JP2012052407A - 電子キー - Google Patents
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Abstract
【課題】2次電池の充電中において、ノイズにより電子キーが勝手に起動して無駄に電力が消費されてしまうことを防止することができる電子キーを提供する。
【解決手段】電子キー2にUSB端子19を設け、USB端子19を電子機器に接続して、電子機器から電力を取得することにより、電子キー2の2次電池16を充電する。2次電池16の充電中は、充電動作停止部27によりLF受信機14の受信動作を停止する。このため、電子機器からノイズが送信されていても、このノイズに反応して電子キー2が起動することがなくなるので、充電中の2次電池16が無駄に消費されずに済む。
【選択図】図1
【解決手段】電子キー2にUSB端子19を設け、USB端子19を電子機器に接続して、電子機器から電力を取得することにより、電子キー2の2次電池16を充電する。2次電池16の充電中は、充電動作停止部27によりLF受信機14の受信動作を停止する。このため、電子機器からノイズが送信されていても、このノイズに反応して電子キー2が起動することがなくなるので、充電中の2次電池16が無駄に消費されずに済む。
【選択図】図1
Description
本発明は、IDコードを無線により通信相手に送信してID照合を行う電子キーに関する。
従来、多くの車両には、電子キーが双方向通信により無線で車両とID照合するキー操作フリーシステムが搭載されている。キー操作フリーシステムは、車両からLF帯の電波で送信されたリクエスト信号を電子キーが受信すると、電子キーがID信号をUHF帯の電波により車両に送信してID照合を行うものである。また、この種の電子キーとしては、2次電池をキー電源とすることによって、電池切れによる電池交換作業を不要とするもの(特許文献1等参照)が開発されている。
2次電池式の電子キーは、電池が消費されたとき、例えば電子機器のコンセントに繋ぐなどして、2次電池を充電する必要がある。しかし、この種の電子機器からは、ノイズ電波が発生している可能性も否めず、充電中の電子キーがノイズ電波に影響を受けて起動してしまうことも想定される。こうなると、充電中の電子キーがこのノイズ電波によって起動してしまい、2次電池の充電実行中にも拘らず、ノイズ電波を受信する度に電子キーが起動して、2次電池を無駄に消費してしまう問題に繋がっていた。
本発明の目的は、2次電池の充電中において、ノイズにより電子キーが勝手に起動して無駄に電力が消費されてしまうことを防止することができる電子キーを提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、通信相手と双方向通信によりID照合が可能であり、電源として2次電池を有する電子キーにおいて、前記2次電池が充電中か否かを監視する監視手段と、前記2次電池が充電中のとき、当該電子キーにおける受信動作を停止する受信動作停止手段とを備えたことを要旨とする。
本発明の構成によれば、電子キーを電子機器に接続して、電子機器から電力を取得することにより、2次電池を充電する。2次電池の充電中は、受信動作停止手段によって電子キーの受信動作が停止される。よって、2次電池を充電するために接続した電子機器からノイズが送信されていても、充電中の電子キーがこのノイズによって起動することがなくなるので、充電中の2次電池の電力が無駄に消費されずに済む。
本発明では、USB端子と、当該USB端子が電子機器に接続されたとき、当該電子機器から前記USB端子を通じて電力を取得して、当該電力により前記2次電池を充電する充電制御手段とを備えたことを要旨とする。この構成によれば、電子キーのUSB端子を単に電子機器に接続するという簡素な操作で、電子キーの2次電池を充電することが可能となる。
本発明では、通信マスタから無線により送信された電力電波を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記電力電波により、前記2次電池を充電する充電制御手段とを備えたことを要旨とする。この構成によれば、電子キーの2次電池を通信マスタによって無線により充電するので、簡単に2次電池を充電することが可能となる。
本発明では、前記通信相手としての車両との前記双方向通信が、車内に位置する前記電子キーと通信する車内通信であるか否かを判断する判断手段と、実行中の通信が前記車内通信のとき、充電中に受信動作を停止する機能を無効とする無効化手段とを備えたことを要旨とする。この構成によれば、電子キーが車内に存在するときには、電子キーにおける充電中の受信動作停止の機能が無効化されるので、電子キーが車内に存在するとき、電子キーと車両との定期的な通信が実行可能となる。よって、電子キーが車内に存在することを定期的に確認することが可能となる。
本発明では、前記USB端子を通じて前記した電子機器又は通信マスタとデータ通信を実行するデータ通信実行手段を備えたことを要旨とする。この構成によれば、電子キーのUSB端子を、電子機器から2次電池充電用の電力を取得する端子としてのみならず、電子機器との間で各種データの入出力を行う端子としても使用することが可能となる。また、これは通信マスタも同様である。
本発明では、前記2次電池の充電に必要な充電情報を、前記通信マスタに無線により通知する通知手段を備え、前記通信マスタは、前記充電情報を基に前記電力電波を送信し、前記充電情報により前記2次電池が満充電になったことを確認すると、前記電力電波の送信を停止して充電を終了することを要旨とする。この構成によれば、2次電池を満充電の状態まで確実に充電することが可能となる。
