JP6068862B2 - 指示計器用文字板 - Google Patents

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Description

本発明は、表面側には計測値の報知に必要な文字や目盛等が配置されて指示計器に組み込まれる指示計器用文字板に関する。
図5及び図6は、車両において走行速度を計測して指示する指示計器としての速度計101の一般的な構造を示したものである。
この速度計101は、ケース111と、このケース111の前面側に取り付けられる指示計器用文字板121と、指示計器用文字板121を回動自在に挿通する指針軸131の先端に固定装備される指針132と、指針132(指針軸131)を回転駆動するための内機(モータ)141や内機141の動作を制御する制御回路などを搭載した制御基板142と、指示計器用文字板121の上部前方に延びる庇状にケース111の前端部に取り付けられた見返し151と、指示計器用文字板121の前方を覆うように見返し151の前端縁に取り付けられた透明カバー161と、を備えている。
ケース111は、前述した制御基板142や指示計器用文字板121を収容する筐体である。このケース111は、制御基板142と指示計器用文字板121とを間を区画するケース内底壁112を有している。また、ケース111は、着脱可能な底部カバー113により、底部側が開閉可能になっている。
ケース内底壁112と底部カバー113との間の空間115は、制御基板142を収容する空間である。
ケース内底壁112は、指示計器用文字板121側に凹の椀形で、中央部には、開口116が装備されている。この開口116は、内機141の駆動軸部が挿通可能に形成されていて、指針軸131と内機141の駆動軸部との結合を可能にしている。
また、ケース内底壁112の開口116は、制御基板142上に搭載された第1の光源143,144が挿通するように、形成されている。第1の光源143,144は、指示計器用文字板121を照明するための光源である。
指示計器用文字板121の裏面に対向するケース内底壁112の表面112aは、第1の光源143,144の照明光を指示計器用文字板121の裏面の全域に分配するリフレクタとして機能する。
指示計器用文字板121は、図5に示すように、その表面側に、計測値の報知に必要な文字122aや目盛122b等の指標122が配置される。文字122aや、目盛122bは、指示計器用文字板121の表面に、指針132の回転中心を中心とする円周状に配置されている。
また、指示計器用文字板121の裏面121bの一部には、地色となる着色が施される。
また、指示計器用文字板121には、図5及び図6に示すように、計測情報を表示するLCD(液晶ディスプレイ)ユニット180を配置する透明な窓部124が設けられる。LCDユニット180は、図6に示すように、制御基板142上に搭載されている。制御基板142には、LCDユニット180に照明光を照射する第2の光源181も搭載されている。
車両に搭載される速度計101では、機能性だけでなく、運転席のデザインに適合する高級感を醸し出すような意匠的な要素も、重要視される。
最近の速度計101では、速度計101に高級な重厚感を付与するために、指示計器用文字板121に金属調の風合いを持たせる方法が提案されている。
図7は、金属調の風合いを持たせた指示計器用文字板の従来例を示している。
図7に示した指示計器用文字板121Aは、下記特許文献1に開示されたもので、図6に示した指示計器用文字板121として、使用される。
この指示計器用文字板121Aは、図7に示すように、基板210と、ハーフミラー層220と、遮光層230と、着色層240と、スモーク層250と、ヘアライン処理面260と、を備えている。
基板210は、透明又は半透明の材料で板状に形成されている。この基板210の表面側には、図5に示した文字122aや目盛122b等の指標122が配置される。この基板210は、裏面に、制御基板142に搭載された第1の光源143,144からの文字板照明光c1が照射される。
ハーフミラー層220は、基板210の裏面に積層状態に装備される。このハーフミラー層220は、指示計器の外部から基板210の表面に入射する外来光c2を基板210の裏面で反射する。また、このハーフミラー層220は、第1の光源143,144から照射される文字板照明光c1を透過させる。ハーフミラー層220を透過して基板210に入射した文字板照明光c1は、そのまま基板210の表面側に出射されて、基板210内の文字板照明光c1の透過範囲を発光させる。
遮光層230は、第1の光源143,144と対向する基板210の裏面の一部に設定された第1領域S1に積層状態に装備されて、第1領域S1を第1の光源143,144の文字板照明光c1が透過しない遮光領域に仕上げる。
