JP6597538B2 - 車両用携帯機 - Google Patents

車両用携帯機

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Description

本発明は、車両に搭載された車両側装置と無線通信を実施することで、車両に設けられたドアの施開錠等の制御を行なう車両用携帯機に関する。
従来、車両に搭載された車両側装置と、ユーザによって携帯される車両用携帯機とが無線通信による認証処理を実行し、認証処理が成功したことに基づいて、車両のドアの施開錠やエンジン始動等の種々の制御を実行する車両用電子キーシステムが知られている。
また、近年は車両用携帯機の高機能化のために、所定の近距離無線通信規格に準拠した通信を実施するための通信部を搭載した構成も提案がなされている(例えば特許文献1)。便宜上以降では、車両用携帯機において車両側装置と通信するための通信部を車両通信部と称し、近距離無線通信規格に準拠した通信(以降、近距離通信)を実施するための通信部を近距離通信部と称する。
なお、ここでの近距離無線通信規格とは、例えばBluetooth Low Energy(Bluetoothは登録商標)や、Wi-Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)等といった、通信範囲が最大でも数十メートル程度となる通信規格を指す。
特開2016−56598号公報
車両通信部と近距離通信部の2つの通信機能が搭載されている車両用携帯機(以降、多機能型携帯機)では、近距離通信部が搭載されていない車両用携帯機(以降、従来型携帯機)に比べて、電池を消費する機会が増加する。そのため、多機能型携帯機では、従来型携帯機に比べて、車両側装置との通信が実行できなくなってしまう恐れが相対的に高い。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、車両通信部と近距離通信部の両方が搭載された車両用携帯機において、電池残量の低下に起因して車両側装置との通信が実行できなくなる恐れを低減可能な車両用携帯機を提供することにある。
その目的を達成するための本発明は、電池(13)と、電池に蓄えられている電力を用いて、車両の装備を制御するために車両に搭載された車両側装置と無線通信を実施する車両通信部(11)と、電池に蓄えられている電力を用いて、所定の近距離無線通信規格に準拠した通信である近距離通信を外部装置と実施する近距離通信部(12)と、電池に蓄えられている電力の残量が所定のフォールバックレベルまで低下しているか否かを推定する電力残量推定部(F12)と、電池から車両通信部と近距離通信部への電力の供給状態を制御する供給制御部(14・F11・F21,F11A・F21A)と、を備え、供給制御部は、車両側装置から送信される信号であって、近距離通信部を有効化にするように要求する信号である有効化信号を、車両通信部が受信したことに基づいて近距離通信部に電力を供給するものであって、電力残量推定部によって電池の電力残量がフォールバックレベルまで低下していると推定されている場合には、有効化信号を受信しても近距離通信部への電力供給を遮断した状態を維持することを特徴とする。
以上の構成では、電力残量推定部によって電池の電力残量がフォールバックレベルまで低下していると推定されている場合には、車両側装置から有効化信号を受信した場合であっても近距離通信部への電力供給を遮断した状態を維持する。これにより、近距離通信部への電力供給を遮断した分だけ、電力消費量は抑制される。その結果、電力残量がフォールバックレベルまで低下した以降においては、電力残量の減少速度が緩やかとなり、車両側装置との通信が実行できなくなる恐れを低減できる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
車両用携帯機1を用いて実現される車両用電子キーシステム100の概略的な構成を示した図である。 第1実施形態における車両用携帯機1の概略的な構成を示したブロック図である。 フォールバックレベル及び電池切れレベルについて説明するための図である。 第2実施形態における車両用携帯機1の概略的な構成を示したブロック図である。 車両用携帯機1の変形例を示した図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態について図を用いて説明する。図1は、本発明が適用された車両用携帯機1を用いて実現される車両用電子キーシステム100の概要を説明するための概念図である。車両用電子キーシステム100は、図1に示すように、車両用携帯機1に加えて、車両Vに搭載された車両側装置2と、車両Vのユーザによって携帯される携帯端末3と、を備える。
<車両用電子キーシステム100の概要>
