JP6306896B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車に関する。特に、機械式の連動ブレーキを採用した自動二輪車に関するものである。
従来、例えば特許文献1に見られるように、前輪に制動力を付与し得る前輪ブレーキ(Bf)と、後輪に制動力を付与し得る後輪ブレーキ(Br)と、後輪ブレーキ(Br)を操作するブレーキペダル(3)と、ブレーキペダル(3)に接続され、ブレーキペダル(3)の操作に伴って前方へ移動し、ブレーキペダル(3)の操作力を分配して前輪ブレーキ(Bf)および後輪ブレーキ(Br)に操作力を与えるイコライザ(40)と、イコライザ(40)に接続されていて前輪ブレーキ(Bf)への操作力を伝達する連動ケーブ(6)とを備える車両が知られている。
特開2001−278169号公報
上述した従来技術のように、ブレーキペダルの操作に伴ってイコライザが前方へ移動するもの場合、連動ケーブルを車両前方向けて引き回す必要があるため、前輪ブレーキのための操作力のロスを少なくするような配索が望まれる。
一方、自動二輪車においては、連動ケーブルの配索スペースが限られているため、前輪ブレーキのための操作力のロスを少なくするように配索しようとすると、連動ケーブルの露出割合が大きくなって外観が損なわれやすくなる。
本発明が解決しようとする課題は、外観性の低下を抑制しながら前輪ブレーキのための操作力のロスを少なくするように連動ケーブルを配索することができる自動二輪車を提供することである。
上記課題を解決するために本発明の自動二輪車は、
前輪(WF)に制動力を付与する前輪ブレーキ(BF)と、
後輪(WR)に制動力を付与する後輪ブレーキ(BR)と、
後輪ブレーキ(BR)を操作するブレーキペダル(30)と、
ブレーキペダル(30)に接続され、ブレーキペダル(30)の操作に伴って作動し、
ブレーキペダル(30)の操作力を分配して前輪ブレーキ(BF)および後輪ブレーキ(
BR)に操作力を与えるイコライザ(40)と、
イコライザ(40)に接続されていて前輪ブレーキ(BF)への操作力を伝達する連動
ケーブ(50)と、
連動ケーブル(50)を保持するケーブルホルダ(85)と、
を備える自動二輪車であって、
ブレーキペダル操作時の、イコライザ(40)における連動ケーブル(50)との接続
部(42)の移動開始点(P1)と移動終了点(P2)とを結んだ線(L1)と略同じ角
となるように、前記接続部(42)の移動開始点(P1)とケーブルホルダ(85)
との間における連動ケーブル(50)を傾斜させるとともに、ケーブルホルダ(85)の
後方における連動ケーブル(50)は、後輪(WR)における前側の領域(A1)にて湾
曲させて前方に導くように配索したことを特徴とする。
この自動二輪車によれば、イコライザ(40)から前輪ブレーキ(BF)へ操作カ(F
f)を伝達する連動ケーブル(50)が、ブレーキペダル操作時の、イコライザ40にお
ける連動ケーブル(50)との接続部(42)の移動開始点(P1)と移動終了点(P2
)とを結んだ線(L1)と略同じ角度ととなるように、接続部(42)の移動開始点(P
1)とケーブルホルダ(85)との間において傾斜しているので、操作力(Ff)の伝達
ロスを小さくすることができる。それとともに、ケーブルホルダ(85)の後方における
連動ケーブル(50)は、後輪(WR)における前側の領域(A1)にて湾曲して前方に
導かれるので、連動ケーブル(50)の露出割合を少なくすることができる。
したがって、この自動二輪車によれば、外観性の低下を抑制しながら前輪ブレーキのた
めの操作力のロスを少なくするように連動ケーブルを配索することが可能となる。
この自動二輪車においては、
前記車体(10)が同乗者の足かけ部であるピリオンステップ(20p)を支持する支持プレート(10p)を有している場合には、前記連動ケーブル(50)は支持プレート(10p)の裏側を通る構成とすることができる。
このように構成すると、連動ケーブル(50)の露出割合を一層少なくすることができる。
この自動二輪車においては、
