JP5907639B2 - 自動二輪車用制動装置 - Google Patents

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Description

この発明は、自動二輪車用制動装置に係り、特に、自動二輪車の前輪ブレーキと後輪ブレーキを連動させる連動ブレーキシステムを備えたものに関する。
自動二輪車においては、一つの操作子を操作することにより、前後のブレーキが連動して作動する連動ブレーキシステムを搭載した車両が知られている。このような連動ブレーキシステムとしては、例えば特許文献1がある。
特許文献1には、油圧式の前輪ブレーキと機械式の後輪ブレーキを備え、ブレーキペダルにて、後輪ブレーキと前輪ブレーキを連動操作するとともに、ブレーキペダルとリンクを介して連結されたイコライザを備え、このイコライザとブレーキロッドを介して後輪ブレーキへ連結し、さらに前輪ブレーキへ油圧を供給する連動ブレーキ用マスターシリンダのピストンロッドと連結させることにより、ブレーキペダル操作1つで前後輪のブレーキに制動力を与えることが記載されている。
しかし、特許文献1のイコライザは、ブレーキペダルとリンクを介して連結されるだけで車体側へ固定されていないので、後輪サスペンションを構成するスイングアームが後輪とともに上下に揺動すると、ブレーキロッドも揺動し、その結果、イコライザも上下に揺動することによってマスターシリンダのピストンに作用する力の向きが変わり、前後輪の制動力配分が変化する可能性があった。
そこで、イコライザを上下に揺動させないようにする構成が考えられ、このようなものとして例えば特許文献2がある。この構造では、車体側へ固定されている連動ブレーキ用のマスターシリンダ(12)へピストンを作動させるためのノッカー(23)を軸着するとともに、このノッカーの一端にイコライザ(24)を回動自在に連結し、このイコライザに機械式ブレーキ(9)が繋がる連結手段(11b)が取付けられている(括弧内の符号は特許文献2における参照符号)。
このようにすると、ノッカーがスイングアームの揺動によって上下に揺動しないので、マスターシリンダのピストンに作用する力の向きを一定にすることができる。
特開平9−058434号公報 特開2006−103437号公報
ところで、上記特許文献2に係る発明は、マスターシリンダのボディにノッカーを支持することにより、イコライザによって分配される荷重分配比を保ったままブレーキを作動させることが難しくなるので、荷重分配比の変化を小さくするためにイコライザとノッカーを別体として設けている。そのため、部品点数が多くなるとともに、構造が複雑になる傾向にある。そこで本発明は、部品点数の増加を抑えつつも簡素な構造でスイングアームの揺動による影響を受けにくくすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載した自動二輪車用制動装置の発明は、車体と、
前輪及び後輪を制動するための前輪ブレーキ及び後輪ブレーキと、
前記車体へペダルピボット(25)で回動自在に支持されたブレーキペダルと、
前記ブレーキペダルの操作力を配分して、前記後輪ブレーキ及び前記前輪ブレーキに制動力を与えるイコライザとを備えた自動二輪車において、
前記イコライザの一端部と前記後輪ブレーキを後ろ側伝達部材を介して連結し、
前記イコライザの他端部と前記前輪ブレーキを前側伝達部材を介して連結し、
前記イコライザの一端部と他端部の中間位置に設けられたイコライザ支点軸を前記ブレーキペダルに直接回動可能に支持するとともに、
前記イコライザ支点軸(31)の中心点(32)を、前記ペダルピボット(25)の中心点(P)より後方に位置させたことを特徴とする。
請求項2に記載した自動二輪車用制動装置の発明は上記請求項1において、前記後輪ブレーキを後端部に設けたスイングアームを備え、このスイングアームの内側に前記イコライザの少なくとも一部を配置したことを特徴とする。
請求項3に記載した自動二輪車用制動装置の発明は上記請求項1又は2において、
前記前側伝達部材は、液圧を発生する連動ブレーキ用マスターシリンダと、このマスターシリンダを押圧するピストンロッドと、このマスターシリンダから発生する液圧を前輪ブレーキに伝達する液圧配管とを備え、
前記連動ブレーキ用マスターシリンダのシリンダ軸線が前上がりに傾斜して配置されることを特徴とする。
請求項4に記載した自動二輪車用制動装置の発明は請求項3において、前記イコライザ支点軸の中心とイコライザの他端部の連結軸を結ぶ直線と、前記マスターシリンダのシリンダ軸線が略直交するように前記イコライザが取り付けられることを特徴とする。