車両用携帯機1と車両側装置2は、それぞれ周知のスマートエントリーシステムを実現するための部材であって、所定の周波数帯の電波を用いて互いに無線通信を実施するように構成されている。すなわち、車両用携帯機1は、車両側装置2から送信されるLF(Low Frequency)帯の信号を受信する機能と、車両側装置2に対してRF(Radio Frequency)帯の信号を返送する機能を有する。また、車両側装置2は、車室内及び車両V周辺の所定範囲(以降、無線通信エリア)に向けてLF帯の信号を送信する機能と、RF帯の電波を用いて搬送される信号を受信する機能を有する。
なお、LF帯やRF帯とする周波数の具体的な範囲は適宜設計されればよい。ここでは一例として、20kHzから200kHzまでをLF帯とし、300MHzから500MHzまでをRF帯とする。また、LF帯に属する周波数のうち、車両側装置2から車両用携帯機1への信号送信には157kHzの電波を使用するとともに、車両用携帯機1から車両側装置2への信号送信にはRF帯に属する周波数のうち、400MHzの電波を使用するものとする。
このような構成において車両側装置2は、車両用携帯機1が無線通信エリアに存在する場合、車両用携帯機1と無線通信による認証処理を実施し、認証が成立したことに基づいて、車両Vに搭載された所定の装備を制御する。例えば、認証が成立したことに基づいて、ドアの施開錠やエンジン始動等を実施する。ここでの認証処理とは、車両側装置2が、自分自身と無線通信を実施している通信端末が、当該車両側装置2と対応付けられている車両用携帯機1であることを確認する処理である。
車両側装置2が無線通信によって車両用携帯機1を認証することにより、車両用携帯機1を携帯したユーザは、キーとしての車両用携帯機1を操作すること無く、ドアの施錠/開錠、エンジンの始動/停止などを実現することができる。
なお、車両側装置2が形成する無線通信エリアは、適宜設計されればよく、例えば、車室外における無線通信エリアは、車両Vから数メートル以内の範囲とする。また、車両側装置2と車両用携帯機1のそれぞれには、車両側装置2又は車両用携帯機1固有の識別番号である車両IDが格納されている。前述の認証処理による車両用携帯機1の認証は、この車両IDから生成されるIDコードを用いて実現される。
また、車両用携帯機1は、ユーザによって操作されるボタンを複数備えており、ユーザによって操作されたボタンに応じた信号を車両側装置2に送信することで、車両ドアの施錠/開錠等の制御を実行する、いわゆるリモートキーレスエントリー機能(以降、RKE機能)を提供する。
車両用携帯機1と携帯端末3のそれぞれは、通信範囲が例えば最大でも数十メートル程度となる所定の近距離無線通信規格に準拠した通信(以降、近距離通信とする)を実施する機能を備えている。近距離無線通信規格としては、例えばBluetooth Low Energy(Bluetoothは登録商標)や、Wi-Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)等を採用することができる。ここでは一例として、車両用携帯機1と携帯端末3のそれぞれは、近距離通信機能として、Bluetooth Low Energyの規格に準拠した通信を実施可能に構成されているものとする。
携帯端末3は、上述の近距離通信機能を備えていればよく、例えばスマートフォン等の携帯電話機を携帯端末3として用いることができる。もちろん、携帯端末3は、タブレット端末、ウェアラブルデバイス、携帯用音楽プレーヤ、携帯用ゲーム機等であってもよい。携帯端末3が請求項に記載の外部装置に相当する。
以上のように構成された車両用電子キーシステム100において、車両用携帯機1は、例えば、車両側装置2と携帯端末3とが相互に通信を実施するための仲介役として機能する。すなわち、1つの動作態様として、携帯端末3から近距離通信によって送信されてきたデータを車両側装置2に転送したり、車両側装置2から送信されてきたデータを転送したりする。車両側装置2と携帯端末3との通信に、車両用携帯機1が介在するような構成を採用することで、車両Vのセキュリティを向上させる事ができる。また、車両側装置2に、新たに近距離通信機能を搭載するコストを削減することもできる。
車両側装置2は、車両用携帯機1に対して、上述した認証処理のための信号の他に、車両用携帯機1が備える近距離通信機能を有効化するように要求する信号(以降、近距離通信有効化信号)を送信する。車両側装置2が近距離通信有効化信号を送信するタイミングは、適宜設計されればよい。例えば、認証処理が成功した場合に送信されればよい。近距離通信有効化信号が請求項に記載の有効化信号に相当する。
<第1実施形態における車両用携帯機1の構成及び作動について>
次に、図2を用いて、車両用携帯機1の構成及び作動について説明する。図2に示すように本実施形態にかかる車両用携帯機1は、車両通信部11、近距離通信部12、電池13、リレースイッチ14、操作部15、及び、共用メモリ16を備える。
車両通信部11は、車両側装置2と通信するための通信モジュールであり、近距離通信部12は、他の通信装置と近距離通信を行うための通信モジュールである。車両通信部11と近距離通信部12の詳細については別途後述する。車両通信部11及び近距離通信部12は、リレースイッチ14を介して電池13と接続されている。