前記連動ケーブル(50)は、後輪(WR)におけるタイヤ幅(W)よりも後方に逸脱しないように湾曲させて前方に導くように配索した構成とすることができる。
このように構成すると、連動ケーブル(50)の露出割合を一層少なくすることができる。
この自動二輪車においては、
前記ブレーキペダル操作時の、イコライザ(40)における連動ケーブル(50)との接続部(42)の移動開始点(P1)および移動終了点(P2)を側方から覆うカバー(80)を設けた構成とすることができる。
このように構成すると、連動ケーブル(50)の露出割合を一層少なくすることができる。
また、前記カバー(80)の後部は前記支持プレート(10p)の前部に近接させた構成とすることができる。
このように構成すると、連動ケーブル(50)の露出割合を一層少なくすることができる。
本発明に係る自動二輪車の一実施の形態を示す側面図。 連動ブレーキ装置の一例の構成図。 図1の部分拡大図。 図3の部分省略背面図。 図3における部分省略5−5断面図。 図3における部分省略6−6断面図。 作動説明図。
以下、本発明に係る自動二輪車の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、操縦者から見た方向に従い、必要に応じて図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。各図において、同一部分ないし相当する部分には、同一の符号を付してある。
図1は本発明に係る自動二輪車の一実施の形態を示す側面図である。
この自動二輪車は、ハンドル16を操舵可能に支持するヘッドパイプ12から下後方に延びるメインフレーム部13と、このメインフレーム部13の後端部13rから上後方に延びるリアフレーム部17と、メインフレーム部13の後端部13rから下方に延びるピボットフレーム部14とを有する車体フレーム10を備えている。
ヘッドパイプ12にフロントフォーク11が前記ハンドル16で操向可能に支持されており、フロントトフォーク11の下端に前輪WFが軸支されている。前記ピボットフレーム部14に、スイングアーム15の前端部15fがピボット軸15pで上下に揺動可能に支持されており、スイングアーム15の後端に後輪WRが回転可能に軸支されている。スイングアーム15とリアフレーム部17との間にはリヤクッション18が設けられている。メインフレーム部13の下方には、パワーユニットとしてのエンジンEが取り付けられており、このエンジンEの出力が後輪WRに伝達される。後輪WRの上方には、乗車用シート21が配置されている。19はマフラー、20は運転者の足を載せるステップである。
車体フレーム10には、該車体フレーム10、前記エンジンEの一部を覆う合成樹脂製の車体カバー22が取り付けられている。この車体力バー22は、メインフレーム部13の左右両側に配置されるフロン卜サイドカバー23と、ライダーの脚部を前方から覆うようにして両フロントサイドカバー23の前部に連なるレッグシールド24と、ヘッドパイプ12を前方から覆うようにして両レッグシールド24に連なるフロントトップカバー25と、ヘッドパイプ12を後方側から覆うとともにメインフレーム部13を上方から覆うようにしてフロントトップカバー25に連なるメインフレームトップカバー26と、前記両フロントサイドカバー23の下部に連なり、後方に向かって後上がりに延びてリアフレーム部17を覆うアンダーカバー27と、上部に前記乗車用シート21が配設されるリヤサイドカバー28とを有している。
図2はこの自動二輪車に採用されている連動ブレーキ装置の構成図である。
図2および図1、図3に示すように、この実施の形態の自動二輪車の連動ブレーキ装置CBは、前輪WFに制動力を付与する前輪ブレーキBFと、後輪WRに制動力を付与する後輪ブレーキBRと、後輪ブレーキBRを操作するブレーキペダル30と、ブレーキペダル30に接続され、ブレーキペダル30の操作力Fを分配して前輪ブレーキBFおよび後輪ブレーキBRに操作力Ff,Frを与えるイコライザ40と、操作されるブレーキペダル30を原位置(初期位置)に復帰させるリターンスプリング39(図3)と、後輪ブレーキBRに対して前輪ブレーキBFの制動タイミングを遅らせるディレイスプリング49と、イコライザ40に接続されていて前輪ブレーキBFへの操作力を伝達する連動ケーブ50とを備えている。
