JP5834121B1 - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動体と移動体を水平方向に移動自在に支持する装置本体を備えた加工装置において、移動体に加わる外力に応じて装置本体に作用する力に起因する装置本体の振動を抑制する。【解決手段】加工装置1において、移動体10と、移動体10を水平方向に平行な第1の方向に移動自在に支持する装置本体9と、装置本体9と移動体10のうち一方に設けられ、第1の作用点Eyにおいて移動体10に第1の方向に推力を与えることにより、移動体10を第1の方向に移動させる第1の駆動手段12と、移動体10に加わる推力と被加工物Wの加工に伴う外力とに対応して装置本体9に作用する外力に応じて、装置本体9を第1の方向に移動自在に支持する第1の支持機構4を備え、鉛直方向において第1の作用点Eyと装置本体9の重心Gbと移動体10の重心Gmの高さが互いに一致するように構成する。【選択図】図1

Description

本発明は移動体と移動体を水平方向に移動可能に支持する装置本体を備える加工装置に関する。
金属加工装置、搬送装置、検査装置、測定装置および半導体製造装置のように、移動体を水平方向に移動自在に装置本体に支持し、装置本体に設けられた駆動部によって移動体に推力を与えて移動体を水平方向に往復移動させる移動装置が知られている。このような移動装置において、移動体に加わった推力の反力が装置本体に作用して装置本体の振動の発生原因となる場合がある。
上記問題を解決するために、特許文献1には、半導体素子製造に用いられる露光装置において、XYステージ(第1移動体)とXYステージをXY平面内で移動自在に支持するステージ定盤(第2移動体)と、XYステージをXY平面に平行な所定方向に駆動する第1の駆動手段と、XY平面内でステージ定盤を駆動する第2の駆動手段とを備え、ステージ定盤をXY平面内で移動自在に支持し、第2の駆動手段によりXYステージの制御に同期してXYステージと逆方向にステージ定盤を移動させる技術が提案されている。つまり、特許文献1に記載された技術によれば、第2の駆動手段が、XYステージの推力の反力に対応する外力を、該反力の発生するタイミングで、該反力の方向と逆方向にステージ定盤に与えることにより、ステージ定盤における反力を相殺して、ステージ定盤を介して露光機構などを支持する装置本体が加振されることを抑制している。
特開2001−195130号公報
ここで、工作機械のような加工装置では、上記XYステージのような移動体には、第1または第2の駆動手段による推力だけでなく、被加工物の加工に伴って工具と被加工物との間に作用する力がさらに加えられる。しかしながら、特許文献1に記載された技術は、XYステージの目標変位量にXYステージの質量とステージ定盤の質量の逆比を乗算した値を算出し、この値をステージ定盤の目標変位量として、ステージ定盤をフィードフォワード制御するものである。すなわち、特許文献1に記載された技術は、工具と被加工物との間に作用する力のような外力がXYステージに加わらないことを前提として、XYステージの目標変位量にのみ基づいてXYステージの移動に伴う反力を推定して、推定された反力を相殺するようにステージ定盤を制御するものである。このため、工具と被加工物との間に作用する力のような外力の影響を受ける高精度の加工装置においては、特許文献1の方法は適しているとは言えない。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、移動体と該移動体を水平方向に移動自在に支持する装置本体を備えた加工装置において、移動体に、移動体を移動させる推力だけでなく被加工物の加工に伴う外力が加わる場合であっても、移動体に加わった推力と外力とに応じて装置本体に作用する外力に起因する装置本体の振動を抑制できる加工装置を提案することである。
上記課題を解決するために、本発明の加工装置は、移動体と、該移動体を水平方向に平行な第1の方向に移動自在に支持する装置本体と、前記装置本体と前記移動体のうち一方に設けられ、第1の作用点において前記移動体に前記第1の方向に推力を与えることにより、前記移動体を前記第1の方向に移動させる第1の駆動手段とを備え、前記装置本体と前記移動体のうち一方は、被加工物を保持し、前記装置本体と前記移動体のうち他方は、工具を前記被加工物に対する加工位置に保持し、前記第1の駆動手段によって前記被加工物と前記工具を相対移動させながら前記被加工物を加工する加工装置であって、前記移動体に加わる前記推力と前記移動体に加わる前記被加工物の加工に伴う外力とに対応して前記装置本体に作用する外力に応じて、前記装置本体を前記第1の方向に移動自在に支持する第1の支持機構をさらに備え、鉛直方向において前記第1の作用点と前記装置本体の重心と前記移動体の重心の高さが互いに一致するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の加工装置において、前記移動体は、前記被加工物または前記工具の一方を保持する保持部と、前記第1の方向に対して直交する水平方向に平行な第2の方向に前記保持部を移動自在に支持する第2の支持機構と、第2の作用点において前記保持部に前記第2の方向の推力を与えることによって、前記保持部を前記第2の方向に移動させる第2の駆動手段をさらに備え、前記第1の支持機構は、前記移動体に加わる前記推力と前記移動体に加わる前記被加工物の加工に伴う外力とに対応して前記装置本体に作用する外力に応じて、前記装置本体を前記第1の方向および前記第2の方向に移動自在に支持するものであり、鉛直方向において前記第1の作用点と前記第2の作用点と前記装置本体の重心と前記移動体の重心の高さが互いに一致するように構成されていることが好ましい。
上記、「移動体の重心」は、移動体に備えられた各構成要素を含む移動体の重心を意味する。例えば、移動体の重心は、移動体が被加工物を保持する場合は、被加工物を含む移動体の重心を意味し、移動体が工具を保持する場合は、工具を含む移動体の重心を意味する。同様に、移動体の重心は、移動体に第1の駆動手段または第2の駆動手段の構成要素が取り付けられている場合には、取り付けられた構成要素を含む移動体の重心を意味する。また、移動体の重心を算出する際に、移動体を構成する構成要素のうち、移動体の質量に対して無視できるほど質量が小さい構成要素については、そのような構成要素を含まないものとして移動体の重心を算出してよい。