リレースイッチ14は、車両通信部11及び近距離通信部12への給電を入り切りするための部材である。リレースイッチ14は、車両通信部11及び近距離通信部12の何れか一方のみが電池13と接続するように構成されている。そのため、車両通信部11に電力が供給されている場合には、近距離通信部12への電力供給が遮断される。また、近距離通信部12に電力が供給されている場合には、車両通信部11への電力供給が遮断される。なお、図2における部材間をつなぐ線のうち、相対的に太い線は電池13の出力電圧が印加される電源線を表しており、相対的に細い線は、情報や制御信号が流れる信号線である。
以降では便宜上、リレースイッチ14の接続状態として、車両通信部11に電力を供給する接続状態を第1接続状態と称し、近距離通信部12に電力を供給する接続状態を第2接続状態と称する。さらに、車両通信部11や近距離通信部12にとって電力が供給されている状態を供給状態と称し、電力供給が遮断されている状態を遮断状態と称する。リレースイッチ14の接続状態は、車両通信部11及び近距離通信部12のそれぞれによって制御される。
操作部15は、車両用携帯機1に対するユーザ操作を受け付けるためのスイッチである。本実施形態における車両用携帯機1は、操作部15として複数のプッシュスイッチを備えているものとする。ユーザは操作部15を操作することで、車両Vのドアの開錠/施錠を実施させることができる。すなわち、操作部15はユーザがRKE機能を利用するためのスイッチとしての役割を担う。
また、ユーザは、操作部15を操作することによって、車両用携帯機1が近距離通信を実施すべき通信端末を登録する操作(以降、ペアリング操作)を実施することができる。ここでは一例として、ペアリング操作に基づいて、携帯端末3が車両用携帯機1にとって近距離通信を実施すべき通信端末として登録されているものとする。
共用メモリ16は、電気的に書き換え可能な記憶媒体であって、車両通信部11及び近距離通信部12のそれぞれによって、データの書き込み、読み出し、削除が可能に構成されている。共用メモリ16は、主として、車両通信部11と近距離通信部12とのデータの受け渡しに利用される。車両通信部11、近距離通信部12、操作部15、及び、共用メモリ16のそれぞれはバスによって接続されている。
<車両通信部11の構成について>
車両通信部11は、より細かい要素として、LFアンテナ111、受信部112、送信部113、RFアンテナ114、蓄電部115、及び車両通信制御部116を備える。LFアンテナ111は、LF帯の電波を電気信号に変換して受信部112に出力する。LFアンテナ111が請求項に記載の受信用アンテナに相当する。
受信部112は、LFアンテナ111から入力される信号を復調したデータを生成する。受信部112は、受信信号を復調したデータを車両通信制御部116に提供する。受信部112は、受信信号によって磁界を発生させる送電コイルを備える。
送信部113は、車両通信制御部116から入力されたデータを電気的な搬送波信号に変調して、RFアンテナ114に出力する。RFアンテナ114は、送信部113から入力される電気信号を、RF帯の電波に変換して空間へ放射するためのアンテナである。
蓄電部115は、LFアンテナ111が出力する電気信号を電力として蓄える回路である。蓄電部115は、図示しない受電コイル及びコンデンサを用いて実現されている。受電コイルは、送電コイルが発生させる磁界が受電コイルの内側を通過する位置に配置されており、送電コイルが形成する磁界の変化によって電力を生成する。送電コイルが生成した電力はコンデンサに蓄電される。
車両通信制御部116は、車両側装置2との通信を制御する部材である。車両通信制御部116は、例えばCPUやメモリ等を備えた公知のマイクロコンピュータを用いて実現されている。なお、他の態様として車両通信制御部116は、1つ又は複数のICを用いて実現されていても良い。
この車両通信制御部116は、受信部112が受信したデータを取得する。また、車両通信制御部116は、RFアンテナ114から送信させるためのデータを生成し、送信部113に出力する。RFアンテナ114から送信させるためのデータとは、車両側装置2に送信するデータに相当する。
例えば車両通信制御部116は、車両側装置2への応答信号の返送が必要なデータを受信した場合に、その受信データに対応するデータを生成して送信部113に出力する。また、ユーザが操作部15に対してRKE機能を利用するための操作を実施したことを検出した場合に、その操作内容に対応するコマンドを含む信号を送信させる。
その他、共用メモリ16に車両側装置2へ送信すべきデータが保存されている場合には、当該保存データを含むデータを送信部113に出力して送信させる。なお、車両側装置2へ送信すべき共用メモリ16に保存されたデータとは、後述するように、近距離通信部12が携帯端末3と近距離通信を実施することで携帯端末3から取得した、車両側装置2に向けた(つまり、車両側装置2宛の)データである。