本発明によれば、2次電池の充電中において、ノイズにより電子キーが勝手に起動して無駄に電力が消費されてしまうことを防止することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した電子キーの第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、電子キー2と無線によりID照合を実行する電子キーシステム3が搭載されている。電子キー2は、無線により車両1にIDコードを送信するキーである。電子キーシステム3には、車両1側からの通信をトリガとしてID照合を実行するキー操作フリーシステムと、電子キー2側からの通信をトリガとしてID照合を実行するワイヤレスキーシステムとがある。なお、車両1が通信相手に相当する。
以下、本発明を具体化した電子キーの第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、電子キー2と無線によりID照合を実行する電子キーシステム3が搭載されている。電子キー2は、無線により車両1にIDコードを送信するキーである。電子キーシステム3には、車両1側からの通信をトリガとしてID照合を実行するキー操作フリーシステムと、電子キー2側からの通信をトリガとしてID照合を実行するワイヤレスキーシステムとがある。なお、車両1が通信相手に相当する。
この場合、車両1には、ID照合装置4、ドアロック装置5及びエンジン始動装置6が設けられ、これらが車内のバス7を介して接続されている。ID照合装置4には、ID照合装置4のコントロールユニットとして照合ECU8が設けられている。照合ECU8のメモリ(図示略)には、電子キー2のIDコードが登録されている。照合ECU8には、車外にLF(Low Frequency)帯の電波を送信可能な車外発信機9と、車内にLF電波を送信可能な車内発信機10と、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を受信可能な車両チューナ11とが接続されている。
電子キー2には、電子キー2の動作を管理するキー制御部12が設けられている。キー制御部12のメモリ13には、電子キー2のIDコードが登録されている。キー制御部12には、LF電波を受信可能なLF受信機14と、UHF電波を送信可能なUHF送信機15とが接続されている。また、電子キー2には、電子キー2の電源として2次電池16が搭載されている。
電子キー2が車外に位置するとき、車両ドアハンドルのトリガスイッチ(図示略)が操作されると、車外発信機9は、ID返信要求として車外にリクエスト信号Srqを断続的に送信する。電子キー2がリクエスト信号Srqの通信エリアに進入すると、電子キー2が待機状態から起動し、ID信号Sidを車両1に送信する。そして、車外の電子キー2と車両1との間で車外通信が確立し、ID照合(車外照合)が成立すると、ドアロック装置5による車両ドアのドアロック施解錠が許可又は実行される。
ユーザの乗車が例えば車両1のカーテシスイッチ(図示略)により検出されると、車外発信機9に代えて、今度は車内発信機10からリクエスト信号Srqが送信される。そして、車内の電子キー2と車両1との間で車内通信が確立し、ID照合(車内照合)が成立すると、エンジンスイッチ17によるエンジンの始動操作が許可される。
また、電子キー2には、ワイヤレス通信用の操作ボタン18が設けられている。操作ボタン18には、例えば車両1のドアロックを施解錠するときに操作する施解錠ボタンがある。電子キー2でこの操作ボタン18が操作されると、電子キー2からワイヤレス信号Swlが送信される。このワイヤレス信号Swlには、IDコードと、操作ボタン18の機能コードとが含まれる。照合ECU8は、車両チューナ11でワイヤレス信号Swlを受信すると、ID照合(ワイヤレス照合)を実行し、照合が成立すると、ドアロック装置5にドアロック施解錠を実行させる。
操作ボタン18は、ドアロック施解錠用の他に、例えばパワースライドドア開閉用、テールゲート開閉用、トランク開閉用、窓ガラス開閉用などがある。もちろん、これら以外の種類を採用してもよい。
電子キー2には、例えば電子機器のコネクタを通じて有線により2次電池16を充電する充電システム(充電機能)が設けられている。この場合、電子キー2には、USB(Universal Serial Bus)規格に準じたインターフェースであるUSB端子19と、2次電池16の充電動作を制御する2次電池充電制御部20とが設けられている。電子キー2のUSB端子19は、例えばカーナビゲーションシステム21やパーソナルコンピュータ22等の電子機器のUSB端子23,24に接続可能である。USB端子19は、パワー線及び電力線(ともに図示略)を備え、パワー線により電力を送出し、データ線により信号を入出力する。なお、2次電池充電制御部20が充電制御手段に相当する。
2次電池充電制御部20は、例えば1チップからなる制御IC(Integrated Circuit)である。2次電池充電制御部20は、電子キー2のUSB端子19が電子機器に接続されたとき、USB端子19を通じて電子機器から電力を取得して、2次電池16を充電する。2次電池充電制御部20は、2次電池16に過度の電圧がかからないように電圧を制御しながら、好適な電圧で2次電池16を充電する。
電子キー2には、2次電池16の充電中において電子キー2の受信動作を停止させる受信動作停止機能25が設けられている。これは、電子キー2の2次電池16を充電しているとき、電子機器からLF帯のノイズ電波が放射されたとしても、このノイズで電子キー2が起動に入らないようにするためである。
