JPH0990059A - 時計文字板構造 - Google Patents

時計文字板構造

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JPH0990059A
JPH0990059A JP7243511A JP24351195A JPH0990059A JP H0990059 A JPH0990059 A JP H0990059A JP 7243511 A JP7243511 A JP 7243511A JP 24351195 A JP24351195 A JP 24351195A JP H0990059 A JPH0990059 A JP H0990059A
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dial
surface portion
light
plate
inclined surface
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JP7243511A
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昭徳 ▲高▼木
Akinori Takagi
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 見る角度により文字板が金属色に見えるよう
にして、不可能であった金属色のメタリック感のある時
計文字板構造を提供する。 【構成】 前記文字板12を、透明な母材12Aの表面
に鋸歯状のプリズム21を多数形成し、これらのプリズ
ム21は、前記母材12Aの面に対して略垂直な垂直面
部21Aと、この垂直面部21Aに対して傾斜する傾斜
面部21Bとを有し、この傾斜面部21Bに金属コート
22を形成して反射面23とし且つ前記垂直面部21A
を光を透過させる光透過面24にして構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は腕時計等の時計文字板構
造に係わり、特に、見る角度により文字板が金属色に見
えるようにした時計文字板構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の時計文字板構造として、
例えば時計のモジュールの表側にエレクトロルミネッセ
ンス板を載置し、さらにこのエレクトロルミネッセンス
板の表側に光透過型の文字板を載置した構造が知られて
いる。この構造では、エレクトロルミネッセンス板が有
する電極間に電圧を印加することによりこのエレクトロ
ルミネッセンス板を発光させると、その発光が文字板を
透過して、文字板の表側に施された時刻を表す記号や指
針を照明することができる。
【0003】また、時計のモジュールの表側にソーラー
セルを載置し、さらにこのソーラーセルの表側に光透過
型の文字板を載置した構造も周知である。この構造で
は、太陽光や室内灯の光が文字板を透過してソーラーセ
ルに達するため、このソーラーセルを発電させることが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなエレクトロルミネッセンス板を用いた時計文字板
構造は、エレクトロルミネッセンス板の発光を透さない
と照明ができないために、透明または半透明の光を透過
する文字板しか使用することができない。よって、金属
の平板より成る文字板に比べて、メタリック調の高級感
を出すことができないという問題点があった。
【0005】また、ソーラーセルを用いた時計文字板構
造も、外部からの光を透さないと発電させることができ
ないために、透明または半透明の光を透過する文字板し
か使用することができない。よって、同様に金属の平板
より成る文字板に比べて、メタリック調の高級感を出す
ことができないという問題点があった。
【0006】本発明は上記の問題点を解消するものであ
って、その目的とするところは、見る角度により文字板
が金属色に見えて、メタリック調の高級感を出すことが
できる時計文字板構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係わる時計文字板構造は、エレク
トロルミネッセンス板またはソーラーセルの表側に設け
られる光透過型の文字板を有する時計文字板構造におい
て、前記文字板の表面に金属コートを形成した反射面と
光を透過させる光透過面とを交互に多数形成したことを
特徴とする。
【0008】また、上記目的を達成するために、請求項
2の発明に係わる時計文字板構造は、請求項1記載の時
