タイヤを正規リムににリム組みし、かつ、正規内圧を充填した無負荷の状態とする。「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim"とする。また、「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とするが、タイヤが乗用車用である場合には180kPaとする。
さらに「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"であるが、タイヤが乗用車用の場合には前記荷重の88%に相当する荷重とする。
また本実施形態では、前記外の側壁面13は、実質的に単一の平面からなりかつ踏み面9側に位置する外の基部13aと、この外の基部13aのタイヤ半径方向の内端13aiに連なりかつタイヤ外側に中心を有する外の曲面部13bとで構成される。外の基部13aは、前記外の側縁9dに立てたタイヤ法線Nに対して、好ましくは1度以上、より好ましくは3度以上の傾斜角度θ4でタイヤ軸方向外側(トレッド端2e側)に傾けられている。また、前記外の曲面部13bは、その曲率半径R4が、好ましくは2mm以上、より好ましくは10mm以上で凹円弧面で構成される。
このような外の側壁面13は、前記内の側壁面12との相乗作用により、横力に対するブロック7の抵抗力を高め、側壁面12ないし13でのクラックの発生を効果的に防止するのに役立つ。
以上詳述したが、本発明の空気入りタイヤは、自動二輪車用のみならず、三輪バギー車や四輪車用として好適に実施しうる。また、特に好ましい態様としては、全てのショルダブロック7Bの踏み面9は、タイヤ赤道C側のタイヤ周方向長さが、トレッド端2e側のタイヤ周方向長さよりも大きい平面視略台形状とするのが良い。これにより、コーナリング中の横力よりも、より大きい駆動力に耐えられる形状が与えられ、同時にオフロード路面での直進安定性をさらに高め得る。
タイヤサイズが120/90−19の自動二輪車用の空気入りタイヤを図2のブロック配列、表1の仕様にて複数種類試作し、それらの性能を評価した。テストの要領は、次の通りである。
<トラクション性能>
以下の条件で各供試タイヤが装着された車両を使用して、不整地からなるモトクロスコースを走行し、10名のドライバーのフィーリングにより、駆動力の伝達性を中心として従来例1を3.0とする5点法で評価した。結果は、n=10の平均値である。数値が大きいほど良好である。なおリム、車両等は次の通りである。
リム:2.15WM
内圧:90kPa
車両:排気量450ccのモトクロス用自動二輪車
タイヤ装着輪:後輪
<ブロックの耐久性>
各供試タイヤでモトクロスコースを20分の全開走行を2回行った後、目視検査によって、根元部分にクラックが生じたブロックの個数を調べた。リム及び車両等の条件は上記と同じである。テストの結果などを表1に示す。
Figure 0004690852
テストの結果、実施例のタイヤは、不整地での高い駆動力伝達性能及び優れたブロック耐久性を発揮していることが確認できた。
本発明の一実施形態を示す空気入りタイヤの断面図である。 そのトレッド面の展開図である。 図2のX部拡大図である。 そのB−B’断面図である。 そのC−C’断面図である。 ブロックの走行状態を示す断面図である。 (A)、(B)はブロックの変形状体を示す断面輪郭線図である。 従来のブロックの断面図である。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
7 ブロック
9 踏み面
9a 先着側の接地端縁
9b 先着側の接地端縁
10 先着側の壁面
10a 先着側の基部
10b 先着側の曲面部
11 後着側の壁面
11a 後着側の基部
11b 後着側の曲面部
12 内の側壁面
12a 内の基部
12b 内の曲面部
θ1、θ2、θ3 基部の傾斜角度
R1、R2、R3 曲面部の曲率半径

Claims (7)

  1. トレッド部に、複数個のブロックが設けられた空気入りタイヤであって、
    少なくとも一つのブロックは、踏み面と、その回転方向先着側の接地端縁からタイヤ半径方向内方にのびる先着側の壁面と、
    前記踏み面の回転方向後着側の接地端縁からタイヤ半径方向内方にのびる後着側の壁面とを含み、
    前記各壁面は、前記踏み面側の基部と、該基部のタイヤ半径方向の内端に連なりかつタイヤ外側に中心を有する凹円弧状の曲面部とからなり、
    かつ、前記先着側の基部のタイヤ法線に対する傾斜角度θ1が、前記後着側の基部のタイヤ法線に対する傾斜角度θ2よりも小さく、
    かつ、前記先着側の曲面部の曲率半径R1が、前記後着側の曲面部の曲率半径R2よりも小さいことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記ブロックは、前記踏み面の先着側の接地端縁のタイヤ軸方向に対する角度α1と、前記踏み面の後着側の接地端縁のタイヤ軸方向に対する角度α2との差(α1−α2)が2〜20度である請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ブロックは、前記先着側の壁面と前記後着側の壁面との間をタイヤ軸方向内側で継ぐ内の側壁面を有するとともに、
    トレッド端からトレッド接地幅の25%の領域であるショルダー領域に配されたショルダーブロックの前記内の側壁面は、前記踏み面側に位置しかつタイヤ法線に対して0〜45度でタイヤ軸方向内側に傾く内の基部と、
    この内の基部のタイヤ半径方向の内端に連なりかつタイヤ外側に中心を有する曲率半径が2〜30mmの凹円弧状の内の曲面部とからなる請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記踏み面は、タイヤ赤道側のタイヤ周方向長さが、トレッド接地端側のタイヤ周方向長さよりも大きい平面視略台形状をなす請求項1ないし3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記先着側の基部は、先着側の接地端縁から溝底側に向かって先着側に傾斜するとともに、前記後着側の基部は、後着側の接地端縁から溝底側に向かって後着側に傾斜する請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記傾斜角度の差(θ2−θ1)は、1〜25度である請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記曲率半径の比(R2/R1)は、1.1〜40.0である請求項1乃至6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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