この場合、2次電池充電制御部20には、電子キー2が充電状態にあるとき、充電動作実行通知Sa(図2参照)をキー制御部12に出力する充電状態通知部26が設けられている。充電状態通知部26は、USB端子19のパワー線で電力の入力を確認すると、充電実行中の間、充電動作実行通知Saをキー制御部12に常時出力する。なお、充電状態通知部26が監視手段に相当する。
図1に示すように、キー制御部12には、充電状態通知部26から出力された充電動作実行通知Saを基に、電子キー2における受信動作を停止する受信動作停止部27が設けられている。受信動作停止部27は、充電状態通知部26から充電動作実行通知Saを入力している期間、電子キー2の受信動作を停止する。なお、受信動作停止部27が受信動作停止手段に相当する。
キー制御部12には、電子キー2が車内に存在するときに、受信動作停止の機能を無効化する無効化部28が設けられている。これは、電子キー2が車内に存在するとき、車両1と定期的に通信を行って、電子キー2が車内に存在することを車両1に認知させるためである。無効化部28は、車両1と車内通信が確立(車内照合成立でも可)したことを確認すると、キー制御部12のメモリ13に車内ビット29(図3参照)を立てて、電子キー2が車内に存在することを電子キー2に認識させる。無効化部28は、メモリ13に車内ビット29を立てているとき、車外通信が確立(車外照合成立でも可)したことを確認すると、車内ビット29をメモリ13からクリアして、受信動作停止の機能を有効に復帰させる。なお、無効化部28が判断手段及び無効化手段を構成する。
図1に示すように、キー制御部12には、USB端子19をインターフェースとして電子機器とデータ通信を実行するデータ通信部30が設けられている。データ通信部30は、USB端子19を電子機器に接続して2次電池16を充電している最中、電子機器とデータ通信が可能である。なお、データ通信部30がデータ通信実行手段に相当する。
電子キー2には、例えば光、音、振動等による報知が可能な報知部31が設けられている。報知部31は、キー制御部12からの指令を基に、2次電池16の充電開始や充電終了をユーザに報知する。
電子キー2には、例えば文字、絵柄、記号等による通知が可能なディスプレイ32が設けられている。ディスプレイ32は、例えば液晶画面からなる。ディスプレイ32は、キー制御部12からの指令を基に、2次電池16が充電中であること、電子キー2が受信動作停止中であること、受信動作停止機能が無効化中であることなどを通知する。
次に、本例の受信動作停止機能25の動作を、図2及び図3に従って説明する。
電子キー2には、2次電池16の充電電力のインターフェースとしてUSB端子19が設けられている。よって、電子キー2の2次電池16を充電するには、図2に示すように、電子キー2のUSB端子19を、カーナビゲーションシステム21のUSB端子23やパーソナルコンピュータ22のUSB端子24に接続する。このとき、2次電池充電制御部20は、USB端子19から取得する電力により、2次電池16を充電する。
電子キー2には、2次電池16の充電電力のインターフェースとしてUSB端子19が設けられている。よって、電子キー2の2次電池16を充電するには、図2に示すように、電子キー2のUSB端子19を、カーナビゲーションシステム21のUSB端子23やパーソナルコンピュータ22のUSB端子24に接続する。このとき、2次電池充電制御部20は、USB端子19から取得する電力により、2次電池16を充電する。
2次電池充電制御部20が充電を実行しているとき、充電状態通知部26は、いま2次電池16が充電中であることを受信動作停止部27に通知すべく、充電動作実行通知Saを受信動作停止部27に出力する。充電動作実行通知Saは、例えばHレベル信号等のトリガ信号からなる。
受信動作停止部27は、充電状態通知部26から充電動作実行通知Saを入力すると、充電動作実行通知Saの入力中、電子キー2の受信動作を停止する。つまり、2次電池16が充電されている間、電子キー2はLF受信機14にて電波を受信することができない。なお、受信動作の停止は、LF受信機14に起動のための電力を与えないことや、LF受信機14が電波を受信してもこれをキー制御部12で受け付けないことなどにより満たす。このため、カーナビゲーションシステム21やパーソナルコンピュータ22からLF帯のノイズが発生しても、充電中の電子キー2がこのノイズで起動することがない。
受信動作停止部27は、LF受信機14の受信動作停止中、その旨をディスプレイ32に表示する。この表示としては、例えば「現在、電子キー2の受信動作が停止中です。」などの文字メッセージがある。
また、電子キー2を車内に持ち込んだとき、車両1と電子キー2との間で車内通信が確立する。ところで、車内発信機10からのリクエスト信号Srqには、リクエスト信号Srqが車内発信機10から送信されたことを示すデータ(車内ビット)が含まれている。よって、キー制御部12は、車内発信機10からリクエスト信号Srqを受信すると、このリクエスト信号Srq内の車内ビットにより、電子キー2が車内に位置することを認識する。
無効化部28は、車内発信機10からリクエスト信号Srqを受信すると、メモリ13に車内ビット29を立てる。このため、電子キー2において受信動作停止の機能が無効化状態に入る。よって、この状態下で電子キー2のUSB端子19をカーナビゲーションシステム21のUSB端子23に繋いで2次電池16の充電動作に入っても、LF受信機14は電波受信が可能な状態を維持する。このため、電子キー2が車内に存在するとき、車両1との定期的な車内照合が実行可能となる。
