JP6349014B2 - 電子部品包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品包装体に関する。
比較的小型の電子部品を工場からユーザーへと搬送する形態として、電子部品包装体が広く採用されている。図15は、従来の電子部品包装体の一例を示している(たとえば、特許文献1参照)。同図に示された電子部品包装体900は、キャリアテープ91、カバーテープ92および複数の電子部品94を備えている。キャリアテープ91は、帯状であり、複数の収容凹部91aを有している。複数の収容凹部91aは、キャリアテープ91の長手方向に沿って等間隔に配列されている。複数の電子部品94は、たとえばチップ抵抗器やダイオードなどであり、複数の収容凹部91aに各別に収容されている。カバーテープ92は、複数の収容凹部91aを覆うようにして、キャリアテープ91に接合されている。キャリアテープ91とカバーテープ92とは、たとえば熱圧着によって接合される。互いに接合された部分が、接合部93となっている。電子部品包装体900においては、接合部93は、複数の収容凹部91aを挟んでキャリアテープ91の幅方向において離間配置され、かつ各々がキャリアテープ91の長手方向に延びる2つの線状部によって構成されている。
接合部93は、隣合う収容凹部91aどうしの間には設けられていない。このため、電子部品94の大きさやカバーテープ92の接合具合によっては、ある収容凹部91aに収容された電子部品94が、収容凹部91aから出て、キャリアテープ91とカバーテープ92との隙間に挟まってしまう、あるいは、隣にある収容凹部91aに紛れ込んでしまうおそれがある。これを防止するための対策が望まれるが、カバーテープ92をキャリアテープ91から剥離させる際の剥離抵抗力がキャリアテープ91の長手方向において極端に強弱があるものとしてしまう対策では、カバーテープ92を安定して剥離することが困難となってしまう。
特開平5−270565号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、電子部品を確実に収容するとともにカバーテープを適切に剥離することが可能な電子部品包装体を提供することをその課題とする。
本発明によって提供される電子部品包装体は、主面および長手方向に間隔をおいて配列されるとともに各々が上記主面から陥没する複数の収容凹部を有するキャリアテープと、上記複数の収容凹部に各別に収容された複数の電子部品と、上記複数の収容凹部を覆うように上記主面に接合されたカバーテープと、を備える電子部品包装体であって、上記キャリアテープと上記カバーテープとの接合部は、上記複数の収容凹部を挟んで上記キャリアテープの幅方向に離間配置され、かつ各々が上記長手方向に延びる2つの線状部と、各々が隣合う上記収容凹部の間に位置する複数の中間部と、を含んで構成されており、上記カバーテープを上記キャリアテープから上記長手方向に沿って連続的に剥離させる際の剥離抵抗力の最大値と最小値との剥離抵抗力比αが、1.0以上であり、かつ2.0以下であ
ることを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記剥離抵抗力比が、1.4以上である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記剥離抵抗力比が、1.8以下である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各中間部は、円形状である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各中間部は、多角形状である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各中間部は、複数の小要素からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各線状部は、上記長手方向に連続した形状である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各線状部は、上記長手方向において間隔をおいて配置された複数の短線要素からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各中間部は、上記2つの線状部から離間している。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各中間部は、上記2つの線状部のいずれか一方のみと繋がっている
