JP6030170B2 - エレベータ保守作業支援装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、エレベータ保守作業支援装置に関する。
エレベータには、ロープを介して乗りかごと釣合おもりとを連結し、巻上機により、乗りかごと釣合おもりとを上下反対方向に昇降させるものがある。エレベータの保守点検作業において、作業員は、昇降路内で作業を行う。作業員が昇降路内で作業を行っているとき、乗りかご又は釣合おもりが作業員に接近する可能性がある。また、作業員が乗りかごの上で作業をしているときに乗りかごが昇降すると、昇降路内の固定物が作業員に接近する可能性がある。
特開2014−15300号公報 特開2013−170033号公報
しかしながら、乗りかご又は釣合おもりなどの接近物が作業員に接近していることに作業員が気付かないことがあった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、エレベータの保守点検作業において、作業員に接近する接近物に作業員が気付くように支援するエレベータ保守作業支援装置を提供することである。
実施形態のエレベータ保守作業支援装置は、エレベータの作業者による保守作業を支援する装置であり、作業者検出部と、接近物検出部と、判定部と、視線検出部と、報知部と、制御部とを備えている。作業者検出部は、昇降路内の作業者の位置を検出する。接近物検出部は、前記作業者に相対的に接近する接近物を検出する。判定部は、前記作業者検出部及び前記接近物検出部の検出結果に基づいて、前記接近物が前記作業者に接近するか否かを判定する。視線検出部は、前記作業者に装着されて、前記作業者の動きを検出することにより前記作業者の視線を検出する。報知部は、前記作業者に対して前記接近物が接近することを報知する。前記制御部は、前記判定部により前記接近物が前記作業者に接近すると判定され、かつ、前記視線検出部により前記作業者が前記接近物に視線を向けていないことが検出された場合、前記報知部から前記作業者に前記接近物の接近を報知する。
実施形態1に係るエレベータ保守作業支援装置の構成例を示す概略図である。 実施形態1に係るエレベータ保守作業支援装置の動作例を示すフローチャートである。 実施形態2に係るエレベータ保守作業支援装置の構成例を示す概略図である。 実施形態2に係るエレベータ保守作業支援装置の動作例を示すフローチャートである。 実施形態3に係るエレベータ保守作業支援装置の構成例を示す概略図である。 実施形態3に係るエレベータ保守作業支援装置の動作例を示すフローチャートである。 実施形態4に係るエレベータ保守作業支援装置の構成例を示す概略図である。 実施形態4に係るエレベータ保守作業支援装置の動作例を示すフローチャートである。 実施形態5に係るエレベータ保守作業支援装置の構成例を示す概略図である。 実施形態5に係るエレベータ保守作業支援装置の動作例を示すフローチャートである。 実施形態6に係るエレベータ保守作業支援装置の構成例を示す概略図である。 実施形態6に係るエレベータ保守作業支援装置の動作例を示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
実施形態1に係るエレベータ保守作業支援装置の構成例について説明する。図1は、実施形態1に係るエレベータ保守作業支援装置の構成例を示す概略図である。
エレベータ保守作業支援装置1Aは、エレベータ装置2Aの作業員による保守作業を支援する装置である。エレベータ装置2Aは、図1に示すように、乗りかご10と、釣合おもり20と、メインロープ30と、巻上機40と、エレベータ制御部50とを備えている。なお、乗りかご10、釣合おもり20及びメインロープ30は、昇降路60内に設置されている。
乗りかご10は、利用者が乗降するものである。乗りかご10は、昇降路60内に設置された図示しない一対のかご用ガイドレールの間に設置され、かご用ガイドレールに沿って昇降することで、昇降路60内を昇降するものである。乗りかご10には、図示しないかご側ドアが開閉自在に設置されている。かご側ドアは、乗りかご10のかご側乗降口を閉塞、開放するものである。かご側ドアは、かごの昇降時は閉状態を維持し、かごが着床した場合に、図示しない駆動装置により閉状態から開状態となる。
釣合おもり20は、乗りかご10の昇降に連動して昇降路60内を昇降するものである。釣合おもり20は、図示しない一対のウェイト用ガイドレールの間に設置され、ウェイト用ガイドレールに対して1以上設置された図示しない案内装置を介してウェイト用ガイドレールに沿って昇降する。ここで、釣合おもり20は、かごが所定積載量(例えば、最大積載量に対して0〜1/2程度)の場合に巻上機40を挟んで、かごと釣り合うように重量が設定されている。
メインロープ30は、乗りかご10と釣合おもり20とを連結する1以上のロープであり、巻上機40の図示しないメインシーブなどに巻き掛けられている。メインロープ30は、乗りかご10と、釣合おもり20とをトラクション式に昇降させるものである。メインロープ30は、一方の端部が乗りかご10に連結され、他方の端部が釣合おもり20に連結されている。メインロープ30は、一方の端部が乗りかご10の鉛直方向上部に固定され、他方の端部が釣合おもり20の鉛直方向上部に固定されている。