着色層240は、基板210の裏面の第1領域S1を除く領域である第2領域S2の一部に設定される第3領域S23に、積層状態に装備される。この着色層240は、照明光が透過可能な樹脂材料により形成される層である。この着色層240は第3領域S23を透過する文字板照明光c1を所定の色彩に着色して基板210を透過させる。従って、基板210上の第3領域S23に設定された範囲は、着色層240の色彩に発色して、彩色による視認性の向上等を果たす。
スモーク層250は、半透明の樹脂層で、基板210の表面における外来光c2の反射を弱めるために設けられている。このスモーク層250は、後述するヘアライン処理面260における外来光c2の反射を弱めて、過度の反射による文字板表面のぎらつきを防止する役割を果たす。
ヘアライン処理面260は、特許文献1の場合、スモーク層250の表面に形成したヘアライン状の凹凸面である。このヘアライン処理面260は、印刷処理によって、スモーク層250の表面にヘアライン状に突起261を形成したものである。ヘアライン処理面260は、基板210の表面に入射する外来光c2をヘアライン状の凹凸によって拡散させることで、基板210の表面に金属調の風合いを醸し出す。
特開2008−89479号公報
ところが、特許文献1の指示計器用文字板121Aの場合、スモーク層250を装備せずに、突起261を基板210の表面に直接形成した構造にすると、基板210の表面における外来光c2の拡散反射が強すぎて、ぎらつきが発生してしまう。このぎらつきを防止するためには、特許文献1のように、スモーク層250の装備が必要不可欠となり、スモーク層250を装備する工程の追加のために、指示計器用文字板121Aの製造工程が増加して、コストアップを招くという問題が生じた。
また、特許文献1の指示計器用文字板121Aの場合、金属調の風合いを醸し出すヘアライン処理面260が、指示計器用文字板121Aの表面に露出するため、保管時等に突起261に周囲の器物が接触することで、一部の突起261に汚損が発生するおそれがあった。そして、一部の突起261に汚損が発生することで、例えば、指示計器用文字板121Aの表面の一部域において金属調の風合いの品質が低下するおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、ぎらつきが無く落ち着いた金属調の風合いの意匠を文字板表面に低コストで具現することができ、しかも、金属調の風合いの品質を維持し易い指示計器用文字板を提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 透明又は半透明の材料で板状に形成されると共にその表面側には計測値の報知に必要な指標が配置されて、裏面に指示計器内の光源からの文字板照明光が照射される基板と、
前記指示計器の外部から前記基板の表面に入射する外来光をヘアライン状の凹凸によって拡散させることで前記基板の表面に金属調の風合いを醸し出すヘアライン処理面と、
を備える指示計器用文字板であって、
前記基板の表面に微細な筋状の溝を形成することで、前記基板の表面自体が前記ヘアライン処理面に仕上げられた前記基板と、
スパッタリングによって前記ヘアライン処理面の上を覆う薄膜状に形成されて、前記外来光の一部を前記基板内に透過させると共に、前記外来光の一部を反射するハーフミラー層と、
を備え
前記基板の厚み方向に沿った断面において、前記溝は、前記厚み方向の寸法が幅方向の寸法に対して相対的に長い前記厚み方向に延びる矩形状の断面形状を有することを特徴とする指示計器用文字板。
(2) 前記光源と対向する前記基板の裏面の一部に設定された第1領域に装備されて前記第1領域を前記光源の照明光が透過しない遮光領域に仕上げる遮光層と、
前記基板の裏面の前記第1領域を除く領域である第2領域の一部に設定される第3領域に前記照明光が透過可能に装備されて、前記第3領域を透過する前記照明光を所定の色彩に着色して前記基板を透過させる着色層と、
を備えることを特徴とする上記(1)に記載の指示計器用文字板。
上記(1)の構成によれば、文字板表面に金属調の風合いの意匠を醸し出すヘアライン状の凹凸構造は、基板の表面に微細な筋状の溝を設けることで形成する。即ち、基板の表面自体が、ヘアライン処理面となっている。そして、このヘアライン処理面の上には、スパッタリングによってハーフミラー層が形成されており、このハーフミラー層が、ヘアライン処理面に入射する外来光を弱める。従って、特に外来光を弱めるスモーク層を装備せずとも、基板表面における外来光の拡散反射が抑えられ、ぎらつきの発生を防止することができる。
即ち、スモーク層を設けずとも、ぎらつきが無く落ち着いた金属調の風合いの意匠を、文字板表面に具現することができ、従来では装備していたスモーク層を省略することで、指示計器用文字板の製造工程を簡略化して、指示計器用文字板の製造コストを低減することができる。従って、ぎらつきが無く落ち着いた金属調の風合いの意匠を、文字板表面に低コストで具現することができる。
