JP5776189B2 - 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成方法およびプログラムに関する。
従来から、カラープリンタやカラー複合機等の画像形成装置では、感光体ドラムの周長に一致してページ内の副走査方向で周期的な濃度むらが発生することが知られている。このような副走査方向で発生する濃度むらの影響を抑制するため、キャリブレーションにおいて、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)各色の同一階調のパッチを、副走査方向の2つの位置に濃度むら周期の半周期分ずらして配置したパッチ画像を出力し、測色値の平均値に基づき階調補正テーブルを作成することで、濃度むらを相殺して濃度むらの影響を受けない階調補正テーブルを設定する技術が既に知られている。
例えば、特許文献1の技術では、像担持体の回転速度変動等に起因する周期的な濃度むらを考慮に入れたパッチ形成による濃度調整方法を実現している。具体的には、特許文献1の技術では、同色の同一濃度階調値のパッチを像担持体上の周方向に所定長さだけ(濃度むら周期の半周期分等)離れた2つの位置に生成し、2つの位置に生成された各パッチの濃度を測定し、測定された濃度(例えば、2つの濃度の平均値)に基づいて、濃度補正処理のための情報を生成する画像形成装置が開示されている。
しかしながら、同一階調のパッチを副走査方向の2つの位置に半周期分ずらして配置する従来技術は、単色キャリブレーションを想定したものであり、混色キャリブレーションは特に考慮されていない。
一次色(C,M,Y,K)が目標値に合うようにキャリブレーション処理を実行しても、二次色、三次色が同じ色で安定して出力されない場合があり、混色キャリブレーションの必要性が求められている。すなわち、自然画に含まれる色のほとんどは混色であるため、混色キャリブレーションによって、混色を常に同じ色で安定して出力することが求められている。
混色キャリブレーションでは、単一のカラー色材のみで形成する単色パッチとともに、複数のカラー色材を重ねて形成する混色パッチを出力して、単色パッチおよび混色パッチの測色値に基づいて階調補正テーブルを作成する。
しかしながら、従来の混色キャリブレーションでは、ページ内における副走査方向の濃度むらの影響を抑制するため全てのパッチに関して2つの位置に半周期分ずらした配置を行う必要がある。このため、混色キャリブレーションでは、パッチ数が増加することから、パッチ画像のページ数が増加してしまい、パッチ画像の出力に要する用紙等の記録媒体の枚数が増大してしまうという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ページ内における副走査方向の濃度むらの影響を効果的に抑制し、かつ、混色パッチ群を含むパッチ画像の出力ページ数を低減することができる画像形成装置、画像形成方法およびプログラムを提供することを主な目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる画像形成装置は、感光体上に形成される像を記録媒体に転写する画像形成装置であって、色再現特性を測定して補正するためのパッチ画像を生成する手段であって、同色の同一階調値のパッチを前記感光体の周方向に離れて配置し、複数の色材を重ねて形成した複数のパッチを含む混色パッチ群における前記同色の同一階調値の2つのパッチである等階調パッチの間隔である等階調パッチ間距離が、単一の色材で形成した複数のパッチを含む単色パッチ群における前記等階調パッチ間距離よりも、前記感光体の周方向に周期的に発生する濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように配置した前記パッチ画像を生成するパッチ画像生成手段と、生成されたパッチ画像を前記記録媒体に形成する画像形成手段と、を備え、前記パッチ画像生成手段は、前記単色パッチ群を、前記混色パッチ群の間に、同色の前記単色パッチ群を二つずつ含むように配置して前記パッチ画像を生成する
ことを特徴とする。
また、本発明にかかる画像形成方法は、感光体上に形成される像を記録媒体に転写する画像形成装置で実行される画像形成方法であって、色再現特性を測定して補正するためのパッチ画像を生成するステップであって、同色の同一階調値のパッチを前記感光体の周方向に離れて配置し、複数の色材を重ねて形成した複数のパッチを含む混色パッチ群における前記同色の同一階調値の2つのパッチである等階調パッチの間隔である等階調パッチ間距離が、単一の色材で形成した複数のパッチを含む単色パッチ群における前記等階調パッチ間距離よりも、前記感光体の周方向に周期的に発生する濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように配置した前記パッチ画像を生成するステップと、生成されたパッチ画像を前記記録媒体に形成するステップと、を含み、前記パッチ画像を生成するステップは、前記単色パッチ群を、前記混色パッチ群の間に、同色の前記単色パッチ群を二つずつ含むように配置して前記パッチ画像を生成することを特徴とする。
また、本発明にかかるプログラムは、感光体上に形成される像を記録媒体に転写する画像形成装置が有するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、色再現特性を測定して補正するためのパッチ画像を生成するステップであって、同色の同一階調値のパッチを前記感光体の周方向に離れて配置し、複数の色材を重ねて形成した複数のパッチを含む混色パッチ群における前記同色の同一階調値の2つのパッチである等階調パッチの間隔である等階調パッチ間距離が、単一の色材で形成した複数のパッチを含む単色パッチ群における前記等階調パッチ間距離よりも、前記感光体の周方向に周期的に発生する濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように配置した前記パッチ画像を生成するステップと、生成されたパッチ画像を前記画像形成装置により前記記録媒体に形成させるステップと、を前記コンピュータに実行させ、前記パッチ画像を生成するステップは、前記単色パッチ群を、前記混色パッチ群の間に、同色の前記単色パッチ群を二つずつ含むように配置して前記パッチ画像を生成する。