同様に、「装置本体の重心」は、装置本体に備えられた各構成要素を含む装置本体の重心を意味する。例えば、装置本体の重心は、装置本体が被加工物を保持する場合は、被加工物を含む装置本体の重心を意味し、装置本体が工具を保持する場合は、工具を含む装置本体の重心を意味する。同様に、装置本体の重心は、装置本体に第1の駆動手段または第2の駆動手段の構成要素が取り付けられている場合には、取り付けられた構成要素を含む装置本体の重心を意味する。また、装置本体の重心を算出する際に、装置本体を構成する構成要素のうち、装置本体の質量に対して無視できるほど質量が小さい構成要素については、そのような構成要素を含まないものとして装置本体の重心を算出してよい。
また、上記「前記移動体に加わる前記推力と前記移動体に加わる前記被加工物の加工に伴う外力とに対応して前記装置本体に作用する外力に応じて、前記装置本体を前記第1の方向に移動自在に支持する第1の支持機構」は、装置本体に作用する外力とに応じて、摩擦力の影響をほとんど受けないで円滑に装置本体を第1の方向に移動自在とするように装置本体を支持するものであれば、いかなる態様に構成されてよい。同様に、上記「前記第1の支持機構は、前記移動体に加わる前記推力と前記移動体に加わる前記被加工物の加工に伴う外力とに対応して前記装置本体に作用する外力に応じて、前記装置本体を前記第1の方向および前記第2の方向に移動自在に支持する」とは、装置本体に作用する外力に応じて、摩擦力の影響をほとんど受けないで円滑に装置本体を第1の方向および第2の方向に移動自在とするものであれば、いかなる態様に構成されてよい。なお、「前記移動体に加わる前記推力と前記移動体に加わる前記被加工物の加工に伴う外力とに対応して装置本体に作用する外力」は、装置本体に作用する外力が移動体に加わる推力に対応して装置本体に作用する反力と、被加工物の加工に伴って被加工物または工具を介して移動体に加わる外力に対応して装置本体に作用する外力とを含むことを意味する。なお、例えば、第1の支持機構を1つの部材によって構成してもよく、複数の部材によって構成してもよく、あるいは、鏡面加工されるなど十分に摩擦力が低減された支持面によって装置本体を移動自在に支持するような場合には、そのような支持面によって第1の支持機構を構成してもよい。
また、上記「前記第1の作用点と前記装置本体の重心と前記移動体の重心の高さが互いに一致する」とは、厳密な一致に限定されず、加工装置の大きさや要求される加工精度に応じて、鉛直方向において第1の作用点と装置本体の重心と移動体の重心の高さが実質的に一致すると見なせるものであればよい。同様に、「鉛直方向において前記第1の作用点と前記第2の作用点と前記装置本体の重心と前記移動体の重心の高さが互いに一致する」とは、厳密な一致に限定されず、加工装置の大きさや要求される加工精度に応じて、鉛直方向において第1の作用点と第2の作用点と装置本体の重心と移動体の重心の高さが実質的に一致すると見なせるものであればよい。例えば、加工装置の高さが1.5m程度で、加工装置重量が1.5t程度の加工装置において、装置本体と移動体の重心の高さが、鉛直方向に10mm程度離れた範囲内に位置すれば装置本体と移動体の重心の高さが一致するとみなすことができる。
また、本発明にかかる加工装置において、前記装置本体が前記第1の方向における所定の位置から変位した場合に、前記装置本体を前記所定の位置に移動させる位置修正手段をさらに備えることが好ましい。
上記の場合に、前記位置修正手段が、前記所定の位置からの位置の変位が大きくなるほど、位置エネルギが大きくなるように、前記装置本体の前記所定の位置からの位置の変位を、弾性力、重力または磁気に基づく前記位置エネルギに変換し、該位置エネルギにより前記装置本体を前記所定の位置に移動させるものとすることができる。
また、上記「前記装置本体の前記所定の位置からの位置の変位を、弾性力に基づく前記位置エネルギに変換し」とは、装置本体の所定の位置からの位置の変位を、弾性体の伸縮による位置エネルギに変換できるように構成することを意味する。例えば、位置修正手段を、装置本体に水平方向に接続されたばねにより構成し、装置本体の所定位置においてばねが伸縮していない状態となり、装置本体が所定位置から離れるほどばねがより大きく伸縮するようにばねを配置することによって、装置本体の水平方向の位置の変位を弾性力に基づく位置エネルギに変換することが考えられる。
上記「前記装置本体の前記所定の位置からの位置の変位を、重力に基づく前記位置エネルギに変換し」とは、装置本体の所定の位置からの位置の変位を、装置本体の鉛直方向(重力)の高さの変位として換算できるように構成することを意味する。例えば、位置修正手段を、所定位置から離れる方向に向かって鉛直方向の高さが徐々に高くなるように緩やかに傾斜させた支持面により構成し、装置本体を、上記支持面によって支持することによって、装置本体の水平方向の位置の変位を重力に基づく位置エネルギに変換することが考えられる。
また、「前記装置本体の前記所定の位置からの位置の変位を、磁気に基づく前記位置エネルギに変換し」とは、装置本体の所定の位置からの位置の変位を、磁力によるひき合う力または退け合う力に基づく位置エネルギに変換できるように構成することを意味する。例えば、位置修正手段を、装置本体の下方に設けられた磁石と、装置本体を支持する部材の、該磁石に対抗する位置に設けられた磁石により構成し、装置本体の所定位置において磁石が互いにひき合う力が最も強くなり、装置本体が所定位置から離れるほど磁石が互いにひき合う力が最も弱くなるようにすることによって、装置本体の水平方向の位置の変位を磁気に基づく位置エネルギに変換することが考えられる。
また、前記位置修正手段を、前記装置本体を前記第1の方向に移動させる補助駆動手段と、前記加工装置において加工の実施されていない期間に前記装置本体を前記所定の位置に移動させるように前記補助駆動手段を制御する補助制御手段とを備えてなるものとしてもよい。
上記「前記加工装置において加工の実施されていない期間」は、被加工物を工具によって加工していない期間を意味する。例えば、被加工物を工具によって加工していない期間として、1つの加工工程が間欠的に行われる複数の部分加工工程からなる場合の各部分加工工程の合間、被加工物に対する所望の加工処理の終了後、被加工物に対する所望の加工処理の開始前などが考えられる。