巻上機40は、図示しないモータにより回転することでメインシーブに巻き掛けられたメインロープ30を巻き上げ、乗りかご10と釣合おもり20との昇降方向における相対位置を変化させることで、乗りかご10を昇降路60内で昇降させるものである。巻上機40は、エレベータ制御部50と接続されており、エレベータ制御部50を介して供給される電力によりモータの駆動制御が行われる。
エレベータ制御部50は、エレベータ装置2Aを制御するものであり、巻上機40のモータを駆動制御したり、図示しない乗り場操作盤から呼び登録信号が入力されて乗りかご10の呼び登録を行ったりする。
エレベータ保守作業支援装置1Aは、さらに、作業者検出部70と、接近物位置検出部80と、動作検出部90と、判定部100と、接近判定時刻記憶部110と、視線検出部120と、視線判定時刻記憶部130と、報知部140と、制御部150とを備えている。
作業者検出部70は、昇降路60内の作業者P1の位置を検出するものである。例えば、作業者検出部70は、作業者P1が昇降路60の図示しないピットで作業をしているのか、乗りかご10の上で作業をしているのか、又はそれ以外の場所で作業をしているのかを検出する。例えば、作業者P1は、ピットで作業をする場合、ピットに設置された図示しないピット安全スイッチ箱の各種スイッチを操作する。作業者検出部70は、作業者P1によりピット安全スイッチ箱の各種スイッチが操作されて出力される操作信号が入力されると、作業者P1がピットで作業をしていることを示す検出信号を判定部100に出力する。例えば、ピット安全スイッチ箱のピット点検スイッチが「ON」されて点検運転モードが設定されると、作業者検出部70は、作業者P1がピットで作業をしていることを示す検出信号を判定部100に出力する。また、ピット点検スイッチが「OFF」されて点検運転モードが解除されると、作業者検出部70は、作業者P1がピットで作業をしていないことを示す検出信号を判定部100に出力する。なお、ピット安全スイッチ箱には、ピット点検スイッチの他に、ピット安全スイッチやピット確保照明スイッチなどがあり、これらのスイッチを組み合わせて、作業者P1がピットで作業をしているか否かを判定してもよい。
作業者P1が乗りかご10の上で作業をする場合、作業者P1は、乗りかご10の上に設置された図示しないかご上スイッチ箱の各種スイッチを操作する。作業者検出部70は、作業者P1によりかご上スイッチ箱の各種スイッチが操作されて出力される操作信号が入力されると、作業者P1が乗りかご10の上で作業をしていることを示す検出信号を判定部100に出力する。例えば、かご上スイッチ箱のかご上点検スイッチが「ON」されて点検運転モードが設定されると、作業者検出部70は、作業者P1が乗りかご10の上で作業をしていることを示す検出信号を判定部100に出力する。また、かご上点検スイッチが「OFF」されて点検運転モードが解除されると、作業者検出部70は、作業者P1が乗りかご10の上で作業をしていないことを示す検出信号を判定部100に出力する。なお、かご上スイッチ箱には、かご上点検スイッチの他に、かご上安全スイッチやかごドア開閉スイッチ、かご上運転スイッチ、頂部確保照明スイッチなどがあり、これらのスイッチを組み合わせて、作業者P1が乗りかご10の上で作業をしているか否かを判定してもよい。
乗り場操作盤が操作されて呼び登録が行われる通常運転モード以外の場合、例えば点検運転モードの場合に、作業者検出部70は、ピット安全スイッチ箱及びかご上スイッチ箱の各種スイッチから操作信号が入力されていないとき、乗りかご10の上及びピット以外の場所で作業員が作業をしているものとして検出する。
接近物位置検出部80は、作業員に相対的に接近する接近物の位置を検出するものである。実施形態1では、接近物とは、乗りかご10及び釣合おもり20を示す。接近物位置検出部80は、乗りかご10及び釣合おもり20の位置を検出する。例えば、接近物位置検出部80は、巻上機40のモータに付加されたエンコーダによってモータの回転数及び回転方向を検出し、検出したモータの回転数及び回転方向に基づいて昇降路60内の乗りかご10及び釣合おもり20の位置を検出する。接近物位置検出部80は、検出した乗りかご10及び釣合おもり20の位置を判定部100に出力する。
動作検出部90は、エレベータ装置2Aの状態及び動作命令により指定された時刻に動作を開始することを検出し、検出結果を判定部100に出力する。例えば、点検運転モードにおいて、指定された開始時刻に乗りかご10が一定量降下する場合、動作検出部90は、開示時刻に乗りかご10が一定量降下することを示す検出信号を判定部100に出力する。また、指定された開始時刻に乗りかご10が一定量上昇する場合、動作検出部90は、開示時刻に乗りかご10が一定量上昇することを示す検出信号を判定部100に出力する。動作検出部90及び接近物位置検出部80は、接近物検出部を構成する。
判定部100は、作業者検出部70、接近物位置検出部80及び動作検出部90の検出結果に基づいて、接近物が作業者P1に接近するか否かを判定するものである。例えば、判定部100は、作業者P1がピットで作業をしている場合に、乗りかご10が一定量降下したとき、乗りかご10が作業者P1に接近するか否かを判定する。また、判定部100は、作業者P1がピットで作業をしている場合に、乗りかご10が一定量上昇したとき、釣合おもり20が作業者P1に接近するか否かを判定する。判定部100は、判定結果及び判定時刻を接近判定時刻記憶部110に記憶する。
