JP5910078B2 - ステープラ - Google Patents

ステープラ Download PDF

Info

Publication number
JP5910078B2
JP5910078B2 JP2011288352A JP2011288352A JP5910078B2 JP 5910078 B2 JP5910078 B2 JP 5910078B2 JP 2011288352 A JP2011288352 A JP 2011288352A JP 2011288352 A JP2011288352 A JP 2011288352A JP 5910078 B2 JP5910078 B2 JP 5910078B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
staple
ridge line
stapler
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011288352A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013136120A (ja
Inventor
本田 太一
太一 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokuyo Co Ltd filed Critical Kokuyo Co Ltd
Priority to JP2011288352A priority Critical patent/JP5910078B2/ja
Publication of JP2013136120A publication Critical patent/JP2013136120A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5910078B2 publication Critical patent/JP5910078B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

本発明は、紙葉類を綴じて冊子等を形成すべく用いられるステープラに関する。
従来より、予め設定した折り曲げ稜線に沿って折り曲げた紙葉類を綴じることにより冊子を形成する要望が広く存在する。この要望に対応すべく、種々の態様のステープラが考えられてきている。このようなステープラの例として、特に用紙の長手方向中央に設定した折り曲げ稜線に沿って折り曲げた紙葉類の折り曲げ稜線上にステープラを好適に配置可能にすべく、綴じるべき紙葉類を上面に配するための部材である用紙テーブルと、この用紙テーブルに対向配置され前記用紙テーブルの長手方向に沿うようにステープルを保持可能なマガジンと、このマガジンに保持されたステープルを用紙テーブル方向に押し出す押刃と、この押刃により押し出され前記用紙を貫通したステープルの貫通端部を当接面により折り曲げるための部材でステープラの長手方向が前記稜線に沿う姿勢となるように前記ステープルの貫通端部を当接面により折り曲げることが可能なアンビルとを備えたものが挙げられる(例えば、特許文献1を参照)。
しかして、特許文献1記載のもののような従来のこの種のステープラにおいては、ステープルにより綴じる位置及びステープルの紙葉類に対する向きを目視のみにより調整するようになっている。そのため、紙葉類をステープルにより綴じた時点で紙葉類の折り曲げ稜線上にアンビルがない、あるいは用紙テーブル及びアンビルの長手方向に対して前記折り曲げ稜線が傾斜しているといった状況が発生しうる。このとき、ステープルが前記折り曲げ稜線上にない、又はステープルの長手方向が前記折り曲げ稜線に対して傾斜した状態で紙葉類が綴じられ、紙葉類を綴じて形成した冊子の見栄えがよくない等の問題が発生しうる。
実開平5−39876号公報
本発明は以上の点に着目し、より確実にステープルを紙葉類の折り曲げ稜線上に配し、紙葉類を綴じて形成した冊子の見栄えの向上を図ることを目的とする。