計文字板構造において、前記文字板を、透明な母材の表
面に鋸歯状のプリズムを多数形成し、これらのプリズム
は、前記母材の面に対して略垂直な垂直面部と、この垂
直面部に対して傾斜する傾斜面部とを有し、この傾斜面
部に金属コートを形成して反射面とし且つ前記垂直面部
を光を透過させる光透過面にして構成した。
【0009】また、上記目的を達成するために、請求項
3の発明に係わる時計文字板構造は、請求項1又は請求
項2記載の時計文字板構造において、金属コートを、A
l、Ag、AuまたはCr等の金属を蒸着するか、もし
くは塗布するかして形成した。
【0010】また、上記目的を達成するために、請求項
4の発明に係わる時計文字板構造は、請求項2又は請求
項3記載の時計文字板構造において、前記傾斜面部が6
時方向に向いている。
【0011】
【作用】請求項1の発明に係わる時計文字板構造にあっ
ては、文字板の表面に、金属コートを形成した反射面と
光透過面とが交互に多数形成してあるために、文字板を
見る角度によっては文字板の全面が前記金属コートによ
る金属色に見える。また、エレクトロルミネッセンス板
の放射光は、前記反射面を反射して前記光透過面を透過
し、隣りの反射面に反射するようになって、時計文字板
構造全体が明るくなり、時字が見やすくなるし、また、
太陽光及び室内光は、金属コートを形成した反射面を反
射して光透過面を透過してプリズム内に入り、隣りの反
射面に反射してソーラーセルを照射し発電する。
【0012】また、請求項2の発明に係わる時計文字板
構造にあっては、腕時計を見る角度が、金属コートを形
成した傾斜面部が向いている方向から所定の角度までは
文字板の全面が前記金属コートによる金属色に見える。
また、エレクトロルミネッセンス板の放射光は、金属コ
ートを形成した傾斜面部が構成する反射面を反射して前
記垂直面部が構成する光透過面を透過し、隣りの傾斜面
部の金属コートに反射する。したがって、時計文字板構
造全体が明るくなり、時字等が見やすくなる。また、太
陽光及び室内光は、金属コートを形成した傾斜面部が構
成する反射面を反射して前記垂直面部が構成する光透過
面を透過してプリズム内に入り、隣りの傾斜面部の金属
コートに反射してソーラーセルを照射し発電する。
【0013】また、請求項3の発明に係わる時計文字板
構造にあっては、請求項1又は請求項2の発明と同様な
作用を奏し得る。
【0014】また、請求項4の発明に係わる時計文字板
構造にあっては、請求項2又は請求項3の発明と同様な
作用を奏し得るばかりか、腕時計を見る角度が6時方向
から12時方向に向けて90度までは文字板の全面が前
記金属コートによる金属色に見えるし、また、腕時計を
手首に装着して時刻を確認しようとする場合、通常、上
記の角度の範囲内より文字板を見る。よって、腕時計の
装着者には、金属色のみを見ることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳述
する。図1は本発明に係わる時計文字板構造を備えた腕
時計の平面図、図2は同時計文字板構造を備えた腕時計
の縦断面図、図3は本発明に係わる時計文字板構造の縦
断面図、図4は同時計文字板構造におけるエレクトロル
ミネッセンス板の構成説明図である。
【0016】腕時計1は、図1及び図2に示すように外
胴2の内部に合成樹脂から成る支持枠3を介してモジュ
ール4を設け、このモジュール4の表側に時計文字盤構
造Aを構成し、モジュール4に設けられた二重軸構成の
針軸5を前記時計文字盤構造Aに中央の孔部A1を貫通
させて、この針軸5の外軸5aに時針6を、内軸5bに
分針7をそれぞれ取り付け、前記外胴2の底側に防水パ
ッキン8を介して裏蓋9を装着し、外胴2の表側に風防
ガラス10を装着して大略構成されている。
【0017】そして、前記時計文字盤構造Aは、図3に
示すように前記モジュール4の表側に固着されたエレク
トロルミネッセンス板(以下EL板と称す)11とこの
EL板11の表側に設けられた文字板12とを備えてお
り、この文字板12の母材12Aの表面側にはプリズム
21が形成してあり、このプリズム21には透明な樹脂
薄膜層25が設けてあり、この樹脂薄膜層25には時刻
表示としての時字26が設けてある。この時字26は印
刷することにより形成してもよい。
【0018】前記EL板11は、図4に示すように薄膜
状の透明電極13を、透明なまたはオパールガラスの如
き光拡散性半透明な基板14と、チタン酸バリウム等の
絶縁被膜15及びエレクトロルミネッセンス物質16を
重ねて塗布した金属板17とを密着させ、有機質の接着
剤で張り合わせ、周辺部に防湿シール18を設けたもの