請求項5に記載した自動二輪車用制動装置の発明は請求項4において、前記イコライザは中間部において屈曲していることを特徴とする。
請求項6に記載した自動二輪車用制動装置の発明は請求項1又は2において、後輪ブレーキの制動タイミングに対して前輪ブレーキの制動タイミングを遅延させるため、一端を前記イコライザの他端側に接続して初期位置側に付勢するディレイスプリングの他端を前記車体に支持し、
前記ディレイスプリングは前記イコライザを挟んで前記前側伝達部材と逆側に配置されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、イコライザが直接ブレーキペダルへ取付けられるので、スイングアームが揺動してもイコライザは実質的に上下動しない。このため、スイングアームの揺動によって連動ブレーキ用マスターシリンダのマスターピストンに作用する力が大きく減少しなくなり、前後輪ブレーキに対する制動力配分の変化を抑制できる。そのうえノッカーとイコライザのような別体に構成された2つの部品が不要になるとともに、ペダルとイコライザの間に介在されているリンク部材を廃止できるので、部品点数を減らすことができる。
請求項2の発明によれば、スイングアームの内側にイコライザの少なくとも一部を配置したので、イコライザの少なくとも一部を外側に露出させないようにすることができる。このため、外観性の向上を図るとともに、イコライザに対する雨水の影響を小さくできる。
請求項3の発明によれば、連動ブレーキ用マスターシリンダを前上がりに傾斜して配置したので、連動ブレーキ用マスターシリンダのエア抜き作業が容易になる。
請求項4の発明によれば、イコライザ支点軸の中心とイコライザの他端部の連結軸を結ぶ直線と、マスターシリンダのシリンダ軸線が略直交するので、連動ブレーキ用マスターシリンダに対して、イコライザからの力を分散せずに伝達できるため、イコライザから連動ブレーキ用マスターシリンダへ作動力を効率よく伝達できる。
請求項5の発明によれば、マスターシリンダの取付け位置を変更することにより、ストローク軸線の方向が変わっても、イコライザの曲げ角度を変化することにより、イコライザ支点軸の中心とイコライザの他端部の連結軸を結ぶ直線とマスターシリンダのシリンダ軸線とを直交させ易くすることができ、イコライザから連動ブレーキ用マスターシリンダへ作動力を効率よく伝達できる。
請求項6の発明によれば、ディレイスプリングも車体側へ支持されることで、スイングアームの揺動によりセット荷重が変化し難いので、ディレイスプリングによる作動タイミングを安定させることができる。
連動ブレーキシステムの構成図 図1におけるブレーキペダル及びその周辺部材の拡大図 本発明が適用された自動二輪車の要部側面図 同上平面図 イコライザのバリエーションを示す図 作用説明図
以下、図面に基づいて自動二輪車に適用された連動ブレーキシステムについて説明する。
なお、以下の説明において、前後・左右・上下の各方向は車両を規準とし、具体的には、図3の上下方向を上下方向、右方を方向、同左方を方向とし、図4の右方を前方、上方を左方向、下方を右方向とする。
図1は本連動ブレーキシステムの構成図であり、前輪ブレーキ10は、フロントフォーク下端に支持された前輪(いずれも図示省略)と一体回転するブレーキディスク11と、これを挟持するブレーキキャリパ12を備える。
この実施例におけるブレーキキャリパ12は、一対の第1ピストン12aと第2ピストン12bを備えた3ポット式であり、第1ピストン12aは、油圧配管13を介して前輪ブレーキ用マスターシリンダ14から油圧を供給することにより、前輪ブレーキ10を制動するようになっている。ブレーキキャリパ12の具体的な構造はこの例によらず種々可能である。
前輪ブレーキ用マスターシリンダ14は、前輪ブレーキの操作子であるブレーキレバー15の操作により油圧を発生するようになっている。このブレーキレバー15は、バーハンドル16へ回動自在に支持されている。
後輪ブレーキ20は、スイングアーム21の後端部へ設けられた機械式ブレーキのドラムブレーキである。スイングアーム21は、前端部をピボット22により車体1を構成する車体フレームF(図3参照)へ揺動自在に支持されている。後輪ブレーキ20は、本発明の伝達部材に相当するブレーキロッド23を介して後輪ブレーキの操作子であるブレーキペダル24にて操作され、ブレーキロッド23の進退ストロークに応じて機械的に制動力を生じる。
ブレーキペダル24は、略式で示してあり、ペダルピボット25で車体フレームへ回動自在に軸支されるとともに、ブレーキペダル24にイコライザ30が軸31で回動自在に取付けられ、このイコライザ30の下端にブレーキロッド23の前端部が連結されている。ブレーキロッド23の後端部は後輪ブレーキ20のカムアーム20eに連結されている。