すなわち本発明に係るステープラは、綴じるべき紙葉類を上面に配するための部材であり予め設定した折り曲げ稜線に沿って折り曲げられた前記紙葉類の折り曲げ稜線が対向する稜線を上面に有する用紙テーブル、及び前記紙葉類を貫通したステープルの貫通端部を当接面により折り曲げるための部材で前記稜線と中心線を一致させて設けたアンビルを備えたステープル受けユニットと、このステープル受けユニットに対向配置され前記用紙テーブルの稜線に沿うようにステープルを保持可能なマガジン、及びこのマガジンに保持されたステープルを用紙テーブル方向に押し出す押刃を備えたステープル打ち出しユニットと、少なくとも前記ステープルがステープル受けユニットのアンビルに向けて押し出される際に前記用紙テーブルの上面に配した紙葉類を用紙テーブルに向けて押圧することが可能な紙押さえとを備え、前記紙押さえが、前記用紙テーブルに添接させた前記紙葉類の折り曲げ稜線を挟んで両側を押圧可能であることを特徴とする。
このようなものであれば、紙葉類を用紙テーブルの上面に配した際に用紙テーブルの稜線に紙葉類の折り曲げ稜線を対向させることにより紙葉類の折り曲げ稜線の位置決めを行うことができ、ステープルが用紙テーブルに押し出される際には紙葉類が紙押さえにより用紙テーブルに向けて押圧されるので紙葉類の折り曲げ稜線の位置が用紙テーブルの稜線上に固定されるので、従来のこの種のステープラと比較して確実にステープルを紙葉類の折り曲げ稜線上に配して紙葉類を綴じることができる。
また、前記紙押さえが、前記用紙テーブルに添接させた前記紙葉類の折り曲げ稜線を挟んで両側を押圧可能であるので、紙葉類を綴じる際により確実に紙葉類の位置決めを行うことができる
紙葉類を綴じて冊子を形成する作業の便をさらに好適に図ることができる構成の一例として、前記用紙テーブルの上面の稜線の高さが、該稜線のうち少なくともアンビルより基端側の略全域にわたって同一であるものが挙げられる。このような構成であれば、前記紙葉類の折り曲げ稜線の両端部の下面にこのようなステープラを2つ、各ステープラの用紙テーブルの上面を紙葉類に添接させた状態で天板等に載置し、これら2つのステープラによる綴じ作業を同時に又は順次行う作業手順を採用できるからである。
一方、このようなステープラを天板等に載置して使用するための便を図るための構成の一例として、前記用紙テーブルの上面の稜線が、前記アンビルに近づくにつれ高くなっているものが挙げられる。このようなものであれば、紙葉類をアンビル側から前記用紙テーブルの上面と前記紙押さえとの間の空間に挿入する操作を容易に行うことができるからである。
さらに、このようなステープラを通常のステープラとしても使用できるようにするための好適な構成として、前記ステープル受けユニットと前記紙押さえとの間に、前記紙押さえの前記ステープル受けユニットに対する接離移動を禁止するための紙押さえロック機構を備えているものが挙げられる。
加えて、ステープルの打ち込み操作を楽に行うことができるようにするための構成として、前記ステープル打ち出しユニットに供給するための操作力を受け付けるハンドルと前記ステープル打ち出しユニットとの間に、前記ハンドルの先端部が受け付けた操作力を増幅して前記ステープル打ち出しユニットに伝達する倍力機構を設けているものが挙げられる。
本発明によれば、より確実にステープルを紙葉類の折り曲げ稜線上に配することが可能であるので、紙葉類を綴じて形成した冊子の見栄えの向上を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るステープラを示す全体斜視図。 同実施形態に係るステープラを示す正面図。 同実施形態に係るステープラを示す右側面図。 同実施形態に係るステープラを示す左側面図。 図2におけるx−x断面図。 同実施形態に係るステープラを示す分解斜視図。 同実施形態に係るステープラのハンドルを操作した状態を示す正面図。 同実施形態に係るステープラのハンドルを操作した状態を示す右側面図。 同実施形態に係るステープラのハンドルを操作した状態を示す左側面図。 図7におけるy−y断面図。 同実施形態に係るステープルの打ち込み態様を示す作用説明図。 同実施形態に係るステープルの打ち込み態様を示す作用説明図。 同実施形態に係るステープルの打ち込み態様を示す作用説明図。
本発明の一実施形態を図1〜図13を参照しつつ以下に述べる。