また、金属調の風合いの意匠を醸し出すヘアライン状の凹凸構造は、その上を覆うハーフミラー層が保護する。そのため、保管時等に、ヘアライン状の凹凸構造が周囲の器物との接触により汚損することを防止することができる。言い換えれば、金属調の風合いの品質が、ヘアライン状の凹凸構造の汚損によって文字板の表面の一部域で低下するといった不具合の発生を防止することができる。
そのため、金属調の風合いの品質を維持し易く、指示計器用文字板における品質管理を容易にすることができる。
上記(2)の構成によれば、指示計器用文字板の裏面に文字板照明光が照射されない支持計器の非動作時には、指示計器において、ぎらつきが無く落ち着いた金属調の風合いの意匠を付与することができる。そして、指示計器用文字板の裏面に文字板照明光が照射される支持計器の動作時には、指示計器用文字板上に設定した第3領域を着色層の色彩に発色させることができるため、第3領域の形状や、着色層における色彩を設計変更することで、指示計器において、発色域や発色する色彩が異なる多種の指示計器用文字板を比較的容易に提供することが可能になり、指示計器の仕様変更等への対応を容易にすることができる。
本発明による指示計器用文字板によれば、文字板表面に金属調の風合いの意匠を醸し出すヘアライン状の凹凸構造は、基板の表面に微細な筋状の溝を形成することで形成する。即ち、基板の表面自体が、ヘアライン処理面となっている。そして、このヘアライン処理面の上には、スパッタリングによってハーフミラー層が形成されており、このハーフミラー層が、ヘアライン処理面に入射する外来光を弱める。従って、特に外来光を弱めるスモーク層を装備せずとも、基板表面における外来光の拡散反射が抑えられ、ぎらつきの発生を防止することができる。
即ち、スモーク層を設けずとも、ぎらつきが無く落ち着いた金属調の風合いの意匠を、文字板表面に具現することができ、従来では装備していたスモーク層を省略することで、指示計器用文字板の製造工程を簡略化して、指示計器用文字板の製造コストを低減することができる。従って、ぎらつきが無く落ち着いた金属調の風合いの意匠を、文字板表面に低コストで具現することができる。
また、金属調の風合いの意匠を醸し出すヘアライン状の凹凸構造は、その上を覆うハーフミラー層が保護する。そのため、保管時等に、ヘアライン状の凹凸構造が周囲の器物との接触により汚損することを防止することができる。言い換えれば、金属調の風合いの品質が、ヘアライン状の凹凸構造の汚損によって文字板の表面の一部域で低下するといった不具合の発生を防止することができる。
そのため、金属調の風合いの品質を維持し易く、指示計器用文字板における品質管理を容易にすることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は本発明に係る指示計器用文字板が使用される指示計器の一実施形態である速度計の正面図である。 図2は図1の速度計に使用された指示計器用文字板の構造を示す縦断面図である。 図3は図1に示した速度計の非動作時における指示計器用文字板の正面からの外観の説明図である。 図4は図1に示した速度計の動作時における指示計器用文字板の正面からの外観の説明図である。 図5は従来の指示計器としての車両用の速度計の正面図である。 図6は図5に示した速度計の縦断面図である。 図7は金属調の風合いを醸し出す従来の指示計器用文字板の構造を示す縦断面図である。
以下、本発明に係る指示計器用文字板の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図4は本発明に係る指示計器用文字板の一実施形態を示したもので、図1は本発明に係る指示計器用文字板が使用される指示計器の一実施形態である速度計の正面図、図2は図1の速度計に使用された指示計器用文字板の構造を示す縦断面図、図3は図1に示した速度計の非動作時における指示計器用文字板の正面からの外観の説明図、図4は図1に示した速度計の動作時における指示計器用文字板の正面からの外観の説明図である。
図1に示した速度計は、車両用の速度計1で、不図示のケースの前端部に取り付けられる見返し51の内側に、指示計器用文字板20が装備されている。
指示計器用文字板20は、図1に示すように、その表面側に、計測値(車両の走行速度)の報知に必要な文字21aや目盛21b等の指標21が配置される。文字21aや、目盛21bは、指示計器用文字板20の表面に、指針32の回転中心を中心とする円周状に配置されている。
また、本実施形態の場合も、指示計器用文字板20には、図1に示すように、計測情報を表示するLCD(液晶ディスプレイ)ユニット80を配置する透明な窓部20aが設けられる。
なお、速度計1における各構成部材の説明は省略するが、不図示のケースや、該ケースの前端部に取り付けられる見返し51、指針32などの構造は、図6に示した速度計101と同様で良い。
本実施形態における指示計器用文字板20は、図2に示すように、基板23と、遮光層24と、着色層25と、ヘアライン処理面27と、ハーフミラー層28と、を備えている。