また、車両通信制御部116は、機能ブロックとして、接続制御部F11と、残量推定部F12とを備える。接続制御部F11は、受信部112が、車両側装置2から送信される近距離通信有効化信号を受信したことに基づいて、リレースイッチ14の接続状態を第1接続状態から第2接続状態へと切り替える。接続制御部F11が請求項に記載の車両通信側接続制御部に相当する。
残量推定部F12は、電池13に蓄えられている電力残量が、所定のフォールバックレベルとなっているか否かを判定する機能ブロックである。電力残量がフォールバックレベルとなっている状態とは、電池13の電力残量が間もなく電池切れレベルとなることを意味する状態である。電力残量がフォールバックレベルであるか否かは、電池13から入力される電圧レベルや、電池13が取り付けられてからの経過時間(又は累積使用時間)によって判定すればよい。
ここでは一例として、残量推定部F12は、電池13から入力される電圧が所定のフォールバック閾値未満となっている場合に、電力残量がフォールバックレベルとなっていると判定する。また、電池13から入力される電圧がフォールバック閾値以上となっている場合には、フォールバックレベルではないと判定する。フォールバック閾値の具体的な値は適宜設計されればよい。ただし、フォールバック値は、送信部113等を駆動させ、車両側装置2と信号の送受信を実施できる電圧レベルとする。
なお、他の態様として、累積使用時間に基づいてフォールバックレベルに該当するか否かを判定する態様を採用する場合には、累積使用時間が所定の閾値を超過している場合に、電池残量がフォールバックレベルとなっていると判定すればよい。電池13が取り換えられたことは、例えば電池13から入力電圧が急に増加したことに基づいて検出されれば良い。残量推定部F12が請求項に記載の電力残量推定部に相当する。
上述の接続制御部F11は、車両側装置2から送信された近距離通信有効化信号を受信した場合であっても、残量推定部F12によって電池13の残量がフォールバックレベルとなっていると推定している場合には、リレースイッチ14の接続状態を第2接続状態に切り替えない。つまり、リレースイッチ14の接続状態を第1接続状態のまま維持する。
また、残量推定部F12は、電池13から入力される電圧レベルに基づいて、電池13の電力残量が電池切れレベルであるか否かを判定する。例えば、電池13から入力される電圧レベルが、送信部113等を駆動させることができないレベルとなっている場合に、電池切れレベルであると判定する。電池切れレベルと判定するための閾値は、当然、前述のフォールバック値よりも小さいものとする。
図3は、電池13から入力される電圧の大きさに対する残量推定部F12の推定結果を概念的に表した図である。図中のV1は、電池切れレベルと判定する電圧値を表しており、V2は、フォールバックレベルと判定する電圧値を表している。入力電圧がV1以上であってV2未満となっている場合に、電力残量はフォールバックレベルであると判定する。
さらに、本実施形態における車両通信制御部116は、残量推定部F12によって、電池13の電力残量が電池切れレベルであると推定されている場合には、蓄電部115に蓄電されている電力を用いて、車両側装置2との通信を実行する。なお、蓄電部115に蓄電されている電力が所定の休止レベル未満となった場合には、再び蓄電部115に所定の充填レベル以上の電力が蓄えられるまで、車両側装置2への信号送信を停止する。
以上で述べた車両通信部11は、動作モードとして、アクティブモードとスタンバイモードを備える。アクティブモードは、振動子を発振させ、車両側装置2との相互通信に必要な機能を動作させる動作モードである。スタンバイモードは、車両通信部11の一部の機能(例えば発振器)の動作を停止することで、消費電力を低減する動作モードである。スタンバイモードは、リーク電流分しか電力が消費しなくて済むような動作モードであることが好ましい。なお、スタンバイモードはスリープモードとも称させる。
車両通信部11は、車両側装置2からの信号を受信した場合や、ユーザがRKE機能を利用するための操作を操作部15に実施した場合に、アクティブモードに移行する。また、車両側装置2からの信号を受信していない状態が一定時間継続した場合にスタンバイモードとなって消費電力を抑制する。
<近距離通信部12について>
近距離通信部12は、前述の通り、近距離通信を行うためのモジュールである。近距離通信部12は、より細かい要素として、近距離通信用アンテナ121、送受信部122、及び、近距離通信制御部123を備える。
近距離通信用アンテナ121は、近距離通信に用いられる周波数帯(例えば2.4GHz帯)の電波を送受信するためのアンテナである。送受信部122は、近距離通信用アンテナ121で受信した信号を復調して近距離通信制御部123に提供するとともに、近距離通信制御部123から入力された信号を変調して、近距離通信用アンテナ121に出力し、電波として放射させる。