本実施形態に係るステープラSは、図1〜図6に示すように、綴じるべき紙葉類Pを上面に配するための部材であり予め設定した紙葉類Pの折り曲げ稜線Paが対向する稜線112bを上面11aに有する用紙テーブル11、及び前記紙葉類Pを貫通したステープルの貫通端部を当接面により折り曲げるための部材で前記稜線112bと中心線を一致させて設けたアンビル12を備えたステープル受けユニット1と、このステープル受けユニット1に対向配置され前記用紙テーブル11の上面11aの稜線112bに沿うようにステープルを保持可能なマガジン21、前記マガジン21を前記用紙テーブル11に対向させた状態で保持するマガジン保持部材22、及び前記マガジン21に保持されたステープルを用紙テーブル11方向に押し出す押刃23を備えたステープル打ち出しユニット2と、このステープル打ち出しユニット2をステープル受けユニット1に向けて押し出すための操作力を受け付けるハンドル3と、このハンドル3と前記ステープル打ち出しユニット2との間に設けられ前記ハンドル3の先端部が受け付けた操作力を増幅して前記ステープル打ち出しユニット2の押刃23に伝達する倍力機構4と、少なくとも前記ステープルが用紙テーブル11に押し出される際に前記用紙テーブル11の上面11aに配した紙葉類Pを用紙テーブル11に向けて押圧することが可能な紙押さえ5とを備えている。
より具体的には、前記ステープル受けユニット1は、図1〜図6に示すように、前記用紙テーブル11と、この用紙テーブル11に取り付けてなるアンビル12と、前記ステープル打ち出しユニット2を軸支するための軸受部13と、前記ステープル打ち出しユニット2、前記ハンドル3及び前記紙押さえ5を軸支するための軸部材X1を取り付けるための軸支壁部14とを備えている。
前記用紙テーブル11は、図1〜図6に示すように、平板状をなすベース部111と、このベース部111の幅方向略中央から起立しその上面112aの幅方向中央に突出幅が最大となる稜線112bを有する第1のリブ112と、この第1のリブ112の両側方に設けられ上面113aが前記第1のリブ112の上面112aと面一である第2のリブ113とを備えている。ここで、この用紙テーブル11の上面11aの稜線112bの高さ、換言すれば前記第1のリブ112の突出幅は、アンビル12よりも基端側では全域にわたって同一である。また、前記第1のリブ112の先端側にはアンビル12を収納するためのアンビル収納凹部112xを形成している。さらに、前記ベース部111の基端部からは、前記軸支壁部14を起立させている。また、この用紙テーブル11には、ステープルと紙葉類Pとの間の位置決めを行うための奥行きゲージ15を設けている。なお、本実施形態では、「用紙テーブル11の上面11a」とは、「第1のリブ112の上面112a」及び「第2のリブ113の上面113a」を総称して示す概念である。
前記アンビル12は、図3〜図5に示すように、前記用紙テーブル11に形成したアンビル収納凹部112x内に配してなる。詳述すると、このアンビル12は、その上面に、押刃23により押し出されたステープラSを屈曲させて紙葉類Pの紙面に沿う方向に向かわせるための折曲用当接面12aを形成している。また、本実施形態では、このアンビル12の中心線は、折曲用当接面12aが伸びる方向と同一の方向に伸び、前記用紙テーブル11の上面11aの稜線112b、より具体的には前記第1のリブ112の稜線112bと完全に一致する。
前記ステープル打ち出しユニット2は、上述したように、また、図1〜図6に示すように、ステープルを内部に収納可能なマガジン21と、このマガジン21を保持するマガジン保持部材22と、前記マガジン21内に収納したステープルを前記ステープル受けユニット1、より具体的にはアンビル12に向けて押し出すための押刃23とを備えている。
前記マガジン21は、従来のステープラSにおけるものとして周知のものと略同様の構成を有する。すなわち、図2〜図6に示すように、板金素材を折曲げることにより作られた上方に開放した箱形のものであり、底壁211と、この底壁211の両側縁から立ち上がる側壁212と、その側壁212の先端部を折曲げて形成された先端壁213とを具備してなる。前記底壁211の先端部には、押刃23挿通用の図示しない窓が形成されている。また、本実施形態では、このマガジン21は、前記用紙テーブル11の長手方向と略直交する方向に延伸し、該用紙テーブル11に枢支されたマガジン保持部材22により支持されている。
前記マガジン保持部材22は、上述したように、また図2〜図6に示すように、前記ステープル打ち出しユニット1の用紙テーブル11の基端部に枢支され、先端部において前記マガジン21を下方すなわちステープル打ち出しユニット1側から保持する。さらに詳述すると、このマガジン保持部材22は、前記用紙テーブル11に基端部が枢支されつつ該用紙テーブル11に対向する取付要素221と、この取付要素221の先端から該取付要素221に略直交する方向に延伸する接続要素222と、この接続要素222の先端から枢着端に向かう方向と略反対方向に延伸し前記マガジン21を支持する保持要素223とを一体に備えている。そして、この保持要素223には、前記押刃23の回動中心をなす軸部材X2を取り付けるようにしている。