なお、車内ビット29は、車内発信機10からのリクエスト信号Srqを電子キー2が受信したときにセットされることに限らず、車内照合が成立したときにセットされてもよい。この場合、図3に示すように、照合ECU8は、電子キー2と車外照合が成立したことを認識すると、車内照合成立通知Sbを車内発信機10から電子キー2に送信する。車内照合成立通知Sbは、車内照合が成立したことを電子キー2に通知する信号であって、例えば数ビットのデータからなる。そして、無効化部28は、車内通信において車両1から車内照合成立通知Sbを受信すると、メモリ13に車内ビット29を立てる。
無効化部28は、受信動作停止機能の無効化中、その旨をディスプレイ32に表示する。この表示としては、例えば「現在、電子キー2の受信動作停止機能は無効です。電子キー2は、信号を受信できます。」など文字メッセージがある。
また、本例の電子キー2は、データ通信部30によりUSB端子19を介して電子機器とのデータ通信も可能である。例えば、電子キー2のメモリ13にナビゲーション情報を入れておき、パーソナルコンピュータ22で目的地までの経路を確認することが可能である。また、電子キー2にGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)33を搭載し、GPS33から取得した位置情報を、USB端子19を介してカーナビゲーションシステム21に転送して登録することも可能である。
ユーザが電子キー2を所持して降車し、車両ドアハンドルのトリガスイッチ(図示略)が操作されたとき、電子キー2が車外発信機9の通信エリア内にいれば、電子キーは車外発信機9から送信されるリクエスト信号Srqを受信する。ところで、車外発信機9から送信されるリクエスト信号Srqには、リクエスト信号Srqが車外発信機9から送信されたこを示すデータ(車外ビット)が含まれている。よって、キー制御部12は、メモリ13に車内ビット29がセットされた状態で、車外発信機9からリクエスト信号Srqを受信すると、メモリ13に保持しておいた車内ビット29をクリアする。よって、電子キー2におけるLF受信の無効化が解除される。
以上により、本例においては、電子キー2を電子機器にUSB接続して2次電池16を充電しているとき、LF受信機14の機能を無効とすることにより、電子キー2の受信動作機能を停止する。よって、電子キー2が接続された電子機器からLF帯のノイズが送信されても、電子キー2がこのノイズによって起動状態に移行しなくなるので、充電中の2次電池16の電力が無駄に消費されずに済む。このため、電子キー2の2次電池16を効率よく充電することが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)電子キー2のUSB端子19を電子機器に繋いで2次電池16を充電しているとき、電子キー2の受信動作を停止するので、電子機器からノイズ電波が送信されていても、充電中の電子キー2がこのノイズで起動することがない。よって、充電中の2次電池16が無駄に消費されずに済む。
(1)電子キー2のUSB端子19を電子機器に繋いで2次電池16を充電しているとき、電子キー2の受信動作を停止するので、電子機器からノイズ電波が送信されていても、充電中の電子キー2がこのノイズで起動することがない。よって、充電中の2次電池16が無駄に消費されずに済む。
(2)USB端子19から電子キー2に充電用電力を取り込むことが可能であるので、電子キー2のUSB端子19を単に電子機器に接続するという簡素な操作で、電子キー2の2次電池16を充電することができる。
(3)電子キー2が車内に存在する場合は、電子キー2のメモリ13に車内ビット29を立てて、受信動作停止機能を無効化する。よって、電子キー2が車内に存在するときには、電子キー2と車両1との定期的な車内照合が実行可能となるので、電子キー2が車内に存在することを問題なく確認することができる。
(4)電子キー2のUSB端子19に充電機能の他にデータ入出力機能も設けたので、USB端子19において充電量電力の取得のみならず、各種データの入出力も行うことができる。つまり、1つのUSB端子19で、充電電力取得とデータ入出力との両方を行うことができる。
(5)USB端子同士を繋ぐ有線にて電子キー2の2次電池16を充電するので、例えば使用環境下に発生するノイズ等に影響を受けることなく、より確実に2次電池16を充電することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図4及び図5を用いて説明する。なお、第2実施形態は、充電方式を第1実施形態のような接触式ではなく非接触とした点で異なっており、他の基本的な構成は同じである。よって、第1実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
次に、第2実施形態を図4及び図5を用いて説明する。なお、第2実施形態は、充電方式を第1実施形態のような接触式ではなく非接触とした点で異なっており、他の基本的な構成は同じである。よって、第1実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図4に示すように、車両1には、電子キー2の2次電池16を非接触により充電する電源供給用クレードル41が設置されている。電源供給用クレードル41は、例えばLF電波を送受信するアンテナ(図示略)を備え、例えば約十数cmと極小のエリア(通信範囲)で通信する。電源供給用クレードル41は、バス7を通じてID照合装置4等に接続されている。電源供給用クレードル41は、例えばWPC(Wireless Power Consortium)の規格に準ずる無線通信にて電子キー2の2次電池16を充電する。なお、電源供給用クレードル41が通信マスタに相当する。