本発明によれば、ページ内における副走査方向の濃度むらの影響を効果的に抑制し、かつ、混色パッチ群を含むパッチ画像の出力ページ数を低減することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る画像形成装置のハードウェア構成図である。 図2は、実施の形態1の画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。 図3は、エンジン部の構成の例を示す概略図である。 図4は、プロセスユニットの内部の構成を示す図である。 図5は、実施の形態1のパッチ画像生成部で生成されるパッチ画像の一例を示す模式図である。 図6は、副走査方向に周期的に発生する濃度むらについて説明するための図である。 図7は、等階調パッチ間距離が、副走査方向の濃度むら周期の1/4周期の場合の、等階調パッチの平均濃度について説明するための図である。 図8は、等階調パッチ間距離が、副走査方向の濃度むら周期の3/8周期の場合の、等階調パッチの平均濃度について説明するための図である。 図9は、等階調パッチ間距離が、副走査方向の濃度むらの1/2周期の場合の、等階調パッチの平均濃度について説明するための図である。 図10は、等階調パッチ間距離と濃度むらを平均した後の振幅との関係を示す図である。 図11は、混色の濃度むらについての説明図である。 図12は、実施の形態1のパッチ画像生成処理の手順を示すフローチャートである。 図13は、実施の形態2のパッチ画像生成部で生成されるパッチ画像の一例を示す模式図である。 図14は、実施の形態2のパッチ画像生成処理の手順を示すフローチャートである。 図15は、実施の形態3のパッチ画像生成部で生成されるパッチ画像の一例を示す模式図である。 図16は、実施の形態3のパッチ画像生成処理の手順を示すフローチャートである。 図17は、実施の形態4のパッチ画像生成部で生成されるパッチ画像の一例を示す模式図である。 図18は、実施の形態4のパッチ画像生成処理の手順を示すフローチャートである。 図19は、実施の形態5のパッチ画像生成部で生成されるパッチ画像の一例を示す模式図である。 図20は、実施の形態5のパッチ画像生成処理の手順を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置、画像形成方法およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る画像形成装置2のハードウェア構成図である。画像形成装置2は、ホストコンピュータ1に接続され、印刷要求等を受信して、印刷ジョブを実行する。
画像形成装置2は、コントローラ部3、エンジン部4、及び、スキャナ部11を有する。コントローラ部3は、エンジン部4及びスキャナ部11を制御して、コピー、印刷、及び、スキャナ等の機能を実現する。
コントローラ部3は、ホストインタフェース(以下、「ホストI/F」という。)5、ROM6、RAM7、CPU8、エンジンインタフェース(以下、「エンジンI/F」という。)9、及び、スキャナインタフェース(以下、「スキャナI/F」という。)10を有する。
ホストI/F5は、ホストコンピュータ1から送信される印刷要求等を受信する。印刷要求には、制御コマンドと画像データとが含まれる。ROM6は、画像形成装置2を制御するためのプログラムが格納される。このプログラムは、CPU8により実行される。ROM6は、また、濃度及び階調を調整する際に形成するパッチパターンのデータが格納される。
RAM7は、ホストI/F5が受信した印刷要求に含まれる画像データを格納する。エンジン部4により印刷処理される画像データは、RAM7からエンジンI/F9を介してエンジン部4に引き渡される。
CPU8は、画像形成装置2を制御する機能を実現する。CPU8は、この機能を、ROM6に格納されるコンピュータプログラムを実行することにより、実現する。より詳細には、例えば、受信した印刷要求に含まれる画像データを、RAM7に格納する処理、印刷要求に含まれる制御コマンドを解釈して印刷処理を指示する処理、ユーザとのインタフェースを形成する図示しない操作部を制御する処理、等を行う。
CPU8は、また、エンジンI/F9が実行するスクリーニング処理に用いる、γテーブルの補正を行う。この補正により、エンジンI/F9は、エンジン部4が有する感光体ドラム上における濃度むら等が補正された中間調画像を生成することができる。
エンジンI/F9は、エンジン部4で印刷を実行する際に、所定のタイミングでRAM7に格納されている画像データを読み出し、画像データに対してスクリーニング処理を行い、ハーフトーンを生成する。エンジンI/F9は、生成したハーフトーンから、パルス幅変調信号を生成して、エンジン部4に送信する。このパルス幅変調信号は、感光体ドラム上に像を形成する際の、レーザのラスター順における点灯及び非点灯の信号である。
スキャナI/F10は、スキャナ部から入力される信号を、画像データに変換する。画像データは、RAM7に格納される。
エンジン部4は、エンジンI/F9の制御により、レーザ光による潜像の形成及び現像を行い、媒体上に画像を形成する。スキャナ部11は、画像を光学的に読み取って得られる信号を、スキャナI/F10に出力する。
ホストコンピュータ1は、画像形成装置2に対して印刷要求を出力する。ホストコンピュータ1は、ユーザの操作等に基づいて、印刷要求を出力する。ホストコンピュータ1は、例えば、パーソナルコンピュータ等である。
図2は、実施の形態1の画像形成装置2の機能的構成を示すブロック図である。本実施の形態の画像形成装置2は、図2に示すように、上述したエンジンI/F9と、レーザ306と、パッチ画像生成部310を主に備えている。
エンジンI/F9は、色分解部302、γ補正部303、及び、スクリーン処理/中間調処理部305を有する。色分解部302は、ホストコンピュータ1から入力される画像データを、CMYKの4色に分解する。γ補正部303は、γテーブル304に基づいて、各色にγ補正を行う。スクリーン処理/中間調処理部305は、γ補正された画像データに対し、スクリーニング処理を行い、中間調で表現される画像データを生成する。
中間調で表現される画像データの信号は、ラスタ順のレーザの点灯及び非点灯の信号として、レーザ306に対して出力される。なお、γテーブル304は、例えば、ROM6に保持される。
パッチ画像生成部310は、色再現特性を測定して補正するためのパッチ画像をRAM7等のメモリ上に生成する。RAM7等のメモリ上に生成されたパッチ画像は、画像形成部としてのレーザ306(エンジン部4に含まれる)によって印刷媒体に印刷される。なお、パッチ画像生成部310の詳細については後述する。
図3は、エンジン部4の構成の例を示す概略図である。エンジン部4は、露光ユニット410、プロセスユニット420、搬送ローラ450、転写後搬送ユニット451、中間転写体467、二次転写ユニット468、及び、定着ユニット469を有する。
露光ユニット410は、入力される中間調の画像データの信号に基づいて、レーザを走査させ、点灯及び非点灯を制御する。露光ユニット410は、この制御により、色毎のレーザ光430を、対応するプロセスユニット420に対して出力する。
プロセスユニット420は、色毎に設けられる。プロセスユニット420の各色のユニットは、入力されるレーザ光430により、感光体ドラム上に潜像を形成し、これを現像して、中間転写体467に像を転写する。
中間転写体467は、プロセスユニット420から、色毎の像が転写される。転写された像は、二次転写ユニット468により、搬送路455を搬送される媒体上に転写される。
搬送ローラ450は、媒体を搬送する搬送ベルトを駆動させる。転写後搬送ユニット451は、二次転写ユニット468により画像が転写された媒体を、定着ユニット469に搬送する。定着ユニット469は、媒体上の画像を、加圧・加熱により定着させる。
図4は、プロセスユニット420の内部の構成を示す図である。プロセスユニット420は、感光体ドラム421、帯電ユニット422、現像ユニット423、クリーニングユニット426を有する。
