JP6219289B2 - 駐輪装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自転車を垂直に立てて収容する駐輪装置に関する。
自転車の駐輪場は比較的人口密度の高い、駅周辺、商業施設或いは集合住宅等に付設して設けられることが多く場所の確保が問題になる。
そのため、限られたスペースにできるだけ多くの自転車を収容できるよう、これまで多種類の駐輪装置が提案されてきており、一例として、自転車を垂直に立てて駐輪する駐輪装置又は設備についての提案も多くなされてきている。
例えば、特許文献1に記載された駐輪装置では、自転車の前輪を車輪固定具で固定して、この車輪固定具を直接又は間接的に上下に掛け渡したチェーンに連結し、チェーンをモータで駆動することで、自転車を垂直に引き上げて収容するようにしている。
これと同様に自転車の前輪を引き上げる方式のものとして、例えば特許文献2には、直立した縦枠の上端に水平に設けた水平アームに巻揚器を設け、一端にフックをつけたロープを前輪に掛けて引き上げるようにした二輪車駐車施設が、また、特許文献3には、自転車の前輪を保持したキャリアを支持柱の上端に設けたローラに張設したロープで吊り上げるようにした直立式駐輪装置が記載されている
また、これら自転車を垂直姿勢に引き上げる方式とは別に、押し上げる方式のものとして、レールラックに沿って人が自転車を押し上げて立て、この状態で上側の車輪にハンガーを掛けて吊り下げるようにした駐輪装置も知られている(特許文献4参照)。
また、以上の方式とは別に、旋回アームを使って、旋回アームを自転車の前輪に係止して、旋回アームを旋回させて自転車を垂直に立てた状態に収容するものも知られている(特許文献5、6参照)。
即ち、特許文献5には、自転車の前輪が嵌る吊下げアームに連結された旋回アームを設け、前輪を旋回アームのガイドに入れて、自転車を押すことで旋回アームを、水平枢軸を中心に上向きに回動させて、旋回アームを垂直に起立する直立式駐輪装置が記載されている。
この直立式駐輪装置では、旋回アームの起立回動時に、引張コイルバネにより旋回アームを起立方向に跳ね上げ付勢して旋回アームの起立回動を行うようにし、かつ自転車を垂直に立てた状態で、直立した旋回アームを係止ピンとフック板とで掛合して、自転車を吊下げた直立位置に拘束している。
また、特許文献6には、自由端に自転車の前輪を引っ掛けるフックを備え、チェーンとスライダーを介して引張りバネで上方へ旋回する方向に付勢された旋回アームを備えた自転車の駐輪用設備が記載されている。
この自転車の駐輪用設備では、旋回アームを下降させるときはアームが下降する方向にのみ旋回するようにつめとつめ車で移動規制し、旋回アームを上方に旋回したときはアームが下降しないように別のつめとつめ車で移動規制する、また、自転車を上昇させるときは、前者のつめとつめ車の係合を外して引張り力を利用して垂直位置まで旋回移動している。
特開2011−179300号公報 特開2009−113777号公報 実用新案登録第3026313号公報 特開2004−148912号公報 実用新案登録第3026314号明細書 特開平10−16843号公報
以上のように、自転車を垂直に立てて駐輪させる駐輪装置として種々の方式のものが開発されてきている。しかし、これまで開発されてきたものは、例えば特許文献1〜3に記載されている自転車を吊り上げる方式のものでは、チェーン又はロープの駆動装置が必要であるため、装置構造が複雑でコストも掛かり、また、装置自体も大型化する。また、前記特許文献4に記載されている人が押し上げる方式のものは、装置の構造は比較的簡単で部品点数も少ないが、非力な人には操作が容易ではない。
さらに、特許文献5に記載された直立式駐輪装置は、自転車の前輪を装着するための特殊な構造の吊下げアームを用いているだけではなく、自転車を吊下げた直立位置に拘束するための保持手段を要する。また、その段落「0018」に、「旋回アーム4の起立回動すると間もなく、水平枢軸3がバネ受部28とバネ受部29を結ぶ直線を前側に越え、こえた瞬間に引張コイルバネ30の付勢方向は逆転し、旋回アーム4を起立方向に跳ね上げ付勢する。そのため、旋回アーム4の起立回動が軽快になされる。」と記載されているように、自転車を最初に押して旋回アームを旋回させるときに、引張コイルバネの付勢方向を逆転させるための力が要る。そのため、これも非力な人にとっては操作が容易ではない。
また、特許文献6に記載された自転車の駐輪用設備は、旋回アームを旋回させるためにチェーン伝動機構を用いており、また、旋回アームの移動を規制するために2対のつめ及びつめ車を備えるため、構造が複雑で装置が大型化すると共に、部品点数が多くなり、コスト面でも改良の余地がある。
本発明は、前記従来の駐輪装置における問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、旋回アームを用いて自転車を垂直に立てて収容する駐輪装置において、比較的力を要せず容易かつ安全に操作可能にし、かつ、簡易な構造にすることで製造コストを低減することである。
本発明は、自転車を垂直に立てた状態で収容する駐輪装置であって、自転車の前輪を上方へ引き上げる旋回アームと、前記旋回アームに接続され、前記旋回アームの旋回下降に伴って増大しかつ旋回上昇に伴って減少する付勢力を前記旋回アームに付与する付勢手段と、前記旋回アームの旋回上昇を規制するロックと、前記ロックを作動するロック作動手段と、前記ロックを解除するロック解除手段と、を有し、前記ロック作動手段は、前記旋回アームの下降動作に連携して前記ロックを作動することを特徴とする駐輪装置である。
本発明によれば、旋回アームを用いて自転車を垂直に立てて収容する駐輪装置を、比較的力を要せず容易かつ安全に操作可能にし、かつ、簡易な構造にすることで製造コストを低減することができる。