電源供給用クレードル41は、ID照合装置4(照合ECU8)から車内照合成立通知を入力すると、それまでの待機状態から起動状態に切り換わり、電子キー2の2次電池16を無線により充電する通信を開始する。起動状態となった電源供給用クレードル41は、電子キー2の2次電池16を充電するための電力電波Svvを、電子キー2に向けて送信する。電力電波Svvは、電子キー2の2次電池16を充電できる振幅及び周期を持った電波である。
一方、電子キー2には、電源供給用クレードル41との通信インターフェースとして通信部42が設けられている。通信部42は、LF電波を送受信可能であって、電源供給用クレードル41と双方向通信(充電の通信)が可能である。通信部42は、キー制御部12及び2次電池充電制御部20に接続されている。通信部42は、電源供給用クレードル41から電力電波Svvを受信したとき、この電力電波Svvを充電用の電力として2次電池充電制御部20に出力する。なお、通信部42が受信手段に相当する。
また、2次電池充電制御部20には、電子キー2が電源供給用クレードル41と充電の双方向通信をするとき、2次電池16の充電量(充電電圧)を電源供給用クレードル41に通知する充電量通知部43が設けられている。充電量通知部43は、電源供給用クレードル41との充電の通信時、2次電池16の現在充電量、つまり2次電池16の充電に必要な充電量を電源供給用クレードル41に通知する。なお、充電量通知部43が通知手段に相当する。
次に、本例の電子キー2における2次電池16の充電動作を、図5を用いて説明する。
ユーザが電子キー2を所持して乗車したとき、電子キー2と照合ECU8との間で車内照合が成立すると、照合ECU8は車内照合成立通知を、バス7を通じて電源供給用クレードル41に出力する。図5(a)に示すように、電源供給用クレードル41は、照合ECU8から車内照合成立通知を入力すると、まずは電子キー2の存在を確認するために、確認電波Schの送信を開始する。確認電波Schは、電子キー2に電波の応答を返信させるリクエスト相当の電波であって、例えば一定時間の間隔をおいて繰り返し送信される。
ユーザが電子キー2を所持して乗車したとき、電子キー2と照合ECU8との間で車内照合が成立すると、照合ECU8は車内照合成立通知を、バス7を通じて電源供給用クレードル41に出力する。図5(a)に示すように、電源供給用クレードル41は、照合ECU8から車内照合成立通知を入力すると、まずは電子キー2の存在を確認するために、確認電波Schの送信を開始する。確認電波Schは、電子キー2に電波の応答を返信させるリクエスト相当の電波であって、例えば一定時間の間隔をおいて繰り返し送信される。
電子キー2が電源供給用クレードル41の通信エリアに入り、確認電波Schを受信すると、電子キー2は確認電波Schに応答して、アック信号Sacを電源供給用クレードル41に送信する。このとき、充電量通知部43は、アック信号Sacの後に電池電圧データDvcを付加して電源供給用クレードル41に送信させる。電池電圧データDvcは、2次電池16の現在の電圧値であって、2次電池16の必要充電量を求めるために必要な必要充電量データである。なお、電池電圧データDvcが充電情報に相当する。
電源供給用クレードル41は、確認電波Schの送信後、所定時間内にアック信号Sacを受信すると、電子キー2が電源供給用クレードル41にセットされたと認識する。そして、電源供給用クレードル41は、アック信号Sacに続いて受信する電池電圧データDvcを基に、現在の2次電池16が必要としている充電量を演算する。このとき、電源供給用クレードル41は、2次電池16の最大充電可能電圧から現在電圧を減算することにより、いま2次電池16が必要としている充電量を算出する。
電源供給用クレードル41は、2次電池16の必要充電量が分かると、電力電波Svvの送信を開始する。このとき、電源供給用クレードル41は、計算によって求めた2次電池16を満充電するのに必要な時間、電力電波Svvの送信を継続する。つまり、電源供給用クレードル41は、自身にセットしたタイマがタイムアップするまで電力電波Svvの送信を実行する。
電子キー2は、電源供給用クレードル41から送信された電力電波Svvを通信部42で受信する。通信部42は、電力電波Svvを受信すると、これを2次電池充電制御部20に出力する。2次電池充電制御部20は、電力電波Svvを復調や変圧等して2次電池16を充電するための電圧に変換し、この電圧によって2次電池16を充電する。そして、2次電池充電制御部20は、電源供給用クレードル41から電力電波Svvを受信し続けている間、電力電波Svvにて2次電池16を充電する。
電源供給用クレードル41は、電力電波Svvの送信中、タイマがタイムアップすると、電力電波Svvの送信を終了する。2次電池充電制御部20は、電力電波Svvを受信しなくなると、現在の充電量を通知するために、2次電池16の電池電圧データDvcを送信する。
このとき、図5(a)に示すように、電源供給用クレードル41は、2次電池16が満充電になっていることを確認すると、以降、電力電波Svvの送信は行わず、充電処理を終了する。一方、図5(b)に示すように、電源供給用クレードル41は、2次電池16が満充電に至っていないことを確認すると、電力電波Svvの送信を再開する。このとき、電力電波Svvは、その時点から満充電となるまでに必要な時間において送信される。そして、電源供給用クレードル41は、タイマがタイムアップすると、電力電波Svvの送信を止め、充電処理を終了する。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態に記載の(1)、(3)に加え、以下の効果を得ることができる。