前記押刃23は、上述したように前記マガジン21に保持されたステープルを用紙テーブル11方向に押し出すための部材である。この押刃23は、図2〜図6に示すように、後述する押刃ベース24に取り付けられる押刃取付部231と、この押刃取付部231の先端側から下方に延出する押刃本体232とを具備してなる。この押刃23は、板金素材を折曲げ加工して作られた金属製のもので、前記押刃本体232は、前記マガジン21の先端側に形成された窓211aに挿通される。前記押刃ベース24は、前記押刃23を保持し前記マガジン21に対して進退動作をし得るようにしたものであり、前記マガジン21に保持された一連のステープルを一往復動作につき一本ずつ紙葉類Pに向けて供給するようになっている。具体的には、押刃ベース24は、板金素材を折曲げ加工して作られた金属製のもので、その基端部は前記マガジン保持部材22に回動可能に取り付けられている。
前記ハンドル3は、図1〜図6に示すように、合成樹脂により成形されてなるハンドル本体31と、このハンドル本体の下面に固定して設けてなる金属製で板状のハンドル金具32とを備えている。より具体的には、ハンドル本体31は、天壁311と、この天壁311の両側縁から垂下する側壁312と、前記天壁311の前縁から下方に延出する前壁313とを具備してなる。前記側壁3121の基端部は、前記用紙テーブル11に枢着されており、該用紙テーブル11に対してこのハンドル3が上下方向に回動し得るようになっている。そして、天壁311の下面に前記ハンドル金具32を固定して設けている。このハンドル金具32の下面の長手方向中間部には、前記ステープル打ち出しユニット2に向けて突出する押圧突起321を設けている。そして、このハンドル3と前記ステープル打ち出しユニット2との間、より具体的には前記ハンドル金具32と前記押刃23との間に、前記倍力機構4を介在させている。
前記倍力機構4は、図2〜図6に示すように、本実施形態では前記マガジン保持部材22に枢着した倍力部材41を利用して形成している。この倍力部材41は、板状をなしてその一端縁を前記マガジン保持部材22の取付要素221の長手方向に沿う端縁に枢着してなり、その自由端における前記ハンドル3の長手方向中間部に対向する位置に上方すなわちハンドル3に向かう側に突出する力点突起411を有する。この力点突起411は、前記ハンドル3金具の押圧突起321と衝き当たることによりハンドル3からの操作力の伝達を受ける。さらに、前記倍力部材41は前記押刃23に対向していて、該押刃23に対向する位置にこの押刃23を押圧可能な作用突起412を設けている。
前記紙押さえ5は、図1〜図6に示すように、前記用紙テーブル11の上面11aの稜線112bを挟んで対をなして設けた紙押さえ本体51と、これら対をなす紙押さえ本体51の基端部と一体に設けられ前記ステープル受けユニット1に枢着される取付部52とを備えている。前記紙押さえ本体51は、全域にわたって前記用紙テーブル11の上面11a、より具体的には前記第2のリブ113の上面113aに対向し、この紙押さえ本体51の下面51aと前記用紙テーブル11の上面11aとの間に紙葉類Pを配するようにしている。また、この紙押さえ本体51の上面51bは平面状であり、後述する紙押さえロック機構6により昇降動作を禁止された昇降禁止状態ではこのステープラSの載置面と平行となる。一方、前記取付部52は、先端側の下面を用紙テーブル11の上面11aに対向する対向面52aとしているとともに、前述したように基端部をステープル受けユニット1に枢着させてなる。なお、この紙押さえ5と前記マガジン保持部材22とは、共通の軸部材X1により枢支されている。
また、この紙押さえ5と前記用紙テーブル11との間には、図3〜図5に示すように、紙押さえ5を可動範囲の下端すなわち前記用紙テーブル11に最も接近した位置に固定して移動を禁止させることが可能な紙押さえロック機構6を設けている。この紙押さえロック機構6は、前記用紙テーブル11に枢着させてなる基板61と、この基板61から径方向に突出し前記紙押さえ本体51に設けたロック孔51xに係合可能な係止爪62とを利用して形成している。そして、この紙押さえロック機構6は、基板61を回転移動させることにより、前記係止爪62を前記ロック孔51xに係合させて紙押さえ5の昇降移動を禁止する昇降禁止状態と、前記係止爪62と前記ロック孔51xとの係合を解除し紙押さえ5の昇降移動を許可する昇降許可状態とを選択的にとることができる。そして、前記昇降禁止状態では、前記紙押さえ5の上面、より具体的には紙押さえ本体51の上面51bは、ステープラSの載置面と平行となる。