図4〜図7において、85は連動ケーブル50を車体10に保持するケーブルホルダである。連動ケーブル50は、イコライザ40に車両後方から接続されている。
図7に示すように、連動ケーブル50は、ブレーキペダル操作時の、イコライザ40における連動ケーブル50との接続部42の移動開始点P1と移動終了点P2とを結んだ線L1と略同じ角度(水平線に対する傾斜角度)ととなるように、接続部42の移動開始点P1とケーブルホルダ85との間において傾斜させてある。それととともに、ケーブルホルダ85の後方における連動ケーブル50は、図1に示すように、後輪WRにおける前側の領域A1よりも後方に逸脱しないように湾曲させて前方に導くように配索してある。
このような構成によれば、イコライザ40から前輪ブレーキBFへ操作カFfを伝達する連動ケーブル50が、ブレーキペダル操作時の、イコライザ40における連動ケーブル50との接続部42の移動開始点P1と移動終了点P2とを結んだ線L1と略同じ角度ととなるように、接続部42の移動開始点P1とケーブルホルダ85との間において傾斜しているので、操作力Ffの伝達ロスを小さくすることができる。
すなわち、アウタチューブ52とインナケーブル51との間のフリクションを低減させ、操作力の伝達ロスを小さくすることができる。
それとともに、ケーブルホルダ85の後方における連動ケーブル50は、後輪WRにおける前側の領域A1よりも後方に逸脱しないように湾曲して前方に導かれるので、連動ケーブル50の露出割合を少なくすることができる。
したがって、この自動二輪車によれば、外観性の低下を抑制しながら前輪ブレーキBFのための操作力のロスを少なくするように連動ケーブル50を配索することが可能となる。
なお、本願において「略同じ角度」とは30度程度以下であることを意味する。
すなわち、図7に示しように、接続部42の移動開始点P1と移動終了点P2とを結んだ線L1と、接続部42の移動開始点P1とケーブルホルダ85(図7においてケーブルホルダ85の中心)とを結んだ線L2とのなす角をθとしたとき、θは30度程度以下とする。好ましくは、20度以内とすることにより90%以上の伝達効率を得ることができる。さらに好ましくは、15度以内とすることにより95%以上の伝達効率を得ることができる。図示の実施の形態では、θは3度となっている。
図1,図3に示すように、車体10は同乗者の足かけ部であるピリオンステップ20pを支持する支持プレート10pを有しており、連動ケーブル50は支持プレート10pの裏側を通っている。
このように構成すると、連動ケーブル50の露出割合を一層少なくすることができる。
支持プレート10pは、リアフレーム部17から後方斜め下方に延設された支持パイプ17pに固定されており、ピリオンステップ20pは支持プレート10pの下端に取り付けられている。
図3に示すように、連動ケーブル50は、後輪WRにおけるタイヤ幅Wよりも後方に逸脱しないように湾曲させて前方に導くように配索されている。
このように構成すると、連動ケーブル50の露出割合を一層少なくすることができる。
図1および図3〜図6において、80はカバーであり、このカバー80は、ブレーキペダル操作時の、イコライザ40における連動ケーブル50との接続部42の移動開始点P1および移動終了点P2を側方から覆っている(図7参照)
このように構成すると、連動ケーブル50の露出割合を一層少なくすることができる。
図3に示すように、カバー80の後部80rは支持プレート10pの前部10pfに近接している。
このように構成すると、連動ケーブル50の露出割合を一層少なくすることができる。
カバー80には、前記ブレーキペダル30、イコライザ40、リターンスプリング39、およびディレイスプリング49が取り付けられている。
このカバー80は、イコライザ40、リターンスプリング39、およびディレイスプリング49を側方(車幅方向外側)から覆っている。
