JP2021195127A - 電子部品包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバーテープを剥離するときのキャリアテープの振動を抑制すること。【解決手段】電子部品包装体10は、長手方向Xに間隔をあけて並ぶ複数の収容凹部21を有するキャリアテープ20と、複数の収容凹部21に収容される複数の電子部品50と、複数の収容凹部21を覆うカバーテープ30と、キャリアテープ20とカバーテープ30とを接合する接合部40と、を備える。キャリアテープ20において、長手方向Xに隣り合う2つの収容凹部21の間の部分を中間部22としたとき、接合部40は、収容凹部21と幅方向Yに隣り合う部分とカバーテープ30とを接合する第1接合部41と、中間部22と幅方向Yに隣り合う部分とカバーテープ30とを接合する第2接合部42と、を有する。長手方向Xにおける単位長さあたりのキャリアテープ20およびカバーテープ30の接合強度は、第1接合部41よりも第2接合部42の方が低い。【選択図】図1

Description

本開示は、電子部品包装体に関する。
特許文献1には、複数の電子部品と、複数の電子部品をそれぞれ収容する複数の収容凹部を有するキャリアテープと、複数の収容凹部を塞ぐカバーテープと、を備える電子部品包装体が記載されている。カバーテープは、電子部品包装体の長手方向にわたって、キャリアテープに接合されている。カバーテープは、電子部品包装体から電子部品を取り出す際に、キャリアテープから剥離される。
特開2018−162090号公報
上記のような電子部品包装体において、キャリアテープの長手方向と直交する断面形状は、収容凹部のある部分および隣り合う2つの収容凹部の間の部分で異なっている。換言すると、キャリアテープは、長手方向において、カバーテープを剥離する際の荷重に対し、撓みにくい部分および撓みやすい部分を交互に有している。このため、キャリアテープの撓みにくい部分からカバーテープを剥離するときとキャリアテープの撓みやすい部分からカバーテープを剥離するときとで、キャリアテープの撓み方が異なる。その結果、上記のような電子部品包装体において、撓みにくい部分および撓みやすい部分の境界を跨って、カバーテープを剥離するときには、キャリアテープに振動が発生することで、収容凹部に収容される電子部品の姿勢が変化するおそれがある。
本開示の目的は、カバーテープを剥離するときのキャリアテープの振動を抑制できる電子部品包装体を提供することである。
上記課題を解決する電子部品包装体は、長手方向に間隔をあけて並ぶ複数の収容凹部を有するキャリアテープと、複数の前記収容凹部にそれぞれ収容される複数の電子部品と、複数の前記収容凹部を覆うカバーテープと、前記キャリアテープと前記カバーテープとを前記長手方向にわたって接合する接合部と、を備え、前記長手方向と直交する方向を幅方向とし、前記キャリアテープにおいて、前記長手方向に隣り合う2つの前記収容凹部の間の部分を中間部としたとき、前記接合部は、複数の前記収容凹部と前記幅方向に隣り合う部分と前記カバーテープとを接合する第1接合部と、複数の前記中間部と前記幅方向に隣り合う部分と前記カバーテープとを接合する第2接合部と、を有し、前記長手方向における単位長さあたりの前記キャリアテープおよび前記カバーテープの接合強度は、前記第1接合部よりも前記第2接合部の方が低い。
上記構成の電子部品包装体において、長手方向における単位長さあたりの接合強度は、第1接合部よりも第2接合部の方が低い。このため、カバーテープにおいて、キャリアテープと第1接合部を介して接合される部分を剥離するときの剥離荷重よりも、キャリアテープと第2接合部を介して接合される部分を剥離するときの剥離荷重が小さくなる。換言すると、キャリアテープからカバーテープを剥離する際、キャリアテープの撓みにくい部分に作用する剥離荷重よりも、キャリアテープの撓みやすい部分に作用する剥離荷重が小さくなる。その結果、キャリアテープの撓みやすい部分からカバーテープを剥離するときのキャリアテープの撓み量が小さくなる。したがって、キャリアテープの撓みにくい部分および撓みやすい部分の境界を跨ってカバーテープを剥離しても、キャリアテープに振動が発生しにくくなる。こうして、電子部品包装体は、カバーテープを剥離するときのキャリアテープの振動を抑制できる。
上記電子部品包装体によれば、カバーテープを剥離するときのキャリアテープの振動を抑制できる。
第1実施形態の電子部品包装体の平面図。 図1の電子部品包装体の2−2線の断面図。 第1実施形態の電子部品包装体の幅方向と直交する断面図。 第2実施形態の電子部品包装体の平面図。 第3実施形態の電子部品包装体の平面図。 第4実施形態の電子部品包装体の平面図。 第5実施形態の電子部品包装体の平面図。
(第1実施形態)
以下、電子部品包装体の第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1および図2に示すように、電子部品包装体10は、キャリアテープ20と、カバーテープ30と、一対の接合部40と、複数の電子部品50と、を備えている。
電子部品包装体10は、長尺状をなし、例えば、リールに巻き取られた状態で運搬されたり保管されたりする。以降の説明では、電子部品包装体10の長手方向を「長手方向X」とし、電子部品包装体10の幅方向を「幅方向Y」とし、長手方向Xおよび幅方向Yの両方向と直交する方向を「厚さ方向Z」とする。