さらに本実施形態では、図2及び図5に示すように、前記ハンドル3にハンドルロック部材7を枢着している。このハンドルロック部材7は、全体をハンドル3内部に収納してなる収納位置と、先端部を用紙テーブル11に係り合わせてなるロック位置との間で利用可能であり、前記ロック位置にこのハンドルロック部材7を配することによりハンドル3が用紙テーブル11に接近すべく移動することを禁止するように構成している。
以下、前記紙押さえロック機構6を昇降許可状態とし、前記ハンドルロック部材7を収納位置とした上で、このステープラSを利用して紙葉類Pを綴じ冊子を形成する際の各部の作用について述べる。
このステープラSを利用して紙葉類Pを綴じて冊子を形成すべく、複数枚積層され予め折り曲げ稜線Paが形成された紙葉類Pの折り曲げ稜線Paを前記用紙テーブル11の上面11aの稜線112bに一致するように対向させた状態で紙葉類Pを用紙テーブル11の上面11aと紙押さえ5との間に配置すると、図11に示すように、紙葉類Pはその自重により、最も下方に位置させた紙葉類Pの折り曲げ稜線Paが用紙テーブル11の上面11aの稜線112bに衝き当たり、以下各紙葉類Pの折り曲げ稜線Paが直下の各紙葉類Pの折り曲げ稜線Paと順次衝き当たる。次いで、紙葉類Pの一端縁を奥行きゲージ15に衝き当てて奥行き方向の位置決めを行う。それから、ハンドル3を下方に押圧する操作力が加えられると、まず、図12に示すように、ハンドル金具32の長手方向中央部に設けた押圧突起321と倍力金具41の力点突起411とが衝き当たり、倍力金具41の自由端がマガジン保持部材22及び押刃23に接近する。それから、倍力金具41の作用突起412が押刃23を下降させるべく押刃ベース24の上面に衝き当たり、ハンドル3、倍力金具41、マガジン保持部材22、押刃23が一体的に用紙テーブル11に接近する。このとき、前記紙押さえ5も用紙テーブル11に接近する。さらに操作力が加えられると、図13に示すように、紙押さえ5が紙葉類Pに衝き当たって紙葉類Pを用紙テーブル11に向けて押圧するとともに、マガジン21の先端が紙葉類Pの上面に衝き当たる。そこからさらに操作力が加えられると、押刃23がアンビル12に向けて移動してステープルを押し出す。このとき、アンビル12の中心線は用紙テーブル11の上面11aの稜線112bと一致しているので、ステープルの両端はいずれも紙葉類Pの稜線Pa上を貫通する。そして、従来のステープラSと同様の原理により、アンビル12の折曲用当接面12aに案内されて折り曲げられることにより紙葉類Pを綴じる。このときのステープラSの正面図、右側面図及び左側面図をそれぞれ図7、図8及び図9に示す。また、図7におけるy−y断面図を図10に示す。
以上に述べたように、本発明のステープラSの構成によれば、紙葉類Pを用紙テーブル11の上面11aに配した際に用紙テーブル11の上面11aの稜線112bに紙葉類Pの折り曲げ稜線Paを対向させることにより紙葉類Pの折り曲げ稜線Paの位置決めを行うことができ、ステープルが用紙テーブル11に押し出される際には紙葉類Pが紙押さえ5により用紙テーブル11に向けて押圧されるので、紙葉類Pの折り曲げ稜線Paの位置が用紙テーブル11の上面11aの稜線112b上に固定される。従って、従来のこの種のステープラSと比較して確実にステープルを紙葉類Pの折り曲げ稜線Pa上に配して紙葉類Pを綴じ、紙葉類Pを綴じて形成した冊子の見栄えの向上を図ることができる。
また、本実施形態では、前記紙押さえ5が、前記用紙テーブル11に添接させた前記紙葉類Pの折り曲げ稜線Paと用紙テーブル11の上面11aの稜線112bとを挟んで両側を押圧するので、紙葉類Pを綴じる際により確実に紙葉類Pの位置決めを行うことができる。
さらに、前記用紙テーブル11の上面11aの稜線112bの高さを該稜線112bのうちアンビル12より基端側では全域にわたって同一にしているので、前記紙葉類Pの折り曲げ稜線Paの両端部の下面にこのようなステープラSを2つ、各ステープラSの用紙テーブル11の上面11aを紙葉類Pに添接させた状態で天板等に載置し、これら2つのステープラSによる綴じ作業を同時に又は順次行う作業手順を採用することにより、紙葉類Pの折り曲げ稜線Pa上の2箇所を綴じてより迅速に製本を行うことができ、紙葉類Pを綴じて冊子を形成する作業の便をさらに好適に図ることができる。