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各中間部は、上記2つの線状部の双方と繋がっている
本発明の好ましい実施の形態においては、上記カバーテープは、互いに積層された基材層および接合層を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記接合層は、熱圧着により上記接合部を形成する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記基材層は、透明な樹脂からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記キャリアテープは、上記複数の収容凹部を形成するためのエンボス加工が施された樹脂シートからなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記収容凹部は、平面視矩形状である。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に基づく電子部品包装体を示す要部斜視図である。 図1の電子部品包装体を示す要部平面図である。 図2のIII−III線に沿う要部断面図である。 図3のIV−IV線に沿う要部拡大断面図である。 電子部品包装体の剥離抵抗力を示す表である。 カバーテープを剥離する工程を示す要部断面図である。 本発明の第2実施形態に基づく電子部品包装体を示す要部平面図である。 本発明の第3実施形態に基づく電子部品包装体を示す要部平面図である。 本発明の第4実施形態に基づく電子部品包装体を示す要部平面図である。 本発明の第5実施形態に基づく電子部品包装体を示す要部平面図である。 本発明の第6実施形態に基づく電子部品包装体を示す要部平面図である。 本発明の第7実施形態に基づく電子部品包装体を示す要部平面図である。 本発明の第8実施形態に基づく電子部品包装体を示す要部平面図である。 本発明の第9実施形態に基づく電子部品包装体を示す要部平面図である。 従来の電子部品包装体の一例を示す要部平面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図4は、本発明の第1実施形態に基づく電子部品包装体を示している。本実施形態の電子部品包装体101は、キャリアテープ10、カバーテープ20、接合部30、および複数の電子部品40を備えている。図1は、剥離ローラ80を用いて、キャリアテープ10からカバーテープ20を剥離する工程を示している。図2は、カバーテープ20を未だ剥離しない状態の電子部品包装体101の要部平面図であり、図3は、図2におけるIII−III線に沿う要部断面図である。図4は、図3のIV−IV線に沿う要部拡大断面図であり、カバーテープ20の積層構造が現れている。
電子部品包装体101は、一般的には、図示しないリールに巻き取られた状態で、電子部品40の製造工場からユーザーの工場に搬送され、必要に応じ保管される。ユーザーが電子部品40を使用する際には、上記リールから電子部品包装体101を順次送り出す。電子部品40をピックアップする箇所においては、キャリアテープ10からカバーテープ20が剥離され、電子部品40が露出した状態とされる。この露出した電子部品40をたとえば吸着を利用したマウンター(図示略)によってピックアップする。その後、電子部品40は、所定の回路基板などに実装される。このような電子部品40のピックアップは、連続的かつ高速に行われることが一般的である。
キャリアテープ10は、たとえば不透明なポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂またはポリスチレン(PS)樹脂からなり、長手方向に延びる帯状である。本実施形態のキャリアテープ10は、たとえばエンボス加工によって複数の収容凹部12が形成された樹脂シートからなる。キャリアテープ10の寸法の一例を挙げると、厚さが0.1〜1.1mm程度、幅が4〜12mm程度である。なお、キャリアテープ10の材質としては、樹脂に代えてたとえば紙であってもよい。紙からなるキャリアテープ10の一例としては、比較的厚さが厚い厚紙の一部の厚さを薄く加工することによって複数の収容凹部12を形成する構成が挙げられる。複数の収容凹部12は、キャリアテープ10の長手方向に沿って等間隔に配置されており、複数の電子部品40を各別に収容するために設けられている。