JP6094516B2 - エレベーター装置 - Google Patents

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本発明は、エレベーターの積載質量を検出する機能を備えたエレベーター装置に関するものである。
エレベーター装置において、かご枠とかご床との間あるいは主ロープのロープ端に弾性体を設置し、弾性体の伸縮から乗りかごの積載質量を検出するものがある。これらにおいては、周囲温度や経年変化によって弾性体のバネ定数が変動し、検出した積載質量に誤差が生じることがある。それに対し、乗りかごを無積載にした状態で所定の加速度で乗りかごを昇降させ、そのときの弾性体の変形量と乗りかごの質量とからバネ定数を算出し、バネ定数の変化を補正するものがある。(例えば特許文献1参照)
特開2008−63108号公報
従来の積載質量検出機能を備えたエレベーター装置においては、弾性体のバネ定数を補正するときに乗りかごを無積載にする必要があるという問題があった。
本発明は前記のような問題を解決するためになされたもので、乗りかご内の積載質量によらずバネ定数の補正を行うことが可能なエレベーター装置を提供することを目的としている。
本発明によるエレバーター装置は、かご室内の積載質量に応じて変形する弾性体と、弾性体の変形量を計測する変形量検出部と、変形量検出部の出力からかご室内の積載質量を検出する積載質量検出部とを備え、積載質量検出部は、バネ定数演算部を有し、バネ定数演算部は、かご室を異なる3種類の加速度で加速させた加速時のそれぞれの変形量検出部の出力とかご室を静止させた静止時の変形量検出部の出力との差を用いて弾性体のバネ定数の更新を行い、積載質量検出部は、変形量検出部の出力とバネ定数とからかご室内の積載質量を検出するものである。
本発明によれば、乗りかご内の積載質量によらずバネ定数の補正を行うことができる。
本発明の実施の形態1によるエレベーター装置の構成図である。 本発明の実施の形態1によるエレベーター装置の詳細図である。 本発明の実施の形態1によるエレベーター装置において乗りかごが静止しているときの変形量検出部の出力を説明するための図である。 本発明の実施の形態1によるエレベーター装置において乗りかごが加速しているときと静止しているときとの変形量検出部の出力変化量を説明するための図である。 本発明の実施の形態1によるエレベーター装置における変形量検出部の出力変化量の経年変化を説明するための図である。 本発明の実施の形態1によるエレベーター装置におけるバネ定数の更新方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4によるエレベーター装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態5によるエレベーター装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態6によるエレベーター装置の構成図である。 本発明の実施の形態7によるエレベーター装置の構成図である。 本発明の実施の形態8によるエレベーター装置の構成図である。
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1によるエレベーター装置の一例を示したものである。本発明の実施の形態1によるエレベーター装置は、昇降路1の上部に機械室2が設けられている。機械室2には、駆動綱車3を有する巻上機4と、巻上機4を制御してエレベーターの運転を制御する制御盤5とが設けられている。昇降路1には、乗りかご6が上下方向へ移動可能に設けられている。駆動綱車3には、乗りかご6をつり下げる懸吊体7が巻き掛けられている。駆動綱車3は巻上機4のモータ駆動力によって回転され、乗りかご6は駆動綱車3の回転により昇降路1の内部を上下方向に移動する。
乗りかご6からは後述する弾性体の変形量の情報が出力され、積載質量検出部8に送られる。積載質量検出部8は、乗りかご6の積載質量を出力する。また、積載質量検出部8は、後述する弾性体のバネ定数を更新するときには、制御盤5に対して乗りかご6の駆動を指示する。
図2は、図1に示されたエレベーター装置の詳細を説明するための図である。乗りかご6は、かご枠9、かご室10、弾性体11、変形量検出部12から構成されている。かご枠9は、懸吊体7によって懸架されており、かご床を含むかご室10が弾性体11を介して設置されている。弾性体11は、かご室10の振動を抑制するものであり、防振ゴム、板バネ、コイルバネなどである。本発明の形態1においては、弾性体11のバネ定数をkとする。変形量検出部12は、弾性体11の変形量を検出するものであり、変位センサなどである。変形量検出部12は、弾性体11の変形量としてかご枠9とかご室10との距離xを出力し、その出力は積載質量検出部8に送られる。