感光体ドラム421は、帯電ユニット422により帯電され、レーザ光430により潜像を形成された後、現像ユニット423によりトナーが付着され現像される。現像された像は、一次転写ユニット425により、中間転写体467に転写される。
像が転写された後の感光体ドラム421は、クリーニングユニット426により、トナーが除去される。
帯電ユニット422は、感光体ドラム421を帯電させる。現像ユニット423は、レーザ光430により潜像を形成された感光体ドラム421にトナーを付着させることにより、現像を行う。現像ユニット423は、現像ローラ424を有する。現像ローラ424は、トナーを感光体ドラム421に付着させる。
クリーニングユニット426は、像を中間転写体467に転写した後の感光体ドラム421に付着しているトナーを除去する。クリーニングユニット426は、クリーニングブレード427を有する。クリーニングブレード427は、ゴムブレードであり、感光体ドラム421上を掻爬することにより、残存するトナーを除去する。
次に、パッチ画像生成部310の詳細について説明する。図5は、実施の形態1のパッチ画像生成部310で生成されるパッチ画像の一例を示す模式図である。
本実施の形態のパッチ画像生成部310は、混色パッチ群における等階調パッチ間距離が、等階調パッチ間距離が、感光体ドラム421の周方向に周期的に発生する濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように配置し、単色パッチ群を、混色パッチ群の間に配置してパッチ画像を生成する。
ここで、混色パッチ群とは、複数の色材を重ねて形成した複数のパッチである。図5に示すM+Yのパッチ、C+Yのパッチ、C+Mのパッチ、C+M+Yのパッチからなるパッチ群が一つの混色パッチ群に該当する。また、単色パッチ群とは、単一の色材で形成した複数のパッチである。図5に示すCのパッチ、Mのパッチ、Yのパッチ、Kのパッチからなるパッチ群が一つの単色パッチ群に該当する。
また、等階調パッチ間距離とは、同色の同一階調値の2つのパッチである等階調パッチの間隔である。単色パッチ群における等階調パッチ間距離は、図5に示す同色の同一階調値の2つのパッチ501a,501bの間の距離L1であり、混色パッチ群における等階調パッチ間距離は、図5に示す同色の同一階調値の2つのパッチ502a,502bの間の距離L2である。
なお、本実施の形態では、色及び階調が同一の値を有する画像データから作られる2つのパッチを、「等階調パッチ」という。
本実施の形態のパッチ画像生成部310は、より具体的には、図5に示すように、単色パッチ群および混色パッチ群を2つずつ含むようにパッチ画像を生成する。この際、パッチ画像生成部310は、単色パッチ群の等階調パッチ間距離L1よりも混色パッチ群の等階調パッチ間距離L2の方が大きく、かつ、L2が副走査方向で周期的に発生する濃度むら周期の1/2周期分に近くなるように、印刷用紙の1ページ内にパッチをレイアウトした混色キャリブレーション用のパッチ画像を生成する。すなわち、L1<L2≒1/2周期分であり、本実施の形態ではN=0としている。
このように単色パッチ群と混色パッチ群の等階調パッチ間距離を異ならせることでページ内に比較的隙間なく効率的にパッチを配置することができる。混色パッチ群は、濃度むらの振幅が大きくなる場合があるので、等階調パッチ間距離を濃度むら周期の(N+1/2)周期分に近い距離にすることで、平均化した時の濃度むらの抑制効果が最大限発揮される。また、単色パッチ群も平均化することで濃度むらを抑制する効果がある。
ここで、単色パッチ群の等階調パッチ間距離も濃度むら周期の(N+1/2)周期分に近い方が好ましいが、パッチ画像が印刷用紙の複数ページにわたることを防止するため、単色パッチ群の等階調パッチ間距離L1をL2よりパッチを混色パッチ群の間に配置して、1ページ内に収まるようにしている。
次に、単色パッチ群の等階調パッチ間距離が濃度むら周期の(N+1/2)周期分に近くなくても濃度むら抑制の効果がある理由について説明する。
図6は、副走査方向に周期的に発生する濃度むらについて説明するための図である。縦軸は、濃度、横軸は、パッチの形成を開始する位置からの距離pである。濃度むらを正弦波を使って模式的に表すと、副走査位置xにおける濃度D(x)は、次式(1)で表される。
Figure 0005776189
式(1)において、Tは、濃度むらの1周期分の距離であり、感光体ドラム421の周長に一致する。dは、補正後の濃度値となるべき値であり、Aは、振幅の大きさである。αは、濃度むら周期の先頭位置に対する印刷用紙の先頭位置のオフセット値である。図6は、式(1)により表される、副走査位置xにおける濃度D(x)の波形を示している。
図7は、等階調パッチ間距離が、副走査方向の濃度むら周期の1/4周期の場合の、等階調パッチの平均濃度について説明するための図である。図7において、D(p)は副走査位置pにおける濃度であり、D(p+T/4)は副走査位置pから距離T/4離れた位置における濃度であり、Dave(p,T/4)はD(p)とD(p+T/4)との平均値である。Dave(p,T/4)は、式(1)に基づいて三角関数の加法定理、合成公式を用いて変換することにより、次の式(2)により表される。
Figure 0005776189
式(2)におけるa、bは、それぞれ、次式(3)及び次式(4)で表される。
Figure 0005776189
式(3)及び式(4)における、U、Vは、次式(5)及び次式(6)で表される。
Figure 0005776189
なお、式(2)におけるωは、次式(7)及び次式(8)を満たす。
Figure 0005776189
図7では、式(1)と式(2)に基づいて、副走査位置pにおける濃度D(p)、および、副走査位置pから距離T/4離れた位置の濃度D(p+T/4)、および、2つの濃度を平均化した濃度Dave(p,T/4)の波形を比較のため重ねて図示している。Dave(p,T/4)の振幅をAave(T/4)とすると、式(2)から式(8)、及び、図7から、Aave(T/4)は、式(1)の振幅Aより小さい。したがって、等階調パッチ間距離が、1/4周期分でも、平均化すれば、濃度むらの振幅を抑制する効果がある。
図8は、等階調パッチ間距離が、副走査方向の濃度むら周期の3/8周期の場合の、等階調パッチの平均濃度について説明するための図である。図8において、D(p)は副走査位置pにおける濃度であり、D(p+3T/8)は、副走査位置pから3T/8だけ離れた位置の濃度であり、Dave(p,3T/8)は、D(p)とD(p+3T/8)との平均値である。図8では、D(p)、D(p+3T/8)、Dave(p,3T/8)の波形を比較のため重ねて図示している。
図8より、振幅Aave(3T/8)は、図7の振幅Aave(T/4)よりも小さい。したがって、3/8周期ずらした方が、1/4周期ずらした場合よりも、平均化による濃度むらの抑制効果が高い。