視線検出部120は、作業者P1の視線を検出するものである。例えば、視線検出部120は、メガネ端末装置121と、視線判定部122とを備えている。メガネ端末装置121は、例えば、加速度センサーを備えたメガネ型の端末装置であり、通常のメガネと同様に作業者P1の頭部に装着される。作業者P1の頭部にメガネ端末装置121を装着した状態で、例えば、作業者P1が、重力方向に視線を向けると、メガネ端末装置121は、作業者P1の視線が下方向を向いていることを示す検出信号を視線判定部122に出力する。また、作業者P1が、反重力方向に視線を向けると、メガネ端末装置121は、作業者P1の視線が上方向を向いていることを示す検出信号を視線判定部122に出力する。
視線判定部122は、メガネ端末装置121から検出信号が入力され、入力した検出信号に基づいて作業者P1の視線方向を判定する。視線判定部122は、作業者P1の視線方向を判定した結果及び判定した時刻を視線判定時刻記憶部130に記憶する。
なお、作業者P1の視線を検出する装置は、メガネ端末装置121に限定されない。例えば、図示しない外部のカメラ装置でもよい。例えば、ピット内にカメラ装置を設置し、カメラ装置によりピット内の作業者P1の顔を撮影し、撮影した顔の画像データを視線判定部122に送信する。視線判定部122は、カメラ装置から画像データを受信し、受信した画像データに基づいて作業者P1の顔の向きを判定する。そして、視線判定部122は、作業者P1の顔の向きから作業者P1の視線方向を判定する。例えば、視線判定部122は、作業者P1の顔の向きが下向き(重力方向)であれば、作業者Pの視線方向が下方向を向いていると判定し、作業者P1の顔の向きが上向き(反重力方向)であれば、作業者Pの視線方向が上方向を向いていると判定する。
報知部140は、作業者P1に対して接近物が接近することを報知するものである。例えば、報知部140は、ブザーや振動部材、警報灯など、又はこれらの組み合わせであり、作業者P1が聴覚や触覚、視覚などで感知できるものである。報知部140は、作業者P1により携帯される。なお、乗りかご10の上やピットなどの昇降路60内に報知部140を設置してもよい。
制御部150は、判定部100の判定結果及び視線検出部120の検出結果に基づいて、報知部140を制御するものである。制御部150は、接近判定時刻記憶部110及び視線判定時刻記憶部130を参照して、判定部100により接近物、すなわち乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1に接近すると判定され、かつ、視線検出部120により作業者P1が接近する乗りかご10又は釣合おもり20に視線を向けていないことが検出された場合、報知部140から作業者P1に乗りかご10又は釣合おもり20の接近を報知する。
次に、実施形態1に係るエレベータ保守作業支援装置の動作例について説明する。図2は、実施形態1に係るエレベータ保守作業支援装置の動作例を示すフローチャートである。エレベータ装置2Aの保守点検を行うために、通常運転モードから点検運転モードに切り替えられていることを前提とする。
先ず、作業者検出部70は、作業者P1の位置を検出する(ステップS1)。例えば、作業者検出部70は、作業者P1が昇降路60のピットで作業をしているのか、乗りかご10の上で作業をしているのか、又はそれ以外の場所で作業をしているのかを検出する。例えば、作業者検出部70は、作業者P1によりピット安全スイッチ箱の各種スイッチが操作されて出力される操作信号が入力されると、作業者P1がピットで作業をしていることを示す検出信号を判定部100に出力する。
次に、接近物位置検出部80は、乗りかご10及び釣合おもり20の位置を検出する(ステップS2)。例えば、接近物位置検出部80は、巻上機40のモータの回転数及び回転方向に基づいて昇降路60内の乗りかご10及び釣合おもり20の位置を検出する。接近物位置検出部80は、検出した乗りかご10及び釣合おもり20の位置を判定部100に出力する。
次に、動作検出部90は、エレベータ装置2Aの動作命令と開始時刻を取得する(ステップS3)。例えば、動作検出部90は、点検運転モードにおいて指定された開始時刻に乗りかご10が一定量降下することを取得して判定部100に出力する。
次に、判定部100は、乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1に接近するか否かを判定する(ステップS4)。例えば、判定部100は、作業者P1がピットで作業している場合に、乗りかご10がピットの近傍に位置した状態で乗りかご10が一定量降下するとき、乗りかご10が作業者P1に接近すると判定する(ステップS4:YES)。また、判定部100は、作業者P1がピットで作業している場合に、例えば、乗りかご10がピットの近傍に位置せず、乗りかご10が一定量降下しても作業者P1に接近しない場合、乗りかご10が作業者P1に接近しないと判定する(ステップS4:NO)。
乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1に接近すると判定された場合、制御部150は、作業者P1の視線が乗りかご10又は釣合おもり20に向けられているか否かを判定する(ステップS5)。例えば、制御部150は、視線判定時刻記憶部130を参照し、視線判定部122から作業者P1の視線方向及びその判定時刻を取得する。そして、制御部150は、例えば、乗りかご10が一定量降下して作業者P1に接近する場合に、作業者P1の視線が乗りかご10に向けられているか否かを判定する。制御部150は、作業者P1の視線が乗りかご10に向けられていないと判定すると(ステップS5:YES)、報知部140を制御し、作業者P1に乗りかご10が接近していることを報知する(ステップS6)。また、制御部150は、作業者P1の視線が乗りかご10に向けられていると判定すると(ステップS5:NO)、作業者P1に乗りかご10が接近していることを報知しない。
以上のように、実施形態1に係るエレベータ保守作業支援装置1Aによれば、制御部150は、判定部100により乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1に接近すると判定され、かつ、視線検出部120により、接近する乗りかご10又は釣合おもり20に作業者P1が視線を向けていないことが検出された場合、報知部140から作業者P1に乗りかご10又は釣合おもり20の接近を報知させるものである。
これにより、エレベータ装置2Aの保守点検作業時に、乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1に接近していることに作業者P1が気付いていない場合に、作業者P1に乗りかご10又は釣合おもり20の接近を報知できる。従って、乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1に接触することを回避することができる。また、乗りかご10又は釣合おもり20が接近していることに作業者P1が気付いている場合には、作業者P1に対して報知しないので、煩わしさがない。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2に係るエレベータ保守作業支援装置の構成例について説明する。図3は、実施形態2に係るエレベータ保守作業支援装置の構成例を示す概略図である。実施形態2は、図3に示すように、共同作業者P2を含む点で実施形態1とは異なる。共同作業者P2は、作業者P1と同じ場所で作業を行う作業者である。例えば、作業者P1がピットで作業をしている場合、共同作業者P2もピットで作業をしている。なお、実施形態2では、共同作業者P2の視線方向は、検出しない。
作業者P1と同様に共同作業者P2も報知部140を携帯する。報知部140は、作業者P1及び共同作業者P2に対して、乗りかご10又は釣合おもり20が接近していることを報知する。なお、乗りかご10の上やピット内に報知部140を設置して、作業者P1及び共同作業者P2に報知するようにしてもよい。
次に、実施形態2に係るエレベータ保守作業支援装置の動作例について説明する。図4は、実施形態2に係るエレベータ保守作業支援装置の動作例を示すフローチャートである。エレベータ装置2Aの保守点検を行うために、通常運転モードから点検運転モードに切り替えられていることを前提とする。なお、図4に示すステップS1〜S6までの処理は、図2に示したステップS1〜S6の処理と同じ処理である。
先ず、作業者検出部70は、作業者P1の位置を検出し(ステップS1)、次に、接近物位置検出部80は、乗りかご10及び釣合おもり20の昇降路60内における位置を検出する(ステップS2)。次に、動作検出部90は、エレベータ装置2Aの動作命令と開始時刻を取得し(ステップS3)、次に、判定部100は、乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1に接近するか否かを判定する(ステップS4)。乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1に接近すると判定された場合(ステップS4:YES)、視線検出部120は、作業者P1の視線が、接近する乗りかご10又は釣合おもり20に向けられているか否かを判定する(ステップS5)。例えば、制御部150は、作業者P1の視線が、接近する乗りかご10に向けられていないと判定すると(ステップS5:YES)、報知部140を制御し、作業者P1に乗りかご10が接近していることを報知する(ステップS6)。
次に、制御部150は、共同作業者P2が居るかいないかを判定する(ステップS7)。例えば、共同作業者P2が報知部140を携帯している場合、制御部150は、共同作業者P2の報知部140が起動されていることを示す起動信号を受信する。制御部150は、作業者P1以外に報知部140の起動信号を受信した場合、共同作業者P2が居ると判定し(ステップS7:YES)、起動信号を送信した共同作業者P2の報知部140に対して乗りかご10が接近していることを報知するように制御する(ステップS8)。また、制御部150は、作業者P1以外に報知部140の起動信号を受信していない場合、共同作業者P2が居ないと判定し(ステップS7:NO)、作業者P1の報知部140以外に報知制御を行わない。
以上のように、実施形態2に係るエレベータ保守作業支援装置1Bによれば、作業者P1が乗りかご10又は釣合おもり20が接近していることに気付いていない場合に、共同作業者P2に対しても乗りかご10又は釣合おもり20が接近していることを報知するものである。