積載質量検出部8は、積載質量演算部13とバネ定数演算部14から構成されている。積載質量演算部13は、変形量検出部12の出力である弾性体11の変形量の情報に基づいて、かご室10の積載質量を求めて出力する。バネ定数演算部14は、積載質量演算部13において使用する弾性体11のバネ定数の値を求める。積載質量検出部8は、例えば、マイクロコンピュータによって実現することができる。また、積載質量演算部13およびバネ定数演算部14は、必要に応じて制御盤9に対して乗りかご6を加速する指示を出す。
次に、積載質量検出部8の動作について、説明する。まず、かご室10内の積載質量が予め分かっている状況を想定する。図3は、乗りかご6が静止しており、かご室10内の積載質量が予め分かっている状況における本発明の実施の形態1によるエレベーター装置の動作を説明するための図である。かご室10内の積載質量mcがゼロのときの変形量検出部12の出力が点Aで示される値であり、かご室10内の積載質量がBLのときの変形量検出部12の出力が点Bで示される値であったとき、2点間を結んだ直線を弾性体11のバネ定数kを示す関係式として記録する。BLは、例えば、定格積載質量の半分であってもよいし、ゼロでない値であればどの様な値でもよい。変形量検出部12によってかご枠9とかご室10の距離xが得られたとき、上記で求めた関係式にあてはめることにより、かご室10内の積載質量を求めることができる。
このとき、かご室10内の積載質量をmc、弾性体11のバネ定数をk、弾性体11の変形量としてかご枠9とかご室10との距離をxとすると、乗りかご6が静止しているときのこれらの関係は以下の式で表される。
Figure 0006094516
ここで、Mfはかご室10の質量、gは重力加速度である。図3は式(1)の関係を示しており、図3に示された直線の傾きはg/kであり、かご室10内の積載質量mcがゼロのときの変形量検出部12の出力xは、Mfg/kとなる。
式(1)を変形し、xからmcを求める式を作ると、以下のようになる。
Figure 0006094516
積載質量演算部13においては、変形量検出部12の出力xから式(2)を用いてかご室10内の積載質量mcを求めて、出力する。
弾性体11のバネ定数kは、温度・湿度の変化や経年変化などにより変動する。その結果、式(2)の係数が変化することになる。よって、式(2)を用いてかご室10内の積載質量mcを正確に求めるには、バネ定数演算部14において、弾性体11のバネ定数kの値を定期的に更新する必要がある。以下に、本発明の実施の形態1によるエレベーター装置における弾性体11のバネ定数kの更新方法を示す。
本発明の実施の形態1によるエレベーター装置では、乗りかご6を一定の加速度で加速させたときのかご枠9とかご室10との距離をx測定し、異なる複数の加速度で乗りかご6を加速させたときの距離xを測定することにより、弾性体11のバネ定数kを得る。
かご室10内の積載質量がmcのときに乗りかご6を上方向に加速度αで加速したとき、かご枠9とかご室10との距離xaccは、以下のように表される。
Figure 0006094516
よって、乗りかご6が加速度αで加速したときと静止しているときでの変形量検出部12の出力の差Δxは、以下のように表される。
Figure 0006094516
図4は、式(4)においてかご室10内の積載質量mcが変化したときの様子を示したものであり、図4に示された直線の傾きはα/kである。また、かご室10内の積載質量がmcがゼロのときのΔxの値は、Mfα/kである。図4における傾きは、加速度αが既知としたとき、かご室10内の積載質量mcを異なる2つの重さに設定し、加速度αで加速したときと静止状態での変形量検出部12の出力を得ることにより、バネ定数kを検出することができる。
次に、弾性体11のバネ定数kが、経年変化によりk’に変化した場合を想定し、そのときの様子について図5を用いて説明する。図5において、実線は据付時などにおいて弾性体11のバネ定数がkである状態を示しており、破線は経年変化によりバネ定数がk’に変化したときの状態を示している。
図5における「据付時」では、乗りかご6が加速度αで加速したときと静止しているときでの変形量検出部12の出力の差Δxは、式(4)のように表される。一方、経年変化によりバネ定数がk’に変化したとき、Δxは以下のように表される。
Figure 0006094516