自転車を垂直に立てて収容するための本実施形態に係る駐輪装置全体を示す正面図である。 図1Aのフックを拡大してその形状及び旋回アームへの取付状態を示す図である。 他のフックを示し、図1C(1)はその側面図、図1C(2)はフック用の取付ネジの側面図、図1C(3)は、正面図である。 図2Aはロック解除状態における第2のリンクアームとロック機構の拡大斜視図であり、図2Bは図2AのB部分の拡大図である。 ロック状態における第2のリンクアームとロック機構の拡大斜視図である。 ロックレバー及びロックレバー軸を示す斜視図であり、図4Aはロック解除位置及び図4Bはロック位置を示す図である。 旋回アームが上端から下端位置まで旋回するときの第2のリンクアームとロック作動部を、図2A、3に示すロック作動部の裏側からみた斜視図であり、ロック解除状態を示す図である。 図5と同様の図であって、ロック作動中の状態を示す図である。 図5と同様の図であって、ロック後の状態を示す図である。 本駐輪装置を用いて自転車を収容しようとする状態を示す正面図であり、本駐輪装置の旋回アームのフックを自転車の前輪に係止した状態を示す図である。 本駐輪装置を用いて自転車を垂直に立てて収容した状態を示す正面図である。 第2の実施形態の旋回アームを示す斜視図であり、旋回アーム不使用時において折り畳んだ状態を示す。 第2の実施形態の旋回アームを示す斜視図であり、旋回アームの使用時に折り畳んだ状態から展開した状態を示す、第1の実施形態の図8に対応する図である。 係止案内機構を説明する図であり、図11Aはその要部側面図、図11Bは係止案内機構及びその近傍の第1旋回アームと第2旋回アームの平断面図である。 第1及び第2旋回アームの動作を説明する斜視図である。 第1及び第2旋回アームの動作を説明する斜視図である。 図2Aと同様のロック解除状態における第2のリンクアームとロック機構の拡大斜視図である。 図13のプレートなどを反対側からみた支持金具の斜視図である。 図3と同様のロック状態における第2のリンクアームとロック機構の拡大斜視図である。 図11の係止案内機構の変形例であり、図16Aはその正面図、図16Bは平面図である。
以下、本発明の実施形態に係る自転車の駐輪装置について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1Aは、自転車を垂直に立てて収容するための本実施形態に係る駐輪装置全体を示す正面図であり、図1Bは、図1Aのフックを拡大してその形状及び旋回アームへの取付状態を示す図である。また、図2、3はそのロック機構を拡大して示す斜視図である。
本駐輪装置1は、概略的には、旋回アーム10(1)を含む自転車の収容機構2と、旋回アーム10(1)を下降位置でロックしておくためのロック機構3とから成っている。ここでは、まず、自転車の収容機構2から説明する。
収容機構2は、旋回アーム10(1)と、旋回アーム10(1)に付勢力を作用させて下降位置と上昇位置間で旋回アーム10(1)を作動する作動機構から成っている。
旋回アーム10(1)は棒状部材であって、その一端部は、後述する旋回プレート12に連結されており、その自由端には自転車の前輪に引っ掛けるフック10aが設けられている。なお、ここでは、旋回アーム10(1)と旋回プレート12とは別体であるが一体に形成してもよく、したがって、とくに区別して論じる場合を除き、便宜上旋回プレート12を含めて旋回アーム10(1)という。
図1Aにおいて、旋回アーム10(1)は上方に旋回されており、この状態は、自転車の前輪を支持する支持手段であるフック10aで引っ掛けて垂直に立てて収容する収容状態である。また、フック10aの形状は任意であるが、例えば、フック10aは、図1Aのフック10aを拡大して示す図1B(1)に示すように、旋回アーム10(1)に対して直角に取り付けられ、外端に外れ止めとなる楕円状のフランジ部10a(1)と、反対端に旋回アーム10(1)への取付部となる大径部10a(2)と、大径部10a(2)と前記フランジ部10a(1)間を繋ぐ、中央が括れた円筒状の係止部10a(3)を備えている。
このフック10aを旋回アーム10(1)に取り付けるときは、旋回アーム10(1)を旋回下降させた状態で、その長径が床面に略垂直になるように取り付けることで(図1B(2))、フック10aは床面に対して縦長形状となるため、円形のフランジを備えたフックよりも自転車の前輪のスポークの間に入れ易くかつリムに引っ掛け易くすることができる。また、旋回アーム10(1)を旋回上昇する際、及び旋回アーム10(1)を旋回上昇した自転車の収容位置においても(図1B(3))、フック10aの中央が括れた円筒状の係止部10a(3)と自転車前輪のリムの湾曲した表面が馴染んで安定した状態で自転車を支持することができる。
図1Cは他のフック10bを示し、図1C(1)はその側面図、図1C(2)はフック用の取付ネジの側面図、図1C(3)は、正面図である。
このフック10bは、両側壁10b(1)、10b(2)と両側壁10b(1)、10b(2)を連結する底壁10b(3)で構成された溝状断面(略U字状)をなす、例えば金属あるいは合成樹脂でできた板状の部材である。具体的には、両側壁10b(1)、10b(2)のうち、自転車の前輪への挿入側となる側壁(図中右側の側壁)10b(2)は、その対向側の旋回アーム10(1)への取り付け側となる側壁(図中左側の側壁)10b(1)よりも高さが低く形成されており、また、係止部となる底壁10b(3)は、図中右側から左側に向かって溝が深くなるように、即ち、前輪挿入側となる側壁10b(2)から旋回アーム10(1)への取付側となる側壁10b(1)に向かって下方に傾斜した傾斜面に構成されている。これはフック10bを自転車の前輪スポーク間に挿入して自転車を吊り上げたときに、自転車が自重により傾斜面に沿って図示左側にスライドできるようにして、吊り下げ中に自転車がフック10bから外れるのを防止するためである。また、自転車の前輪と馴染むように、底壁10b(3)の前輪リムとの当接面は前輪の形状に対応した(必ずしも一致していなくともよい)円弧状に形成されている。
フック10bは、旋回アーム10(1)の旋回位置に関らず、常にその底壁10b(3)全体で前輪のリムを受け止めて支持できるように、旋回アーム10(1)に対して旋回可能に取り付けられている。このフック10bの旋回アーム10(1)への取り付けは、任意であるが、ここでは図1C(2)に示す取付ネジ10b(4)により行う。つまり、旋回アーム10(1)に設けたネジ孔(図示せず)に取り付ける、あるいは孔に差し込んだネジの端部にナット(図示せず)を装着し、フック10bは、旋回アーム10(1)の旋回に伴い、ネジの軸部の周りで旋回する。
フック10bは、図1C(3)に示すように、その底壁10b(3)は、自転車のリムの湾曲形状に馴染むように、湾曲が形成されている。