これにより、作業者P1が乗りかご10又は釣合おもり20が接近していることに気付いていない場合に、共同作業者P2から作業者P1に当該接近を気付かせることができる。従って、乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1及び共同作業者P2に接触することをより確実に回避することができる。
また、共同作業者P2が作業者P1と同じピットで作業をせずに、乗り場でホールメンテナンスユニットを操作して乗りかご10を運転している場合、乗り場に居る共同者業者P2に対して、乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1に接近していることを図示しない外部の報知部により報知する。これにより、共同作業者P2が乗りかご10の運転を停止させることができ、乗りかご10が作業者P1に接触することを回避できる。
なお、共同作業者P2が一人の例を説明したが、共同作業者Pは複数人であってもよい。この場合、共同作業者P2と同様に他の共同作業者P2にも報知部140を携帯させる。
〔実施形態3〕
次に、実施形態3に係るエレベータ保守作業支援装置の構成例について説明する。図5は、実施形態3に係るエレベータ保守作業支援装置の構成例を示す概略図である。実施形態3は、図5に示すように、エレベータ装置2Bが移動体停止部160を備える点で、実施形態2とは異なる。移動体停止部160は、乗りかご10及び釣合おもり20の移動を停止させるものである。例えば、移動体停止部160は、制御部150の制御に基づいて、巻上機40のモータの回転を停止させて、乗りかご10及び釣合おもり20の昇降を停止させる。
次に、実施形態3に係るエレベータ保守作業支援装置の動作例について説明する。図6は、実施形態3に係るエレベータ保守作業支援装置の動作例を示すフローチャートである。エレベータ装置2Bの保守点検を行うために、通常運転モードから点検運転モードに切り替えられていることを前提とする。なお、図6に示すステップS1〜S8の処理は、図4に示したステップS1〜S8と同じ処理である。
先ず、作業者検出部70は、作業者P1の位置を検出し(ステップS1)、接近物位置検出部80は、乗りかご10及び釣合おもり20の位置を検出し(ステップS2)、動作検出部90は、エレベータ装置2Bの動作命令と開始時刻を取得する(ステップS3)。
判定部100は、乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1に接近すると判定し(ステップS4:YES)、かつ、視線検出部120は、作業者P1の視線が乗りかご10に向けられていないと判定した場合(ステップS5:YES)、報知部140は、作業者P1及び共同作業者P2に報知を行い、その後、移動体停止部160は、乗りかご10及び釣合おもり20の移動を停止させる(ステップS9)。
以上のように、実施形態3に係るエレベータ保守作業支援装置1Cによれば、制御部150は、判定部100により乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1に接近すると判定され、かつ、視線検出部120により作業者P1が乗りかご10又は釣合おもり20に視線を向けていないことが検出された場合、移動体停止部160により乗りかご10及び釣合おもり20の移動を停止させるものである。
これにより、乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1に接近して乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1に接触することをより確実に回避することができる。作業者P1が報知部140によるブザーの鳴動等に気付かなくても、乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1に接近することを抑制できる。
〔実施形態4〕
次に、実施形態4に係るエレベータ保守作業支援装置の構成例について説明する。図7は、実施形態4に係るエレベータ保守作業支援装置の構成例を示す概略図である。実施形態4は、図7に示すように、他号機(Y号機)のエレベータ装置2Cを備える点で、実施形態3とは異なる。Y号機のエレベータ装置2Cは、X号機のエレベータ装置2Bと同一バンク内に設置され、作業員P1に相対的に接近する他号機接近物、すなわち、エレベータ装置2Cの乗りかご10及び釣合おもり20を検出する他号機の接近物位置検出部80Cを備えている。他号機の接近物位置検出部80C及び動作検出部90Cは、接近物検出部を構成する。
次に、実施形態4に係るエレベータ保守作業支援装置の動作例について説明する。図8は、実施形態4に係るエレベータ保守作業支援装置の動作例を示すフローチャートである。エレベータ装置2Bは、保守点検を行うために、通常運転モードから点検運転モードに切り替えられ、エレベータ装置2Cは、通常運転が行われていることを前提とする。なお、図8に示すステップS1〜S9は、図6に示したステップS1〜S9と同じ処理である。