近距離通信制御部123は、ペアリング操作によって登録された通信端末(ここでは携帯端末3)との通信を制御する部材である。ペアリング操作によって登録された通信端末についての情報(例えば端末ID)は、近距離通信制御部123が備えるROM1231に保存されている。なお、ROM1231は、電気的に書き換え可能な不揮発性の記憶媒体である。ペアリング操作によって登録されている通信端末が請求項に記載のペア端末似と相当する。また、ROM1231が請求項に記載の記憶部に相当する。
近距離通信制御部123は、車両通信制御部116と同様にマイクロコンピュータを用いて実現されている。なお、他の態様として近距離通信制御部123は、1つ又は複数のICを用いて実現されていても良い。
近距離通信制御部123は、機能ブロックとして、接続制御部F21を備える。接続制御部F21は、近距離通信部12が携帯端末3と通信を実施する必要がない場合や、車両通信部11を有効化する必要がある場合に、リレースイッチ14の接続状態を、第1接続状態に切り戻す。例えば近距離通信制御部123は、携帯端末3から送信された車両側装置2を宛て先とするデータを受信したことに基づいて、リレースイッチ14の接続状態を第2接続状態から第1接続状態へと切り替える。
なお、接続制御部F21がリレースイッチ14の接続状態を第2接続状態から第1接続状態へと切り替えるタイミングは、車両側装置2宛のデータを受信した場合に限らない。接続制御部F21は、車両用携帯機1と携帯端末3との一連の通信が完了した場合に、リレースイッチ14の接続状態を第2接続状態から第1接続状態へと切り替えてもよい。また、携帯端末3からのデータを受信しない状態が一定時間継続した場合に、リレースイッチ14を切り戻してもよい。これら種々の条件が請求項に記載の切り戻し条件に相当する。また、接続制御部F21が請求項に記載の近距離通信側接続制御部に相当する。
近距離通信部12は、携帯端末3から車両側装置2宛のデータを受信した場合、リレースイッチ14の接続状態を第1接続状態に戻す前に、受信した車両側装置2宛のデータを共用メモリ16に保存する。共用メモリ16に保存された車両側装置2宛のデータは、車両通信制御部116が遮断状態から供給状態に復帰した場合に参照されて、車両側装置2へと送信される。
<第1実施形態のまとめ>
以上の構成では、車両側装置2からの要求に基づいて、近距離通信部12に電力を供給し、通信を実施させる。そのため、電池13の電力が常に近距離通信部12に供給される構成(以降、第1比較構成とする)に比べて、電力消費を抑制し、電池13の寿命を延ばす事ができる。
また、電池13の電力残量が所定のフォールバックレベルまで低下している場合には、近距離通信部12を有効化するように要求する車両側装置2からの信号(つまり近距離通信有効化信号)を受信した場合であっても、近距離通信部12への電力供給を遮断した状態を維持する。換言すれば、車両用携帯機1が提供する機能を、車両側装置2と通信する機能(以降、車両通信機能)に限定する。
このような構成によれば、電池13の電力残量が低下してからの消費電力量を、通常時に比べてより一層抑制することができる。その結果、車両側装置2との通信ができなくなってしまう恐れを低減することができる。
また、上記構成では、電池残量の低下に伴って、車両用携帯機1と携帯端末3とが通信を実施しなくなる。当然、車両用携帯機1と携帯端末3とが通信しなくなった場合には、ユーザは、車両用携帯機1と携帯端末3とが通信することで実現されていたサービス(例えば車両設定の自動適用サービス)を受けられなくなる。その結果、ユーザは、所定のサービスが実行されなくなったことに基づいて、電池13の電力残量が低下していることを間接的に認識することができる。つまり、上記の構成によれば、電池13の電力残量が低下していることを、間接的にユーザに報知できる。
なお、電力残量がフォールバックレベルまで低下した以降においても、電池切れレベルまで低下するまでは、車両側装置2との通信機能は維持される。換言すれば、電池13の電力残量の低下に伴って段階的に車両用携帯機1が備える機能が停止していく。そのため、ユーザの利便性を急に悪化させたり、ユーザを戸惑わせたりする恐れを低減することができる。
また、上記の構成によれば、電力残量が電池切れレベルとなった以降においても、蓄電部115に所定の充填レベル以上の電力が蓄えられている場合には、当該蓄電部115に蓄えられている電力を用いて車両側装置2との通信を実行することができる。
なお、第1実施形態においては、リレースイッチ14、接続制御部F11、F21を組み合わせた構成が、請求項に記載の供給制御部に相当する。
以上、本発明の第1実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、以降で述べる第2実施形態や、種々の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。また、下記の種々の変形例を適宜複数組み合わせて実施することができる。
なお、前述の実施形態で述べた部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、構成の一部のみに言及している場合、他の部分については先に説明した実施形態の構成を適用することができる。