本実施形態においては、複数の収容凹部12は、キャリアテープ10の幅方向中央に配置されている。各収容凹部12は、キャリアテープ10の主面11から陥没しており、本実施形態においては、平面視矩形状である。収容凹部12の寸法の一例を挙げると、キャリアテープ10の長手方向における寸法が0.16〜7.5mm程度、幅方向寸法が0.16〜4.55mm程度、深さが0.05〜3.0mm程度である。また、隣合う収容凹部12どうしの間隔の一例を挙げると、たとえば0.5〜7.8mm程度である。なお、収容凹部12の平面視形状は、矩形状以外の多角形状、円形状、楕円形状など、収容される電子部品40に適した種々の形状を採用しうる。
カバーテープ20は、キャリアテープ10と同程度の幅とされた帯状である。図4に示すように、本実施形態のカバーテープ20は、基材層21と接合層22とが積層された構
成とされている。基材層21は、たとえば透明あるいは半透明なポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂からなり、その厚さがたとえば40〜100μm程度である。接合層22は、熱および圧力を加えられることにより接合機能を果たす層であり、たとえばポリエチレン(PE)系樹脂からなる。カバーテープ20は、キャリアテープ10の主面11に接合されることにより、複数の収容凹部12を覆っている。これにより、電子部品40は、収容凹部12内において全方向が閉ざされるように収容される。また、複数の電子部品40の取り出しを許容するために、カバーテープ20は、キャリアテープ10から剥離可能とされている。キャリアテープ10が紙からなる構成である場合、カバーテープ20は、紙に対して適切に接合および剥離が可能な構成とされる。
接合部30は、キャリアテープ10とカバーテープ20とが直接接合された部分であり、本実施形態においては、熱圧着によってカバーテープ20の接合層22の接合機能が発揮されることによって形成された部位である。すなわち、接合層22の一部が熱および圧力によってキャリアテープ10に密着している部位である。接合部30は、2つの線状部31と複数の中間部32とからなる。2つの線状部31は、複数の収容凹部12を挟んでキャリアテープ10の幅方向に離間配置されており、各々がキャリアテープ10の長手方向に沿って連続して延びている。複数の中間部32は、各々が隣合う収容凹部12どうしの間に位置しており、本実施形態においては、隣合う収容凹部12どうしの中央位置に配置されている。本実施形態においては、各中間部32は、平面視円形状とされている。接合部30の寸法の一例を挙げると、線状部31の幅が0.2〜0.6mm程度、2つの線状部31どうしの距離が1.0〜5.0mm程度、中間部32の直径が0.1〜2mm程度である。
このような接合部30を形成する手法としては、たとえばヒータを内蔵した金属製の型押しツールを用いる手法が挙げられる。この型押しツールには、2つの線状部31と中間部32とに対応するたとえば突起が形成されている。これらの突起が比較的高温とされた状態で、互いに重ねされたキャリアテープ10およびカバーテープ20に押し付けられることにより、接合部30が形成される。上記型押しツールは、キャリアテープ1010およびカバーテープ20の長手方向において押し付け動作を繰り返すことにより、長手方向に長く存在する接合部30を形成する態様であってもよい。あるいは、上記型押しツールとして、ロールに類似した構成を採用することにより、回転を伴いながらキャリアテープ10およびカバーテープ20に押し付けることによって、接合部30を形成する態様であってもよい。
複数の電子部品40は、たとえばチップ抵抗器やコンデンサといった比較的小型の電子部品である。複数の電子部品40は、複数の収容凹部12に各別に収容されている。本実施形態においては、電子部品40として、LSIパッケージ部品、チップ抵抗器、ダイオードなどが想定されており、その寸法の一例を挙げると、キャリアテープ10の長手方向における寸法が0.15〜7.3mm程度、幅方向寸法が0.15〜4.35mm程度、高さが0.05〜1.0mm程度である。
なお、電子部品包装体101には、複数の収容凹部12を避けた幅方向一端寄りにおいて、長手方向に配列された複数の位置決め孔を有する構成であってもよい。これらの位置決め孔は、電子部品包装体101を所定速度で所定長さだけ送り出すために用いられる。このような送り出しは、たとえば図示しないリールに巻かれた状態の電子部品包装体101を部分的に引き出し、カバーテープ20を剥離する作業においてなされる。