(6)電子キー2の2次電池16を無線により充電するので、コネクタを接続するという作業なしに、簡単に2次電池16を充電することができる。また、電源供給用クレードル41に電子キー2を載置すれば、自動で2次電池16の充電が開始されるので、非常に利便性が高いと言える。
(6)電子キー2の2次電池16を無線により充電するので、コネクタを接続するという作業なしに、簡単に2次電池16を充電することができる。また、電源供給用クレードル41に電子キー2を載置すれば、自動で2次電池16の充電が開始されるので、非常に利便性が高いと言える。
(7)2次電池16を充電するとき、電子キー2から2次電池16の電池電圧データDvcを電源供給用クレードル41に通知し、2次電池16が満充電となったか否かを確認しながら、2次電池16の充電を行う。よって、より確実に2次電池16の満充電に至らせることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態を図6及び図7に従って説明する。なお、第3実施形態は、第2実施形態の変形例であって、この実施形態も異なる部分についてのみ説明する。
次に、第3実施形態を図6及び図7に従って説明する。なお、第3実施形態は、第2実施形態の変形例であって、この実施形態も異なる部分についてのみ説明する。
図6に示すように、電子キー2と電源供給用クレードル41とには、通信マスタ側からの電波によって端末を起動させて近距離無線により双方向通信(トランスポンダ通信)するトランスポンダ機能が搭載されている。これは、仮に電子キー2の2次電池16が電池切れに陥ってしまうと、電子キー2と照合ECU8とで車内照合が実行できなくなってしまうので、電源供給用クレードル41を起動させることができなくなるからである。
よって、本例の場合、2次電池16が電池切れに陥った際には、電子キー2が電源フリーで通信することができるトランスポンダ機能により、電源供給用クレードル41とのID照合(トランスポンダ照合)を実行させ、トランスポンダ照合の成立を条件に、電源供給用クレードル41に充電の動作を開始させる。トランスポンダ通信は、例えばLF電波を送受信する双方向通信が使用され、例えば通信エリアが十数cmと極小の通信エリアに設定されている。
この場合、電源供給用クレードル41には、電源供給用クレードル41側においてトランスポンダ通信を実行するトランスポンダ機能部46が設けられている。トランスポンダ機能部46は、例えばカーテシスイッチ(図示略)等によりユーザが乗車したことを確認すると、電子キー2を起動させるための駆動電波Svfの送信を開始する。駆動電波Svfは、キー制御部12の電源となる電波であって、図7に示すように一定時間間隔をおいて繰り返し送信される。
本例の電子キー2には、第1及び第2実施形態で述べたLF受信機14の代りに、LF電波を送受信するLF通信機14aが設けられている。また、キー制御部12には、電子キー2側においてトランスポンダ通信を実行するトランスポンダ機能部47が設けられている。トランスポンダ機能部47は、LF通信機14aで駆動電波Svfを受信すると、この駆動電波Svfによってキー制御部12に電源を入れ、トランスポンダ通信用のID信号ScdをLF通信機14aから送信する。このID信号Scdには、トランスポンダ機能部47に登録されたトランスポンダ通信用のIDコードが含まれている。
電源供給用クレードル41は、駆動電波Svfを送信した後の制限時間内に、トランスポンダ通信において電子キー2からID信号Scdを受信すると、このID信号Scd内に含まれるIDコードにてトラスポンダ照合を実行する。そして、電源供給用クレードル41は、このトランスポンダ照合が成立することを確認すると、第2実施形態に記載した通信に則って電力電波Svvの送信を開始し、電子キー2の2次電池16を充電する。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態や第2実施形態に記載の(1)、(3)、(6)、(7)に加え、以下の効果を得ることができる。
(8)電子キー2の2次電池16が電池切れのときには、トランスポンダ通信によって電源供給用クレードル41を起動状態に切り換えることができる。よって、電子キー2の2次電池16が電池切れとなっていても、電源供給用クレードル41による2次電池16の充電を行うことができる。
(8)電子キー2の2次電池16が電池切れのときには、トランスポンダ通信によって電源供給用クレードル41を起動状態に切り換えることができる。よって、電子キー2の2次電池16が電池切れとなっていても、電源供給用クレードル41による2次電池16の充電を行うことができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・各実施形態において、電子キー2は、2次電池16のみで電源とすることに限定されず、例えば2次電池16の他に補助電源(1次電池)を備えてもよい。この場合、電子キー2が電池切れで動作しなくなってしまう状況が生じ難い。
・各実施形態において、電子キー2は、2次電池16のみで電源とすることに限定されず、例えば2次電池16の他に補助電源(1次電池)を備えてもよい。この場合、電子キー2が電池切れで動作しなくなってしまう状況が生じ難い。
・各実施形態において、受信動作停止は、LF受信機14に電力を供給せずに待機(電源オフ)の状態をとらせる処理に限定されない。例えば、LF受信機14の受信信号をキー制御部12において取得しない処理としてもよい。
・各実施形態において、2次電池16は、リチウム電池でもよいし、他の種類のものでもよい。