基板23は、透明又は半透明の材料で板状に形成されている。この基板23の表面側には、図1に示した文字21aや目盛21b等の指標21が配置される。この基板23は、裏面に、制御基板42に搭載された第1の光源43からの文字板照明光c1が照射される。
制御基板42は、図6に示した制御基板142に相当する部品である。第1の光源43は、図6に示した第1の光源143,144に相当する部品である。
遮光層24は、第1の光源43と対向する基板23の裏面の一部に設定された第1領域S1に積層状態に装備されて、第1領域S1を第1の光源43の照明光c1が透過しない遮光領域に仕上げる。
着色層25は、基板23の裏面の第1領域S1を除く領域である第2領域S2の一部に設定される第3領域S23に、積層状態に装備される。この着色層25は、照明光c1が透過可能な樹脂材料の塗布(印刷処理)により形成される層である。この着色層25は、第3領域S23を透過する照明光c1を、所定の色彩に着色して基板23を透過させる。従って、基板23上の第3領域S23に設定された範囲は、着色層25の色彩に発色して、彩色による視認性の向上等を果たす。
第2領域S2の内、第3領域S23に設定されていない領域(図2の領域S22)は、着色層が形成されず、第1の光源43からの文字板照明光c1をそのまま基板23に透過させる。第2領域S2の一部である領域S22は、例えば、図1に示した窓部20aとして利用される。
ヘアライン処理面27は、本実施形態の場合、旋盤等の工作機械で基板23の表面に微細な筋状の多数の溝27aを形成することで、基板23の表面に形成したヘアライン状の凹凸面である。言い換えると、本実施形態の場合、基板23の表面自体が、ヘアライン処理面27に仕上げられている。
ヘアライン処理面27を設けることで、基板23の表面に入射する外来光c2がヘアライン状の凹凸によって拡散される。その結果、基板23の表面にはつや消しの効果が生まれると共に、金属的な質感を強調する効果が生じる。即ち、ヘアライン処理面27は、基板23の表面に入射する外来光c2をヘアライン状の凹凸によって拡散させることで、基板23の表面に金属調の風合いを醸し出す。
ハーフミラー層28は、ヘアライン処理面27の表面を覆うように、基板23の表面に積層状態に装備される。本実施形態の場合、ハーフミラー層28は、スパッタリングによってヘアライン処理面27の上を覆う薄膜状に形成される。そして、このハーフミラー層28は、外来光c2の一部を基板23内に透過させると共に、外来光の一部は反射するように、形成される。
以上に説明した指示計器用文字板20は、第1の光源43から文字板照明光c1の照明を受けない速度計1の非動作時には、図3に示すように、指針32の指針軸が挿通する軸挿通孔20bの周囲のハーフミラー層28の表面部28aが、ヘアライン処理面27による外来光c2の拡散によって、略均一なモノトーンの金属調の風合いの意匠を示す。
これに対して、第1の光源43から文字板照明光c1の照明を受ける速度計1の動作時には、ヘアライン処理面27の溝27aが文字板照明光c1を拡散させることで、溝27aが淡く写し出されると共に、第3領域S23に対応する範囲には、着色層25による発色が写し出された意匠を示す。
以上に説明した一実施形態の指示計器用文字板20によれば、文字板表面に金属調の風合いの意匠を醸し出すヘアライン状の凹凸構造は、基板23の表面に微細な筋状の溝27aを設けることで形成する。即ち、基板23の表面自体が、ヘアライン処理面27となっている。そして、このヘアライン処理面27の上には、スパッタリングによってハーフミラー層28が形成されており、このハーフミラー層28が、ヘアライン処理面27に入射する外来光を弱める。従って、特に外来光を弱めるスモーク層を装備せずとも、基板23表面における外来光の拡散反射が抑えられ、ぎらつきの発生を防止することができる。
即ち、スモーク層を設けずとも、ぎらつきが無く落ち着いた金属調の風合いの意匠を、文字板表面に具現することができ、従来では装備していたスモーク層を省略することで、指示計器用文字板の製造工程を簡略化して、指示計器用文字板の製造コストを低減することができる。従って、ぎらつきが無く落ち着いた金属調の風合いの意匠を、文字板表面に低コストで具現することができる。
また、金属調の風合いの意匠を醸し出すヘアライン状の凹凸構造は、その上を覆うハーフミラー層28が保護する。そのため、保管時等に、ヘアライン状の凹凸構造が周囲の器物との接触により汚損することを防止することができる。言い換えれば、金属調の風合いの品質が、ヘアライン状の凹凸構造の汚損によって文字板の表面の一部域で低下するといった不具合の発生を防止することができる。
そのため、金属調の風合いの品質を維持し易く、指示計器用文字板における品質管理を容易にすることができる。