本発明の加工装置によれば、移動体と、該移動体を水平方向に平行な第1の方向に移動自在に支持する装置本体と、装置本体と移動体のうち一方に設けられ、第1の作用点において移動体に第1の方向に推力を与えることにより、移動体を第1の方向に移動させる第1の駆動手段と、移動体に加わる推力と移動体に加わる被加工物の加工に伴う外力とに対応して装置本体に作用する外力に応じて、装置本体を第1の方向に移動自在に支持する第1の支持機構を備え、鉛直方向において第1の作用点と装置本体の重心と移動体の重心の高さが互いに一致するように構成されている。
装置本体を水平方向に平行な第1の方向に移動自在に支持することにより、移動体に加わる推力と移動体に加わる被加工物の加工に伴う外力とに対応して装置本体に第1の方向に作用する外力に応じて装置本体を第1の方向に移動させて、装置本体の振動を抑制することができる。また、鉛直方向において第1の作用点と装置本体の重心の高さが互いに一致しているため、装置本体の重心から鉛直方向に偏心した位置で装置本体に外力が加わることによって、装置本体の重心を含み水平方向に平行な軸を中心とした回転トルクが発生することを好適に低減することができる。また、鉛直方向において第1の作用点と移動体の重心の高さが互いに一致しているため、移動体の重心から鉛直方向に偏心した位置で移動体に推力が加わることによって、移動体の重心を含み水平方向に平行な軸を中心とした回転トルクが発生することを好適に低減することができる。
したがって、水平方向に移動する移動体に、移動体を移動させるための推力だけでなく工具と被加工物間に作用する力が外力として加わる加工装置においても、移動体に加わる推力と外力に応じて装置本体に作用する外力に起因する装置本体の振動を抑制できる。
第1の実施形態である加工装置の静止状態の正面図 図1の加工装置の側面図 図1の加工装置の移動状態の正面図 図3の加工装置の側面図 第1から第5の実施形態の加工装置の制御部を示す機能ブロック図 第1の実施形態の加工装置の変形例を示す概念図 第2の実施形態である加工装置の側面図 第3の実施形態である加工装置の側面図 第4の実施形態である加工装置の側面図 第5の実施形態である加工装置の側面図
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の移動装置の第1の実施形態である加工装置1の静止状態の正面図、図2は図1の加工装置の側面図、図3は図1の加工装置の移動状態の正面図、図4は図3の加工装置の側面図、図5は第1から第5の実施形態の加工装置の制御部を示す機能ブロック図を示す。なお、各図において、説明に不要な構造については適宜省略されている。
加工装置1は、水平に移動自在に構成された移動体10に載置された被加工物Wを、装置本体9のZ軸ヘッド6の下端に取り付けた工具C(回転切削工具)で加工する装置である。
加工装置1は、被加工物Wを保持する移動体10と、被加工物Wに対する所望の加工位置に工具Cを保持し、移動体10をY軸方向に移動自在に支持する装置本体9と、装置本体9をX軸方向とY軸方向に移動自在に支持するクロスリニアガイド4(第1の支持機構)と、クロスリニアガイド4が上面に設置された台座部5と、制御部8から構成されている。また、台座部5は床面上に設置されている。
装置本体9は、クロスリニアガイド4によって水平方向に移動自在に支持された各構成要素のうち、移動体10(移動体)を構成する構成要素を除いたものである。ここでは、装置本体9は、台座部5上にクロスリニアガイド4を介して水平方向に移動自在に支持されたベッド2と、ベッド2に立設するコラム3と、コラム3の側方に設置されたZ軸ヘッド6と、Z軸ヘッド6の下端に取り付けられた工具Cと、詳細は後述するが、移動体10をY軸方向に移動自在に支持するためのY軸ガイド機構13を構成する部品のうち、ベッド2に固定された部品であるガイドレール13bと、移動体10にY軸方向の推力を与えるY軸リニアモータ12を構成する部品のうち、ベッド2に固定された部品である固定子12bと、移動体10のY軸方向の位置を測定するための不図示のY軸リニアスケールのうち、ベッド2に固定された部品であるスケール、クロスリニアガイド4のベッド2側に固定された可動子から構成されている。
移動体10は、被加工物Wを保持するとともに装置本体9に第1の方向(Y軸方向)に移動自在に支持され、加工のために所定の駆動手段(Y軸リニアモータ)によって第1の方向(Y軸方向)に推力を供給されて装置本体9上を第1の方向(Y軸方向)に移動するものである。ここでは、移動体10は、被加工物Wと、被加工物Wを保持するX軸移動テーブル11(保持部)と、X軸移動テーブル11をX軸方向に移動自在に支持するX軸ガイド機構15(第2の支持機構)と、X軸移動テーブル11をX軸方向に移動させる推力を与えるX軸リニアモータ14と、X軸ガイド機構15とX軸リニアモータ14を支持するとともに、ベッド2にY軸ガイド機構13を介してY軸方向に移動自在に支持されるY軸移動テーブル16と、詳細は後述するが、移動体10をY軸方向に移動自在に支持するためのY軸ガイド機構13を構成する部品のうち、移動体10に固定された部品である軸受13aと、移動体10にY軸方向の推力を与えるY軸リニアモータ12を構成する部品のうち、移動体10に固定された部品である可動子12aと、移動体10のY軸方向の位置を測定するための不図示のY軸リニアスケールのうち、移動体10に固定された部品である光センサから構成されている。
Y軸ガイド機構13は、ベッド2の上面に設けられ、移動体10を、摩擦による影響がほとんどない状態でY軸方向に移動自在に案内するものである。Y軸ガイド機構13は、移動体10に取り付ける軸受13aと軸受13aが走行するガイドレール13bとから構成されている。ガイドレール13bは、ベッド2上に固定されている。
Y軸リニアモータ12は、ベッド2上に設けられ、第1の作用点Eyにおいて移動体10にY軸方向に推力を与えることにより、移動体10をY軸方向に移動させるものである。Y軸リニアモータ12は、一次側励磁コイルを有する可動子12aと、可動子12aが走行する走行面上に所定ピッチで配列させた複数の二次側永久磁石を有する固定子12bとから構成されている。固定子12bは、ベッド2から立設した支持部21に可動子12aに対向する位置に固定されている。
Y軸リニアモータ12は、可動子12aの一次側励磁コイルを励磁することにより、第1の作用点Eyにおいて移動体10にY軸方向の推力を供給することができる。なお、移動体10に推力が供給される際には、移動体10に供給される推力に応じた反力が、第1の作用点Eyにおいて固定子12bを介して装置本体9に作用する。