後輪ブレーキ20は公知のドラムブレーキであり、ブレーキドラム20aと、その内部に収容されて、ピン20bにより軸止され、ブレーキドラム20aの内周面へ摺接可能な一対のブレーキシュー20cと、ピン20bを中心に一対のブレーキシュー20cを離反方向へ回動させて、ブレーキドラム20aの内周面へ摺接させるカム20dと、このカム20dに一端が連結されるとともに、他端側がブレーキドラム20aの外方へ延出するカムアーム20eとを備える。
カムアーム20eの先端部である連結部20fにはブレーキロッド23の後端部が連結され、このブレーキロッド23を介してブレーキペダル24にて回動操作され、カムアーム20eと一体のカム20dを回動させるようになっている。なお、ドラムブレーキとしての具体的な構造はこの例によらず種々可能である。また、ブレーキロッド23はケーブルやワイヤに変えることもできる。
イコライザ30の上端には連動ブレーキ用マスターシリンダ40から延出するピストンロッド41の後端が軸着されている。
連動ブレーキ用マスターシリンダ40はブレーキペダル24が回動することにより、イコライザ30を介してピストンロッド41が前進すると、連動ブレーキ用マスターシリンダ40内に油圧を発生し、油圧配管42を介して第2ピストン12bへ油圧を供給し、前輪ブレーキ10を制動する。
ブレーキペダル24をペダルピボット25の周りに時計回り方向へ回動させると、イコライザ30が前方へ移動してブレーキロッド23を前方へ引くことにより、後輪ブレーキ20を作動させて制動するとともに、ピストンロッド41を前進させて連動ブレーキ用マスターシリンダ40内に発生する油圧で前輪ブレーキ10を制動させる。これにより、ブレーキペダル24の操作で後輪ブレーキ20と前輪ブレーキ10を連動させることができる。
また、イコライザ30の上端と車体フレームF(具体的にはシートレール52)との間にディレイスプリング37が設けられている。ディレイスプリング37はコイルスプリング等の適宜バネ材料からなり、所定のセット荷重を超えるまで、イコライザ30の上端部が前方へ移動することを阻止して、ピストンロッド41の前進を遅延させ、ピストンロッド41に設けられたマスターピストン43を初期位置側へ付勢するためのものである。
この遅延機構により、ブレーキペダル24を操作したとき、イコライザ30はディレイスプリング37のセット荷重に打ち勝つまで上端側が前方移動せず、下端側のみが移動するため、ブレーキロッドが引張して後輪ブレーキ20のみを制動する。
その後、ブレーキペダル24の踏み込みが大きくなり、ディレイスプリング37のセット荷重を超えると、イコライザ30の上端側も移動してピストンロッド41を前進させるため、前輪ブレーキ10も制動する連動ブレーキの状態となる。
このように、遅延機構を設けると、低速域では軽くブレーキペダル24を踏むことにより、主ブレーキ(後輪ブレーキ20)のみを制動させてブレーキフィーリングを良好にすることに役立つ。
また、ディレイスプリング37により遅延機構を簡単に構成できる。
したがって、ブレーキレバー15を操作せず、ブレーキペダル24のみを単独操作すれば、後輪ブレーキ20と前輪ブレーキ10を連動して制動させることができる。さらに、連動状態でブレーキレバー15を操作すれば、前輪ブレーキ用マスターシリンダ14の油圧が第1ピストン12aへ供給され、同時に連動ブレーキ用マスターシリンダ40の油圧が第2ピストン12bへ供給されるため、前輪ブレーキ10の制動力を大きくすることができる。また、ブレーキペダル24を操作せず、ブレーキレバー15のみを単独操作すれば、前輪ブレーキ10のみを制動させることができる。
図2は図1におけるブレーキペダル24、及びイコライザ30と連動ブレーキ用マスターシリンダ40を含む周辺部材を拡大して示す図である。
この図において、ブレーキペダル24は、ペダルピボット25より前方へ延出する本体アーム24a、その前端部に設けられた踏圧部24b、本体アーム24aと側面視略L字状をなしてペダルピボット25から上方へ屈曲して一体に延出する作動アーム24cを備える。作動アーム24cの上端部には、イコライザ30がイコライザ支点軸31により回動自在に直接軸支されている。
図中の符号26はペダルリターンスプリングであり、本体アーム24aを図の反時計回り方向へ回動付勢している。
27はペダルストッパであり、車体フレームへ取付けられて下方へ延出し、踏圧部24bを踏み込まない状態であるブレーキペダル24の当初位置にて先端(下端)が本体アーム24aへ当接する。