・各実施形態において、キー操作フリーシステムの使用周波数は、車両1から電子キー2への経路がLFで、電子キー2から車両1への経路がUHFに限定されない。例えば、両方ともUHFとしてもよい。
・各実施形態において、キー操作フリーシステムの使用周波数は、車両1から電子キー2への経路がLFで、電子キー2から車両1への経路がUHFに限定されない。例えば、両方ともUHFとしてもよい。
・各実施形態において、電子キーシステム3の使用周波数は、LFやUHFに限定されず、例えばHF(High Frequency)等の他の周波数を使用してもよい。
・各実施形態において、双方向通信は、キー操作フリーシステムに準じたスマート通信に限定されず、車両1及び電子キー2の間で電波の往復があれば、他の様々な通信が採用可能である。
・各実施形態において、双方向通信は、キー操作フリーシステムに準じたスマート通信に限定されず、車両1及び電子キー2の間で電波の往復があれば、他の様々な通信が採用可能である。
・各実施形態において、電子キーシステム3は、例えば近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)を使用したものでもよい。
・各実施形態において、電子キー2は、必ずしも箱状のものに限定されず、例えばカード型を採用してもよい。
・各実施形態において、電子キー2は、必ずしも箱状のものに限定されず、例えばカード型を採用してもよい。
・各実施形態において、操作ボタン18は、モーメンタリ式のプッシュボタンに限定されず、他の形式のものに変更可能である。
・第1実施形態において、充電中か否かの判断は、USB端子19に電圧が付与されているか否かによって判断することに限定されない。例えば、USB端子19が単に電子機器に接続されたか否かを見るだけもよい。
・第1実施形態において、充電中か否かの判断は、USB端子19に電圧が付与されているか否かによって判断することに限定されない。例えば、USB端子19が単に電子機器に接続されたか否かを見るだけもよい。
・第1実施形態において、電子機器は、カーナビゲーションシステム21やパーソナルコンピュータ22に限定されず、他の機器を採用してもよい。
・第1実施形態において、電子キー2での充電電力の取得は、USB端子19を用いる方式に限定されず、例えば電子キー2をコンセントに接続して2次電池16を充電する方式を採用してもよい。
・第1実施形態において、電子キー2での充電電力の取得は、USB端子19を用いる方式に限定されず、例えば電子キー2をコンセントに接続して2次電池16を充電する方式を採用してもよい。
・第2及び第3実施形態において、電力電波の送信開始は、スマート照合の成立を条件とすることに限定されず、いつでもよい。
・第2及び第3実施形態において、充電状態を逐次確認し合うものでもよい。
・第2及び第3実施形態において、充電状態を逐次確認し合うものでもよい。
・第2及び第3実施形態において、通信部42は、電子キー2のLF受信機14やLF通信機14aを共用したものでもよい。
・第2及び第3実施形態において、無線による電子キー2の充電中、電子キー2と通信を実行し、電子キー2が電源供給用クレードル41にセットされていることを確認しながら、電子キー2の充電を行ってもよい。この場合、電子キー2が電源供給用クレードル41にセットされていれば充電を継続し、電子キー2が電源供給用クレードル41にセットされていなければその時点で充電を強制終了する。なお、電子キー2の存在確認は、例えば電源供給用クレードル41からの電力電波Svvの送信を一旦止め、スマート通信により存在を確認する。また、他の方式としては、例えばWPCの規格を用いた場合、充電しながら負荷変調を用いた通信を行うことにより、電子キー2の存在を確認する。なお、負荷変調通信とは、電源供給用クレードル41からの送信電力を反射して通信である。
・第2及び第3実施形態において、無線による電子キー2の充電中、電子キー2と通信を実行し、電子キー2が電源供給用クレードル41にセットされていることを確認しながら、電子キー2の充電を行ってもよい。この場合、電子キー2が電源供給用クレードル41にセットされていれば充電を継続し、電子キー2が電源供給用クレードル41にセットされていなければその時点で充電を強制終了する。なお、電子キー2の存在確認は、例えば電源供給用クレードル41からの電力電波Svvの送信を一旦止め、スマート通信により存在を確認する。また、他の方式としては、例えばWPCの規格を用いた場合、充電しながら負荷変調を用いた通信を行うことにより、電子キー2の存在を確認する。なお、負荷変調通信とは、電源供給用クレードル41からの送信電力を反射して通信である。
・第3実施形態において、2次電池16が故障しているか否かを監視する保護回路を2次電池充電制御部20に設け、2次電池16の故障を保護回路が検出したとき、トランスポンダ通信にてその旨を電源供給用クレードル41に通知し、例えば車内のインストルメントパネルやカーナビゲーションディスプレイで電池故障を通知してもよい。この場合、2次電池16が故障していることをユーザに通知することができ、このときの電子キー2では、トランスポンダ通信でないとID照合を成立させられないことを、ユーザは認識することができる。
・第2及び第3実施形態において、電源供給用クレードル41の通信で使用する周波数は、LFに限らず、例えばHF等の他でもよい。
・第2及び第3実施形態において、2次電池16の充電中、電子キー2から充電量を電源供給用クレードル41に定期的に知らせて、満充電となるまで充電処理を行わせるようにしてもよい。
・第2及び第3実施形態において、2次電池16の充電中、電子キー2から充電量を電源供給用クレードル41に定期的に知らせて、満充電となるまで充電処理を行わせるようにしてもよい。