図9は、等階調パッチ間距離が、副走査方向の濃度むらの1/2周期の場合の、等階調パッチの平均濃度について説明するための図である。図9において、D(p)は副走査位置pにおける濃度であり、D(p+T/2)はpから距離T/2離れた位置の濃度であり、Dave(p,T/2)は2つの濃度の平均値である。図9では、D(p)、D(p+T/2)、Dave(p,T/2)の波形を比較のため重ねて図示している。
図9より、等階調パッチ間距離が濃度むらの1/2周期の場合には、従来技術と同様に、平均化により濃度むらが相殺される。
図10は、等階調パッチ間距離と濃度むらを平均した後の振幅との関係を示す図である。図10の横軸が、等階調パッチ間距離l、縦軸が振幅Aave(l)を表す。
次式(9)は、等階調パッチ間距離lに対する平均化後の振幅Aave(l)を示す。式(9)は、式(2)の振幅に相当する部分を抜き出し、式(3)及び式(4)を代入して導出する。
Figure 0005776189

図10は、式(9)に基づき、パッチ間距離lに対する平均化後の振幅Aave(l)を図示したものである。すなわち、図10より、等階調パッチ間距離が濃度むらの1/2周期に近づくほど、平均化後の振幅が小さくなる。しかし、必ずしも等階調パッチ間距離が1/2周期でなくても、例えば、1/4周期、3/8周期等でも、振幅を減じる効果がある。従って、単色パッチ群の等階調パッチ間距離が濃度むら周期の(N+1/2)周期分に近くなくても濃度むらを抑制することができる。
次に、混色パッチ群で単色パッチ群よりも濃度むらの振幅が大きくなる理由について説明する。図3の画像形成装置2は、色材毎に感光体ドラム421を備えるが、各感光体ドラム421の径は、同一である。一般には、C,M,Yのカラートナーの感光体ドラム径が同一であることが多い。したがって、感光体ドラム421の周長に一致して周期的に発生する副走査方向の濃度むら周期は、同一であるとみなせる。同一の周期の濃度むらを有する色材同士を重ね合わせた場合の振幅について考える。
ここで、1色めの単色濃度Dm(x)を式(10)、2色めの単色濃度Dy(x)を式(11)で表すと、二つの単色を重ね合わせた混色の濃度Dr(x)は、式(12)で表すことができる。
Figure 0005776189
式(12)のDr(x)は、式(10)及び式(11)に対して、三角関数の加法定理及び合成公式を用いて導出する。なお、式(12)中のar、brは、それぞれ、次式(13)及び式(14)で表される。また、式(12)におけるωrは、次式(15)及び式(16)を満たす。
Figure 0005776189
2つの単色を重ね合わせたときの振幅Arは、次式(17)により表される。次式(17)は、式(12)の振幅に相当する部分を抜き出して、式(13)及び式(14)を代入して導出する。
Figure 0005776189
図11は、混色の濃度むらについての説明図であり、αm=αyの場合の、それぞれの単色濃度Dm(x)及びDm(y)と、それらを重ね合わせた混色濃度Dr(x)と、の副走査方向に対する値を示している。混色の振幅の大きさは、αmとαyとによって異なるが、図11に示すように、αm=αyの場合に、最大となる。このときの振幅Ar(αm、αy)は、(Am+Ay)である。したがって、混色の振幅は、単色の振幅よりも大きくなる場合がある。従って、混色パッチ群で単色パッチ群よりも濃度むらの振幅が大きくなる。
次に、以上のように構成された本実施の形態の画像形成装置2によるパッチ画像生成処理について説明する。図12は、実施の形態1のパッチ画像生成処理の手順を示すフローチャートである。
まず、パッチ画像生成部310は、混色パッチ群の等階調パッチ間距離L2を、濃度むら周期の1/2周期付近に設定する(ステップS11)。次に、パッチ画像生成部310は、単色パッチ群の等階調パッチ間距離L1を、L2より小さい値に設定する(ステップS12)。
次に、パッチ画像生成部310は、RAM7等のメモリの1ページ分の領域上に、混色パッチ群をL2間隔で配置する(ステップS13)。また、パッチ画像生成部310は、メモリの1ページ分の領域上の混色パッチ群の間に、単色パッチ群をL1間隔で配置する(ステップS14)。これにより、メモリ上に1ページ分のパッチ画像が生成される。
そして、レーザ306(エンジン部4)により、生成されたパッチ画像を印刷用紙に印刷する(ステップS15)。
このように本実施の形態では、混色パッチ群における等階調パッチ間距離が、感光体ドラム421の周方向に周期的に発生する濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように配置し、単色パッチ群を、混色パッチ群の間に配置してパッチ画像を生成するので、ページ内における副走査方向の濃度むらの影響を効果的に抑制し、かつ、混色パッチ群を含むパッチ画像の出力ページ数を低減することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、印刷用紙の1ページ内にパッチ画像が印刷できるよう混色パッチ群と単色パッチ群とをレイアウトしていたが、感光体ドラム421と印刷用紙の用紙サイズによっては、必ずしも1ページ内に配置することができない場合がある。このため、この実施の形態では、このような場合でも、ページ内における副走査方向の濃度むらの影響を効果的に抑制しつつ、かつ、パッチ画像の出力ページ数を極力低減している。
本実施の形態のパッチ画像生成部310は、混色パッチ群における等階調パッチ間距離が、感光体ドラム421の周方向に周期的に発生する濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように配置する。また、パッチ画像生成部310は、単色パッチ群を、色ごとに複数のグループに分離し、グループごとの単色パッチ群における等階調パッチ間距離を互いに異ならせて混色パッチ群の間に配置してパッチ画像を生成する。なお、パッチ画像生成部310以外の画像形成装置2の構成は実施の形態1と同様である。
図13は、実施の形態2のパッチ画像生成部310で生成されるパッチ画像の一例を示す模式図である。本例では、N=0としている。
本実施の形態のパッチ画像生成部310は、より具体的には、図13に示すように、単色パッチ群および混色パッチ群を2つずつ含むパッチ画像を生成するが、単色パッチ群を、CのパッチとKのパッチからなる第1グループと、YのパッチとMのパッチからなる第2グループに分ける。
そして、パッチ画像生成部310は、単色パッチ群の等階調パッチ間距離L3,L4よりも混色パッチ群の等階調パッチ間距離L5の方が大きく、かつ、L5が副走査方向で周期的に発生する濃度むら周期の1/2周期分に近くなるように配置する。一方、パッチ画像生成部310は、第1グループの単色パッチ群における等階調パッチ間距離L3と、第2グループの単色パッチ群における等階調パッチ間距離L4とを異なるように配置する。
これにより、単色パッチ群も等階調パッチ間距離が、感光体ドラム421の周方向に周期的に発生する濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように配置することができる。