である。
【0019】前記透明電極13としては蒸着によって得
られた金属薄膜をエッチングして網目状に加工したも
の、酸化インジウムを蒸着したもの、酸化スズを加水分
解して焼結したものが考えられる。エレクトロルミネッ
センス物質16としては、通常少量の銅を混入した硫化
亜鉛が使用される。そして、透明電極13と金属板17
を対向する電極としており、これらの電極13、17
は、前記モジュール4内に設けられたEL板駆動回路2
0に接続されている。
【0020】前記文字板12は、透明なアクリル樹脂等
のプラスチックまたは透明ガラスから成る母材12Aを
備えており、この母材12Aの表面には鋸歯状のプリズ
ム21が約500μm〜3000μmのピッチ間隔で多
数形成してあり、これらのプリズム21は、母材12A
の面イに対して略90度をなす垂直面部21Aと、この
垂直面部21Aに対して略45度をなす傾斜面部21B
とを有しており、この傾斜面部21Bには、Al、A
g、AuまたはCr等の金属を蒸着するか、もしくは塗
布するかして金属コート22が形成してある。
【0021】したがって、前記プリズム21においては
金属コート22を形成した傾斜面部21Bが反射面23
を構成しており、前記垂直面部21Aは光透過面24を
構成している。
【0022】なお、上記したプリズム21を時計文字板
構造Aに組み込むにあたっては、図1に示すようにプリ
ズム21の方向を腕時計の3時−9時方向に平行させる
必要があり、本実施例では、前記プリズム21の垂直面
部21A(光透過面24)は12時方向に向けてあり、
傾斜面部21B(反射面23)は6時方向に向けてあ
る。
【0023】前記プリズム21の傾斜面部21Bへの金
属コート22の形成は、図6に示すように金属板27の
多数のスリット28を所定のピッチで形成してこれらの
スリット28間に目隠し部29を形成した治具30が用
いられる。すなわち、この治具30の目隠し部29を、
前記プリズム21の垂直面部21Aと傾斜面部21Bと
が成す角部21Cに重ねると共に、スリット28を傾斜
面部21Bの上方に位置させて治具30を前記プリズム
21に重ね、金属の小片を高真空中で加熱蒸発させて、
前記スリット28を通して傾斜面部21Bに照射して、
この傾斜面部21Bの表面に薄膜として凝着させて行わ
れる。
【0024】次に、上記のように構成された時計文字板
構造Aの作用を説明する。上記のように金属コート22
を形成した傾斜面部21Bが6時方向を向いているため
に、腕時計1を見る角度が図11に示すように6時方向
から12時方向に向けて90度までは文字板12の全面
が前記金属コート22による金属色に見える。
【0025】また、腕時計1を手首に装着して時刻を確
認しようとする場合、通常、図11に示す角度の範囲内
より文字板12を見る。よって、腕時計1の装着者に
は、金属色のみを見ることができる。
【0026】上記したように、腕時計1を見る角度が図
11に示すように6時方向から12時方向に向かって9
0度までは文字板12の全面が前記金属コート22によ
る金属色に見えるために、従来、不可能であった金属色
のメタリック感のある文字板12をEL板使用の腕時計
に適用できるために、文字板表現においてバリュエーシ
ョン拡大が可能になる。
【0027】また、上記のように、前記EL板11にお
いては、前記透明電極13と金属板17が対向する電極
であり、これらの電極13、17は、前記モジュール4
内に設けられたEL板駆動回路20に接続されているた
めに、このEL板駆動回路20を作動させることによ
り、前記透明電極13と金属板17の間に100〜20
0Vの交流電圧を印加して、前記エレクトロルミネッセ
ンス物質16を発光させ、透明電極13及び基板14を
通して光を放射させる。この放射光ロは、図5の矢印に
示すように金属コート22を形成した傾斜面部21Bが
構成する反射面23を反射して前記垂直面部21Aが構
成する光透過面24を透過し、隣りの傾斜面部21Bの
金属コート22に反射する。したがって、時計文字板構
造A全体が明るくなり、時字26が見やすくなる。
【0028】また、ソーラー時計表示板構造にあって
は、その時計文字盤構造Aは、図8に示すように前記モ
ジュール4の表側に配置されたソーラーセル31(平面
視で扇形状をした4枚のソーラーセル31が十字状の絶
縁帯(図示せず)を挟んで配置されている)と、これら
のソーラーセル31の表側に設けられた文字板32とを
備えており、この文字板32の母材32Aの表面側には
プリズム33が形成してあり、このプリズム33には透