先ず、作業者検出部70は、作業者P1の位置を検出する(ステップS1)。次に、接近物位置検出部80は、X号機のエレベータ装置2Bの乗りかご10及び釣合おもり20の位置を検出し(ステップS2)、動作検出部90は、X号機のエレベータ装置2Bの動作命令と開始時刻を取得する(ステップS3)。次に、他号機の接近物位置検出部80Cは、Y号機のエレベータ装置2Cの乗りかご10及び釣合おもり20の位置を検出し(ステップS2A)、動作検出部90Cは、Y号機のエレベータ装置2Cの動作命令と開始時刻を取得する(ステップS3A)。
次に、判定部100は、X号機及びY号機のエレベータ装置2B,2Cの乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1に接近するか否かを判定する(ステップS4)。判定部100は、エレベータ装置2B,2Cの乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1に接近すると判定した場合(ステップS4:YES)、視線検出部120は、作業者P1の視線が、接近するエレベータ装置2B,2Cの乗りかご10又は釣合おもり20に向けられているか否かを判定する(ステップS5)。制御部150は、視線検出部120により、作業者P1の視線が、接近するエレベータ装置2B,2Cの乗りかご10又は釣合おもり20に向けられていないと判定されると(ステップS5:YES)、報知部140を制御し、作業者P1にエレベータ装置2B,2Cの乗りかご10又は釣合おもり20が接近していることを報知する(ステップS6)。ここで、通常運転モードであるエレベータ装置2Cの乗りかご10又は釣合おもり20の移動速度は、点検運転モードのエレベータ装置2Bの乗りかご10又は釣合おもり20の移動速度よりも速い。このため、エレベータ装置2Cの乗りかご10等が作業者P1に接近している場合は、エレベータ装置2Bの乗りかご10等が作業者P1に接近する際に報知するタイミングよりも、早くする。これにより、エレベータ装置2Cの乗りかご10等が作業者P1に接触することを確実に回避できる。
次に、制御部150は、共同作業者P2が居るかいないかを判定し(ステップS7)、共同作業者P2が居ると判定した場合(ステップS7:YES)、共同作業者P2の報知部140に対してエレベータ装置2B,2Cの乗りかご10又は釣合おもり20が接近していることを報知するように報知部140を制御する(ステップS8)。移動体停止部160は、接近するエレベータ装置2B,2Cの乗りかご10及び釣合おもり20の移動を停止させる(ステップS9)。
以上のように、実施形態4に係るエレベータ保守作業支援装置1Dによれば、判定部100は、他号機の接近物位置検出部80Cにより検出されたエレベータ装置2Cの乗りかご10及び釣合おもり20も考慮して、乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1に接近するか否かを判定する。制御部150は、判定部100により、エレベータ装置2B,2Cの乗りかご10又は釣合おもり20の少なくともいずれか一方が作業者P1に接近すると判定され、かつ、視線検出部120により、エレベータ装置2B,2Cにおいて接近する乗りかご10又は釣合おもり20に作業者P1が視線を向けていないことが検出された場合、報知部140から作業者P1(共同作業者P2)に対して報知させる。
これにより、同一バンク内に設置されている他号機のエレベータ装置2Cの乗りかご10又は釣合おもり20が作業者P1に接近していることに作業者P1(共同作業者P2)が気付いていない場合についても、作業者P1(共同作業者P2)に他号機のエレベータ装置2Cの乗りかご10又は釣合おもり20が接近していることを報知できる。
〔実施形態5〕
次に、実施形態5に係るエレベータ保守作業支援装置の構成例について説明する。図9は、実施形態5に係るエレベータ保守作業支援装置の構成例を示す概略図である。実施形態5は、図9に示すように、作業者P1が乗りかご10の上で作業をする際に、昇降路60に設置された固定物171、例えば図示しない制御盤等に作業者P1が接近するか否かを判定する点で、実施形態4とは異なる。エレベータ装置2D,2Eは、固定物検出部170を備えている。固定物検出部170は、乗りかご10と共に移動する作業者P1と一定距離内にある昇降路60内の固定物171の位置を検出するものである。例えば、固定物検出部170は、昇降路60内における固定物171の位置を予め検出しておく。
次に、実施形態5に係るエレベータ保守作業支援装置の動作例について説明する。図10は、実施形態5に係るエレベータ保守作業支援装置の動作例を示すフローチャートである。エレベータ装置2D,2Eの保守点検を行うために、エレベータ装置2Dは、通常運転モードから点検運転モードに切り替えられ、エレベータ装置2Eは、通常運転モードで運転されていることを前提とする。なお、図10に示すステップS1〜S9,S2A,S3Aは、図8に示したステップS1〜S9,S2A,S3Aと同じ処理である。
先ず、作業者検出部70は、作業者P1の位置を検出する(ステップS1)。次に、接近物位置検出部80は、X号機のエレベータ装置2Dの乗りかご10及び釣合おもり20の位置を検出し(ステップS2)、動作検出部90は、X号機のエレベータ装置2Dの動作命令と開始時刻を取得する(ステップS3)。次に、他号機(Y号機)の接近物位置検出部80Cは、Y号機のエレベータ装置2Eの乗りかご10及び釣合おもり20の位置を検出し(ステップS2A)、動作検出部90Cは、Y号機のエレベータ装置2Eの動作命令と開始時刻を取得する(ステップS3A)。