ここで、図5のかご室10内の積載質量mc、弾性体11のバネ定数k、および、かご室10の質量Mfのそれぞれが未知の数mc’、k’、Mf’であり、乗りかご6が加速度α1で加速したときと静止しているときでの変形量検出部12の出力の差Δx1であったとすると、式(4)は以下のようになる。
Figure 0006094516
ここで、α1は設定値であり、Δx1は計測値であるので、値を確定できる。よって、バネ定数演算部14は、制御盤5に対して乗りかご6を異なる加速度α1、α2、α3でそれぞれ加速するように指示を出し、それぞれの加速度で加速したときと静止しているときでの変形量検出部12の出力の差Δx1、Δx2、Δx3を求め、これらの値から式(5)および以下に示す2つの式を合わせた合計3つの式を作成し、これら3つの式からなる連立方程式を解くことにより、3つの未知の数mc’、k’、Mf’を求める。
Figure 0006094516
Figure 0006094516
図6は、バネ定数演算部14における弾性体11のバネ定数kの更新方法を示すフローチャートである。ステップS11では、乗りかご6が静止しているときの変形量検出部12の出力を取得する。ステップS12、S13、S14では、乗りかご6を加速度α1、α2、α3で加速させ、加速しているときの変形量検出部12の出力を取得する。ステップS15では、上記の4つの変形量検出部12の出力の値から、上記の式(6)(7)(8)を作成し、連立方程式を解くことにより、バネ定数k’を得る。ステップS16では、積載質量演算部13で使用するバネ定数kをステップS15求めたバネ定数k’に更新する。以上により、弾性体11のバネ定数kが経年変化により値が変わったとしても、その値を更新し、積載質量演算部13においてかご室10内の積載質量mcを正確に求めることができる。また、上記の方法では、かご室10内の積載質量mcおよびかご室10の質量Mfが未知であっても、それぞれの値も含めて知ることができる。
本発明の実施の形態1では、乗りかご6を異なる加速度α1、α2、α3でそれぞれ加速するとしたが、乗りかご6の加速時の加速度と減速時の加速度を用いてもよい。また、乗りかご6の加速度が変化しているジャーク期間の加速度を用いてもよい。これらにより、エレベーター装置の通常のサービス時にバネ定数kの更新を行うことができる。
また、弾性体11のバネ定数kを更新するための特別な運動モードを設けて、1回の走行で複数の加速度で加速する様な走行パターンで走行させてもよい。さらに、加速度は3通りに限ることなく、3通り以上の複数の加速度による測定を行い、弾性体11のバネ定数k、かご室10内の積載質量mc、かご室10の質量Mfをより正確に求めることができる。
実施の形態2
本発明の実施の形態1によるエレベーター装置では、乗りかご6を異なる3つの加速度α1、α2、α3で走行させて未知の弾性体11のバネ定数k’、かご室10内の積載質量mc’、かご室10の質量Mf’を求めるとしたが、実施の形態2によるエレベーター装置では、かご室10の質量Mfは予め別の手段で求めておくことによって、乗りかご6を異なる2つの加速度α1、α2で走行させて未知の弾性体11のバネ定数k’、かご室10内の積載質量mc’の2つの値を求める。
なお、実施の形態2によるエレベーター装置では、かご室10の質量を未知数Mf’、弾性体11のバネ定数を未知数k’としたとき、エレベーター装置の据付時にかご室10内の積載質量をmc1、mc2の異なる2つの既知の積載状態にして、変形量検出部12のそれぞれの出力xs1、xs2を取得する。このときのそれぞれの値の関係は、以下のようになる。
Figure 0006094516
Figure 0006094516
これらの2つの式から、かご室10の質量Mf’を予め求めることができる。以上のように予めかご室10の質量を求めておけば、乗りかご6を異なる2つの加速度α1、α2で走行させることによって弾性体11のバネ定数kの更新を行うことができる。加速度が2つでよいことから、弾性体11のバネ定数kの更新に必要とする時間を短縮することができる。また、エレベーター装置の通常の走行における加速時と減速時のそれぞれの加速度を用いて、1回の走行で弾性体11のバネ定数kを更新することができる。
なお、かご室10の質量Mf’は、エレベーター装置の据付時にかご室10内に既知の積載質量がmc1の1種類だけであった場合は、既知の加速度α1で走行させたときの変形量検出部12の出力xacc1を取得して、下記の式を求める。
Figure 0006094516
さらに、かご室10内の積載質量がmc1で加速していないときの関係式は式(9)であるので、式(9)と式(11)を連立方程式として解くことにより、かご室10の質量Mf’を求めることができる。