また、本実施形態においては、2つのY軸リニアモータ12が、Y軸方向に直交する方向であるX軸方向に移動体10を挟んで対向する位置に設けられており、移動体10の両側から移動体10にY軸方向に推力を供給するように構成されている。このように2つのY軸リニアモータ12を配置した場合には、移動体10を安定して駆動するために好適である。なお、本構成に限定されず、上記実施形態におけるY軸リニアモータの一方を省略することも可能である。
X軸ガイド機構15は、Y軸移動テーブル16上に設けられ、X軸移動テーブル11を、摩擦による影響がほとんどない状態でX軸方向に移動自在に案内するものである。X軸ガイド機構15は、X軸移動テーブル11に取り付ける軸受15aと軸受15aが走行するガイドレール15bとから構成されている。ガイドレール15bは、Y軸移動テーブル16上に固定されている。なお、X軸ガイド機構15構造は、Y軸ガイド機構13と同様である。
X軸リニアモータ14は、Y軸移動テーブル16上に設けられ、第2の作用点ExにおいてX軸移動テーブル11にX軸方向に推力を与えることにより、X軸移動テーブル11をX軸方向に移動させるものである。X軸リニアモータ14は、X軸移動テーブル11に取り付ける可動子14aおよび可動子14aが走行する固定子14bとから構成されている。固定子14bは、Y軸移動テーブル16に可動子14aに対向する位置に固定されている。なお、X軸リニアモータ14の構造は、Y軸リニアモータ12と同様である。
X軸リニアモータ14は、可動子14aの一次側励磁コイルを励磁することにより、第2の作用点ExにおいてX軸移動テーブル11にX軸方向の推力を供給することができる。なお、X軸移動テーブル11に推力が供給される際には、X軸方向の推力に応じた反力が第2の作用点Exにおいて固定子14bを介してY軸移動テーブル16に作用し、該反力が第1の作用点Eyを介して装置本体9に作用する。
Z軸ヘッド6は、下端に工具Cを備えたZ軸ヘッド本体61、Z軸ヘッド本体61のZ軸方向の移動を案内するZ軸ガイド機構62、Z軸ヘッド本体61をZ軸方向に移動させる推力を与えるZ軸リニアモータ63(図5参照)を備えている。なお、Z軸ガイド機構62は、Y軸ガイド機構13、X軸ガイド機構15と同様の構造であり、Z軸リニアモータ63は、Y軸リニアモータ12およびX軸リニアモータ14と同様の構造である。
また、加工装置1は、X、Y、Z軸方向のそれぞれに対して、移動体10に保持される被加工物Wと装置本体に保持される工具Cとの位置関係を測定するためのリニアスケール(位置測定手段)を備えている(図1〜4には不図示、図5参照)。Y軸リニアスケール12Sは、固定子12bに平行にベッド2に取り付けられたスケールと、スケールを読み取り可能に移動体10に取り付けた光センサから構成される。X軸リニアスケール14Sは、固定子14bに平行にY軸移動テーブル16に取り付けられたスケールと、スケールを読み取り可能にX軸移動テーブル11に取り付けた光センサから構成される。Z軸リニアスケール63Sは、Z軸リニアモータの固定子に平行にZ軸ヘッド本体61に取り付けられたスケールと、スケールを読み取り可能にコラム3に取り付けた光センサから構成される。なお、各測定手段として、マグネスケールとマグネスケールを読み取り可能なホール素子等の磁力センサなど任意の代替手段を用いてもよい。
クロスリニアガイド4は、装置本体9に作用する外力に応じて、装置本体9をX軸方向およびY軸方向に移動自在に支持するものである。また、クロスリニアガイド4は、ガイドレールと軸受を有する1軸方向のリニアガイドを互いに直交するように連結したものであり、ベッド2の下面に一方のリニアガイドの軸受が取り付けられ、台座部5の上面に他方のリニアガイドの軸受が取り付けられている。なお、装置本体9を、装置本体9に作用する外力に応じて、水平面内で移動自在に支持できるものであれば、クロスリニアガイドに代えていかなる構成を採用してよい。一例として、ベッド2を、台座部5を省略して設置面上に任意の構成により水平方向に移動自在に支持するようにしてもよい。
図5に示すように、制御部8は、移動指示受付部81とリニアモータ制御部82を備えている。移動指示受付部81は、操作パネルを介してユーザからの移動指示を受け付けるとともに、移動指示に応じた移動指令をリニアモータ制御部82に出力するものである。リニアモータ制御部82は、移動指令に応じてX軸リニアモータ14、Y軸リニアモータ12、Z軸リニアモータ63へそれぞれ出力する駆動電流を制御するものである。なお、本実施形態では、2つのY軸リニアモータ12を備え、各Y軸リニアモータ12に対して、Y軸制御部86、Y軸出力部88、Y軸リニアスケール12Sがそれぞれ設けられており、各Y軸リニアモータ12に対するY軸制御部86、Y軸出力部88、Y軸リニアスケール12Sの構造と作用は共通である。このため、図5においては、一方のY軸リニアモータ12と、これに対応するY軸制御部86、Y軸出力部88、Y軸リニアスケール12Sの図示を省略している。
リニアモータ制御部82は、X軸制御部84、Y軸制御部85、Z軸制御部86とX軸出力部87、Y軸出力部88、Z軸出力部89から構成されている。X軸制御部84、Y軸制御部85、Z軸制御部86は、移動指令と、各X軸リニアスケール14S,Y軸リニアスケール12S、Z軸リニアスケール63Sによって検出された情報から算出した各X軸リニアモータ14、Y軸リニアモータ12、Z軸リニアモータ63の各可動子の位置情報および速度情報に基づいてX軸出力部87、Y軸出力部88、Z軸出力部89への指令値(制御量)をそれぞれ出力するものである。X軸出力部87、Y軸出力部88、Z軸出力部89は、X軸制御部84、Y軸制御部85、Z軸制御部86から出力された各指令値に基づいて各X軸リニアモータ14、Y軸リニアモータ12、Z軸リニアモータ63にそれぞれ駆動電流を出力するものである。なお、図5における補助制御部83と補助駆動部7D1と補助センサ7D2は第1〜第4の実施形態においては必須ではなく、後述の第5の実施形態において採用される構成であるため、第5実施形態において説明する。
ここで、加工装置1は、鉛直方向において、装置本体9の重心Gbと移動体10の重心Gmと第1および第2の作用点Ex、Eyの高さが一致するように構成されている。