次に、判定部100は、作業者P1がエレベータ装置2D,2Eの乗りかご10の上にいるか否かを判定する(ステップS30)。例えば、作業者検出部70は、作業者P1によりエレベータ装置2Dのかご上スイッチ箱の各種スイッチが操作されて出力される操作信号が入力されると、作業者P1がエレベータ装置2Dの乗りかご10の上で作業をしていることを示す検出信号を判定部100に出力する。判定部100は、作業者検出部70から作業者P1がエレベータ装置2Dの乗りかご10の上で作業をしていることを示す検出信号が入力されると、作業者P1がエレベータ装置2Dの乗りかご10の上で作業をしていると判定する(ステップS30:NO)。また、判定部100は、作業者検出部70から作業者P1がエレベータ装置2Dの乗りかご10の上で作業をしていることを示す検出信号が入力されないと、作業者P1がエレベータ装置2Dの乗りかご10の上で作業をしていないと判定する(ステップS30:YES)。
判定部100は、作業者P1が乗りかご10の上で作業をしていると判定すると、作業者P1が固定物171に接近するか否かを判定する(ステップS4A)。例えば、判定部100は、エレベータ装置2Dの固定物検出部170により検出された昇降路60内における固定物171の位置と、エレベータ装置2Dの乗りかご10の位置及び移動方向とに基づいて、乗りかご10の上で作業する作業者P1が固定物171に接近するか否かを判定する。
乗りかご10の上で作業する作業者P1が固定物171に接近しないと判定された場合(ステップS4A:NO)、報知を行わず終了となる。また、乗りかご10の上で作業する作業者P1が固定物171に接近すると判定された場合(ステップS4A:YES)、判定部100は、作業者P1の視線が固定物171に向けられているか否かを判定する(ステップS5A)。例えば、制御部150は、視線判定時刻記憶部130を参照し、視線判定部122から作業者P1の視線方向及びその判定時刻を取得する。そして、制御部150は、例えば、乗りかご10が一定量上昇するときに、作業者P1の視線が固定物171に向けられているか否かを判定する。制御部150は、作業者P1の視線が固定物171に向けられていないと判定すると(ステップS5A:YES)、報知部140を制御し、作業者P1に固定物171が接近していることを報知する(ステップS6A)。また、制御部150は、作業者P1の視線が固定物171に向けられていると判定すると(ステップS5A:NO)、作業者P1に固定物171が接近していることを報知せずに終了となる。共同作業者P2が居る場合(ステップS7A:YES)、共同作業者P2にも固定物171が接近していることを報知するように報知部140を制御し(ステップS8A)、その後、移動体停止部160により、乗りかご10及び釣合おもり20の移動を停止させる(ステップS9)。
以上のように、実施形態4に係るエレベータ保守作業支援装置1Eによれば、制御部150は、判定部100により作業者P1が固定物171に接近すると判定され、かつ、視線検出部120により作業者P1が固定物171に視線を向けていないことが検出された場合、報知部140から作業者P1(共同作業者P2)に固定物171の接近を報知する。
これにより、エレベータの保守作業時に、乗りかご10の上で作業をしている作業者P1が固定物171に接近していることに気付いていない場合に、作業者P1が固定物171に接近していることを報知できる。従って、作業者P1が固定物171に接触することを回避することができる。また、作業者P1が固定物171に接近していることに作業者P1が気付いている場合には、作業者P1に対して報知しないので、煩わしさがない。乗りかご10の上で作業をしている共同作業者P2に対しても同様に報知できる。なお、作業者P1が乗りかご10の上で作業をする際に、固定物171に加えて釣合おもり20に作業者P1が接近するか否かを判定してもよい。
〔実施形態6〕
次に、実施形態6に係るエレベータ保守作業支援装置の構成例について説明する。図11は、実施形態6に係るエレベータ保守作業支援装置の構成例を示す概略図である。実施形態6は、図11に示すように、判定無効部180を備える点で実施形態5と異なる。判定無効部180は、作業者P1の予め決められた操作により判定部100の機能を無効にするものである。
次に、実施形態6に係るエレベータ保守作業支援装置の動作例について説明する。図12は、実施形態6に係るエレベータ保守作業支援装置の動作例を示すフローチャートである。エレベータ装置2D,2Eの保守点検を行うために、エレベータ装置2Dは、通常運転モードから点検運転モードに切り替えられ、エレベータ装置2Eは、通常運転モードで運転されていることを前提とする。なお、図12に示すステップS01以外は、図10に示したステップと同じ処理である。