ところで、フック10aは、図示のとおり、中央が括れた円筒状をなし構造が単純であり製造が容易である。また、前輪に差し込み易く使い勝手もよい。ただ、図1B(2)に示すように、旋回アーム10(1)に取り付けたとき、その係止部10a(3)は、旋回アーム10(1)の側面から横に突出した状態になる。そのため、フック10aを自転車の前輪に差し込む場合、その差し込み位置が偶々発電機の近傍であると、旋回アーム10(1)と発電機が干渉し合って差し込み難いことがある。
フック10bはこの点を改良したもので、その形状を断面U字状にし、かつ旋回アーム10(1)を図8に示すように旋回下降させて自転車の前輪のリムをフック10bに係止する際に、係止部となる底壁10b(3)が旋回アーム10(1)よりも下方になるように旋回アーム10(1)に取り付けるようにしている。即ち、フック10bに係止したときの、自転車の旋回アーム10(1)に対する相対位置をフック10aによる場合よりも下方にずらし、これによって、旋回アーム10(1)と自転車の発電機とが干渉しないようにしている。
旋回プレート12は、垂直に立設した縦枠16に回動軸16bで回動自在に連結され、かつ先端と基端とを結ぶ部分から三角形状に突出した突出部12aを有している。突出部12aの頂点部分には、第1のリンクアーム13の上端部が回動自在に連結され、かつその下端部には、下端が縦枠16の基端部に回動軸15aで枢着された付勢手段であるガススプリング15が回動自在に連結されている。
ガススプリング15は、例えばピストンによって仕切られたオイルと高圧のガスによる弾発力を利用して、旋回プレート12に上方への旋回力を付与する構造のものである。
第1のリンクアーム13の前記突出部12aとの枢着部とガススプリング15の上端との枢着部間には、一端部が前記縦枠16に回動軸14bで枢着された第2のリンクアーム14の他端部が回動自在に連結されている。
第2のリンクアーム14は、図2A、図3に示すように、一対の矩形の細長いリンクアーム片14(1)を備え、一対のリンクアーム片14(1)の長手方向中間位置には被ロック体であるロックピン14aの両端部が連結されている。このロックピン14aは、後述するロック機構3におけるロック体であるロックプレート23と協働して、旋回アーム10(1)をロックするためのものである。
ここで、旋回アーム10(1)と、第1及び第2のリンクアーム13、14とガススプリング15で旋回アーム10(1)を旋回動作させるリンク機構を構成し、その際ガススプリング15は、旋回アーム10(1)が下降するにしたがって付勢力が増大し、旋回アーム10(1)が上昇するにしたがって付勢力が減少するよう構成されている。なお、ガススプリング15の付勢力は、リンク機構の上死点位置で自転車を垂直に立てた状態で保持できる大きさに調整されている。
ガススプリング15の付勢力は、旋回アーム10(1)が下降するにしたがって増大するため、旋回アーム10(1)を下降させて、自転車の前輪を旋回アーム10(1)のフック10aに引っ掛けたとき、ガススプリング15の付勢力により軽く持ち上げることができる。
反面、下降させた旋回アーム10(1)には上向きに比較的大きな付勢力が作用しているため、旋回アーム10(1)を下降位置に安定して保持しておく必要がある。そのため、本実施形態では、旋回アームの上動を規制するロック機構3が備えられている。
次に、このロック機構3について説明する。
図2A、図3は、それぞれロック解除状態及びロック状態における第2のリンクアーム14とロック機構3の拡大斜視図である。ここで、ロック機構3は、さらにロック部と、ロック作動部と、ロック解除部とからなっている。
ロック部は、一端側にロックピン14aを係止する切欠から成るロックピン係止部23aを、また他端側には脚部23bを備え、全体が略く字状に構成されたロック体であるロックプレート23と、ロックプレート23の脚部23bの下端部に一体に連結された矩形の連結プレート24と、前記脚部23bの下側で連結プレート24に対して相対回動自在に連結されたカム従動子25と、カム従動子25の図示下端に一体に連結されたロッド27と、ロッド27の下端部が挿通する挿通孔26aを備えたスプリング受け金具26と、カム従動子25の下面とスプリング受け金具26間で前記ロッドを囲むように配置されたコイルスプリング28とから成っている。
なお、カム従動子25はその形状は任意であるが、本実施形態では、その上部一側面に後述するロック解除部を構成するロックカム22に対応してテーパー状のカム従動面を備えた矩形状に形成されている。
ここで、ロックプレート23のロックピン係止部23aは、図2Bに拡大して示すように、旋回アーム10(1)の旋回下降に伴って下降するロックピン14aを受け入れて案内する案内部23a(1)と、案内部23a(1)に続き、そこから縦枠16側に上方及び横方向に切り込まれたロックピン14aの収容部23a(2)となる切欠で構成されている。
ロック作動部は、図2A或いは後述の図5から図7で示すように、左右に延びる主プレート30aと主プレート30aの中間部でこれとは直角に延びた中間プレート30bからなる平面視T字型をなしたプレート(T型プレートという)30と、主プレート30aの先端に、主プレート30aの長手方向に対して所定の角度で一体に形成され或いは揺動自在に連結された当接金具31と、主プレート30aの下端、即ち、当接金具31との取付端部と反対側の端部に回動自在に取り付けられたロッド36(1)と、ロッド36(1)の下端を挿通したロッド受け部35と、ロッド受け部35とT型プレート30の間でロッド36(1)の周りに嵌装されたコイルスプリング36(2)と、一端部でT型プレート30の中間プレート30bに回動自在に連結され、他端部が後述するロックレバー軸21の外周面に設けた取付フランジ21a(図4B)に、回動可能に取り付けられた駆動プレート33と、から成っている。なお、当接金具31の表面は、T型プレート30の表面に対して図示のように傾斜した面として形成させておくことがロック作動を行う上で好ましい。
ロック解除部は、図2A、図4A、図4Bに示すように、ロックレバー20とロックレバー20の一端部にロックレバー20と直角に連結されたロックレバー軸21と、ロックレバー軸21の周面に向けられたロックカム22とから成っている。
次に、ロック機構3の動作について、まず、その動作全体について説明する。