図1および図2に示すように、キャリアテープ20は、帯状をなしている。キャリアテープ20は、例えば、ポリエチレンテレフタレート又はポリスチレンなどの樹脂材料からなる。キャリアテープ20は、長手方向Xに並ぶ複数の収容凹部21と、隣り合う収容凹部21の間の部分である複数の中間部22と、複数の収容凹部21と複数の中間部22との幅方向Yにおける両側で長手方向Xに延びる第1側部23および第2側部24と、を有している。また、キャリアテープ20は、長手方向Xに並ぶ複数の送り孔25を有している。
複数の収容凹部21は、同一形状であり、長手方向Xに等間隔に位置している。収容凹部21は、中間部22と第1側部23および第2側部24に対して、厚さ方向Zに凹んでいる。収容凹部21は、厚さ方向Zにおける平面視において矩形状をなしている。収容凹部21は、収容する電子部品50の形状に応じた形状であればよい。このため、収容凹部21は、厚さ方向Zにおける平面視において、多角形状、円形状又は楕円形状をなしていてもよい。収容凹部21は、例えば、エンボス加工によって形成される。
キャリアテープ20の長手方向Xと直交する断面形状は、収容凹部21のある部分と中間部22のある部分とで異なっている。収容凹部21が厚さ方向Zに突出している点で、収容凹部21のある部分の方が中間部22のある部分よりも、断面二次モーメントが高くなっている。換言すると、キャリアテープ20において、収容凹部21のある部分の方が中間部22のある部分よりも剛性が高くなっている。このため、キャリアテープ20に対して曲げ荷重が作用する場合、中間部22のある部分よりも、収容凹部21のある部分の方が撓みやすくなる。
複数の中間部22は、同一形状であり、長手方向Xに等間隔に位置している。長手方向Xにおいて、中間部22の長さは収容凹部21の長さよりも短くなっている。第2側部24には、複数の送り孔25が貫通している。この点で、幅方向Yにおいて、第1側部23の長さは、第2側部24の長さよりも短くなっている。
送り孔25は、厚さ方向Zにおける平面視において略円形をなしている。送り孔25の内径は、中間部22の長手方向Xにおける長さよりも小さくなっている。複数の送り孔25の形成間隔は、複数の収容凹部21の形成間隔と等しく、幅方向Yからの側面視において、隣り合う収容凹部21の中間に送り孔25の中心が位置している。換言すると、複数の送り孔25と複数の中間部22とは、それぞれ幅方向Yに並んでいる。複数の送り孔25は、電子部品包装体10の搬送に使用される。このため、複数の送り孔25の形状および形成間隔は、電子部品包装体10の搬送に影響を与えない範囲で適宜に変更することができる。
一例として、キャリアテープ20は、厚さが0.1mm以上1.1mm以下、幅が4.0mm以上12.0mm以下である。キャリアテープ20の長さは、電子部品包装体10が収容する電子部品50の数に応じた長さとなる。また、収容凹部21は、長手方向Xにおける長さが0.16mm以上7.5mm以下、幅方向Yにおける長さが0.16mm以上4.6mm以下、厚さ方向Zにおける長さが0.05mm以上3.0mm以下である。また、中間部22は、長手方向Xにおける長さが0.5mm以上7.8mm以下である。
図1および図2に示すように、カバーテープ30は、キャリアテープ20と同様に帯状をなしている。カバーテープ30は、長手方向Xにおける長さがキャリアテープ20と同等であり、幅方向Yにおける長さがキャリアテープ20よりも僅かに短くなっている。図2に示すように、カバーテープ30は、キャリアテープ20に接合される接合層31と、接合層31に積層される基材層32と、を有する。接合層31は、例えば、ポリエチレンなどの樹脂材料からなり、基材層32は、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂材料からなる。一例として、基材層32の厚さは、40μm以上100μm以下であり、接合層31の厚さは、基材層32の厚さ未満である。そして、カバーテープ30は、一対の接合部40を介してキャリアテープ20に接合されることにより、キャリアテープ20の複数の収容凹部21を覆う。こうして、複数の収容凹部21は閉じた空間となる。
図1および図2に示すように、一対の接合部40のうち、一方の接合部40は、キャリアテープ20の第1側部23とカバーテープ30とを接合し、他方の接合部40は、キャリアテープ20の第2側部24とカバーテープ30とを接合する。一対の接合部40は、一対の接合部40の間で長手方向Xに延びる直線に対して線対称な形状であるため、以降の説明では、一方の接合部40について説明する。
接合部40は、長手方向Xに延びている。接合部40は、キャリアテープ20の複数の収容凹部21と幅方向Yに隣り合う部分とカバーテープ30とを接合する第1接合部41と、キャリアテープ20の複数の中間部22と幅方向Yに隣り合う部分とカバーテープ30とを接合する第2接合部42と、を有している。キャリアテープ20において、収容凹部21と中間部22とが長手方向Xに交互に配置されている点で、第1接合部41および第2接合部42は長手方向Xに交互に位置している。つまり、長手方向Xにおいて、第1接合部41と第2接合部42とが繋がっている。