移動体の重心Gmと、装置本体の重心Gbと、第1の作用点Ey(または第2の作用点Ex)の鉛直方向の高さを一致させるとは、厳密な一致に限定されず、加工装置1の大きさや要求される加工精度に応じて、鉛直方向において第1の作用点Ey(または第2の作用点Ex)と装置本体9の重心と移動体10の重心の高さが実質的に一致すると見なせるものであればよい。例えば、鉛直方向の高さ1.5m程度、質量が1.5t程度の加工装置の場合には、装置本体の重心と移動体の重心と第1の作用点(または第2の作用点)の鉛直方向の高さの差が10mm程度以内であれば、装置本体の重心と移動体の重心と第1の作用点(または第2の作用点)の鉛直方向の高さが実質的に一致するとみなすことができる。なお、加工装置1において、移動体の重心Gmと、装置本体の重心Gbと、第1の作用点Ey(または第2の作用点Ex)の鉛直方向の高さを実質的に一致させるものであれば、移動体10と装置本体9を任意の構造としてよい。
なお、移動体10と装置本体9の重心を算出する際、移動体10と装置本体9の重心に寄与する影響に応じて、移動体10および装置本体9を構成する各要素を適宜選択的に用いてよい。例えば、上記の例において、Y軸ガイド機構13、Y軸リニアモータ12、Y軸リニアスケール12S、クロスリニアガイド4を構成する各部品のうちベッド2側に固定された部品を装置本体9に含まれるものとしたが、これらの部分の質量が装置本体9の質量に対して無視できるほど小さいものであれば、これらの部分を含まないものとして装置本体9の重心Gbを算出してもよい。また、Y軸ガイド機構13、Y軸リニアモータ12、Y軸リニアスケール12Sを構成する各部品のうち、Y軸移動テーブルに固定された部品を移動体10に含まれるものとしたが、これらの部分の質量が移動体10の質量に対して無視できるほど小さいものであれば、これらの部分を含まないものとして移動体10の重心Gmを算出してもよい。
上記の加工装置の作用を説明する。加工装置1において、制御部8によってX軸リニアモータ14、Y軸リニアモータ12、Z軸リニアモータ63がそれぞれ駆動されると、被加工物Wを保持するX軸移動テーブル11にX軸方向とY軸方向の推力がそれぞれ供給されて、装置本体9に保持された工具Cに対してX軸移動テーブル11がXY平面において移動し、工具Cを保持するZ軸ヘッド本体61にZ軸方向の推力が供給されて、Z軸方向に工具Cが移動する。被加工物Wに対して所望の加工を施すための一連の移動指示に応じて、被加工物Wと工具Cを相対的に移動させながら加工処理を行うことにより、被加工物Wの加工が実施される。また、移動体10の移動のために、X軸方向の推力とY軸方向の推力とが移動体10に加わり、これらの推進力の反力が装置本体9に外力として作用する。また、被加工物Wの加工に伴って、工具Cと被加工物Wとの間に作用する力が、被加工物Wを介して移動体10に加わり、さらに移動体10を介して装置本体9に外力として作用する。
本加工装置1によれば、鉛直方向において、移動体10の重心Gmと第1の作用点Eyの高さが一致するように構成されている。例えば、図1〜図4に示すように、移動体10の重心Gmと第1の作用点Eyとは、加工工程に応じてXY平面上でそれぞれ異なる位置に移動しているが、常に鉛直方向の高さは一致している。
もし、鉛直方向において、移動体10の重心Gmと第1の作用点Eyの高さが異なる場合には、移動体10に第1の作用点EyにおいてY軸方向の外力が加わると、移動体10の重心Gmと第1の作用点Eyとの鉛直方向の偏心に応じて、移動体10の重心Gmを含み、X軸に平行な回転軸を中心とする回転トルクが発生して振動の原因となる可能性がある。しかしながら、本実施形態のように、実質的に移動体10の重心Gmと鉛直方向に同じ高さに配置された第1の作用点Eyにおいて、移動体10にY軸方向の外力が加わった場合には、上記のような回転トルクの発生が抑制されて移動体10の振動の発生を防ぐことができる。
さらに、本実施形態では、鉛直方向において、移動体10の重心Gmと第2の作用点Exの高さが一致するように構成されている。このため、実質的に移動体10の重心Gmと鉛直方向に同じ高さに配置された第2の作用点Exにおいて、移動体10にX軸方向の外力が加わるため、移動体10の重心Gmを含み、Y軸に平行な回転軸を中心とする回転トルクの発生が抑制されて、非常に効果的に移動体10の振動の発生を抑制することができる。
また、本加工装置1によれば、鉛直方向において、第1の作用点Eyと装置本体9の重心Gbの高さが一致するように構成されている。例えば、図1〜図4に示すように、装置本体9の重心Gbと第1の作用点Eyとは、加工工程に応じてXY平面上でそれぞれ異なる位置に移動しているが、常に鉛直方向の高さは一致している。なお、加工装置1において、Z軸ヘッド6のZ方向移動により装置本体の重心Gbはわずかに鉛直方向に変位するが、ほとんど無視できる程度の変位となるように構成されている。
もし、鉛直方向において、装置本体9の重心Gbと第1の作用点Eyの高さが異なる場合には、第1の作用点Eyにおいて外力が装置本体9に加わると、装置本体9の重心Gbと第1の作用点Eyとの鉛直方向の偏心に応じて、装置本体9の重心Gbを含み、X軸に平行な回転軸を中心とした回転トルクが発生して振動の原因となる可能性がある。しかしながら、本実施形態のように、実質的に装置本体9の重心Gbと鉛直方向に同じ高さに配置された第1の作用点Eyにおいて装置本体9に外力が作用するようにした場合には、上記のような回転トルクの発生が抑制されて装置本体9の振動の発生を防ぐことができる。このため、装置本体9に支持された移動体10の振動の発生も抑制される。
さらに、本実施形態では、鉛直方向において、装置本体9の重心Gmと第1の作用点Eyと第2の作用点Exの高さが一致するように構成されている。このため、実質的に第2の作用点Exと装置本体9の重心Gmと鉛直方向に同じ高さに配置された第1の作用点Eyにおいて、装置本体9にX軸方向の外力が作用する。従って、装置本体9の重心Gbを含み、Y軸に平行な回転軸を中心とする回転トルクの発生が抑制されて、効果的に装置本体9の振動の発生を抑制することができる。