本実施形態に係る駐輪装置1は、既に述べたように、自転車の装着を行うため、旋回アーム10(1)を下降させた状態ではその上動を規制するロック状態にしている。したがって、ロック状態を解除しない限り旋回アーム10(1)を上昇させることはできない。そこで、自転車の装着後にロックの解除を行い、次に、旋回アーム10(1)を上昇させる。旋回アーム10(1)の上昇端位置は、自転車を垂直に立てて収容する位置であるが、この状態ではロックは解除したままである。
解除したロックの再ロックは、旋回アーム10(1)を旋回下降するときに、その旋回下降動作を利用して自動的に行う。これにより最初のロック状態に戻る。
本実施形態では、このロック、ロック解除動作を駐輪装置への自転車の出し入れに伴って繰り返し行う。
次に、ロック機構3のロック解除部の動作について図面を参照して具体的に説明する。
まず、旋回アーム10(1)が下降位置、つまり駐輪装置が自転車の収容を待つ待機状態(ロック機構3はロック状態である)から説明する。
図3、図4Aは、旋回アーム10(1)が下降位置でロック機構3が作動した状態を示している。この状態では、第2のリンクアーム14が下降位置にあり、そのロックピン14aはロックプレート23のロックピン係止部23a内に位置している。
また、ロックレバー20は、ロック解除時から時計方向に45°〜90°、好ましくは45°回動した下向きの位置にあり、カム従動子25はロックレバー軸21のロックカム22から外れて、コイルスプリング28の付勢力を受けて連結プレート24と回動軸25aの回りで相対回動してロックレバー軸21の周面に当接している。また、カム従動子25の回動軸25aも、ロック解除時よりもスプリング受け金具26の回りで僅かに反時計方向に回動した位置にある。
他方、回動軸25aで連結された連結プレート24及び連結プレート24に一体に連結されたロックプレート23の脚部23bは、ロックプレート23の回動軸23cの回りでロック解除時よりも時計方向に僅かに回動した位置にある。
この状態で旋回アーム10(1)を持ち上げると、ロックピン係止部23a内にあるロックピン14aは、ロックプレート23のロックピン係止部23aの収容部23a(2)(図2B)を上昇してその上部に当接する。そのため、旋回アーム10(1)をそれ以上持ち上げることはできない。
次に、ロックを解除するために、図2A、4Bに示すようにロックレバー20を反時計方向に例えば45°回動すると、ロックレバー20と一体に連結されたロックレバー軸21も反時計方向に45°回動する。ロックレバー軸21が回動すると、ロックレバー軸21の周面に設けたロックカム22がカム従動子25に当接し、カム従動子25は回動軸25aの回りで連結プレート24に対して時計方向に相対回動し、同時にスプリング受け金具26の回りで僅かに時計方向に回動する。この回動は、回動軸25aを介してこれに回動自在に連結された連結プレート24に伝達される。連結プレート24は、これと一体に連結されたロックプレート23の脚部23bと共にロックプレート23の回動軸23cの回りで反時計方向に僅かに回動する。
ロックプレート23が回動軸23cの回りで反時計方向に僅かに回動すると、そのロックピン係止部23aと、ロックピン係止部23a内に配置されたロックピン14aとの相対位置が変化する。つまり、ロックピン14aの上昇を阻んでいたロックピン14aの収容部23a(2)の位置が、ロックピン14aに対して反時計方向にずれ、その位置に案内部23a(1)が移動して来る。その結果、旋回アーム10(1)を上昇させたとき、ロックピン14aはその案内部23a(1)を通って上昇することができる。つまり、旋回アーム10(1)を上方へ旋回することができる。
なお、ロックレバー20の回動によるロックレバー軸21の回動でロックプレート23に回動を伝える一連の機構をここでは総称して連動手段という。
次に、ロック機構3のロック作動部の動作について説明する。
既に述べたように、旋回アーム10(1)を上死点位置に旋回させて停止した状態では、ロックは解除された状態が維持されている。
ここで、旋回アーム10(1)を下方に旋回すると、それに伴って第2のリンクアーム14は図2Aの状態から図3の状態まで旋回する。
図5、6、7は、旋回アーム10(1)が上端から下端位置まで旋回するときの第2のリンクアーム14とロック作動部を、図2A、3に示すロック作動部の裏側からみた斜視図である。
即ち、図5に示すロック解除の状態から、第2のリンクアーム14が旋回アーム10(1)の下方への旋回に伴って、回動軸14bの回りで下方に旋回を始め、下降する第2のリンクアーム14の図中右側のリンクアーム片14(1)の下端がロック作動部の当接金具31に当接する。
この状態から旋回アーム10(1)をさらに下方つまり図1Aにおいて時計方向に旋回すると、第2のリンクアーム14は、その外側(右側)のリンクアーム片14(1)の下端が当接金具31の左側端部に当接し、図6に示すように、当接金具31の当接上端面をガイドとして当接金具31を外方に押し開きかつ押し込みながら下降し、第2のリンクアーム14は当接金具31を通り抜けて図7の位置で停止する。この動作により、第2のリンクアーム14のロックピン14aは、ロックプレート23のロックピン係止部23aの案内部23a(1)に案内されてその中に収容される。
他方、当接金具31がリンクアーム片14(1)で押し込まれる過程で、図6に示すように、当接金具31と一体に或いはこれと回動自在に連結されたT型プレート30、したがってその中間プレート30bを縦枠16に適宜支持した回動軸30cの回りで反時計方向(矢印A方向)に回動する。中間プレート30bが反時計方向へ回動すると、その後端に連結されたロックアーム33も同方向に回動し、ロックアーム33の回動により、その他端部に取付フランジ21a(図4B)を介して回動自在に連結されたロックレバー軸21及び、それと一体のロックレバー20を反時計方向に90°回動する。
なお、このロックレバー軸21の回動により、既に述べたロックを解除する場合とは逆に、ロックプレート23が図2において回動軸23cの回りで僅かに時計方向に回動する。このロックプレート23の時計方向への僅かな回動により、ロックプレート23のロックピン係止部23aは挿入されたロックピン14aの上方で僅かに時計方向に回動してロック位置に至り、ロックピン14aの抜け止め規制をする。
以上で、ロック機構3の動作を説明したので、次に、本実施形態に係る駐輪装置1全体の動作について説明する。