第1接合部41および第2接合部42は、厚さ方向Zにおける平面視において、長手方向Xに延びる一対の長辺および幅方向Yに延びる一対の短辺からなる略長方形状をなしている。以降の説明では、第1接合部41において、長手方向Xに延びる2つの長辺のうち、収容凹部21に近い1辺を内縁411とし、収容凹部21から遠い1辺を外縁412とする。同様に、第2接合部42において、長手方向Xに延びる2つの長辺のうち、収容凹部21に近い1辺を内縁421とし、収容凹部21から遠い1辺を外縁422とする。また、幅方向Yにおいて、第1接合部41から収容凹部21に向かう方向および第2接合部42から中間部22に向かう方向を内方とし、収容凹部21から第1接合部41に向かう方向および中間部22から第2接合部42に向かう方向を外方とする。つまり、内方の反対方向が外方である。また、一方の接合部40における内方は他方の接合部40における外方と同方向であり、一方の接合部40における外方は他方の接合部40における内方と同方向である。
図1に示すように、第2接合部42の内縁421は、第1接合部41の内縁411よりも外方に位置し、第2接合部42の外縁422は、第1接合部41の外縁412よりも内方に位置している。このため、幅方向Yにおいて、第2接合部42の長さは、第1接合部41の長さよりも短くなっている。さらに、第1接合部41の幅方向Yにおける中心を通りつつ長手方向Xに延びる第1接合部41の中心線と第2接合部42の幅方向Yにおける中心を通りつつ長手方向Xに延びる第2接合部42の中心線とは、同一直線上に位置している。
図1に示すように、幅方向Yにおける第1接合部41の長さは、第1接合部41の長手方向Xの全体にわたって一定であり、幅方向Yにおける第2接合部42の長さは、第2接合部42の長手方向Xの全体にわたって一定である。このため、第1接合部41の内縁411および第2接合部42の内縁421が繋がる部分には段差が生じ、第1接合部41の外縁412および第2接合部42の外縁422が繋がる部分には段差が生じている。すなわち、長手方向Xにおける第1接合部41および第2接合部42の境界には段差が生じている。したがって、幅方向Yにおける接合部40の長さは、第1接合部41と第2接合部42との境界において変化している。
接合部40がどれだけの強さでキャリアテープ20およびカバーテープ30を接合しているかを示す指標を接合強度としたとき、第1接合部41の単位面積あたりの接合強度は、第2接合部42の単位面積あたりの接合強度と略等しくなっている。ただし、幅方向Yにおいて、第2接合部42の長さが第1接合部41の長さ未満である点で、第2接合部42の長手方向Xにおける単位長さあたりの接合強度は、第1接合部41の長手方向Xにおける単位長さあたりの接合強度よりも小さくなっている。したがって、カバーテープ30をキャリアテープ20から長手方向Xに順に剥離する際には、第1接合部41が接合している部分が剥離される場合よりも、第2接合部42が接合している部分が剥離される場合の方が、カバーテープ30を剥離するのに必要な力が小さくなる。
また、幅方向Yにおける接合部40の長さは、第1接合部41および第2接合部42の境界において変化するため、接合部40の長手方向Xにおける単位長さあたりの接合強度は、第1接合部41と第2接合部42との境界において変化する。つまり、キャリアテープ20の剛性の変化に合わせて接合部40の長手方向Xにおける単位長さあたりの接合強度が変化する。
図1および図2に示すように、複数の電子部品50は、キャリアテープ20の複数の収容凹部21にそれぞれ収容される。電子部品50は、例えば、LED、チップ抵抗器、チップコンデンサおよびLSIパッケージ部品といった比較的小さな電子部品である。一例として、電子部品50は、長手方向Xにおける長さが0.15mm以上7.3mm以下、幅方向Yにおける長さが0.15mm以上4.35mm以下、厚さ方向Zにおける長さが0.05mm以上1.0mm以下である。
次に、電子部品包装体10の製造方法について説明する。
電子部品包装体10の製造方法は、キャリアテープ20の収容凹部21に電子部品50を収容する収容工程と、電子部品50を収容したキャリアテープ20上にカバーテープ30を重ねて配置する配置工程と、キャリアテープ20にカバーテープ30を接合する接合工程と、を備える。収容工程、配置工程および接合工程は、間欠的に搬送されるキャリアテープ20の搬送方向における上流、中流および下流でそれぞれ実施される工程である。
接合工程では、キャリアテープ20の搬送が停止したタイミングで、カバーテープ30に加熱されたコテが押し付けられる。すると、キャリアテープ20の第1側部23および第2側部24に重なるカバーテープ30の接合層31が加熱される。カバーテープ30の接合層31を溶融させるのに十分な時間が経過すると、カバーテープ30からコテが離され、キャリアテープ20が搬送される。カバーテープ30の接合層31の溶融した部分が固化すると、キャリアテープ20の第1側部23および第2側部24とカバーテープ30とを接合する一対の接合部40が形成される。換言すると、キャリアテープ20の複数の収容凹部21と幅方向Yに隣り合う部分とカバーテープ30とを接合する第1接合部41と、キャリアテープ20の複数の中間部22と幅方向Yに隣り合う部分とカバーテープ30とを接合する第2接合部42と、が形成される。