[第2実施形態]
上述した第1実施形態では、車両用携帯機1において、車両通信部11と近距離通信部12のそれぞれを、リレースイッチ14を介して電池13と間接的に接続した構成を開示したが、これに限らない。第2実施形態として図4に示すように、車両通信部11及び近距離通信部12のそれぞれは、電池13と直接接続されていても良い。以下、この第2実施形態における車両用携帯機1について説明する。
第2実施形態における車両通信部11は、電源のオン/オフ状態を切り替える電源スイッチ117を内部に備える。電源スイッチ117のオン/オフ状態は、後述するように、近距離通信制御部123によって切り替えられる。電源スイッチ117がオンとなっている場合、電池13の電力が車両通信部11の各部(例えば車両通信制御部116や送信部113)に供給される。一方、電源スイッチ117がオフとなっている場合、車両通信部11が備える各部への給電が遮断される。
また、第2実施形態における近距離通信部12は、電源のオン/オフ状態を切り替える電源スイッチ124を内部に備える。電源スイッチ124のオン/オフ状態は、後述するように、車両通信制御部116及び近距離通信制御部123のそれぞれによって切り替えられる。電源スイッチ124がオンとなっている場合、電池13の電力が近距離通信部12の各部(例えば近距離通信制御部123や送受信部122)に供給される。一方、電源スイッチ124がオフとなっている場合、近距離通信部12の各部への給電が遮断される。
以降では便宜上、車両通信部11が備える電源スイッチ117を第1電源スイッチ117と記載し、近距離通信部12が備える電源スイッチ124を第2電源スイッチ124と記載する。
さらに、第2実施形態における車両通信制御部116は、接続制御部F11の代替要素として電源管理部F11Aを備え、近距離通信制御部123は、接続制御部F21の代替要素として電源管理部F21Aを備える。電源管理部F11Aが請求項に記載の車両通信側電源管理部に相当し、電源管理部F21Aが請求項に記載の近距離通信側電源管理部に相当する。
車両通信部11が備える電源管理部F11Aは、第2電源スイッチ124のオン/オフ状態を切り替える機能ブロックである。電源管理部F11Aは、車両側装置2から送信される近距離通信有効化信号を受信した場合に、第2電源スイッチ124をオンに設定する。ただし、残量推定部F12によって電池13の電力残量がフォールバックレベルまで低下していると推定されている場合には、近距離通信有効化信号を受信した場合であっても、第2電源スイッチ124をオンにしない。つまり、第2電源スイッチ124をオフ状態のままとする。
近距離通信部12が備える電源管理部F21Aは、第1電源スイッチ117及び第2電源スイッチ124のそれぞれのオン/オフ状態を切り替える機能ブロックである。電源管理部F21Aは、近距離通信部12が携帯端末3と通信を実施する必要がない場合に、第2電源スイッチ124をオフにする。具体的には、電源管理部F21Aは、車両用携帯機1と携帯端末3との一連の近距離通信が完了した場合や、携帯端末3からのデータを受信しない状態が一定時間継続した場合に、第2電源スイッチ124をオフにする。
また、携帯端末3が車両通信機能の停止を要求する車両通信停止信号を送信するように構成されている場合において、送受信部122が当該車両通信停止信号を受信した場合には、第1電源スイッチ117をオフにする。さらに、携帯端末3が車両通信機能の有効化を要求する車両通信有効化信号を送信するように構成されている場合において、当該車両通信有効化信号を受信した場合には、第1電源スイッチ117をオンにする。
なお、上記構成によれば、第1電源スイッチ117と、第2電源スイッチ124の両方がオンに設定される場合もある。第1電源スイッチ117と、第2電源スイッチ124の両方がオンに設定されている場合、車両通信部11と近距離通信部12の両方が供給状態となる。
ここでは一例として、車両通信部11と近距離通信部12の両方が供給状態である状況において、近距離通信部12が携帯端末3と近距離通信を実施している場合には、車両通信部11は、車両側装置2との通信を実施しないように作動することとする。また、車両通信部11が車両側装置2と通信を実施している場合には、近距離通信部12は、携帯端末3と近距離通信を実施しないように作動することとする。
つまり本実施形態では、2つの通信モジュールが同時に通信を実施しないように、それぞれの作動を調停することとする。そのような構成によれば、何れか一方の通信モジュールが通信を実施することによって、他方が干渉ノイズを受ける恐れを低減できる。もちろん、他の態様として、車両通信部11と近距離通信部12が同時に通信を実施することを許容する制御方式を採用してもよい。
以上の構成によっても前述の第1実施形態と同様の効果を奏する。また、第2実施形態の構成によれば、車両通信部11と近距離通信部12の両方を供給状態に設定することができる。したがって、第1実施形態に比べて車両側装置2と携帯端末3との車両用携帯機1を介した間接的な通信を円滑化できる。