電子部品包装体101から複数の電子部品40を取り出す際には、図1に示すように、たとえば剥離ローラ80を用いた手法によりキャリアテープ10からカバーテープ20が長手方向に沿って徐々に剥離される。このときにカバーテープ20を剥離するための剥離
抵抗力は、接合部30の構成によって増減する。たとえば、長手方向において収容凹部12が存在する位置においては、接合部30として2つの線状部31のみが存在するため、剥離抵抗力は比較的小である。一方、長手方向において隣合う収容凹部12の中央位置においては、2つの線状部31に加えて中間部32が存在するため、剥離抵抗力は比較的大となる。
次に、電子部品包装体101の作用について説明する。
図5は、接合部30の接合状態を意図的に種々変更した場合の最小剥離抵抗力Fminと最大剥離抵抗力Fmaxを示している。最小剥離抵抗力Fminは、長手方向において2つの線状部31のみが存在する位置で発生し、最大剥離抵抗力Fmaxは、長手方向において2つの線状部31と中間部32とが存在する位置で発生する。比率αは、最小剥離抵抗力Fminと最大剥離抵抗力Fmaxとの比である。カバーテープ20を長手方向に沿って連続的に剥離すると、剥離抵抗力Fは、最大剥離抵抗力Fmaxと最小剥離抵抗力Fminとを繰り返してとることとなる。
まず比率αが2.0を超えた値である場合、電子部品40の取り出しが不安定になることから、評価は×であった。図6は、比率αが2.0を超えた値である場合に、起こりうる現象を模式的に示している。比率αが2.0を超える値であるということは、最大剥離抵抗力Fmaxが最小剥離抵抗力Fminの2倍を超えることを意味する。このため、ある収容凹部12を覆うカバーテープ20の部分を剥離した後に、中間部32によって接合されていたカバーテープ20の部分を剥離しようとすると、その途端にキャリアテープ10に2倍を超える力が作用する。このため、中間部32によって接合されたカバーテープ20の部分を剥離しようとするとき、あるいは剥離した直後に、キャリアテープ10が図中上方へと弾かれる格好となり、電子部品40が飛び出てしまうおそれがある。発明者らの研究により、このような不安定な状況を防ぐには、比率αが2.0以下であることが好ましいことが判明した。さらに、比率αが1.8以下である場合に、カバーテープ20をより安定して剥離することが可能であった。
次に、比率αが1.4未満であるときは、電子部品40を適切に収容できないおそれがあるため、評価は×であった。比率αが1.4未満であるということは、中間部32による接合力が比較的弱いことを意味する。このため、キャリアテープ10とカバーテープ20との間に意図しない隙間が発生してしまうおそれがある。このような状態においては、電子部品40が誤って収容凹部12から出て、キャリアテープ10とカバーテープ20との間に挟まってしまう、あるいは、隣にある収容凹部12に紛れ込んでしまうことが懸念された。比率αが1.4以上であれば、キャリアテープ10とカバーテープ20との間に顕著な隙間が発生する確率が十分に低いという知見が、発明者らの試験により得られた。これにより、電子部品40が収容されるべき収容凹部12から出てしまうことを回避することが可能である。
中間部32を円形状とすることにより、複数の中間部32の大きさを比較的ばらつきを少なく形成することが可能である。これにより、中間部32が発揮する剥離抵抗力をより均一にすることができる。また、中間部32の直径を適宜設定することにより、剥離抵抗力の大きさを比較的容易に調節することができる。これらは、比率αを所望の値に設定するのに適している。
2つの線状部31が長手方向に連続した形状であることにより、2つの線状部31が発揮する剥離抵抗力を長手方向において均一化することが可能である。これは、比率αを所望の値に設定するのに適している。
図7〜図14は、本発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図7〜図10は、中間部32のバリエーションを示している。
図7は、本発明の第2実施形態に基づく電子部品包装体を示している。本実施形態の電子部品包装体102においては、中間部32が四角形状とされている。中間部32の四辺は、キャリアテープ10の長手方向および幅方向のいずれかに沿っている。このような実施形態によっても、電子部品40を確実に収容するとともにカバーテープ20を適切に剥離することができる。また、収容凹部12が矩形状であり、かつ隣合う収容凹部12どうしの距離が比較的短い場合に、本実施形態における中間部32の形状は、所望の最大剥離抵抗力Fmaxを生じさせるのに十分な面積を中間部32に与えるのに適している。