また、式(9)(10)(11)のすべての関係式を求め、求められた複数組の解の平均値を求めることにより、それぞれの値を求めてもよい。このときは、センサノイズなどによる誤差を排除することができる。
実施の形態3
本発明の実施の形態3によるエレベーター装置では、乗りかご6の静止時と加速時の変形量検出部12の出力から、弾性体11のバネ定数の経年変化を検出する。
まず、式(1)から、乗りかご6が静止しているときの変形量検出部12の出力xから、以下の式が得られる。
Figure 0006094516
さらに、乗りかご6を加速度αで走行させたときの変形量検出部12の出力をxaccとすると、以下の式が得られる。
Figure 0006094516
実施の形態3によるエレベーター装置では、弾性体11のバネ定数をkとして式(12)(13)を予め記憶しておく。
次に、弾性体11のバネ定数kが経年変化によりk’に変化し、kとk’の関係が以下の式で示されるとする。
Figure 0006094516
弾性体11のバネ定数が経年変化を含んだ状態で、かご室10内の積載質量がmcであり、乗りかご6を静止した状態の変形量検出部12の出力がxsであった場合、経年変化を考慮せずに式(12)を用いてかご室10内の積載質量を求めた結果をmcsとすると、以下のようになる。
Figure 0006094516
かご室10内の実際の積載質量がmcは、経年変化を含んだ弾性体11のバネ定数k’を用いることにより、以下のように示される。
Figure 0006094516
同様に、乗りかご6を加速度αで走行させたときの変形量検出部12の出力がxaであった場合に、経年変化を考慮せずに式(12)を用いてかご室10内の積載質量を求めた結果をmcaとすると、以下のようになる。
Figure 0006094516
さらに同様に、かご室10内の実際の積載質量がmcは、経年変化を含んだ弾性体11のバネ定数k’を用いることにより、以下のように示される。
Figure 0006094516
式(16)(18)から、xaをxsで表すと、以下のようになる。
Figure 0006094516
式(19)を式(17)に代入すると、以下の通りとなる。
Figure 0006094516
式(20)と式(15)から、γは以下のように表される。
Figure 0006094516
以上のようにγの値を求めることができるので、この値を用いて経年変化を含んだ弾性体11のバネ定数k’を求める。最終的には、経年変化を含んだ弾性体11のバネ定数k’を求めることにより、かご室10内の実際の積載質量がmcも求めることができる。
本発明の実施の形態3によるエレベーター装置では、かご室10内の実際の積載質量が未知の場合においても、弾性体11のバネ定数を求めることができ、積載質量検出部8の校正を行うことができる。なお、積載質量検出部8の校正は、エレベーター装置の通常運転時におこなうことも可能であるが、特別な運転モードを設けてもよい。
実施の形態4
本発明の実施の形態4によるエレベーター装置では、バネ定数演算部14において、エレベーター走行時の変形量検出部12の出力の変化量と、制御盤5における巻上機4へのトルク指令値の変化量とを比較して、弾性体11のバネ定数を求める。
図7は、本発明の実施の形態4によるエレベーター装置の動作を説明するための図であり、下段に乗りかご6の上昇速度、中段に制御盤5における巻上機4へのトルク指令値、上段に変形量検出部12の出力を示している。
まず、時刻t0からt1において乗りかご6が静止状態から加速状態に変化したときのトルク指令値の変動量Δτ1と変形量検出部12の出力の変動量Δx1を取得する。Δτ1は乗りかご6が加速する際に必要な加速トルクであり、モータ軸周りの慣性モーメントによって決まる値である。つまり、乗りかご積載質量に応じてΔτ1も異なる。このため、Δτ1から乗りかご6の積載質量を換算することが可能である。Δτ1と乗りかご6の積載質量の関係は、予め求めておいてもよいし、据付時にテストウェイトを積載して乗りかごを走行させ、その時のΔτ1の値を記憶しておいてもよい。例えば、乗りかご6を2通りの状態で走行させたときのΔτ1を取得し、それらの2点間を線形補間することによって、Δτ1と積載質量の関係を求めてもよい。
次に、変形量検出部12の出力の変動量Δx1から乗りかご6積載質量を算出し、上記で述べたΔτ1から換算した乗りかご6の積載質量に一致するようにバネ定数を補正する。Δx1から乗りかご6の積載質量への換算は、実施の形態1で説明した図3または図4の関係式から求めることができる。
また、時刻t0からt1の加速時のトルク指令値の変動量Δτ1と変形量検出部12の出力の変動量Δx1とを用いるかわりに、時刻t4からt5の減速時のトルク指令値の変動量Δτ2と変形量検出部12の出力の変動量Δx2とを用いてもよい。