ブレーキペダル30は、カバー80の下部81に外側(車幅方向外側)から取り付けられており、その取付部82の側方は、マフラー19で覆われている。
この自動二輪車によれば、機械式の連動ブレーキの構成部品であるブレーキペダル30、イコライザ40、リターンスプリング39、およびディレイスプリング49がカバー80に取り付けられるとともに、これらイコライザ40、リターンスプリング39、およびディレイスプリング49が側方からカバー80によって覆われるので、生産性ばかりでなく外観性も向上させることができる。
しかも、ブレーキペダル30はカバー80の下部81に外側から取り付けられるのでブレーキペダル30の取付性を向上させることができるとともに、その取付部82の側方は前記マフラー19で覆われるので、外観性もさらに向上する。
また、ブレーキペダル30はカバー80の下部81に外側から取り付けられるのでブレーキペダル30の取付部82のメンテナンス(例えば注油)性も向上する。
図4に示すように、カバー80には、イコライザ40と当接することで、ブレーキペダル30およびイコライザ40の初期位置(図4に示す位置)を規定する初期位置ストッパ83が設けられている。なお、車幅方向におけるブレーキペダル30とイコライザ40との配置を逆にした場合、初期位置ストッパ83はブレーキペダル30と当接するように構成することができる。
カバー80に初期位置ストッパ83を設けることにより、部品点数を削減でき、生産性をさらに向上させることができる。
カバー80には、前記初期位置から離間する方向(車両前方であり、図4において左方)へ移動するイコライザ40と当接することでイコライザ40の移動の範囲を規定するリミットストッパ84が設けられている。
このように構成すると、部品点数を削減でき、生産性をさらに向上させることができる。
カバー80には、前輪ブレーキBFを作動させる連動ケーブル50を保持する連動ケーブルホルダ85が設けられている。
このように構成すると、部品点数を削減でき、生産性をさらに向上させることができる。
上記各ストッパ83,84および連動ケーブルホルダ85は、いずれもカバー80の内面86に、カバー80と一体に形成してある。
このように構成すると、各ストッパ83,84および連動ケーブルホルダ85の固定具等がカバー外面87(図3,図7)に現れないので、外観性が向上する。
図3等に示すように、カバー80は、上下方向に伸びるベース部80bと、このベース部80bの略上半分から後方へ向かって一体に伸びる延設部80cとを有し、図3,図5に示すように、ベース部80bの上部がスイングアーム15のピボット軸15pを車体フレーム10に固定するナット15nで締結固定されるとともに、ベース部80bの下部がボルト88でピボットフレーム部14に締結固定されることで、車体フレーム10に対して着脱可能に取り付けられている。
下部のボルト88は、図1,図3に示すようにマフラー19で覆われるので、外観性が向上する。
図3等に示すように、ブレーキペダル30は、カバー80の下部81に軸33で回動可能に支持され、軸33よりも前方に延びるペダルアーム31(図2参照)と、軸33よりも上方に延び、ペダルアーム31とともに回動するミドルアーム32とを有している。
図6に示すように、ブレーキペダル30はカバー80に対して外側(車幅方向外側)から取り付けられているため、ブレーキペダル30をカバー80に対して内側から設けた場合に比べてミドルアーム32の曲がりを小さくすることができる。
すなわち、車幅方向における、ブレーキペダル30における回転中心であるボス部30bとイコライザ40との距離を小さくすることができる。
イコライザ40は、ブレーキペダル30のミドルアーム32に連結され、ブレーキペダル30への操作力Fを前輪ブレーキBFと後輪ブレーキBRとに分配する。
図4に示すように、リターンスプリング39は、ブレーキペダル30のミドルアーム32におけるバネ掛け部32sとカバー80の内側に一体的に設けたバネ掛け部80s1との間に張設される。ディレイスプリング49は、イコライザ40に設けた後述するピン42pにおけるバネ掛け部42s(図5参照)とカバー80の内側に一体的に設けたバネ掛け部80s2との間に張設される。