図8は、本発明の第3実施形態に基づく電子部品包装体を示している。本実施形態の電子部品包装体103においては、中間部32が四角形状とされており、その対角線がキャリアテープ10の長手方向および幅方向のいずれかに沿っている。このような実施形態によっても、電子部品40を確実に収容するとともにカバーテープ20を適切に剥離することができる。また、隣合う収容凹部12どうし間の面積が比較的大である場合に、本実施形態における中間部32の形状はキャリアテープ10の幅方向および長手方向の両方向において、カバーテープ20とキャリアテープ10との接合部位の長さを大きくするのに適している。なお、中間部32の形状は、電子部品包装体102,103における四角形状以外の多角形状であってもよい。
図9は、本発明の第4実施形態に基づく電子部品包装体を示している。本実施形態の電子部品包装体104は、中間部32が2つの小要素32aによって構成されている。各小要素32aは、たとえば円形状とされている。2つの小要素32aは、キャリアテープ10の幅方向に離間配置されている。このような実施形態によっても、電子部品40を確実に収容するとともにカバーテープ20を適切に剥離することができる。2つの小要素32aをキャリアテープ10の幅方向に離間配置することにより、中間部32の面積を増大させることなく、カバーテープ20をより確実にキャリアテープ10に接合することができる。これにより、キャリアテープ10とカバーテープ20との間に隙間が生じることをより確実に抑制することが可能である。また、3つ以上の小要素32aによって中間部32を構成してもよい。小要素32aの形状は、円形状以外の形状であってもよい。
図10は、本発明の第5実施形態に基づく電子部品包装体を示している。本実施形態の電子部品包装体105は、電子部品包装体104と同様に、中間部32が2つの小要素32aによって構成されている。各小要素32aは、たとえばキャリアテープ10の幅方向を長軸方向とする楕円形状とされている。2つの小要素32aは、キャリアテープ10の長手方向に離間配置されている。このような実施形態によっても、電子部品40を確実に収容するとともにカバーテープ20を適切に剥離することができる。また、2つの小要素32aをキャリアテープ10の長手方向に離間配置することにより、カバーテープ20がキャリアテープ10に密着する領域を、長手方向においてより長い領域とすることができる。これは、キャリアテープ10とカバーテープ20との間に隙間が生じることをより確実に抑制するのに好ましい。また、中間部32の面積が不変であれば、2つの小要素32aをキャリアテープ10の長手方向に離間配置させた構成は、最大剥離抵抗力Fmaxが不当に大きい値となってしまうことを回避できるという利点がある。
図11および図12は、2つの線状部31のバリエーションを示している。
図11は、本発明の第6実施形態に基づく電子部品包装体を示している。本実施形態の
電子部品包装体106においては、各線状部31が複数の短線要素31aによって構成されている。各短線要素31aは、キャリアテープ10の長手方向に沿って延びる比較的短い線分である。複数の短線要素31aは、長手方向に沿って等ピッチで配置されている。2つの線状部31どうしは、それぞれを構成する複数の短線要素31aの長手方向位置が一致している。なお、複数の短線要素31aどうしの隙間は、最小剥離抵抗力Fminが0あるいは極端に小さい値となることを避ける程度に小さいことが好ましい。本実施形態は、線状部31が長手方向に連続した形状に限られないことを明確とするものである。このような実施形態によっても、電子部品40を確実に収容するとともにカバーテープ20を適切に剥離することができる。
図12は、本発明の第7実施形態に基づく電子部品包装体を示している。本実施形態の電子部品包装体107においては、各線状部31が複数の短線要素31aによって構成されている。そして、2つの線状部31どうしは、それぞれを構成する複数の短線要素31aの長手方向位置が互いに異なる配置となっている。このような実施形態によっても、電子部品40を確実に収容するとともにカバーテープ20を適切に剥離することができる。