本発明の実施の形態4によるエレベーター装置では、かご室10内の実際の積載質量が未知の場合においても、弾性体11のバネ定数を補正ことができる。なお、積載質量検出部8の校正は、エレベーター装置の通常運転時におこなうことも可能であるが、特別な運転モードを設けてもよい。
なお、本発明の実施の形態4によるエレベーター装置では、制御盤5における巻上機4へのトルク指令値を用いるとしたが、巻上機4のモータ電流から換算したトルク値を用いてもよいし、巻上機4のトルクを実際に計測した値を用いてもよい。
実施の形態5
本発明の実施の形態5によるエレベーター装置では、実施の形態4において説明したエレベーター装置において、かご室10内の積載質量を異なる2つの積載状態にしてエレベーター装置を走行させ、エレベーター走行時の変形量検出部12の出力の変化量と、制御盤5における巻上機4へのトルク指令値の変化量とを比較して、弾性体11のバネ定数を求める。
図8は、本発明の実施の形態5によるエレベーター装置の動作を説明するためのフローチャートである。以下、図7および図8を用いて、動作を説明する。
エレベーター装置において、乗り場や乗りかご内での呼び登録などにより乗りかご6が上昇または下降を行うとき、ステップS81において、乗りかご6が走行中の変形量検出部12の出力xa1と、制御盤5における巻上機4へのトルク指令値τa1とを、取得する。これは、図7において乗りかご6が一定速度で走行している時刻t3からt4におけるxaおよびτaに相当するものである。
ステップS82では、行き先階等に乗りかご6を停止させる。次に、乗り場や乗りかご内での呼び登録などにより乗りかご6が上昇または下降を行うとき、ステップS83において、乗りかご6が走行中の変形量検出部12の出力xa2と、制御盤5における巻上機4へのトルク指令値τa2とを、取得する。これは、図7において乗りかご6が一定速度で走行している時刻t3からt4におけるxaおよびτaに相当するものである。
ステップS84では、ステップS81とステップS83の2回の走行時において、かご室10内の積載質量が異なっているかどうかを判定する。具体的には、例えば、xa1とxa2との差の絶対値が所定値よりも大きいかどうかで判定する。2回の走行時において積載質量が異なっていると判定された場合はステップS85へ移行し、積載質量が十分異なっていないと判定された場合は、再びステップS83を実行する。なお、積載質量が異なっているかどうかの判定は、τa1とτa2との差の絶対値が所定値より大きいかどうかで判定してもよい。
ステップS85では、τa1とτa2との差からかご室10内の積載質量の変化量mcτを算出する。ここで、トルク指令値の変化量に対する積載質量の変化量の関係は、線形である。よって、例えば、エレベーター装置の据付時にテストウェイトを用いて既知の2通りの積載状態で乗りかご6を走行させ、そのときのトルク指令値の差を取得することにより、τa1とτa2との差からかご室10内の積載質量の変化量mcτを算出するための式を求めることができる。また、巻上機4の設計値やエレベーター装置の機械定数から求めることもできる。
ステップS86では、xa1とxa2との差からかご室10内の積載質量の変化量mcxを算出する。これは、xa1およびxa2のそれぞれの値を式(2)に代入し、それぞれの結果の差を求めることによって算出できる。
ステップ87では、ステップS85でもとめたmcτとステップS86で求めたmcxが一致するように、弾性体11のバネ定数kを求める。例えば、式(2)から、以下のような関係が求められる。
Figure 0006094516
mcxがmcτが一致するためには、弾性体11のバネ定数kは以下のように求められる。
Figure 0006094516
ステップS88では、式(23)で求めた値を元に積載質量検出部8を校正する。
なお、ステップS81およびステップS83では、乗りかご6が一定速度で走行中に値を取得するとしていたが、乗りかご6が静止しておりかつトルク指令値が出力されているような状態で値を取得してもよい。具体的には、乗りかご6が走行を開始する直前または乗りかご6が行き先階に停止した直後の状態がこれにあたり、図7の時刻t0の直前とt7の直後がこれにあたる。
以上のように、本発明の実施の形態5によるエレベーター装置では、乗りかご6の積載質量が未知であっても、弾性体11のバネ定数kを補正し積載質量検出部8を校正することができる。よって、エレベーター装置が通常のサービスを行っているときでも、積載質量検出部8を校正することができる。また、乗りかご6が一定速度で走行中に取得した値を用いているので、慣性による弾性体11の変形やトルク指令の変動の影響を受けないため、乗りかご6が加速しているときの値を用いるよりもより精度を高くバネ定数を求めることができる。