接合工程で形成される接合部40の形状は、接合工程で用いるコテの先端面の形状によって定まる。第1実施形態では、接合工程で用いるコテの先端面は、厚さ方向Zに平面視したときの第1接合部41および第2接合部42と同様な形状をなしている。このため、接合工程では、カバーテープ30にコテを押し付けた際に、第1接合部41および第2接合部42が同時に形成される。
また、接合部40は、上述した通り、カバーテープ30をキャリアテープ20に対して熱圧着することによって形成される。このため、厚さ方向Zにおける平面視において、第1接合部41および第2接合部42は、明確な4辺を有する矩形状とはならない場合もある。
第1実施形態の作用について説明する。
詳しくは、電子部品包装体10に収容される電子部品50を実装するときの作用について説明する。
図3に示すように、電子部品包装体10に収容される電子部品50を実装する場合には、まず、剥離ローラ100を用いて、キャリアテープ20からカバーテープ30が剥離される。そして、カバーテープ30から露出した電子部品50は、マウンターによってピックアップされた後、基板上の任意の位置に配置される。その後、電子部品50は基板に対して実装される。マウンターによる電子部品50のピックアップおよび電子部品50の配置は、連続的かつ高速に行われることが一般的である。
図3に示すように、キャリアテープ20からカバーテープ30を剥離する場合には、カバーテープ30を剥離する荷重(以下、「剥離荷重」ともいう。)がキャリアテープ20に対する曲げ荷重として作用する。このため、図3に示すように、キャリアテープ20における剥離荷重が作用する部分が湾曲する。上述したように、キャリアテープ20の長手方向Xと直交する断面形状は、収容凹部21のある部分と中間部22のある部分とで異なっている。つまり、キャリアテープ20において、収容凹部21のある部分と中間部22のある部分とでは、曲げ荷重に対する剛性が異なっている。
このため、長手方向Xに対する接合部の接合強度が一定の場合、換言すると、幅方向Yにおける第1接合部および第2接合部の長さが等しい比較例を考えると、キャリアテープが次のように変形する。
この比較例では、長手方向Xに対するカバーテープの剥離荷重が一定である。このため、カバーテープにおけるキャリアテープと第1接合部を介して接合される部分を剥離する場合、換言すると、キャリアテープの剛性の高い部分からカバーテープを剥離する場合には、カバーテープに引っ張られてもキャリアテープが撓みにくい。一方、カバーテープにおけるキャリアテープと第2接合部を介して接合される部分を剥離する場合、換言すると、キャリアテープの剛性の低い部分からカバーテープを剥離する場合には、カバーテープに引っ張られることによりキャリアテープが撓みやすい。
このため、キャリアテープの剛性の高い部分からカバーテープを剥離する場合と、キャリアテープの剛性の低い部分からカバーテープを剥離する場合とでは、キャリアテープの撓み方が異なる。その結果、比較例では、キャリアテープの剛性の高い部分および剛性の低い部分の境界に跨って、キャリアテープからカバーテープを剥離する際、キャリアテープが振動するおそれがある。この場合、カバーテープから露出した電子部品の姿勢がマウンターにピックアップされる前に変化するおそれがある。
この点、第1実施形態に係る電子部品包装体10において、長手方向Xにおける単位長さあたりの接合強度は、第1接合部41よりも第2接合部42の方が低くなっている。このため、カバーテープ30におけるキャリアテープ20と第1接合部41を介して接合される部分を剥離する場合よりも、カバーテープ30におけるキャリアテープ20と第2接合部42を介して接合される部分を剥離する場合の方が、剥離荷重が小さくなる。換言すると、キャリアテープ20の剛性の高い部分からカバーテープ30を剥離する場合よりも、キャリアテープ20の剛性の低い部分からカバーテープ30を剥離する場合の方が、剥離荷重が小さくなる。その結果、キャリアテープ20の剛性の高い部分からカバーテープ30を剥離する場合と、キャリアテープ20の剛性の低い部分からカバーテープ30を剥離する場合とで、キャリアテープ20の撓み方に差が生じにくくなる。したがって、剛性の高い部分および剛性の低い部分の境界に跨って、キャリアテープ20からカバーテープ30を剥離したとしても、キャリアテープ20に振動が発生しにくくなる。
また、上記比較例では、第2接合部の接合強度によっては、カバーテープがキャリアテープから剥離することなく、キャリアテープの中間部のある部分がカバーテープにより引っ張られるおそれがある。そして、キャリアテープの中間部のある部分が大きく撓んだ状態で、カバーテープがキャリアテープから剥離し始めると、カバーテープがキャリアテープから所定長さにわたって一気に剥離し得る。この場合、キャリアテープの撓みが解消されるのに伴い、キャリアテープに振動が生じる。
この点、第1実施形態に係る電子部品包装体10において、長手方向Xにおける単位長さあたりの接合強度は、第1接合部41よりも第2接合部42の方が低くなっている。このため、キャリアテープ20の中間部22のある部分が大きく撓む前に、カバーテープ30がキャリアテープ20から剥離しやすくなる。したがって、この点においても、キャリアテープ20に振動が発生しにくくなる。
第1実施形態の効果について説明する。