また、単色パッチ群における等階調パッチ間距離と混色パッチ群における等階調パッチ間距離とをともに濃度むらの周期の1/2周期であるL5にする場合は、パッチ画像を印刷する印刷用紙が3ページになってしまうところを2ページで済ませられ、ページ数を必要最小限に抑えることができる。また、L5を濃度むら周期の1/2周期分に近づけ、2ページを連続して出力して平均化することで、単色パッチ群の濃度むらより振幅の大きい混色パッチ群の濃度むらを特に重点的に抑制することができる。
次に、以上のように構成された本実施の形態のパッチ画像生成処理について説明する。図14は、実施の形態2のパッチ画像生成処理の手順を示すフローチャートである。
まず、パッチ画像生成部310は、混色パッチ群の等階調パッチ間距離L5を、濃度むら周期の1/2周期付近に設定する(ステップS21)。次に、パッチ画像生成部310は、Cのパッチ、Kのパッチからなる第1グループの単色パッチ群の等階調パッチ間距離L3を、L5より小さい値に設定する(ステップS22)。次に、パッチ画像生成部310は、Yのパッチ、Mのパッチからなる第2グループの単色パッチ群の等階調パッチ間距離L4を、L5より小さく、L3と異なる値に設定する(ステップS23)。
次に、パッチ画像生成部310は、RAM7等のメモリの2ページ分の領域上に、混色パッチ群をL5間隔で配置する(ステップS24)。また、パッチ画像生成部310は、メモリの2ページ分の領域上の混色パッチ群の間に、Cのパッチ、Kのパッチからなる第1グループの単色パッチ群をL3間隔で配置する(ステップS25)。また、パッチ画像生成部310は、メモリの2ページ分の領域上の混色パッチ群の間に、Yのパッチ、Mのパッチからなる第2グループの単色パッチ群をL4間隔で配置する(ステップS26)。これにより、メモリ上に2ページ分のパッチ画像が生成される。
そして、レーザ306(エンジン部4)により、生成されたパッチ画像を印刷用紙に印刷する(ステップS27)。
このように本実施の形態では、混色パッチ群における等階調パッチ間距離が、感光体ドラム421の周方向に周期的に発生する濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように配置し、単色パッチ群を、色ごとに複数のグループに分離し、グループごとの単色パッチ群における等階調パッチ間距離を互いに異ならせて混色パッチ群の間に配置してパッチ画像を生成しているので、ページ内における副走査方向の濃度むらの影響を効果的に抑制しつつ、かつ、パッチ画像の出力ページ数を極力低減することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1、2では、混色パッチ群を1種類としていたが、この実施の形態3では、2種類の混色パッチ群を含むパッチ画像を生成する。
本実施の形態のパッチ画像生成部310は、混色パッチ群における等階調パッチを感光体ドラム421の周方向に離れて配置し、パッチを形成する色材の数が所定数としての3以上の第1パッチ群と、パッチを形成する色材の所定数としての3未満の第2パッチ群とにわけて生成する。そして、パッチ画像生成部310は、混色パッチ群の第1パッチ群における等階調パッチ間距離が、混色パッチ群の第2パッチ群における等階調パッチ間距離よりも、濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように配置し、単色パッチ群を、混色パッチ群の間に配置してパッチ画像を生成する。なお、パッチ画像生成部310以外の画像形成装置2の構成は実施の形態1と同様である。
図15は、実施の形態3のパッチ画像生成部310で生成されるパッチ画像の一例を示す模式図である。本例では、N=0としている。
より具体的には、パッチ画像生成部310は、混色パッチ群のうち、C,M,Y色材が重ねて形成される第1パッチ群である3Cグレーの等階調パッチ間距離L9と、M+Yのパッチ、C+Yのパッチ、C+Mのパッチのように2つのカラー色材が重ねて形成される2次色の第2パッチ群における等階調パッチ間距離L8を異ならせて配置する。
図7を用いて説明したように、単色パッチ群よりも2次色の方が振幅が大きくなる場合があるのと同様の理由で、2次色よりも3Cグレーの3次色の方が濃度むらの振幅が大きくなる場合がある。
このため、本実施の形態のパッチ画像生成部310では、さらに、第1パッチ群である3Cグレーの混色パッチ群における等階調パッチ間距離L9を、第2パッチ群である2次色の混色パッチ群における等階調パッチ間距離L8より、副走査方向で周期的に発生する濃度むら周期の1/2周期分に近くなるように配置したパッチ画像を生成する。これにより、平均化した時の濃度むら抑制効果が特に3Cグレーにおいて最大限発揮されるようになる。
なお、パッチ画像生成部310は、単色パッチ群については、実施の形態1と同様に、混色パッチ群の間に配置している。
次に、以上のように構成された本実施の形態の画像形成装置2によるパッチ画像生成処理について説明する。図16は、実施の形態3のパッチ画像生成処理の手順を示すフローチャートである。
まず、パッチ画像生成部310は、3Cグレーの混色パッチ群(第1パッチ群)の等階調パッチ間距離L9を、濃度むら周期の1/2周期付近に設定する(ステップS31)。次に、パッチ画像生成部310は、2次色の混色パッチ群(第2パッチ群)の等階調パッチ間距離L8を、L9より小さい値に設定する(ステップS32)。
次に、パッチ画像生成部310は、単色パッチ群の等階調パッチ間距離L1を、L8より小さい値に設定する(ステップS33)。
次に、パッチ画像生成部310は、RAM7等のメモリの1ページ分の領域上に、3Cグレーの混色パッチ群をL9間隔で配置する(ステップS34)。そして、パッチ画像生成部310は、RAM7等のメモリの1ページ分の領域上に、2次色の混色パッチ群をL8間隔で配置する(ステップS35)。
次に、パッチ画像生成部310は、メモリの1ページ分の領域上の混色パッチ群の間に、単色パッチ群をL1間隔で配置する(ステップS36)。これにより、メモリ上に1ページ分のパッチ画像が生成される。
そして、レーザ306(エンジン部4)により、生成されたパッチ画像を印刷用紙に印刷する(ステップS37)。
このように本実施の形態では、混色パッチ群を、3Cグレーの混色パッチ群と、2次色の混色パッチ群とにわけて生成し、かつ3Cグレーの混色パッチ群における等階調パッチ間距離が、2次色の混色パッチ群における等階調パッチ間距離よりも、濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように配置してパッチ画像を生成しているので、平均化した時の濃度むら抑制効果を特に3Cグレーにおいて最大限発揮して、ページ内における副走査方向の濃度むらの影響を効果的に抑制し、かつ、混色パッチ群を含むパッチ画像の出力ページ数を低減することができる。
(実施の形態4)
実施の形態4では、単色パッチ群および混色パッチ群を、パッチのシャドー部に2つずつ含むパッチ画像を生成する。ここで、シャドー部とは、パッチの階調値が所定値以上の部分である。これに対して、パッチの階調値が上記所定値未満の部分をハイライト部という。