図8は、本駐輪装置1を用いて自転車を収容しようとする状態を示す正面図であり、本駐輪装置1の旋回アーム10(1)のフック10aを自転車の前輪に係止した状態を示す図である。
この状態ではロックアーム33は下向きでありロック機構3はロック状態にあることを示している。ここで、ロックアーム33を反時計方向に回動させてロックを解除すると、既に説明したように、旋回アーム10(1)には、自転車の前輪を上に引き上げる方向にガススプリング15の付勢力が作用しているため、駐輪しようとする人は、自転車を軽く支えて自転車の姿勢に応じて後輪を軽く押し込むだけで、自転車はスムーズに引き上げられて垂直に立った状態になる。
したがって引き上げる力をそれ程要せず、非力な人でも自転車を容易に垂直に立てた収容状態にして駐輪することができる。
図9は、本駐輪装置1を用いて自転車を垂直に立てて収容した状態を示す正面図である。
本実施形態では、垂直に立てて収容した自転車は、特に係止具等を要することなく、前輪がフック10aで吊り下げられた状態で、旋回アーム10(1)を含むリンク機構の上死点位置で安定して垂直に立てた収容状態が維持される。
自転車を駐輪装置1から床面或いは地面上に降ろすときは、例えば垂直に立てた自転車を斜め下方に引き降ろす。この操作は、引き降ろすに従って次第に大きくなるガススプリング15の付勢力に抗することになるが、自転車の自重が作用しているため、非力な人でも比較的容易に引き降ろすことができる。
自転車の引き降ろしに伴って旋回アーム10(1)は時計方向に旋回し、既に述べたように、その旋回下降の過程でロック動作が自動で行われ、自転車を水平な床面に降ろした状態では、旋回アーム10(1)は自動ロックされた状態で次の駐輪のために待機する。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、第1の実施形態とは旋回アーム10(1)の構造が相違するのみで、その他の構造は全て同一であるので、ここでは旋回アーム10(2)についてのみ説明し、その他の説明は第1の実施形態の説明を援用する。
図10は、第2の実施形態の旋回アーム10(2)を示す斜視図であり、図10Aは、旋回アーム不使用時において折り畳んだ状態を示す。図10Bは、旋回アームの使用時に折り畳んだ状態から展開した状態を示す、第1の実施形態の図8に対応する図である。
旋回アーム10(2)は、回転可能に連結された第1旋回アーム10(2)aと第2旋回アーム10(2)bで構成されている。即ち、第2旋回アーム10(2)bのフック10bを取り付けた端部と反対側の端部は、第1旋回アーム10(2)aの旋回プレート12を備えた端部と反対側の端部の周りで旋回可能に連結されている。
また、第1旋回アーム10(2)aと第2旋回アーム10(2)bをロックする旋回アームロック機構50が設けられている。
旋回アームロック機構50は、第2旋回アーム10(2)bに取り付けた係止案内機構51と、係止案内機構51と協働して第2旋回アーム10(2)bを、それぞれ図10A、10Bに示す位置でロックするための、第1旋回アーム10(2)aに取り付けた被係止部材である円筒状の係止ピン54とから成っている。
なお、図中40は本駐輪装置の機構部を覆う保護カバーであり、第1旋回アーム10(2)aは、この実施形態では、下降位置に旋回されたとき、その係止案内機構51に取り付けた端部が保護カバー40から僅かに突出する程度の長さに形成されている。
図11は、係止案内機構51を説明する図であり、図11Aはその要部側面図、図11Bは係止案内機構51及びその近傍の第1旋回アーム10(2)aと第2旋回アーム10(2)bの平断面図である。
係止案内機構51は、一対の板状のフレーム部材52を備える。フレーム部材52は、それぞれ図示のように、第2旋回アーム10(2)bの中空端部からその内部に挿入されて、例えば、図示のように、1対のボルト53をフレーム部材52の両側から螺入して突き合わせることで、第2旋回アーム10(2)bに2か所で一体に連結される挿入部52cをその一端部に有している。また、フレーム部材52の挿入部52cに続くフレーム本体上部には、被係合部材である係止ピン54を案内する、被係合部材案内部である円弧状の案内縁52dと、案内縁52dの両端部に、係止ピン54のストッパとなる第1及び第2の凸部52a、52bが形成されている。なお、案内縁52dは、第2旋回アーム10(2)bの旋回中に第1旋回アーム10(2)aの係止ピン54を連続して案内できるように、第1旋回アーム10(2)aと第2旋回アーム10(2)bの回動中心を中心とする円弧をなすように形成されている。
一対のフレーム部材52の中心部には孔が設けられており、この孔には円筒58が取り付けられ、この円筒58内に、第1旋回アーム10(2)aの一端部に取り付けた内部にボルト59と螺合するネジ溝を備えた円筒55を回動可能に嵌合する。次に、円筒55中に座金59aを介してボルト59を螺合して、第1旋回アーム10(2)aと第2旋回アーム10(2)bを回動可能に連結する。
一対のフレーム部材52の第1、第2凸部52a、52b同士は、止め具例えばネジ57a、57bで一定間隔を保持して連結固定されている。その一定間隔内には、第1、第2凸部52a、52bのネジ57a、57b間に装着された板バネ56が配置されている。板バネ56は、その両端部をそれぞれ円筒状の胴つきネジ57a、57bの胴部分に巻き付け、例えばカシメなどにより固定されている。
板バネ56は、図11Aに示すように、その端部近傍に凹面部56a、56bと、凹面部56a、56b間をつなぐ中間部分56cを備えている。なお、中間部分56cは、ここでは、図示のように平面状に形成されているが、その形状は、第2の旋回アーム10(2)bを旋回する際に、係止ピン54が円弧状の案内縁52dで案内されながら相対移動するのを妨げない限り任意である。
ここで、係止案内機構51は、第2旋回アーム10(2)bに一体に連結されているため、第2旋回アーム10(2)bを、折り畳みあるいは展開のいずれかの方向に旋回すると、第1旋回アーム10(2)aに設けた係止ピン54が、フレーム部材52の円弧状の案内縁52dで案内されて相対移動する。係止ピン54が案内縁52dから外れて凹面部56a又は56bと第1又は第2の凸部52a、52bで構成される係止部に係合すると、係止ピン54のそれ以上の相対移動はストッパとなる第1又は第2の凸部52a、52bで阻止されて、第2旋回アーム10(2)bはその位置でロックされる。