(1)電子部品包装体10において、長手方向Xにおける単位長さあたりの接合強度は、第1接合部41よりも第2接合部42の方が低い。このため、キャリアテープ20からカバーテープ30を剥離する際、キャリアテープ20の剛性の高い部分に作用する剥離荷重よりも、キャリアテープ20の剛性の低い部分に作用する剥離荷重が小さくなる。こうして、電子部品包装体10は、カバーテープ30を剥離するときのキャリアテープ20の振動を抑制できる。
(2)幅方向Yにおいて、第2接合部42の長さを第1接合部41の長さよりも短くすることにより、第2接合部42の接合強度を第1接合部41の接合強度よりも低くできる。このため、接合工程において、第1接合部41を形成するときおよび第2接合部42を形成するときにおいて、カバーテープ30に対するコテの押し付け態様を変化させることで、単位面積当たりの接合強度に差を設ける必要がなくなる。
(3)第1実施形態では、キャリアテープ20において、複数の中間部22から幅方向Yにずれた位置に複数の送り孔25が設けられている点で、剥離荷重に対するキャリアテープ20の剛性は、中間部22のある部分の方が収容凹部21のある部分よりもより低くなりやすい。したがって、電子部品包装体10は、長手方向Xにおける単位長さあたりの接合強度を第1接合部41よりも第2接合部42の方を低くすることにより、カバーテープ30が剥離されるときのキャリアテープ20の振動抑制効果をより顕著に得ることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る電子部品包装体10Aについて図面を参照しつつ説明する。第2実施形態に係る電子部品包装体10Aは、第1実施形態に係る電子部品包装体10と比較したとき、接合部の構成が異なる。以降の説明では、第1実施形態と共通する構成について第1実施形態と同じ符号を付し、説明を省略する。
図4に示すように、電子部品包装体10Aは、キャリアテープ20と、カバーテープ30と、一対の接合部40Aと、複数の電子部品50と、を備えている。
図4に示すように、一対の接合部40Aは、長手方向Xにわたって、キャリアテープ20の第1側部23および第2側部24とカバーテープ30とを接合している。一対の接合部40Aは、キャリアテープ20の複数の収容凹部21と幅方向Yに隣り合う部分とカバーテープ30とを接合する第1接合部41Aと、キャリアテープ20の複数の中間部22と幅方向Yに隣り合う部分とカバーテープ30とを接合する第2接合部42と、を有している。
第1接合部41Aおよび第2接合部42は、厚さ方向Zにおける平面視において、長手方向Xに延びる一対の長辺および幅方向Yに延びる一対の短辺からなる略長方形状をなしている。第2接合部42の内縁421は、第1接合部41Aの内縁411Aよりも外方に位置している。一方、第2接合部42の外縁422は、第1接合部41Aの外縁412Aと長手方向Xに連続し、第1接合部41Aの外縁412Aおよび第2接合部42の外縁422は、同一直線上に位置している。こうして、幅方向Yにおいて、第2接合部42の長さは、第1接合部41Aの長さよりも短くなっている。
第1接合部41Aの単位面積あたりの接合強度は、第2接合部42の単位面積あたりの接合強度と略等しくなっている。ただし、幅方向Yにおいて、第2接合部42の長さが第1接合部41Aの長さ未満である点で、第2接合部42の長手方向Xにおける単位長さあたりの接合強度は、第1接合部41Aの長手方向Xにおける単位長さあたりの接合強度よりも低くなっている。したがって、カバーテープ30をキャリアテープ20から長手方向Xに順に剥離する際には、第1接合部41Aが接合している部分が剥離される場合よりも、第2接合部42が接合している部分が剥離される場合の方が、カバーテープ30を剥離するのに必要な力が小さくなる。
第2実施形態によれば、キャリアテープ20の剛性の高い部分からカバーテープ30を剥離する場合よりも、キャリアテープ20の剛性の低い部分からカバーテープ30を剥離する場合の方が、剥離荷重が小さくなる。その結果、キャリアテープ20の剛性の高い部分からカバーテープ30を剥離する場合と、キャリアテープ20の剛性の低い部分からカバーテープ30を剥離する場合とで、キャリアテープ20の撓み方に差が生じにくくなる。したがって、剛性の高い部分および剛性の低い部分の境界に跨って、キャリアテープ20からカバーテープ30を剥離したとしても、キャリアテープ20に振動が発生しにくくなる。こうして、第2実施形態は、第1実施形態と同等の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る電子部品包装体10Bについて図面を参照しつつ説明する。第3実施形態に係る電子部品包装体10Bは、第1実施形態に係る電子部品包装体10と比較したとき、接合部の構成が異なる。以降の説明では、第1実施形態と共通する構成について第1実施形態と同じ符号を付し、説明を省略する。
図5に示すように、電子部品包装体10Bは、キャリアテープ20と、カバーテープ30と、一対の接合部40Bと、複数の電子部品50と、を備えている。
図5に示すように、一対の接合部40Bは、長手方向Xにわたって、キャリアテープ20の第1側部23および第2側部24とカバーテープ30とを接合している。一対の接合部40Bは、キャリアテープ20の複数の収容凹部21と幅方向Yに隣り合う部分とカバーテープ30とを接合する第1接合部41Bと、キャリアテープ20の複数の中間部22と幅方向Yに隣り合う部分とカバーテープ30とを接合する第2接合部42と、を有している。