本実施の形態のパッチ画像生成部310は、シャドー部に、単色パッチ群と混色パッチ群とを二つずつ含むように、パッチの階調を定めて配置する。そして、パッチ画像生成部310は、混色パッチ群における等階調パッチ間距離が、感光体ドラム421の周方向に周期的に発生する濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように配置し、単色パッチ群を、混色パッチ群の間に配置してパッチ画像を生成する。なお、パッチ画像生成部310以外の画像形成装置2の構成は実施の形態1と同様である。
発明者は、濃度むらの振幅はハイライト部で小さく、シャドー部で大きくなることを実験により見いだした。そこで、本実施の形態のパッチ画像生成部310では、振幅を抑制する必要性が高いシャドー部に、2つずつパッチ群を配置することとしている。一方、本実施の形態のパッチ画像生成部310では、パッチ数が少なくなると共に、単色パッチ群のシャドー部と混色パッチ群のシャドー部の1組ずつを主走査方向に並べて配置すれば、より効率よくパッチ群を配置することができ実用的となる。
図17は、実施の形態4のパッチ画像生成部310で生成されるパッチ画像の一例を示す模式図である。図17において、点線で囲んで示した部分がシャドー部となる。図17の例では、上記所定値を128としているが、これに限定されるものではない。また、本例では、N=0としている。
より具体的には、パッチ画像生成部310は、図17に示すように、シャドー部に単色パッチ群と混色パッチ群とを二つずつ含め、単色パッチ群のうちの1色のパッチ群と混色パッチ群のうちの1色のパッチ群とを、副走査方向の同位置に並べて配置するように、階調を定めて配置する。パッチ画像生成部310は、さらに、単色パッチ群における等階調パッチ間距離L6より、混色パッチ群における等階調パッチ間距離L7が大きく、かつ、L7が濃度むら周期の1/2周期分に近くなるように配置している。
これにより、特に混色パッチ群のシャドー部における濃度むらの振幅を平均化により最大限抑制することができ、また、単色パッチ群のシャドー部も濃度むらの振幅を抑制することができる。
次に、以上のように構成された本実施の形態の画像形成装置2によるパッチ画像生成処理について説明する。図18は、実施の形態4のパッチ画像生成処理の手順を示すフローチャートである。
まず、パッチ画像生成部310は、混色パッチ群の等階調パッチ間距離L7を、濃度むら周期の1/2周期付近に設定する(ステップS41)。次に、パッチ画像生成部310は、単色パッチ群の等階調パッチ間距離L6を、L7より小さい値に設定する(ステップS42)。次に、パッチ画像生成部310は、混色パッチ群と単色パッチ群の各階調を決定する(ステップS43)。
そして、パッチ画像生成部310は、RAM7等のメモリの1ページ分の領域上で、シャドー部で混色パッチ群が2つになり、ハイライト部で混色パッチ群が1つになるように混色パッチ群を、L7間隔で配置する(ステップS44)。
次に、パッチ画像生成部310は、RAM7等のメモリの1ページ分の領域上で、シャドー部で単色パッチ群が2つになり、ハイライト部で単色パッチ群が1つになるように単色パッチ群を、L6間隔で配置する(ステップS45)。これにより、メモリ上に1ページ分のパッチ画像が生成される。
そして、レーザ306(エンジン部4)により、生成されたパッチ画像を印刷用紙に印刷する(ステップS46)。
このように本実施の形態では、単色パッチ群および混色パッチ群を、パッチのシャドー部に2つずつ含むパッチ画像を生成するので、混色パッチ群のシャドー部における濃度むらの振幅を平均化により最大限抑制し、単色パッチ群のシャドー部も濃度むらの振幅を抑制しつつ、混色パッチ群を含むパッチ画像の出力ページ数を低減することができる。
(実施の形態5)
実施の形態1〜4では、混色パッチ群の濃度むら抑制を重視し、混色パッチ群における等階調パッチ間距離が、濃度むら周期の約1/2周期分になるように等階調パッチを副走査方向に離して配置したパッチ画像を生成していたが、この実施の形態5では、特定の階調域では単色パッチ群の濃度むら抑制を重視して混色パッチ群および単色パッチ群を配置してパッチ画像を生成する。
本実施の形態のパッチ画像生成部310は、パッチの階調値が所定値以上となるシャドー部に、単色パッチ群における等階調パッチ間距離が、濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように階調を定めて配置し、パッチの階調値が所定値未満となるハイライト部に、混色パッチ群における等階調パッチ間距離が、濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように、パッチの階調を定めて配置して、パッチ画像を生成する。なお、パッチ画像生成部310以外の画像形成装置2の構成は実施の形態1と同様である。
図19は、実施の形態5のパッチ画像生成部310で生成されるパッチ画像の一例を示す模式図である。
本実施の形態では、図19に示すように、パッチ画像生成部310は、ハイライト部では、C+M+Yの3色の色材からなる3Cグレーの混色パッチ群における等階調パッチ間距離L10を、濃度むら周期の1/2により近くし、単色パッチ群における等階調パッチ間距離L11を、L10より短くして配置する。
一方、図19に示すように、パッチ画像生成部310は、シャドー部では、単色パッチ群における等階調パッチ間距離を上記L10に近くし、3色の色材からなる3Cグレーの混色パッチ群における等階調パッチ間距離を、L10より短い上記L11とする。
なお、本実施の形態では、所定値として170付近の値を用いているが、これに限定されるものではない。また、本例では、N=0としている。
3Cグレーを予め設定されたターゲットに合わせこむグレー重視の階調補正テーブルと、単色を予め設定されたターゲットに合わせこむ単色重視の階調補正テーブルを作成し、2つの階調補正テーブルを階調に応じて重み付け合成して最終的な階調補正テーブルを作成する従来技術が既に知られている。
例えば、登録第3926698号公報に開示されている階調補正曲線作成方法では、中間階調は、グレー重視の階調補正テーブルに大きい重みを持たせ、ハイライトおよびシャドーは網点再現性を重視して単色重視の階調補正テーブルに大きい重みを持たせている。
また、ハイライトでも網点再現性よりグレーを重視したい場合はあるが、シャドーに関しては色材の総量規制を超えてしまうことがある。このような場合には、シャドーを3Cグレーのターゲットに合わせこんでも、実際の自然画等の出力には使用されないことからメリットは少ないため、シャドーは単色パッチ群(あるいは2次色の混色パッチ群)のターゲットに合わせこむ。
上述した図19は、総量規制が200%(255x2.0=510)である場合に、3Cグレー(C=M=Y)で再現可能な範囲はC=M=Y=170(510/3=170であるため)となる。このため、階調値170前後でグレー重視から単色重視に切り替わるような合成を行うことを想定し、パッチ画像生成部310は、階調値0〜170付近までのハイライト〜中間濃度では3Cグレーの混色パッチ群の等階調パッチ間距離L10が濃度むら周期の1/2周期分になるように配置している。また、パッチ画像生成部310は、階調値170付近から255のシャドーでは単色パッチ群の等階調パッチ間距離(=L10)が濃度むら周期の1/2周期分になるように配置している(L10>L11、L11はシャドーの3Cグレーのパッチ間距離およびハイライト〜中間濃度の単色パッチの等階調パッチ間距離)。