これらの実施形態の説明から理解される通り、電子部品包装体101〜105における中間部32の構成と、電子部品包装体101,106,107における2つの線状部31の構成とは、互いに様々な組み合わせを実現することができる。また、電子部品包装体101〜105における中間部32のうち異なる複数種類の中間部32をキャリアテープ10の長手方向において適宜配置した構成としてもよい。
図13、図14は、2つの線状部31と中間部32とについての他の態様を示している。
図13は、本発明の第8実施形態に基づく電子部品包装体を示している。本実施形態の電子部品包装体108においては、各中間部32が2つの線状部31に繋がっている。中間部32は、キャリアテープ10の幅方向に長く延びる帯状である。中間部32の長手方向両端が、2つの線状部31にそれぞれ繋がっている。このような実施形態によっても、電子部品40を確実に収容するとともにカバーテープ20を適切に剥離することができる。また、キャリアテープ10の長手方向において、中間部32が存在する位置においては、カバーテープ20がその全幅においてキャリアテープ10に接合された格好となっている。これにより、電子部品40が収容凹部12から出てしまうことをより好適に防止することができる。
図14は、本発明の第9実施形態に基づく電子部品包装体を示している。本実施形態の電子部品包装体109においては、各中間部32が2つの線状部31のいずれかに繋がっている。中間部32は、キャリアテープ10の幅方向に長く延びる帯状である。中間部32の長手方向両端のいずれかが、2つの線状部31のいずれかに繋がっている。さらに本実施形態においては、隣合う中間部32は、2つの線状部31のうち互いに異なるものに繋がっている。これにより、複数の中間部32は、千鳥状の配置となっている。このような実施形態によっても、電子部品40を確実に収容するとともにカバーテープ20を適切に剥離することができる。
本発明に係る電子部品包装体は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る電子部品包装体の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
101〜109 電子部品包装体
10 キャリアテープ
11 主面
12 収容凹部
20 カバーテープ
21 基材層
22 接合層
30 接合部
31 線状部
31a 短線要素
32 中間部
32a 小要素
40 電子部品
80 剥離ローラ

Claims (8)

  1. 主面および長手方向に間隔をおいて配列されるとともに各々が上記主面から陥没する複数の収容凹部を有するキャリアテープと、
    上記複数の収容凹部に各別に収容された複数の電子部品と、
    上記複数の収容凹部を覆うように上記主面に接合されたカバーテープと、を備える電子部品包装体であって、
    上記キャリアテープと上記カバーテープとの接合部は、上記複数の収容凹部を挟んで上記キャリアテープの幅方向に離間配置され、かつ各々が上記長手方向に延びる2つの線状部と、各々が隣合う上記収容凹部の間に位置する複数の中間部と、を含んで構成されており、
    上記カバーテープを上記キャリアテープから上記長手方向に沿って連続的に剥離させる際の剥離抵抗力の最大値と最小値との剥離抵抗力比αが、1.0以上であり、かつ2.0以下であるとともに、
    上記長手方向において隣り合う2つの上記中間部は、一方の上記中間部が一方の上記線状部のみと繋がり、他方の上記中間部が他方の上記線状部のみと繋がることを特徴とする、電子部品包装体。
  2. 上記剥離抵抗力比が、1.4以上である、請求項1に記載の電子部品包装体。
  3. 上記剥離抵抗力比が、1.8以下である、請求項1または2に記載の電子部品包装体。
  4. 上記カバーテープは、互いに積層された基材層および接合層を有する、請求項1ないしのいずれかに記載の電子部品包装体。
  5. 上記接合層は、熱圧着により上記接合部を形成する、請求項に記載の電子部品包装体。
  6. 上記基材層は、透明な樹脂からなる、請求項またはに記載の電子部品包装体。
  7. 上記キャリアテープは、上記複数の収容凹部を形成するためのエンボス加工が施された樹脂シートからなる、請求項1ないしのいずれかに記載の電子部品包装体。
  8. 上記収容凹部は、平面視矩形状である、請求項1ないしのいずれかに記載の電子部品包装体。
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