第1接合部41Bおよび第2接合部42は、厚さ方向Zにおける平面視において、長手方向Xに延びる一対の長辺および幅方向Yに延びる一対の短辺からなる略長方形状をなしている。第2接合部42の内縁421は、第1接合部41Bの内縁411Bと長手方向Xに連続し、第1接合部41Bの内縁411Bおよび第2接合部42の内縁421は、同一直線上に位置している。一方、第2接合部42の外縁422は、第1接合部41Bの外縁412Bよりも内方に位置している。こうして、幅方向Yにおいて、第2接合部42の長さは、第1接合部41Bの長さよりも短くなっている。
第1接合部41Bの単位面積あたりの接合強度は、第2接合部42の単位面積あたりの接合強度と略等しくなっている。ただし、幅方向Yにおいて、第2接合部42の長さが第1接合部41Bの長さ未満である点で、第2接合部42の長手方向Xにおける単位長さあたりの接合強度は、第1接合部41Bの長手方向Xにおける単位長さあたりの接合強度よりも低くなっている。したがって、カバーテープ30をキャリアテープ20から長手方向Xに順に剥離する際には、第1接合部41Bが接合している部分が剥離される場合よりも、第2接合部42が接合している部分が剥離される場合の方が、カバーテープ30を剥離するのに必要な力が小さくなる。
第3実施形態によれば、キャリアテープ20の剛性の高い部分からカバーテープ30を剥離する場合よりも、キャリアテープ20の剛性の低い部分からカバーテープ30を剥離する場合の方が、剥離荷重が小さくなる。その結果、キャリアテープ20の剛性の高い部分からカバーテープ30を剥離する場合と、キャリアテープ20の剛性の低い部分からカバーテープ30を剥離する場合とで、キャリアテープ20の撓み方に差が生じにくくなる。したがって、剛性の高い部分および剛性の低い部分の境界に跨って、キャリアテープ20からカバーテープ30を剥離したとしても、キャリアテープ20に振動が発生しにくくなる。こうして、第3実施形態は、第1実施形態と同等の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る電子部品包装体10Cについて図面を参照しつつ説明する。第4実施形態に係る電子部品包装体10Cは、第1実施形態に係る電子部品包装体10と比較したとき、接合部の構成が異なる。以降の説明では、第1実施形態と共通する構成について第1実施形態と同じ符号を付し、説明を省略する。
図6に示すように、電子部品包装体10Cは、キャリアテープ20と、カバーテープ30と、一対の接合部40Cと、複数の電子部品50と、を備えている。
図6に示すように、一対の接合部40Cは、長手方向Xにわたって、キャリアテープ20の第1側部23および第2側部24とカバーテープ30とを接合している。一対の接合部40Cは、キャリアテープ20の複数の収容凹部21と幅方向Yに隣り合う部分とカバーテープ30とを接合する第1接合部41Cと、キャリアテープ20の複数の中間部22と幅方向Yに隣り合う部分とカバーテープ30とを接合する第2接合部42と、を有している。
第1接合部41Cおよび第2接合部42は、厚さ方向Zにおける平面視において、長手方向Xに延びている。幅方向Yにおいて、第2接合部42の長さは、第1接合部41Cの長さよりも短くなっている。詳しくは、第2接合部42の内縁421は、第1接合部41Cの内縁411Cよりも外方に位置し、第2接合部42の外縁422は、第1接合部41Cの外縁412Cよりも内方に位置している。さらに、第1接合部41Cの幅方向Yにおける中心を通りつつ長手方向Xに延びる第1接合部41Cの中心線と第2接合部42の幅方向Yにおける中心を通りつつ長手方向Xに延びる第2接合部42の中心線とは、同一直線上に位置している。また、第4実施形態では、第1接合部41Cの幅方向Yにおける長さが隣り合う第2接合部42との境界に近付くにつれて短くなっている。第1接合部41Cの幅方向Yにおける長さは、図6に示すように長手方向Xに対して一定の割合で短くなってもよいし、長手方向Xに対して段階的に短くなっていてもよい。
第1接合部41Cの単位面積あたりの接合強度は、第2接合部42の単位面積あたりの接合強度と略等しくなっている。ただし、幅方向Yにおいて、第2接合部42の長さが第1接合部41Cの長さ未満である点で、第2接合部42の長手方向Xにおける単位長さあたりの接合強度は、第1接合部41Cの長手方向Xにおける単位長さあたりの接合強度よりも低くなっている。したがって、カバーテープ30をキャリアテープ20から長手方向Xに順に剥離する際には、第1接合部41Cが接合している部分が剥離される場合よりも、第2接合部42が接合している部分が剥離される場合の方が、カバーテープ30を剥離するのに必要な力が小さくなる。
第4実施形態によれば、キャリアテープ20の剛性の高い部分からカバーテープ30を剥離する場合よりも、キャリアテープ20の剛性の低い部分からカバーテープ30を剥離する場合の方が、剥離荷重が小さくなる。その結果、キャリアテープ20の剛性の高い部分からカバーテープ30を剥離する場合と、キャリアテープ20の剛性の低い部分からカバーテープ30を剥離する場合とで、キャリアテープ20の撓み方に差が生じにくくなる。したがって、剛性の高い部分および剛性の低い部分の境界に跨って、キャリアテープ20からカバーテープ30を剥離したとしても、キャリアテープ20に振動が発生しにくくなる。こうして、第4実施形態は、第1実施形態と同等の効果を得ることができる。さらに、第4実施形態は、以下の効果を得ることができる。