なお、図11Aでは、係止ピン54がそれぞれ左右の凹面部56a、56b及び第1、第2の凸部52a、52bに係合した状態を示しているが、図中右側の係止ピン54は、折り畳んだ第1及び第2旋回アーム10(2)a、10(2)bが展開して一直線状になった状態を示す。他方、図中左側の係止ピン54は、第2旋回アーム10(2)bが旋回して、第1及び第2旋回アーム10(2)a、10(2)bが完全に折り畳まれた状態を示す。いずれの状態においても、係止ピン54が凹面部56aと第1の凸部52a又は凹面部56bと第2の凸部52bに係合(嵌合)するため、第1、第2旋回アーム10(2)a、10(2)bはロック状態となる。
第1及び第2の旋回アーム10(2)a、10(2)bのロック状態を解除するには、第2旋回アーム10(2)bを持って力を加えて旋回方向(第1の凸部52a又は第2の凸部52bによるストッパ方向と反対方向)に回動させる。これにより、係止ピン54は、板バネ56をその弾発力に抗して変形させて相対移動してロック状態が解除される。その後、第2旋回アーム10(2)bを更に回動させると、係止ピン54は、フレーム部材52の円弧状の案内縁52dで案内されてスムーズに相対移動して他方の凹面部56bと第2の凸部52b又は凹面部56aと第1の凸部52aで形成される係止部に係止され、第1及び第2旋回アーム10(2)a、10(2)bは再びロックされる。
図12は、以上で説明した第1及び第2旋回アーム10(2)a、10(2)bの動作を説明する斜視図である。
図12Aは、第1及び第2旋回アーム10(2)a、10(2)bが一直線に展開した状態を示す。即ち、第1旋回アーム10(2)aの係止ピン54は、第2旋回アーム10(2)bに取り付けた係止案内機構51の板バネ56の凹面部56aとフレーム部材52の第1の凸部52aで形成される係止部に係止されており、第2旋回アーム10(2)bの図示、時計方向の旋回は、板バネ56により、また、反時計方向の旋回は第1の凸部52aによりそれぞれ阻止されたロック状態にある。この状態は、自転車の吊り下げ直前(図8)又は降ろした直後の状態に相当する。
図12B、12Cは、図12Aの状態において、ユーザが自転車の前輪をフック10bから外して、第2旋回アーム10(2)bを、板バネ56の弾発力に抗して持ち上げ、板バネ56を変形させて第1旋回アーム10(2)aの係止ピン54をフレーム部材52の案内縁52dに当接させた状態を示している。この状態では、係止ピン54は、板バネ56から離れ、フレーム部材52の円弧状の案内縁52dで案内されて、図12Bの状態から図12Cの状態に向かってスムーズに相対移動するため、ユーザは第2旋回アーム10(2)bを軽く持ち上げることができる。
図12Dの状態は、第2旋回アーム10(2)bを折り畳みロック位置まで上方に旋回させ、第1旋回アーム10(2)aと第2旋回アーム10(2)bを完全に折り畳んだ状態を示す。
この状態では、第1旋回アーム10(2)aの係止ピン54は、第2旋回アーム10(2)bの板バネ56の凹面部56bとフレーム部材52の第2の凸部52bで形成される係止部に係止されており、第2旋回アーム10(2)bの図示、反時計方向の旋回は板バネ56により、また、時計方向の旋回は第2の凸部52bによりそれぞれ阻止されたロック状態にある。
なお、以上の説明では、係止案内機構51は第2旋回アーム10(2)bに、また係止ピン54は第1旋回アーム10(2)aに取り付けたものとして説明したが、その取り付け関係は逆でもよい。即ち、係止案内機構51を第1旋回アーム10(2)aに、また係止ピン54を第2旋回アーム10(2)bに取り付けた構成にしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本実施形態によれば、ガススプリング15と旋回アーム10(1)、10(2)を組み合わせた比較的簡単なリンク機構により、あまり力を要することなく、自転車を水平位置から垂直位置まで、又はその逆にスムーズに移動させることができる。
また、旋回アーム10(1)、10(2)はロックにより下降位置が維持されるため、本駐輪装置1を使う人は、自転車の前輪を下降した旋回アーム10(1)、10(2)の先端に取り付けられたフック10aに容易に引っ掛けることができる。
その後、ロックレバー20を操作してロックを解除すれば、ガススプリング15の付勢力で補助されて非力な人でも容易に自転車を垂直に立てた位置まで移動することができる。
垂直に立てた自転車は、旋回アーム10(1)、10(2)とガススプリング15などから成るリンク機構の死点を利用することでその状態を維持することができる。そのため従来の同種の駐輪装置のような保持手段は不要である。
また、垂直に立てた自転車を床面又は地面に降ろすときは、自転車を斜めに引っ張るだけでよく、又、その過程で自動ロックされるためロックを掛けるなどの煩わしさがなく操作が容易である。また、ロックの掛け忘れで、床に降ろしてフックを外した途端に、旋回アームが跳ね上がるなどの虞がない。
さらに、従来の同種の装置に比べて部品点数が少なく、構造も比較的簡単であり、大きさも小型であるため、故障し難くまた場所もとらない利点がある。コスト面でも低廉化が可能であるなどの利点がある。
また、第2の実施形態によれば、旋回アーム10(2)を、さらに二つ折して折り畳むことができるため、不使用時の駐輪装置をコンパクトにでき、狭い場所などにおいて邪魔にならないだけではなく、空いたスペースを有効に活用することができる。
また、第1、第2旋回アームを折り畳んだ状態に係止する手段は、板バネと係止ピンとストッパとなる凸部の組み合わせで構成されるため、構造が簡単で故障し難く、したがって安全であり、また、弾発力の異なる板バネを選択することにより、係止案内機構の係脱に要する力を容易に調節することができる。
次に、以上で説明した各実施形態におけるいくつかの部材の変形例について説明する。
まず、図2Aに関連して説明した連結プレート24の変形例にいて説明する。
図13は、図2Aと同様のロック解除状態における第2のリンクアームとロック機構の拡大斜視図である。
ここで、図13に示す第2のリンクアームとロック機構において、構成が異なる部分のみを説明し、図2Aに示すものと同じ部分は同一の番号を付して説明を省略する。
まず、図13に示す連結プレート24Aは、ここでは、図示のように底面が平坦な断面U字状の溝部材であり、その溝内にはカム従動子25が回動軸25Aで回動可能に連結された状態で収容されている。