なお、ステップS81およびステップS83においては、乗りかご6の走行方向が同じであるという条件を加えてもよい。このような条件を加えることにより、走行方向によって摩擦等のロスが異なる場合においてもその影響を排除することができ、バネ定数を精度よく求めることができる。
また、ステップS81およびステップS83において、走行が両者とも力行運転または回生運転であるという条件を加えてもよい。このような条件を加えることにより、巻上機4の力行運転または回生運転により生じるトルク指令値の差の影響を排除することができ、バネ定数を精度よく求めることができる。
あるいは、ステップS81およびステップS83において、乗りかご6の位置が等しいときの値を取得するようにしてもよい。このような条件を加えることにより、乗りかご6の位置によって走行ロスが異なる場合においてもその影響を排除することができ、バネ定数を精度よく求めることができる。
さらに、各ステップにおいて取得する値は、所定期間に複数回取得した値の平均値としてもよい。さらに、値を複数回取得する所定期間は、図7に示す時刻t3とt4との間の時間としてもよい。これにより、各ステップにおいて取得する値において、ノイズの影響を除去することができる。
なお、実施の形態5では、制御盤5における巻上機4へのトルク指令値を取得するとしたが、巻上機4に入力される電流値から換算したトルク値を用いてもよい。さらに、巻上機4のモータの実際のトルク値を計測して、その値を用いてもよい。
実施の形態6
図9は、本発明の実施の形態6によるエレベーター装置の一例を示したものであり、実施の形態1によるエレベーター装置を示した図1と比べると、かご枠9が弾性体15を介して懸吊体7に接続されており、変形量検出部17が弾性体15の変形量を検出しており、乗りかご16が、かご枠9、かご室10、弾性体15、変形量検出部17から構成されていること以外は、同じである。
動作は、実施の形態1によるエレベーター装置と同じである。実施の形態6によるエレベーター装置では、かご室10をかご枠9との間に弾性体を設置することが困難な場合でも、弾性体をかご枠9の上部に配置することにより、実施の形態1と同じ効果を得ることができる。
実施の形態7
図10は、本発明の実施の形態7によるエレベーター装置の一例を示したものであり、実施の形態1によるエレベーター装置を示した図1と比べると、かご枠9には吊り車18が設置されており、吊り車18に懸吊体7が架けられている。懸吊体7の一端は、弾性体19に接続され、弾性体19の他端は、昇降路1に固定される。また、変形量検出部21が弾性体19の変化量を検出しており、乗りかご20が、かご枠9、かご室10,吊り車18から構成されていること以外は、同じである。
動作は、実施の形態1によるエレベーター装置と同じである。ただし、Mfは、かご室10の質量ではなく、かご枠9の質量と、かご室10の質量と、吊り車18の質量とを合計した値となる。さらに、実施の形態7のエレベーター装置は、エレベーターのローピングは2:1ローピングである。2:1ローピングでは、トルク指令値が乗りかごの荷重に対して1/2倍となる。よって、トルク指令値の変化量に対する積載質量の変化量の関係を求める際に、モータの設計値やエレベーターの機械定数から求める場合には、上記を考慮する。
実施の形態7によるエレベーター装置では、乗りかご20に弾性体を設置することが困難な場合でも、弾性体を懸吊体7の一端に設置することにより、実施の形態1と同じ効果を得ることができる。
実施の形態8
図11は、本発明の実施の形態8によるエレベーター装置の一例を示したものであり、実施の形態1によるエレベーター装置を示した図1と比べると、かご枠9に弾性体23を介して返し車22が設置されており、返し車22には懸吊体7が架けられており、また、変形量検出部25が弾性体23の変化量を検出しており、乗りかご24が、かご枠9、かご室10,弾性体23、返し車22から構成されていること以外は、同じである。なお、図11は、弾性体23と返し車22が2組存在する場合を示している。
動作は、実施の形態1によるエレベーター装置と同じである。ただし、Mfは、かご室10の質量ではなく、かご枠9の質量と、かご室10の質量と、変形量検出部25の質量とを合計した値となる。さらに、実施の形態8のエレベーター装置は、エレベーターのローピングは2:1ローピングである。2:1ローピングでは、トルク指令値が乗りかごの荷重に対して1/2倍となる。よって、トルク指令値の変化量に対する積載質量の変化量の関係を求める際に、モータの設計値やエレベーターの機械定数から求める場合には、上記を考慮する。