明な樹脂薄膜層34が設けてあり、この樹脂薄膜層34
には時刻表示としての時字35が設けてある。この時字
35は印刷することにより形成してもよい。
【0029】前記文字板32は上記した文字板12と同
構成であり、透明なアクリル樹脂等のプラスチックまた
は透明ガラスから成る母材32Aを備えており、この母
材32Aの表面には上記した鋸歯状のプリズム33が約
500μm〜3000μmのピッチ間隔で多数形成して
あり、これらのプリズム33は、母材32Aの面イに対
して略90度をなす垂直面部33Aと、この垂直面部3
3Aに対して略45度をなす傾斜面部33Bとを有して
おり、この傾斜面部33Bには、Al、Ag、Auまた
はCr等の金属を蒸着するか、もしくは塗布するかして
金属コート22が形成してある。
【0030】したがって、前記プリズム33においては
金属コート22を形成した傾斜面部33Bが反射面37
を構成しており、前記垂直面部33Aは光透過面38を
構成している。そして、前記傾斜面部33Bへの金属コ
ート22の形成は、前記プリズム21の傾斜面部21B
への金属コート22の形成と同様に行われるし、プリズ
ム33を時計文字板構造Aに組み込むにあたっては、プ
リズム33の方向を腕時計の3時−9時方向に平行させ
てあり、前記プリズム33の垂直面部33A(光透過面
38)は12時方向に向けてあり、傾斜面部33B(反
射面37)は6時方向に向けてある。
【0031】上記のように金属コート22を形成した傾
斜面部33Bが6時方向を向いているために、腕時計1
を見る角度が図11に示すように6時方向から12時方
向に向かって90度までは文字板32の全面が前記金属
コート22による金属色に見える。
【0032】また、腕時計1を手首に装着して時刻を確
認しようとする場合、通常、図11に示す角度の範囲内
より文字板32を見る。よって、腕時計1の装着者に
は、金属色のみを見ることができる。
【0033】また、太陽光または室内光ハは、図9の矢
印に示すように金属コート22を形成した傾斜面部33
Bが構成する反射面37を反射して前記垂直面部33A
が構成する光透過面38を透過してプリズム33内に入
り、隣りの傾斜面部33Bの金属コート22に反射して
ソーラーセル31を照射する。
【0034】また、上記した実施例においては、プリズ
ム33を、母材32Aの面イに対して略90度をなす垂
直面部33Aと、この垂直面部33Aに対して略45度
をなす傾斜面部33Bとで構成し、この傾斜面部33B
に金属コート22を形成して反射面37にし、前記垂直
面部33Aを光透過面38にしたが、図10に示すよう
に傾斜面部33Bを凹曲面にして、この凹曲面の表面に
金属コート22を形成して反射面37にしてもよい。こ
の場合、反射面37に反射して光透過面38からプリズ
ム33の内部に取り込まれる太陽光または室内光ハの量
が、平坦な反射面37の場合に比較して多くなる。
【0035】上記したように、腕時計1を見る角度が図
11に示すように6時方向から12時方向に向かって9
0度までは文字板32の全面が前記金属コート22によ
る金属色に見えるために、従来、不可能であった金属色
のメタリック感のある文字板32を太陽電池使用の腕時
計に適用できるために、文字板表現においてバリュエー
ション拡大が可能になる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
係わる時計文字板構造は、エレクトロルミネッセンス
板、またはソーラーセルの表側に設けられる文字板を有
する光透過型の時計文字板構造において、前記文字板の
表面に、金属コートを形成した反射面と光を透過させる
光透過面とを交互に多数形成したことにより、文字板を
見る角度によっては文字板の全面が前記金属コートによ
る金属色に見える。このように、従来、不可能であった
金属色のメタリック感のある文字板をエレクトロルミネ
ッセンス商品、またはソーラー商品に適用できるため
に、中高価格帯への商品導入が可能になる。
【0037】また、エレクトロルミネッセンス板の放射
光は、前記反射面を反射して前記光透過面を透過し、隣
りの反射面に反射するようになって、時計文字板構造全
体が明るくなり、時字が見やすくなるし、また、太陽光
及び室内光は、金属コートを形成した反射面を反射して
光透過面を透過してプリズム内に入り、隣りの反射面に
反射してソーラーセルを照射し発電することができる。
【0038】また、請求項2の発明に係わる時計文字板
構造は、請求項1記載の時計文字板構造において、前記
文字板を、透明な母材の表面に鋸歯状のプリズムを多数
形成し、これらのプリズムは、前記母材の面に対して略