これにより、ペダルリターンスプリング26で反時計回り方向へ回動付勢されている本体アーム24aを当初位置へ付勢する。
イコライザ30は帯板状をなし、その長さ方向(図の上下方向)中間部がイコライザ支点軸31により作動アーム24cへ取付けられている。イコライザ30の長さ方向一端部33(図の下端部)には、ブレーキロッド23の他端(前端)が連結されている。
イコライザ30の他端部38(図の上端部)には、連動ブレーキ用マスターシリンダ40から後方へ延出するピストンロッド41の後端部が軸35で連結されている。
ここで、イコライザ支点軸31の中心をペダル支点32、ブレーキロッド23の連結点をロッド支点34、ピストンロッド41の連結点をマスター支点36とする。また、ブレーキロッド23の軸線をL2、イコライザ30の長さ方向に平行な中心線をL3とする。ブレーキロッド23の軸線L2は、ブレーキロッド23の前端部におけるロッド支点34と、後端部におけるカムアーム20eの連結部20fに対する連結点(図1参照)とを結ぶ直線である。さらに、ペダルピボット25の中心をペダルピボット中心点Pとし、これを通る鉛直線をL4とする。
イコライザ30の中心線L3は、イコライザ30幅(長さ方向と直交する方向の部分)における中心及びペダル支点32を通る直線であり、この例では、中心線L3上にロッド支点34及びマスター支点36が設けられる。
また、ペダル支点32の位置するイコライザ30の長さ方向中間部とは、長さ方向の中心点を意味するものではなく、その中心点から上下方向いずれか側のロッド支点34又はマスター支点36側へ片寄った位置でもよい。
このように、イコライザ30におけるペダル支点32の位置は、イコライザ30の長さ方向中間点、すなわち、ペダル支点32−ロッド支点34及びペダル支点32−マスター支点36間が等しい場合のみならず、ロッド支点34又はマスター支点36のいずれか側へ片寄って位置してもよい。
このように片寄らせると、ペダル支点32−ロッド支点34及びペダル支点32−マスター支点36間の距離の比、すなわちレバー比を自由に変更して、連動ブレーキ時における前輪ブレーキと後輪ブレーキの制動力配分を車両の特性に合わせて調整できる。
連動ブレーキ用マスターシリンダ40は、連動ブレーキのための部材であって公知のものである。ピストンロッド41は連動ブレーキ用マスターシリンダ40のシリンダ部40aの一端から後端が後方へ延出してイコライザ30へ連結されるとともに、前端側はシリンダ部40aの内部へ入って軸線方向に進退動自在であり、マスターピストン43を一体化している。
マスターピストン43の後退側端部は凹曲面の受け部43bをなし、この受け部43bの凹部内へ、ピストンロッド41の先端に形成された押圧頭部41aが収容されている。押圧頭部41aの表面は、受け部43bの凹曲面よりも曲率の小さな凸曲面をなし、この凸曲面が凹曲面に摺動することにより、ピストンロッド41がマスターピストン43に対して傾きながら押すことができる。
マスターピストン43は、ピストンロッド41の進退に伴ってシリンダ部40a内を摺動し、ピストンロッド41へ力が加わらない状態では、リターンスプリング44にて後方へ付勢され、後退限45にて停止している。
ピストンロッド41の前進により、マスターピストン43がリターンスプリング44に抗して前進すると、シリンダ部40a内に油圧が発生し、この油圧はシリンダ部40aの前端部に設けられている吐出ポート46から油圧配管42(可撓性のホースも含む)へ送られる。油圧配管42の一端は予め吐出ポート46が設けられたシリンダ部40aの前端部へ固定されている。
ブレーキペダル24によりピストンロッド41が前進すると、連動ブレーキ用マスターシリンダ40内にて油圧を発生し、油圧配管42を介して第2ピストン12bへ油圧を供給し、前輪ブレーキ10を作動させるようになっている。
図中の符号L1はシリンダ軸線であり、この例では、シリンダ軸線L1は前方へ斜め上がりに傾斜しており、ペダルピボット中心点Pを通る鉛直線L4に対してより急角度(鉛直線L4に対する角度が小さい状態)で前傾するイコライザ30の中心線L3と交わっている。マスター支点36はペダルピボット中心点Pを通る鉛直線L4よりも若干後方に位置している。
イコライザ30の中心線L3は、若干前傾しているが鉛直線L4と略平行であってその後方に位置し、ペダル支点32はペダルピボット中心点Pの鉛直線L4よりも後方にあり、ロッド支点34はさらに後方に位置する。ロッド軸線L2も前方斜め上がりに傾斜して前傾しているが、その傾きはシリンダ軸線L1に近く、本実施例ではこの程度を略平行ということにする。