上記効果をさらに高めるために、移動体10または装置本体9の重心を、所望の重りを移動体10または装置本体9に積載して調整可能に構成にすることが好ましい。例えば、移動体10の重心Gmを鉛直方向に調整するために、複数の重りを移動体10に積載した状態で、鉛直方向において、移動体10の重心Gmを装置本体9の重心Gbの高さを一致させる。なお、複数の重りは、移動体10に積載される可能性のある被加工物Wや工具Cのような積載物の質量と同程度の質量となるように選択される。そして、移動体10に被加工物Wや工具Cなどの積載物が搭載されると、それらの積載物の質量と同じ質量の重りを移動体10から取り除くようにすればよい。なお、上記の調整方法は移動体10だけでなく装置本体9にも同様に適用可能であり、装置本体9の重心Gbを鉛直方向に調整可能に構成してもよい。このように、鉛直方向に装置本体9および/または移動体10の重心Gb、Gmを調整可能にした場合には、鉛直方向において装置本体9および/または移動体10の重心Gb、Gmと第1の作用点Eyまたは第2の作用点Exの高さをより正確に一致させることができる。
さらに、本加工装置1によれば、装置本体9が台座部5に対してX軸方向およびY軸方向に移動自在に支持されている。式(1)〜(3)において、装置本体の質量Mb、移動体の質量Mm、装置本体9のX軸方向の加速度abx,Y軸方向の加速度aby、移動体10のX軸方向の加速度amx、Y軸方向の加速度amy、移動体10に加わる外力FのX成分Fx、移動体10に加わる外力FのY成分Fyとの関係を示す。式(1)〜(3)に示すように、移動体10に外力Fx,Fyが供給されると、該移動体10に供給された外力Fに応じた反力−Fx,−Fyが装置本体9に作用する。
Fx=Mm×amx,Fy=Mm×amy・・・・・・・・・・式(1)
−Fx=Mb×abx, −Fy=Mb×aby・・・・・・・・式(2)
abx=Mm/Mb×amx,aby=Mm/Mb×amy・・式(3)
本加工装置1によれば、装置本体9が台座部5に対してX軸方向およびY軸方向に移動自在に支持されているので、装置本体9は、反力−Fx,−Fyと常に同期して、反力−Fx,−Fyと同方向に、移動体10の加速度amx,amyに質量比の逆数Mm/Mbを乗算した加速度abx,abyで移動する。このことにより、水平方向の反力−Fx,−Fyによって装置本体9における水平方向の振動が発生することを抑制することができる。さらに、これに伴い、装置本体9に支持された移動体10の振動の発生も抑制される。
また、加工装置1において、装置本体9に作用する外力は、移動体10を移動させるための推力に対する反力(駆動による反力)だけでなく、加工に伴って被加工物Wと工具Cの間に作用する外力(加工による外力)も含むものとなっているため、装置本体9を移動自在とすることにより、駆動による反力に起因する振動だけでなく、加工による外力に起因する振動も好適に抑制することができる。
本加工装置1によれば、第1の作用点Ey(および第2の作用点Ex)と移動体10の重心Gmと装置本体9の重心Gbの鉛直方向における高さを一致させて、回転トルクに伴うx、y、z方向の力が装置本体9と移動体10に作用することを十分に抑制し、かつ、装置本体9に作用する外力(移動体10の駆動による反力と加工に伴う外力とを含む外力)によって装置本体9を水平移動させることにより、装置本体9と移動体10の振動を非常に好適に抑制することができる。この結果、高速かつ高精度に被加工物Wの加工を行うことが可能になる。また、上記のように、加工装置1の第1の作用点Ey(および第2の作用点Ex)と移動体10の重心Gmと装置本体9の重心Gbの鉛直方向における高さを一致させて、装置本体9を水平方向に移動自在に支持する構成とした場合には、能動的に装置本体9に作用する反力による振動を防ぐためのさらなる制御手段を設ける必要がなく、装置構造の複雑化を防ぎ、製造コストを低減することができる。
これに対し、例えば、特許文献1に記載された方法によれば、XYステージの目標変位量にXYステージの質量とステージ定盤の質量の逆比を乗算した値を算出し、この値をステージ定盤の目標変位量として、ステージ定盤をフィードフォワード制御するものである。これは、あくまでXY方向のリニアモータを制御する目標位置に応じた制御が行われるものであって、ステージ定盤に加わる推力以外の外力にも応じた制御が行われるものではない。また、指令位置算出のための計算時間によって、実際のXYステージの動きと完全にタイミングを同期させてステージ定盤を駆動することは難しい。また、ステージ定盤を駆動する駆動手段と制御手段を備えることにより、製造コストの増加を招いてしまうため好ましくない。
本発明は上記実施形態に限定されず、加工装置1において、水平方向に平行な一軸方向(例えば、X軸方向とY軸方向のいずれか一方)についてのみ、該一軸方向の第1の作用点と、移動体10の重心Gmと、装置本体9の重心Gbとの鉛直方向の高さが一致するように構成し、さらに、上記一軸方向にのみ装置本体9を移動自在に支持してもよい。この場合にも、上記一軸方向において、装置本体9に作用する外力に応じて装置本体9を移動させることにより、移動体10と装置本体9の振動を好適に抑制することができる。また、第1の作用点において上記一軸方向に装置本体9に作用する外力によって装置本体9に回転トルクが発生することを抑制することができ、装置本体9の振動を好適に抑制することができる。また、第1の作用点において上記一軸方向に移動体10に作用する外力によって移動体10に回転トルクが発生を抑制することができ、移動体10の振動を好適に抑制することができる。
第1の実施形態に限定されず、加工装置1は、装置本体9と移動体10のうち一方が被加工物Wを保持し、他方は工具Cを被加工物Wに対する加工位置に保持して、任意の駆動手段によって被加工物Wと工具Cを移動させながら被加工物Wを加工するものであれば、移動体10が工具Cを保持し、装置本体9が被加工物Wを保持するように構成してもよい。図6に第1の実施形態の加工装置1の変形例として、移動体10が工具Cを保持し、装置本体9が被加工物Wを保持するように構成した例を示す。なお、図6の加工装置1は、移動体10が工具Cを保持し、装置本体9が被加工物Wを保持するようにした点以外は第1の実施形態の加工装置1と同じ構成であるため、第1の実施形態と共通する加工装置1の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