垂直な垂直面部と、この垂直面部に対して傾斜する傾斜
面部とを有し、この傾斜面部に金属コートを形成して反
射面とし且つ前記垂直面部に光を透過させる光透過面に
して構成したことにより、腕時計を見る角度が、金属コ
ートを形成した傾斜面部が向いている方向から所定の角
度までは時計文字板の全面が前記金属コートによる金属
色に見える。このように、従来、不可能であった金属色
のメタリック感のある文字板をエレクトロルミネッセン
ス商品、またはソーラー商品にに適用できるために、中
高価格帯への商品導入が可能になる。
【0039】また、エレクトロルミネッセンス板の放射
光は、金属コートを形成した傾斜面部が構成する反射面
を反射して前記垂直面部が構成する光透過面を透過し、
隣りの傾斜面部の金属コートに反射する。したがって、
時計文字板構造全体が明るくなり、時字が見やすくなる
し、また、太陽光及び室内光は、金属コートを形成した
傾斜面部が構成する反射面を反射して前記垂直面部が構
成する光透過面を透過してプリズム内に入り、隣りの傾
斜面部の金属コートに反射してソーラーセルを照射し発
電することができる。
【0040】また、請求項3の発明に係わる時計文字板
構造は、請求項1又は請求項2記載の時計文字板構造に
おいて、金属コートを、Al、Ag、AuまたはCr等
の金属を蒸着するか、もしくは塗布するかして形成した
ことにより、請求項1又は請求項2の発明と同様な効果
を奏し得る。
【0041】また、請求項4の発明に係わる時計文字板
構造は、請求項2又は請求項3記載の時計文字板構造に
おいて、傾斜面部が6時方向に向いているために、腕時
計を見る角度が6時方向から12時方向に向けて90度
までは文字板の全面が前記金属コートによる金属色に見
えるし、また、腕時計を手首に装着して時刻を確認しよ
うとする場合、通常、上記の角度の範囲内より文字板を
見る。よって、腕時計の装着者には、金属色のみを見る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる時計文字板構造を備えた腕時計
の平面図である。
【図2】同時計文字板構造を備えた腕時計の縦断面図で
ある。
【図3】本発明に係わる時計文字板構造の縦断面図であ
る。
【図4】同時計文字板構造におけるエレクトロルミネッ
センス板の構成説明図である。
【図5】同時計文字板構造における文字板の一部省略し
た縦断面図である。
【図6】蒸着用の治具の斜視図である。
【図7】文字板のプリズムの傾斜面部への金属蒸着の説
明図である。
【図8】本発明に係わる時計文字板構造の他の実施例の
縦断面図である。
【図9】同時計文字板構造における文字板の一部省略し
た縦断面図である。
【図10】同時計文字板構造における文字板の他の実施
態様の一部省略した縦断面図である。
【図11】本発明に係わる時計文字板構造を備えた腕時
計で文字板が金属色に見える範囲の説明図である。
【符号の説明】
4 モジュール 11 エレクトロルミネッセンス板 12 文字板 12A 母材 21 プリズム 21A 垂直面部 21B 傾斜面部 23 反射面 24 光透過面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G12B 11/02 G12B 11/02 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレクトロルミネッセンス板、またはソ
    ーラーセルの表側に設けられる光透過型の文字板を有す
    る時計文字板構造において、前記文字板の表面に、金属
    コートを形成した反射面と光を透過させる光透過面とを
    交互に多数形成したことを特徴とする時計文字板構造。
  2. 【請求項2】 前記文字板を、透明な母材の表面に鋸歯
    状のプリズムを多数形成し、これらのプリズムは、前記
    母材の面に対して略垂直な垂直面部と、この垂直面部に
    対して傾斜する傾斜面部とを有し、この傾斜面部に金属
    コートを形成して反射面とし且つ前記垂直面部を光を透
    過させる光透過面にして構成した請求項1記載の時計文
    字板構造。
  3. 【請求項3】 金属コートを、Al、Ag、Auまたは
    Cr等の金属を蒸着するか、もしくは塗布するかして形
    成した請求項1又は請求項2記載の時計文字板構造。
  4. 【請求項4】 前記傾斜面部が6時方向に向いている請
    求項2又は請求項3記載の時計文字板構造。
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