(4)電子部品包装体10Cは、長手方向Xにおいて、接合部40Cの幅方向Yにおける長さが急に変化しない。このため、電子部品包装体10Cは、キャリアテープ20からカバーテープ30が剥離される際、カバーテープ30の剥離荷重を徐々に増減させることができる。
(第5実施形態)
第5実施形態に係る電子部品包装体10Dについて図面を参照しつつ説明する。第5実施形態に係る電子部品包装体10Dは、第1実施形態に係る電子部品包装体10Dと比較したとき、接合部の構成が異なる。以降の説明では、第1実施形態と共通する構成について第1実施形態と同じ符号を付し、説明を省略する。
図7に示すように、電子部品包装体10Dは、キャリアテープ20と、カバーテープ30と、一対の接合部40Dと、複数の電子部品50と、を備えている。
図7に示すように、一対の接合部40Dは、長手方向Xにわたって、キャリアテープ20の第1側部23および第2側部24とカバーテープ30とを接合している。一対の接合部40Dは、キャリアテープ20の複数の収容凹部21と幅方向Yに隣り合う部分とカバーテープ30とを接合する第1接合部41と、キャリアテープ20の複数の中間部22と幅方向Yに隣り合う部分とカバーテープ30とを接合する第2接合部42Dと、を有している。図7では、第1接合部41および第2接合部42Dを区別するために、第1接合部41および第2接合部42Dの間に境界線を図示しているが、実際には、第1接合部41および第2接合部42Dは長手方向Xに連続するため、境界線は存在しない。
第1接合部41および第2接合部42Dは、厚さ方向Zにおける平面視において、長手方向Xに延びる一対の長辺および幅方向Yに延びる一対の短辺からなる略長方形状をなしている。第1接合部41の内縁411は、第2接合部42Dの内縁421Dと長手方向Xに連続し、第1接合部41の内縁411および第2接合部42Dの内縁421Dは、同一直線上に位置している。同様に、第1接合部41の外縁412は、第2接合部42Dの外縁422Dと長手方向Xに連続し、第1接合部41の外縁412および第2接合部42Dの外縁422Dは、同一直線上に位置している。こうして、幅方向Yにおいて、第1接合部41の長さおよび第2接合部42Dの長さは、等しくなっている。
第1接合部41の単位面積あたりの接合強度は、他の実施形態と異なり、第2接合部42Dの単位面積あたりの接合強度よりも高くなっている。このため、幅方向Yにおいて、第1接合部41および第2接合部42Dの長さが等しくても、第2接合部42Dの長手方向Xにおける単位長さあたりの接合強度は、第1接合部41の長手方向Xにおける単位長さあたりの接合強度よりも低くなっている。したがって、カバーテープ30をキャリアテープ20から長手方向Xに順に剥離する際には、第1接合部41が接合している部分が剥離される場合よりも、第2接合部42Dが接合している部分が剥離される場合の方が、カバーテープ30を剥離するのに必要な力が小さくなる。
第1接合部41および第2接合部42Dの接合強度に差を設ける方法としては、接合工程を以下のように実施することが挙げられる。例えば、第2接合部42Dを形成するためのコテの押し付け回数を、第1接合部41を形成するためのコテの押し付け回数未満としてもよいし、第2接合部42Dを形成するときのコテの押し付け時間を、第1接合部41を形成するためのコテの押し付け時間未満としてもよい。また、コテにおいて、第2接合部42Dを形成する部分の温度を、第1接合部41を形成する部分の温度未満としてもよい。
第5実施形態によれば、キャリアテープ20の剛性の高い部分からカバーテープ30を剥離する場合よりも、キャリアテープ20の剛性の低い部分からカバーテープ30を剥離する場合の方が、剥離荷重が小さくなる。その結果、キャリアテープ20の剛性の高い部分からカバーテープ30を剥離する場合と、キャリアテープ20の剛性の低い部分からカバーテープ30を剥離する場合とで、キャリアテープ20の撓み方に差が生じにくくなる。したがって、剛性の高い部分および剛性の低い部分の境界に跨って、キャリアテープ20からカバーテープ30を剥離したとしても、キャリアテープ20に振動が発生しにくくなる。こうして、第5実施形態は、第1実施形態と同等の効果を得ることができる。さらに、第5実施形態は、以下の効果を得ることができる。
(5)電子部品包装体10Dは、第1接合部41および第2接合部42Dの幅方向Yにおける長さを等しくできる。このため、接合工程において使用するコテの先端の形状を、第1接合部41を形成する部分および第2接合部42Dを形成する部分で変更する必要がなくなる。
(変更例)
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記各実施形態および以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第1実施形態に係る電子部品包装体10において、キャリアテープ20は、複数の送り孔25を有しなくてもよい。この場合、電子部品包装体10は、複数の送り孔25を用いずに搬送されることになる。他の実施形態においても同様である。