なお、各点P・32・34・36及び各線L1〜L4の位置関係は後述するように種々に設定できる。
図3は実際の自動二輪車にブレーキペダル24を取付けた状態における自動二輪車の要部側面図、図4はその平面図である。なお、車体及びブレーキペダル24はそれぞれ一具体例であるが、これらは図示のものに限定されず種々に変更可能である。
車体フレームFは、車体中心に沿って後方へ延びるメインフレーム50、その後端部から下方へ延出するピボットプレート51及びメインフレーム50の後端から斜め上がりに後方へ延出する左右一対のシートレール52を備える。
ピボットプレート51はスイングアーム21の前端部をピボット22で揺動自在に支持している。また、メインフレーム50と共にエンジン53を支持している。
この具体例におけるブレーキペダル24は、本体アーム24aをパイプ製とし、作動アーム24cはプレート製とし、本体アーム24aの後端と作動アーム24cの下端をそれぞれペダルピボット25へ溶接して一体化してある。ペダルピボット25はピボットプレート51の下端部へ回動自在に取付けられている。
作動アーム24cは、側面視でスイングアーム21と交差するようにスイングアーム21の内側を上方へ延出し、イコライザ30を支持する。
図4に示すように、ピボットプレート51とその外側に配置される車体右側のスイングアーム21との間には空間が形成されており、この空間を利用して、作動アーム24c、イコライザ30及びブレーキロッド23が配置されている。
この例では、作動アーム24c及びイコライザ30の各一部が側面視(図3)でスイングアーム21の内側へ配置されて重なり、ピボットプレート51とスイングアーム21でガードされる。
このように、スイングアーム21の内側にイコライザ30の少なくとも一部を配置すると、イコライザ30の少なくとも一部を露出させないようにすることができる。このため、外観性の向上を図るとともに、イコライザ30に対する雨水の影響を小さくできる。
但し、作動アーム24c及びイコライザ30をスイングアーム21の外側へ配置することは任意にできる。また、ピボットプレート51を左右へ幅を広げて設け、その内側へスイングアーム21の前端を配置するようにしてもよい。この場合は、作動アーム24c及びイコライザ30がスイングアーム21及びピボットプレート51の各外側へ配置されることになる。
図3及び図4に示すように、連動ブレーキ用マスターシリンダ40は、側面視でピボットプレート51の上部及びメインフレーム50の側面に重なり、シリンダ軸線L1をメインフレーム50の軸線と平行にして配置されている。
連動ブレーキ用マスターシリンダ40はメインフレーム50の側面から外側方へ突出するボス50aに、連動ブレーキ用マスターシリンダ40の取付突部48を重ね、ボルト55で固定されている。但し、この固定構造はこの例に限定されず種々に可能である。
連動ブレーキ用マスターシリンダ40は、メインフレーム50と略平行にして配置されることにより、そのシリンダ軸線L1が前方斜め上がりに傾斜している。このように、メインフレーム50に沿って連動ブレーキ用マスターシリンダ40を前上がりに傾斜して配置すると、連動ブレーキ用マスターシリンダ40の前端部から前輪ブレーキ10へ向かって配管される油圧配管42の配管をメインフレーム50に沿わせることができるため、配管が容易になる。また、連動ブレーキ用マスターシリンダ40のエア抜き作業が容易になる。
イコライザ30は略鉛直方向へ縦長一直線状に配置され、ブレーキロッド23はその軸線L2がイコライザ30の上下方向の中心線L3と略直角になるように配置されている。シリンダ軸線L1は中心線L3に対して斜めになっている。
イコライザ30の上端部は、スイングアーム21より上方へ突出して、ピストンロッド41の後端部と軸着されている。さらに、イコライザ30の上端部に一端を係止されたディレイスプリング37は、スイングアーム21の上方を後方へ延び、後端部がシートレール52に溶接されたブラケット52aに係止されている(図3参照)。
このように、ディレイスプリング37を車体側へ支持させることで、スイングアーム21が揺動してもセット荷重が変化し難くなるので、ディレイスプリング37による作動タイミングを安定させることができる。
ブレーキロッド23は側面視でスイングアーム21の下方に前後方向へ配置され、かつ平面視(図4)でスイングアーム21の内側へ、スイングアーム21と平行に配置される。
図4の拡大部に示すように、ブレーキロッド23の前端23aは内側へ略直角に屈曲して、イコライザ30の下端に形成された通し穴へ差し込み、ピン23bにより抜け止めすることにより、イコライザ30と回動自在に連結している。図4の拡大部はブレーキロッド23の前端23aが連結するイコライザ30の下端部を断面で示している。