ところで、第1の実施形態における加工装置1によれば、装置本体9が水平方向に移動自在に支持されているため、移動体10に加わる推力と移動体10に加わる被加工物Wの加工に伴う外力とに対応して装置本体9に作用する外力に応じて装置本体9が移動を繰り返している間に、微少な摩擦などの影響により、装置本体9が徐々に所定の位置から変位してしまう場合がある。このような変位が生じると、加工装置1の設置スペースのコンパクト化や、装置本体9の変位を修正するためのメンテナンスの労力負担の観点において好ましくない。このため、第2〜5の実施形態として、第1の実施形態における加工装置1が、装置本体9が水平方向に所定の位置から変位した場合に、装置本体9を所定の位置に移動させる位置修正手段7をさらに備えた例を説明する。
なお、第2〜5の実施形態は、加工装置1が位置修正手段7をさらに備えた点において第1の実施形態と相違し、それ以外の加工装置1の構成および作用については第1の実施形態と共通である。図7〜10は、第2〜5の実施形態にかかる加工装置1の概略を示す側面図である。以下、第2〜5の実施形態の説明において、第1の実施形態と共通する加工装置1の構成については同じ符号を付して説明を省略し、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
第2の実施形態において、位置修正手段7は、装置本体9の所定の位置からの位置の変位を、弾性力に基づく位置エネルギに変換し、位置エネルギにより装置本体9を所定の位置である基準位置に移動させるものである。ここでは、位置修正手段7はベッド2の側面に水平に接続されたばね7から構成される。ばね7は、装置本体9の基準位置においてばね7が伸縮していない状態となり、装置本体9が基準位置から離れるほどばね7がより大きく伸縮するように配置されている。
また、ばね7は、装置本体9の加工のための往復運動の振動数より十分小さい固有振動数となるようにばね定数が設定される。なお、例えば、ばね定数を2Hz以下で可能な限り低い周波数になるように設定されることが好ましい。第2の実施形態によれば、装置本体9が基準位置から変位すると、ばね7は、ベッド2の水平方向に変位に応じて弾性変形して、弾性エネルギによりベッド2を基準位置に移動させるように弾性力を供給する。
位置修正手段7を、装置本体9の基準位置からの位置の変位を、位置エネルギに変換し、位置エネルギにより、加工に伴う装置本体9の速度よりも十分遅い速度で装置本体9を基準位置に移動させるように構成した場合には、装置本体9が基準位置から徐々に変位した場合でも、位置修正手段7により加工に悪影響を与えないように装置本体9を基準位置に移動させることができる。また、位置を修正するために電力などのさらなるエネルギを供給する必要がないため省エネルギ性が高い。また、第2の実施形態に示すように、位置修正手段7を、装置本体9に水平に接続されたばね7から構成し、装置本体9の所定の位置からの位置の変位を、弾性力に基づく位置エネルギに変換し、位置エネルギにより装置本体9を所定の位置である基準位置に移動させるようにした場合には、簡易な構成によって基準位置からの装置本体の変位を修正することができる。
また、第3の実施形態として、位置修正手段7を、装置本体9の基準位置からの位置の変位を、重力に基づく位置エネルギに変換し、該位置エネルギにより装置本体を所定の位置に移動させるものとした例を説明する。ここでは、位置修正手段7は、装置本体9を支持する台座部5の支持面7であって、基準位置から離れる方向に向かって鉛直方向の高さが徐々に高くなるように緩やかに傾斜させた支持面7により構成される。
また、支持面7は、装置本体の加工のための往復運動の速度より十分遅い速度で装置本体を移動させるような緩やかな傾斜を有するように構成される。第3の実施形態によれば、装置本体9が基準位置から変位すると、鉛直方向において装置本体9の重心が変位するため、該変位量に応じた位置エネルギにより、装置本体9の重力が装置本体9を基準位置に移動させるように作用する。
第3の実施形態に示すように、位置修正手段7を、基準位置から離れる方向に向かって鉛直方向の高さが徐々に高くなるように緩やかに傾斜させた支持面7により構成した場合には、位置を修正するために電力などのさらなるエネルギを供給する必要がないため省エネルギ性が高く、簡易な構成によって基準位置からの装置本体の変位を修正することができる。また、部品点数を増やす必要がないため、製造コストの増加を抑えることができる。
また、第4の実施形態として、位置修正手段7を、装置本体9の基準位置からの位置の変位を、磁気に基づく位置エネルギに変換し、該位置エネルギにより装置本体を所定の位置に移動させるものとした例を説明する。ここでは、位置修正手段7は、基準位置に装置本体9が位置する状態で、ベッド2の下面と台座部5の上面の互いに対向する位置にそれぞれ取り付けられた、互いにひき合う一対の磁性体7C1、7C2により構成される。すなわち、磁性体7C1、7C2は、基準位置において距離が最小となり、装置本体9が基準位置から離れるほど距離が大きくなるように配置されている。
また、位置修正手段7を構成する各磁性体は、装置本体の加工のための往復運動に影響を及ぼさない程度の小さい磁力が作用するものが選択される。第4の実施形態によれば、装置本体9が基準位置に移動させるように、磁性体7C1、7C2の互いにひき合う力が作用する。
第4の実施形態に示すように、位置修正手段7を、基準位置に装置本体9が位置する状態で、ベッド2の下面と台座部5の上面の互いに対向する位置にそれぞれ取り付けられた、互いにひき合う磁性体により構成した場合には、簡易な構成によって基準位置からの装置本体の変位を修正することができる。
また、第4の実施形態における位置修正手段7は、磁気に基づく位置エネルギに変換し、該位置エネルギにより装置本体を所定の位置に移動させるものであれば、例えば、磁力のひき合う力に代えて退け合う力を利用するものであってもよい。あるいは、磁力のひき合う力と磁石の退け合う力の両方を利用するものであってもよい。
例えば、位置修正手段7を、互いに退け合う4対の磁性体から構成されるようにすることができる。4対の磁性体は、装置本体9のX方向の両側の外周面と該外周面に対向する位置と、Y方向の両側の外周面と該外周面に対向する位置とに、それぞれ1対の磁性体が対向するように配置される。また、各1対の磁性体は、基準位置に装置本体9が位置すると、退け合う力が互いにほぼ作用せず、装置本体9が基準位置から変位すると、いずれかの1対の磁性体を構成する磁性体間の距離が近づいて1対の磁性体間で互いに退け合う力が作用するように所定距離だけ離間されて配置される。このように構成した場合には、装置本体9の基準位置において4組の磁性体が互いに退け合う力がほとんど作用せず、装置本体9が基準位置から離れると4組の磁性体のうちいずれかの磁性体間の距離が小さくなることにより、磁性体が互いに退け合う力が装置本体9を基準位置に移動させるように作用する。