各色0,16,32,48,64,80,96,112,128,144,160,176,192,208,224,240,255の17段階の階調パッチを配置すると、階調値160,176付近がグレー重視から単色重視に切り替わる境界になる。このように単色パッチ群、混色パッチ群を配置し、平均化して階調補正テーブル作成に用いることにより、合成後の階調補正テーブルが濃度むらの影響を抑制したより高精度なものになる。
次に、以上のように構成された本実施の形態の画像形成装置2によるパッチ画像生成処理について説明する。図20は、実施の形態5のパッチ画像生成処理の手順を示すフローチャートである。
まず、パッチ画像生成部310は、等階調パッチ間距離L10を、濃度むら周期の1/2周期付近に設定する(ステップS51)。パッチ画像生成部310は、等階調パッチ間距離L11を、L10より小さい値に設定する(ステップS52)。次に、パッチ画像生成部310は、混色パッチ群と単色パッチ群の各階調を決定する(ステップS53)。
そして、パッチ画像生成部310は、RAM7等のメモリの1ページ分の領域上で、シャドー部で混色パッチ群を、L10間隔で配置する(ステップS54)。そして、パッチ画像生成部310は、RAM7等のメモリの1ページ分の領域上で、シャドー部で単色パッチ群を、L11間隔で配置する(ステップS55)。
次に、パッチ画像生成部310は、RAM7等のメモリの1ページ分の領域上で、ハイライト部で単色パッチ群を、L10間隔で配置する(ステップS56)。そして、パッチ画像生成部310は、RAM7等のメモリの1ページ分の領域上で、ハイライト部で混色パッチ群を、L11間隔で配置する(ステップS57)。これにより、メモリ上に1ページ分のパッチ画像が生成される。
そして、レーザ306(エンジン部4)により、生成されたパッチ画像を印刷用紙に印刷する(ステップS58)。
このように本実施の形態では、特定の階調域では単色パッチ群の濃度むら抑制を重視して混色パッチ群および単色パッチ群を配置してパッチ画像を生成するので、階調補正テーブルが濃度むらの影響を抑制したより高精度なものになり、この結果、ページ内における副走査方向の濃度むらの影響をより一層効果的に抑制し、かつ、混色パッチ群を含むパッチ画像の出力ページ数を低減することができる。
なお、実施の形態1〜5の画像形成装置2で実行される画像形成プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。実施の形態1〜5の画像形成装置2で実行される画像形成プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、実施の形態1〜5の画像形成装置2で実行される画像形成プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施の形態1〜5の画像形成装置2で実行される画像形成プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
実施の形態1〜5の画像形成装置2で実行される画像形成プログラムは、上述した各部(色分解部、γ補正部、スクリーン処理/中間調処理部、パッチ画像生成部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから画像形成プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、色分解部、γ補正部、スクリーン処理/中間調処理部、パッチ画像生成部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上のように、実施の形態1〜5にかかる画像形成装置2は、濃度を補正するキャリブレーションに有用であり、特に、混色キャリブレーションに適している。
以上、発明を実施するための最良の形態について説明を行ったが、本発明は、この最良の形態で述べた実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能である。
1 ホストコンピュータ
2 画像形成装置
3 コントローラ部
4 エンジン部
11 スキャナ部
302 色分解部
303 補正部
304 γテーブル
305 スクリーン処理/中間調処理部
306 レーザ
310 パッチ画像生成部
410 露光ユニット
420 プロセスユニット
421 感光体ドラム
422 帯電ユニット
423 現像ユニット
424 現像ローラ
425 一次転写ユニット
426 クリーニングユニット
427 クリーニングブレード
430 レーザ光
450 搬送ローラ
451 転写後搬送ユニット
455 搬送路
467 中間転写体
468 二次転写ユニット
469 定着ユニット
501a,501b,502a,502b 等階調パッチ
特開2007−264364号公報

Claims (7)

  1. 感光体上に形成される像を記録媒体に転写する画像形成装置であって、
    色再現特性を測定して補正するためのパッチ画像を生成する手段であって、同色の同一階調値のパッチを前記感光体の周方向に離れて配置し、複数の色材を重ねて形成した複数のパッチを含む混色パッチ群における前記同色の同一階調値の2つのパッチである等階調パッチの間隔である等階調パッチ間距離が、単一の色材で形成した複数のパッチを含む単色パッチ群における前記等階調パッチ間距離よりも、前記感光体の周方向に周期的に発生する濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように配置した前記パッチ画像を生成するパッチ画像生成手段と、
    生成されたパッチ画像を前記記録媒体に形成する画像形成手段と、を備え、
    前記パッチ画像生成手段は、前記単色パッチ群を、前記混色パッチ群の間に、同色の前記単色パッチ群を二つずつ含むように配置して前記パッチ画像を生成する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 感光体上に形成される像を記録媒体に転写する画像形成装置であって、
    色再現特性を測定して補正するためのパッチ画像を生成する手段であって、同色の同一階調値のパッチを前記感光体の周方向に離れて配置し、複数の色材を重ねて形成した複数のパッチを含む混色パッチ群における前記同色の同一階調値の2つのパッチである等階調パッチの間隔である等階調パッチ間距離が、単一の色材で形成した複数のパッチを含む単色パッチ群における前記等階調パッチ間距離よりも、前記感光体の周方向に周期的に発生する濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように配置した前記パッチ画像を生成するパッチ画像生成手段と、
    生成されたパッチ画像を前記記録媒体に形成する画像形成手段と、を備え、