実施の形態8によるエレベーター装置においても、実施の形態1と同じ効果を得ることができる。
8 積載質量検出部
11 弾性体
12 変形量検出部

Claims (9)

  1. かご室内の積載質量に応じて変形する弾性体と、
    前記弾性体の変形量を計測する変形量検出部と、
    前記変形量検出部の出力から前記かご室内の積載質量を検出する積載質量検出部とを備え、
    前記積載質量検出部は、バネ定数演算部を有し、
    前記バネ定数演算部は、
    前記かご室を異なる3種類の加速度で加速させた加速時のそれぞれの前記変形量検出部の出力と前記かご室を静止させた静止時の前記変形量検出部の出力との差を用いて前記弾性体のバネ定数の更新を行い、
    前記積載質量検出部は、前記変形量検出部の出力と前記バネ定数とから前記かご室内の積載質量を検出することを特徴とするエレベーター装置。
  2. かご室内の積載質量に応じて変形する弾性体と、
    前記弾性体の変形量を計測する変形量検出部と、
    前記かご室に積載質量が積載された状態で前記かご室を異なる2種類の加速度で加速させた加速時のそれぞれの前記変形量検出部の出力と前記かご室に前記積載質量が積載された状態で前記かご室を静止させた静止時の前記変形量検出部の出力との差および前記かご室の質量を用いて前記弾性体のバネ定数の更新を行い、前記変形量検出部の出力および前記バネ定数から前記かご室内の前記積載質量を検出する積載質量検出部とを備えるエレベーター装置。
  3. かご室内の積載質量に応じて変形する弾性体と、
    前記弾性体の変形量を計測する変形量検出部と、
    前記変形量検出部の出力から前記かご室内の積載質量を検出する積載質量検出部とを備え、
    前記積載質量検出部は、
    前記かご室の静止時の前記変形量検出部の出力と前記かご室の加速時の前記変形量検出部の出力とから前記かご室内の積載質量を検出し、
    前記積載質量検出部はバネ定数演算部を備え、
    前記バネ定数演算部は、
    前記弾性体のバネ定数が特定の値のときにおける前記かご室が静止しているときおよび特定の加速度で加速しているときのそれぞれの前記変形量検出部の出力を予め記憶しており、
    前記かご室を加速させたときの前記変形量検出部の出力と前記かご室を静止させたときの前記変形量検出部の出力とを用いて前記弾性体のバネ定数の更新を行うことを特徴とするエレベーター装置。
  4. 前記静止時と前記加速時とがエレベーターの1回の走行におけるものであることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のエレベーター装置。
  5. かご室内の積載質量に応じて変形する弾性体と、
    前記弾性体の変形量を計測する変形量検出部と、
    エレベーターを駆動するモータ制御装置と、
    前記変形量検出部の出力および前記モータ制御装置で演算したトルク指令から前記変形量検出部の出力を補正し、補正した前記変形量検出部の出力に基づいて前記かご室内の積載質量を検出する積載質量検出部とを備え、
    前記積載質量検出部は、前記積載質量が異なる2つの積載状態で同じ走行方向に一定速度で走行中に取得した前記変形量検出部の出力変化量と前記トルク指令の変化量とが整合するように、前記変形量検出部の出力を補正することを特徴とするエレベーター装置。
  6. 前記かご室はかご枠の内部に前記弾性体を介して設置されており、
    前記かご枠は懸吊体によって懸架されていることを特徴とする請求項1からのいずれか
    1項に記載のエレベーター装置。
  7. 前記かご室はかご枠の内部に設置されており、
    前記かご枠は前記弾性体を介して懸吊体によって懸架されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のエレベーター装置。
  8. 前記かご室はかご枠の内部に設置されており、
    前記かご枠には懸吊体が架けられた吊り車が設置されており、
    前記懸吊体の一端は前記弾性体を介して昇降路に設置されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のエレベーター装置。
  9. 前記かご室はかご枠の内部に設置されており、
    前記かご枠は前記弾性体を介して返し車が設置されており、
    前記返し車には懸吊体が架けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のエレベーター装置。
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