加えて、係止爪62を紙押さえ本体51に設けたロック孔に係合させて前記紙押さえ5の前記用紙テーブル11に対する接離移動を禁止できる前記紙押さえロック機構6を備えているので、紙押さえ本体51の上面51bすなわち紙押さえ5の上面に紙葉類Pを配置してハンドル3を下方に押圧することにより紙葉類Pを綴じる態様の通常のステープラSとしてこのステープラSを使用することもできる。
そして、操作力を受け付けるハンドル3と前記押刃23との間に、前記ハンドル3の先端部が受け付けた操作力を増幅して前記押刃23に伝達する倍力機構4を設けているので、このようなステープラSを利用して紙葉類Pを綴じる操作を楽に行うことができる。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限らない。
例えば、ステープラを机上等に載置して使用するための便を図るべく、用紙テーブルの上面の稜線が、前記アンビルに近づくにつれ高くなっている態様を採用してもよい。このような態様によれば、前記用紙テーブルの上面と前記紙押さえとの間の空間を上方に臨ませることになるので、その空間に紙葉類をアンビル側から挿入する操作を容易に行うことができる。
また、折り曲げ稜線を挟んで紙葉類の両側の2箇所を押圧する紙押さえに代えて、折り曲げ稜線を含む1箇所を押圧する紙押さえを採用してもよい。
さらに、紙押さえの前記用紙テーブルに対する接離移動を禁止するための紙押さえロック機構は省略してもよい。
加えて、操作力を受け付けるハンドルと前記押刃との間の倍力機構を省略してもよい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変形してよい。
S…ステープラ
1…ステープル受けユニット
11…用紙テーブル
112b…稜線
12…アンビル
2…ステープル打ち出しユニット
21…マガジン
23…押刃
5…紙押さえ

Claims (5)

  1. 綴じるべき紙葉類を上面に配するための部材であり予め設定した折り曲げ稜線に沿って折り曲げられた前記紙葉類の折り曲げ稜線が対向する稜線を上面に有する用紙テーブル、及び前記紙葉類を貫通したステープルの貫通端部を当接面により折り曲げるための部材で前記稜線と中心線を一致させて設けたアンビルを備えたステープル受けユニットと、このステープル受けユニットに対向配置され前記用紙テーブルの稜線に沿うようにステープルを保持可能なマガジン、及びこのマガジンに保持されたステープルを用紙テーブル方向に押し出す押刃を備えたステープル打ち出しユニットと、少なくとも前記ステープルがステープル受けユニットのアンビルに向けて押し出される際に前記用紙テーブルの上面に配した紙葉類を用紙テーブルに向けて押圧することが可能な紙押さえとを備え
    前記紙押さえが、前記用紙テーブルに添接させた前記紙葉類の折り曲げ稜線を挟んで両側を押圧可能であることを特徴とするステープラ。
  2. 前記用紙テーブルの上面の稜線の高さが、該稜線のうち少なくともアンビルより基端側の略全域にわたって同一である請求項1記載のステープラ。
  3. 前記用紙テーブルの上面の稜線が、前記アンビルに近づくにつれ高くなっている請求項記載のステープラ。
  4. 前記ステープル受けユニットと前記紙押さえとの間に、前記紙押さえの前記ステープル受けユニットに対する接離移動を禁止するための紙押さえロック機構を備えている請求項1、2又は3記載のステープラ。
  5. 前記ステープル打ち出しユニットに供給するための操作力を受け付けるハンドルと前記ステープル打ち出しユニットとの間に、前記ハンドルの先端部が受け付けた操作力を増幅して前記ステープル打ち出しユニットに伝達する倍力機構を設けている請求項1、2、3又は4記載のステープラ。
JP2011288352A 2011-12-28 2011-12-28 ステープラ Active JP5910078B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011288352A JP5910078B2 (ja) 2011-12-28 2011-12-28 ステープラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011288352A JP5910078B2 (ja) 2011-12-28 2011-12-28 ステープラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013136120A JP2013136120A (ja) 2013-07-11