ブレーキロッド23の後端部には雌ネジが形成されており、カムアーム20eの先端に設けられた連結部20fの連結軸を貫通してナット23cが締結されることにより、カムアーム20eの初期回動位置を調節自在にして取付けられている。
図中の符号54はトルクロッドであり、後輪ブレーキ20の外周から延出する支持部20gとスイングアーム21の前端部間に取付けられている。
また、図4において、ピボット22は左右のスイングアーム21の前端部に設けられた軸支部21aと、その間に配置されたピボットプレート51を貫通する長尺軸部材であり、その両端部に雄ねじが形成され、それぞれにナット56を締結することにより、左右のスイングアーム21の軸支部21aがピボットプレート51に対して回動自在に連結される。符号57は後輪車軸、58が後輪ホイールのハブの一部である。
図5は、イコライザ30のバリエーションをA〜Dに示す。A〜Dの各図に示す状態は、それぞれブレーキペダルを回動させない状態である当初位置を示す。なお、連動ブレーキ用マスターシリンダ40は図3の断面に対してより簡略化した概略表示にしてある(後述する図6も同様)。
Aはイコライザ30を屈曲させた例であり、イコライザ30の中心線は、ペダル支点32とマスター支点36を結ぶ上部中心線L3aと、ペダル支点32とロッド支点34を結ぶ下部中心線L3bとからなり、上部中心線L3aと下部中心線L3bは、ペダル支点32にて鈍角に屈曲し、上部中心線L3aは後傾、下部中心線L3bは略垂直になっている。下部中心線L3bとブレーキロッド軸線L2とは直交している。
また、上半部側の上部中心線L3aの後傾程度は、斜め前上がりに傾斜するシリンダ軸線L1と略直交するように設定されている。
このように上部中心線L3aとシリンダ軸線L1と略直交させると、連動ブレーキ用マスターシリンダ40を斜めに配置しても、ピストンロッド41のこじりによる摺動抵抗を減らし、作動をスムーズにすることができる。また、連動ブレーキ用マスターシリンダ40に対して、イコライザ30からの力を分散せずに伝達できるため、イコライザ30から連動ブレーキ用マスターシリンダ40へ作動力を効率よく伝達できる。
したがって、連動ブレーキ用マスターシリンダ40の取付け位置を変更することにより、ストローク軸線の方向が変わっても、イコライザ30の曲げ角度を変化することにより、イコライザ支点軸であるペダル支点32の中心とイコライザの他端部の連結軸であるマスター支点36を結ぶ直線(上部中心線)L3aと、連動ブレーキ用マスターシリンダ40のシリンダ軸線L4とを直交させ易くすることができ、イコライザ30から連動ブレーキ用マスターシリンダ40へ作動力を効率よく伝達できる。
Bは、シリンダ軸線L1を略水平に配置した例であり、イコライザ30はペダル支点32、ロッド支点34、マスター支点36が一直線上に並ぶ形状をなし、中心線L3はペダルピボット中心点Pを通る鉛直線L4に略平行している。以下、このように3点(32・34・36)が一直線上に並んだイコライザの形状を直線状ということにする。
なお、シリンダ軸線L1とブレーキロッド軸線L2も互いに平行し、それぞれ中心線L3及び鉛直線L4に略直交している。
イコライザ30は僅かに前傾し、ペダルピボット中心点Pを通る鉛直線L4に対して、ペダル支点32は近接してその後方側に位置し、ロッド支点34はペダル支点32よりさらに後方に位置する。マスター支点36は、ペダル支点32より前方でほぼ鉛直線L4の上に位置する。
このようにすると、ブレーキペダル24の回動により、ブレーキロッド23とピストンロッド41をそれぞれスムーズに作動させることができる。
Cは、Bと同様に、イコライザ30を直線状とし、かつシリンダ軸線L1とブレーキロッド軸線L2を平行にした例であるが、この例では、イコライザ30を大きく後傾させ、鉛直線L4に対して、ロッド支点34を鉛直線L4より前方、ペダル支点32を後方、マスター支点36をさらに後方へ配置してある。このようにすると、同じ長さのブレーキロッド23に対して、ペダルピボット25をより後方へ配置できるから、スイングアーム21が短い場合に適している。また、連動ブレーキ用マスターシリンダ40を鉛直線L4へ接近させて配置できる。
Dは、ディレイスプリング37の配置を変更した例である。これまでのA〜Cの各例はそれぞれディレイスプリング37をイコライザ30の後方へ配置し、後端をスイングアーム21へ支持させていたが、この例ではイコライザ30の前方となるイコライザ30と連動ブレーキ用マスターシリンダ40の間へ配置してある。