したがって、この構成では、ロックを解除するために、図13において、ロックレバー20を反時計方向に例えば45°回動すると、ロックレバー20と一体に連結されたロックレバー軸21も反時計方向に45°回動する。ロックレバー軸21が反時計方向に回動すると、ロックレバー軸21の周面に設けたロックカム22が連結プレート24Aの溝底裏面に当接し、連結プレート24A及びこれと一体に連結されたロックプレート23の脚部23bをロックプレート23の回動軸23cの回りで反時計方向に僅かに回動する。同時に、連結プレート24Aに回動軸25Aで連結されたカム従動子25を、これに一体に連結されたロッド27と共に、スプリング受け金具26の周りで僅かに時計方向に回動する。その後の動作は既に説明したとおりである。
なお、図13のロッド27には、ロッド27下部のスプリング受け金具26に加えて、ロッド27の上部にも別のスプリング受け金具26Aが設けられている。このスプリング受け金具26Aの取り付け位置をロッド27上で任意に設定することで、異なる長さのコイルスプリング28の長さに対応することができる。そのため、例えば、このコイルスプリング28を、板状のロッド受け部35AとT型プレート30Aの間でロッド36(1)の周りに嵌装されたコイルスプリング36(2)と共通にすることができる。
次に、図2Aに関連して説明したプレート30の変形例について、これも図13を参照して説明する。
図2Aに示したプレート30の当接金具31は、矩形をなしているが、この形状は、図13に示すように先端にいくにしたがって拡大した逆三角形、又は扇形形状の当接金具31Aとして構成してもよい。
また、図2Aに示したプレート(T型プレート)30の主プレート30aの回転軸30cは、縦枠16に固定された支持金具60の二又脚部62間で、回動軸30cにより回動可能に連結して支持する構成のものでもよい。
図14は、図13のプレート30Aなどを反対側からみた図5と同様の図であり、支持金具60の斜視図である。
なお、図3に示すプレート30は、ロック状態では、一対の矩形の細長いリンクアーム片14(1)の外側に位置しているが、必ずしも、これに限定しない。
即ち、図15は、図3と同様のロック状態における第2のリンクアームとロック機構の拡大斜視図であるが、ここに示すように、プレート30Aは、ロック状態において、一対の矩形の細長いリンクアーム片14(1)の内側になるようにしてもよい。
この場合は、図15において、第2のリンクアーム14の一対のリンクアーム片14(1)が回動軸14bの周りで下方に回動してきたとき、その外側(右側)のリンクアーム片14(1)の下端が当接金具31Aの右側端部に当接し、当接金具31Aの当接上端面をガイドとして当接金具31Aを内方に押し開きかつ押し込みながら下降し、第2のリンクアーム14は当接金具31Aを通り抜けて停止する。この動作により、第2のリンクアーム14のロックピン14aは、ロックプレート23のロックピン係止部23aの案内部23a(1)(図2B)に案内されてその中に収容されるのは、図3に示したプレート30の場合と同様である。
次に、図11に関連して説明した係止案内機構の変形例について説明する。
図16は、図11の係止案内機構の変形例であり、図16Aはその正面図、図16Bは平面図である。
図16Aに示す係止案内機構では、図11に示す係止案内機構51に設けられている板バネ56cに代えて、第1旋回アーム10(2)aと第2の旋回アーム10(2)bの回動連結部に回動抵抗力を付加する抵抗力付加手段を設ける構造としている。以下その点について説明する。なお、以下で説明する部分以外は、図11に示したものと同様であるので、同じ番号を付して説明を省略する。
即ち、図11に示す係止案内機構51では、第1及び第2の旋回アーム10(2)a、10(2)bのロック状態にしたとき板バネ56でロック状態を維持している。したがって、ロックを解除する際には、係止ピン54を、板バネ56をその弾発力に抗して変形して相対移動させることで、妄りにロックが解除されないようにしている。
そこで、図16Aの係止案内機構51Aでは、第1及び第2の旋回アーム10(2)a、10(2)bのロック状態を維持するため、第1旋回アーム10(2)aの回りで第2旋回アーム10(2)bを旋回(回動)させる際に、その旋回に抵抗力を付与する構成を採っている。
具体的には、図16Bに示すように、第1旋回アーム10(2)aの先端部(図14Bの中央部)で、第1旋回アーム10(2)aの円筒(カラー)58内に、第1旋回アーム10(2)aの一端部に取り付けた円筒55を回動可能に嵌合してボルト59を螺合し、第1旋回アーム10(2)aと第2旋回アーム10(2)bを回動可能に連結する際に、第1旋回アーム10(2)aと一対のフレーム部材52の側面との間に皿バネ65(1)、樹脂ワッシャ(座金)65(2)を介在させ、他方のフレーム部材52の側面とボルト59の頭部との間にスプリングワッシャ65(3)と平ワッシャ65(4)を介在させて、ボルト59を螺合する構成としている。
これにより、ボルト59の締め付け力により、第1旋回アーム10(2)aと第2旋回アーム10(2)bに一体に取り付けたフレーム部材52を皿バネ65(1)を介して密着し、その両者の旋回に抵抗力を付与することができる。したがって、ボルト59の締め付け力を調整することで、第1旋回アーム10(2)aと第2旋回アーム10(2)bとのロックの解除及び旋回時における回動抵抗力を調整することができる。
ここでは、図11の第1旋回アーム10(2)aと第2旋回アーム10(2)bとの回動連結部に追加した皿バネ65(1)及び樹脂ワッシャ65(2)、スプリングワッシャ65(3)は抵抗力付与手段を構成している。
なお、抵抗力付与手段は、この構成に限定されず第1旋回アーム10(2)aと第2旋回アーム10(2)bとの回動時に抵抗力を付与できるものであれば、任意の構造のものを用いることができる。
第1旋回アーム10(2)aと第2旋回アーム10(2)bとのロック維持機構として抵抗力付与手段を用いることにより、図11に示した係止案内機構に比べて板バネを用いる場合のように、板バネの加工などを要しないため、構造が簡単であり、また、追加部品もごくありふれた機構部品を使用するだけで済むため、コスト上のメリットもある。加えて、ロック維持力をボルト59の締め付け力を調整するだけで容易に変更できるとのメリットもある。