JP5910078B2 true JP5910078B2 (ja) 2016-04-27

Family

ID=48912316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011288352A Active JP5910078B2 (ja) 2011-12-28 2011-12-28 ステープラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5910078B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0798312B2 (ja) * 1987-11-27 1995-10-25 透 足達 ステープラー
JP2001246576A (ja) * 2000-03-06 2001-09-11 Leben Co Ltd ステープラー及びステープル
US6450389B1 (en) * 2000-09-29 2002-09-17 Carl D. Clouse Stapler device
JP2002154071A (ja) * 2000-11-20 2002-05-28 Kenju Suzuki 固着具
JP5432759B2 (ja) * 2010-02-10 2014-03-05 プラス株式会社 ステープラー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013136120A (ja) 2013-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4872570B2 (ja) ステープラのクリンチャ溝
JP2014034099A (ja) 綴じ具
EP1711314B1 (en) Stapler
US20120213612A1 (en) Paper binder
CN100491132C (zh) 订书机
US6942136B2 (en) Stapler apparatus to staple stacks of paper with different thicknesses
EP2246162B1 (en) Stapler
WO2009005103A1 (ja) ステープラ
JP4158682B2 (ja) ステープラ
JP5910078B2 (ja) ステープラ
JP4135392B2 (ja) ステープラー
JP4984526B2 (ja) 紙製ステープルの打ち込み機
JP4103724B2 (ja) ステープラにおける紙押えテーブルのロック機構
JP5853324B2 (ja) ステープラ
JP2007190635A (ja) 紙製ステープルの打ち込み機
JP5748230B2 (ja) ステープラ
US20140231487A1 (en) Stapler
JP4875214B1 (ja) 両面型ステープラー
EP1577061B1 (en) Electric stapler
JP2012045653A (ja) ステープラ
JP6357192B2 (ja) ステープラー
JP4650611B2 (ja) ステープラーのクリンチャ機構
JP5181429B2 (ja) 用紙押圧処理装置における用紙の支持機構
KR200395473Y1 (ko) 서류철 보조기
US7318545B1 (en) Stapler with a staple-supporting device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141211

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20151109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151224

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20151224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5910078

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250