・第2及び第3実施形態において、充電情報は、2次電池16の現在の電池電圧データDvcに限らず、電子キー2側で算出した必要充電量のデータでもよい。
・第2及び第3実施形態において、通信マスタは、電子キー2の置き場所となるクレードルに限定されず、電力電波Svvを送信できる装置であれば、どのようなものを採用してもよい。
・第2及び第3実施形態において、通信マスタは、電子キー2の置き場所となるクレードルに限定されず、電力電波Svvを送信できる装置であれば、どのようなものを採用してもよい。
・各実施形態において、電子キー2に立てた車内ビット29のクリア(消去)条件は、車外通信確立又は車外照合成立に限定されない。想定し得る状況として、降車したユーザがドアロック操作せずに、つまり車外照合を実行させずに車両1から立ち去ることも考えられるので、この状況を考慮して、車内照合を最後に行ってから一定時間経過すれば、車内ビット29が自動でクリアされるようにしてもよい。この場合、車内ビット29が立ったままにならずに済むので、LF電波の受信停止機能を問題なく有効に切り換えることができる。
・各実施形態において、車外発信機9は、車両ドアハンドルのトリガスイッチの操作を契機にリクエスト信号Srqの送信を開始することに限定されない。例えば、車両ドアの開閉操作を検出してユーザ(電子キー2)が車外に位置したと判断したときに、自動で車外発信機9からリクエスト信号Srqが送信されてもよい。
・各実施形態において、通信相手は、車両1に限定されず、他の装置や機器が採用可能である。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項1〜6のいずれかにおいて、前記2次電池が電池切れになったときに使用する補助電源を備えた。この場合、仮に2次電池が電池切れになっても、補助電源によって電子キーを動作させることが可能となる。
(ロ)請求項1〜6,前記技術的思想(イ)のいずれかにおいて、前記電子キーが充電に関してとっている動作を、視覚的又は聴覚的に報知する報知手段を備えた。この構成によれば、電子キーが充電に関してとっている処理をユーザに通知することが可能となるので、利便性をよくすることが可能となる。
(ハ)請求項1〜6,前記技術的思想(イ)又は(ロ)のいずれかにおいて、前記監視手段は、前記電子キーの入力ポートに電力が供給されているか否かを確認することにより、充電の実行有無を監視し、前記充電動作停止手段は、前記2次電池が充電中、当該電子キーの受信機に電源を入れないことにより、該電子キーの受信動作を停止する。
(二)通信相手と双方向通信によりID照合が可能な電子キーに、電源として2次電池が設けられ、当該2次電池を充電する充電システムにおいて、前記2次電池が充電中か否かを監視する監視手段と、前記2次電池が充電中のとき、当該電子キーにおける受信動作を停止する受信動作停止手段とを備えたことを特徴とする充電システム。
1…通信相手としての車両、2…電子キー、16…2次電池、19…USB端子、20…充電制御手段としての2次電池充電制御部、26…監視手段としての充電状態通知部、27…受信動作停止手段としての受信動作停止部、28…判断手段及び無効化手段を構成する無効化部、30…データ通信実行手段としてのデータ通信部、41…通信マスタとしての電源供給クレードル、42…受信手段としての通信部、43…通知手段としての充電量通知部、Svv…電力電波、Dvc…充電情報としての電源電圧データ。
Claims (6)
- 通信相手と双方向通信によりID照合が可能であり、電源として2次電池を有する電子キーにおいて、
前記2次電池が充電中か否かを監視する監視手段と、
前記2次電池が充電中のとき、当該電子キーにおける受信動作を停止する受信動作停止手段と
を備えたことを特徴とする電子キー。 - USB端子と、
当該USB端子が電子機器に接続されたとき、当該電子機器から前記USB端子を通じて電力を取得して、当該電力により前記2次電池を充電する充電制御手段と
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子キー。 - 通信マスタから無線により送信された電力電波を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した前記電力電波により、前記2次電池を充電する充電制御手段と
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子キー。 - 前記通信相手としての車両との前記双方向通信が、車内に位置する前記電子キーと通信する車内通信であるか否かを判断する判断手段と、
実行中の通信が前記車内通信のとき、充電中に受信動作を停止する機能を無効とする無効化手段と
を備えたことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の電子キー。 - 前記USB端子を通じて前記した電子機器又は通信マスタとデータ通信を実行するデータ通信実行手段を備えた
ことを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか一項に記載の電子キー。 - 前記2次電池の充電に必要な充電情報を、前記通信マスタに無線により通知する通知手段を備え、
前記通信マスタは、前記充電情報を基に前記電力電波を送信し、前記充電情報により前記2次電池が満充電になったことを確認すると、前記電力電波の送信を停止して充電を終了する
ことを特徴とする請求項3〜5のうちいずれか一項に記載の電子キー。
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