このようにすると、ディレイスプリング37は車体フレーム側へ固定されているブレーキペダル24と連動ブレーキ用マスターシリンダ40の間に設けられることになり、揺動するスイングアーム21とイコライザ30の間へ設ける場合と比べて、揺動によるセット荷重の変動を生じ難くさせることができ、ディレイスプリング37による作動タイミングを安定させることができる。
また、ディレイスプリング37をピストンロッド41のマスターシリンダ40と逆方向側端部からさらにマスターシリンダ40と逆方向側へ突出させて配置せず、この例では、イコライザ30とマスターシリンダ40本体部であるシリンダ部との間に配置したので、連動ブレーキシステムにおけるマスターシリンダ側が大型化せず、コンパクトにすることができる。
なお、このディレイスプリング37の配置は、図5の各バリエーション並びに、図2、図6等におけるイコライザ30のいずれの態様にも適用できる。
次に、この連動ブレーキシステムの作動を説明する。
図6は、図5のBと類似した構成を有する連動ブレーキシステムにおいて、ブレーキペダル24のみの操作について説明するものあり、ブレーキペダル24の回動位置に応じたイコライザ30の変化を示す。なお、この図はブレーキペダル24、イコライザ30、連動ブレーキ用マスターシリンダ40の動きを概略的に示すものである。また、図6に示すものは、ブレーキペダルを操作しないブレーキの非作動状態(図6のAの状態)において、イコライザ30の前傾を図5のBの例よりも大きくしてある。ただし、図6のAに示すように、シリンダ軸線L1とロッド軸線L2をそれぞれ平行に水平配置し、かつイコライザ30を前傾する直線状としたことは図5のBと同じである。
Aは踏圧部24bを踏まない当初位置であり、鉛直線L4に対してペダル支点32及びロッド支点34は鉛直線L4の後方、マスター支点36はほぼ鉛直線L4上に位置する。
Bは、若干踏圧部24bを踏むことにより、後輪ブレーキが効き始めた状態であり、ブレーキペダル24がペダルピボット25を中心に時計回り方向へ回動することにより、ペダル支点32が前方へ移動するが、イコライザ30へ加えられる力は、まだディレイスプリング37のセット荷重より小さい。
したがって、マスター支点36は当初位置のままであり、イコライザ30は略直立状態になり、ペダル支点32とロッド支点34はそれぞれ鉛直線L4の近傍に位置し、ロッド支点34が若干前方へ移動することにより、ブレーキロッド23を前方へ引くため、後輪ブレーキが効き始める。
しかし、マスター支点36の位置はディレイスプリング37により変化せず、イコライザ30はピストンロッド41を前方へ押さないので、マスターピストン43はピストンロッド41側の端部が後退限45の位置となる後退限位置にあり、前輪ブレーキを作動させない。すなわち、ブレーキペダル24を軽く操作して、主ブレーキである後輪ブレーキのみを少し制動させることができる。
Cは、さらに踏圧部24bを踏み込むことにより、前輪ブレーキが効き始めた状態を示す。
作動アーム24cはさらに時計回り方向に回動し、イコライザ30からピストンロッド41へ加えられる力がディレイスプリング37のセット荷重を超える。すると、イコライザ30の上端はディレイスプリング37に抗して前方へ移動し、ピストンロッド41を押し始める。
したがって、Bの状態より、ペダル支点32、ロッド支点34及びマスター支点36がそれぞれ前方へ移動し、ロッド支点34がほぼ鉛直線L4の上に位置し、ペダル支点32が鉛直線L4のやや前方直近となる近傍に位置し、マスター支点36はペダル支点32よりも僅かに前方に位置する。このため、ピストンロッド41は若干前方へ押されてマスターピストン43が後退限位置より少し前方へ摺動して、連動ブレーキ用マスターシリンダ40内にてわずかに油圧を発生し、前輪ブレーキが効き始める。
また、ロッド支点34はさらにブレーキロッド23を前方へ引くので、ブレーキロッド23のストロークに応じて後輪ブレーキの制動力が上昇する。これにより、ブレーキペダル24の操作で後輪ブレーキと前輪ブレーキが同時に作動する連動状態となる。
Dは連動状態を示し、Cの状態よりさらに踏圧部24bを踏み込むことにより、踏力に応じてピストンロッド41及びブレーキロッド23のストロークが増大し、それだけ、前輪ブレーキ及び後輪ブレーキの制動力を増大させる。
Eはブレーキペダル24を回動限界まで踏み込んだフルストローク状態である。ブレーキペダル24はあらかじめ設定された回動限界で回動停止する。このとき、ペダル支点32、ロッド支点34、マスター支点36はそれぞれ鉛直線L4の前方に位置する。
また、ブレーキロッド23及びピストンロッド41のストローク量はそれぞれ最大となり、マスターピストン43は予め設定された前進位置になり、最大の油圧を発生する。