・第1実施形態に係る電子部品包装体10において、複数の送り孔25の形成間隔は、複数の収容凹部21の形成間隔よりも狭くてもよい。この場合、送り孔25は、幅方向Yに収容凹部21と隣り合っていてもよい。他の実施形態においても同様である。
・第1実施形態に係る電子部品包装体10において、厚さ方向Zから見たとき、第1接合部41および第2接合部42は矩形状でなくてもよい。例えば、第1接合部41および第2接合部42は、楕円状をなしていてもよい。他の実施形態においても同様である。
・第1実施形態に係る電子部品包装体10において、第2接合部42の幅方向Yにおける長さが第1接合部41の幅方向Yにおける長さ未満であれば、第2接合部42の内縁421は、第1接合部41の内縁411よりも内方に位置していてもよい。同様に、第2接合部42の幅方向Yにおける長さが第1接合部41の幅方向Yにおける長さ未満であれば、第2接合部42の外縁422は、第1接合部41の外縁412よりも外方に位置していてもよい。
・第1実施形態において、第1接合部41は、図1に示すように、収容凹部21の幅方向Yにおける側端およびキャリアテープ20の側端の間の一部の領域とカバーテープ30とを接合している。これに対し、第1接合部41は、収容凹部21の幅方向Yにおける側端およびキャリアテープ20の側端の間の全領域とカバーテープ30とを接合してもよい。
・第4実施形態に係る電子部品包装体10Cにおいて、幅方向Yにおける接合部40の長さが変更される部分を幅変更部とすると、幅変更部は、第1接合部41Cと第2接合部42とに跨って形成されてもよい。また、幅変更部は、第2接合部42の長手方向Xの両端部のみに形成されてもよい。
・各実施形態において、接合工程は、熱圧着以外の態様でキャリアテープ20とカバーテープ30とを接合してもよい。例えば、接合工程は、接着剤により、キャリアテープ20とカバーテープ30とを接合してもよい。この場合、接着剤の固化した部分が接合部となる。
10,10A〜10D…電子部品包装体
20…キャリアテープ
21…収容凹部
22…中間部
23…第1側部
24…第2側部
25…送り孔
30…カバーテープ
31…接合層
32…基材層
40,40A〜40D…接合部
41,41A〜41C…第1接合部
411,411A〜411C…内縁
412,412A〜412C…外縁
42,42D…第2接合部
421,421D…内縁
422,422D…外縁
50…電子部品
100…剥離ローラ
X…長手方向
Y…幅方向
Z…厚さ方向

Claims (7)

  1. 長手方向に間隔をあけて並ぶ複数の収容凹部を有するキャリアテープと、
    複数の前記収容凹部にそれぞれ収容される複数の電子部品と、
    複数の前記収容凹部を覆うカバーテープと、
    前記キャリアテープと前記カバーテープとを前記長手方向にわたって接合する接合部と、を備え、
    前記長手方向と直交する方向を幅方向とし、前記キャリアテープにおいて、前記長手方向に隣り合う2つの前記収容凹部の間の部分を中間部としたとき、
    前記接合部は、複数の前記収容凹部と前記幅方向に隣り合う部分と前記カバーテープとを接合する第1接合部と、複数の前記中間部と前記幅方向に隣り合う部分と前記カバーテープとを接合する第2接合部と、を有し、
    前記長手方向における単位長さあたりの前記キャリアテープおよび前記カバーテープの接合強度は、前記第1接合部よりも前記第2接合部の方が低い
    電子部品包装体。
  2. 前記幅方向において、前記第2接合部の長さは、前記第1接合部の長さよりも短い
    請求項1に記載の電子部品包装体。
  3. 前記幅方向において、前記第1接合部および前記第2接合部からそれぞれ前記収容凹部および前記中間部に向かう方向を内方とし、前記内方の反対方向を外方としたとき、
    前記第2接合部の内縁は、前記第1接合部の内縁よりも前記外方に位置する
    請求項2に記載の電子部品包装体。
  4. 前記幅方向において、前記第1接合部および前記第2接合部からそれぞれ前記収容凹部および前記中間部に向かう方向を内方としたとき、
    前記第2接合部の外縁は、前記第1接合部の外縁よりも前記内方に位置する
    請求項2又は3に記載の電子部品包装体。
  5. 前記幅方向において、前記第1接合部および前記第2接合部からそれぞれ前記収容凹部および前記中間部に向かう方向を内方とし、前記内方の反対方向を外方としたとき、
    前記第2接合部の内縁は、前記第1接合部の内縁よりも前記外方に位置し、
    前記第2接合部の外縁は、前記第1接合部の外縁よりも前記内方に位置し、
    前記第1接合部の前記長手方向に延びる中心線および前記第2接合部の前記長手方向に延びる中心線は、同一直線上に位置する
    請求項2に記載の電子部品包装体。
  6. 前記第1接合部の前記幅方向における長さは、前記第2接合部との境界に近付くにつれて、次第に短くなる
    請求項2〜5のいずれか一項に記載の電子部品包装体。
  7. 前記キャリアテープは、前記長手方向に間隔をあけて並ぶ複数の送り孔を有し、
    複数の前記送り孔は、複数の前記中間部からそれぞれ前記幅方向にずれて位置する
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子部品包装体。
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