1・・・駐輪装置、10(1)、10(2)・・・旋回アーム、10(2)a・・・第1旋回アーム、10(2)b・・・第2旋回アーム、10a、10b・・・フック、12・・・旋回プレート、13・・・第1のリンクアーム、14・・・第2のリンクアーム、14a・・・ロックピン、15・・・ガススプリング、16・・・縦枠、20・・・ロックレバー、21・・・ロックレバー軸、22・・・ロックカム、23・・・ロックプレート、23a・・・ロックピン係止部、23b・・・脚部、23c・・・回動軸、24、24A・・・連結プレート、25・・・カム従動子、26・・・スプリング受け金具、27・・・ロッド、28・・・コイルスプリング、30、30A・・・T型プレート、30a・・・主プレート、30b・・・中間プレート、30c・・・回動軸、31・・・当接金具、33・・・ロックアーム、35、35A・・・ロッド受け部、36(1)・・・ロッド、36(2)・・・コイルスプリング、40・・・保護カバー、50・・・旋回アームロック機構、51、51A・・・係止案内機構、52・・・フレーム部材、52a・・・第1の凸部、52b・・・第2の凸部、52c・・・挿入部、52d・・・案内縁、53・・・ボルト、54・・・係止ピン、55、58・・・円筒、56・・・板バネ、56a、56b・・・凹面部、56c・・・中間部分、57a、57b・・・ネジ、59・・・ボルト、65(1)・・・皿バネ、65(2)・・・樹脂ワッシャ、65(3)・・・スプリングワッシャ、65(4)・・・平ワッシャ。

Claims (12)

  1. 自転車を垂直に立てた状態で収容する駐輪装置であって、
    縦枠に回動自在に連結された旋回プレートに連結又は一体に形成された自転車の前輪を上方へ引き上げる旋回アームと、
    前記旋回プレートに枢着された第1のリンクアームの他端と前記縦枠間に接続され、前記旋回アームの旋回下降に伴って増大しかつ旋回上昇に伴って減少する付勢力を前記旋回アームに付与する付勢手段と、
    一端を前記縦枠に枢着され、他端を前記第1のリンクアームに枢着された第2のリンクアームに設けられた被ロック体と、前記被ロック体を受け入れる収容部を備えたロック体で構成され、下降した前記旋回アームの旋回上昇を規制するロックと、
    前記ロックを作動するロック作動手段と、
    前記ロックを解除するロック解除手段と、を有し、
    前記ロック作動手段は、前記旋回アームの下降動作に連携して前記ロックを作動することを特徴とする駐輪装置。
  2. 請求項1に記載された駐輪装置において、
    前記ロック作動手段は、前記旋回アームの旋回下降と連携して、前記ロック体を、前記被ロック体の前記収容部からの離脱を許容するロック解除位置からロック位置に移動させることを特徴とする駐輪装置。
  3. 請求項1又はに記載された駐輪装置において、
    前記ロック解除手段は、前記ロック体を前記被ロック体の前記収容部からの離脱を規制するロック位置からロック解除位置に移動させることを特徴とする駐輪装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載された駐輪装置において、
    前記付勢手段はガススプリングであり、前記旋回アームにリンクを介して連結されていることを特徴とする駐輪装置。
  5. 請求項に記載された駐輪装置において、
    前記ロック解除手段は、手動操作のためのロックレバーと、ロックレバーと一体に連結されたロックレバー軸と、前記ロックレバー軸の連動手段を有し、
    前記ロックレバーの回動により、前記連動手段により、前記ロックレバー軸の回動に連動させて前記ロック体を前記ロック位置から前記ロック解除位置に移動させることを特徴とする駐輪装置。
  6. 請求項に記載された駐輪装置において、
    前記ロック作動手段は、前記旋回アームの旋回下降時に前記旋回アームとリンク機構を構成するリンクに押下されて、前記ロックレバー軸を回動して、前記ロック体を前記ロック解除位置から前記ロック位置に移動させることを特徴とする駐輪装置。
  7. 請求項1、ないしのいずれかに記載された駐輪装置において、
    前記旋回アームは、第1旋回アームと、第1旋回アームに対して回転可能に連結された第2旋回アームと、第1及び第2旋回アームを一直線上に展開させた展開位置と折り畳んだ折り畳み位置においてロックする旋回アームロック機構と、を備えたことを特徴とする駐輪装置。
  8. 請求項に記載された駐輪装置において、
    前記旋回アームロック機構は、第1又は第2旋回アームの一方の旋回アームに取り付けた係止案内機構と、他方の旋回アームに取り付けた被係止部材とから成り、前記係止案内機構は、第1及び第2旋回アームを折り畳んだロック位置と、第1及び第2旋回アームを直線状に展開したロック位置において、前記被係止部材を係止する係止部と、前記ロック位置間において前記被係止部材を案内する被係止部材案内部とを有することを特徴とする駐輪装置。
  9. 請求項に記載された駐輪装置において、
    前記被係止部材は係止ピンであり、前記被係止部材案内部は、前記係止案内機構のフレーム部材に設けた円弧状の案内縁であり、前記係止部は、前記フレーム部材に装着された板バネの両端部に設けた凹面部と前記円弧状の案内縁の両端部に設けた前記係止ピンのストッパであることを特徴とする駐輪装置。
  10. 請求項に記載された駐輪装置において、
    第1及び第2旋回アームの回動に抵抗を与える回動抵抗付与部を備え
    前記被係止部材は係止ピンであり、前記被係止部材案内部は、前記係止案内機構のフレーム部材に設けた円弧状の案内縁であり、前記係止部は、前記円弧状の案内縁の両端部に設けた前記係止ピンのストッパであることを特徴とする駐輪装置。
  11. 請求項1、ないし10のいずれかに記載された駐輪装置において、
    前記旋回アームの自由端に自転車の前輪を支持する支持手段を備えたことを特徴とする駐輪装置。
  12. 請求項11に記載された駐輪装置において、
    前記支持手段は、両側壁と底壁からなる溝状断面に形成され、前記底壁は前輪挿入側側壁から旋回アーム取付側側壁に向かって、前記溝状断面における溝が深くなるように傾斜して形成されていることを特徴とする駐輪装置。
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