このように、イコライザ30を直接ブレーキペダル24へ回動自在に取付けると、スイングアーム21が上下に揺動しても、イコライザ30は上下に移動せず、スイングアーム21の揺動による影響を受けなくなる。このため、スイングアーム21の揺動により、連動ブレーキ用マスターシリンダ40のマスターピストン43に作用する力の向きが変わり、前後輪ブレーキに対する制動力配分が変化するようなことがなくなる。
このため、スイングアーム21の揺動による連動ブレーキ用マスターシリンダ40のマスターピストン43に作用する力が大きく減少しなくなり、前後輪ブレーキに対する制動力配分の変化を抑制でき、スイングアーム21の揺動による影響を受けなくなるので、連動ブレーキの作動を安定した信頼性の高いものにすることができる。
また、従来のようにリンク等を介することなくイコライザ30を直接ブレーキペダル24へ取付けるので、ノッカーとイコライザのような別体に構成された2つの部品が不要になるとともに、ペダルとイコライザの間に介在されているリンク部材を廃止できることになるため、部品点数を減らすことができ、イコライザ30回りの構造を簡素化できる。
そのうえ、ディレイスプリング37により連動ブレーキの遅延機構を構成できる。このため、遅延機構を備えつつも、簡素な構造でスイングアーム21の揺動による影響を受けにくくすることができる。
10:前輪ブレーキ、20:後輪ブレーキ、21:スイングアーム、24:ブレーキペダル、25:ペダルピボット、30:イコライザ、37:ディレイスプリング、40:連動ブレーキ用マスターシリンダ、41:ピストンロッド、50:メインフレーム、51:ピボットプレート

Claims (6)

  1. 車体(1)と、
    前輪及び後輪を制動するための前輪ブレーキ(10)及び後輪ブレーキ(20)と、
    前記車体(1)へペダルピボット(25)で回動自在に支持されたブレーキペダル(24)と、
    前記ブレーキペダルの操作力を配分して、前記後輪ブレーキ及び前記前輪ブレーキに制動力を与えるイコライザ(30)とを備えた自動二輪車において、
    前記イコライザ(30)の一端部(33)と前記後輪ブレーキ(20)を後ろ側伝達部材(20A)を介して連結し、
    前記イコライザ(30)の他端部(38)と前記前輪ブレーキ(10)を前側伝達部材(10A)を介して連結し、
    前記イコライザ(30)の一端部(33)と他端部(38)の中間位置に設けられたイコライザ支点軸(31)を前記ブレーキペダル(24)に直接回動可能支持するとともに、
    前記イコライザ支点軸(31)の中心点(32)を、前記ペダルピボット(25)の中心点(P)より後方に位置させたことを特徴とする自動二輪車用制動装置。
  2. 前記輪ブレーキを後端部に設けたスイングアーム(21)を備え、このスイングアーム(21)の内側に前記イコライザ(30)の少なくとも一部を配置したことを特徴とする請求項1に記載した自動二輪車用制動装置。
  3. 前記前側伝達部材(10A)は、液圧を発生する連動ブレーキ用マスターシリンダ(40)と、このマスターシリンダ(40)を押圧するピストンロッド(41)と、このマスターシリンダで発生する液圧を前輪ブレーキ(10)に伝達する液圧配管(42)とを備え、
    前記連動ブレーキ用マスターシリンダ(40)のシリンダ軸線(L1)が前上がりに傾斜して配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載した自動二輪車用制動装置。
  4. 前記イコライザ支点軸(31)の中心とイコライザ(30)の他端部(38)の連結軸(35)を結ぶ直線(L3a)と、前記マスターシリンダ(40)のシリンダ軸線(L1)が略直交するように前記イコライザ(30)が取り付けられることを特徴とする請求項3記載の自動二輪車用制動装置。
  5. 前記イコライザ(30)は中間部において屈曲していることを特徴とする請求項4に記載した自動二輪車用制動装置。
  6. 後輪ブレーキ(20)の制動タイミングに対して前輪ブレーキ(10)の制動タイミングを遅延させるため、一端を前記イコライザ(30)の他端側(38)に接続して初期位置側に付勢するディレイスプリング(37)の他端を前記車体(1)に支持し、
    前記ディレイスプリング(37)は前記イコライザ(30)を挟んで前記前側伝達部材(10A)と逆側に配置されることを特徴とする請求項1又は2記載の自動二輪車用制動装置。
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