    前記パッチ画像生成手段は、前記混色パッチ群を、前記パッチを形成する色材の数が所定数以上の第1パッチ群と、前記パッチを形成する色材の前記所定数未満の第2パッチ群とにわけて生成し、かつ前記第1パッチ群における前記等階調パッチ間距離が、前記第2パッチ群における前記等階調パッチ間距離よりも、前記濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように配置して前記パッチ画像を生成する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 感光体上に形成される像を記録媒体に転写する画像形成装置であって、
    色再現特性を測定して補正するためのパッチ画像を生成する手段であって、同色の同一階調値のパッチを前記感光体の周方向に離れて配置し、複数の色材を重ねて形成した複数のパッチを含む混色パッチ群における前記同色の同一階調値の2つのパッチである等階調パッチの間隔である等階調パッチ間距離が、単一の色材で形成した複数のパッチを含む単色パッチ群における前記等階調パッチ間距離よりも、前記感光体の周方向に周期的に発生する濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように配置した前記パッチ画像を生成するパッチ画像生成手段と、
    生成されたパッチ画像を前記記録媒体に形成する画像形成手段と、を備え、
    前記パッチ画像生成手段は、前記単色パッチ群を、色ごとに複数のグループに分離し、グループごとの前記単色パッチ群における前記等階調パッチ間距離を互いに異ならせて、前記混色パッチ群の間に配置して前記パッチ画像を生成する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 感光体上に形成される像を記録媒体に転写する画像形成装置であって、
    色再現特性を測定して補正するためのパッチ画像を生成する手段であって、同色の同一階調値のパッチを前記感光体の周方向に離れて配置し、複数の色材を重ねて形成した複数のパッチを含む混色パッチ群における前記同色の同一階調値の2つのパッチである等階調パッチの間隔である等階調パッチ間距離が、単一の色材で形成した複数のパッチを含む単色パッチ群における前記等階調パッチ間距離よりも、前記感光体の周方向に周期的に発生する濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように配置した前記パッチ画像を生成するパッチ画像生成手段と、
    生成されたパッチ画像を前記記録媒体に形成する画像形成手段と、を備え、
    前記パッチ画像生成手段は、前記パッチの階調値が所定値以上となるシャドー部に、前記単色パッチ群と同色の前記混色パッチ群とを二つずつ含むように、前記パッチの階調を定めて配置し、かつ前記パッチの階調値が所定値未満となるハイライト部に、前記単色パッチ群と前記混色パッチ群とを一つずつ含むように、前記パッチ画像を生成する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 感光体上に形成される像を記録媒体に転写する画像形成装置であって、
    色再現特性を測定して補正するためのパッチ画像を生成する手段であって、同色の同一階調値のパッチを前記感光体の周方向に離れて配置し配置した前記パッチ画像を生成するパッチ画像生成手段と、
    生成されたパッチ画像を前記記録媒体に形成する画像形成手段と、を備え、
    前記パッチ画像生成手段は、
    前記パッチの階調値所定値以上となるシャドー部に、単一の色材で形成した複数のパッチを含む単色パッチ群を、前記単色パッチ群における前記同色の同一階調値の2つのパッチである等階調パッチの間隔である等階調パッチ間距離が、複数の色材を重ねて形成した複数のパッチを含むグレーの混色パッチ群における前記等階調パッチ間距離よりも、前記感光体の周方向に周期的に発生する濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように階調を定めて配置し、前記混色パッチ群を、前記混色パッチ群における前記等階調パッチ間距離が前記単色パッチ群における前記等階調パッチ間距離より短くなるように階調を定めて配置し、
    前記パッチの前記階調値が前記所定値未満となるハイライト部に、前記混色パッチ群を、前記混色パッチ群における前記等階調パッチ間距離が、前記単色パッチ群における前記等階調パッチ間距離よりも、前記濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように、前記パッチの階調を定めて配置し、前記単色パッチ群を、前記単色パッチ群における前記等階調パッチ間距離が前記混色パッチ群における前記等階調パッチ間距離より短くなるように階調を定めて配置して、前記パッチ画像を生成する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 感光体上に形成される像を記録媒体に転写する画像形成装置で実行される画像形成方法であって、
    色再現特性を測定して補正するためのパッチ画像を生成するステップであって、同色の同一階調値のパッチを前記感光体の周方向に離れて配置し、複数の色材を重ねて形成した複数のパッチを含む混色パッチ群における前記同色の同一階調値の2つのパッチである等階調パッチの間隔である等階調パッチ間距離が、単一の色材で形成した複数のパッチを含む単色パッチ群における前記等階調パッチ間距離よりも、前記感光体の周方向に周期的に発生する濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように配置した前記パッチ画像を生成するステップと、
    生成されたパッチ画像を前記記録媒体に形成するステップと、を含み、
    前記パッチ画像を生成するステップは、前記単色パッチ群を、前記混色パッチ群の間に、同色の前記単色パッチ群を二つずつ含むように配置して前記パッチ画像を生成する
    ことを特徴とする画像形成方法。
  7. 感光体上に形成される像を記録媒体に転写する画像形成装置が有するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    色再現特性を測定して補正するためのパッチ画像を生成するステップであって、同色の同一階調値のパッチを前記感光体の周方向に離れて配置し、複数の色材を重ねて形成した複数のパッチを含む混色パッチ群における前記同色の同一階調値の2つのパッチである等階調パッチの間隔である等階調パッチ間距離が、単一の色材で形成した複数のパッチを含む単色パッチ群における前記等階調パッチ間距離よりも、前記感光体の周方向に周期的に発生する濃度むらの周期の(N+1/2)倍(Nは0以上の整数)に近くなるように配置した前記パッチ画像を生成するステップと、
    生成されたパッチ画像を前記画像形成装置により前記記録媒体に形成させるステップと、を前記コンピュータに実行させ、
    前記パッチ画像を生成するステップは、前記単色パッチ群を、前記混色パッチ群の間に、同色の前記単色パッチ群を二つずつ含むように配置して前記パッチ画像を生成する
    プログラム。
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