上記のように、位置修正手段7を、基準位置から装置本体9が変位した場合に、装置本体9を基準位置に移動させるように、装置本体9に退け合う力が作用するように配置された1対以上の磁性体により構成した場合には、比較的簡易な構成によって基準位置からの装置本体9の変位を修正することができる。
また、位置修正手段7を構成する各1対の磁性体を、1対の永久磁石により構成してもよく、鉄などの一時磁石と永久磁石との組み合わせにより構成してもよい。位置修正手段7を構成する各磁性体を永久磁石により構成した場合には、位置を修正するために電力などのさらなるエネルギを供給する必要がないため省エネルギ性が高く、簡易な構成によって基準位置からの装置本体の変位を修正することができる。位置修正手段7を構成する各磁性体を一時磁石により構成した場合には、所望のタイミングで装置本体9に磁力が作用するようにすることができるため好適である。
また、第5の実施形態として、位置修正手段7を、装置本体9を基準位置に移動させる補助駆動手段7Dと、加工の実施されていない期間に装置本体9を基準位置に移動させるように補助駆動手段7Dを制御する補助制御部83とによって構成した例を説明する。図5に示すように、ここでは、制御部8が補助制御部83の機能を兼ね備えているものとする。また、第5の実施形態において、補助駆動手段7Dは、補助駆動部7D1と補助センサ7D2から構成されている。4つの補助駆動手段は、装置本体9のX方向の両側の外周面に対向する位置と、Y方向の両側の外周面に対向する位置とに、装置本体9から所定距離だけ離間されてそれぞれ配置される。そして、補助制御部83が、移動指示受付部81からの情報に基づいて加工の実施されていない期間を判別し、該加工の実施されていない期間に、補助センサ7D2の情報に基づいて、装置本体9が基準位置から補助駆動部7D1側に所定の閾値より大きく変位している場合には、補助駆動部7D1を構成する不図示のモータを制御して、補助駆動部7D1から水平方向に不図示のロッドを装置本体の側部に押しつけることにより、装置本体を基準位置に移動させる。
第5の実施形態のように、位置修正手段7を、装置本体9を基準位置に移動させる補助駆動手段7Dと、加工の実施されていない期間に装置本体9を基準位置に移動させるように補助駆動手段7Dを制御する補助制御部83とによって構成した場合には、加工工程に影響を与えない所望のタイミングで、装置本体9の基準位置からの変位を修正することができる。
以上説明した本発明は、この発明の精神および必須の特徴的事項から逸脱することなく他のいろいろな形態で実施することができる。したがって、本明細書に記載した実施例は例示的なものであり、これに限定して解釈されるべきものではない。
1 加工装置
2 ベッド
3 コラム
4 クロスリニアガイド(第1の支持機構)
5 台座部
6 Z軸ヘッド
7 位置修正手段
8 制御部(補助制御手段)
9 装置本体
10 移動体
11 X軸移動テーブル(保持部)
12 Y軸リニアモータ(第1の駆動手段)
13 Y軸ガイド機構
14 X軸リニアモータ(第2の駆動手段)
15 X軸ガイド機構(第2の支持機構)
16 Y軸移動テーブル
C 工具
Ex 第2の作用点
Ey 第1の作用点
Gb 装置本体の重心
Gm 移動体の重心
W 被加工物

Claims (5)

  1. ベッドおよび該ベッドに立設されたコラムを備えた装置本体と、
    前記ベッド上に、水平方向に平行な第1の方向に移動自在に支持された移動体と、
    前記装置本体と前記移動体のうち一方に設けられ、第1の作用点において前記移動体に前記第1の方向に推力を与えることにより、前記移動体を前記第1の方向に移動させる第1の駆動手段とを備え、
    前記装置本体と前記移動体のうち一方は、被加工物を保持し、前記装置本体と前記移動体のうち他方は、工具を前記被加工物に対する加工位置に保持し、前記第1の駆動手段によって前記被加工物と前記工具を相対移動させながら前記被加工物を加工する加工装置であって、
    前記移動体に加わる前記推力と前記移動体に加わる前記被加工物の加工に伴う外力とに対応して前記装置本体に作用する外力に応じて、前記装置本体を前記第1の方向に移動自在に支持する第1の支持機構をさらに備え、
    鉛直方向において前記第1の作用点と前記装置本体の重心と前記移動体の重心の高さが互いに一致するように構成されていることを特徴とする加工装置。
  2. 前記移動体は、前記被加工物または前記工具の一方を保持する保持部と、前記第1の方向に対して直交する水平方向に平行な第2の方向に前記保持部を移動自在に支持する第2の支持機構と、第2の作用点において前記保持部に前記第2の方向の推力を与えることによって、前記保持部を前記第2の方向に移動させる第2の駆動手段をさらに備え、
    前記第1の支持機構は、前記移動体に加わる前記推力と前記移動体に加わる前記被加工物の加工に伴う外力とに対応して前記装置本体に作用する外力に応じて、前記装置本体を前記第1の方向および前記第2の方向に移動自在に支持するものであり、
    鉛直方向において前記第1の作用点と前記第2の作用点と前記装置本体の重心と前記移動体の重心の高さが互いに一致するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の加工装置。
  3. 前記装置本体が前記第1の方向における所定の位置から変位した場合に、前記装置本体を前記所定の位置に移動させる位置修正手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2記載の加工装置。
  4. 前記位置修正手段が、前記装置本体の前記所定の位置からの位置の変位を、弾性力、重力または磁気に基づく位置エネルギに変換し、該位置エネルギにより前記装置本体を前記所定の位置に移動させるものであることを特徴とする請求項3記載の加工装置。
  5. 前記位置修正手段が、前記装置本体を前記第1の方向に移動させる補助駆動手段と、前記加工装置において加工の実施されていない期間に前記装置本体を前記所定の位置に移動させるように前記補助駆動手段を制御する補助制御手段とを備えてなるものであることを特徴とする請求項3記載の加工装置。
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