イコライザ40は、上記接続部(この接続部を前輪ブレーキ用接続部ともいう)42と、ミドルアーム32との連結部41よりも下方へ延びる後輪ブレーキ用接続部43とを有し、中央部44が前記連結部41でミドルアーム32に回動可能に連結されている。
ブレーキペダル30とイコライザ40との連結部41は連結ピンで構成されている。
前輪ブレーキ用接続部42は、ピン42pで構成され、このピン42pに、連動ケーブル50のインナケーブル51の一端に固定されたリング状のケーブルエンド51bを嵌め合わせることによってインナケーブル51に接続されている。なお、この実施の形態では、図4〜図6に示すように、ピン42pの外端42p1が上記各ストッパ83,84に当接することによって、イコライザ40の移動範囲が規定されるが、前輪ブレーキ用接続部42におけるイコライザ40本体の一部を外方に曲げ延ばしてしてその延出部を各ストッパ83,84に当接させるようにしてもよい。そのように構成すると、部品点数を削減でき、生産性をさらに向上させることができる。
インナケーブル51はアウタチューブ52内を通り、図2に示すように、前輪ブレーキBFを作動させる前ブレーキ操作系60に連結される。
前ブレーキ操作系60は、前ブレーキレバー61と、ディスク式の前輪ブレーキBFを液圧で作動させるブレーキキャリパ62と、前ブレーキレバー61の操作力を液圧に変換するマスタシリンダ63と、マスタシリンダ63の液圧をブレーキキャリパ62に伝達するブレーキホース64と、マスタシリンダ63を押圧し得るノッカー65とを備え、ノッカー65の先端65cにインナケーブル51が接続されている。
ノッカー65は前ブレーキレバー61の軸61aによって回動可能に支持されているとともに、前ブレーキレバー61と当接する凸部65pを有している。
マスタシリンダ63にはバネ受部63bが一体に設けられており、このバネ受部63bとノッカー65との間に特性設定ばね66が設けられている。
インナケーブル51はバネ受部63bを貫通してノッカー65に接続されている。
運転者が前ブレーキレバー61を矢印b方向へ回動させる(握る)と、前ブレーキレバー61がノッカー65の凸部65pを押してノッカー65が回動し、マスタシリンダ63が押されてその液圧でブレーキキャリパ62が作動し、これによって前輪WFへ制動力が付与される。なお、この場合のノッカー65の回動はインナケーブル51を弛ませるだけなので、イコライザ40へは何らの作用も及ぼさない。
一方、運転者が後ブレーキ用のペダルアーム31を踏み込んでブレーキペダル30を矢印b1方向に回動させると、その操作力Fは、イコライザ40によって、前輪ブレーキ操作力Ffと後輪ブレーキ操作力Frとに分配される。
前輪ブレーキ操作力Ffはインナケーブル51を通じてノッカー65を図3において時計方向へ回動させ、マスタシリンダ63を押圧してその液圧でブレーキキャリパ62を作動させる。これによって前輪WFへ制動力が付与される。なお、この場合、ノッカー65が回動しても、その凸部65pは前ブレーキレバー61から離間するだけなので、前ブレーキレバー61は回動しない。
後輪ブレーキ操作力Frは、後ブレーキ伝達系を介して後輪ブレーキBRを作動させる。
この実施の形態における後ブレーキ伝達系は、イコライザ40の後輪ブレーキ用接続部43に連結されたブレーキロッド70で構成されている。
ブレーキロッド70の先端には接続金具71が固定されており、この接続金具71の二股状(平面視コ字状)の先端にイコライザ40の後輪ブレーキ用接続部43の下端が入り込んでいて、ピン72(図4)で、接続金具71(したがってブレーキロッド70)とイコライザ40の後輪ブレーキ用接続部43とが相対回動可能に接続されている。
図2において、後輪ブレーキ操作力Frは、ブレーキロッド70を介してブレーキアーム73を矢印c方向へ回動させる。これによって後輪WRへ制動力が付与される。