なお、第2実施形態の構成によれば、車両通信部11と近距離通信部12とが同時に動作することができるため、共用メモリ16を省略することができる。第2実施形態においては、電源管理部F11A、F21Aを組み合わせた構成が、請求項に記載の供給制御部に相当する。
[変形例1]
上述した第1、第2実施形態では、車両用携帯機1が近距離通信を実施する装置(以降、通信相手側装置)を携帯端末3とする態様を開示したが、これに限らない。通信相手側装置は近距離通信機能を備えていればよい。例えば、車両用携帯機1にとっての通信相手側装置は、駐車場や道路に固定された通信装置であってもよい。
[変形例2]
上述した第1、第2実施形態では、蓄電部115が車両通信部11に内蔵されている態様を開示したが、これに限らない。例えば図5に示すように、車両通信部11の外部に設けられていても良い。また、蓄電部115に蓄えられた電力によって近距離通信部12を作動させてもよい。さらに、車両用携帯機1が蓄電部115を備える構成は一例であって、必ずしも備えている必要はない。
[変形例3]
上述した第1、第2実施形態では一例として、車両用携帯機1が備える近距離通信機能を、携帯端末3と車両側装置2との通信の橋渡しとして利用する態様を開示したが、これに限らない。車両用携帯機1が備える近距離通信機能は、携帯端末3と通信をするためだけに利用されても良い。
[変形例4]
通信相手側装置についての情報がROM1231に登録されていない場合には、車両通信制御部116は、電池13の残量が十分にある状況において近距離通信有効化信号を受信した場合であっても、近距離通信部12への電力供給を遮断した状態を維持するように作動してもよい。そのような構成によれば、近距離通信部12に電力を供給する機会を抑制することができるため、電池13の寿命をより一層延ばすことができる。
なお、通信相手側装置についての情報がROM1231に登録されていない場合とは、ユーザによってペアリング操作が実施されていない場合に相当する。つまり、変形例4として開示する態様は、ユーザの使い方によって車両通信制御部116の作動を変える態様に相当する。
[変形例5]
車両用携帯機1のセキュリティ性を高めるため、近距離通信部12には、受信したデータが信頼性のあるデータであるか否かを判定し、不審なデータを受信した場合には、近距離通信部12への電力供給を自ら遮断する仕組みを導入してもよい。
具体的には、近距離通信部12が携帯端末3から受信しうるデータのパターン(以降、受信候補パターン)を予めROM1231等に登録しておく。そして、当該受信候補パターンに登録されていないパターンのデータを受信した場合には、接続制御部F21や電源管理部F21Aは、近距離通信部12への電力供給が遮断されるように、リレースイッチ14や第2電源スイッチ124の設定を切り替える。このような構成によれば、不審なデータを受信した場合には近距離通信部12への給電が停止するため、近距離通信部12を停止させることができる。
100 車両用電子キーシステム、1 車両用携帯機、2 車両側装置、3 携帯端末(外部装置)、11 車両通信部、12 近距離通信部、13 電池、14 リレースイッチ、15 操作部、111 LFアンテナ(受信用アンテナ)、115 蓄電部、116 車両通信制御部、117 電源スイッチ、123 近距離通信制御部、124 電源スイッチ、1231 ROM(記憶部)、F11 接続制御部(車両通信側接続制御部)、F12 残量推定部(電力残量推定部)、F11A 電源管理部(車両通信側電源管理部)、F21 接続制御部(近距離通信側接続制御部)、F21A 電源管理部(近距離通信側電源管理部)

Claims (8)

  1. 電池(13)と、
    前記電池に蓄えられている電力を用いて、車両の装備を制御するために前記車両に搭載された車両側装置と無線通信を実施する車両通信部(11)と、
    前記電池に蓄えられている電力を用いて、所定の近距離無線通信規格に準拠した通信である近距離通信を外部装置と実施する近距離通信部(12)と、
    前記電池に蓄えられている電力の残量が所定のフォールバックレベルまで低下しているか否かを推定する電力残量推定部(F12)と、
    前記電池から前記車両通信部と前記近距離通信部への電力の供給状態を制御する供給制御部(14・F11・F21,F11A・F21A)と、を備え、
    前記供給制御部は、
    前記車両側装置から送信される信号であって、前記近距離通信部を有効化にするように要求する信号である有効化信号を、前記車両通信部が受信したことに基づいて前記近距離通信部に電力を供給するものであって、
    前記電力残量推定部によって前記電池の電力残量が前記フォールバックレベルまで低下していると推定されている場合には、前記有効化信号を受信しても前記近距離通信部への電力供給を遮断した状態を維持することを特徴とする車両用携帯機。
  2. 請求項1において、
    前記車両通信部は、