更に、以上に説明した一実施形態の指示計器用文字板20によれば、指示計器用文字板20の裏面に文字板照明光c1が照射されない速度計1の非動作時には、速度計1において、ぎらつきが無く落ち着いた金属調の風合いの意匠を付与することができる。そして、指示計器用文字板20の裏面に文字板照明光c1が照射される速度計1の動作時には、指示計器用文字板20上に設定した第3領域S23を着色層25の色彩に発色させることができるため、第3領域S23の形状や、着色層25における色彩を設計変更することで、速度計1において、発色域や発色する色彩が異なる多種の指示計器用文字板20を比較的容易に提供することが可能になり、指示計器の仕様変更等への対応を容易にすることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、本実施形態の指示計器用文字板が使用される指示計器は、上記実施形態で示した車両の速度計に限らない。車両に搭載される速度計以外の指示計器(例えば、回転計)にも摘要することができる。更に、車両以外の設備で使用される各種の指示計器にも、摘要することが可能である。
ここで、上述した本発明に係る指示計器用文字板の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[2]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 透明又は半透明の材料で板状に形成されると共にその表面側には計測値の報知に必要な指標(21)が配置されて、裏面に指示計器内の光源(43)からの文字板照明光(c1)が照射される基板(23)と、
前記指示計器の外部から前記基板(23)の表面に入射する外来光(c2)をヘアライン状の凹凸によって拡散させることで前記基板(23)の表面に金属調の風合いを醸し出すヘアライン処理面(27)と、
を備える指示計器用文字板(20)であって、
前記基板(23)の表面に微細な筋状の溝(27a)を形成することで、前記基板(23)の表面自体が前記ヘアライン処理面(27)に仕上げられた前記基板(23)と、
スパッタリングによって前記ヘアライン処理面(27)の上を覆う薄膜状に形成されて、前記外来光(c2)の一部を前記基板(23)内に透過させると共に、前記外来光(c2)の一部を反射するハーフミラー層(28)と、
を備えることを特徴とする指示計器用文字板(20)。
[2] 前記光源(43)と対向する前記基板(23)の裏面の一部に設定された第1領域(S1)に装備されて前記第1領域(S1)を前記光源(43)の照明光(c1)が透過しない遮光領域に仕上げる遮光層(24)と、
前記基板(23)の裏面の前記第1領域(S1)を除く領域である第2領域(S2)の一部に設定される第3領域(S23)に前記照明光(c1)が透過可能に装備されて、前記第3領域(S23)を透過する前記照明光(c1)を所定の色彩に着色して前記基板(23)を透過させる着色層(25)と、
を備えることを特徴とする上記[1]に記載の指示計器用文字板(20)。
1 指示計器速度計
20 指示計器用文字板
21a 文字
21b 目盛
23 基板
24 遮光層
25 着色層
27 ヘアライン処理面
27a 筋状の溝
28 ハーフミラー層
43 光源
c1 文字板照明光
c2 外来光
S1 第1領域
S2 第2領域
S23 第3領域

Claims (2)

  1. 透明又は半透明の材料で板状に形成されると共にその表面側には計測値の報知に必要な指標が配置されて、裏面に指示計器内の光源からの文字板照明光が照射される基板と、
    前記指示計器の外部から前記基板の表面に入射する外来光をヘアライン状の凹凸によって拡散させることで前記基板の表面に金属調の風合いを醸し出すヘアライン処理面と、
    を備える指示計器用文字板であって、
    前記基板の表面に微細な筋状の溝を形成することで、前記基板の表面自体が前記ヘアライン処理面に仕上げられた前記基板と、
    スパッタリングによって前記ヘアライン処理面の上を覆う薄膜状に形成されて、前記外来光の一部を前記基板内に透過させると共に、前記外来光の一部を反射するハーフミラー層と、
    を備え
    前記基板の厚み方向に沿った断面において、前記溝は、前記厚み方向の寸法が幅方向の寸法に対して相対的に長い前記厚み方向に延びる矩形状の断面形状を有することを特徴とする指示計器用文字板。
  2. 前記光源と対向する前記基板の裏面の一部に設定された第1領域に装備されて前記第1領域を前記光源の照明光が透過しない遮光領域に仕上げる遮光層と、
    前記基板の裏面の前記第1領域を除く領域である第2領域の一部に設定される第3領域に前記照明光が透過可能に装備されて、前記第3領域を透過する前記照明光を所定の色彩に着色して前記基板を透過させる着色層と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の指示計器用文字板。
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