先ず、判定無効部180は、乗りかご10、釣合おもり20及び固定物171が作業者P1に接近することを判定する接近判定機能が、有効であるか又は無効であるかを判定する(ステップS01)。作業者P1は、図示しない切替スイッチ等により接近判定機能を有効又は無効に切り替えることができる。判定無効部180が、作業者P1により、接近判定機能が有効に設定されていると判断すれば(ステップS01:YES)、作業者検出部70は、作業者P1の位置を検出し(ステップS1)、乗りかご10等の接近物が作業者P1に接近して作業者P1が気付いていない場合に報知する処理を実施する。また、判定無効部180が、作業者P1により、接近判定機能が無効に設定されていると判断すれば(ステップS01:NO)、乗りかご10等の接近物が作業者P1に接近して作業者P1が気付いていない場合に報知する処理を実施しない。
以上のように、実施形態6に係るエレベータ保守作業支援装置1Fによれば、作業者P1により接近判定機能を無効にできるので、作業者P1に乗りかご10等の接近物が接近することを報知する必要がないときに、無用な報知をしなくてすむ。例えば、作業者P1に乗りかご10等の接近物が接近するが、接触はしないことが予め分かっている場合、接近判定機能を無効に設定していれば、無用な報知をしなくてすむ。これにより、作業時の煩わしさを解消できる。なお、接近判定機能は、作業者P1を含まない権限を有した者のみ無効にできるようにしてもよい。
なお、作業者P1の視線方向を検出し、作業者P1が乗りかご10又は釣合おもり20が接近していることに気付いていない場合に報知を行ったが、共同作業者P2の視線方向を検出し、共同作業者P2が乗りかご10又は釣合おもり20が接近していることに気付いていない場合に報知を行うようにしてもよい。また、作業者P1及び共同作業者P2の視線方向を検出し、作業者P1又は共同作業者P2が乗りかご10又は釣合おもり20が接近していることに気付いていない場合に報知を行うようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1A〜1F エレベータ保守作業支援装置、2A〜2E エレベータ装置、10 乗りかご、20 釣合おもり、60 昇降路、70 作業者検出部、80 接近物位置検出部 80C 他号機の接近物検出部、90、90C 動作検出部、100 判定部、110 接近判定時刻記憶部、120 視線検出部、121 メガネ端末装置、122 視線判定部、130 視線判定時刻記憶部、140 報知部、150 制御部、160 移動体停止部、170 固定物検出部、171 固定物、180 判定無効部、P1 作業者、P2 共同作業者

Claims (5)

  1. エレベータの作業者による保守作業を支援する装置であって、昇降路内の前記作業者の位置を検出する作業者検出部と、前記作業者に相対的に接近する接近物を検出する接近物検出部と、前記作業者検出部及び前記接近物検出部の検出結果に基づいて、前記接近物が前記作業者に接近するか否かを判定する判定部と、前記作業者に装着されて、前記作業者の動きを検出することにより前記作業者の視線を検出する視線検出部と、前記作業者に対して前記接近物が接近することを報知する報知部と、前記判定部の判定結果及び前記視線検出部の検出結果に基づいて、前記報知部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記判定部により前記接近物が前記作業者に接近すると判定され、かつ、前記視線検出部により前記作業者が前記接近物に視線を向けていないことが検出された場合、前記報知部から前記作業者に前記接近物の接近を報知することを特徴とするエレベータ保守作業支援装置。
  2. 前記接近物は、前記昇降路内に設置された固定物を含み、前記作業者検出部は、前記作業者が乗りかご上に位置するか否かを検出し、前記判定部は、前記作業者検出部及び前記接近物検出部の検出結果に基づいて、前記乗りかご上に位置する前記作業者が前記固定物に接近するか否かを判定し、前記制御部は、前記判定部により前記作業者が前記固定物に接近すると判定され、かつ、前記視線検出部により前記作業者が前記固定物に視線を向けていないことが検出された場合、前記報知部から前記作業者に前記固定物の接近を報知させる請求項1に記載のエレベータ保守作業支援装置。
  3. 前記乗りかご及び釣合おもりの移動を停止させる移動体停止部を備え、前記制御部は、前記判定部により前記接近物が前記作業者に接近すると判定され、かつ、前記視線検出部により前記作業者が前記接近物に視線を向けていないことが検出された場合、前記移動体停止部により前記乗りかご及び前記釣合おもりの移動を停止させる請求項1又は2に記載のエレベータ保守作業支援装置。
  4. 同一バンク内に複数のエレベータが設置され、前記作業者が作業している前記エレベータとは異なる他号機エレベータにおいて、前記作業者に相対的に接近する他号機接近物を検出する他号機の接近物検出部を備え、前記判定部は、前記他号機の接近物検出部により検出された前記他号機接近物も考慮して、前記接近物が前記作業者に接近するか否かを判定し、前記制御部は、前記判定部により前記接近物又は前記他号機接近物の少なくともいずれか一方が前記作業者に接近すると判定され、かつ、前記視線検出部により、接近する前記接近物又は前記他号機接近物に前記作業者が視線を向けていないことが検出された場合、前記報知部から前記作業者に対し報知させる請求項1〜3に記載のエレベータ保守作業支援装置。
  5. 前記作業者の操作により前記判定部の機能を無効にする判定無効部を備える請求項1〜4に記載のエレベータ保守作業支援装置。
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