以上の説明から明らかなように、この自動二輪車の連動ブレーキ装置CBは、運転者の操作に応じて次のように作動する。
運転者が前ブレーキレバー61を操作すると、その前輪ブレーキ操作力で前輪ブレーキBFのみが作動する。
運転者が後ブレーキ用のペダルアーム31を踏み込むと、その操作力Fがイコライザ40によって、前輪ブレーキ操作力Ffと後輪ブレーキ操作力Frとに分配され、前輪ブレーキ操作力Ffで前輪ブレーキBFが作動するとともに後輪ブレーキ操作力Frで後輪ブレーキBRが作動する。
運転者が前ブレーキレバー61とブレーキペダル30とを操作すると、前ブレーキレバー60に基づく前輪ブレーキ操作力Ff1とブレーキペダル30およびイコライザ40に基づく前輪ブレーキ操作力Ffとの合力で前輪ブレーキBFが作動するとともに、後輪ブレーキ操作力Frで後輪ブレーキBRが作動する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
A1:領域、WF:前輪、WR:後輪、BF:前輪ブレーキBF、BR:後輪ブレーキBR、P1:移動開始点、P2:移動終了点、10:車体フレーム(車体)、10p:支持プレート、19:マフラー、20p:ピリオンステップ、30:ブレーキペダル、39:リターンスプリング、40:イコライザ、49:ディレイスプリング、42:接続部、50:連動ケーブル、80:カバー、81:下部、82:取付部、83:初期位置ストッパ、84:リミットストッパ、85:連動ケーブルホルダ。

Claims (5)

  1. 前輪(WF)に制動力を付与する前輪ブレーキ(BF)と、
    後輪(WR)に制動力を付与する後輪ブレーキ(BR)と、
    後輪ブレーキ(BR)を操作するブレーキペダル(30)と、
    ブレーキペダル(30)に接続され、ブレーキペダル(30)の操作に伴って作動し、
    ブレーキペダル(30)の操作力を分配して前輪ブレーキ(BF)および後輪ブレーキ(
    BR)に操作力を与えるイコライザ(40)と、
    イコライザ(40)に接続されていて前輪ブレーキ(BF)への操作力を伝達する連動
    ケーブ(50)と、
    連動ケーブル(50)を保持するケーブルホルダ(85)と、
    を備える自動二輪車であって、
    ブレーキペダル操作時の、イコライザ(40)における連動ケーブル(50)との接続
    部(42)の移動開始点(P1)と移動終了点(P2)とを結んだ線(L1)と略同じ角
    となるように、前記接続部(42)の移動開始点(P1)とケーブルホルダ(85)
    との間における連動ケーブル(50)を傾斜させるとともに、ケーブルホルダ(85)の
    後方における連動ケーブル(50)は、後輪(WR)における前側の領域(A1)にて湾
    曲させて前方に導くように配索したことを特徴とする自動二輪車。
  2. 請求項1において、
    前記車体(10)は同乗者の足かけ部であるピリオンステップ(20p)を支持する支
    持プレート(10p)を有しており、
    前記連動ケーブル(50)は支持プレート(10p)の裏側を通ることを特徴とする自
    動二輪車。
  3. 請求項1または2において、
    前記連動ケーブル(50)は、後輪(WR)におけるタイヤ幅(W)よりも後方に逸脱
    しないように湾曲させて前方に導くように配索したことを特徴とする自動二輪車。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項において、
    前記ブレーキペダル操作時の、イコライザ(40)における連動ケーブル(50)との
    接続部(42)の移動開始点(P1)および移動終了点(P2)を側方から覆うカバー(
    80)を設けことを特徴とする自動二輪車。
  5. 請求項4において、
    前記カバー(80)の後部(80r)を前記支持プレート(10p)の前部(10pf
    )と近接させたことを特徴とする自動二輪車。
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