    前記車両側装置から前記車両用携帯機への信号送信に用いられる周波数帯の電波を受信するための受信用アンテナ(111)を介して、前記車両側装置から送信された信号を受信する受信部(112)と、
    前記受信用アンテナが出力する信号に基づいて電力を蓄える蓄電部(115)と、を備え、
    前記電力残量推定部は、前記電池の電力残量が前記フォールバックレベルよりも低い電池切れレベルまで低下しているか否かを推定し、
    前記供給制御部は、前記電力残量推定部によって前記電池の電力残量が前記電池切れレベルまで低下していると推定されている場合には、前記蓄電部に蓄えられている電力を前記車両通信部に供給し、
    前記車両通信部は、前記蓄電部から供給される電力によって、前記車両側装置との通信を実施することを特徴とする車両用携帯機。
  3. 請求項1又は2において、
    前記車両通信部は、前記近距離通信部が前記外部装置と前記近距離通信を実施している場合には前記車両側装置との通信を実施せず、
    前記近距離通信部は、前記車両通信部が前記車両側装置と無線通信を実施している場合には前記外部装置との前記近距離通信を実施しないことを特徴とする車両用携帯機。
  4. 請求項1から3の何れか1項において、
    前記近距離無線通信規格は、所定のペアリング操作によって登録されている通信端末であるペア端末以外とは通信接続を確立しない通信規格であって、
    前記車両用携帯機は、
    ユーザが前記ペアリング操作を実施するための操作部(15)と、
    前記ペア端末として登録されている前記外部装置についての情報を記憶する記憶部(1231)と、を備え、
    前記記憶部に前記ペア端末についての情報が登録されていない場合には、前記有効化信号を受信した場合であっても、前記近距離通信部への電力供給を遮断した状態を維持することを特徴とする車両用携帯機。
  5. 請求項1から4の何れか1項において、
    前記近距離通信部は、
    前記外部装置から受信しうるデータのパターンが登録された記憶部を備え、
    前記近距離通信によってデータを受信した場合には当該受信データが、前記記憶部に登録されているパターンの何れかに該当するか否かを判定し、
    前記供給制御部は、前記近距離通信部が前記記憶部に登録されていないパターンのデータを受信した場合には、前記近距離通信部への電力供給を遮断することを特徴とする車両用携帯機。
  6. 請求項1から5の何れか1項において、
    前記車両通信部と前記近距離通信部のそれぞれはリレースイッチを介して前記電池と間接的に接続されており、
    前記リレースイッチは、接続状態として、前記電池の電力を前記車両通信部には供給する一方、前記近距離通信部には供給しない接続状態である第1接続状態と、前記電池の電力を前記近距離通信部には供給する一方、前記車両通信部には供給しない接続状態である第2接続状態と、を備え、
    前記車両通信部は、前記有効化信号を受信したことに基づいて前記リレースイッチの接続状態を前記第2接続状態に設定する車両通信側接続制御部(F11)を備え、
    前記近距離通信部は、所定の切り戻し条件が充足された場合に前記リレースイッチの接続状態を前記第1接続状態に戻す近距離通信側接続制御部(F21)を備え、
    前記車両通信側接続制御部は、前記電力残量推定部によって前記電池の電力残量が前記フォールバックレベルまで低下していると推定されている場合には、前記有効化信号を受信した場合であっても、前記リレースイッチを前記第1接続状態に設定した状態を維持することを特徴とする車両用携帯機。
  7. 請求項6において、
    前記外部装置との通信が完了したこと、前記外部装置から前記車両側装置を宛て先とするデータを受信したこと、及び、前記外部装置からの信号を受信しない状態が一定時間継続したことの少なくとも何れか1つが、前記切り戻し条件として登録されていることを特徴とする車両用携帯機。
  8. 請求項1から5の何れか1項において、
    前記車両通信部と前記近距離通信部は、それぞれ前記電池と直接接続されており、
    前記車両通信部は、前記電池から前記近距離通信部への電力の供給状態を制御する車両通信側電源管理部(F11A)を備え、
    前記近距離通信部は、前記電池から前記車両通信部への電力の供給状態を制御する近距離通信側電源管理部(F21A)を備え、
    前記車両通信側電源管理部は、
    前記電力残量推定部によって前記電池の電力残量は前記フォールバックレベルまで低下していないと推定されている状態において、前記有効化信号を受信した場合には前記近距離通信部への電力の供給状態を、前記近距離通信が動作可能な状態に設定する一方、
    前記電力残量推定部によって前記電池の電力残量が前記フォールバックレベルまで低下していると推定されている場合には、前記有効化信号を受信しても前記近距離通信部への電力供給を遮断した状態を維持することを特徴とする車両用携帯機。
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